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CD14

索引 CD14

CD14 はヒトやマウスなどにみられる遺伝子、もしくはそれがコードするタンパク質である。 CD14タンパク質は自然免疫系の構成要素の一つである。CD14は2種類の形態を取り得る。1つはグリコシルホスファチジルイノシトールアンカーによって細胞膜上に固定された膜貫通型タンパク質で (mCD14) 、もう1つは可溶性タンパク質である (sCD14) 。sCD14はmCD14の細胞膜からの脱落 (48 kDa) 、あるいは細胞内輸送によって直接分泌されることによって生じる (56 kDa) 。 X線結晶構造解析により、CD14の構造が明らかになった。これによると、CD14は単量体の折れ曲がったコイル状の構造を持ち、アミノ末端には疎水性のポケットを持つ 。 CD14は最初に発見されたパターン認識受容体でもある。.

9 関係: 外毒素好中球リポ多糖リポタイコ酸リピドAプレセプシンアレルゲン免疫療法エンドトキシンショックTLR4

外毒素

外毒素(がいどくそ、exotoxin)とは細菌が菌体外に放出する毒素の総称であり、その成分はタンパク質あるいはポリペプチドである。外毒素は水に溶けやすくその多くは酵素である。内毒素が菌種間で毒性が非特異的であるのに対して外毒素の毒性は特異的である。外毒素はタンパク質であるためホルマリン等で処理すると毒性を失うが、免疫原性を有するトキソイドとなる。外毒素を産生するのはほとんどすべてのグラム陽性菌といくつかのグラム陰性菌である。代表的な外毒素としてClostridium perfringensのα毒素、破傷風菌、ボツリヌス菌の神経毒、コレラ菌のコレラ毒素、病原性大腸菌(O157)のベロ毒素、黄色ブドウ球菌の腸管毒トキシンB、ロイコシジン、毒素性ショック症候群毒素などのエンテロトキシンがある。.

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好中球

好中球(こうちゅうきゅう、neutrophil、neutrophile)は、白血球の一種である。.

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リポ多糖

LPSの構造。(上)O抗原、(中)コアオリゴ糖、(下)リピドA。 リポ多糖(リポたとう、Lipopolysaccharide, LPS)は、グラム陰性菌細胞壁外膜の構成成分であり、脂質及び多糖から構成される物質(糖脂質)である。LPSは内毒素(エンドトキシン、Endotoxin)であり、ヒトや動物など他の生物の細胞に作用すると、多彩な生物活性を発現する。LPSの生理作用発現は、宿主細胞の細胞膜表面に存在するToll様受容体 (Toll-like Receptor、TLR) 4 (TLR4) を介して行われる。.

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リポタイコ酸

リポタイコ酸(Lipoteichoic acid:LTA)はグラム陽性細菌の細胞壁の主要な成分の一つである。グラム陽性細菌はその細胞に内膜(または細胞膜)と、最大で80ナノメートルの厚いペプチドグリカンの外膜を有する。リポタイコ酸はリビトールリン酸やグリセロールリン酸の長鎖から成る。長鎖の長さや配列、側鎖の分岐や数によって、種でリポタイコ酸の構造は異なる。リポタイコ酸はジアシルグリセロールと繋がり、細胞壁に固定されている 。細胞壁自己融解酵素(ムラミダーゼ)の調節因子として働き、特定の免疫応答を刺激することができる抗原性を持つ。 リポタイコ酸ポリマーの構造 リポタイコ酸はリン脂質細胞膜と結合することで非特異的に他の細胞と、あるいは特異的にCD14やToll様受容体と結合する。TLR-2との結合は中心的な転写因子であるNF-κBの発現を誘導し、アポトーシス誘導性および阻害性遺伝子の両方の発現を増加させる。この発現誘導はまたPI3キナーゼ活性化を通して分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(mitogen-activated protein kinases:MAPK)の活性化も導く。 リポタイコ酸は全てに細菌の中で最も強固な疎水結合を示す。 リポタイコ酸は単球のPD-1レベルを増加させてIL-10の生産を誘導し、T細胞表面のCD4の増大を阻害する。.

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リピドA

pmid.

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プレセプシン

プレセプシンは敗血症の診断に用いられるCD14から生成される蛋白質。.

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アレルゲン免疫療法

アレルゲン免疫療法(アレルゲンめんえきりょうほう、allergen immunotherapy)は、患者にアレルゲンエキスを投与し、免疫寛容へと誘導することを目標とした、アレルギー性過敏症の免疫療法の一形態である。減感作療法(げんかんさりょうほう、hyposensitization therapy)、免疫的脱感作療法(めんえきてきだつかんさりょうほう、immunologic desensitization)またはアレルゲン特異免疫療法(アレルゲンとくいめんえきりょうほう、allergen-specific immunotherapy)と呼ばれ、広義に変調療法ともいわれる。 花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息に対応する。アレルゲン免疫療法においては、希釈したアレルゲン(アレルゲンワクチン)を主に皮下に投与する。現在では、皮下投与の他に、舌下投与も試みられている。多くのアレルギー疾患の治療が対症療法的であるのに比して、アレルゲン免疫療法はアレルギー疾患の作用機序に働きかけ、根治を目標に治療が行われ、費用対効果の高い治療法であるといわれ、注目されている。舌下減感作療法は、現在治療研究がなされており、在宅治療の可能な、安全な治療法への展望も見せている。 食物アレルギーでは研究段階であり、そのための経口免疫療法では重篤な症状の発生頻度も多く、2017年時点で安全性の確保が課題である。.

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エンドトキシンショック

ンドトキシンショック(または、内毒素ショック、英語:endotoxic shock)とは、体内に侵入したグラム陰性菌の死滅や破壊に伴い、グラム陰性菌の外膜に存在しているエンドトキシン(内毒素)という物質により、生体の免疫反応が亢進した際に生じる連続的あるいは同時多発的に重要臓器が機能不全に陥る病態。.

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TLR4

TLR4の構造 TLR4(Toll様受容体4、英:Toll-like receptor 4)は病原体に特徴的な分子を認識するToll様受容体の1つで、グラム陰性菌の外膜の成分であるリポ多糖(LPS)やグラム陽性菌のペプチドグリカン層にあるリポテイコ酸をリガンドとして認識する受容体である。通常の免疫反応に関わる一方で、リガンドが多すぎる場合には細菌性ショック(敗血症)を起こしうる。 TLR4のシグナル伝達経路.

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