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神経

索引 神経

経 (黄色) 神経(しんけい、nerve)は、動物に見られる組織で、情報伝達の役割を担う。 日本語の「神経」は杉田玄白らが解体新書を翻訳する際、'''神'''気と'''経'''脈とを合わせた造語をあてたことに由来しており、これは現在の漢字圏でもそのまま使われている。そのため、解体新書が刊行された1774年(安永7年)以前には存在しない言葉である。.

62 関係: 大脳皮質小胞体中枢神経系交感神経系心臓ノーベル賞ランヴィエの絞輪フランスドイツ和製漢語アラン・ロイド・ホジキンアンドリュー・フィールディング・ハクスリーイギリスイタリアオットー・レーヴィカミッロ・ゴルジグリア細胞コラーゲンゴルジ体シナプススペインタンパク質サンティアゴ・ラモン・イ・カハール内分泌器光学顕微鏡副交感神経系動物灰白質神 (中医)神経節神経細胞神経繊維精神細胞膜細胞核経絡組織 (生物学)田崎一二運動神経解体新書髄鞘跳躍伝導迷走神経脊髄神経脳神経膜電位自律神経系杉田玄白樹状突起活動電位...末梢神経系情報海馬 (脳)感覚神経1774年1878年1924年1939年1952年1955年19世紀20世紀 インデックスを展開 (12 もっと) »

大脳皮質

大脳皮質(だいのうひしつ、Cerebral cortex)は、大脳の表面に広がる、神経細胞の灰白質の薄い層。その厚さは場所によって違うが、1.5~4.0mmほど。大脳基底核と呼ばれる灰白質の周りを覆っている。知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る。神経細胞は規則正しい層構造をなして整然と並んでいる。両生類から見られる古皮質と、哺乳類で出現する新皮質がある。個体発生の初期には古皮質が作られ、後に新皮質が作られる。アルツハイマー病ではβアミロイドの沈着による斑が観察される。.

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小胞体

'''細胞核の概要'''(1) 核膜 (2) リボソーム (3) 核膜孔 (4) 核小体 (5) クロマチン (6) 細胞核 (7) '''小胞体''' (8) 核質 小胞体(しょうほうたい、endoplasmic reticulum)とは真核生物の細胞小器官の一つであり、一重の生体膜に囲まれた板状あるいは網状の膜系。核膜の外膜とつながっている。電子顕微鏡による観察でその存在が明確に認識された。.

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中枢神経系

中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい、Central nervous system)とは、神経系の中で多数の神経細胞が集まって大きなまとまりになっている領域である。逆に、全身に分散している部分は末梢神経系という。脊椎動物では脳と脊髄が中枢神経となる。脊髄は背側の体腔に位置し、脳は頭蓋腔の中にある。どちらも髄膜に覆われている。また脳は頭蓋骨、脊髄は脊椎骨にも守られている。 中枢神経系の模式図。1:脳、2:中枢神経系、3:脊.

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交感神経系

交感神経系(こうかんしんけいけい、sympathetic nervous system, SNS、pars sympathica divisionis)は、自律神経系の一つ。「闘争と逃走の神経(英語ではFight and Flight)」などとも呼ばれるように、激しい活動を行っている時に活性化する。.

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心臓

心臓と肺。古版『グレイの解剖学』より 心臓(しんぞう)とは、血液循環の原動力となる器官のこと大辞泉【心臓】。血液循環系の中枢器官のこと広辞苑 第五版 p.1386【心臓】。.

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ノーベル賞

ノーベル賞(ノーベルしょう)は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞である。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られる。 経済学賞だけはノーベルの遺言にはなく、スウェーデン国立銀行の設立300周年祝賀の一環としてノーベルの死後70年後にあたる1968年に設立されたものであり、ノーベル財団は「ノーベル賞ではない」としているが、一般にはノーベル賞の一部門として扱われることが多い。.

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ランヴィエの絞輪

'''神経細胞の構造図''':en:Dendrites.

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フランス

フランス共和国(フランスきょうわこく、République française)、通称フランス(France)は、西ヨーロッパの領土並びに複数の海外地域および領土から成る単一主権国家である。フランス・メトロポリテーヌ(本土)は地中海からイギリス海峡および北海へ、ライン川から大西洋へと広がる。 2、人口は6,6600000人である。-->.

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ドイツ

ドイツ連邦共和国(ドイツれんぽうきょうわこく、Bundesrepublik Deutschland)、通称ドイツ(Deutschland)は、ヨーロッパ中西部に位置する連邦制共和国である。もともと「ドイツ連邦共和国」という国は西欧に分類されているが、東ドイツ(ドイツ民主共和国)の民主化と東西ドイツの統一により、「中欧」または「中西欧」として再び分類されるようになっている。.

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和製漢語

和製漢語(わせいかんご)は、日本で日本人によりつくられた漢語。古典中国語・近代北方中国語の語彙・語法・文法を基盤として参照しつつ、ときに日本語の語彙・語法・文法の影響(和臭)を交えて造語された。古くから例があるが、特に幕末以降、西欧由来の新概念などを表すために翻訳借用として盛んに造られるようになった。日本製漢語ともいう。 「和製漢語」の意味する範囲は論者によって様々であり、統一見解はない陳2001。。 「共和」のように、古典中国語に用例があっても、新たに日本人が近代的概念・意味を加えて使用するようになった場合も和製漢語に含めることがある。たとえ純漢語であっても日本で何らかの意味変化をしているため、意味の拡張だけで和製漢語に認定することには慎重な立場もある。.

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アラン・ロイド・ホジキン

ー・アラン・ロイド・ホジキン(Sir Alan Lloyd Hodgkin、1914年2月5日 - 1998年12月20日)は、イギリスの生理学者で生物物理学者。中枢神経系の調節に応じて各器官が動くために必要な、神経細胞の活動電位の研究により、アンドリュー・フィールディング・ハクスリーとともに1963年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した。1963年にはシナプスの研究者のジョン・C・エックルスも同賞を受賞している。ホジキンとハクスリーはイオンチャネル仮説を打ちたてたが、この仮説はわずか10年後に検証された。.

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アンドリュー・フィールディング・ハクスリー

アンドリュー・フィールディング・ハクスリー(Andrew Fielding Huxley、1917年11月22日 - 2012年5月30日)は、ロンドン出身のイギリスの生理学者で生物物理学者。 中枢神経系の調節に応じて各器官が動くために必要な、神経細胞の活動電位の研究により、アラン・ロイド・ホジキンとともに1963年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した。1963年にはシナプスの研究者のジョン・C・エックルスも同賞を受賞している。ホジキンとハクスリーはイオンチャネル仮説を打ちたてたが、この仮説はわずか10年後に検証された。.

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イギリス

レートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、通称の一例としてイギリス、あるいは英国(えいこく)は、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置するグレートブリテン島・アイルランド島北東部・その他多くの島々から成る同君連合型の主権国家である。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されている。 また、イギリスの擬人化にジョン・ブル、ブリタニアがある。.

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イタリア

イタリア共和国(イタリアきょうわこく, IPA:, Repubblica Italiana)、通称イタリアは南ヨーロッパにおける単一国家、議会制共和国である。総面積は301,338平方キロメートル (km2) で、イタリアではロスティバル(lo Stivale)と称されるブーツ状の国土をしており、国土の大部分は温帯に属する。地中海性気候が農業と歴史に大きく影響している。.

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オットー・レーヴィ

ットー・レーヴィ(Otto Loewi、1873年6月3日 - 1961年12月25日)はオーストリア・ドイツ・アメリカ合衆国の薬理学者。アセチルコリンの医学への応用により、ヘンリー・ハレット・デールとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。.

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カミッロ・ゴルジ

ミッロ・ゴルジ(Camillo Golgi、1843年7月7日 - 1926年1月21日)はイタリアの内科医、科学者。.

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グリア細胞

リア細胞 (グリアさいぼう、glial cell)は神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)とも呼ばれ、神経系を構成する神経細胞ではない細胞の総称であり、ヒトの脳では細胞数で神経細胞の50倍ほど存在していると見積もられている。gliaという語は、膠(にかわ、glue)を意味するギリシャ語に由来する。.

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コラーゲン

ラーゲン(Kollagen、collagen)は、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ。多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質のほぼ30%を占める程多い。また、コラーゲンは体内で働くだけでなく人間生活に様々に利用されている。ゼラチンはコラーゲンを変性させたものであり、食品、化粧品、医薬品など様々に用いられている。.

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ゴルジ体

典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) '''ゴルジ体'''、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体 ゴルジ体(ゴルジたい、英語: Golgi body)は、真核生物の細胞にみられる細胞小器官の1つ。発見者のカミッロ・ゴルジ(Camillo Golgi)の名前をとってつけられた。ゴルジ装置 (Golgi apparatus)、ゴルジ複合体(Golgi complex)あるいは網状体 (dictyosome) とも言う。へん平な袋状の膜構造が重なっており、細胞外へ分泌されるタンパク質の糖鎖修飾や、リボソームを構成するタンパク質のプロセシングに機能する。.

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シナプス

ナプス(synapse)は、神経細胞間あるいは筋繊維(筋線維)、神経細胞と他種細胞間に形成される、シグナル伝達などの神経活動に関わる接合部位とその構造である。化学シナプス(小胞シナプス)と電気シナプス(無小胞シナプス)、および両者が混在する混合シナプスに分類される。シグナルを伝える方の細胞をシナプス前細胞、伝えられる方の細胞をシナプス後細胞という。又は日本のインディーズバンドを指す。.

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スペイン

ペイン王国(スペインおうこく、Reino de España)、通称スペインは、南ヨーロッパのイベリア半島に位置し、同半島の大部分を占める立憲君主制国家。西にポルトガル、南にイギリス領ジブラルタル、北東にフランス、アンドラと国境を接し、飛地のセウタ、メリリャではモロッコと陸上国境を接する。本土以外に、西地中海のバレアレス諸島や、大西洋のカナリア諸島、北アフリカのセウタとメリリャ、アルボラン海のアルボラン島を領有している。首都はマドリード。.

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タンパク質

ミオグロビンの3D構造。αヘリックスをカラー化している。このタンパク質はX線回折によって初めてその構造が解明された。 タンパク質(タンパクしつ、蛋白質、 、 )とは、20種類存在するL-アミノ酸が鎖状に多数連結(重合)してできた高分子化合物であり、生物の重要な構成成分のひとつである生化学辞典第2版、p.810 【タンパク質】。 構成するアミノ酸の数や種類、また結合の順序によって種類が異なり、分子量約4000前後のものから、数千万から億単位になるウイルスタンパク質まで多種類が存在する。連結したアミノ酸の個数が少ない場合にはペプチドと言い、これが直線状に連なったものはポリペプチドと呼ばれる武村(2011)、p.24-33、第一章 たんぱく質の性質、第二節 肉を食べることの意味ことが多いが、名称の使い分けを決める明確なアミノ酸の個数が決まっているわけではないようである。 タンパク質は、炭水化物、脂質とともに三大栄養素と呼ばれ、英語の各々の頭文字を取って「PFC」とも呼ばれる。タンパク質は身体をつくる役割も果たしている『見てわかる!栄養の図解事典』。.

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サンティアゴ・ラモン・イ・カハール

ンティアゴ・ラモン・イ・カハル(Santiago Ramón y Cajal, 1852年5月1日 - 1934年10月17日)は、スペイン・ナバーラ県出身の神経解剖学者(サンティアゴ・ラモニ・カハールとも)。1906年にゴルジと共にノーベル生理学・医学賞を受賞した。今日の神経科学・神経解剖学の基礎を築き上げた巨人として位置づけられている。姓のラモン・イ・カハールは、父方の姓「ラモン」と母方の姓「カハール」をandを意味する「イ」でつなげて呼ぶスペインの慣習によるものであるが、一般には母方の姓の「カハール」のみで呼ばれることが多い。.

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内分泌器

内分泌器(ないぶんぴつき、endocrine organ)とは、多細胞生物、特に動物において、ホルモンを分泌する器官のこと。ホルモンを分泌する腺なので、内分泌腺(ないぶんぴつせん、endocrine gland)ともいう。それらをまとめて、内分泌器系または内分泌系、液体調整系生化学辞典第2版、p.946-947 【内分泌系】(endocrine system)とも呼ぶ。内分泌器の共通の特徴として、ホルモンを分泌する細胞が存在すること、分泌したホルモンは血液中に溶け出して全身を回るため、器官内に血管(毛細血管)が発達していること、またホルモンの分泌量をそのときの体にあわせた量に調節するため、その器官そのものも別のホルモンの作用を受けること、などがある。内分泌器の機能的な性質から、内分泌器は体内で特にくっついて存在する傾向はなく、お互いに血管以外では接続されていないのは、他の器官系とは異なる。内分泌器を含む内分泌系を扱う学問を内分泌学という生化学辞典第2版、p.947 【内分泌学】.

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光学顕微鏡

'''研究・実習用光学顕微鏡の例''' 1:接眼レンズ、2:レボルバ、3:対物レンズ、4:粗動ハンドル、5:微動ハンドル、6:ステージ、7:鏡、8:コンデンサ、9:プレパラート微動装置 '''1900年代初頭に用いられていた顕微鏡の模式図''' 1:接眼レンズ、2:レボルバ、3:対物レンズ、4:粗動ハンドル、5:微動ハンドル、6:ステージ、7:鏡、8:絞り 双眼実体顕微鏡(ズーム機構・写真撮影対応鏡筒つき) '''双眼顕微鏡の光学系'''A:対物レンズ、B:ガリレオ望遠鏡接眼側に凹レンズを用いて正立像を得る光学系、C:調整ハンドル、D:内部対物レンズ、E:プリズム、F:リレーレンズ、G:網線、H:接眼レンズ 光学顕微鏡(こうがくけんびきょう)は、可視光線および近傍の波長域の光を利用する、顕微鏡の一種。単に顕微鏡と言う場合、これを指す。.

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副交感神経系

副交感神経系(ふくこうかんしんけいけい、Parasympathetic nervous system, PNS、Pars parasympathica divisionis)は、自律神経系の一部を構成する神経系であり、コリン作動性である。.

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動物

動物(どうぶつ、羅: Animalia、単数: Animal)とは、.

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灰白質

border.

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神 (中医)

神(しん)とは、伝統中国医学における、広義には全ての生理活動を主宰し、それを表現するものである。狭義には、精神思惟活動を主宰するものである。 広義の神は、精神・知覚・活動などの、全ての生理活動を主宰し、それを体外に表現するものである。生命体はただの物質ではなく、それを良く働かせ活動させている状態にあることが、生命という存在であり、肉体という形体と神という働きの結合は一体で、神がなければ生命は死に至る。『素問』「移精変気論」は「神を得る者は昌(さか)え、神を失う者は亡ぶ」とある。神の基礎にあるものは精である。『霊枢』「本神篇」は「生命力のよって来たるところを精といい、陰と陽の両精が結びついたものを神という」とする。 狭義の神は、心が蔵しつかさどる、精神・思考・感情・意識活動を主宰するものである。『素問』「宣明五気論」に「心は神を蔵す」とある。同じ『素問』「宣明五気論」は「心は神を蔵し、肺は魄を蔵し、肝は魂を蔵し、脾は意を蔵し、腎は志を蔵す」とあるが、これらは神・魄・魂・意・志の用語によって精神活動の五臓における影響を区別しているのであり、その全ては神が統括し主宰している。 Category:伝統中国医学.

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神経節

神経節(しんけいせつ、ganglion)は、中枢神経以外の末梢部において神経細胞が集合し、周囲から明確に判別される構造をいう。脊髄神経における求心性神経(感覚神経)の神経細胞体が集合した後根神経節(求心性神経が末梢で神経節を形成するのは脳神経でも同じである)や、自律神経が末梢でニューロンを交代する場所としての神経節などがある。神経節が、構造的に中枢から独立した神経細胞の集合体を作っているのは、中枢に至らない反射経路などを形成して、種々の自律的・反射的調節に寄与するためではないかと考えられる。 これに対して、中枢神経組織内部に存在するこれらの集合体は、核または神経核(nucleus) と呼ばれる。大脳基底核は日本語では核というが、英語では basal ganglia といい訳語が入れ替わっている。しかし基底核は中枢に存在する構造なので、英語のほうが混乱を招きやすい。そのため最近の解剖学用語では、英語でも basal nuclei と呼ぶことを推奨している。 しんけいせつ.

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神経細胞

経細胞(しんけいさいぼう、ニューロン、neuron)は、神経系を構成する細胞で、その機能は情報処理と情報伝達に特化しており、動物に特有である。なお、日本においては「神経細胞」という言葉でニューロン(neuron)ではなく神経細胞体(soma)を指す慣習があるが、本稿では「神経細胞」の語を、一つの細胞の全体を指して「ニューロン」と同義的に用いる。.

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神経繊維

経繊維(しんけいせんい、神経線維とも、nerve fiber, axon)は、神経細胞の細胞体から延びる細長い突起で、実体は神経細胞の軸索(神経突起)である。あるいは、軸索と樹状突起を併せた総称。いずれも「神経線維」と言ったときは神経細胞の一部位というよりは、よりマクロ的な捉え方をしているものである。神経線維は活動電位の伝導に加え、神経終末と細胞体との間の物質交換に役立っている。肉眼で確認できる「神経」は、神経線維の束(神経線維束)とその周囲の結合組織からなる。.

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精神

精神(せいしん)は、心、意識、気構え、気力、理念といった意味を持つ言葉。.

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細胞膜

動物細胞の模式図図中の皮のように見えるものが'''細胞膜'''、(1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体 細胞膜(さいぼうまく、cell membrane)は、細胞の内外を隔てる生体膜。形質膜や、その英訳であるプラズマメンブレン(plasma membrane)とも呼ばれる。 細胞膜は細胞内外を単に隔てている静的な構造体ではなく、特異的なチャンネルによってイオンなどの低分子を透過させたり、受容体を介して細胞外からのシグナルを受け取る機能、細胞膜の一部を取り込んで細胞内に輸送する機能など、細胞にとって重要な機能を担っている。.

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細胞核

細胞核(さいぼうかく、cell nucleus)とは、真核生物の細胞を構成する細胞小器官のひとつ。細胞の遺伝情報の保存と伝達を行い、ほぼすべての細胞に存在する。通常は単に核ということが多い。.

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経絡

経絡図の一例 経絡図の一例 経絡(けいらく、Meridian)とは、古代中国の医学において、人体の中の気血栄衛(気や血や水などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝物質)の通り道として考え出されたものである。経は経脈を、絡は絡脈を表し、経脈は縦の脈、絡脈は横の脈の意。 経脈は十二の正経と呼ばれるものと、八の奇経と呼ばれるものがある。正経は陰陽で分類され、陰は太陰、少陰、厥陰の三陰に、陽は太陽、陽明、少陽の三陽に分けられ、手、足それぞれに三陽三陰の属する経脈が割り振られて計十二脈になる。そして、陰経は臓に属して、陽経は腑に属する。奇経の中では任脈と督脈だけが独自の経穴を持っている。 経脈には経別と呼ばれるものもある。 絡脈は十五絡脈とその他の絡脈、その中でさらに分かれて小さくなった孫絡がある。その他、五臓六腑を纏わない経筋と呼ばれるものもある。 上記全てを併せて、経絡と呼ぶ。 経絡という言葉の語源:.

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組織 (生物学)

生物学における組織(そしき、ドイツ語: Gewebe、フランス語: tissu、英語:tissue)とは、何種類かの決まった細胞が一定のパターンで集合した構造の単位のことで、全体としてひとつのまとまった役割をもつ。生体内の各器官(臓器)は、何種類かの組織が決まったパターンで集まって構成されている。.

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田崎一二

崎 一二(たさき いちじ、Tasaki Ichiji、1910年10月10日-2009年1月4日)は、日系アメリカ人の生理学者。米国 NICHD 所属の研究者。専門は生物物理学、神経科学。.

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運動神経

運動神経の細胞 運動神経(うんどうしんけい、nervus motorius)とは、体や内臓の筋肉の動きを指令するために信号を伝える神経の総称である。頭部では脳神経、体部では脊髄神経として、中枢から離れて末梢に向かうので、遠心性神経という名称でも呼ばれる。.

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解体新書

『解体新書』(かいたいしんしょ、解體新書)は、ドイツ人医師ヨハン・アダム・クルムスの医学書"Anatomische Tabellen"のオランダ語訳『ターヘル・アナトミア』を江戸時代の日本で翻訳した書。西洋語からの本格的な翻訳書として日本初。著者は前野良沢(翻訳係)と杉田玄白(清書係)。安永3年(1774年)、須原屋市兵衛によって刊行される。本文4巻、付図1巻。内容は漢文で書かれている。 適塾所蔵『解体新書』。扉絵は底本『ターヘル・アナトミア』の扉絵とはまったく異なっている。.

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髄鞘

経科学において髄鞘 (ずいしょう、myelin sheath) は、脊椎動物の多くのニューロンの軸索の周りに存在する絶縁性のリン脂質の層を指す。 ミエリン鞘とも言う。コレステロールの豊富な絶縁性の髄鞘で軸索が覆われることにより神経パルスの電導を高速にする機能がある。 髄鞘はグリア細胞の一種であるシュワン細胞とオリゴデンドロサイト (乏突起または稀突起グリア細胞、:en:oligodendrocyte) からなっている。 シュワン細胞は末梢神経系の神経に髄鞘を形成し、一方オリゴデンドロサイトは中枢神経系の神経での髄鞘を形成している。 大脳では大脳皮質の内側に髄鞘化された神経細胞の軸索の線維が集まっており、髄鞘中のリン脂質によって見た目が相対的に白く見えるので、白質と呼ばれている。.

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跳躍伝導

跳躍伝導(ちょうやくでんどう、saltatory conduction)とは、有髄神経繊維における興奮伝導の形式である。.

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迷走神経

迷走神経(めいそうしんけい、英:Vagus nerve、羅:Nervus vagus)は、12対ある脳神経の一つであり、第X脳神経とも呼ばれる。頸部と胸部内臓、一部は腹部内臓に分布する。.

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脊髄神経

脊髄神経(せきずいしんけい、spinal nerves、nervi spinales)とは、末梢神経のうち、脊髄から分かれて出るものを指す。末梢神経は脊髄神経と脳神経に分かれる。しかし、脳神経は迷走神経を除いて頭頸部にしか分布しないため、四肢・体幹を支配する神経はほぼすべて脊髄神経である。狭義には脊柱管より出てくる前根と後根が合わさるところから、前枝と後枝に分かれるまでの部分を指す。.

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脳神経

脳神経(のうしんけい、Nervus Cranialis)とは、脊椎動物の神経系に属する器官で、脳から直接出ている末梢神経の総称。これに対し、脊髄から出ている末梢神経のことを脊髄神経と呼ぶ。 ヒトなどの哺乳類や、その他爬虫類、鳥類などの脳神経は、主なものだけで左右12対存在し、それぞれには固有の名称が付けられている。また、この名前とは別に、神経が脳と接続されている部位(脳から出る部位)によって、頭側から尾側の順になるように付けられた番号でも呼ばれる。脳神経の番号はローマ数字で表すことが多い。.

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膜電位

中脳黒質緻密部から得た神経細胞にて、電流固定法(カレントクランプ法)によって観察された、膜電位の変動。脱分極刺激を与えられた神経細胞が8本の活動電位を発生していることが観察される。膜電位(まくでんい、membrane potential)は細胞の内外に存在する電位の差のこと。すべての細胞は細胞膜をはさんで細胞の中と外とでイオンの組成が異なっており、この電荷を持つイオンの分布の差が、電位の差をもたらす。通常、細胞内は細胞外に対して負(陰性)の電位にある。 神経細胞や筋細胞は、膜電位を素早く、動的に変化させる事により、生体の活動に大きく貢献している。そのため、膜電位とはこれらの細胞の専売特許であるかのように誤解される事も多い。しかし現実には、全ての細胞において膜内外のイオン組成は異なっており、膜電位は存在する。たとえばゾウリムシの繊毛の打つ方向の制御は膜電位の変化によって制御されている。また植物細胞において有名な例としては、オジギソウの小葉が触れる事により閉じるのも、オジギソウの細胞の膜電位の変化によるものである事が知られている。このように、膜電位(とその変化)は、単細胞生物や植物細胞にさえ存在する、生物共通の基本原理である。.

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自律神経系

自律神経系(じりつしんけいけい、Autonomic nervous system)は、末梢神経系のうち植物性機能を担う神経系であり、動物性機能を担う体性神経系に対比される。自律神経系は内臓諸臓器の機能を調節する遠心性機序と内臓からの情報を中枢神経系に伝える求心性の機序という2つの系からなる。 交感神経系と副交感神経系の2つの神経系で構成されている。 また、腸管を支配する神経系として壁内腸神経系と呼ばれる神経系もある。発生学的には脳よりも早い。また、壁内腸神経系を第2の脳とも言われている。.

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杉田玄白

杉田 玄白(すぎた げんぱく、享保18年9月13日(1733年10月20日)文化14年4月17日(1817年6月1日))は、江戸時代の蘭学医。若狭国小浜藩医。私塾天真楼を主催。 父は杉田玄甫、母は八尾氏の娘。 杉田氏は近江源氏である佐々木氏の支族である真野氏の家系。後北条氏に仕えた真野信安のときに間宮姓に改め、子の長安の代に復姓。医家としては、玄白で3代目にあたる。同時代に活躍し、間宮海峡にその名を残す探検家である間宮林蔵は同族である。.

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樹状突起

樹状突起(じゅじょうとっき、dendrite)は、神経細胞の一部。 神経細胞が、外部からの刺激や他の神経細胞の軸索から送り出される情報を受け取るために、細胞体から樹木の枝のように分岐した複数の突起のこと。.

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活動電位

活動電位(かつどうでんい、)は、なんらかの刺激に応じて細胞膜に生じる一過性の膜電位の変化である。活動電位は、主としてナトリウムイオン、カリウムイオンが、細胞内外の濃度差に従い、イオンチャネルを通じて受動的拡散を起こすことにより起きるものである。 活動電位は動物の本質的な必要条件であり、素早く組織間・内で情報を伝えることができる。また、動物のみならず、植物にも存在する。活動電位は様々な種類の細胞から生み出されるが、最も広範には神経系に於いて、神経細胞同士や、神経細胞から筋肉や腺などの他の体組織に情報を伝達するために使われる。 活動電位は全ての細胞で同じわけではなく、同じ種類の細胞でも細胞固体によって性質が異なることがある。例えば、筋肉は神経に次いで活動電位を発する組織として有名だが、中でも心筋活動電位は大抵の細胞間で大きく異なる。この項では神経細胞の軸索の典型的な活動電位について扱う。 '''A.''' 理想的な活動電位の概略図。細胞膜上の一点を通過する際の活動電位の種々相を示す。 '''B.''' 電気ノイズや記録のための電気生理学技術のばらつきにより、実際の活動電位記録は概略図から歪む。.

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末梢神経系

末梢神経系(まっしょうしんけいけい、peripheral nervous system, PNS)とは、神経系のうち中枢神経系(脳・脊髄)以外のもの。中枢神経系外の神経線維と、神経節とから成る。体の知覚・運動を制御する体性神経系と内臓・血管などの自動的制御に関わる自律神経系とに大別される。 神経組織を大まかに分けると、脳・脊髄より成る中枢神経系とそれ以外の神経節と神経線維とから成る末梢神経系とに区別される。この区分は、肉眼解剖のみに頼っていた時代に作られたものであるから、両者に構造的な厳然とした境界があるわけではない。すなわち中枢と末梢の構造的区切りは、神経の機能的境界とは一致しない。例えば、脊髄前角から出る運動神経を例にあげれば、一本のニューロンが脊髄前角から脊髄外の筋肉まで、切れ目なく走行しているが、脊髄内部に存在する部分は中枢神経系と定義し、脊髄という領域から少しでも外部に線維が出れば、それが末梢神経系に属するという事になる。 進化学的に考えると、神経組織が下等な動物では、体の諸所に存在する散在神経の連絡網のみから成るだけで、中枢はなく末梢神経のみが局所の反射的調節を担っていることがわかる。しかしヒドラなどの刺胞動物でも、既に口の周囲の神経網は他部よりも密度が高く、頭部に脳が形成される兆しが見える。自律神経特に交感神経系は、完全に末梢部分が主体となって中枢外に交感神経幹を作り、この中に上顎・星状・腹腔・上下腸間膜・下腹神経節と呼ばれる神経節が連鎖を作っている。勿論脊髄を通じて中枢神経との連絡は存在する。 まつしようしんけいけい.

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情報

情報(じょうほう、英語: information、ラテン語: informatio インフォルマーティオー)とは、.

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海馬 (脳)

海馬(かいば、hippocampus)は、大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官。 その他、虚血に対して非常に脆弱であることや、アルツハイマー病における最初の病変部位としても知られており、最も研究の進んだ脳部位である。心理的ストレスを長期間受け続けるとコルチゾールの分泌により、海馬の神経細胞が破壊され、海馬が萎縮する。心的外傷後ストレス障害(PTSD)・うつ病の患者にはその萎縮が確認される。βエンドルフィン(=脳内ホルモンの一つ)が分泌されたり、A10神経が活性化すると、海馬における長期記憶が増強する。 神経科学の分野では、海馬体の別の部位である歯状回と海馬をあわせて「海馬」と慣例的に呼ぶことが多い。本項では海馬のみならず、歯状回についてもあわせて言及する。.

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感覚神経

感覚神経(かんかくしんけい、nervus sensorius)とは、体や内臓の感覚の動きを送信するために信号を伝える神経の総称である。頭部では脳神経、体部では脊髄神経として、受容体から離れて中枢に向かうので、求心性神経、知覚を感じ取るので知覚神経という名称でも呼ばれる。.

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1774年

記載なし。

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1878年

記載なし。

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1924年

記載なし。

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1939年

記載なし。

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1952年

この項目では、国際的な視点に基づいた1952年について記載する。.

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1955年

記載なし。

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19世紀

19世紀に君臨した大英帝国。 19世紀(じゅうきゅうせいき)は、西暦1801年から西暦1900年までの100年間を指す世紀。.

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20世紀

摩天楼群) 20世紀(にじっせいき、にじゅっせいき)とは、西暦1901年から西暦2000年までの100年間を指す世紀。2千年紀における最後の世紀である。漢字で二十世紀の他に、廿世紀と表記される場合もある。.

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