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有色体

索引 有色体

Ophrys apifera 。有色体は、植物の花弁や萼片の色の源となる。 有色体またはクロモプラスト (Chromoplast) は、特定の光合成を行う真核生物において、色素の合成と貯蔵に関わる色素体、細胞小器官である。.

6 関係: プロテイノプラストエチオプラストエライオプラストストロミュール色素体植物細胞

プロテイノプラスト

色素体の種類 プロテイノプラスト(Proteinoplast)は、植物細胞のみに見られる特殊な細胞小器官である。タンパク質の結晶を含み、酵素作用の場となる。プロテイノプラストは、ブラジルナッツやラッカセイ等の多くの植物の種子に含まれる。全ての色素体は、高濃度のタンパク質を含むが、プロテイノプラストは、1960年代から1970年代にかけて、光学顕微鏡でも電子顕微鏡でも見える大きなタンパク質包摂体として発見された。アミロプラストがデンプン貯蔵、エライオプラストが脂肪貯蔵に特化しているように、プロテイノプラストがタンパク質貯蔵に特化しているか否かは分かっていない。2007年に書かれた文献では、プロテイノプラストに関して、それまでの25年で研究論文が全く出されていないことが記述されている。 プロテイノプラストは色素体の1種であり、色素を欠くことから、特に白色体に分類される。.

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エチオプラスト

色素体の種類 エチオプラスト(Etioplast)は、光に晒されない葉緑体である。暗い場所で育つ顕花植物等で見られる。植物が数日間、光に当たらないと、通常の葉緑体は、エチオプラストに変化する。エチオプラストは活性型の色素を欠いており、白色体と見なされる。エチオプラストの割合が高くなると、葉は、緑色よりも黄色っぽくなる。 光に曝露されるとすぐに始まるサイトカイニンによるクロロフィル合成が刺激となり、エチオプラストは葉緑体に変換する。この過程の最中、ラメラ形成体からはチラコイドとグラナが生じる。.

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エライオプラスト

ライオプラストの分化 バニラの幼葉の細胞。E - エライオプラスト; Л - 核; Я - 白色体; B - 小嚢Illustration from Collegiate Dictionary, FA Brockhaus and IA Efron, circa 1905. エライオプラスト(Elaioplast)は、植物で脂肪を貯蔵することに特化した白色体の種類の1つである。エライオプラストは、油体を油滴状の物質にして貯蔵し、これは生命に必須の脂肪小滴になる。 貯蔵に特化した白色体としては、他にデンプンを貯蔵するアミロプラスト等がある。.

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ストロミュール

トロミュール (Stromule, stroma-filled tubules) は植物細胞で見られる微視的で動的な構造で、葉緑体・白色体・有色体などの全ての色素体の表面から伸びる。1997年に再発見されて以降、シロイヌナズナ、コムギ、コメ、トマトを含む多くの被子植物で報告があるが、その機能はまだ完全に理解されていない。 ストロミュールはアクチン繊維と密接に関連し、非常に動的に変形する。アクチン繊維はストロミュールの先端に固定され、これを引っ張ることで、色素体を移動したり固定したりする。アクチン繊維との相互作用によって、ストロミュールの形も変化する。これらの動きはミオシンXIタンパク質によるものと考えられている。 他の細胞小器官もストロミュールと関連しており、ミトコンドリアではストロミュール上を滑るような動きが観察されている。これは、植物が光呼吸等を行う際に、色素体とミトコンドリアが空間的に近くにある必要があることに関連していると考えられる。 ストロミュールの直径は0.35-0.85μmで、長さは短い突起状から最大220μmまで様々で、分岐することもある。色素体の内膜と外膜に包まれており、繋がれた色素体間でRuBisCO (560kDa) 程度までの大きさの分子を移動させることが可能である。全ての種類の細胞で発生するが、その形態や、ストロミュールを形成する色素体の割合は、組織の種類や植物の発達段階によって異なる。一般的に、小さな色素体は短いストロミュールを作る傾向にある。だが、葉肉の葉緑体は最も大きい色素体であるものの、形成するストロミュールは比較的短く、他の要因がその形成を制御していることを示唆している。一般的に、葉緑体以外の色素体や、より小さな色素体を含む細胞にはより多くのストロミュールが存在する。ストロミュールの主な役割はまだ不明だが、色素体の表面積を増加させ、細胞質との物質交換を促進している可能性がある。穀物の胚乳に形成されるデンプン顆粒と色素体間での巨大分子の輸送など、特定の組織や細胞に限定された役割もある。.

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色素体

色素体(しきそたい、もしくはプラスチド、plastid, chromatophore)は、植物や藻類などに見られ、光合成をはじめとする同化作用、糖や脂肪などの貯蔵、様々な種類の化合物の合成などを担う、半自律的な細胞小器官の総称である。代表的なものとして葉緑体がある。.

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植物細胞

植物細胞の構造 植物細胞(しょくぶつさいぼう)は植物を構成する細胞である。他の真核生物の細胞とは、以下のような様々な点で区別される。.

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