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パスチラ

索引 パスチラ

パスチラ(Пастила)は、ロシアで主に食されているマシュマロに似た菓子である。 複数の資料によれば、パスチラは14世紀以降制作されているキャンディである(地域誌によれば、コロムナで開発されたとされる)。20世紀初頭以前は、この菓子はポスチラ(постила)と表記されることが多かった。他のヨーロッパ諸国にもパスチラに似た料理がある(例としてはフランスのpâte de fruitsがある)。19世紀以降、コロムナとルジェフで製造されたパスチラはヨーロッパ諸国へと輸出され始めた。 パスチラは荒く潰したりんご、特に、チトーフカ、ゼリョーンカといった酸味の強いロシア産のりんごを使用、これにクランベリー、ラズベリー、ナナカマド、カシスといったベリーを加えて作られる。パスチラを作る際に欠かせない材料としては蜂蜜があり、16世紀には砂糖の代わりに使用されていた。また、この他にも、15世紀以降使われ始めた卵白も使うことがあり、主に白いパスチラを作る際に必要となる。また、ナッツなど他の材料を加える事もある。伝統的な作り方では、パスチラはロシア製のストーブを使用して製造する。ストーブには段階的に熱が減衰する効果があり、これにより均一に火が通った第一段階のパスチラが出来上がる。乾燥して出来上がったパスチラを幾層にも重ねたのち、木の箱に詰めてかまどの中で二度目の乾燥を行いパスチラが完成する。 1917年にロシア革命が起きる以前は、ロシア国内ではコロムナ、ルジェフ、ベリョーフのものが特に有名であった。コロムナは均質な製品を生産していた。長年の伝統的な製造技術を有するルジェフでは、パスチラは2もしくは3のナナカマドとクランベリーのマシュマロの薄い層を積み重ねて作る。1888年、実業家で商人のアンフローズ・プロホロフがベリョーフにベリョーフ・プロホロフ・パスチラという店を開店した。 ソビエト連邦時代には、工業生産量増加のため小さな白い棒状のパスチラが登場し、全国的な知名度を得るに至った。味覚の上では、フランスのマシュマロにより近くなった。 ロシア革命以前のコロムナのマシュマロのレシピは2009年1月に設立されたコロムナの で見ることができ、博物館ではパスチラの試食ができる他、アントーノフカを使用するロシア革命以前のレシピを使用して作ったパスチラの購入が可能である。博物館は以前パスチラを販売していた店を改装してできた建物である。もとの店は16世紀初頭にコロムナ聖ニコラス教会との近くに建設されたものであった。 パスチラを家庭で作る伝統は近年になりベリョーフで復活してきている。(を参照。).

2 関係: コロムナゼフィール (食品)

コロムナ

ムナ(コロームナ; ロシア語: Коломна, IPA: )は、ロシア連邦の都市。モスクワ州に属する古くからの街である。 モスクワの南東105km、モスクワ川がオカ川に合流する地点に位置する。モスクワからリャザン方面に向かう鉄道で2・3時間かかる。高速道路M5が走る。人口は、2002年国勢調査で150,129人。都市の名称の起源については、「深い沼地」とする説がある。.

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ゼフィール (食品)

フィール(Зефи́р、ラテン文字:Zefir、Zephyr、Zephir)はロシアで主に作られているマシュマロに似た柔らかい菓子である。.

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