ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

イードメネウス

索引 イードメネウス

イードメネウス(;Ἰδομενεύς,, 「イーデーの力」の意味)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してイドメネスとも表記される。クレータ島の王。の息子で、クレーテーと兄妹、モロスとは異母兄弟。クレータ王ミーノースの孫にあたる。息子の名はオルシロコス。 ヘレネーの求婚者の1人としてクレータ島の軍勢80艘を率いてトロイア戦争に参加する。モロスの子は彼の従者であり戦友である。アガメムノーンの助言者の1人。トロイア戦争当時には初老であったが、アガメムノーン、ディオメーデース、オデュッセウスといったアカイア勢の英雄たちがヘクトールの猛攻で傷つき倒れた際に、危地を救うべく奮戦している。トロイアの木馬の中にいたアカイア勢の1人であり、13人の敵兵とブレムーサ(トローイア側の援軍アマゾーンの1人)を倒している。トロイア戦争を無事に生き残り帰国した。 アテーナイのアポロドーロスによる後の伝承では、帰国する際にイードメネウスの船は嵐に遭遇し、ポセイドーンに「この状況から救ってくれるのなら、国に戻って初めて会うものを生け贄に捧げる」と誓った。しかし初めて出会ったものは彼の息子で、イードメネウスは彼を生け贄に捧げた。神は息子を生け贄に捧げたことに怒り、疫病をクレータ島に遣わし、クレータ人はイードメネウスを追放した。その後彼はアナトリア半島のコロポーンで亡くなった。マルクス・テレンティウス・ウァロによるとサレンティーニ人は彼の子孫である。 他の伝承では、レウコスという男がイードメネウスの妻メーダーを誘惑し、後に殺害、王位を奪ってイードメネウスをクレータ島から追放した。 Achterbergらの仮説によれば、ファイストスの円盤はイードメネウスに言及している( i-du-ma-na という単語が存在する B.IX)。 モーツァルトの1781年のオペラ・セリア『イドメネオ』はイードメネウスのクレータ島への帰還を題材にしている。.

17 関係: 大アイアースナウプリオスミーノースマカーオーンメーデイアトロイア戦争にかかわる伝説テウクロスデーイポボスデウカリオーンアシオス (ギリシア神話)アスカラポスイーピクロスエウリュピュロスオトリュオネウスギリシア神話クレオパトラ (曖昧さ回避)国広和毅

大アイアース

大アイアース(Αἴας, Aiās, Ajax)は、ギリシア神話に登場する英雄である。長母音を省略してアイアスとも表記する。 アイアースはサラミース島の王テラモーンの子で、トロイア戦争にはサラミース人を率いて12隻の船と共に参加した。オイレウスの子アイアース(小アイアース)と区別するために大アイアースと呼ばれる。また、『イーリアス』などの叙事詩では、小アイアースと組にして両アイアースなどと呼ばれる。 同じくトロイア戦争に参加したテウクロスとは異母兄弟。トロイア戦争でギリシア勢に参加した英雄では、アキレウスに次ぐ強さを誇った。テラモーンはアキレウスの父ペーレウスの兄弟であり、アイアースとアキレウスとはいとこ同士である。.

新しい!!: イードメネウスと大アイアース · 続きを見る »

ナウプリオス

ナウプリオス(Ναύπλιος, Nauplios)は、ギリシア神話に登場する人物である。同名の人物が複数知られており、それは、.

新しい!!: イードメネウスとナウプリオス · 続きを見る »

ミーノース

ミーノース(Μίνως, )は、ギリシア神話に登場するクレータ島の王である。長母音を省略してミノスとも表記される。 ミーノースはクノッソスの都を創設し、宮殿を築いてエーゲ海を支配したとされる。ミノア文明という名称はミーノースに由来している。ヘロドトスやトゥキディデスはミーノースを実在の人物と考え、プルタルコスはミーノースの子ミーノータウロスを怪物ではなく将軍の一人だとする解釈を示している。 近年、クレタ島のクノッソス宮殿遺跡から世界最古の玉座とともに古文書が見つかり、その碑文の中にミヌテ、ミヌロジャ「ロジャ」は王の意味という名前があったことから、ミノス王の実在を示すものではないかと言われている。.

新しい!!: イードメネウスとミーノース · 続きを見る »

マカーオーン

マカーオーン(Μαχάων, Machāōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してマカオンとも表記される。医神アスクレーピオスの子で、ポダレイリオスと兄弟。アレクサノール、スピュロス、ポレモクラテース、ニーコマコス、ゴルガソスの父。 アスクレーピオスの子であるマカーオーンとポダレイリオスはともに名医であり、特にマカーオーンは外科、ポダレイリオスは内科に長けていた。彼らはヘレネーの求婚者の1人で、トロイア戦争ではポダレイリオスとともにトリッケーの軍勢30隻を率いて参加した。マカーオーンはアスクレーピオスがケイローンから授かった薬を持っており、ギリシア軍の軍医的存在であった。 『イーリアス』初日、マカーオーンはパンダロスの矢に傷つけられたメネラーオスをケイローンの薬で癒し、3日目には最大の激戦区だったスカマンドロス河沿いでイードメネウス、ネストールとともに戦った。しかしパリスの矢を受け、それを見たイードメネウスはネストールに「傷の手当てができる者は他の者より何倍も価値があるから」と言い、マカーオーンを戦場から運び出すよう頼んだ。そこでマカーオーンはネストールの戦車に乗って戦場を脱出したが、それを見たアキレウスは心配してパトロクロスをネストールの陣に遣わした。後にマカーオーンはニーレウスとともにテーレポスの子エウリュピュロスに討たれた。あるいはアマゾーンの女王ペンテシレイアに討たれたともいわれる。しかしマカーオーンは戦死せずに木馬作戦に加わったとも、ピロクテーテースを癒したのはポダレイリオスではなくマカーオーンであるともいわれる。 メッセーネーの伝承では、マカーオーンとポダレイリオスはメッセーネーの出身で、一部の人々が彼らを王とした。また彼らはメッセーネーの武将としてトロイア戦争に参加した。戦後、ネストールはマカーオーンの遺骨を持ち帰ったといわれ、かつてネストールが養育されたというゲレーニアにはマカーオーンの墓と聖域があった。聖域はロドスと呼ばれ、病気の癒しが行われた。この聖域を最初に祭祀したのはヘーラクレイダイ出身のメッセーネー王グラウコスであったという。.

新しい!!: イードメネウスとマカーオーン · 続きを見る »

メーデイア

メーデイア(Μήδεια, Mēdeia)は、ギリシア神話に登場するコルキス(現在のグルジア西部)の王女である。長母音を省略してメデイアとも表記される。 アポロドーロスによればコルキスの王アイエーテースとオーケアノスの娘エイデュイアの娘で、カルキオペー、アプシュルトスと兄弟。ロドスのアポローニオスによるとアイエーテースとエイデュイアの娘で、カルキオペーと姉妹であり、アプシュルトスは母の異なる兄にあたる。太陽神ヘーリオスの後裔として、魔女キルケーと同じ金色の輝く瞳を持つグスターフ・シュヴァープ 『ギリシア・ローマ神話』第1巻、角信雄/訳。 ヘカテー神殿に仕える巫女でもあり、ヘカテーの魔術に長け、イアーソーン率いるアルゴナウタイの冒険を成功に導いた。元来はギリシアに征服された地方の土着の女神だったと考えられている。.

新しい!!: イードメネウスとメーデイア · 続きを見る »

トロイア戦争にかかわる伝説

トロイア戦争にかかわる伝説(トロイアせんそうにかかわるでんせつ)では、トロイア戦争にかかわる伝説について記す。.

新しい!!: イードメネウスとトロイア戦争にかかわる伝説 · 続きを見る »

テウクロス

テウクロス(Τεῦκρος,, )は、ギリシア神話の人物である。ラテン語からテウケル、テウセルとも表記される。主に、.

新しい!!: イードメネウスとテウクロス · 続きを見る »

デーイポボス

デーイポボス(Δηΐφοβος,, Deiphobus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してデイポボスとも表記される。 トロイアの王プリアモスとヘカベーの子で、ヘクトール、パリス、ヘレノス、パムモーン、ポリーテース、アンティポス、ヒッポノオス、ポリュドーロス、トローイロス、クレウーサ、ラーオディケー、ポリュクセネー、カッサンドラーと兄弟。 デーイポボスは兄弟の中でヘクトールと最も親しく、トロイア戦争ではトロイア軍における代表的な武将の1人として戦った。後にヘレネーの夫。.

新しい!!: イードメネウスとデーイポボス · 続きを見る »

デウカリオーン

デウカリオーンとピュラー デウカリオーン(Δευκαλίων、Deukaliōn, Deucalion)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してデウカリオン、もしくはデュカリオンとも表記される。プロメーテウスとクリュメネー『オデュッセイア』10巻2行への古註。、プロノエー中務哲郎訳『ヘシオドス全作品』ではプリュノエーとなっている。、ヘーシオネー、あるいはパンドーラーとの息子で、プティーアーの王アポロドーロス、1巻7・2。。デウカリオーンの妻ピュラーは、プロメーテウスの兄弟エピメーテウスとパンドーラーの娘である。 「デウカリオーンの洪水」で知られる。世界中の神話や伝説に共通して見られる大規模な大洪水伝説は、紀元前3000年ごろのメソポタミアで起こった大洪水の記録であるとする説が有力である。デウカリオーンの大洪水神話は、この記録と、ギリシアで起こった大洪水の伝承とが重なったものと考えられている。 また、ギリシア神話には本項で述べるデウカリオーン以外に、クレータ島の王ミーノースの子でイードメネウスの父となったデウカリオーンが、別人として登場する。.

新しい!!: イードメネウスとデウカリオーン · 続きを見る »

アシオス (ギリシア神話)

アシオス (Ἄσιος, Asios, Asius) は、ギリシア神話の人物である。主に、.

新しい!!: イードメネウスとアシオス (ギリシア神話) · 続きを見る »

アスカラポス

アスカラポス (Ἀσκάλαφος,, Ascalaphus) は、ギリシア神話の人物である。主に、.

新しい!!: イードメネウスとアスカラポス · 続きを見る »

イーピクロス

イーピクロス(Ἴφικλος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピクロスとも表記される。主に、.

新しい!!: イードメネウスとイーピクロス · 続きを見る »

エウリュピュロス

ウリュピュロス(Εὐρύπυλος,, Eurypylus)は、ギリシア神話の登場人物で、同一の名前の人物が何人か存在する。その中で最も有名なのはトロイア戦争に参加した二人のエウリュピュロスで、一人はアカイア勢で、もう一人はトロイア勢として戦った。.

新しい!!: イードメネウスとエウリュピュロス · 続きを見る »

オトリュオネウス

トリュオネウス(Ὀθρυονεύς, )は、ギリシア神話の人物で、カベソスの武将である。トロイア戦争のさい、トロイア軍の救援に駆けつけ、プリアモスにギリシア軍を駆逐してみせると豪語してカッサンドラーに求婚し、プリアモスもそれを認めた。しかしトロイア軍がギリシア軍の防壁を破ってギリシア陣営に侵入したとき、クレータ島の武将イードメネウスに討たれ、オトリュオネウスを助けようとしたアシオスも続けてイードメネウスに討たれた。.

新しい!!: イードメネウスとオトリュオネウス · 続きを見る »

ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

新しい!!: イードメネウスとギリシア神話 · 続きを見る »

クレオパトラ (曖昧さ回避)

レオパトラ、クレオパトラー(ギリシャ語: Κλεοπάτρα, ラテン文字表記: Kleopatra, Cleopatra)は、古代ギリシャおよびプトレマイオス朝エジプトの伝統的な女王の名。歴史上の人物としてはクレオパトラ7世が最も有名である。 ギリシャ語で「父の栄光」を意味し、現在でもギリシャでは人気のある女性名である。.

新しい!!: イードメネウスとクレオパトラ (曖昧さ回避) · 続きを見る »

国広和毅

国広和毅(くにひろ かずき、1978年2月24日 - )は、日本の作曲家。神奈川出身。血液型O型。 ミクスチャーバンド「ダた」、パンクバンド「Aujourd’hui il fait beau」主宰。現代民謡ユニット「Ryuz」、劇団「Théâtre MUIBO」メンバー。舞台作品の音楽監督を多数務める。 日本国内のほか、ロシア、ウクライナ、リトアニア、トルクメニスタン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、グルジア、トルコ、エジプト、ハンガリー、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インド、韓国、香港などで公演。.

新しい!!: イードメネウスと国広和毅 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

イドメネウス

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »