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アポクロマート

索引 アポクロマート

アポクロマート(Apochromat )とは、本来「3色に対して軸上色収差を補正し、そのうち2色についてアプラナートになっている顕微鏡対物レンズ」のこと『天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編』pp.161-200「対物レンズ」。である。 カール・ツァイスのエルンスト・アッベが命名したが、その後光学ガラスの発達により不明瞭となり、一時は「3種類のガラスを使い色収差補正をアクロマートより向上したレンズ」という意味となりまた写真レンズや望遠鏡でも使用されるようになった。その後異常分散レンズや蛍石レンズの発達により2枚構成の対物レンズでも本来の「アポクロマート」の意味以上の補正状態を実現できるようになった。また1989年頃には4色以上に軸上色収差補正をした製品も現れており、4色補正したものをスーパーアクロマート、5色補正したものをハイパーアクロマートと呼ぶ人もいる。.

21 関係: APO収差対物レンズ富士フイルム大判用レンズの一覧五藤光学研究所・マークXローデンシュトックビクセン (企業)テッサーフリードリッヒ・オットー・ショットニコンの天体望遠鏡製品一覧ニコン産業用・特殊用レンズの一覧アプラナートアクロマートカール・ツァイスの天体望遠鏡製品一覧カール・フリードリヒ・ツァイス光学ガラス異常分散レンズ高橋製作所の望遠鏡製品一覧蛍石レンズGRINコートOtus

APO

APO.

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収差

収差(しゅうさ)とは、望遠鏡や写真機等のレンズ類による光学系において、被写体から像への変換の際、幾何的に理想的には変換されずに発生する、色づきやボケやゆがみのことである。.

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対物レンズ

対物レンズ(たいぶつレンズ)とは顕微鏡や双眼鏡や望遠鏡において、観察される物体に最も近いレンズである。物体からの光は、まず対物レンズを通過して鏡筒(きょうとう)内に入射する。対物レンズは、光束を集光して像面に実像をつくる。 対物レンズの性能で光学機器の性能は決まるといっても過言ではなく、良く収差補正された光学系ではその性能は概ね開口数や口径で決まる。 収差といわれるずれは、ガラスの屈折率が光の波長によって異なるためやレンズが球面形状のためなどによって発生する。1枚の凸レンズだけでは綺麗な像が得られないため屈折率の異なる特殊ガラスや凹レンズ、非球面レンズなどの組み合わせによって収差を補正しているものもある。.

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富士フイルム大判用レンズの一覧

富士フイルム大判用レンズの一覧は富士フイルムが大判カメラ用に製造したレンズの一覧。 シュナイダー・クロイツナッハと並んで高い評価を受けている。全製品が2014年4月までに出荷を終了した。.

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五藤光学研究所・マークX

マークX(マークえっくす)とは五藤光学研究所が製造していた赤道儀式架台で、使用目的に合わせてパーツを自由に組み合わせることができるシステム望遠鏡『天体望遠鏡のすべて'85年版』p.19-20。『天体望遠鏡のすべて'87年版』p.20-21。の先駆けとして1976年に発売された。 精度が高く、また高精度メタルの中空軸に極軸を挿入するなど耐寒設計され気温が摂氏-20度でもスムーズに作動する『天体望遠鏡のすべて'87年版』p.66。。外装色がメタリックブルーだったことは衝撃を与え、すでに製造中止となって久しいが未だ人気がある。 8cm屈折鏡筒は微光天体用のF8.25、万能のF12.5、月惑星用のF15の3種類が揃えられていた『天体望遠鏡のすべて'81年版』p.18-20。『天体望遠鏡のすべて'83年版』p.15-16。。.

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ローデンシュトック

大判用アポ・シロナー ローデンシュトック(Rodenstock )は、ドイツの光学メーカー。1877年『クラシックカメラ専科No.57、特集ブロニカのカメラ』pp.64-67「グルンツのカメラ インゴとロジネッテ」。、ヨーゼフ・ローデンシュトック(Josef Rodenstock 、1846年-1932年)が創業し、二代目アレキサンダー・ローデンシュトック(Alexander Rodenstock 、1883年-1953年)、三代目ロルフ・ローデンシュトック(Rolf Rodenstock 、1917年-1997年)を経て現在四代目のランドルフ・ローデンシュトック(Randolf Rodenstock )がCEOである。眼鏡の他プロ用写真レンズ、光学用精密工作機、コンピュータサービス、医療用光学機器など光学機器専門のメーカーとして現在に至る。「品質第一主義」の方針を掲げ、高級品を製造。.

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ビクセン (企業)

ビクセンの望遠鏡 株式会社ビクセン( Vixen CO.,Ltd )は、埼玉県所沢市に本社を置く天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの総合光学機器メーカーおよびそのブランド名( Vixen )である。「星空を楽しみたくなる」時代や文化を作り出すことを目指し、「星を見せる会社」になるというビジョンを掲げている。.

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テッサー

テッサー テッサー(Tessar )はカール・ツァイスが製品化した単焦点写真レンズ、およびその構造の名称である。カール・ツァイスを代表する名玉の一つ『ツァイス・イコン物語』p.92。。.

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フリードリッヒ・オットー・ショット

フリードリッヒ・オットー・ショット(Friedrich Otto Schott、1851年12月17日 - 1935年8月27日)は光学ガラスを主とする応用無機材料学者で、ショット硝子工場(現ショットAG)の創設者。 プロイセン王国(現ノルトライン=ヴェストファーレン州)のヴィッテンに生まれ、1853年ヴェストファーレンの窓硝子工場の共同経営者であった父の薫陶を受け、1870年から1873年にかけてアーヘンで化学を、ヴュルツブルク大学で応用化学を、更にライプツィヒ大学で学び、1875年「窓ガラス製造法の欠陥」を博士論文として博士号を取得。 1877年スペインのオビエドに応用無機材料の工場を創設。1879年にエルンスト・アッベにリチウム素材の光学ガラスのサンプルを納品。1884年カール・ツァイス社の共同経営に参画し、協働会社として「ショット協働ガラス工場」(ドイツ語:Glastechnische Laboratorium Schott & Genossen )を創業する。 1886年非分散光学ガラスを開発。アポクロマートレンズをアッベの依頼により開発。1887年から1893年に亘る時代に硼酸珪素ガラスを開発。耐熱・耐化学特性を有する光学ガラスを製造。「イエナガラス」(Jenaer Glas )として、実験用ガラス製品、物理用・温度計用各種ガラス製品にその名声を不動のものとした。 1919年、自らが持つショットの全株をカール・ツァイス財団に移し、その一員となった。 蛍石光学材料をも開発し販売。現代の科学的な応用無機材料化学の創設者である。 のイェーナにて没。.

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ニコンの天体望遠鏡製品一覧

ニコンの天体望遠鏡製品一覧は、ニコン(現在はニコンビジョン)とその前身である日本光学工業が製造販売してきた天体望遠鏡関係の製品の一覧。.

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ニコン産業用・特殊用レンズの一覧

ニコン産業用・特殊用レンズの一覧はニコン及びその前身である日本光学工業が産業用・特殊用に製造したレンズとエル・ニッコールの一覧。特殊用レンズでも一般の流通経路で販売されたレンズはニコンSマウントレンズの一覧、ニコンFマウントレンズの一覧を参照のこと。.

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アプラナート

アプラナート(Aplanat)とは、光学系の収差補正状況を示す言葉の一つで、球面収差『天文アマチュアのための望遠鏡光学・反射編』pp.91-110「収差とその対策」。とコマ収差を解消していることを言う。 「光路長一定の条件」と「正弦条件」を同時に満たすことで光学系はアプラナートになる。.

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アクロマート

アクロマート(Achromat )とは、2色に対して色収差を補正したアプラナートを言う。 眼視で使用する場合、C線とF線について軸上色収差を補正し、d線で球面収差とコマ収差を最小にするC-d-F補正が普通である『天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編』pp.161-200「対物レンズ」。が、天体望遠鏡では暗い対象を見ることが多いのでe線球面収差とコマ収差を最小にするC-e-F補正が合理的である。 通常の写真乾板は肉眼と比較して青色から紫色に敏感であったので、以前の写真用レンズは、d線とg線について軸上色収差を補正しF線で球面収差とコマ収差を最小にするd-F-g補正が普通であった。こうすると肉眼で決めたピント位置そのままで撮影できる。 写真星図ほか天文学に使用する天体写真撮影の場合は、1989年時点でも通常の写真乾板が多用されていたため、数が多い青白い星に合わせ、F線とh線について軸上色収差を補正し、g線で球面収差とコマ収差を最小にするF-g-h補正としており、これを「天体写真色消し」という。.

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カール・ツァイスの天体望遠鏡製品一覧

ール・ツァイスの天体望遠鏡製品一覧は、カール・ツァイスが製造販売してきた天体望遠鏡関係の製品の一覧である。.

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カール・フリードリヒ・ツァイス

ール・フリードリヒ・ツァイス(Carl Friedrich Zeiss 、1816年9月11日 - 1888年12月3日)は、ドイツの光学機器製造業者で、現代のレンズ作製技術に大きく貢献した。彼の設立した「カール・ツァイス・イェーナ」(現「カール・ツァイス」)はよく知られている。.

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光学ガラス

光学ガラス(こうがくガラス)とは、レンズ、プリズムなどのように、光の反射、屈折によって画像を伝送する光学素子の材料となる高い均質度をもったガラスのこと。1609年にイタリアのガリレイが凸、凹両レンズを組み合わせた望遠鏡で天体観測をしていることから、ガラスは人間が最初に開発した機能性材料といえる。.

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異常分散レンズ

常分散レンズ(英:Extra-low dispersion lens 、Extraordinary low dispersion lens )は異常部分分散性を持ったガラスを使ったレンズのこと。特殊低分散レンズなどとも呼ばれる。.

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高橋製作所の望遠鏡製品一覧

橋製作所の望遠鏡製品一覧(たかはしせいさくしょのぼうえんきょういちらん)は、高橋製作所の販売してきた望遠鏡の一覧。.

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蛍石レンズ

蛍石レンズ(けいせきレンズ『カメラ年鑑'82年版』p.415。)またはフローライトレンズ()とは、素材として蛍石(フッ化カルシウム、CaF2の単結晶)を用いたレンズのことである。「珪石レンズ」と間違えられるのを防ぐため「ほたるいしレンズ」と読むこともある。.

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GRINコート

GRINコート(グリンコート)は、薄膜の一種で、異なる2種の屈折率を持つ基体間に蒸着やスパッタリング等の手法を使って作られる、数十nmの厚さの連続的にある関数形にしたがって屈折率を変化させる特殊な反射防止膜のこと。通常の多層膜による反射防止膜がある特定の波長のみを対象とするのに対し、GRINコートは波長に依存しない反射防止膜である。.

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Otus

Otusは2013年からカール・ツァイスが35mm判一眼レフカメラ用マニュアルフォーカスレンズに使用しているレンズブランドである。名称はラテン語でフクロウの一種に由来する。.

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