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LAMP法

索引 LAMP法

LAMP法(らんぷほう、Loop-Mediated Isothermal Amplificationの略)とは、標的遺伝子の配列から6つの領域を選んで組み合わせた4種類のプライマーを用いて、鎖置換反応を利用して増幅させる方法である。 プライマーの設計によって、最初の増幅産物のプライマー結合部位にループ構造を生じるようにする。ループ部分は一本鎖なので、次のプライマーがアニールできる。鎖置換活性の高い特殊なDNA合成酵素は、進行方向にある二本鎖DNAを解離しながら、自らの伸長反応を進めていく。最終的には、もとの標的配列の約整数倍の長さの増幅産物が1時間ほどの65℃の反応で蓄積する。したがって反応産物を電気泳動するとラダー状である。 PCR法と比較して、1本鎖から2本鎖への変性反応が必要なく、60〜65℃の定温で反応が進行するという特徴があり、サーマルサイクラーのような機器を必要としない。また、増幅速度が速く、特異性も高い(標的以外のものが増えにくい)ことから、反応液の白濁を見るだけでテンプレート(標的)が増えたかどうかを確認できる。 栄研化学が商標権を有しているUS6410278。.

15 関係: マイコプラズマポリメラーゼ連鎖反応レジオネラプライマーデオキシリボ核酸インフルエンザウイルスクリプトスポリジウムコロナウイルスジアルジアサーマルサイクラー結核菌DNAポリメラーゼ重症急性呼吸器症候群栄研化学

マイコプラズマ

マイコプラズマ(ミコプラズマ、Mycoplasma)は、真正細菌の一属。真核生物を宿主とする寄生生物で、細胞壁を持たず細胞やゲノムが非常に小さいという特徴を持つ。現在、124種と4亜種が登録されている(2015年4月28日現在)。.

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ポリメラーゼ連鎖反応

ポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、polymerase chain reaction, PCR)は、DNAを増幅するための原理またはそれを用いた手法で、手法を指す場合はPCR法と呼ばれることの方が多い。英語をそのまま片仮名読みにして「ポリメラーゼ・チェーン・リアクション」とも呼ばれる。次の特徴を持つ。.

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レジオネラ

レジオネラ (Legionella) は、レジオネラ属に属する真正細菌の総称であり、グラム陰性の桿菌。レジオネラ肺炎(在郷軍人病)等多くのレジオネラ症を引き起こす種を含む。少なくとも46の種と、70の血清型が知られている。通性細胞内寄生性菌である。.

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プライマー

プライマー.

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デオキシリボ核酸

DNAの立体構造 デオキシリボ核酸(デオキシリボかくさん、deoxyribonucleic acid、DNA)は、核酸の一種。地球上の多くの生物において遺伝情報の継承と発現を担う高分子生体物質である。.

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インフルエンザ

インフルエンザ()はインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症。略称としてインフル()がある。多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、詰めて流感(りゅうかん)と言われる。 季節性インフルエンザには、A型、B型、C型の3種類があり、全ての年齢層に対して感染し、世界中で繰り返し流行している。日本などの温帯では、季節性インフルエンザは冬季に毎年のように流行する。通常、11月下旬から12月上旬頃に最初の発生、12月下旬に小ピーク。学校が冬休みの間は小康状態で、翌年の1-3月頃にその数が増加しピークを迎えて4-5月には流行は収まるパターンであるが、冬季だけに流行する感染症では無く夏期にも流行する事がある。A型は平均相対湿度50%以下になると流行しやすくなると報告されている。 全世界では毎年300-500万人がインフルエンザが重症化し、25-50万人の死者を出している。先進国における死者は65歳以上人口が最も多い。また病欠・生産性低下といった社会的コストも大きい。 感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染が主と言われている。一般的には経口・経鼻で呼吸器系に感染する。飛沫核感染(空気感染)や接触感染など違った形式によるものもある。予防においては、有症状患者のマスク着用が有用であり、飛沫感染防止に特に効果的であるが、形状や機能性などによっては完全に防げない場合もある。マスクのみでは飛沫核感染や接触感染を防ぐことができないため、手洗い・マスク着用などの対策も必要である。最も感染を予防できる方法はワクチンである。抗ウイルス薬(タミフル、リレンザなど)も存在するが、ウイルスはすぐに耐性を獲得し、その効果も備蓄するほどかどうか見直されてきた。.

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ウイルス

ウイルス()は、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞をもたないので、非生物とされることもある。 ヒト免疫不全ウイルスの模式図.

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クリプトスポリジウム

リプトスポリジウムは、アピコンプレックス門に属する原虫であり、ヒトを含む脊椎動物の消化管などに寄生する。種と宿主の組み合わせ次第ではクリプトスポリジウム症を引き起こし、致死的になる場合もある。クリプトスポリジウム・パルバム(遺伝子型1または2)は病原性原虫としては唯一、感染症法により特定病原体等(四種病原体)に指定されている。分類学上はクリプトスポリジウム属(Tyzzer, 1907)とし、この1属をもってクリプトスポリジウム科 Leger, 1911 を構成する。学名は、ギリシア語でkryptos隠れた + ラテン語のsporidium担子胞子(sporaで種)に由来する。.

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コロナウイルス

ナウイルス(Coronavirus)は、一本鎖(+)RNAウイルスのニドウイルス目のコロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス亜科、トロウイルス亜科を含む。 エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。 ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体やゴルジ装置から出芽する。 コロナウイルスの中にはエンベロープにヘマグルチニンエステラーゼを有し、赤血球凝集性を示す種が存在する。 SARSコロナウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された。 コロナウイルス属のゲノムはRNAウイルス中最大(約30kb)である。.

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ジアルジア

アルジア は、エクスカバータ メタモナス門ディプロモナス目ヘキサミタ科に分類される、原生動物の属である。 哺乳類、鳥類、爬虫類などの脊椎動物に寄生し、ジアルジア症を引き起こす。.

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サーマルサイクラー

ーマルサイクラー(Thermal cycler)は、生物学や医学の実験において、ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) によりDNA断片を複製させるための機器のひとつ。 この機械では「サーマルブロック」と呼ばれる反応液を入れたチューブを挿し込む穴が空いた金属の板がある。この金属板にはヒーターやペルチェ素子などがついており、あらかじめ設定されていたプログラムの通りに反応液の温度を上下させることができる。 初期のサーマルサイクラーではクレノウ断片を用いてDNAを複製していた。クレノウ断片はDNAを解離させるための加熱により失活するため、加熱後にピペットで追加しなければならなかった。その後はTaqポリメラーゼなどの耐熱性酵素の開発により、ブロック温度の上下のみで単純に複製できるようになった。 最近のサーマルサイクラーでは反応チューブの蓋を加熱する「加熱蓋」がついているものもある。これは反応液がチューブ内で気化して反応条件が変わるのを防ぐためである。以前はPCR用のオイルを反応液の上に置き、気化できないようにしていたが、加熱蓋によりこの手間が省けるようになった。また複数のサーマルブロックを持ち、それぞれに異なるプログラムができるものや、ブロックに温度勾配をつけチューブにより異なる反応温度を設定できるものもある。.

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結核菌

結核菌(けっかくきん、Mycobacterium tuberculosis、ヒト型結核菌)は、ヒトの結核の原因となる真正細菌。1882年、細菌学者ロベルト・コッホにより発見された。ヒトの病原菌としては、コッホの原則に基づいて病原性が証明された最初のものである。グラム陽性桿菌である抗酸菌の一種であり、細胞構造や培養のための条件など多くの点で他の一般的な細菌と異なる。特に、ミコール酸と呼ばれる特有の脂質に富んだ細胞壁を持つため消毒薬や乾燥に対して高い抵抗性を有する。保菌者の咳やくしゃみなどの飛沫、あるいはそれが乾燥したものを含むほこりなどから空気感染して、肺胞マクロファージの細胞内に感染し、肺結核をはじめとする各種の結核の原因となる。.

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DNAポリメラーゼ

DNA ポリメラーゼ (DNA polymerase; -ポリメレース) は1本鎖の核酸を鋳型として、それに相補的な塩基配列を持つ DNA 鎖を合成する酵素の総称。一部のウイルスを除くすべての生物に幅広く存在する。DNA を鋳型としてDNA を合成する DNA 依存性 DNA ポリメラーゼ(EC 2.7.7.7)と、RNA を鋳型として DNA を合成する RNA 依存性 DNA ポリメラーゼ(EC 2.7.7.49)の、2つのタイプに分けられる。前者はDNA複製やDNA修復において中核的な役割を担う酵素である。一方後者はセントラルドグマの範疇から逸脱する位置にある酵素で、逆転写酵素やテロメラーゼを含む。.

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重症急性呼吸器症候群

重症急性呼吸器症候群(じゅうしょう きゅうせい こきゅうき しょうこうぐん、Severe acute respiratory syndrome; SARS )は、SARSコロナウイルス (SARS coronavirus; SARS-CoV) によって引き起こされるウイルス性の呼吸器疾患である。動物起源の人獣共通感染症と考えられている。ウイルス特定までは、その症状などから、新型肺炎(しんがたはいえん)、非定型肺炎(ひていけいはいえん、Atypical Pneumonia)などの呼称が用いられた。 2002年11月から2003年7月にかけて、中華人民共和国南部を中心に起きたアウトブレイクでは、世界保健機構 (WHO) の報告によると、香港を中心に8,096人が感染し、37ヶ国で774人が死亡したとされている(致命率9.6%)(なお数字に関しては、世界30ヶ国8,422人が感染、916人が死亡(致命率11%)という文献も存在する(文責:白木公康))。このアウトブレイク終息後は、封じ込め宣言後いくつかの散発例があったが、現在に至るまで、新規感染報告例は無い。 現在の症例定義は、「38度以上の高熱及び咳、呼吸困難、息切れのいずれかの症状」「レントゲン検査において肺炎の症状」を呈し、この原因が不明で、ウイルス検査で陽性となった者とされている。また水様性下痢を呈する例も存在する。感染経路としては飛沫感染や接触感染が考えられている。.

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栄研化学

栄研化学株式会社(えいけんかがく、Eiken Chemical Co., Ltd.)は、東京都台東区に本社を置く医薬品(主に臨床検査薬)の製造・販売や検査装置(医療機器)の販売を行う臨床検査薬の総合メーカー。大腸がんのスクリーニング検査である便潜血検査は国内シェア約60%であり、欧米・アジアにも広く販売している。また、遺伝子(DNA・RNA)の増幅技術であるLAMP法を開発した。.

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