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ニュートリノ

索引 ニュートリノ

ニュートリノ()は、素粒子のうちの中性レプトンの名称。中性微子とも書く。電子ニュートリノ・ミューニュートリノ・タウニュートリノの3種類もしくはそれぞれの反粒子をあわせた6種類あると考えられている。ヴォルフガング・パウリが中性子のβ崩壊でエネルギー保存則と角運動量保存則が成り立つように、その存在仮説を提唱した。「ニュートリノ」の名はβ崩壊の研究を進めたエンリコ・フェルミが名づけた。フレデリック・ライネスらの実験により、その存在が証明された。.

219 関係: かじき座南極大陸反中性子反ニュートリノ反物質古在由秀右巻き、左巻き同種粒子塩化ガリウム(III)大マゼラン雲大統一理論天体物理学天体望遠鏡天文学天文学史天文遺産太陽太陽ニュートリノ単位太陽ニュートリノ問題太陽核太陽放射宇宙の年表宇宙のエンドゲーム宇宙ニュートリノ背景宇宙空母ブルーノア宇宙論パラメータ小西栄一小柴昌俊崩壊モード川崎設備工業不変質量不完全核爆発中家剛中性粒子丹羽公雄三重水素九後汰一郎平成平成基礎科学財団二重ベータ崩壊二重電子捕獲仁科記念賞弱い相互作用佐伯学行佐藤勝彦 (物理学者)地球化学ミューニュートリノミラーマターマルチメッセンジャー天文学...ノーベル物理学賞マッコウクジラノティールチェレンコフ放射ハイパーカミオカンデバリー・バリッシュバイカル湖ムダヅモ無き改革メーサー兵器メトロイドプライム ハンターズレプトン (素粒子)レイモンド・デイビスレオン・レーダーマンロチェスター (ニューヨーク州)ロー中間子ヴォルフガング・パウリヘリウムフラッシュブラックホールブルーノ・ポンテコルボブレーメンIIプランク時代プルトニウム239プレオンプロジェクトX〜挑戦者たち〜の放送一覧パイ中間子パターソン (ニュージャージー州)ヒッグス粒子ビッグバン原子核合成デイヴィッド・シュラム (天体物理学者)フレデリック・ライネスファインマン・ダイアグラムファインマン・ダイアグラムの一覧フェルミ粒子フェルミ相互作用ドゥブナニュートリノ天文学ニュートリノビーム防禦幕ニュートリノ検出器ニュートリノ振動ホットダークマターダークマター星ベルニクスベータ崩壊アーバイン=ミシガン=ブルックヘブンアーサー・B・マクドナルドアイスキューブアイスキューブ・ニュートリノ観測所アキハバラ電脳組インテリビレッジの座敷童イベント (曖昧さ回避)ウルカ過程ウーの実験ウィークボソンウェード・アリソンエネルギーの比較エネルギー保存の法則エンリコ・フェルミカミオカンデカムランドカイラリティクライド・カワンクエント (装甲騎兵ボトムズ)シャピロ遅延シーソー機構ジョン・バーコールジッロ・ポンテコルヴォスレプトンスーパーカミオカンデステライルニュートリノスズ100スターシュプール緑風リゾートひだ流葉スタインバーガータンタル180m1タンタルの同位体タウニュートリノサムス・アラン内部転換光崩壊光電子増倍管国道41号四塩化炭素B'T-XB-LBorexino現代宇宙論神岡町 (岐阜県)神岡鉱山科学実験の年表粒子反粒子振動粒子発見の年表素粒子素粒子原子核研究所炭素燃焼過程物理学物理学における粒子の一覧物理学に関する記事の一覧特別栄誉教授菅原寛孝非粒子物理学静岡県立富士高等学校飛騨市神岡図書館西川公一郎観測天文学観測的宇宙論首都消失高エネルギー加速器研究機構高エネルギー物理学魔装機神シリーズの登場兵器質量保存の法則超対称性超対称性粒子超純水超相対論的極限超新星超新星早期警報システム霧箱鈴木厚人鈴木洋一郎藤原賞重水量子論量子色力学自治寮長さの比較電子ニュートリノ連鎖反応 (核分裂)陽子陽子-陽子連鎖反応陽電子放出GALLEXII型超新星ΝΛ-CDMモデルJ-PARCJ-PARC放射性同位体漏洩事故KASKAMiniBooNENOνASN 1987ASN 2008DT2KW'ボソンとZ'ボソン暗黒物質東京大学宇宙線研究所東京大学柏地区キャンパス村山斉核融合反応梶田隆章標準模型泡箱深部非弾性散乱望遠鏡戸塚洋二浜松ホトニクス日めくりタイムトラベル日本の物理学者の一覧日本人のノーベル賞受賞者日本科学未来館放射性物質感染症の歴史数学・自然科学・工学分野で使われるギリシア文字11月11日1987年2015年2dF銀河赤方偏移サーベイ2月23日3C 588月26日 インデックスを展開 (169 もっと) »

かじき座

かじき座(旗魚座、Dorado)は、南天の星座の1つ。日本国内では最南端の沖ノ鳥島でほぼ全体がぎりぎりで見え、民間人が行ける日本最南端の波照間島の高那崎では星座の南端が見えない。北海道のほぼ全域では、星座の北端さえも見えない。 大マゼラン雲 (LMC) は、かじき座とテーブルさん座の境界線上にあり、大部分はかじき座の領域にある。.

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南極大陸

南極大陸(なんきょくたいりく、、(または) 、、、、)は、地球の最も南にあり、南極点を含む大陸。南半球の南極地方にあり、南氷洋に囲まれた南極圏に位置する。5番目に大きな大陸であり約1400万km2の面積は、オーストラリア大陸のほぼ2倍に相当する。約98%は氷で覆われ、その厚さは平均2.00325kmに及ぶ。 南極大陸は、平均気温が最も低く、乾燥し、強風に晒され、また平均海抜も最も高い大陸である。年間降水量が海岸部分で200mm、内陸ではさらに少ない砂漠と考えられる。 南極大陸で観測された最低気温は、2010年8月10日に記録した-93.2である。この気温では人間が定住することは難しいが、約1000-5000人が大陸中に点在する研究所に年間を通して滞在している。自然状態では、寒冷な環境に適応可能な生物のみが生存し、多くの藻類、ダニ・線虫やペンギン・鰭脚類・節足動物などの動物類、バクテリア、菌類、植物および原生生物が繁殖している。植生はツンドラである。 かつて、「南の地」を意味するメガラニカ (Terra Australis) という大陸が空想されていた南極域に、公式に大陸が存在する事が確認されたのは1820年にロシアの探検家ファビアン・ゴットリープ・フォン・ベリングスハウゼンとがボストーク号(en)とミールヌイ号(en)で行った遠征に端を発する。しかし、厳しい自然環境や、当時は資源が見つからなかった事、そして孤立的な地理条件から、19世紀中はほとんど歯牙にかけられなかった。 1959年、12ヶ国の批准で始まった南極条約は、その後加盟国が49にまで増えた。条約は、軍事的活動や鉱物採掘、核爆発や核廃棄物の発生、各国家による領域主権の主張を禁止し、科学的研究の支援と生物地理区としての保護を定めた。多くの国から派遣された科学者たちが、研究や実験を行っている。.

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反中性子

反中性子(Antineutron)は中性子の反粒子である。いくつかのパラメータで中性子とは反数の値を取る。質量は中性子と同じであり、電荷も中性子と同じゼロであるが、バリオン数は中性子の+1に対して-1を取る。これは、中性子がクォークから出来ているのに対して、反中性子は反クォークから出来ているためである。特に、反中性子は1つの反アップクォークと2つの反ダウンクォークから構成される。 反中性子は電気的に中性のため、直接観測することは容易ではない。その代わり、対消滅による生成物が観測される。理論的には、束縛されていない反中性子は中性子のベータ崩壊に対応する過程で、反陽子と陽電子、ニュートリノに崩壊する。理論的には、バリオン価の保存の破れを許容する未知の物理過程があるとすれば、中性子-反中性子振動が存在する可能性が指摘されている。 反中性子は、反陽子が発見された翌年の1956年に、ローレンス・バークレー国立研究所のベバトロンを用いた陽子-陽子衝突の実験を行っていた際に、ブルース・コークによって発見された。.

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反ニュートリノ

反ニュートリノ(Antineutrino)は、ベータ崩壊の際に生成する中性の粒子で、ニュートリノに対する反粒子である。1930年にヴォルフガング・パウリによって理論的に予測され、1956年にフレデリック・ライネスとクライド・カワンによって最初に検出された。中性子が陽子に崩壊するベータ崩壊の過程で放出される。スピンは1/2で、レプトンファミリーの1つである。これまでに観測された反ニュートリノは全て右回りのヘリシティーを持つ。反ニュートリノは重力相互作用と弱い相互作用によってのみ、他の物質と反応するため、実験的に検出することは大変困難である。ニュートリノ振動の実験により、反ニュートリノは質量を持つことが示唆されたが、ベータ崩壊の実験により、その質量はかなり小さいことが分かっている。 反ニュートリノもニュートリノも中性であるため、これらは実は同一の粒子の可能性もある。このような性質を持つ粒子はマヨラナ粒子と呼ばれる。ニュートリノが真のマヨラナ粒子だった場合、ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊が許容される。いくつかの実験結果により、この過程の存在が示唆されている。 核不拡散の観点から、反ニュートリノを原子炉のモニターに利用する可能性の研究も行われている。.

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反物質

反物質(はんぶっしつ、)は、ある物質と比して質量とスピンが全く同じで、構成する素粒子の電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質。例えば、電子はマイナスの電荷を持つが、反電子(陽電子)はプラスの電荷を持つ。中性子と反中性子は電荷を持たないが、中性子はクォーク、反中性子は反クォークから構成されている。.

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古在由秀

古在 由秀(こざい よしひで、1928年4月1日 - 2018年2月5日)は、日本の天文学者交詢社 監修 『日本紳士録 第78版』 交詢社出版局 編集、ぎょうせい 発行、2004年4月5日、こ 436頁。。専門は、天体力学。最後の東京天文台長・初代国立天文台長である藤井旭「初代国立天文台長 古在由秀先生が文化功労者として選出 顕彰記念祝賀会が開催」『天文ガイド』2010年4月号 誠文堂新光社、26頁。。2016年現在、群馬県立ぐんま天文台名誉台長、東京大学・総合研究大学院大学・国立天文台の各名誉教授でもある。.

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右巻き、左巻き

右巻き(みぎまき)、左巻き(ひだりまき)とは、巻き方、正確には「巻きの方向が右か左か」を表す。しかし、この直観的な定義は、実際には曖昧さを含み、混乱の元となる場合もある。 この項では混乱を避ける事に留意しながら、先に一般的な場合について説明し、その後に実際の色々な巻きについて、その様子、言葉の用法などを述べる。.

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同種粒子

同種粒子(Identical particles)は原理的に区別することができない粒子のことである。同種粒子に含まれるものとして、電子などの素粒子や、原子や分子などの複合粒子がある。 量子論では複数の同種粒子を含む系の状態ベクトルや物理量(オブザーバブル)は一定の対称性を持つものに限られる。その対称性は、基本変数を粒子の「位置と運動量」にとった量子論(量子力学)では少し不自然にも見える形で現れる(波動関数の対称性、反対称性など)。この不自然さは、個々の粒子に別々の「位置と運動量」を割り当てるのは粒子が区別できることが大前提であるのに、区別ができない粒子にそれをやってしまったことによる。そこで基本変数を「場」とその共役運動量にとれば、同種粒子の区別がつかないことや、状態ベクトルや物理量の対称性なども自動的に理論に組み込まれ、すっきりしたものになる。 同種粒子はボゾンとフェルミオンに大別できる。ボゾンは量子状態を共有でき、フェルミオンはパウリの排他原理のため量子状態を共有できない。ボゾンの例として、フォトン、グルーオン、フォノン、4He原子がある。フェルミオンの例として、電子、ニュートリノ、クォーク、プロトン、中性子、3He原子がある。 粒子が区別できないという事実は統計力学に重要な影響を与える。統計力学の計算では確率が大きく関係しており、確率は考えている対象が区別できるかどうかで決定的な違いが現れる。その結果、同種粒子は区別できる粒子とは大きく異なる統計的振る舞いを示す。その例がギブズのパラドックスである。.

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塩化ガリウム(III)

塩化ガリウム(III)(Gallium trichloride)は、化学式GaCl3の化合物である。固体のGaCl3は、化学式Ga2Cl6の二量体として存在する。無色で、金属ハロゲン化物としては珍しくアルカンも含め理想的には全ての溶媒に可溶である。ガリウムを含む大部分の誘導体の前駆体や有機合成の試薬となる。 ルイス酸としては、GaCl3は塩化アルミニウムよりも弱い。Ga(III)はAl(III)よりも容易に還元され、還元ガリウム化合物はアルミニウムのものよりも広範である。一方、Ga2Cl6は知られているが、Al2Cl6は知られていない。Ga(III)とFe(III)の配位は似ており、Ga(III)化合物は、Fe(III)化合物の反磁性アナログである。.

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大マゼラン雲

大マゼラン雲(だいマゼランうん)は、かじき座からテーブルさん座にかけて位置する銀河である。.

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大統一理論

大統一理論(だいとういつりろん、grand unified theory, GUT)とは、電磁相互作用、弱い相互作用と強い相互作用を統一する理論である。幾つかのモデルが作られているが、未完成の理論である。 電磁相互作用と弱い相互作用の統一は電弱統一理論(ワインバーグ=サラム理論)としてシェルドン・グラショウ、スティーヴン・ワインバーグ、アブドゥ・サラムにより完成されている。.

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天体物理学

天体物理学(てんたいぶつりがく、英語:astrophysics)は、天文学及び宇宙物理学の一分野で、恒星・銀河・星間物質などの天体の物理的性質(光度・密度・温度・化学組成など)や天体間の相互作用などを研究対象とし、それらを物理学的手法を用いて研究する学問である。宇宙物理学とも。天文学の中でも19世紀以降に始まった比較的新しい分野で、天文学の近代部門の代表的な分野と目されている。 例として、宇宙論の研究は、理論天体物理学の中で最も規模の大きな対象を扱う学問であるが、逆に宇宙論(特にビッグバン理論)では、我々が知っている最も高いエネルギー領域を扱うがゆえに、宇宙を観測することがそのまま最も微小なスケールでの物理学の実験そのものにもなっている。 実際には、ほぼ全ての近代天文学の研究は、物理学の要素を多く含んでいる。多くの国の天文学系の大学院博士課程の名称は、「天文学 (Astronomy)」や「天体物理学 (Astrophysics)」などまちまちだが、これは専攻の学問内容よりもその研究室の歴史を反映しているに過ぎない。.

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天体望遠鏡

すばる望遠鏡 三鷹の65cm屈折望遠鏡 天体望遠鏡(てんたい ぼうえんきょう)とは、天体を観察するための装置である。個人で購入・使用できる小型光学望遠鏡から、後述のような大学・研究機関、国家、国際組織が設置・運用する大型施設まで能力や機能は多様である。 光を観測する光学望遠鏡のほか、電波望遠鏡、X線望遠鏡など、光以外の電磁波を観測対象にしたものもある。.

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天文学

星空を観察する人々 天文学(てんもんがく、英:astronomy, 独:Astronomie, Sternkunde, 蘭:astronomie (astronomia)カッコ内は『ラランデ歴書』のオランダ語訳本の書名に見られる綴り。, sterrenkunde (sterrekunde), 仏:astronomie)は、天体や天文現象など、地球外で生起する自然現象の観測、法則の発見などを行う自然科学の一分野。主に位置天文学・天体力学・天体物理学などが知られている。宇宙を研究対象とする宇宙論(うちゅうろん、英:cosmology)とは深く関連するが、思想哲学を起源とする異なる学問である。 天文学は、自然科学として最も早く古代から発達した学問である。先史時代の文化は、古代エジプトの記念碑やヌビアのピラミッドなどの天文遺産を残した。発生間もない文明でも、バビロニアや古代ギリシア、古代中国や古代インドなど、そしてイランやマヤ文明などでも、夜空の入念な観測が行われた。 とはいえ、天文学が現代科学の仲間入りをするためには、望遠鏡の発明が欠かせなかった。歴史的には、天文学の学問領域は位置天文学や天測航法また観測天文学や暦法などと同じく多様なものだが、近年では天文学の専門家とはしばしば天体物理学者と同義と受け止められる。 天文学 (astronomy) を、天体の位置と人間界の出来事には関連があるという主張を基盤とする信念体系である占星術 (astrology) と混同しないよう注意が必要である。これらは同じ起源から発達したが、今や完全に異なるものである。.

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天文学史

天文学史(てんもんがくし、英語:history of astronomy)は、天文学の歴史についての事である。その歩みは人類の歴史とともにあったと言っても過言ではない。.

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天文遺産

天文遺産(てんもんいさん、Astronomical Heritage)は、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)が国際記念物遺跡会議(ICOMOS)や国際天文学連合(IAU) と共同で世界遺産等の分野において、天文学に関係する文化的な資産や環境の保全を目的に提唱したもの。2010年と2017年に主題研究(Thematic study)が行われているが、独自の保護・登録制度は設けられていない>。; 個別の天文遺産の詳細は天文遺産の一覧を参照.

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太陽

太陽(たいよう、Sun、Sol)は、銀河系(天の川銀河)の恒星の一つである。人類が住む地球を含む太陽系の物理的中心尾崎、第2章太陽と太陽系、pp. 9–10であり、太陽系の全質量の99.86%を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与えるニュートン (別2009)、2章 太陽と地球、そして月、pp. 30–31 太陽とは何か。 太陽は属している銀河系の中ではありふれた主系列星の一つで、スペクトル型はG2V(金色)である。推測年齢は約46億年で、中心部に存在する水素の50%程度を熱核融合で使用し、主系列星として存在できる期間の半分を経過しているものと考えられている尾崎、第2章太陽と太陽系、2.1太陽 2.1.1太陽の概観 pp. 10–11。 また、太陽が太陽系の中心の恒星であることから、任意の惑星系の中心の恒星を比喩的に「太陽」と呼ぶことがある。.

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太陽ニュートリノ単位

太陽ニュートリノ単位 (SNU) とは、ニュートリノ天文学および放射化学ニュートリノ実験において広く用いられる太陽ニュートリノ流束の単位である。一秒に一原子あたり 回補足されるだけのニュートリノ流束に等しい。放射化学的な、非常に確率の低い事象をとりあつかう際に便利なよう定義されている。典型的には数十から数百 SNU ほどの流束がみこまれる。 原理的には、太陽ニュートリノの検出には二つの方法がある。放射化学的実験と、実時間実験である。放射化学実験の原理はつぎのような反応である。 この娘核の崩壊が検出に用いられる。娘核の生成速度は R.

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太陽ニュートリノ問題

太陽ニュートリノ問題(たいよう~もんだい、Solar neutrino problem )は、地球を貫通していくニュートリノの観測数が、太陽内部の理論的モデルから予測される値と一致しないとされていた問題である。1960年代半ばから問題とされてきたが、2002年に素粒子標準模型の修正を必要とするニュートリノ物理の新しい解釈であるニュートリノ振動の発見により解決された。ニュートリノ振動は伝搬の過程で各フレーバーのニュートリノの存在確率が周期的に変化(振動)する現象であり、ニュートリノが質量を持つことによって起きるとされている。太陽ニュートリノ問題の根本的な原因は、太陽内部で生成されるニュートリノがかつて用いられていた検出器では捉えられない別の2つのフレーバーのニュートリノに変化することであると説明することができる。.

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太陽核

太陽核(たいようかく、Solar core)は、太陽の中心から太陽半径のおよそ0.2倍から0.25倍の範囲に広がっていると考えられている。太陽系で最も高温の場所である。密度は15万kg/m3で、温度は1500万ケルビンに迫る(これに対して、太陽の表面の温度は6000ケルビンである)。中心の圧力は2.4×1016Pa、中心から0.2太陽半径では4.3×1015Paである。 太陽の核は、プラズマ状態にある高温で高密度のガスからできている。0.24太陽半径以内の核は太陽のエネルギーの99%を産み出している。.

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太陽放射

太陽放射(たいようほうしゃ)とは、太陽が出す放射エネルギーのこと。日射とも呼ばれる。特に電磁波の放射を指すことが多い。太陽放射のスペクトルから、太陽の黒体放射温度は約5800 Kと見積もられる。太陽放射の約半分は電磁スペクトルでいう可視光線であり、残り半分は赤外線や紫外線が占める。光とも呼ばれるこれら3つの電磁波が太陽放射の大部分を占めるため、太陽放射により放出される電磁波のことを太陽光とも言う。 太陽放射は主に、日射計や日照計で観測・測定される。.

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宇宙の年表

宇宙の年表(うちゅうのねんぴょう)は我々の住む宇宙で起きた出来事の年表であり、ビッグバン理論を中心に他の科学理論も交えてまとめたものである。 宇宙の歴史、宇宙の展開、宇宙の進化などとも表現されるものであるが、他の宇宙では冷却速度や対称性の破れ方の違いなどによって違った過程をとる可能性もあるので注意が必要である。 観測によれば、宇宙はおよそ138億年前に誕生した。それ以来宇宙は3つの段階を経過してきている。未だに解明の進んでいない最初期宇宙は今日地上にある加速器で生じさせられるよりも高エネルギーの素粒子からなる高温の状態であり、またほんの一瞬であったとされている。そのためこの段階の基礎的特徴はインフレーション理論などにおいて分析されているが、大部分は推測からなりたっている。 次の段階は初期宇宙と呼ばれ、高エネルギー物理学により解明されてきている。これによれば、はじめに陽子、電子、中性子そして原子核、原子が生成された。中性水素の生成にともない、宇宙マイクロ波背景が放射された。 そのような段階を経て、最初の恒星とクエーサー、銀河、銀河団、超銀河団は形成された。 宇宙の終焉については、さまざまな理論がある。.

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宇宙のエンドゲーム

『宇宙のエンドゲーム』(うちゅうのエンドゲーム、原題『Five Ages Of The Universe』)は、フレッド・アダムズ(Fred Adams)教授とグレッグ・ラフリン(Gregory Laughlin)によって書かれ、最初に1999年に発表された、科学普及(Popular science)のための本である。.

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宇宙ニュートリノ背景

宇宙ニュートリノ背景(うちゅうニュートリノはいけい)または宇宙背景ニュートリノ(うちゅうはいけいニュートリノ、Cosmic neutrino background、CNB、CνB)は、ニュートリノから構成される宇宙の背景粒子放射である。 宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と同様に、CνBはビッグバンの残骸である。CMBは、宇宙の年齢が37万9000歳の頃に由来するが、CνBを生成したニュートリノデカップリングは、宇宙ができて2秒後から始まった。今日、CνBの温度は、約1.95 Kと推定されている。低いエネルギーのニュートリノは、物質と非常に弱い相互作用しかしないために検出が難しく、CνBは未だ直接検出されていない。しかしその存在については間接的な証拠が得られている。.

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宇宙空母ブルーノア

『宇宙空母ブルーノア(うちゅうくうぼブルーノア)』は、1979年10月13日から1980年3月29日まで讀賣テレビ放送系列で全24話が放送された、SFアニメである。アカデミー制作が制作し、その社長であった西崎義展が企画・原案を担当した。 第1話が2時間SPだったため、地域によっては全27話。また、再放送でも全27話である。.

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宇宙論パラメータ

宇宙論パラメータ(うちゅうろんパラメータ、Cosmological Parameter)とは、観測できる宇宙の組成から推定される値であり、初期宇宙において形成された物理指標値のことである。.

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小西栄一

小西 榮一(こにし えいいち、1945年6月 - )は、計算機工学研究者。弘前大学理工学部助教授。 早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。同大大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。 弘前大学助手をへて、同講師、同助教授となる。専門分野は、計算機による宇宙線物理学。.

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小柴昌俊

小柴 昌俊(こしば まさとし、1926年(大正15年)9月19日 - )は、日本の物理学者・天文学者。1987年、自らが設計を指導・監督したカミオカンデによって史上初めて自然に発生したニュートリノの観測に成功したことにより、2002年にノーベル物理学賞を受賞した。日本学士院会員。 学位は、ロチェスター大学Ph.D.、東京大学理学博士。称号は日本学術会議栄誉会員、東京大学特別栄誉教授・東京大学名誉教授、明治大学名誉博士、東京都名誉都民、杉並区名誉区民、横須賀市名誉市民、杉並区立桃井第五小学校名誉校長。勲等は勲一等旭日大綬章、文化勲章受章。.

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崩壊モード

崩壊モード(ほうかいもーど、decay mode  小田稔ほか編、『』、研究社、1998年、項目「decay mode」より。ISBN 978-4-7674-3456-8)とは物理学で放射性同位体や不安定な素粒子が崩壊する際、どのような崩壊をするかその様式を分別したものである。単にモードという事もある 原子核の崩壊モードには以下のようなものが挙げられる。.

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川崎設備工業

川崎設備工業株式会社(かわさきせつびこうぎょう、)は、名古屋市中区大須に本社を置く関電工系列の設備工事会社。名古屋証券取引所第二部単独上場銘柄のひとつである(証券コードは1777)。 主にビルや産業施設の空調システム・衛生設備工事などを手がける。.

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不変質量

不変質量 (invariant mass) は、ローレンツ変換によって関連付けられた全ての基準系で不変になるような、系の固有の質量である。不変質量は、系が全体として静止しているときの、系の全エネルギーを光速の二乗で割った値と等しい。 静止質量 (rest mass)、固有質量 (proper mass)、内在質量 (intrinsic mass)、または単に質量 (mass) とも言う。.

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不完全核爆発

不完全核爆発(ふかんぜんかくばくはつ fizzle)とは、核兵器本来の爆発力が発揮されない形の核爆発。未熟核爆発、過早核爆発(pre-detonation)もしくは早期爆発、早発とも言う。典型的にはプルトニウムを使用した爆縮型の核爆発装置での未熟な技術レベルで起こることが多いと考えられている。 核兵器は精密機械であり、適正量の正確に整形された核物質や中性子反射材、均質な火薬などの全てを正しい位置に設置してまったく問題が生じないように配置する必要がある。もしも核弾頭が爆縮型の場合は少なくとも爆縮レンズの火薬を1000分の1秒以下の誤差で同時に点火し、均等にプルトニウムを爆縮させなければならない。爆薬に温度勾配が生じてはならない。これらのプロセスに1つでもミスがあると、爆縮に問題が生じ設計された核爆発規模に比べて小さな核爆発で終わってしまう。 核弾頭にニュートリノのビームを照射する事によって、この不完全核爆発(pre-detonation)を人為的に誘発させ、核兵器を無力化する事が、原理的には可能ではないか?とする議論がある。(ハンス・ベーテ、菅原寛孝等).

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中家剛

中家剛(なかやつよし、1967年11月 - )は、高エネルギー物理学を専門とする物理学者。京都大学教授。.

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中性粒子

中性粒子(ちゅうせいりゅうし)とは物理学における電荷をもたない粒子である。英訳はNeutral particleである。.

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丹羽公雄

丹羽 公雄(にわ きみお、1946年5月21日 - )は、日本の物理学者、天文学者。専門は素粒子物理学。名古屋大学名誉教授。 丹生潔の下で宇宙線の反応を記録した「原子核乾板」からチャームクォークを観測し、小林・益川理論のきっかけを与えた(1971年)。さらに、原子核乾板中の粒子の軌跡を自動で読み取る原子核乾板全自動走査機を開発(1975年)。これによって初めてタウニュートリノ反応の結果つくられたタウ粒子を直接観測することが可能になり(1998年)、タウニュートリノの存在が証明された(2000年)。.

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三重水素

三重水素(さんじゅうすいそ、tritium、記号:H または T)とは、質量数が3、すなわち原子核が陽子1つと中性子2つから構成される水素の放射性同位体である。一般に、トリチウムと呼ばれる。.

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九後汰一郎

九後 汰一郎(くご たいちろう、1949年3月-)は、日本の理論物理学者。京都大学名誉教授。京都大学基礎物理学研究所第8代、10代所長。専門は素粒子論。理学博士(京都大学 1976年)。京都市出身。本名は九後 太一(くご たいち)。研究者としては汰一郎を使用。.

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平成

平成(へいせい)は日本の元号の一つ。昭和の後。今上天皇在位中の1989年(平成元年)1月8日から現在に至る。2001年(平成13年)の始まりには西暦における20世紀から21世紀への世紀の転換もあった。2019年(平成31年)4月30日に今上天皇退位により終了する予定であり、予定通り終了した場合、30年113日間(=11,070日間)にわたることとなる。なお、日本の元号では昭和(64年)、明治(45年)、応永(35年)に次いで4番目の長さである(5番目は延暦の25年)。 西暦2018年(本年)は平成30年に当たる。本項では平成が使われた時代(平成時代)についても記述する。.

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平成基礎科学財団

公益財団法人 平成基礎科学財団(へいせいきそかがくざいだん、通称: )は、2003年設立の、東京都千代田区丸ビルに本部を置く元文部科学省所管の公益法人。2017年3月末をもって事業を停止し、解散する。.

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二重ベータ崩壊

二重ベータ崩壊(にじゅうベータほうかい、double beta decay)は、原子核内の2つの中性子がほぼ同時に陽子になるという、(広義の)ベータ崩壊の一種である。.

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二重電子捕獲

二重電子捕獲(にじゅうでんしほかく、Double electron capture)は原子核の崩壊形式。核子の数が 、原子番号が である核種 において、二重電子捕獲は、の核種の方が質量が小さい場合に限って可能である。 この崩壊過程では、原子核内の2個の陽子によって、軌道上にある2個の電子が捕獲され、中性子を生じる。また、2個のニュートリノが放出される。陽子が中性子に変化するので、中性子数は2大きくなり、陽子数は2小さくなる。そして、質量数 は変化しない。原子番号が変わるので、娘核種は親核種とは異る元素に変化する。 たとえば、 この核反応ではクリプトン78が2個の電子を捕獲し、セレン78と2個のニュートリノに変化している。 多くの場合、この崩壊過程は単一の電子捕獲のように、より発生する確率の高い現象に隠されてしまう。しかし、他の過程がすべて禁制されるか強く抑制される時は、二重電子捕獲は崩壊の主な形式になる。天然の核種で二重電子捕獲を行うと予測されている元素は35種類も存在する。しかし観測されているのはバリウム130についてのみである。観測が難しい一つの理由として、二重電子捕獲の確率が非常に小さいことがあげられる。実際、この過程における半減期の理論予測はおおよそ年である。二つ目の理由として、二重電子捕獲に際して検出できる電磁波や粒子は、励起原子核から生成放出される特性X線やオージェ電子に限られることがある。これら粒子の持つエネルギーの範囲はおおよそ 以下であり、バックグラウンドノイズのレベルが高い。これらの理由から、二重電子捕獲の実験的検出は二重ベータ崩壊の検出よりも難しい。 母原子核と娘原子核の質量差が電子2個に相当する よりも大きい場合、陽電子放出と電子捕獲の組み合わせのような他の崩壊過程でのエネルギーの解放に十分である。それらは二重電子捕獲と競合し、分岐比は核の特性に依存する。質量の差異が電子4個に相当する よりも大きい時、また別の崩壊現象である二重陽電子崩壊が起こりうる。天然の核種でこれら3種類の崩壊現象が同時に可能なものは6種のみである。.

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仁科記念賞

仁科記念賞(にしなきねんしょう)は、公益財団法人仁科記念財団が毎年顕彰する物理学の学術賞である。対象は原子物理学とその応用に関するもので、独創的で優秀な研究成果を収めた個人あるいはグループに授与される。日本の現代物理学の父と称賛された仁科芳雄の功績を記念して1955年に創設された。.

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弱い相互作用

弱い相互作用(よわい そうごさよう、)とは、素粒子の間で作用する4つの基本相互作用の内の一つである。弱い核力、あるいは単に弱い力とも呼ばれる。この相互作用による効果として代表的なものにベータ崩壊がある。電磁相互作用と比較して、力が非常に弱いことからこの名がついた。.

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佐伯学行

佐伯学行(さえきたかゆき)は、日本の物理学者。高エネルギー加速器研究機構(KEK)研究機関准教授。.

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佐藤勝彦 (物理学者)

佐藤 勝彦(さとう かつひこ、1945年8月30日 - )は、日本の宇宙物理学者。専門は、宇宙論。インフレーション宇宙論の提唱者として知られる。東京大学名誉教授、大学共同利用機関法人自然科学研究機構長、明星大学理工学部客員教授。日本学士院会員。 香川県坂出市出身。香川大学教育学部附属坂出中学校、香川県立丸亀高等学校を卒業後京都大学理学部に入学し、物理学科及び大学院理学研究科物理学第2専攻天体核物理学研究室で林忠四郎に師事した。.

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地球

地球(ちきゅう、Terra、Earth)とは、人類など多くの生命体が生存する天体である広辞苑 第五版 p. 1706.。太陽系にある惑星の1つ。太陽から3番目に近く、表面に水、空気中に酸素を大量に蓄え、多様な生物が生存することを特徴とする惑星である。.

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化学

化学(かがく、英語:chemistry、羅語:chemia ケーミア)とは、さまざまな物質の構造・性質および物質相互の反応を研究する、自然科学の一部門である。言い換えると、物質が、何から、どのような構造で出来ているか、どんな特徴や性質を持っているか、そして相互作用や反応によってどのように別なものに変化するか、を研究する岩波理化学辞典 (1994) 、p207、【化学】。 すべての--> 日本語では同音異義の「科学」(science)との混同を避けるため、化学を湯桶読みして「ばけがく」と呼ぶこともある。.

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ミューニュートリノ

ミューニュートリノ(muon neutrino)は、素粒子標準模型における第二世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第二世代の荷電レプトンであるミュー粒子と対をなすため、ミューニュートリノと名付けられた。 1940年代初頭に何人かの研究者によって理論的に予測され、1962年にレオン・レーダーマン、メルヴィン・シュワーツ、ジャック・シュタインバーガーらによって検出された。ニュートリノとしては、2番目に発見された。この発見によって彼らに1988年のノーベル物理学賞が授与された。.

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ミラーマター

ミラーマター (mirror matter) は、通常の物質に対する仮説上の鏡像パートナーである。これは通常の物質とはパリティが反転しており、パリティ対称性を保存するために導入される。シャドーマター (shadow matter) 、アリスマター (Alice matter) または鏡像物質ともいう。.

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マルチメッセンジャー天文学

マルチメッセンジャー天文学とは、電磁波や重力波、ニュートリノ、宇宙線などを協調して観測することで行う天文学である。それぞれが異なる発生メカニズムを持っているため、これらの観測結果を総合することで発生源の正体に迫ることが可能である。 マルチメッセンジャー天文学の対象として想定されるのは、ブラックホール連星や中性子星連星、超新星爆発、特殊な中性子星、ガンマ線バースト、活動銀河核および高エネルギージェットである。 ある「メッセンジャー」では検出されたが別の「メッセンジャー」では検出されなかった、という情報も、発生源の性質を調べるためには有用である。.

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ノーベル物理学賞

ノーベル物理学賞(ノーベルぶつりがくしょう、Nobelpriset i fysik)は、ノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された6部門のうちの一つ。物理学の分野において重要な発見を行った人物に授与される。 ノーベル物理学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神が持ち上げて素顔を眺めている姿(化学賞と共通)がデザインされている。.

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マッコウクジラ

龍涎香(りゅうぜんこう) マッコウクジラ(抹香鯨、Physeter macrocephalus)は、偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)マッコウクジラ科マッコウクジラ属に分類されるクジラ類。本種のみでマッコウクジラ属を構成する。 ハクジラ類の中で最も大きく、歯のある動物では世界最大で、巨大な頭部形状が特徴。.

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ノティール

ノティール(Nautile)はフランスの有人潜水調査艇である。フランス国立海洋開発センター(CNEXO)およびその後身であるフランス国立海洋開発研究所(en:IFREMER)によって発注・建造された。1984年11月に就役。深さ6000メートルまで潜水可能である。.

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チェレンコフ放射

チェレンコフ放射(チェレンコフほうしゃ、Čerenkov radiation)とは、荷電粒子が物質中を運動する時、荷電粒子の速度がその物質中の光速度よりも速い場合に光が出る現象。チェレンコフ効果ともいう。このとき出る光をチェレンコフ光、または、チェレンコフ放射光と言う。 この現象は、1934年にパーヴェル・チェレンコフにより発見され、チェレンコフ放射と名付けられた。その後、イリヤ・フランクとイゴール・タムにより、その発生原理が解明された。これらの功績により、この3名は1958年のノーベル物理学賞を受けた。.

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ハイパーカミオカンデ

ハイパーカミオカンデ (Hyper-Kamiokande) は、岐阜県飛騨市神岡町の旧神岡鉱山内に建設が予定されている100万トン級超大型水チェレンコフ光検出装置である。2025年の実験開始を目指す。.

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バリー・バリッシュ

バリー・クラーク・バリッシュ(Barry Clark Barish、1936年1月27日 - )は、アメリカ合衆国の実験物理学者。カリフォルニア工科大学名誉教授「Linde Professor of Physics」。重力波研究の第一人者である。 2017年、キップ・ソーン、レイナー・ワイスと共に、『LIGO検出器および重力波の観測への決定的な貢献』が認められノーベル物理学賞を受賞した。.

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バイカル湖

バイカル湖の位置 accessdate.

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ムダヅモ無き改革

『ムダヅモ無き改革』(ムダヅモなきかいかく)は、大和田秀樹による日本の漫画。『近代麻雀オリジナル』(竹書房)誌上において2006年3月号から不定期掲載され、2009年4月からは『近代麻雀』に移籍連載されている。2015年に一旦終了したが、同誌の2017年9月15日号(2017年8月12日発売)から、新シリーズ『ムダヅモ無き改革 プリンセス オブ ジパング』が連載されている。 麻雀漫画ではあるが、構成要素のほとんどが「熱いギャグ」であるため、麻雀を知らなくても楽しめるのが特徴。日本・アメリカなどの首脳同士がF-15戦闘機などを賭けて麻雀外交を繰り広げるという型破りな内容となっている。なお、登場人物は実在の人物をモデルにしているが、あくまで「この作品はフィクションです。実在の人物とは“あまり”関係ありません」との注意書きがある。2010年にOVA化された。特に漫画版では『機動戦士ガンダム』、OVA版では『北斗の拳』のパロディが多いのも特徴。「襲来!!!バルチック艦隊」では4ページの見開きを使い話題を呼んだが、2010年12月には26ページにも及ぶ見開きを使用した。.

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メーサー兵器

メーサー兵器(メーサーへいき)は、東宝製作の特撮映画に登場する架空の兵器群である。.

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メトロイドプライム ハンターズ

『メトロイドプライム ハンターズ』(METROID PRIME HUNTERS)は、Nintendo Software Technology Corporation開発、任天堂発売のニンテンドーDS専用ゲームソフト。.

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レプトン (素粒子)

レプトン (lepton) は、素粒子のグループの一つであり、クォークとともに物質の基本的な構成要素である。軽粒子とも呼ばれるが、素粒子物理学者がこの名前で呼ぶことは殆どない。 レプトンという語は、「軽い」を意味する と粒子を意味する接尾語"-on"から、1948年にレオン・ローゼンフェルトによって作られた。.

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レイモンド・デイビス

レイモンド・デイビス・ジュニア(Raymond Davis Jr.、1914年10月14日 - 2006年5月31日)は、アメリカ合衆国の化学者、物理学者である。2002年小柴昌俊とともに「天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出」によりノーベル物理学賞を受賞した。ワシントンD.C.生まれ。.

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レオン・レーダーマン

レオン・マックス・レーダーマン(Leon Max Lederman, 1922年7月15日 - )はアメリカ合衆国の実験物理学者。2代目の所長としてフェルミ研究所を1978年から1988年まで率いた。1988年ニュートリノビーム法、およびミューニュートリノの発見によるレプトンの二重構造の実証によりノーベル物理学賞を受賞した。「笑う実験物理学者」の異名をもち著書に『神がつくった究極の素粒子』などがある。 ニューヨーク州バッファローに生まれた。1943年ニューヨーク市立大学シティカレッジ卒業。1951年コロンビア大学で博士号を取得、1989年の定年退職までコロンビア大学で教鞭を執った。その間、Eugene Higgins Professorに就任、フェルミ研究所の所長も兼務した。1962年にブルックヘブンの陽子加速器を使って、ニュートリノの反応を調べ電子ニュートリノとμニュートリノが別のものであることを証明した。1977年ボトムクォークと反ボトムクォークの対である「ウプシロン中間子」を発見した。1978年から1988年までフェルミ研究所の所長を務めた。コロンビア大学退職後も、シカゴ大学、イリノイ工科大学で教えている。.

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ロチェスター (ニューヨーク州)

チェスター(Rochester)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州北西部、オンタリオ湖岸に位置する都市。同州モンロー郡の郡庁所在地である。人口は210,565人(2010年国勢調査).

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ロー中間子

ー中間子(ローちゅうかんし)は、短寿命のハドロンである。アイソスピンの3重項であり、ρ+、ρ0、ρ-と表記される。強い相互作用を示す粒子としてはパイ中間子、K中間子に次いで軽く、3つの状態とも質量は約770 MeVである。ρ+とρ0の間にはわずかな質量の差があるはずであるが、この差は現在の技術の限界を超えており、0.7 MeV以下と考えられている。 ロー中間子は短時間で崩壊する。また崩壊幅は約145 MeVであり、その崩壊幅はBreit-Wigner分布に従わないという奇妙な特徴がある。ロー中間子は、分岐率99.9%で2つのパイ中間子に崩壊する。中性のロー中間子は、分岐率5×10-5で電子とミュー粒子にも崩壊しうる。このレプトンへの崩壊過程は、光子とロー中間子の混合として解釈される。電荷を持ったロー中間子は主にウィークボソンと混合し、電子またはミュー粒子とニュートリノに崩壊しうるが、この現象はまだ観測されていない。 De Rujula-Georgi-Glashowによるハドロンの記述では、ロー中間子は、クォークと反クォークの束縛状態であり、励起したパイ中間子として解釈される。パイ中間子とは異なり、ロー中間子はj.

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ヴォルフガング・パウリ

ヴォルフガング・エルンスト・パウリ(Wolfgang Ernst Pauli, 1900年4月25日 - 1958年12月15日)はオーストリア生まれのスイスの物理学者。スピンの理論や、現代化学の基礎となっているパウリの排他律の発見などの業績で知られる。 アインシュタインの推薦により、1945年に「1925年に行われた排他律、またはパウリの原理と呼ばれる新たな自然法則の発見を通じた重要な貢献」に対してノーベル物理学賞を受賞した。.

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ヘリウムフラッシュ

ヘリウムフラッシュ(Helium flash)とは、太陽質量の約0.5倍から2.25倍程度の比較的軽い恒星の核や降着が起こっている白色矮星の表面で見られるヘリウムの核融合の暴走である。 この規模の恒星内において、ヘリウムが縮退している状態、即ち熱圧力よりも量子力学的圧力の大きさのほうが支配的で、核融合反応を起こしている部分の体積がもっぱら量子力学的圧力と重力との釣り合いによって定まっている状態になると、温度が少々上昇しても体積は変化しない。このため、何らかの理由で核融合反応が加速し温度が上昇しても、その部位の体積の膨張やそれに伴う冷却にはつながらず、温度上昇はさらなる核融合を促すことになる。その結果、ヘリウムの核融合反応が急激に進行し大量のエネルギーが放出される。これは、核融合反応をしている領域が十分高温になって、熱圧力が再び支配的になるまで続く。熱圧力が十分大きくなれば、それに応じて反応領域は膨張し温度が下がるため、核融合反応の加速が抑えられ暴走は止まる。部分的に似ているが暴走には至らない過程は、大きな恒星の外層の殻でも起こる。.

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ブラックホール

ブラックホール(black hole)とは、極めて高密度かつ大質量で、強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない天体である。.

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ブルーノ・ポンテコルボ

ブルーノ・ポンテコルボ (、 、英語:Bruno Maksimovich Pontecorvo;1913年8月22日–1993年9月24日)は、イタリアの原子核物理学者、初期のエンリコ・フェルミの助手であり、高エネルギー物理学、特にニュートリノに関する数多くの研究の創始者である。信念のある共産主義者である彼は、1950年ソ連に亡命し、そこでミューオンの崩壊やニュートリノに関する研究を続けた。高名なブルーノ・ポンテコルボ賞は、1995年に彼を記念して設立された。 ポンテコルボはイタリアの裕福な家庭の8人の子供の4番目で、ローマ・ラ・サピエンツァ大学でフェルミの下で物理学を学び、最年少のラガッツィ・ディ・ヴィア・パニスペルナとなった。1934年には、核分裂の発見につながった遅い中性子の特性を示すフェルミの有名な実験に参加した。 彼は1934年にパリに移住し、そこでイレーヌ、フレデリック・ジョリオ=キュリーの下で研究を行った。 いとこのエミリオ・セレーニに影響を受け、 フランス共産党に、姉ジュリアナ、妹ローラ、弟ジッロと共に入った。 イタリアのファシスト政権のユダヤ人に対する1938年民族法により彼の家族はイタリアを去り、イギリス、フランス、米国へ向かうこととなった。 第二次世界大戦中、ドイツ軍がパリで包囲されたとき、ポンテコルボ、弟ジッロ、いとこのエミリオ・セレーニそしてサルバドール・ルリアは自転車で市から逃れた。彼は結局、タルサ (オクラホマ州)まで行き、そこで原子核物理に関する知見を石油と鉱物の探査に応用した。1943年には、カナダのモントリオール研究所で英国のチューブ・アロイズに入った。これは最初の原子爆弾を開発したマンハッタン計画の一部となった。チョーク・リバー研究所で、彼は原子炉 ZEEPの設計に従事した。ZEEPは1945年に臨界に達した米国外で最初の原子炉であり、その後には1947年のNRX炉が続いた。彼は宇宙線、ミュオンの崩壊、そして彼が執念を燃やすことになるニュートリノについても研究した。1949年に英国へ移り、そこではハーウェルの原子力エネルギー研究所で働いた。 1950年にソ連に亡命した後は、ドゥブナの合同原子核研究所 (JINR)で働いた。彼はニュートリノを検出するために塩素を使うことを提案した。1959年の論文では電子ニュートリノとミューニュートリノ ()が異なる粒子であることを主張した。太陽ニュートリノがHomestake実験で検出されたが、その数は予測の3分の1から半分しかなかった。この太陽ニュートリノ問題に対して、彼はニュートリノ振動として知られる電子ニュートリノがミューニュートリノになる現象を提唱した。この現象の存在は、最終的に1998年のスーパーカミオカンデ実験によって証明された。また1958年には超新星爆発によって激しいニュートリノバーストが生じることも予測し、これは1987年に超新星SN1987Aがニュートリノ検出器によって検出されたことで確認された。.

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ブレーメンII

『ブレーメンII』(ブレーメンツー)は、川原泉による日本の漫画。「PUTAO」(白泉社)にて1998年に連載を開始し、その後、1999年に同社の「メロディ」に掲載誌を移して2004年まで連載された。単行本は白泉社ジェッツコミックス全5巻、文庫全4巻。 2005年に、第36回星雲賞コミック部門、および第4回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞した。.

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プランク時代

プランク時代(プランクじだい、Planck epoch)とは、宇宙論において、宇宙の歴史の最初の0秒から約10-43秒(プランク時間)の間の時間で、量子重力理論が支配的であった。ドイツの物理学者マックス・プランクにちなんで名づけられた。プランク時間はおそらく時間の最小単位であり、プランク時代はこの長さであるため、時間の最初の瞬間であるとも言える。この瞬間が訪れた約137億年前には、重力は他の基本相互作用と同じくらい強く、全ての力は統一されていたと考えられている。極めて高温高圧で、プランク時代の宇宙の状態は不安定で一時的であり、対称性の破れの進展により基本相互作用が生じた。近代の宇宙論では、プランク時代は大統一理論の時代で、対称性の破れによって宇宙のインフレーションの時代が始まり、極めて短時間に宇宙が爆発的に拡大したと考えられている。.

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プルトニウム239

プルトニウム239はプルトニウムの同位体である。プルトニウム239はウラン235と並んで高い核分裂性を有するため、核兵器の生産に利用されてきた。プルトニウム239は、熱中性子炉の燃料として利用できる3つの同位体のうち1つ(他2つはウラン235およびウラン233)である。 プルトニウム239の半減期は24,110年である。.

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プレオン

プレオン (preon) とは、素粒子物理学においてクォークやレプトンを構成すると考えられている仮想上の点粒子である。この語は、1974年にJogesh Patiおよびアブドゥッサラームによって作られた。プレオンモデルへの関心は1980年代に最も高まり、標準模型が素粒子物理をほぼ完璧に記述することに成功して以降はその関心が薄れている。現在までに、クォークやレプトンが複合物であるという実験的証拠は未だ見つかっていない。.

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プロジェクトX〜挑戦者たち〜の放送一覧

プロジェクトX〜挑戦者たち〜の放送一覧(プロジェクトエックス〜ちょうせんしゃたち〜のほうそういちらん)では、NHK総合テレビジョンで放映された番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の全作品(全187本+特集3本の合計190本)のタイトルを一覧する(放送日は本放送時2000年3月28日から2005年12月28日のもの。「特選‐」を含むアンコール放送分は除く)。.

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パイ中間子

パイ中間子(パイちゅうかんし、π–meson)は、核子を相互につなぎ原子核を安定化する引力(強い相互作用)を媒介するボソンの一種である。パイ粒子、パイオン(Pion)とも呼ぶ。 当時大阪大学の講師であった湯川秀樹が、その存在を中間子論で予言した。ミュー粒子が1936年に初めて発見された当時、ミュー粒子はこの役割を担う粒子であるとされたが後に強い相互作用を行わないことが判明し、1947年に荷電パイ中間子、1950年に中性パイ中間子が発見され、これらが湯川秀樹の予言した粒子であることが明らかとなった。 その線量分布の特性から負電荷のパイオンはスイスやカナダ・アメリカでがん治療に用いられた。.

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パターソン (ニュージャージー州)

レートフォールズ パターソン(Paterson)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州パサイク郡にある都市であり、郡庁所在地である。.

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ヒッグス粒子

ヒッグス粒子(ヒッグスりゅうし、 ヒッグス・ボソン)とは、1964年にピーター・ヒッグスが提唱したヒッグス機構において要請される素粒子である。 ヒッグス自身は「so-called Higgs boson(いわゆる ヒッグス粒子と呼ばれているもの)」と呼んでおり、他にも様々な呼称がある。 本記事では便宜上ヒッグス機構・ヒッグス粒子の双方について説明する。質量の合理的な説明のために、ヒッグス機構という理論体系が提唱されており、その理論内で「ヒッグス場」や「ヒッグス粒子」が言及されているという関係になっているためである。.

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ビッグバン原子核合成

ビッグバン原子核合成(ビッグバンげんしかくごうせい、Big Bang nucleosynthesis)とは、現代宇宙論において、水素1以外の元素の原子核が宇宙の発展の各段階で形成されたことを表すものである。宇宙の元素合成の基本原理は、ビッグバンの数分後から始まり、重水素、ヘリウム3およびヘリウム4、リチウム6およびリチウム7の形成に関与したと考えられている。さらに、これらの安定原子核の他に、三重水素、ベリリウム7、ベリリウム8等の不安定原子核、放射性原子核も形成された。不安定原子核は、崩壊するか、他の原子核と融合して安定な原子核を作るのに用いられた。.

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デイヴィッド・シュラム (天体物理学者)

デイヴィッド・シュラム(David Schramm、1945年10月25日 - 1997年12月19日)は、アメリカ合衆国の天体物理学者、教育者であり、ビッグバン理論の世界有数の専門家である。 ビッグバン原子核合成研究のパイオニア的存在であり、同研究を暗黒物質 (baryonic と non-baryonic の両方)とニュートリノの証明に用いたことでも他に先駆けた。また宇宙線、超新星爆発、元素合成の研究に重要な貢献をした。.

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フレデリック・ライネス

フレデリック・ライネス(Frederick Reines 、1918年3月16日 – 1998年8月26日)は、アメリカ合衆国の物理学者。.

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ファインマン・ダイアグラム

電子・陽電子と光子との相互作用を表したファインマン・ダイアグラム。 電子と電子の散乱のファインマン・ダイアグラム。仮想的な光子を交換して相互作用する。 ファインマンダイアグラムは、場の量子論において摂動展開の各項を図に示したものである。それぞれのダイアグラムは素粒子をはじめとする実際の粒子の反応過程を表現している。 ノーベル物理学賞受賞者で量子電磁力学の創始者の一人であるリチャード・P・ファインマンによって提唱されたファインマンルールに基づいて計算することによって素粒子の振る舞いを記述できる。.

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ファインマン・ダイアグラムの一覧

ここでは一般的なファインマン・ダイアグラムの一覧を示す。 Category:素粒子物理学 Category:物理学に関する一覧.

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フェルミ粒子

フェルミ粒子(フェルミりゅうし)は、フェルミオン(Fermion)とも呼ばれるスピン角運動量の大きさが\hbarの半整数 (1/2, 3/2, 5/2, …) 倍の量子力学的粒子であり、その代表は電子である。その名前は、イタリア=アメリカの物理学者エンリコ・フェルミ (Enrico Fermi) に由来する。.

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フェルミ相互作用

素粒子物理学において、フェルミ相互作用(フェルミそうごさよう、Fermi interaction)とは、フェルミのベータ崩壊の理論 で導入された相互作用である。 フェルミの理論においては、4つのフェルミ粒子が1点で直接的に(他の粒子を媒介せずに)相互作用すると仮定する。中性子のベータ崩壊の場合、中性子、陽子、電子、反電子ニュートリノが1点で相互作用すると考える。標準理論、特にワインバーグ=サラム理論の枠組においては、ベータ崩壊は媒介粒子としてのWボソンを導入することによって記述されるが、フェルミ相互作用は媒介粒子の伝達を点状相互作用として置き換えることで、実際の現象を精度良く記述しており、このような近似は有効場の理論の一例である。.

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ドゥブナ

ドゥブナ(デュブナ、ドブナ、Дубна, Dubna)はロシアのモスクワ州にある都市。モスクワ州の直接の管轄下にある街で、ロシア政府から「科学都市」(naukograd)に指定され、ロシア最大級の科学研究組織であるドゥブナ合同原子核研究所(JINR)の本拠となっている。またミサイルの製造開発に特化した航空・国防企業であるMKBラドゥガ社(ラドゥガ設計局の後身)の本社もある。 20世紀半ばに街の建設が始まり、1956年に市となった。人口は60,951人(2002年国勢調査)。.

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ニュートリノ天文学

ニュートリノ天文学(ニュートリノてんもんがく、英語:neutrino astronomy)は、天文学の一分野。太陽や超新星爆発で生成されるニュートリノを観測し、天文現象の解明に役立てることを目的とする。ニュートリノ天文学はまだ発展途上の分野であり、確認されている地球外のニュートリノ源は太陽と超新星SN 1987Aのみである。 観測装置としてはカミオカンデ(解体済み)、スーパーカミオカンデ、カムランド、サドベリー・ニュートリノ天文台 (SNO)、ANTARES、BDUNT、 アイスキューブなどがある。 東京大学名誉教授の小柴昌俊、ペンシルベニア大学名誉教授のレイモンド・デービスがニュートリノ天文学のさきがけとなる成果をあげたとして、2002年にノーベル物理学賞を受賞した。.

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ニュートリノビーム防禦幕

ニュートリノビーム防禦幕(ニュートリノビームぼうぎょまく)は、アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に登場する架空の兵器。.

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ニュートリノ検出器

MiniBooNEニュートリノ検出器の内部 ニュートリノ検出器はニュートリノの研究のために設計された物理装置である。ニュートリノは弱い相互作用によってしか他の粒子の物質と反応しないため、有意な数のニュートリノを検出するためにはニュートリノ検出器は非常に大きくなければならない。ニュートリノ検出器は宇宙線やその他のバックグラウンド放射線を避けるためにしばしば地下に建設される。ニュートリノ天文学はまだ発展途上の分野であり、確認されている地球外のニュートリノ源は太陽と超新星SN1987Aのみである。ニュートリノ天文台は「天文学者に宇宙を研究するための新たな目を与える」だろう。 検出には様々な方法が用いられている。スーパーカミオカンデは大量の水を光電子増倍管で取り囲み、入射したニュートリノが水中で電子やミュオンを生成したときに放出されるチェレンコフ放射を観測する。 サドベリー・ニュートリノ天文台も同様の手法だが、検出媒体として重水を用いる。その他の検出器は大量の塩素やガリウムで構成され、元の物質に対してそれぞれニュートリノ相互作用によって生成されるアルゴンやゲルマニウムの過剰量を定期的に確認する。MINOSでは固体プラスチックシンチレータを用い光電子増倍管で観測し、Borexinoではプソイドクメン液体シンチレータを用い同じく光電子増倍管で観測し、NOνA検出器では液体シンチレータ中に通した光ファイバーでシンチレーション光を拾い、それをアバランシェフォトダイオードで検出する。 新たに提案された熱音響効果によるニュートリノの音響検出は、ANTARES、IceCube、KM3NeTの各共同研究が取り組む研究課題である。.

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ニュートリノ振動

ニュートリノ振動(ニュートリノしんどう、 )は、生成時に決定されたニュートリノのフレーバー(電子、ミューオン、タウ粒子のいずれか)が、後に別のフレーバーとして観測される素粒子物理学での現象。その存在確率はニュートリノが伝搬していく過程で周期的に変化(すなわち振動)する。これはニュートリノが質量を持つことにより起きるとされ、素粒子物理学の標準模型では説明できない。.

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ホットダークマター

ホットダークマター (Hot dark matter) とは、超相対論的速度で飛ぶ粒子からなる、ダークマターの一形態である。 ダークマターとは、電磁波と相互作用しない、したがって電磁波(光)により検知できない物質であり、重力の効果によってのみ検出される。 ホットダークマターはビッグバン後に個々の銀河がどのように形成されたかを説明することはできない。宇宙マイクロ波背景放射がCOBE衛星により非常に滑らかであることが観測され、高速で運動する粒子はこのような滑らかな初期分布からは凝集することができないと考えられた。理論によると、宇宙の小スケール構造を説明するためにはコールドダークマター (CDM) もしくはを仮定する必要があるとされている。 ホットダークマターのみによりダークマターを説明することはできなくなっているため、現在では理論の一部として考慮されるのみである。.

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ダークマター星

ダークマター星(Dark star)は、現在の恒星が形成できるようになる前の段階の宇宙に存在したと考えられている仮説上の天体の種類である。ダークマター星の質量の大部分は、現在の恒星と似た通常の物質であるが、その内部に、高密度のニュートリノダークマターを持ち、対消滅による熱が発生している。この熱によって、ダークマター星は、現在の恒星のような小さなサイズに崩壊することがなく、また、核内での通常の物質の燃焼が起こらない。 このモデルでは、ダークマター星は、直径4天文単位から2000天文単位の水素とヘリウムの巨大な雲になり、裸眼で放射光が見えないほど表面温度が低くなると予測される。.

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ベルニクス

株式会社ベルニクスは、埼玉県さいたま市南区に本社を置く、先端電源技術を扱う企業である。海外製品の代理店・OEMなども行なっている。社名ロゴはBellnixとなっている。.

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ベータ崩壊

ベータ崩壊(ベータほうかい、beta decay)とは、放射線としてベータ線(電子)を放出する放射性崩壊の一種である。 後にベータ線のみを放出するとするとベータ線のエネルギーレベルの連続性を説明できないことから、電子(ベータ線)と同時にニュートリノと呼ばれる粒子も放出する弱い相互作用の理論として整理された。.

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アーバイン=ミシガン=ブルックヘブン

アーバイン=ミシガン=ブルックヘブン(Irvine–Michigan–Brookhaven)、頭字語のIMBとして知られるアメリカ合衆国の核子崩壊・ニュートリノ検出施設。エリー湖に面するオハイオ州にが保有する塩鉱内に建設された。 カリフォルニア大学アーバイン校、ミシガン大学、ブルックヘブン国立研究所の合同計画として行われた。主目的は陽子崩壊の観測であったが(大統一理論のSU(5)モデルを想定したもの)、1987年の超新星SN 1987Aによるニュートリノの観測で知られている。.

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アーサー・B・マクドナルド

アーサー・ブルース・マクドナルド(、1943年8月29日 - )は、カナダの物理学者であり、サドバリー・ニュートリノ観測研究所 (Sudbury Neutrino Observatory Institute) の所長である。彼はオンタリオ州キングストンのクイーンズ大学で素粒子天体物理学の教授 (Gordon and Patricia Gray Chair) も務めている。彼は2015年にノーベル物理学賞を梶田隆章と共同受賞した。アート・マクドナルド (Art McDonald) とも呼ばれる。.

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アイスキューブ

アイスキューブ.

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アイスキューブ・ニュートリノ観測所

アイスキューブ・ニュートリノ観測所(アイスキューブ・ニュートリノかんそくじょ、The IceCube Neutrino Observatory)は、南極のアムンゼン・スコット基地の地下に設置されたニュートリノ観測所。同じ場所にアイスキューブの前身であり技術的な実証となったAMANDAがあったが、すでに稼動を停止している。.

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アキハバラ電脳組

『アキハバラ電脳組』(アキハバラでんのうぐみ/CYBER TEAM in AKIHABARA)は、1998年4月4日から9月26日までTBS系列で放送された日本のテレビアニメ。全26話。 1999年の夏には劇場版アニメ『アキハバラ電脳組 2011年の夏休み』も公開された。.

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インテリビレッジの座敷童

『インテリビレッジの座敷童』(インテリビレッジのざしきわらし)は、電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より刊行されている鎌池和馬のライトノベル。イラストは真早。担当編集者は三木、小野寺(第3巻以降)、阿南(第3巻以降)。全9巻。.

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イベント (曖昧さ回避)

イベント(event、 イヴェントゥ).

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ウルカ過程

ウルカ過程(Urca process)は、中性子星や白色矮星の冷却に関わっていると考えられているニュートリノ放出反応である。この過程は、ジョージ・ガモフとマリオ・シェーンバーグの間で、彼らがリオデジャネイロのCassino da Urcaという名前のカジノを訪れている時に最初に議論された。シェーンバーグはガモフに対し「エネルギーは超新星の核から、ルーレットテーブルでのお金と同じくらいの速さで消失する」と語ったと伝えられている。ガモフの南ロシア方言では、Urcaには、強盗ややくざという意味もある。 直接ウルカ過程は、最も単純なニュートリノ放出過程であり、中性子星の冷却の中心を占めていると考えられている。一般式は次のとおりである。.

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ウーの実験

ウーの実験(ウーのじっけん)は、1956年に中国系アメリカ人物理学者呉健雄(チェンシュン・ウー)とアメリカ国立標準局低温研究グループが共同して行った核物理学実験である 。実験の目的は、弱い相互作用にもパリティの保存が適用されているかどうかをはっきりさせることであった。パリティの保存は電磁相互作用と強い相互作用ではこれ以前に実証されていた。もしパリティの保存が真であるならば、空間が反転した世界はこの世界の鏡像として振舞うことになる。もしパリティの保存が破れているならば、空間が反転した世界とこの世界の鏡像とを区別することが可能ということになる。 実験では、弱い相互作用によってパリティの保存が破れていることが証明された(パリティ対称性の破れ)。この結果は物理学界では予想されていなかった。物理学界ではパリティはであると考えられていた。パリティ非保存を着想し、実験を提唱した理論物理学者の李政道(ヂョンダオ・リー)と楊振寧(ヂェンニン・ヤン)はこの結果によって1957年のノーベル物理学賞を授与された。.

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ウィークボソン

ウィークボソン (weak boson) は素粒子物理学において、弱い相互作用を媒介する素粒子である。弱ボソンとも言う。 ウィークボソンはスピン1のベクトルボソンで、WボソンとZボソンの二種類が存在する。Wボソンは陽子の約80倍、Zボソンは約90倍と他の素粒子に比べて大きな質量をもち、ごく短時間のうちに別の粒子に崩壊してしまうという特徴を持つ。 Wボソンは電荷 ±1 (W+,W−)をもち、両者は互いに反粒子の関係にある。 Zボソンは電荷 0 で、反粒子は自分自身である。 1968年に理論で存在が予言され、1983年に欧州合同原子核研究所にてその存在が確認された。.

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ウェード・アリソン

ウェード・アリソン(Wade Allison, 1941年 -)は、イギリス出身の物理学者、オックスフォード大学の物理学名誉教授。専門は素粒子物理学。書籍『放射能と理性: なぜ「100ミリシーベルト」なのか』の著者である。.

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エネルギーの比較

本項では、エネルギーの比較(エネルギーのひかく)ができるよう、昇順に表にする。.

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エネルギー保存の法則

ネルギー保存の法則(エネルギーほぞんのほうそく、law of the conservation of energy)とは、「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」という物理学における保存則の一つである。しばしばエネルギー保存則とも呼ばれる。 任意の異なる二つの状態について、それらのエネルギー総量の差がゼロであることをいう。たとえば、取り得る状態がすべて分かっているとして、全部で つの状態があったとき、それらの状態のエネルギーを と表す。エネルギー保存の法則が成り立つことは、それらの差について、 が成り立っていることをいう。 時間が導入されている場合には、任意の時刻でエネルギー総量の時間変化量がゼロであることをいい、時間微分を用いて表現される。 エネルギー保存の法則は、物理学の様々な分野で扱われる。特に、熱力学におけるエネルギー保存の法則は熱力学第一法則 と呼ばれ、熱力学の基本的な法則となっている。 熱力学第一法則は、熱力学において基本的な要請として認められるものであり、あるいは熱力学理論を構築する上で成立すべき定理の一つである。第一法則の成立を前提とする根拠は、一連の実験や観測事実のみに基づいており、この意味で第一法則はいわゆる経験則であるといえる。一方でニュートン力学や量子力学など一般の力学において、エネルギー保存の法則は必ずしも前提とされない。.

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エンリコ・フェルミ

ンリコ・フェルミ(Enrico Fermi、1901年9月29日 – 1954年11月28日)は、イタリア、ローマ出身の物理学者。統計力学、核物理学および量子力学の分野で顕著な業績を残しており、中性子による元素の人工転換の実験をして、多くの放射性同位元素を作り1938年のノーベル物理学賞を受賞している。フェルミに由来する用語は数多く、フェルミ推定のような方法論やフェルミのパラドックスといった問題、フェルミ粒子のような粒子の分類やフェルミウムといった元素名にその名を残している。他にも物理学の用語にフェルミに因むものが多く存在する。実験家と理論家との2つの顔を持ち、双方において世界最高レベルの業績を残した、史上稀に見る物理学者であった 。.

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カミオカンデ

ミオカンデ模型 カミオカンデ (KAMIOKANDE)は、ニュートリノを観測するために、岐阜県 神岡鉱山地下1000mに存在した観測装置。1996年にスーパーカミオカンデが稼動したことによりその役目を終え、現在は跡地にカムランドが建設され、2002年1月23日より稼動を始めている。.

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カムランド

ムランド (KamLAND)は、東北大学大学院理学研究科付属ニュートリノ科学研究センター(Research Center for Neutrino Science)による反ニュートリノ検出器である。カミオカンデの跡地につくられた。カミオカンデやスーパーカミオカンデとは違った検出方法により、より低いエネルギーのニュートリノを検出することができる。 KamLANDという名称はKamioka Liquid Scintillator Anti-Neutrino Detector (神岡液体シンチレータ反ニュートリノ検出器)の略である。.

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カイラリティ

イラリティ (chirality) は、ある現象とその鏡像が同一にはならないような性質である。掌性ともいう。数学におけるも参照のこと。粒子のカイラリティは、そのスピンによって定義することができる。2つのカイラリティの間の対称性変換はパリティ変換と呼ばれる。 1957年に呉健雄らによって行われた、コバルト60の原子核の弱い崩壊に対する実験は宇宙のパリティ対称性の破れを実証した。.

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クライド・カワン

1956年頃、ニュートリノの実験を行うクライド・カワン クライド・カワン(Clyde Lorrain Cowan Jr、1919年12月6日-1974年5月24日)は、アメリカ合衆国の物理学者である。フレデリック・ライネスとともに1956年にニュートリノを発見したことで知られる。フレデリック・ライネスは、この業績により1995年にノーベル物理学賞を受賞した。 カワンは、ミシガン州デトロイトで4人兄弟の長男として生まれた。家族はミズーリ州セントルイスに転居し、そこでカワンは公立学校に通った。ミズーリ工科大学の前身であるミズーリ鉱冶金学校に在学中の1939年から1940年、彼はミズーリ鉱山新聞の編集長を務めた。1940年に化学工学を修めて卒業した。 カワンは、アメリカ陸軍航空軍の大尉となり、第二次世界大戦ではブロンズスターを授与された。1936年から1940年にかけて、彼は予備役将校訓練課程に在籍し、アメリカ合衆国が第二次世界大戦に参戦した1941年には、少尉としてアメリカ陸軍のChemical Warfare Serviceに加わった。1942年8月には、ロンドンに駐留するEisenhower's Eighth Air Forceに転属になり、1943年には、ガス攻撃の際に用いる清浄化装置を設計、開発した。翌年、彼はマサチューセッツ工科大学のBritish Branch of the Radiation Laboratoryのスタッフとなった。1945年、彼はイギリス空軍との渉外役となり、技術情報や装置の伝達を改善した。1945年にアメリカ合衆国に戻り、オハイオ州デイトンのライト・パターソン空軍基地で働いた。1946年まで現役であった。 G.I. Billから奨学金を受け、彼はセントルイス・ワシントン大学で修士号、そして1949年に博士号を取った。その後、彼はロスアラモス国立研究所で研究を始め、フレデリック・ライネスと出会った。 1951年、ライネスとカワンはニュートリノの研究を始めた。彼らの研究は、1956年まで続いた。 1957年、カワンはジョージ・ワシントン大学の物理学の教授となった。翌年には米国カトリック大学に移籍し、生涯そこで働いた。また、アメリカ原子力委員会、海軍兵学校、アメリカ陸軍、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート、スミソニアン博物館等で顧問を務めた。.

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クエント (装甲騎兵ボトムズ)

ントもしくはクエント星(クエントせい)は、テレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』の第4部の舞台となった架空の惑星。.

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シャピロ遅延

ャピロ遅延効果、または重力遅延効果とは、四つの古典的な太陽系におけるの一つである。レーダー信号が大質量物体のそばを通り、戻ってくる際には物体がなくなっていたとすると、行きは帰りよりもわずかに長い距離を伝播することになる。シャピロ遅延は、光が有限の距離を進むあいだに、重力ポテンシャルが変化することによって生じる。シャピロは "Fourth Test of General Relativity" と題した論文の中で、以下のように述べている。 この時間遅延を論じた論文を通じて、シャピロは を光速として用い、光波(もしくは光線)の通過時間の遅延をアインシュタイン方程式のシュバルツシルト解を用いて計算している。.

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シーソー機構

素粒子の大統一理論で、特にニュートリノ質量とニュートリノ振動において、シーソー機構とは、ニュートリノの質量の相対的な大きさを理解するための一般的な理論モデルとして用いられる。観察されるニュートリノの質量は電子ボルト eV オーダーで、クオークや荷電レプトンはその何百万倍も重い。 モデルにはいくつかのタイプがあり、それぞれ標準模型を拡張したものである。最も単純なタイプ1のバージョンは、弱電相互作用を起こさないような2つ以上の右巻きのニュートリノ場を仮定し-->、非常に大きな質量スケールがあるとの仮定のもとに標準模型を拡張したものである。この理論では、大統一理論によるスケールで確認できる程度にまで質量スケールを拡張できる。.

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ジョン・バーコール

ョン・バーコール ジョン・バーコール(John Norris Bahcall, 1934年12月30日 - 2005年8月17日)はアメリカの宇宙物理学者である。レイモンド・デービスとともに太陽からのニュートリノの測定法を開発した。ハッブル宇宙望遠鏡の開発にも尽力した。 バーコールはルイジアナ州に生れた。カリフォルニア大学バークレー校などで物理学を学び、ハーバード大学で学位を取得した。1962年インディアナ大学助教授、1965年同大学準教授を経て、1971年からプリンストン高等研究所の教授となり、いわゆる太陽ニュートリノ問題などを研究した。1970年代はハッブル宇宙望遠鏡の開発に尽力した。アメリカ天文学会(w:American Astronomical Society)の会長、アメリカ物理学会の会長を務めた。妻はプリンストン大学の天文学者、ネータ・バーコール(Neta Bahcall)である。.

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ジッロ・ポンテコルヴォ

ッロ・ポンテコルヴォ(Gillo Pontecorvo, 1919年11月19日 - 2006年10月12日)は、イタリアの映画監督。 『アルジェの戦い』(1966年)が第27回ヴェネツィア国際映画祭でグランプリ(金獅子賞)を獲得。また第39回アカデミー賞で外国語映画賞に、第41回アカデミー賞で監督賞と脚本賞にノミネートされた。2000年にはヴェネツィア国際映画祭でピエトロ・ビアンキ賞を受賞した。.

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スレプトン

スレプトン (slepton) とは、超対称性粒子の一種で、既に発見されているレプトン(電子、ミュー粒子、タウ粒子および3種類のニュートリノ)がフェルミ粒子であるのに対して、超対称性理論により、その超対称性パートナー粒子として予言されているボース粒子である。ボース粒子の中でもスピンが0のスカラー粒子であるため、スカラーレプトンとも呼ばれる。 それぞれの荷電スレプトンには、荷電レプトン(電子、ミュー粒子およびタウ粒子)の左巻き、右巻きに対応する2種類(例えばスエレクトロン-L、スエレクトロン-R)があるが、一般に質量固有状態はこれらの混合状態(例えばスエレクトロン-1、スエレクトロン-2)である。 Category:素粒子 Category:超対称性粒子.

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スーパーカミオカンデ

ーパーカミオカンデ(Super-Kamiokande)とは、岐阜県飛騨市神岡町(旧吉城郡)旧神岡鉱山内に設置された、東京大学宇宙線研究所が運用する世界最大の水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置である。 と略されることもある。.

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ステライルニュートリノ

テライルニュートリノ (sterile neutrino) は、重力を除く標準模型のその他すべての基本的な力と相互作用をしないとされる仮説上のニュートリノ。右手系のニュートリノ、左手系の反ニュートリノを指すことが多いが、ステライルニュートリノが何種類あるのかはまだわかっていない。.

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スズ100

100 (Tin-100・100Sn) とは、スズの同位体の1つ。.

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スターシュプール緑風リゾートひだ流葉

ターシュプール緑風リゾートひだ流葉 (スターシュプールりょくふうリゾートひだながれは)とは、岐阜県飛騨市神岡町伏方150にあるスキー場である。.

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スタインバーガー

タインバーガー(Steinberger Sound Corporation)は、アメリカ合衆国のテネシー州ナッシュビルにある楽器メーカー。.

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タンタル180m1

タンタル180m1 (Tantalum-180m1・180m1Ta) とは、タンタルの同位体の1つ。.

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タンタルの同位体

タンタル(Ta)の同位体のうち天然に存在するものは、2種類あり、180m1Ta(0.012%)と181Ta(99.988%)である。181Taは安定同位体であり、180m1Taも現在のところ崩壊は観測されておらずほぼ安定と見なせるが、理論上は不安定同位体である。 180Taは太陽系内でもっとも希少な同位体として知られているが、その起源などについては不明な点が多かった。2010年になり、180Taは超新星爆発時に発生するニュートリノが181Taや180Hfと衝突することにより生成されること、基底状態と核異性体は別個のものであることなどが日本原子力研究開発機構などの研究チームにより発表され、初めて太陽系における理論上の推定量と実在量とを一致させることに成功した。 180m1Taは、180Taの基底状態への異性体転移、180Wへのベータ崩壊、電子捕獲による180Hfへの崩壊の3つの崩壊パターンを持つと予測されている。しかし、現在のところいずれの崩壊パターンも観測されていない。観測によって半減期の下限が1015年と定められただけである。180m1Taの奇妙な点は、基底状態の180Taの半減期が8時間しかない点である。また、180m1Taは天然に生成する唯一の核異性体である。 タンタルは核兵器の加塩材料として提案されている(コバルトが有名)。181Taの被覆は熱核兵器由来の強烈な高エネルギー中性子束による照射を受けると、約1.12 MeVのガンマ放射を生ずる半減期が114.43日の放射性同位体182Taに変化するため、数ヶ月に渡って核兵器の放射性降下物の放射能を増加させる。しかし、このような兵器が作られたりテストされたり、また使われたりしたことは知られていない。 標準原子量は180.94788(2) uである。.

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タウニュートリノ

タウニュートリノ (tauon neutrino) は、素粒子標準模型における第三世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第三世代の荷電レプトンであるタウ粒子と対をなすため、タウニュートリノと名付けられた。 1974年から1977年にマーチン・パールらSLAC国立加速器研究所、ローレンス・バークレー国立研究所による一連の研究でタウ粒子が発見されるとすぐにその存在が理論的に予測され、2000年7月にDONUTによって初めて検出された 。ニュートリノとしては、3番目に発見された。.

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サムス・アラン

ムス・アラン(Samus Aran)は、任天堂のコンピュータゲーム『メトロイド』シリーズに主人公として登場する架空の人物。 本項では、サムスに能力を付すシリーズ作品中に登場するアイテムについても記述する。.

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内部転換

内部転換(英語:Internal conversion、ICとも略記)は放射性崩壊の形式の一種。励起された原子核(励起核)が、原子核内にも存在確率を有するS軌道の電子と直接に相互作用して、S軌道電子にエネルギーを与えて原子外に放出する。 内部転換においては、ベータ崩壊が行えない放射性原子からであっても、高エネルギー電子の放出が観測されるが、内部転換から発せられるこの高速電子は、原子核由来の電子ではないので、原子番号は変化しない。また、内部転換ではまったくニュートリノの放出がない点でも、ベータ崩壊とは異なる。 ベータ崩壊の後に発生することもあり、ベータ崩壊と内部転換は競合するものではない。 また、ベータ崩壊では崩壊エネルギーの一部がニュートリノや反ニュートリノによって任意量持ち去られることにより、連続エネルギースペクトル分布を示すが、内部転換ではそのようなことがないため放出された電子は線スペクトルを示す。内部転換された電子は、固有な崩壊エネルギーの内決まった割合を持っていくため、明確に分離したエネルギーを持つ。ベータ粒子のエネルギースペクトルは、崩壊エネルギーを最大値とする幅広い丘のような形となる一方、内部転換された電子のスペクトルは鋭いピークであり、その幅は検出器のエネルギー分解能に依存する。.

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光崩壊

光崩壊 (英: Photodisintegration) は非常に高エネルギーのガンマ線が原子核に作用することによって原子が崩壊する過程のこと。高エネルギーのガンマ線は光子ともよばれ、ここから光崩壊と呼ばれ、光壊変や光分解ともよばれる。原子核がガンマ線を受けることで励起状態になることが原因であり、原子核を構成する陽子や中性子を放出することで即座に崩壊する。原子核の中に侵入したガンマ線によって一粒の陽子や中性子が効果的に叩きだされる。 この過程は本質的には軽い元素が高温で融合して重い元素を生成し、エネルギーを解放する核融合とは逆の過程である。光崩壊は原子核が鉄より軽い時は吸熱性であり、原子核が鉄より重い時には放熱を行う。光崩壊は少なくとも超新星で起きるp過程を通して生成される重く陽子に富んだ元素の一部を合成する原因である。.

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光電子増倍管

'''光電子増倍管''' 上方から光子が入り込む '''光電子増倍管の構造''' 左側から入射した単一の光子が光電陰極に衝突して1つの電子に変換される。この電子が最初のダイノードに衝突すると、多数の電子の放出が起こり、複数のダイノードで電子がなだれのように増幅される。 光電子増倍管(こうでんしぞうばいかん、photomultiplier tube、PMT)は、光電効果を利用して光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電管を基本に、電流増幅(=電子増倍)機能を付加した高感度光検出器で、フォトマルまたはPMTと略称されることもある。右の写真のように頭部から光が入射する「ヘッドオン(エンドオン)型」と、側方から光が入射する「サイドオン型」とに大別される。 “光電子倍増管”は誤植である。.

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国道41号

国道41号(こくどう41ごう)は、愛知県名古屋市から富山県富山市へ至る一般国道である。通称として、路線番号から「ヨンイチ」と呼ばれる。.

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四塩化炭素

四塩化炭素(しえんかたんそ、carbon tetrachloride)あるいはテトラクロロメタン(tetrachloromethane)は、化学式 CCl4 で表される化学物質。.

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B'T-X

『B'T-X』(ビート・エックス)は、車田正美の漫画作品。角川書店の少年向け漫画雑誌『月刊少年エース』に連載された。また、それを原作としたテレビアニメ。全16巻、文庫版全8巻。.

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B-L

ネルギー物理学において、B − L ("BマイナスL") は、バリオン数 (B) とレプトン数 (L) の差である。.

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Borexino

Borexinoは低エネルギー(MeV以下)の太陽ニュートリノを研究するための素粒子物理学実験である。Borexinoという名前は、BOREX(Boron solar neutrino experiment、元々別のシンチレータと共に提案されていた実験)にイタリア語の指小辞を付けたものである。この実験はイタリアのラクイラの町にほど近いグラン・サッソ国立研究所で、イタリア、米国、ドイツ、フランス、ポーランド、ロシアの研究者による国際協力のもと行われている。この実験は、イタリアのINFN(Istituto Nazionale di Fisica Nucleare;国立原子力研究所)、米国のNSF (National Science Foundation)を含む複数の国の機関から資金供給を受けている。 検出器は高純度の液体シンチレータ、カロリメータである。これは外部の放射線を防ぎ、上方の山の被覆岩をどうにか貫通してきた宇宙線をタグ付けするために、信号検出器(光電子増倍管すなわちPMT)を保有するステンレス鋼球の中に配置され、水槽によって遮蔽されている。この実験の主たる目的は、太陽からくるベリリウム-7ニュートリノ束を精密に測定し、標準太陽モデルによる予測と比較することである。これによって、研究者は太陽中心で起こっている核融合プロセスに対する理解を深めることができ、またを含むニュートリノ振動の特性を決定する助けとなる。その他のこの実験の目標は、ホウ素-8、pp、pep - CNO太陽ニュートリノおよび地球、原子力発電所の反ニュートリノを検出することである。このプロジェクトは銀河系内の超新星由来のニュートリノも検出することができるかもしれない。珍しいプロセスや可能性のある未知の粒子の探索も進行中である。SOXプロジェクトでは存在する可能性があるステライルニュートリノやその他の短距離におけるニュートリノ振動の異常効果を研究する。Borexinoは超新星早期警報システムのメンバーである。.

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現代宇宙論

代宇宙論(げんだいうちゅうろん、)は、すなわち、現代の宇宙論である。現代の科学者が「現代宇宙論」という言葉で指しているのは、おおむね英語の (フィジカル・コスモロジー)に相当する。フィジカル・コスモロジーは、物理学と天文物理学の一部門であり、宇宙の大規模構造および宇宙の生成や宇宙の変化に関する根本的な問題を扱っている。.

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神岡町 (岐阜県)

岡町(かみおかちょう)は、岐阜県吉城郡にあった町。 1950年(昭和25年)6月10日に船津町と阿曽布村、袖川村が合併して誕生した。 2004年(平成16年)2月1日に吉城郡の古川町、宮川村、河合村と合併して飛騨市となった。.

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神岡鉱山

岡鉱業亜鉛製錬工場 神岡鉱山(かみおかこうざん)は、岐阜県飛騨市(旧吉城郡神岡町)にあった亜鉛・鉛・銀鉱山。2001年6月に鉱石の採掘を中止した。.

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科学実験の年表

科学実験の年表 (かがくじっけんのねんぴょう) は、有名な科学実験を時代順に配列した年表である。.

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粒子反粒子振動

粒子・反粒子振動(りゅうしはんりゅうししんどう、particle-antiparticle oscillation)または中性粒子振動(ちゅうせいりゅうししんどう、Neutral particle oscillation)とは素粒子物理学において、非ゼロの内部量子数をもつ中性粒子がその反粒子へと交互に変換すること。振動数は毎秒 数兆回程度。これらの振動と関連する粒子混合を通じ、ポアンカレ群(即ちP対称性 (P)、C対称性 (C)、T対称性 (T))の個々の部分を理解することができる。.

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粒子発見の年表

粒子発見の年表(りゅうしはっけんのねんぴょう)は、1897年のジョセフ・ジョン・トムソンによる電子発見から、現代にいたる標準理論に含まれる素粒子を中心とした粒子の発見の歴史をまとめたものである。したがって、この表には陽電子などの反粒子、現在では複合粒子とされているバリオンや中間子なども含まれている。 すべての発端はトムソンの実験にあるが、トムソンの実験の背景には、電気量に最小単位があるらしいというファラデーの電気分解の実験結果があった。1881年にヘルムホルツが唱えた原子論では、電気の「原子」を扱っていた。トムソンが調べていた希薄気体中の放電現象においては、すでにデービーが磁石に影響されることを見出しており、1858年のプラッカーの論文では、さらに磁力の強さと放電の曲がり方の関係を調べている。ヒットルフは、放電が物質によってさえぎられることを示した。このような背景から、トムソンの発見が生まれた。いったん電子が発見されると、その後の進歩が速かったことは以下の年表からも読み取れる。.

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素粒子

物理学において素粒子(そりゅうし、elementary particle)とは、物質を構成する最小の単位のことである。基本粒子とほぼ同義語である。.

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素粒子原子核研究所

素粒子原子核研究所(そりゅうしげんしかくけんきゅうしょ、)は、日本の研究所。大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構により設置された大学共同利用機関である。.

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炭素燃焼過程

炭素燃焼過程、炭素融合は炭素同士が融合する核融合反応。融合が始まるためには非常な高温(6×108 K か 50 KeV) 、高密度(おおよそ2×108 kg/m3)が必要となり、重さが誕生時に少なくとも太陽質量の5倍以上の恒星の場合、反応を起こすための条件を整えることができる。恒星は炭素燃焼が始まるまでに水素やヘリウムなどのより軽い元素を使い果たしている。 これらの温度と密度の数字は目安に過ぎない。より大きく、重い恒星は強い重力を相殺して静水圧平衡で止めるために核融合の燃料となる軽い元素をより早く使いきる。つまり、低質量の星に比べ、密度はより低いものの高い温度であることを意味している。Clayton, Donald.

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物理学

物理学(ぶつりがく, )は、自然科学の一分野である。自然界に見られる現象には、人間の恣意的な解釈に依らない普遍的な法則があると考え、自然界の現象とその性質を、物質とその間に働く相互作用によって理解すること(力学的理解)、および物質をより基本的な要素に還元して理解すること(原子論的理解)を目的とする。化学、生物学、地学などほかの自然科学に比べ数学との親和性が非常に強い。 古代ギリシアの自然学 にその源があり, という言葉も、元々は自然についての一般的な知識の追求を意味しており、天体現象から生物現象までを含む幅広い概念だった。現在の物理現象のみを追求する として自然哲学から独立した意味を持つようになったのは19世紀からである。 物理学の古典的な研究分野は、物体の運動、光と色彩、音響、電気と磁気、熱、波動、天体の諸現象(物理現象)である。.

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物理学における粒子の一覧

物理学における粒子の一覧(ぶつりがくにおけるりゅうしのいちらん)は、素粒子および素粒子に準ずる粒子の一覧である。 名称の後ろには、粒子記号を付した。.

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物理学に関する記事の一覧

物理学用語の一覧。物理学者名は含まない。;他の物理学関係の一覧.

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特別栄誉教授

特別栄誉教授(とくべつえいよきょうじゅ)は、学術の発展に著しい貢献をした者に対して、大学や研究機関から授与される名誉称号。 学校教育法で定められる名誉教授の称号とは異なり、機関独自の規定により授与される称号である。 一般的に名誉教授は単に、本務校で教授を務め引退した者に当該校から授与されるが、特別栄誉教授は特に学術的功績があった者に対して贈られる規定になっている事が多い。日本では以下の機関で授与されている。なお、このうち東京大学では大学出身者が多数の実績を挙げたのに伴い、2005年1月5日にこの称号を新設し、建築家の安藤忠雄、物理学者でノーベル賞受賞者の小柴昌俊、同じく物理学者で基礎粒子ニュートリノを観測した戸塚洋二、光触媒反応を発見した藤嶋昭の4名に贈呈した。.

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菅原寛孝

菅原 寛孝(すがわら ひろたか、1938年3月15日 - )は、日本の物理学者(素粒子物理学)。勲等は瑞宝中綬章。学位は理学博士(東京大学・1966年)。大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、沖縄科学技術大学院大学学長特別顧問。 カリフォルニア大学研究員、シカゴ大学研究員、東京教育大学理学部助手、東京大学原子核研究所助教授、高エネルギー物理学研究所物理研究系教授、高エネルギー物理学研究所物理研究部第一研究系教授、高エネルギー物理学研究所所長、高エネルギー加速器研究機構機構長(初代)、ハワイ大学教授、国立大学法人総合研究大学院大学理事(経営・運用担当)などを歴任した。.

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非粒子物理学

論物理学において、非粒子物理 (Unparticle physics) は、粒子物理学の標準模型を用いて粒子の観点から説明することができない、その構成要素がスケール不変である物質を予想する思索的な理論である。 この理論は、ハワード・ジョージの2007年春の論文Unparticle PhysicsおよびAnother Odd Thing About Unparticle Physicsによって提唱された。彼の論文は、他の多くの研究者による非粒子物理学の性質と現象論へのさらなる研究の確実な流れを作り、粒子物理学、天体物理学、宇宙論、CP対称性の破れ、レプトン、フレーバーの破れ、ミュー粒子崩壊、ニュートリノ振動、そして超対称性などに対して潜在的な影響力を持っている。.

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静岡県立富士高等学校

静岡県立富士高等学校(しずおかけんりつ ふじこうとうがっこう)は、静岡県富士市松本にある県立高等学校。.

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飛騨市神岡図書館

飛騨市神岡図書館(ひだしかみおかとしょかん)は、岐阜県飛騨市神岡町東町にある公立図書館。2016年(平成28年)に移転し、飛騨市神岡振興事務所の1階に設置された。 同じ飛騨市にあり、職員のアイディアに基づく企画を行う古川町の飛騨市図書館と比較すると開催行事数は少ないものの、読み聞かせなどの自主行事を行っている西山(2015):66 - 69ページ。.

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西川公一郎

西川 公一郎(にしかわ こういちろう、1949年 - )は、日本の物理学者。1971年に京都大学理学部物理学科卒業。ノースウェスタン大学Ph.D.。シカゴ大学、ニューヨーク州立大学、東京大学、高エネルギー加速器研究機構、京都大学教授を経て、現在は高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所所長。 専門は素粒子物理学。中性K中間子におけるCP非保存の実験、スーパーカミオカンデを用いた大気ニュートリノ振動実験といった実験に参加してきた。その後、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構に設置された加速器からニュートリノを放射してスーパーカミオカンデで測定するK2K実験(つくば-神岡間長基線ニュートリノ振動実験)を提案し、実験代表者としてこのプロジェクトを主導した。その結果、ニュートリノの種類が飛行中に変化している証拠が確認され、従来の理論では質量ゼロとされていたニュートリノが質量を持つことが確実になった。その後、茨城県那珂郡東海村に建設された大強度陽子加速器を用いた次世代ニュートリノ振動実験(T2K実験)の実現を推進した。.

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観測天文学

観測天文学(Observational astronomy)は、理論天文学に対して、データの記録に関連する天文学の一分野である。望遠鏡やその他の機器を用いた天体の観測の実践である。 科学としての天文学は、遠い宇宙の性質の直接的な実験が不可能であることが、いくらか妨げになる。しかしこれは、膨大な量の恒星現象の観測結果があることで部分的に緩和される。これにより、観測データをグラフにプロットすることが可能となり、一般的な傾向が導かれる。変光星等の特定の現象の近くの例は、より遠い場所での現象の振る舞いを推測するのに用いられる。.

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観測的宇宙論

観測的宇宙論(かんそくてきうちゅうろん、Observational cosmology)は、望遠鏡や宇宙線などの観測により、宇宙の起源、進化、構造を研究する学問である。.

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首都消失

『首都消失』(しゅとしょうしつ)は、SF作家小松左京によって書かれた小説、ならびにそれを原作とする映画である。小説はブロック紙3社連合に該当する北海道新聞、中日新聞(東京新聞)、西日本新聞にて連載(1983年12月 - 1984年12月)された。単行本は1985年に徳間書店のトクマ・ノベルズとして刊行され、同年のベストセラーとなった。第6回日本SF大賞受賞。.

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高エネルギー加速器研究機構

大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(こうエネルギーかそくきけんきゅうきこう、英称:High Energy Accelerator Research Organization)は、高エネルギー物理学・加速器科学・物質構造科学などの総合研究機関として、国立大学法人法により設置された大学共同利用機関法人。2008年ノーベル物理学賞を受賞した小林誠特別栄誉教授が在籍する。 略称はKEK(ケイ・イー・ケイ、または、ケック。機構名のローマ字表記 Kou Enerugii Kasokuki Kenkyū Kikō の略。前身のひとつである高エネルギー物理学研究所のローマ字表記 Kou Enerugii Butsurigaku Kenkyūsho の略を引き継いでいる)。 人間文化研究機構、自然科学研究機構、情報・システム研究機構、宇宙航空研究開発機構と共に「総合研究大学院大学」を構成する。.

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高エネルギー物理学

ネルギー物理学は、加速器で作られる高エネルギーを持った基本粒子の衝突反応を詳しく調べ、素粒子と呼ばれる究極の物質の構造や、その基本的相互作用について研究する分野である。.

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魔装機神シリーズの登場兵器

装機神シリーズの登場兵器(まそうきしんシリーズのとうじょうへいき)では、ウィンキーソフト制作のゲームタイトル『魔装機神シリーズ』シリーズに登場する機動兵器について述べる。.

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質量保存の法則

質量保存の法則(しつりょうほぞんのほうそく、law of conservation of mass)とは「化学反応の前と後で物質の総質量は変化しない」とする化学の法則のことである。現在は自然の基本法則ではないことが知られているが、実用上広く用いられている。.

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超対称性

超対称性(ちょうたいしょうせい,supersymmetry,SUSY)はボソンとフェルミオンの入れ替えに対応する対称性である。この対称性を取り入れた理論は超対称性理論などのように呼ばれる。また、超対称性粒子の一部はダークマターの候補の一つである。2013年1月現在、超対称性粒子は未発見である。.

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超対称性粒子

超対称性粒子(ちょうたいしょうせいりゅうし、、SUSY粒子) は、超対称性理論によって存在が予想されている、既存の粒子に対し、スピンが1/2ずれただけで、電荷などは等しい素粒子。スピンが1/2ずれているため、既存のフェルミオンに対し未知のボソン、既存のボソンに対し未知のフェルミオンが予想されている。ボソンとフェルミオンの対応する相方を超対称性パートナー (supersymmetric partner) という。 現在の宇宙ではこのような粒子は観測されていない為、少なくとも低エネルギーでは超対称性は破れており、超対称性の破れによって粒子とその超対称パートナーの質量が異なっていると考えられている。2008年より稼働したCERNの加速器LHCでの発見が期待されている。 超対称性粒子の中で最も軽いものはLSP (Lightest Supersymmetric Particle) と呼ばれる。の保存を仮定すればその粒子は崩壊しない安定粒子となるため、LSPが電気的に中性であればダークマターの候補となる。.

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超純水

超純水(ちょうじゅんすい、Ultra pure water)とは主に産業分野で用いられる用語で、極端に純度の高い水を指す。純水の製造方法では取り除けない有機物や微粒子、気体なども様々な工程を経て取り除かれているのが主な特徴である。.

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超相対論的極限

物理学において、粒子が超相対論的であるとは、粒子の速さが光速 に非常に近いことをいう。 マックス・プランクは、粒子のエネルギーは相対論的に静止質量 と運動量 を用いて下式のように静止エネルギーと運動エネルギーの和を用いて表わせることを示した。 超相対論的粒子のエネルギーはほとんど全てがその運動エネルギーであり、従って のように近似できる。 このような状況は、質量を固定して運動量 を非常に大きな値にしたとき、またはエネルギー を固定して質量 を無視できる値にまで小さくしたときに生じる。後者は光子のような質量のない粒子の飛跡を質量のある粒子により導く際に用いられる(を参照)。 一般に、ある式の超相対論的極限とは、 pc ≫ mc2 を仮定したとき、またはローレンツ因子 が非常に大きいとき (γ ≫ 1) に得られる単純化された式のことである。.

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超新星

プラーの超新星 (SN 1604) の超新星残骸。スピッツァー宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡およびチャンドラX線天文台による画像の合成画像。 超新星(ちょうしんせい、)は、大質量の恒星が、その一生を終えるときに起こす大規模な爆発現象である。.

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超新星早期警報システム

超新星早期警報システム(Supernova Early Warning System、SNEWS)は、銀河系または大マゼラン雲やおおいぬ座矮小銀河等の近隣銀河で超新星が発生した際に天文学者に対して早期に警告を発するために設計された、ニュートリノ検出器のネットワークである。赤色巨星の核が崩壊する際には、大量のニュートリノが生産される。現在のモデルでは、超新星の光のピークが来る前にニュートリノが放出されるため、ニュートリノの検出によって超新星がまもなく見えるようになることを警告することができる。超新星SN 1987Aからのニュートリノのパルスは、光子が届く3時間前にニュートリノが検出された(ただし、この頃はSNEWSはまだ稼働していなかった)。 イタリアのBorexino、日本のスーパーカミオカンデ、イタリアのLVD(en:Large Volume Detector)、カナダのSNO(en:Sudbury Neutrino Observatory)、南極のアイスキューブ・ニュートリノ観測所が現在のメンバーである。2011年6月時点で、SNEWSはまだ超新星の警報を発していない。.

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霧箱

霧箱(きりばこ、英語:cloud chamber)は、蒸気の凝結作用を用いて荷電粒子の飛跡を検出するための装置。1897年にチャールズ・ウィルソンが発明した。 過冷却などを用いて霧を発生させた気体の中に荷電粒子や放射線を入射させると気体分子のイオン化が起こり、そのイオンを凝結核として飛跡が観測される。霧箱はウィルソンによって実用化の研究が行われたことから、ウィルソン霧箱とも呼ばれる。霧箱の原理はこれまでに、ジョゼフ・ジョン・トムソンの電子や放射線の研究やカール・デイヴィッド・アンダーソンの陽電子の検出など様々な粒子や放射線の観測や、コンプトン散乱、原子核衝突、宇宙線の研究など多岐にわたる用途で用いられてきた。ニュートリノの観測は霧箱では検出できず、泡箱を用いることにより初めて検出された。.

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鈴木厚人

鈴木 厚人(すずき あつと、1946年10月3日 - )は、日本の物理学者である。岩手県立大学学長。新潟県出身。.

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鈴木洋一郎

鈴木 洋一郎(すずき よういちろう、1952年 - )は、日本の物理学者。専門は素粒子物理学。ニュートリノ天文学。東京大学教授。数物連携宇宙研究機構拠点構想責任者。 スーパーカミオカンデを用いた大気ニュートリノの振動実験において、ミューニュートリノがタウニュートリノに変化する様子を統計的に確認した。また、太陽ニュートリノ(電子ニュートリノ)が振動していることを確認した。。.

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藤原賞

藤原賞(ふじはらしょう、Fujihara Award)は、藤原銀次郎によって1959年に設立された藤原科学財団が授与する科学技術の賞。 日本国内の科学技術の発展に卓越した貢献をした科学者の顕彰を目的とする。.

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重水

重水(じゅうすい、heavy water)とは、質量数の大きい同位体の水分子を多く含み、通常の水より比重の大きい水のことである。重水に対して通常の水 (1H216O) を軽水と呼ぶ。重水素と軽水素は電子状態が同じであるため、重水と軽水の化学的性質は似通っている。しかし質量が違うので、物理的性質は異なる。 通常の水は 1H216O であるが、重水は水素の同位体である重水素(デューテリウム: D, 2H)や三重水素(トリチウム: T, 3H)、酸素の同位体 17O や 18O などを含む。なお通常の水はH216Oが99.76%からなるが、H218O0.17%、H217O0.037%、HD16O0.032%などの水もわずかながら含まれている。 狭義には化学式 D2O、すなわち重水素二つと質量数16の酸素によりなる水のことを言い、単に「重水」と言った場合はこれを指すことが多い。別名に酸化重水素 (deuterium oxide, Water-d2) など。自然界では、D2O としての重水はほとんど存在せず、重水は DHO の分子式として存在する。.

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量子論

量子論(りょうしろん)とは、ある物理量が任意の値を取ることができず、特定の離散的な値しかとることができない、すなわち量子化を受けるような全ての現象と効果を扱う学問である。粒子と波動の二重性、物理的過程の不確定性、観測による不可避な擾乱も特徴である。量子論は、マックス・プランクのまで遡る全ての理論、、概念を包括する。量子仮説は1900年に、例えば光や物質構造に対する古典物理学的説明が限界に来ていたために産まれた。 量子論は、相対性理論と共に現代物理学の基礎的な二つの柱である。量子物理学と古典物理学との間の違いは、微視的な(例えば、原子や分子の構造)もしくは、特に「純粋な」系(例えば、超伝導やレーザー光)において特に顕著である。しかし、様々な物質の化学的および物理的性質(色、磁性、電気伝導性など)のように日常的な事も、量子論によってしか説明ができない。 量子論には、量子力学と量子場理論と呼ばれる二つの理論物理学上の領域が含まれる。量子力学はの場の影響下での振る舞いを記述する。量子場理論は場も量子的対象として扱う。これら二つの理論の予測は、実験結果と驚くべき精度で一致する。唯一の欠点は、現状の知識状態では一般相対性理論と整合させることができないという点にある。.

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量子色力学

量子色力学(りょうしいろりきがく、、略称: QCD)とは、素粒子物理学において、SU(3)ゲージ対称性に基づき、強い相互作用を記述する場の量子論である。.

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自治寮

自治寮(じちりょう)とは寮生自らが管理運営に関与している学生寮のことである。自治寮には必ず学生自治組織(以下、寮自治会)が存在する。一方、寮生以外の第三者、例えば学校が全面的に管理運営している学生寮を管理寮(かんりりょう)と言う。.

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自然金 金(きん、gold, aurum)は原子番号79の元素。第11族元素に属する金属元素。常温常圧下の単体では人類が古くから知る固体金属である。 元素記号Auは、ラテン語で金を意味する aurum に由来する。大和言葉で「こがね/くがね(黄金: 黄色い金属)」とも呼ばれる。。 見かけは光沢のある黄色すなわち金色に輝く。日本語では、金を「かね」と読めば通貨・貨幣・金銭と同義(お金)である。金属としての金は「黄金」(おうごん)とも呼ばれ、「黄金時代」は物事の全盛期の比喩表現として使われる。金の字を含む「金属」や「金物」(かなもの)は金属全体やそれを使った道具の総称でもある。 金属としては重く、軟らかく、可鍛性がある。展性と延性に富み、非常に薄く延ばしたり、広げたりすることができる。同族の銅と銀が比較的反応性に富むこととは対照的に、標準酸化還元電位に基くイオン化傾向は全金属中で最小であり、反応性が低い。熱水鉱床として生成され、そのまま採掘されるか、風化の結果生まれた金塊や沖積鉱床(砂金)として採集される。 これらの性質から、金は多くの時代と地域で貴金属として価値を認められてきた。化合物ではなく単体で産出されるため精錬の必要がなく、装飾品として人類に利用された最古の金属で、美術工芸品にも多く用いられた。銀や銅と共に交換・貨幣用金属の一つであり、現代に至るまで蓄財や投資の手段となったり、金貨として加工・使用されたりしている。ISO通貨コードでは XAU と表す。また、医療やエレクトロニクスなどの分野で利用されている。.

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長さの比較

本項では、長さの比較(ながさのひかく)ができるよう、長さを昇順に表にする。.

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電子ニュートリノ

電子ニュートリノ(electron neutrino)は、素粒子標準模型における第一世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第一世代の荷電レプトンである電子と対をなすため、電子ニュートリノと名付けられた。 ベータ崩壊の過程で運動量とエネルギーが喪失するという現象から、1930年にヴォルフガング・パウリによって予測され、1956年にフレデリック・ライネスとクライド・カワンによって最初に検出された 。.

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連鎖反応 (核分裂)

連鎖反応(れんさはんのう、nuclear chain reaction)とは、核分裂性物質が中性子を吸収することで核分裂反応を起こすと同時に新たな中性子が飛び出し、さらに別の核分裂反応を引き起こして、単位時間当たりの反応回数が一定もしくは指数関数的に増加する状態である。 十分に多量(臨界量以上)の核分裂性物質の中で、制御されない状態の下で連鎖反応が起きると、エネルギーが爆発的に放出される。これが核兵器の動作原理になっている。連鎖反応は十分に制御された状態でエネルギー源としても用いられる(原子炉など)。 いくつかの核分裂反応で生じる中性子数とエネルギーの平均値は以下の通りである。.

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陽子

陽子(ようし、())とは、原子核を構成する粒子のうち、正の電荷をもつ粒子である。英語名のままプロトンと呼ばれることも多い。陽子は電荷+1、スピン1/2のフェルミ粒子である。記号 p で表される。 陽子とともに中性子によって原子核は構成され、これらは核子と総称される。水素(軽水素、H)の原子核は、1個の陽子のみから構成される。電子が離れてイオン化した水素イオン(H)は陽子そのものであるため、化学の領域では水素イオンをプロトンと呼ぶことが多い。 原子核物理学、素粒子物理学において、陽子はクォークが結びついた複合粒子であるハドロンに分類され、2個のアップクォークと1個のダウンクォークで構成されるバリオンである。ハドロンを分類するフレーバーは、バリオン数が1、ストレンジネスは0であり、アイソスピンは1/2、超電荷は1/2となる。バリオンの中では最も軽くて安定である。.

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陽子-陽子連鎖反応

'''陽子-陽子連鎖反応の概要''' 左上の反応では2個の陽子(赤)が反応し、陽電子(白)とニュートリノ(ν)を放出後、陽子と中性子(灰色)からなる重水素が形成される。次の反応では重水素と陽子が結合し、ガンマ線(γ)を放出してヘリウム3が生成する。最後の反応では2個のヘリウム3が結合し、陽子を2個放出してヘリウム4に至る。電子は反応に寄与しないため、省略されている。 陽子-陽子連鎖反応(ようしようしれんさはんのう、proton-proton chain reaction)とは恒星の内部で水素をヘリウムに変換する核融合反応の一種である。日本語ではppチェイン、pp連鎖反応などと呼ばれることが多い。CNOサイクルと並んで、恒星内で起こる水素の核融合反応の主要な過程であり、太陽と同程度かそれより質量の小さい恒星でのエネルギー生成の大半を担っている。 一般に、2つの水素原子(陽子)の間に働くクーロン力に打ち勝って核融合反応が起こるためには大きなエネルギー(すなわち高い温度)と圧力(密度)を必要とする。恒星内部で陽子-陽子連鎖反応が完了するまでの平均的な時間尺度は109年のオーダーである。このように反応の進行がゆっくりとしているため、太陽や小質量星は長い時間にわたって輝くことができる。 陽子-陽子連鎖反応が太陽や他の恒星のエネルギー生成の基本原理であることは1920年代にアーサー・エディントンによって提唱された。当時は、陽子がクーロン障壁を越えるためには太陽の温度は低過ぎると考えられていた。後に量子力学が発展すると、陽子の波動関数がトンネル効果によってクーロン障壁を越えることで、古典力学の予言より低い温度で陽子同士が融合できることが明らかとなった。.

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陽電子放出

陽電子放出(ようでんしほうしゅつ、positron emission)、または、正のβ崩壊(せいのべーたほうかい、beta plus decay)とはベータ崩壊の一種。この過程において、陽子は弱い力を通して中性子、陽電子、ニュートリノに転換される。陽電子はベータプラス粒子として知られている電子の反粒子である。このため、この放出過程は時に"ベータプラス"(β+)として言及される。 この崩壊を行い、それに伴い陽電子を放出する同位体には炭素11、カリウム40、窒素13、酸素15、フッ素18、ヨウ素121などが上げられる。例として、炭素11からホウ素11への崩壊が上げられ、下記の式のように表すことができる。 これらの同位体は陽電子断層法に使われ、この手法は医用画像処理に使われている。特徴的であるのは放たれるエネルギーが崩壊する同位体に依存していることである。上記のように炭素11の一個の崩壊では0.96 MeVが発生し、これは炭素11にのみ当てはまる。 中性子と陽子の中には、クォークと呼ばれる素粒子が存在する。中性子と陽子の中にあるクォークにはアップクォークとダウンクォークがある。ひとつの陽子、中性子に対してクォークは常に3つ入っており、これの組み合わせにより中性子か陽子かという特性を得る。アップクォークは3分の2の電荷で、ダウンクォークは-3分の1の電荷である。陽子ではアップクォーク2個、ダウンクォーク1個であり電荷は2/3 + 2/3 - 1/3.

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GALLEX

GALLEXあるいはGallium Experimentは1991年から1997年までグランサッソ国立研究所(LNGS)で稼働していた放射化学ニュートリノ検出器である。このプロジェクトはハイデルベルクのマックス・プランク核物理学研究所が主導するフランス、ドイツ、イタリア、イスラエル、ポーランドそして米国の研究者の国際共同研究グループによって実施された。  この検出器は太陽ニュートリノを検出し、太陽エネルギー創出のメカニズムに関する理論を証明するために設計された。この実験(そして同時に行われたSAGE実験)より前には、低エネルギー太陽ニュートリノは観測されたことがなかった。.

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II型超新星

拡大するII-P型超新星SN 1987Aの超新星残骸 II型超新星(Type II supernova)は、大質量の恒星が急速に崩壊して起こす、激しい爆発である。この型の超新星となる恒星の質量は、太陽質量の少なくとも8倍で、40から50倍を超えない範囲である。他の型の超新星とは、スペクトル中の水素の存在で区別される。II型超新星は主に銀河の渦状腕やHII領域で見られるが、楕円銀河では見られない。 恒星は、元素の核融合によってエネルギーを生み出す。太陽と異なり、大質量の恒星は、水素やヘリウムよりも重い元素を使う核融合もでき、温度と圧力がさらに高くなるのと引き換えに寿命は短くなる。元素の縮退圧と融合反応により産み出されるエネルギーは、重力に打ち勝つほど強く、恒星を崩壊させずに平衡を維持している。恒星は水素やヘリウムから始まって、核で鉄やニッケルが作られるまで、徐々に重い元素を融合させるようになる。鉄やニッケルの核融合は正味のエネルギーを生み出さず、そのため融合はこれ以上進行しないため、内部には鉄-ニッケル核が残る。外向きの圧力となるエネルギー放出がなくなるため、平衡は破れる。 核の質量が約1.4太陽質量のチャンドラセカール限界を超えると、電子の縮退圧力だけでは重力に打ち勝つことができず、平衡を維持することができない。数秒以内に激しい爆縮が発生し、外核は光速の23%で内部に落ち込み、内核は1000億Kの温度に達する。逆ベータ崩壊によって中性子とニュートリノが生じ、10秒間の爆発で約1046Jのエネルギーが放出される。崩壊は、中性子縮退によって止まり、反動で外向きの爆発が起こる。この衝撃波のエネルギーは、恒星の周囲の物質を脱出速度以上に加速して超新星爆発が発生し、衝撃波に加え非常に高い温度と圧力によって短時間の間、鉄以上の重さの元素生成が可能となる(宇宙の元素合成)。 II型超新星は、爆発後の光度曲線に基づいていくつかのカテゴリーに分類される。II-L型超新星は爆発後の光度が線形(line)に減少し、II-P型超新星はしばらくは光度の減少が緩やか(plateau)である。Ib・Ic型超新星は、水素(とヘリウム)の外層を失った大質量恒星による核崩壊型の超新星である。.

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Ν

(ニュー、ニ、, )は、ギリシア語アルファベット第13字母で数価は 50。音価 /n/。現代語では ντ のディグラフで語頭においては,語中では をあらわす。ラテンアルファベットのN、キリル文字のН、Њはこの文字に由来する。 小文字の「ν」は、次のものをあらわす記号として使われる。.

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Λ-CDMモデル

Λ-CDMモデルとは、「冷たい暗黒物質 (Cold Dark Matter, CDM)モデル」に宇宙項 Λ を加えた宇宙モデルのこと。英語圏では“Lambda-Cold Dark Matter Model”とも表記し、「ラムダ・コールド・ダークマター・モデル」と読む。Λ-CDMあるいはLCDMと略記される場合が多い Heart of Darkness: Unraveling the Mysteries of the Invisible Universe, by Jeremiah P. Ostriker and Simon Mitton、2013年、Princeton University Press刊。243, 252, 253頁。それを敢えて日本語に直訳すれば「ラムダ項入りの冷たいダークマター・モデル」あるいは「宇宙項入りの冷たい暗黒物質モデル」などとなるかもしれないが、いずれにせよ不自然な日本語になってしまうので、ここではΛ-CDMモデルという表記を採用した。 銀河の回転運動(中心部の回転速度と周辺部の回転速度が同じであるというアノマリー)や銀河群、銀河団の運動の観測から、宇宙には光を発しない暗黒物質が存在することを仮定する。そして、元素合成理論から、暗黒物質の主成分が暗い天体(ブラックホール、褐色矮星等)ではないこと、さらに普通の物質とは重力以外では弱く相互作用しない非バリオン的な物質であることが知られている。その中でも、ニュートリノのような軽い(熱い)粒子ではなく、重い(冷たい)粒子(アクシオン、ニュートラリーノなど)があると、インフレーション理論で生まれた揺らぎが成長することによって、現在の宇宙の階層構造になったという観測事実をうまく説明できる。.

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J-PARC

J-PARC(ジェイパーク、Japan Proton Accelerator Research Complex)は、大強度陽子加速器施設である。高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究開発機構による共同プロジェクトで茨城県の原子力科学研究所内に位置する。リニアック、RCS(Rapid Cycling Synchrotron) 、MR(Main Ring) の3台の加速器からなる。 2007年度にファーストビームを発生、2008年12月より供用を開始した。.

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J-PARC放射性同位体漏洩事故

J-PARC放射性同位体漏洩事故(ジェイパークほうしゃせいどういたいろうえいじこ)とは、日本標準時2013年5月23日11時55分、茨城県那珂郡東海村にある大強度陽子加速器施設J-PARCの施設の1つであるハドロン実験施設で発生した放射性同位体の漏洩事故である。装置の誤作動に起因する放射性同位体の拡散と、事故発生後の対応が誤っていた事によって、当時施設内にいた作業員や研究者102人のうち34人が被曝したほか、管理区域外にも微量の放射性同位体が漏洩した。原子力規制委員会は、本事案を暫定的に国際原子力事象評価尺度レベル1(逸脱)に相当する事象と評価した。.

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KASKA

KASKAとは柏崎刈羽原子力発電所から2キロ程度の近距離におけるニュートリノ観測を目指す素粒子実験である。原子炉から発生した反電子ニュートリノを近距離で捉えることで、3世代あるニュートリノの間の振動現象をとらえることができる。ニュートリノ振動現象は、スーパーカミオカンデ、カムランドなどで観測されているが、KASKAはまだ測定されていない第一世代と第三世代間のニュートリノ振動を感度良く測定することができる実験として注目されている。.

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MiniBooNE

MiniBooNE実験はフェルミ研究所で現在進行中のニュートリノ振動の実験である("BooNE"は"Booster Neutrino Experiment"の略)。人工のミューオンニュートリノビームが800トンのオイルで満たされた検出器に向かって放たれ、ニュートリノによる反応が1280個の 検出器を囲んだ光電子増倍管によって観測される。もし電子ニュートリノがミューオンニュートリノビームの中から見つかれば過去にロスアラモス研究所で行われたLSND実験の結果を証明することになる。.

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NOνA

NOνA(ノヴァ、)とは、フェルミ国立加速器研究所 の から発せられるニュートリノを検出するよう設計された、素粒子物理学上の実験である。 の後継として、NOνA は2つの検出器から成る。検出器のうち1つは 内に設置され(前置検出器、)、もう1つはミネソタ州北部に設置されている(後置検出器、)。NuMI から発せられたニュートリノは後置検出器に達するまでに地中を 進むことになるが、この間に起きたニュートリノ振動によるミューニュートリノから電子ニュートリノへの遷移を検出することが NOνA の主目標である。変化するニュートリノの数を観測することにより、次の3つを達成することが期待されている。.

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SN 1987A

SN 1987A すなわち1987年超新星A は、大マゼラン雲内に発見された超新星である。初めて観測されたのが1987年2月23日であり、これが同年最初に観測された超新星であることから 1987A という符号が付けられている。「SN」は「超新星」を意味する "supernova" の略である。地球からは16.4万光年離れている。23日午前10時30分(UT)に撮影された大マゼラン雲の写真に写っており、可視光で捉えられたのはこれが最初とされる。超新星発見の報告が最初になされたのは24日のことである。超新星の明るさは5月にピークを迎え、視等級にして最大3等級となったあと、数ヵ月かけて徐々に減光した。肉眼で観測された超新星としては1604年に観測された SN 1604(ケプラーの超新星)以来383年ぶりであり、現代の天文学者にとっては初めて超新星を間近に観察する機会となった。 日本では陽子崩壊の観測のために建設されたカミオカンデがこのニュートリノを捉えており、精密な観測を行うことができた成果により建設を主導した東京大学名誉教授の小柴昌俊が2002年にノーベル物理学賞を受賞している。 SN 1987A の超新星爆発を起こした恒星はサンデュリーク-69° 202という質量が太陽の20倍ほどの青色超巨星であることが分かっている。また爆発後には超新星残骸として三重リング構造を持つ星雲状の天体が観測されている。 この三重リングは過去に放出されたガスに光が反射して見えたものと考えられている。.

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SN 2008D

SWIFTによるNGC 2770の画像。SN 2008Dの前にSN 2007uyが見える。X線(左)及び可視光(右) SN 2008Dは、スウィフトによって検出された超新星である。渦巻銀河NGC 2770内で起こった爆発は、2008年1月9日に、Carnegie-PrincetonのフェローであるAlicia Soderberg、Edo Berger、Albert Kong、Tom Maccaroneによって、スウィフトのデータを用いてそれぞれ独立に検出された。彼らは、軌道上または地上の8つの観測施設に対して、この超新星爆発を記録するように要請した。これは、天文学者が超新星が発生するのを観測した初めての事例だった。 この超新星は、Ib・Ic型超新星であると決定された。SN 2008Dが広がる速度は、1万km/s以上と測定された。爆発には中心がなく、一方の側からガスが外側に向かって進む速度は、他方よりも速い。これは、超新星からのX線放出の誕生の瞬間が捉えられた初めての例となった。次世代のX線衛星は、毎年数百個の超新星の誕生の瞬間を捉えることが期待され、恒星の崩壊や中性子星の誕生に伴うことが予測されるニュートリノや重力波のバーストを観測する機会を提供する。.

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T2K

T2K(Tokai to Kamioka)とは茨城県那珂郡東海村のJ-PARC加速器で発射したニュートリノを295キロメートル離れた岐阜県飛騨市神岡町のスーパーカミオカンデで捉える素粒子実験。 ニュートリノ振動現象を精密に測定することを目的とする。 スーパーカミオカンデによる大気ニュートリノ観測で発見され、加速器によるニュートリノ実験であるK2K実験、アメリカのMINOS実験で検証された「大気ニュートリノ振動」の精密測定を行うこと、 ミューオンニュートリノから電子ニュートリノへの振動を観測することで未発見の混合角θ13の測定を行うこと、さらにその先にニュートリノと反ニュートリノの振動確率の違いを測定することでニュートリノでのCP対称性の破れの検証を行うことを目的としている。 東海村にはJ-PARC加速器からの陽子ビームを用いてニュートリノビームを作り出すニュートリノビームライン、振動前のニュートリノビームの性質を測定する前置検出器が設置され、スーパーカミオカンデと合わせて295kmにわたる実験装置をなしている。 実験グループは日本、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、ポーランド、ロシア、スペイン、スイス、イギリス、アメリカの12カ国、500人以上の共同研究者からなる。 実験の提案以来、西川公一郎前素粒子原子核研究所所長が実験代表者を務めていたが、現在の実験代表者は高エネルギー加速器研究機構の小林隆教授。 2009年4月23日にJ-PARC加速器からの陽子ビームがニュートリノビームラインに入射され、実験が開始された。2009年11月22日には前置検出器で初のニュートリノ反応の検出に成功した。.

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W'ボソンとZ'ボソン

W'ボソンとZ'ボソンは、素粒子物理学における仮想上のゲージ粒子である。弱アイソスピンを右巻きに拡張することで、W'ボソンとZ'ボソンは標準模型の右巻きフェルミオンに結合することができる。この名前は、標準模型のWボソンとZボソンに類するものとして命名された。.

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暗黒物質

暗黒物質(あんこくぶっしつ、dark matter ダークマター)とは、天文学的現象を説明するために考えだされた「質量は持つが、光学的に直接観測できない」とされる、仮説上の物質である。"銀河系内に遍く存在する"、"物質とはほとんど相互作用しない"などといった想定がされており、間接的にその存在を示唆する観測事実は増えているものの、その正体は未だ不明である。.

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東京大学宇宙線研究所

東京大学宇宙線研究所(とうきょうだいがくうちゅうせんけんきゅうしょ、英称:Institute for Cosmic Ray Research, University of Tokyo、略称:ICRR)は東京大学の附置研究所であり、宇宙線の観測・研究を行っている。共同利用・共同研究拠点であり、日本初の全国共同利用研究機関である。.

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東京大学柏地区キャンパス

東京大学 柏地区キャンパス(とうきょうだいがく かしわちくキャンパス)は、千葉県柏市柏の葉地区に所在する東京大学のキャンパスの一つである。「柏地区」あるいは「柏キャンパス」とも呼ばれる。 柏、柏II、柏の葉駅前の3キャンパスで構成される。なお、「柏キャンパス」は柏地区キャンパスの一部である柏キャンパスのみを指すこともあるので注意を要する。.

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村山斉

村山 斉(むらやま ひとし、1964年3月21日 - )は、日本の物理学者。専門は素粒子理論。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長。リニアコライダー・コラボレーション副ディレクター。日本とアメリカを行き来しつつ活動している。.

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核融合反応

核融合反応(かくゆうごうはんのう、nuclear fusion reaction)とは、軽い核種同士が融合してより重い核種になる核反応を言う。単に核融合と呼ばれることも多い。.

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梶田隆章

梶田 隆章(かじた たかあき、1959年3月9日 -)は、日本の物理学者、天文学者である。埼玉県東松山市出身。東京大学卓越教授、同大特別栄誉教授、東京大学宇宙線研究所長・教授、兼同研究所附属宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員、埼玉大学フェロー、東京理科大学理工学部物理学科非常勤講師。専門はニュートリノ研究。理学博士。ニュートリノ振動の発見により、2015年にアーサー・B・マクドナルドと共にノーベル物理学賞を受賞した。2017年度より朝日賞選考委員を務めている。.

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標準模型

標準模型(ひょうじゅんもけい、、略称: SM)とは、素粒子物理学において、強い相互作用、弱い相互作用、電磁相互作用の3つの基本的な相互作用を記述するための理論のひとつである。標準理論(ひょうじゅんりろん)または標準モデル(ひょうじゅんモデル)とも言う。.

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泡箱

泡箱(あわばこ、bubble chamber)は、ニュートリノなどの粒子を観測するための装置の一つ。1952年にアメリカの物理学者ドナルド・グレーザーによって発明された。グレーザーはこの功績により、1960年度のノーベル物理学賞を受賞している。 原理は霧箱に似ており、過熱状態の透明な液体(主に冷却された液体水素)を満たした空間を粒子が通過することにより、粒子が通過した部分の水素が気化し、泡として観測される。 ニュートリノの観測は霧箱では検出できず、1970年11月13日にアメリカアルゴンヌ国立研究所に設置されたZero Gradient Synchrotronの水素泡箱で史上初のニュートリノが観測された。なお、ニュートリノ自体は電荷を持たず泡箱に軌跡を残さないため、これは間接的な観測である。 日本で初めての泡箱の実験は、1965年に北垣敏男(東北大学)が行なった。 Category:素粒子物理学 Category:実験器具 Category:箱 Category:水素 Category:放射線・放射能計測機器 Category:水素技術.

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深部非弾性散乱

ハドロンによるレプトンの深部非弾性散乱を最低次まで摂動展開したダイアグラム 深非弾性散乱(しんひだんせいさんらん Deep inelastic scattering)はハドロン(特に陽子や中性子などのバリオン)の内部を電子やミュー粒子、ニュートリノにより調査するために用いられる過程である。その当時は純粋に数学的な現象であると考える者も多かった、クォークが実在することの最初の決定的証拠をもたらした。最初の試みは1960年代から1970年代にかけてであり、ラザフォード散乱を非常に高いエネルギーに拡張した過程と考えることができ、そのため核子の構成要素をより細かい分解能で調べることができる。 用語の各部分を説明する。「散乱」はレプトン(電子、ミューオン、ほか)が偏向されることを意味する。偏向される角度を観測することによりこの過程の性質を調べることができる。「非弾性」とは標的が入射粒子の運動量の一部を吸収することを意味する。実際、レプトンのエネルギーが非常に高い場合、標的は「破砕」されて多数の新粒子を放出する。これらの粒子はハドロンであり、極度に単純化するとこの過程は標的を構成していたクォークが「叩き出」され、クォークの閉じ込めのために観測不可能なクォークのかわりにハドロンが生成されるが起こると解釈することができる。「深」とはレプトンが標的ハドロンのサイズよりも短い波長をもつほどに高いエネルギーを持ち、そのため標的の「深」部を調べることができるという意味である。また、によれば、レプトンから発した高エネルギー光子が標的ハドロンに吸収され、構成クォークの一つにエネルギーが移送されるという、図のダイアグラムに示すような過程として理解することもできる。.

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望遠鏡

望遠鏡(ぼうえんきょう)とは、遠くにある物体を可視光線・赤外線・X線・電波などの電磁波を捕えて観測する装置である。古くは「遠眼鏡(とおめがね)」とも呼ばれた。 観測に用いられる電磁波の波長により、光学望遠鏡と電波望遠鏡に大別される。電磁波を捕える方式による分類では反射望遠鏡と屈折望遠鏡がある。.

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戸塚洋二

戸塚 洋二 (とつか ようじ、1942年3月6日 - 2008年7月10日) は日本の物理学者。東京大学特別栄誉教授。静岡県富士市出身。富士市名誉市民(第1号)。.

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浜松ホトニクス

浜松ホトニクス(はままつホトニクス、英語表記 Hamamatsu Photonics K.K.)は、光関連の電子部品や電子機器を製造・販売する株式会社。1953年9月29日に「浜松テレビ株式会社」として創業。半導体レーザー、フォトダイオード、光電子増倍管、X線管、分析用光源など光関連で高い技術力を持つ。光電子増倍管で世界シェア約90%。 「光」に関することなら医学、情報、スポーツ生理学までも手がける研究開発型企業。1996年に東証二部、続いて1998年に東証一部上場。 同社は日本取引所グループと日本経済新聞が「財務や経営が優秀な上場企業の上位400社」として選定しインデックス化するJPX日経インデックス400の構成銘柄に採用されている。 2017年8月18日より国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に参加企業として登録された。.

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日めくりタイムトラベル

『日めくりタイムトラベル』(ひめくりタイムトラベル)は、2007年1月3日 - 2011年3月26日の間、NHK衛星第2テレビジョンで放送されていたバラエティ番組である。.

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日本の物理学者の一覧

日本の物理学者の一覧(にほんのぶつりがくしゃのいちらん)は、日本の物理学者を一覧する。 物理学者の一覧、:Category:日本の物理学者も参照。なお、日本国外に国籍を移動した者も含めている。.

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日本人のノーベル賞受賞者

2010年のノーベル化学賞には鈴木章(左)と根岸英一(中)が選ばれた。 日本人のノーベル賞受賞者(にほんじんのノーベルしょうじゅしょうしゃ)では、ノーベル賞を受賞した日本人の一覧を掲載する。なお、受賞対象となった研究成果を挙げた時には日本国籍を有していたものの受賞時点で日本国籍のない受賞者や、受賞を逃した人物、日本にゆかりのある受賞者等もあわせて掲載する。.

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日本科学未来館

日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん、英称:National Museum of Emerging Science and Innovation、愛称:Miraikan、みらいCAN(みらいかん))は、東京都江東区青海の国際研究交流大学村内にある科学館である。.

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放射性物質

放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ、長倉三郎ほか編、『 』、岩波書店、1998年、項目「放射性物質」より。ISBN 4-00-080090-6)とは、放射能を持つ物質の総称である。主に、ウラン、プルトニウム、トリウムのような核燃料物質、放射性元素もしくは放射性同位体、中性子を吸収又は核反応を起こして生成された放射化物質を指す。.

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感染症の歴史

Michael Wolgemut『死の舞踏』1493年、版画 ---- 「生」に対して圧倒的勝利をかちとった「死」が踊っているすがた — 14世紀の「黒死病」の流行は全ヨーロッパに死の恐怖を引き起こした。 感染症の歴史(かんせんしょうのれきし)では、世界の歴史において、特に後世に社会的、経済的、文化的に甚大な影響を与えた感染症について記述する。.

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数学・自然科学・工学分野で使われるギリシア文字

リシア文字は数学、自然科学、工学およびそれらの関連分野でよく使われる。典型的な使い方としては数学定数・特殊関数、あるいは一定の性質を持つ変数を表す記号が挙げられる。この場合、同じ字母の大文字形と小文字形でも完全に無関係なものを表すのは一般的である。また、以下のギリシア文字には同形のラテン文字が存在するのであまり使わない:大文字のA・B・E・H・I・K・M・N・O・P・T・X・Y・Z。小文字のι・ο・υについてもラテン文字のi・o・uとは形が近い故に使われることがまれである。φやπのように、一部の文字の異なる字形が別々の記号として使われることもある。 数理ファイナンス分野においても、グリークスというギリシア文字で表される変数は特定の投資におけるリスクを指す。 英語圏において一部のギリシア文字の読み方は古代ギリシア語と現代ギリシア語の発音から離れている。例えばθは古代ギリシア語で、現代ギリシア語でと発音されるが、英語圏においてはと呼ばれる。.

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11月11日

11月11日(じゅういちがつじゅういちにち)はグレゴリオ暦で年始から315日目(閏年では316日目)にあたり、年末まであと50日ある。.

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1987年

この項目では、国際的な視点に基づいた1987年について記載する。.

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2015年

この項目では、国際的な視点に基づいた2015年について記載する。.

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2dF銀河赤方偏移サーベイ

2dF銀河赤方偏移サーベイ(2dF Galaxy Redshift Survey、2dFあるいは2dFGRSと略される)は、アングロ・オーストラリアン天文台の口径3.9mアングロ・オーストラリアン望遠鏡によって1997年から2002年4月11日まで行われた、多数の銀河の赤方偏移を測定する掃天観測である。このサーベイ観測のデータは2003年6月30日に公開された。このサーベイによって近傍宇宙の一部分について宇宙の大規模構造が描き出された。2009年7月現在、このサーベイは2000年に開始されたスローン・デジタル・スカイサーベイに次いで2番目の規模の赤方偏移サーベイである。マシュー・コレス、スティーブ・マドックスおよびジョン・ピーコックらがこのプロジェクトに関わった。.

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2月23日

2月23日(にがつにじゅうさんにち)はグレゴリオ暦で年始から54日目にあたり、年末まであと311日(閏年では312日)ある。.

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3C 58

3C 58 はカシオペヤ座の方向、天の川銀河内の約1万光年の位置にあるパルサー及び超新星残骸である。1181年に観測された超新星SN 1181に関係すると考えられているが、3C 58 の年齢が数千年ほどあるとして、SN1181とは関連がないことを指し示す兆候もある。 3C58は、中性子星形成の標準的な理論では説明できないほど異常に早く冷却していることが注目されている。内部の特異な条件によって大量のニュートリノが放出されることでエネルギーが放出され、冷却されているという仮説が立てられている。 また、クォークが裸の状態で存在するクォーク星である可能性が示唆されている。.

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8月26日

8月26日(はちがつにじゅうろくにち)はグレゴリオ暦で年始から238日目(閏年では239日目)にあたり、年末まであと127日ある。.

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ミューオンニュートリノニュートリノの質量中性微子

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