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CARMENES

索引 CARMENES

CARMENES (Calar Alto high-Resolution search for M dwarfs with Exoearths with Near-infrared and optical Echelle Spectrographs) とは、スペインのカラル・アルト天文台CAHA 3.5メートル望遠鏡に設置された観測装置である。可視光線から近赤外線の波長領域をカバーする分光器で、太陽系外惑星や赤色矮星の研究に用いられている。

目次

  1. 23 関係: ArXiv可視光線天体暦太陽系外惑星太陽系外惑星の発見方法ビームスプリッターテルル化カドミウム水銀ドイツ分光器エシェル回折格子カラル・アルト天文台カセグレン焦点コンソーシアムジッタースペイン光ファイバー高精度視線速度系外惑星探査装置赤外線赤色矮星電磁スペクトルHIRESSIMBAD星表

ArXiv

arXiv(アーカイヴ、archiveと同じ発音)は、物理学、数学、計算機科学、、数量ファイナンス、統計学、電子工学・システム科学、経済学の、プレプリントを含む様々な論文が保存・公開されているウェブサイトである。論文のアップロード(投稿)、ダウンロード(閲覧)ともに無料で、論文はPDF形式である。1991年にスタートして、プレプリント・サーバーの先駆けとなったウェブサイトである。大文字の X をギリシャ文字のカイ(Χ)にかけて archive と読ませている。 現代(2019年)においてはこうした仕組みのサイトは特に珍しいものでもない。しかし、arXivの設立当初(1990年代初頭)においては、学術出版社や大学図書館を介さずに研究者同士がインターネットを介して直接に論文をやりとりできる場として、学術出版関係者に大きな驚きをもって受けとめられた。

見る CARMENESとArXiv

可視光線

可視光線(かしこうせん、visible light)とは、電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のもの。いわゆる光のこと。JIS Z8120の定義によれば、可視光線に相当する電磁波の波長は下界はおおよそ360-400 nm、上界はおおよそ760-830 nmである。可視光線より波長が短くなっても長くなっても、ヒトの目には見ることができなくなる。可視光線より波長の短いものを紫外線、長いものを赤外線と呼ぶ。可視光線に対し、赤外線と紫外線を指して、不可視光線(ふかしこうせん)と呼ぶ場合もある。 可視光線は、太陽やそのほか様々な照明から発せられる。通常は、様々な波長の可視光線が混ざった状態であり、この場合、光は白に近い色に見える。

見る CARMENESと可視光線

天体暦

1560年発行の天体暦 天体暦(てんたいれき、、複数形:Ephemerides、、複数形:Éphémérides、ἐφημερίς)とは、主として太陽系内の天体(太陽・月・惑星・衛星)や恒星および人工天体の時間に関する位置、および日食、月食、天体の出没などの天象の時刻・位置などを推算した予報を書き下したものである。英語やフランス語は日記や日誌を意味するギリシャ語に由来する。天文暦(てんもんれき)、暦(れき)、軌道暦(きどうれき)、天文年鑑(てんもんねんかん、)とも言う。 現在、天体暦は基本暦 (fundamental ephemeris) と視天体暦 (apparent ephemeris) に分けることができる。基本暦は天体の運動方程式を積分して得られる天体の幾何学的な位置を扱い、視天体暦は基本暦を基に座標変換や惑星光行差の補正などをして得られる天体の視位置を扱っている。

見る CARMENESと天体暦

太陽系外惑星

太陽系外惑星(たいようけいがいわくせい、)または系外惑星()とは、太陽系の外にある、太陽以外の恒星を公転する惑星である。 初めて太陽系外惑星が正式に確認されたのは1992年で、太陽系外惑星エンサイクロペディアの統計によると2024年7月1日時点で6,668個の太陽系外惑星が確認されており、惑星系を持つことが確認されている恒星は4,867個で、そのうち994個が複数の惑星を持っている。

見る CARMENESと太陽系外惑星

太陽系外惑星の発見方法

本項では太陽系外惑星の発見方法について述べる。 惑星は自ら光る恒星と比べて、非常にかすかな光を反射しているに過ぎないため外部から見ると非常に発見しにくい天体である。例えば、太陽のような恒星は、惑星が反射する光の約10億倍の明るさを持つ。そのようなわずかな光を検出するという本質的な難しさに加え、恒星の光が惑星からの光をかき消してしまう場合もある。 こうした理由から、2014年4月までに発見された太陽系外惑星のほとんどは直接観測されていない。 太陽系外惑星の発見方法には惑星を直接観測することで発見する直接法()と、惑星が恒星に及ぼす影響などから間接的に惑星を発見する間接法()とに分けられる。

見る CARMENESと太陽系外惑星の発見方法

ビームスプリッター

ビームスプリッター(Beam splitter)は、光束を2つ(場合によってはそれ以上)に分割する光学分野の装置である。ビームスプリッターに入射した光の一部は反射し、一部は透過する。偏光成分を分離できるものもある(偏光ビームスプリッター)。光学ピックアップ、反射型液晶プロジェクタ、光通信機器、光子乱数発生器などに用いられる。反射光と透過光の強さがほぼ1:1のものをハーフミラーと呼ぶ。また、ある程度の面積をもつ板状のものをこう呼ぶ場合もある。

見る CARMENESとビームスプリッター

テルル化カドミウム水銀

テルル化カドミウム水銀(テルルかカドミウムすいぎん、Mercury cadmium telluride、MCT、HgCdTe)は、水銀、カドミウム、テルルから成る3元合金である。半導体であるため、光起電型の光検出器として赤外線の検出などに用いられている。

見る CARMENESとテルル化カドミウム水銀

ドイツ

ドイツ連邦共和国(ドイツれんぽうきょうわこく、Bundesrepublik Deutschland、Federal Republic of Germany)、通称ドイツ(Deutschland)は、中央ヨーロッパおよび広義の西ヨーロッパ「中西欧」と括られることもある。再統一前の東ドイツ(ドイツ民主共和国)は、政治的にはソ連の衛星国として東側諸国の一員であり、地理的には東欧(東ヨーロッパ)に分類されることが多かった。に位置する連邦共和制国家である。

見る CARMENESとドイツ

分光器

分光器(ぶんこうき、Spectrometer)は、一般には光のスペクトルを得るための光学機器である。 可視光に限らず、遠赤外からガンマ線・エックス線といった広範囲に渡って、同様の目的で用いられる機器を分光器と呼ぶ場合もある。それぞれのエネルギー領域(X線・紫外・可視・近赤外・赤外・遠赤外)においては異なった技術が用いられるので、一つ一つの分光器には、用いることができる特定の領域がある。光の領域より長波長(マイクロ波、などの電波領域)においてはスペクトラムアナライザと呼ばれる。 分光器で得られるスペクトルを分析することにより、電磁波の波長又はエネルギーと、強度の関係性が明らかになる。例えば、分光学において、原子や分子の線スペクトルを測定し、その波長と強度を測定するのに用いられる。

見る CARMENESと分光器

エシェル回折格子

エシェル回折格子(エシェルかいせつこうし、echelle grating)は、ブレーズド回折格子の一種である。溝の数が少なく、高次の回折光を利用するよう溝の形が工夫されている。エシェルはフランス語で階段を意味すéchelleより。

見る CARMENESとエシェル回折格子

カラル・アルト天文台

カラル・アルト天文台 (Calar Alto Observatory) もしくはカラーアルト天文台とは、スペイン・アルメリア県の天文台である。シエラ・デ・ロス・フィラブレス山脈に含まれるカラル・アルト山の標高2168メートルの地点に位置している。Centro Astronómico Hispano en Andalucía (CAHA) の名でも知られる。 この天文台にある3.5メートル望遠鏡は、ヨーロッパ本土の光学望遠鏡として口径が最も大きい(ただし、カナリア諸島のロケ・デ・ロス・ムチャーチョス天文台には、さらに大きな望遠鏡が複数存在する)。2003年にシュターケンブルク天文台でフェリックス・ホルムスが発見した小惑星カラルアルト(小惑星番号189202)は、この天文台にちなんで命名された。

見る CARMENESとカラル・アルト天文台

カセグレン焦点

カセグレン焦点(カセグレンしょうてん、)とは、天体望遠鏡などの光学系における、合成焦点を結ぶ観測用焦点のこと。ローラン・カセグレンの名に由来している。

見る CARMENESとカセグレン焦点

コンソーシアム

コンソーシアム(Consortium)あるいは共同事業体(きょうどうじぎょうたい)は、合弁ではない2つ以上の個人、企業、団体、政府(あるいはこれらの任意の組合せ)から成る団体であり、共同で何らかの目的に沿った活動を行ったり、共通の目標に向かって資源を蓄える目的で結成される。 Consortium はラテン語で「提携、共同、団体」を意味する。語の成り立ちは、consors(パートナー)が語源であり、さらに consors は con-(一緒に)と sors(運命)から成る単語で、「同志」を意味する。

見る CARMENESとコンソーシアム

ジッター

ジッター (Jitter) とは、電気通信などの分野において、時間軸方向での信号波形の揺らぎの事であり、その揺らぎによって生じる映像(動画)等の乱れのことも指す。「いらいらする」という意味の英語"Jitter"に由来する。 ITU-T勧告G.810ではタイミング信号の位相変動の周波数が10[Hz]以上である短期的位相変動と定義されている。なお、10[Hz]未満をワンダー/ワンダ(Wander)という。

見る CARMENESとジッター

スペイン

スペイン王国(スペインおうこく、)、もしくはスペイン国(スペインこく、)、通称スペイン()は、南ヨーロッパのイベリア半島に位置し、同半島の大部分を占める議会君主制国家。首都はマドリード。スペイン本土以外に、西地中海のバレアレス諸島やアルボラン海のアルボラン島、大西洋のカナリア諸島、北アフリカの飛地領土のセウタとメリリャを有しており、モロッコ沿岸部にもいくつか領土がある(プラサス・デ・ソベラニア)。 西にポルトガル、南にイギリス領ジブラルタル、北東にフランスとアンドラ、アフリカ大陸にあるセウタとメリリャではモロッコと陸上国境を接する。

見る CARMENESとスペイン

光ファイバー

光ファイバー アクリル棒に入射された光が内部を伝わる様子 光ファイバー(ひかりファイバー、光導纖維、optical fiber)とは、離れた場所に光を伝える伝送路である。optical fiberを逐語訳して光学繊維(こうがくせんい)とも呼ばれる。 ※JIS での表記は光ファイバ。

見る CARMENESと光ファイバー

高精度視線速度系外惑星探査装置

3.6m望遠鏡とHARPSの写真左上)3.6m望遠鏡のドーム 右上)3.6m望遠鏡本体下)HARPSの恒温真空容器とその中に納まったHARPS本体 高精度視線速度系外惑星探査装置 (こうせいどしせんそくどけいがいわくせいたんさそうち、High Accuracy Radial Velocity Planet Searcher, HARPS)は、ヨーロッパ南天天文台 (ESO) が2003年から運用している太陽系外惑星の観測装置である。 HARPSはチリのラ・シヤ天文台にある3.6m望遠鏡に設置された分光器で、視線速度法と呼ばれる方法で太陽系外惑星の観測を行っている。視線速度法とは、恒星のスペクトルに現れる光のドップラー効果を測定し、惑星の公転が引き起こす恒星の動きを明らかにする技法である。HARPSは恒星の視線方向の動きを時速3.5kmの精度で測定できる。

見る CARMENESと高精度視線速度系外惑星探査装置

赤外線

赤外線(せきがいせん)は、可視光線の赤色より波長が長く(周波数が低い)、電波より波長の短い電磁波のことである。ヒトの目では見ることができない光である。英語では infrared といい、「赤より下にある」「赤より低い」を意味する(infra は「下」を意味する接頭辞)。分光学などの分野ではIRとも略称される。なお、可視光線の紫色より波長が短い電磁波は紫外線と呼ばれる。

見る CARMENESと赤外線

赤色矮星

赤色矮星(せきしょくわいせい、red dwarf)とは、主系列星(矮星)の中で特に小さく低温な恒星のグループである。主にスペクトル型がM型の主系列星を指すが、低温のK型主系列星の一部を含めることもある。表面が低温で赤色にみえるため、この名がある。 赤色矮星は、少なくとも太陽の近傍においては銀河系の恒星の中で最も一般的なタイプの恒星である。しかし光度が小さいため、個々の赤色矮星を観測するのは容易ではない。地球からは、狭義の赤色矮星に該当する恒星で肉眼で見ることができるものはない。太陽に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリは赤色矮星であり、太陽系に近い恒星60個のうち50個が赤色矮星である。ある推定によると、赤色矮星は銀河系内の恒星のうち4分の3を占める。

見る CARMENESと赤色矮星

電磁スペクトル

。 電磁スペクトルの周波数は、超低周波(長波長側)からガンマ線(短波長側)にわたって広がっており、その規模は数千 km の長さから原子の幅をも下回る長さまで無限にわたっている。 波長 λにおける電磁波エネルギーは周波数 νにおける光子のエネルギーと関連している。故に、電磁スペクトルはこれらの等価な3種類の値によって表現される。これら3つの値は真空中において以下のような関係にある。 ここで。

見る CARMENESと電磁スペクトル

HIRES

HIRES (High Resolution Echelle Spectrometer) とは、マウナケア天文台群のW・M・ケック天文台のケック-I望遠鏡(口径10m)で1994年から使用されている天体観測用の分光器である。 なお欧州超大型望遠鏡 (E-ELT) 向けにヨーロッパ南天天文台が開発している高分散分光器HIRES (High Resolution Echelle Spectrograph) とは名前と装置のコンセプトが似ているが、別物である。E-ELTのHIRESは2022年時点ではANDES(ArmazoNes high Dispersion Echell Spectrograph)に改名されている。

見る CARMENESとHIRES

SIMBAD

SIMBAD(シンバッド、the Set of Identifications, Measurements, and Bibliography for Astronomical Data)は太陽系外の天体のデータベース。フランスにあるストラスブール天文データセンターによって維持運営されている。 SIMBADは、1979年までムードンの計算機センターに存在したCatalog of Stellar Identifications(CSI)とBibliographic Star Index(BSI)を合体して構築され、他の星表や、論文、追加の情報を取り入れることで拡張された。1981年に開発されたVer.2からオンラインで閲覧が可能となった。1990年にリリースされたVer.3はC言語を用いて開発され、ストラスブール天文台のUNIXベースのシステムで運用された。2022年現在はVer.4で運用されており、データはデータベース (DBMS) のPostgreSQLに保存され、Javaで記述されたサポートソフトウェアによって閲覧可能である。2022年6月14日の時点で、13,346,575の天体のデータが収蔵されている。

見る CARMENESとSIMBAD

星表

星表(せいひょう、star catalogue )は恒星目録ともいい、恒星の位置や等級、スペクトル型、視差といった値や特性を記載した天体カタログである。現代の天文学では、恒星はいずれかの星表の番号で表される。長年にわたって様々な目的のために多くの星表が編纂されてきたが、以下では代表的なものについて取り上げる。現在使われている星表のほとんどは電子フォーマットで入手可能で、アメリカ航空宇宙局 (NASA) の Astronomical Data Center などからダウンロードできる(外部リンク参照)。

見る CARMENESと星表