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学術雑誌
学術雑誌(がくじゅつざっし、)は、主として研究者の執筆した論文を掲載する雑誌。学術(学問)分野ごとに発行されているため、種類が多い。読者はそれぞれの分野の専門家が中心であるため、一般書店に置かれることはあまりない。学術ジャーナル、学術誌とも。
プロテオーム解析
プロテオーム解析(プロテオームかいせき、Proteomic analysis)、またはプロテオミクス(Proteomics)は、特に構造と機能を対象としたタンパク質の大規模な研究のことである。タンパク質は細胞の代謝経路の重要な構成要素として生物にとって必須の物質である。「プロテオミクス」という言葉は、タンパク質を意味する英語「プロテイン(protein)」に「全て」を意味する接尾辞"ome"、「学問」を意味する接尾辞"ics"を合わせて作られた。ゲノムがある生物の持つ全ての遺伝子のセットを表すのに対して、プロテオームはある生物が持つ全てのタンパク質のセット、またはある細胞がある瞬間に発現している全てのタンパク質のセットを意味する。
インパクトファクター
インパクトファクター(Impact Factor; IF)またはジャーナルインパクトファクター(Journal Impact Factor; JIF)は、自然科学や社会科学の学術雑誌が各分野内で持つ相対的な影響力の大きさを測る指標の一つである。端的には、その雑誌に掲載された論文が一年あたりに引用される回数の平均値を表す。一般にインパクトファクターの値が高いジャーナルは、値が低いジャーナルよりも重要であり、それぞれの分野でより本質的な名声を持っていると見なされる。ひいては、大学教員や研究者の人事評価においても利用されることも多い。一方で、この指標は、ジャーナルの厳密性との相関が全くないなど、批判も多い。
オープンアクセス
183x183ピクセル オープンアクセス(open access、OA)とは、研究成果(広義には学術情報、狭義には査読済み学術雑誌に掲載された論文)をインターネットを通じて誰もが無料で閲覧可能な状態に置くことを指す。また、クリエイティブ・コモンズのライセンスなどを用いた自由な再利用を認めることも定義の一つに含まれることが多い。 歴史的に、科学研究の成果発表は印刷出版を主体とした学術雑誌によって行われており、1990年代には大手出版社による学術雑誌市場の寡占と価格高騰が続いていた。このような従来の(非オープンアクセス)ジャーナルは、購読やサイトライセンス、ペイパービューのサブスクリプションを通じて、出版に掛かる費用を回収している。これに対抗し、学問の自由な共有を目指す動きが現れ、2001年に開催された会議およびそれをもとに2002年に公開された文書である Budapest Open Access Initiative (BOAI) によってオープンアクセスが方向づけられた。オープンアクセスジャーナルは、読者がジャーナルコンテンツを読むために支払う必要のない(例えば公的資金などの)資金調達モデルを持つことが特徴である。BOAIではオープンアクセス達成の方法として、研究者によるセルフアーカイブ(グリーンロード)とオープンアクセスの学術雑誌に投稿するゴールドロードを提示している。オープンアクセスは、査読付きおよび査読なしの学術雑誌記事、学術出版、学位論文、プロシーディング、書籍、モノグラフ、研究報告、画像など、あらゆる形式の研究成果に適用できる概念である。
ゲノミクス
ゲノミクス(genomics、ジェノミクス)とは、ゲノムと遺伝子について研究する生命科学の一分野。ゲノム学(ゲノムがく)、ゲノム科学(ゲノムかがく)とも。 ゲノミクスは1980年代に現れ、1990年代のゲノムプロジェクトの開始とともに発展した。初めて完全長のゲノムが解読されたのはバクテリオファージFX174 (5,368 kb) で1980年のことである。自由生活生物としてはインフルエンザ菌で1995年。以来、猛烈な速さでゲノム解読が進行している。ヒトゲノムのおおまかな配列はヒトゲノムプロジェクトによって2001年前半に解読されている。 ポストゲノムプロジェクトのゲノミクスとして、さまざまな生物種のゲノムを比較することで、進化の解明を試みる比較ゲノミクスや、RNAiなどによる遺伝子阻害から、全体論的な機構解明を行う機能ゲノミクスなどがある。ゲノミクスではバイオインフォマティクスや遺伝学、分子生物学をツールとして用いるとともに、システム生物学のツールとしても用いられる。またゲノミクスは医療の分野に新たな治療法を提供してきている(ファーマコゲノミクス)。食品(ニュートリゲノミクス)や農業の分野へも応用される。
BioMed Central
BioMed Central(BMC)は、英国を拠点とする営利目的の科学的オープンアクセス出版社であり、250を超える科学雑誌を発行している。そのすべてのジャーナルはオンラインでのみ公開されている。BioMed Centralは、自身を最初で最大のオープンアクセス科学出版社と表現している。2000年に設立され、2008年からSpringer(現在はSpringer Nature)が所有している。
見る BMC GenomicsとBioMed Central
Embase
Embase(Excerpta Medica dataBASE の略であり、EMBASE と表記されることが多い)は、出版文献の生物医学および薬理学の書誌データベースであり、情報管理者とファーマコビジランスが認可された医薬品の規制要件に準拠するためのサポートを目的に設計された。 Elsevierが作成した Embase には、1947 年から現在に至るまで、現在発行されている 8,500 を超えるジャーナルからの 3,200 万を超えるレコードが含まれている。 Embase は、その国際的な報道、毎日の更新、およびEMTREEによる薬物索引を通じて、公開された文献の薬物情報の追跡と検索を可能にする。各レコードは完全に索引付けされており、完全な索引付けに先立って、一部のレコードではプレス中の記事が、すべてのレコードでは進行中の記事が利用可能です。
MEDLINE
MEDLINE(メドライン)またはMEDLARS Online (MEDical Literature Analysis and Retrieval System Online) は、医学を中心とする生命科学の文献情報を収集したオンラインデータベースである。1964年に米国国立医学図書館 (National Library of Medicine; NLM) が作成したコンピューター化医学文献データベース「MEDLARS」は、1971年10月27日にオンライン検索サービスが開始され、1997年にはPubMedの名でインターネットに無料公開された後、改良が重ねられて成長を続け、2007年現在、月に7000万回程度のアクセスがある世界で最もよく使用される生物医学系データベースである。
PubMed
PubMed(パブメド)は医学、看護学、歯学、獣医学、生命科学とその周辺分野に関する参考文献や要約を掲載するMEDLINEなどへの無料検索エンジンである。 アメリカ国立衛生研究所のアメリカ国立医学図書館(NLM)が情報検索Entrezシステムの一部としてデータベースを運用している。データベース統合検索システム Entrez(NCBI 作成)の一部として提供されており、 世界の主要医学系雑誌等に掲載された文献を検索することができる。 1965 年以前の OLD MEDLINE と 1966 年以降の MEDLINE に分かれている。1971年から1997年にかけてMEDLINEの利用は主に大学図書館などの機関施設に限定されていたが、 1996年1月に初公開されたPubMedは個人や法人の一般利用への先駆けであった。一般公開は1997年6月に式典にてアル・ゴア副大統領により実演された。
Scopus
Scopusは、エルゼビアが運営する学術雑誌記事の摘要や参照を含む書誌データベースである。2023年3月時点で、約7,000の出版社による27,950件のタイトル(内26,591件は査読付き学術雑誌)を扱う。オンライン購読制であり、検索対象には特許データベースも組み込まれている。取扱情報には著者の略歴・著作数・書誌データ・引用数・引用先などが含まれる。著者別IDはオープンソースの電子識別子ORCIDと統合できる。

