ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

原子移動ラジカル重合

索引 原子移動ラジカル重合

原子移動ラジカル重合(Atom Transfer Radical Polymerization, ATRP)とは、リビングラジカル重合法のひとつで、1995年にカーネギーメロン大学のクリストフ・マテャシェフスキー 、京都大学の澤本光男 により同時期・独立に報告された。 遷移金属錯体(一般には銅(I)錯体)を触媒、有機ハロゲン化合物を重合開始剤とするラジカル重合法であり、工業的にも利用されている。通常、略称のATRPで呼ばれる。 ATRP では、重合中のポリマー成長末端が、ラジカルを有する「活性種」とラジカルがハロゲン原子にキャップされた「ドーマント種」の間で平衡にあり、この平衡がドーマント種の側に大きく偏っていて反応系中のラジカル濃度が低く保たれている。そのため、ラジカル同士が反応してしまう二分子停止反応が抑えられ、リビング性が達成されている。.

3 関係: クリストフ・マテャシェフスキー臭化銅(I)澤本光男

クリストフ・マテャシェフスキー

リストフ・マテャシェフスキー(Krzysztof Matyjaszewski、 1950年4月8日 - )は、ポーランド系アメリカ人の化学者。カーネギーメロン大学教授。.

新しい!!: 原子移動ラジカル重合とクリストフ・マテャシェフスキー · 続きを見る »

臭化銅(I)

臭化銅(I)(しゅうかどう(I)、Copper(I) bromide)は、化学式がCuBrの無機化合物である。反磁性の固体で、硫化亜鉛と同様のポリマー構造をとる。この化合物は有機合成に広く用いられる。.

新しい!!: 原子移動ラジカル重合と臭化銅(I) · 続きを見る »

澤本光男

澤本 光男(さわもと みつお、1951年12月12日 - )は日本の高分子化学者。京都府出身。京都大学名誉教授。中部大学教授。日本学術会議委員。 1974年京都大学工学部高分子化学科卒業。1979年同大学院博士課程修了(工学博士)。論文題目は「カチオン重合の生長炭素カチオンに関する研究」。 1994年より京都大学教授。2008年から2010年まで高分子学会会長。 1995年、原子移動ラジカル重合をクリストフ・マテャシェフスキーと同時期に独立して報告した。2015年紫綬褒章受勲。 これまでの発表論文約350報は,2008年3月時点で総引用回数が約6400回 (カチオン重合 3350回; ラジカル重合 3050回) に達し,とくに金属触媒によるリビングラジカル重合の第1報 (1995) は1300回以上,リビングカチオン重合の第1報 (1984) は約300回引用されている。 また平成15年(2003) に行われた調査によると (日本経済新聞,2月26日),本提案者は有機化学の分野で1997年-2001年の5年間の総被引用回数が日本で1位,世界で3位となっている。.

新しい!!: 原子移動ラジカル重合と澤本光男 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

ATRP

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »