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E型小惑星

索引 E型小惑星

E型小惑星は小惑星の表面反射スペクトルが、赤みがかっていて比較的、平坦であることを特徴とする小惑星である。アルベドは0.3以上と比較的高い。SMASS分類ではXe-型に分類される。E型小惑星の起源はより大きい母天体が破壊され、融解や再結晶が行われた母天体のコアの部分が小惑星となっているものであると考えられている。 小惑星帯の内側部分に分布するハンガリア群の小惑星が大部分を占めている。ハンガリア群と異なる(64)アンジェリーナのような小惑星もある。E型小惑星は比較的小さいものが多く、直径が50kmを越えるものは3個知られているだけで、それ以外の小惑星は25km以下である。隕石のオーブライト (Aubrites:エンスタタイト・エイコンドライト)はE型小惑星が起源であると考えられている。 E型小惑星のうち、(2867)シュテインスは2008年にロゼッタにより接近観測が行われている。 Category:E型小惑星 Category:小惑星のスペクトル分類 Category:天文学に関する記事.

11 関係: 小惑星ハンガリア群ロゼッタ (探査機)アルベドアンジェリーナ (小惑星)エイコンドライトオーブライトシュテインス (小惑星)スペクトル頑火輝石2008年

小惑星

光分(左)と天文単位(右)。 ケレス(右)、そして火星(下)。小さな物ほど不規則な形状になっている。 メインベルト小惑星の分布。縦軸は軌道傾斜角。 軌道長半径 6 AU までの小惑星の分布。縦軸は軌道傾斜角。赤い点はメインベルト小惑星。 小惑星(しょうわくせい、独: 英: Asteroid)は、太陽系小天体のうち、星像に拡散成分がないものの総称。拡散成分(コマやそこから流出した尾)があるものは彗星と呼ばれる。.

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ハンガリア群

木星の軌道以遠の小惑星。ハンガリア群は上側左端の密度の濃い領域である。メインベルトの「核」は赤色で示されている。 ハンガリア群 (Hungaria family) は、太陽の周囲を1.78から2.00天文単位で公転している小惑星である。通常、軌道離心率は0.18以下と低く、軌道傾斜角は16°から34°、軌道周期は約2.5年である。木星と9:2、火星と3:2で軌道共鳴している。この属で最も大きいハンガリアから名前が付けられた。メインベルトでは最も内側に位置する。 ハンガリア群の小惑星の大部分はE型小惑星である。表面は明るい頑火輝石でアルベドは0.30以上と高いが、直径が小さいので双眼鏡で見ることはできない。例えば最も大きいハンガリアでも直径20kmに過ぎず、ハンガリア群はアマチュア用の望遠鏡で見える最も小さい小惑星となっている。 ハンガリア群の小惑星の起源は良く分かっていない。木星と4:1の共鳴関係にある2.06天文単位の軌道にある天体は、非常に扁平で不安定な軌道になり、カークウッドの空隙の最内側を形成する。この4:1共鳴の内側では、軌道傾斜角の小さい小惑星は、木星よりも火星の重力場の影響を強く受け、火星による摂動により、火星の軌道平面から大きく外れているもの以外は、長い時間をかけて4:1のカークウッドの間隙の内側に追いやられることになる。 この過程により、4:1共鳴より内側に残された小惑星は小さな軌道離心率と大きな軌道傾斜角を持つことになる。しかし現時点でも、ハンガリア群のいくつかの小惑星は火星横断小惑星となっており、この過程の途上にある。 火星の軌道の長期的な変動は、ハンガリア群の小惑星の移動の大きな要因であると信じられている。小惑星の昇交点が火星の遠日点の黄経に近づくと、小惑星の軌道離心率は大きくなり、軌道は不安定になる。そして数百万年の時間をかけて、短命のアモール群や地球横断小惑星となる。.

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ロゼッタ (探査機)

ッタ(, )は、欧州宇宙機関 (ESA) の彗星探査機。 2004年3月2日にフランス領ギアナからアリアン5G+ロケットを用いて打ち上げられた。2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着。11月12日に地表に着陸機フィラエ (Philae) を投下した。フィラエは彗星の核に着陸し、史上初の「彗星に着陸した探査機」となった。.

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アルベド

アルベド(albedo)とは、天体の外部からの入射光に対する、反射光の比である。反射能(はんしゃのう)とも言う。アルベードとも表記する。 0以上、1前後以下(1を超えることもある)の無次元量であり、0 – 1の数値そのままか、0 % – 100 %の百分率で表す。.

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アンジェリーナ (小惑星)

アンジェリーナ (64 Angelina) は、小惑星帯に位置する小惑星の一つ。中型の、比較的珍しいE型小惑星であり、E型小惑星としては (44) ニサと (55) パンドラに次いで3番目に大きい。かつてはE型では最も大きい小惑星だと考えられていたが、その後の研究によって推定されていた大きさの4分の1しかないことが分かった。 1861年3月4日にドイツの天文学者、エルンスト・テンペル (Ernst Wilhelm Leberecht Tempel) により発見された。これはテンペルが発見した最初の小惑星である。オーストリア(現ハンガリー領)出身の天文学者フランツ・フォン・ツァハがマルセイユ付近に造った観測所に因んで名付けられた。 E型の小惑星は近日点で異常に明るく輝く。この現象は木星の衛星であるイオ、ガニメデ、エウロパや土星の衛星のイアペトゥスでも見られる。.

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エイコンドライト

Millbillillie隕石雨で回収されたユークライト エイコンドライトあるいはアコンドライト(achondrite)は、石質隕石の分類である。石質隕石はコンドリュールを含むコンドライトと、それを含まないエイコンドライトに分類される。組織、構造や、鉱物組成は地球の玄武岩質岩石によく似ている。コンドライトと比較して、母天体の表面や内部で、融解や再結晶が行われて、さまざまな度合いの変成作用を受けたものである。結果としてエイコンドライトは様々な火成作用の度合いを示すものが含まれる。 隕石全体の約8%がエイコンドライトであると見積もられている。エイコンドライトの約2/3が小惑星ベスタ起源と考えられているHED隕石である。その他に火星起源の火星隕石や月起源隕石や、起源が不明のいくつかの隕石のタイプが含まれる。これらはFeとMnの化学成分比や、17O/18O の同位体比から決められる。 エイコンドライトは以下のようなグループに分類される。.

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オーブライト

''Cumberland Falls'' ''Shallowater meteorite'' オーブライト(Aubrite)は、1836年にフランスのニヨンに落下した小さなエイコンドライト隕石Aubresに由来する隕石の分類である。主に輝石、頑火輝石(エンスタタイト)で構成され、エンスタタイト・エイコンドライトと呼ばれることもある。火成作用を受けている点で、原始的なエンスタタイト・エイコンドライトとは区別され、小惑星で形成されたことを示す。 オーブライトは通常明るい色で、茶色の融けた殻を持っている。大部分のオーブライトは高度に角礫岩化しており、しばしば「月」が起源のように見えると言われる。 オーブライトは、主に鉄が少なくマグネシウムが多い斜方輝石または頑火輝石の白い大きな結晶から構成されている。このマトリックスの周囲に、少量のカンラン石、ニッケル鉄金属、トロイライトの相が存在し、強い還元環境下で火成されたことを示している。大部分のオーブライトは、高度に角礫岩化しており、親天体の激動の歴史を証明している。またコンドライトの捕獲岩を含むものもあり、親天体は、”F-コンドライト”組成の小惑星と衝突したと考えられている。 オーブライトのスペクトルを小惑星のスペクトルと比較すると、ニサ族のE型小惑星のものと非常に似ている。小さな地球近傍天体のエゲルは、しばしばオーブライトの親天体であるとされる。.

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シュテインス (小惑星)

ュテインス (2867 Šteins) は、小惑星帯の小さな小惑星。1969年にニコライ・チェルヌイフによって発見され、ラトビアの天文学者に因んで命名された。 2005年8月にヨーロッパ南天天文台で行われた観測によれば、シュテインスは直径約 4.6 kmのE型小惑星である。また、2006年3月に無人探査機ロゼッタによって撮影されたシュテインスの光度曲線の分析によれば、自転周期はおよそ6時間で、不規則な形状をしており、衛星は持たないとされていた。 2008年9月5日に、ロゼッタは9km/sでシュテインスに 1,700kmまで接近・フライバイし、画像を送信した。画像から、シュテインスは下が尖っており、アルベドが高いこともあってまるでカットしたダイヤモンドのような形状だとわかった。シュテインスには、直径2.1kmの大きなクレーター、一直線に並んだ7個のクレーターなどが発見されている。 その後、画像の分析などから、シュテインスは逆行自転していること、ラブルパイル構造であること、YORP効果によって現在の形状が形成された事などが発表された。 シュテインスはロゼッタが接近した2つの小惑星のうち1つ目で、もう1つは2010年に接近した (21) ルテティアである。.

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スペクトル

ペクトル()とは、複雑な情報や信号をその成分に分解し、成分ごとの大小に従って配列したもののことである。2次元以上で図示されることが多く、その図自体のことをスペクトルと呼ぶこともある。 様々な領域で用いられる用語で、様々な意味を持つ。現代的な意味のスペクトルは、分光スペクトルか、それから派生した意味のものが多い。.

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頑火輝石

頑火輝石(がんかきせき、、エンスタタイト)は、ケイ酸塩鉱物の一種。マグネシウムに富む斜方輝石。.

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2008年

この項目では、国際的な視点に基づいた2008年について記載する。.

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