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説話

索引 説話

説話(せつわ)は、近代に造語された言葉で、明瞭な概念規定なしに国文学・民俗学・民族学・神話学などの領域で使用される。広義には、古くより伝承されて来た話・物語一般を意味する。しかし狭義には、民話(昔話)、伝説を指す。また、民話と同義の意味で使用されることもある。 ここでは狭義の意味の説話を説明する。 ドイツ語のメルヘン/メルヒェン(Märchen)、英語のフェアリーテイル(fairy tale)を含んでいる。メルヘンは、スティス・トンプソン以降、英語圏でもよく使われるようになった。.

127 関係: 力太郎おばあさんおじいさんおむすびころりんみすず書房こぶとりじいさんうりこひめとあまのじゃくさるかに合戦かちかち山十訓抄口承文学古事談古今著聞集古本説話集堀一郎大正変身子育て幽霊宝物集宇治拾遺物語宋 (王朝)富家語寓話小口偉一小峯和明小説岩波現代文庫岩波書店島根県立大学中原師元中央公論新社中外抄中世文学中公文庫中国世間話三宝絵詞一寸法師平康頼庚申待広島大学五味文彦今物語今昔物語集伝奇伝記伝説伝承御伽草子御伽衆...ペンタメローネファンタジードイツ語分福茶釜わらしべ長者アンソロジーグリム童話シンデレラジャータカスティス・トンプソン唐鏡冠着山出版石のスープ神話神話学童話笠地蔵続古事談羅生門 (小説)田螺長者無住異類婚姻譚物語物語の類型物語論発心集白雪姫芥川龍之介花咲か爺遠野物語食わず女房説話・伝承学会高階仲行鬼の子小綱豊臣秀吉鴨長明鶴の恩返し鼻 (芥川龍之介)蜘蛛の糸都市伝説舌切り雀蘆谷蘆村赤ずきん閑居友藤原実兼 (蔵人)藤原信実金太郎英語柳田國男東京大学出版会東京家政大学松原秀一桃太郎橘成季民俗学民話民謡民族学江談抄沙石集源為憲昔話浦島太郎文学日本の中古文学史日本国現報善悪霊異記日本文学撰集抄慶政手なしむすめ手孕説話怪談景戒12世紀 インデックスを展開 (77 もっと) »

力太郎

力太郎(ちからたろう)は、日本の岩手県の昔話。 この物語の主人公の名である垢太郎(あかたろう)・こんび太郎の名でも知られる。この物語は長らく入浴していなかった老夫婦の入浴シーンから始まり、この二人の剥がれ落ちる大量のこんび(垢)を固めて人形を作ることから始まる。 垢で人形を作ってしばらく放置しておくと、その人形に命が芽生え、立派な一人の人間の子供になったという。その子供は男の子であったため、生みの親である老夫婦は彼を「垢太郎」と名づけた。老夫婦に百貫目(およそ375キロ、製鉄技術の発達していなかった当時では、この金棒はかなり高価なものである)の金棒を買ってもらい、ここからこの物語は垢太郎が主人公となり進められていき、旅の途中に御堂コ太郎と石コ太郎と出会い、戦い、家来にしながら最終的に長者の娘を生贄につれていこうとした鬼(ただの化け物とする説もあり)を退治するというものである。 垢から生まれたこんび太郎、婆のすねから生まれた脛こたんぱこ、竈から生まれた火太郎などさまざまな名を有しているがそれらは一様に力持ちであり、道中家来になるものたちも御堂こ太郎、石こ太郎、岩こ太郎など大力を表す名が多い。この話の分布はそのほとんどが東北地方に限られておりその他石川県、島根県にも見られる。朝鮮にも同話がありグリム童話集の71番「六人組世界歩き」134番「六人の家来」と同型であり世界的には広く分布するものと思われる。.

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おばあさん

母と孫 祖母と孫 描かれた老女 おばあさん(お婆さん/お祖母さん)は、日本語において直系尊属2親等に当たる女性(祖母)、もしくは高齢の女性を指す一般語(老婆、媼)を指す語として使用される。対義語はおじいさん、または孫、孫娘。.

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おじいさん

と孫 描かれた老人 おじいさん(お爺さん/お祖父さん)とは、日本語において直系尊属2親等にあたる男性(祖父)、もしくは高齢の男性を指す一般語として使用される。対義語はおばあさん、または孫息子。.

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おむすびころりん

おむすびころりんは、日本のお伽話の一。「鼠の餠つき」「鼠浄土」「団子浄土」などともいう。.

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みすず書房

株式会社みすず書房(みすずしょぼう)は、哲学、科学、心理学、現代史、西洋史、社会学などの専門書を中心にした出版活動を行う学術出版社である。旧社名は美篶書房。.

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こぶとりじいさん

こぶとりじいさんは、日本の民話(昔話)。世界にも類例がある。 老人が、鬼に質草として頬の瘤を取られる説話。一般的に二人の翁(年老いた男性)が連夜で鬼の宴に参加する型が多いが、民話の常として様々な類型があり、ストーリーも様々である。鎌倉時代の説話物語集『宇治拾遺物語』にも「こぶ取り爺(鬼にこぶとらるゝ事)」として収載されており、「ものうらやみはせまじきことなりとか」で結ばれている。この出典から京都民話や関西民話と思われがちだが、実際には琉球を含めた日本各地(蝦夷の原民話は除く)に広く伝わっている。.

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うりこひめとあまのじゃく

うりこひめとあまのじゃくは、日本の昔話の1つ。 瓜から生まれた瓜子姫が主人公の日本民話。 桃太郎のように、植物から生まれた人物が活躍する民話の一つである。日本全国に広く分布しており、話の展開が地方によって異なる。 また、主人公の名前も瓜子姫のほか、「瓜姫(うりひめ)」「瓜子織姫(うりこおりひめ)」「瓜姫子(うりひめこ)」などとなる場合もある。.

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さるかに合戦

さるかに合戦(さるかにがっせん)は、日本の民話の一つ。 ずる賢い猿が蟹を騙して殺害し、殺された蟹の子供達に仕返しされるという話。「因果応報」が主題。 別題名は、「さるとかに」、「かにむかし」と呼ぶ事もある。.

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かちかち山

かちかち山(かちかちやま)は、老婆を残虐に殺したタヌキを、老爺に代わってウサギが成敗する日本の民話。 題名の「かちかち山」とは、タヌキが背負った柴にウサギが火打石で火をつけようとした際、石の音を怪しんだタヌキに対して答えたウサギの言葉によるといわれる。江戸時代には「兎の大手柄」とも呼ばれていた。 東くめ作詞・瀧廉太郎作曲の童謡が存在している。.

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十訓抄

『十訓抄』(じっきんしょう、じっくんしょう)は鎌倉中期の教訓説話集。編者は未詳、菅原為長、六波羅二臈左衛門入道(湯浅宗業に充てる説と佐治重家に充てる説がある)説がある。 仏典「十善業道経」に発想し、「十訓」こと十ヶ条の教誡を掲げ、古今和漢の教訓的な説話約280話を通俗に説く。儒教的な思想が根底を流れる。年少者の啓蒙を目的に編まれ、その後の教訓書の先駆となった。三巻/十編。 序文には「広く和漢の書物に目を通し、その中から教訓となる話を集めた」と書かれている。平安朝を中心に本朝・異邦の説話280を収め、『大和物語』『江談抄』『古事談』などの先行説話集や『史記』『漢書』など引用書の範囲は広い。また、平清盛など平家一門の生活圏における説話に、作者が直接見聞したと考えられるものも含まれている。『古今著聞集』と重複する話も多い。 「新訂増補国史大系」(吉川弘文館)、「新編日本古典文学全集」(小学館)、「岩波文庫」(岩波書店)所収。.

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口承文学

口承文学(こうしょうぶんがく)とは、文字によらず、口頭のみで後世に伝えられる形態(口承)の文学である。文字を持たない民族に伝わった物語、あるいは、宗教的呪術的な理由などにより、文字(書物等)として伝えられなかった物語などである。口承文芸などともいう。 口伝であるため、物語は固定されることがなく、途中で新しいエピソードが挿入されたり、話の筋が変わったりすることもままある。また、その物語の伝承者が絶えると同時に、物語そのものも辿ることができなくなってしまうのも特徴の一つである。民俗学などの分野では、これらの文字を持たない民族の物語も研究対象にしており、貴重な民俗資料となっている。研究のために文字で書き留めたものが出版されているため、現代では、口承文学の全てが口承でしか伝わっていないとは言い切れない。.

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古事談

『古事談』(こじだん)は、鎌倉初期の説話集。村上源氏出身の刑部卿源顕兼(源顕房5代目の子孫、1160年-1215年)の編。建暦2年(1212年)から建保3年(1215年)の間に成立。 顕兼は、長年刑部卿を務める一方で、藤原定家や栄西らとも親交があった教養人であり、有職故実にも精通していた。 奈良時代から平安中期に至るまでの462の説話を収める。王道后宮・臣節・僧行・勇士・神社仏寺・亭宅諸道の6巻からなり、巻ごとに年代順で配列。文体は真字(まな)を主とし、仮名交じり文もある。 貴族社会の逸話・有職故実・伝承などに材を取り、『小右記』『扶桑略記』『中外抄』『富家語』などの先行文献からの引用が多い。同時期の作品と比べて尚古傾向が薄く、天皇を始めとする貴人に関しても憚らずその秘事を暴き、正史とは別世界の人間性あふれる王朝史を展開している。あまりな醜聞暴露に恐れをなしたためか、称徳と道鏡、宇多と京極御息所、花山と馬内侍らの淫猥な説話を削った略本もある。天皇・貴族・僧の世界の珍談・秘話集。 説話文学史上、重要な作品であり、承久元年(1219年)成立の『続古事談』を始め、『宇治拾遺物語』など以降の説話集に影響を及ぼした。.

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古今著聞集

古今著聞集(ここんちょもんじゅう)は鎌倉時代、13世紀前半の人、伊賀守橘成季によって編纂された世俗説話集。単に『著聞集』ともいう。事実に基づいた古今の説話を集成することで、懐古的な思想を今に伝えようとするものである。20巻30篇726話からなり、『今昔物語集』に次ぐ大部の説話集である。建長六年(1254)10月頃に一旦成立し、後年増補がなされた。今昔物語集・宇治拾遺物語とともに日本三大説話集とされる。.

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古本説話集

古本説話集(こほんせつわしゅう)は、平安末期か、遅くとも鎌倉初期には成立したと見られる説話集。具体的な成立時期は大治年間(1126年-1131年)など諸説がある。 梅沢記念館旧蔵本(上下2冊)のみが確認されている孤本で、個人での所有がつづき長い間その存在が公開されることなく埋もれていたが、1943年(昭和18年)に世に出て、国宝鑑査官の田山方南(田山信郎)により「古本説話集」と暫定的に命名された。表紙が脱落し内題・外題が無く、編者・原書名ともに未詳で、写本そのものの制作時期は鎌倉時代中期とされる。 重要文化財に指定されており、1951年(昭和26年)以後、原本の所有者となった梅沢記念館で所蔵されていたが、現在は東京国立博物館が所蔵している。.

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堀一郎

堀 一郎(ほり いちろう、1910年(明治43年)3月19日 - 1974年(昭和49年)8月10日)は、日本の宗教学者。.

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大正

大正(たいしょう)は日本の元号の一つ。明治の後、昭和の前。大正天皇の在位期間である1912年(明治45年/大正元年)7月30日から1926年(大正15年/昭和元年)12月25日までの期間。.

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変身

変身(へんしん、)とは人や動物や物が普通の姿から、他の姿に変わること。.

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子育て幽霊

安田米斎画『子育て幽霊図』 子育て幽霊(こそだて ゆうれい)は日本の民話、怪談。筋立て、結末などに細かな異同が見られるが伝承地は全国に分布しており、落語の題材にもなっている。「飴買い幽霊」ともいう。.

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宝物集

『宝物集』(ほうぶつしゅう)は、平安末期の仏教説話集。著者は平康頼(たいらのやすより)。別名は「康頼宝物集」。治承年間(1177 - 81年)の成立。 本によって一巻・二巻・三巻・七巻の違いがあり、本文の異同も甚だしい。原型に近いのは一巻本だという。嵯峨釈迦堂(清涼寺)での僧俗の対話形式をとり、多数の説話を援引し、仏法こそが至高の宝物であると語る。 概して四部に分けることができ、第1部と第2部は、全体から見る序章のようなものである。第3部から、「この世で一番の宝物は何か?」ということが議論になり、最終的には第4部で「仏法こそが第一の宝」だということに落ち着く。世間で大切だとされているものは功罪半ばして、幸せになる反面、不幸せにもなるのだから、何よりも尊いものは世俗を越えた仏法だ、という教えを説いている。 作者の平康頼(法名性照)は後白河院の北面武士で、検非違使兼左衛門尉に任ぜられたが、安元三年(1177)、鹿ケ谷の謀議に与り、事敗れて鬼界ヶ島(薩摩沖の硫黄島)に流刑されたが、翌年、中宮徳子平産のための大赦によって召還され帰京。その後は東山双林寺に住み、この説話集を編んだ。 『新日本古典文学大系40』に(岩波書店)第二種七巻本系統の吉川本を底本として収録。七巻に注釈が施された初のものである。.

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宇治拾遺物語

『宇治拾遺物語』(うじしゅういものがたり)は、13世紀前半頃に成立した、中世日本の説話物語集である。『今昔物語集』と並んで説話文学の傑作とされる。編著者は未詳。.

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宋 (王朝)

宋(そう、拼音 Sòng、960年 - 1279年)は、中国の王朝の一つ。趙匡胤が五代最後の後周から禅譲を受けて建国した。国号は宋であるが、春秋時代の宋、南北朝時代の宋などと区別するため、帝室の姓から趙宋とも呼ばれる。国号の宋は趙匡胤が宋州(河南省商丘県)の帰徳軍節度使であったことによる。通常は、金に華北を奪われ南遷した1127年以前を北宋、以後を南宋と呼び分けている。北宋、南宋もともに、宋、宋朝である。首都は開封、南遷後の実質上の首都は臨安であった。 北宋と南宋とでは華北の失陥という大きな違いがあるが、それでも文化は継続性が強く、その間に明確な区分を設けることは難しい。そこで区分し易い歴史・制度・国際関係などは北宋・南宋の各記事で解説し、区別し難い分野を本記事で解説する。.

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富家語

富家語(ふけご)は富家語談ともいい、富家殿と号した関白藤原忠実(1078―1162)の語録。高階仲行筆記。院政期という比較的早い時期において成立し、有職故実・公事を中心とする題材を後世の説話集に提供したため、説話に分類されることもある。 同一談話者の『中外抄』にも載せる久安7年(1151年)から、保元・平治の乱後の応保元年(1161年)まで、全て258段の短い記事がある。『中外抄』と異なり、談話の時期は明記されていないが、概して保元の乱に連座して船岡山山麓の知足院に幽閉されていた忠実晩年の言談である。 「新日本古典文学大系」(岩波書店)に『江談抄 中外抄 富家語』の合冊で収録。 Category:平安時代の歴史書 category:平安時代の文化 Category:説話 Category:有職故実書 Category:12世紀の書籍.

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寓話

寓話(ぐうわ)とは、比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭すことを意図した物語。 名指しされることのない、つまりは名無しの登場者は、動物、静物、自然現象など様々だが、必ず擬人化されている。 主人公が、もしくは主人公と敵対者が、ある結果をひき起こしたり、ある出来事に遭遇する始末を表現する本筋は、なぞなぞと同様な文学的構造を持ち、面白く、不可解な印象を与えることによって読者の興味をひき、解釈の方向を道徳的な訓話に向ける特性を持つ。民話によく見られるように、物語の語り末には、寓意的な解釈を付け加えることが習慣的に行われてきた。.

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小口偉一

小口 偉一(おぐち いいち、1910年2月27日 - 1986年12月15日)は、日本の宗教学者。東京大学東洋文化研究所名誉教授。マックス・ヴェーバーの宗教社会学を紹介、シャーマニズム、新宗教の研究を開拓した。.

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小峯和明

小峯 和明(こみね かずあき、1947年12月10日 - )は、日本中世文学の研究者、立教大学名誉教授。中世説話が専門。 静岡県生まれ。1977年早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学、徳島大学教養部助教授などを経て立教大学文学部教授。1987年「今昔物語集の形成と構造」で早大文学博士。2013年立教大学を定年退任。.

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小説

小説(しょうせつ、fiction(総称)、novel(長編)、story(短編)、roman(長編)、nouvelle(中編)、conte(短編))とは、文学の形式の一つである。.

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岩波現代文庫

岩波現代文庫(いわなみげんだいぶんこ)は、岩波書店が刊行する文庫シリーズ。2000年に創刊。内容によって、学術(青)、文芸(赤)、社会(緑)の3つに分類される。 日本や世界各国の文学作品や、古典の学術書を扱っている岩波文庫と異なり、岩波書店で20世紀後半以降に出版された文学作品・学術書関連の単行本や、同時代ライブラリー(1990年 - 1998年に350冊刊行)の出版が主だった。では、他社で出版されて品切絶版となった単行本・文庫も多く再刊・復刊している。 名著を現代に甦らせ、21世紀に生きる術をそこから見出してもらいたいという願いを込めて刊行されている。.

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岩波書店

株式会社岩波書店(いわなみしょてん、Iwanami Shoten, Publishers. )は、日本の出版社。.

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島根県立大学

日本海周辺諸国に関する研究拠点を目指している。 2007年4月から、島根県立島根女子短期大学、島根県立看護短期大学と統合し、島根県立大学短期大学部(将来的には文学部、看護学部となる予定)を擁する大学となり、同時に設置者が「公立大学法人島根県立大学」と法人化された。 なお、2012年4月より看護学部が創設された。.

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中原師元

中原 師元(なかはら の もろもと、天仁2年(1109年) - 承安5年5月20日(1175年6月10日))は、平安時代後期の貴族。中原氏師平流、大外記・中原師遠の三男。官位は正四位上・大外記兼明経博士。.

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中央公論新社

株式会社中央公論新社(ちゅうおうこうろんしんしゃ)は、日本の出版社である。読売新聞グループ本社の傘下。略称は中公(ちゅうこう)。 本項では、旧法人の株式会社中央公論社(ちゅうおうこうろんしゃ)についても述べる。.

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中外抄

中外抄(ちゅうがいしょう)は、院政期の聞書集。説話や日記に分類されることもある。知足院関白・藤原忠実(1078―1162)の言談を大外記中原師元が筆録したもの。師元の姓「中原」と官「外記」を合わせて命名。全2巻。 保延3年(1137年)から久安4年(1148年)閏6月までの記事が上巻、同年7月から久寿元年(1154年)までの記事が下巻を成す。一話一話、日時と場所が克明に記されている。そのため、師元の日記から後日になって忠実の言談のみを抄出したとする見方もある。 漢字片仮名平仮名の仮名交じり文で記される。同じ談話者の『富家語』とともに、有職故実・公事を中心に当時の公家社会の実況を伝えて貴重である。 「新日本古典文学大系」(岩波書店)に『江談抄 中外抄 富家語』の合冊で収録。 Category:平安時代の歴史書 Category:日本の説話集 Category:平安時代の日記 Category:12世紀の書籍.

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中世文学

中世文学(ちゅうせいぶんがく、英語:medieval literature)では、中世ヨーロッパの文学について説明する。 中世文学が扱う範囲は広く、中世(476年の西ローマ帝国滅亡から15世紀後半のフィレンツェにおけるルネサンス開始までの約1000年間)にヨーロッパ内外で書かれた全ての作品を含む。この時代の文学作品は大きく宗教文学と世俗文学に分けられる。現代文学の場合と同じく、中世文学は複雑で豊富な研究領域で、極端に神聖なものから極端に猥雑なものまで多岐にわたる。時代も地域も非常にばらつきがあるので、過度な単純化抜きで概略を述べることは困難である。各作品は書かれた言語、地域、内容でジャンル分けされる。.

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中公文庫

中公文庫(ちゅうこうぶんこ)は、株式会社中央公論新社(読売新聞グループ)が発行している文庫レーベル。.

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中国

中国(ちゅうごく)は、ユーラシア大陸の東部を占める地域、および、そこに成立した国家や社会。中華と同義。 、中国大陸を支配する中華人民共和国の略称として使用されている。ではその地域に成立した中華民国、中華人民共和国に対する略称としても用いられる。 本記事では、「中国」という用語の「意味」の変遷と「呼称」の変遷について記述する。中国に存在した歴史上の国家群については、当該記事および「中国の歴史」を参照。.

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世間話

世間話(せけんばなし)は、.

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三宝絵詞

三宝絵詞(さんぼうえことば)は、平安中期の仏教説話集。略して三宝絵(さんぼうえ)とも呼ばれている。 円融天皇の永観2年(984年)11月に成立。二品尊子内親王(966年 - 985年)のために学者源為憲(? - 1011年)が撰進。尊子内親王は三歳で父帝冷泉天皇の斎院に卜定され、退下ののち叔父にあたる円融天皇に入内するが、天元5年(982年)四月、密かに髪を切り入道した。その後、内親王の仏道の入門書として「三宝絵詞」3巻が献上された。本文の注記によれば成立当時は絵を伴ったが、やがて絵は散逸し、説話のみが現存。 三宝とは仏(釈迦など諸仏)・法(経典)・僧を指し、本書はその功徳について述べたもの。上巻13話は釈迦の本生譚。中巻18話は本朝の高僧伝などで、内17話までが『日本霊異記』からの引用。下巻は年中の仏事(法会)の来歴・作法を月次に解説。三巻はそれぞれ、「昔」、「中頃」、「今」の時代に対応する。 伝本の形態には平仮名(関戸本)、変体漢文(前田家本)、漢字片仮名(観智院本)の別がある。 全部ではないが、源俊頼の書として伝えられる。書風は温雅、清楚で気品も高い。奥書きに「保安元年(1120年)六月七日書うつしおはりぬ」とある。 校本が「古典文庫」(上下、現代思潮新社)や平凡社東洋文庫。「新日本古典文学大系31」(岩波書店)版もある。.

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一寸法師

御伽草子 一寸法師(いっすんぼうし)は、日本の伽話の一つ。現在伝わっている話は御伽草子に掲載されたものが元となっている。.

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平康頼

平 康頼(たいら の やすより、久安2年(1146年)? - 承久2年(1220年))は、平安時代の武士。信濃権守・中原頼季の子『勅撰作者部類』。官位は六位・左衛門大尉。後白河法皇の近習として北面に仕える。平判官入道と称された。.

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庚申待

庚申待(こうしんまち)とは、日本の民間信仰で、庚申の日に神仏を祀って徹夜をする行事である。宵庚申、おさる待ちなどともいう。庚申待は通常、村単位など集団で行われ、その集り(講)のことを庚申講(こうしんこう)、庚申会(こうしんえ)、お日待ちなどという。.

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広島大学

文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校であり、旧官立大学の一つでもある。.

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五味文彦

五味 文彦(ごみ ふみひこ、1946年(昭和21年)1月30日 - )は、日本の歴史学者、東京大学名誉教授。山梨県甲府市出身。.

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今物語

今物語(いまものがたり)は鎌倉時代の説話集。全一巻、五十三話。延応元年(1239)以降の成立。画家および歌人として高名だった藤原信実(1177?―1265?)が編んだといわれる。 書名は当代の語り草を集めたという意。対象とする時代は鳥羽院政期~鎌倉時代初期まで。歌物語風の説話を中心に、大宮人の色恋沙汰や風流な応酬から、失敗譚・滑稽譚までを簡潔流麗な和文体で記す。 講談社学術文庫から注釈本が刊行されている。.

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今昔物語集

『今昔物語集』(こんじゃくものがたりしゅう)とは平安時代末期に成立したと見られる説話集である。全31巻。ただし8巻・18巻・21巻は欠けている。 『今昔物語集』という名前は、各説話の全てが「今ハ昔」という書き出しから始まっている事に由来する便宜的な通称である。.

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伝奇

伝奇(でんき)とは、中国の古典的な演劇である戯曲(歌劇の一種)形式の1つ。明・清時代に隆盛し、南方系の曲調である南曲に合わせて作られた。 大体において戯文と同じであるが、整備された大型長編の戯曲として展開したものをいう。曲調も豊富で北曲の一部も兼用された。筋も細かく分けられ、歌唱担当の俳優も複数化し、各本、4、50齣(シュツ)の長さに及んだ。明の嘉靖時代から清の乾隆時代において盛行した当時、流行した崑曲や弋陽腔・青陽腔などで伝奇の脚本を用いて唱歌した。脚本は2600本あまりあったとされ、現存するものは600本あまりである。 著名な作家には湯顕祖・李開先・孔尚任・朱素臣・李玉・洪昇などがおり、著名な作品には『牡丹亭』『桃花扇』『長生殿』などが挙げられる。.

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伝記

伝記(でんき)とは、広義には書き記された記録の総称だが、狭義には個人の事績の記録を指す。現代においては、狭義に使われることが多い。以下にそれぞれについて記す。英語名は biography である。 語源である中国語(中期漢語)としての伝記については伝(儒教における伝記)の記事を参照。.

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伝説

伝説(でんせつ; legend; Legende)は、人物、自然現象『世界百科事典』第15巻、804–6頁。 関敬吾「伝説(でんせつ)」の項。等にまつわる、ありきたり日常茶飯事のものではない異常体験を、形式上「事実」として伝えた説話の一種。.

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伝承

伝承(でんしょう、folklore、tradition populaire)は、ある集団のなかで古くからある慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識などを受け継いで後世に伝えていくこと、もしくは、そのように伝えられた事柄や物を指す。歴史学や民俗学にとって、重要な資料となる。.

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御伽草子

『御伽草子』(おとぎぞうし)は、鎌倉時代末から江戸時代にかけて成立した、それまでにない新規な主題を取り上げた短編の絵入り物語、およびそれらの形式。お伽草子、おとぎ草子とも表記する。 広義に室町時代を中心とした中世小説全般を指すこともあり、室町物語とも呼ばれる。.

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御伽衆

御伽衆(おとぎしゅう)は、戦国時代から江戸時代初期にかけて大名家に存在した職掌である。.

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ペンタメローネ

ペンタメローネ(ペンタメロン/五日物語・Pentamerone)は、17世紀初めにナポリ王国の軍人・詩人であったジャンバティスタ・バジーレがジャン・アレッシオ・アッパトゥーティス(Gian Alessio Abbattutis)という筆名を用いて執筆したナポリ方言で書かれた民話集。死後の1634年-36年に刊行された。.

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ファンタジー

ョン・ウィリアム・ウォーターハウス『人魚』(1900) ファンタジー(fantasy )とは、超自然的、幻想的、空想的な事象を、プロットの主要な要素、あるいは主題や設定に用いるフィクション作品のジャンルである。元は小説等の文学のジャンルであったが、現在はゲームや映画など他のフィクション作品を分類する際にも用いられる。 このジャンルの作品の多くは、超常現象を含む架空の世界を舞台としている。文芸としての「ファンタジー」は幻想文学と呼ばれるジャンルのサブジャンルでもある。.

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ドイツ語

ドイツ語(ドイツご、独:Deutsch、deutsche Sprache)は、インド・ヨーロッパ語族・ゲルマン語派の西ゲルマン語群に属する言語である。 話者人口は約1億3000万人、そのうち約1億人が第一言語としている。漢字では独逸語と書き、一般に独語あるいは独と略す。ISO 639による言語コードは2字が de、3字が deu である。 現在インターネットの使用人口の全体の約3パーセントがドイツ語であり、英語、中国語、スペイン語、日本語、ポルトガル語に次ぐ第6の言語である。ウェブページ数においては全サイトのうち約6パーセントがドイツ語のページであり、英語に次ぐ第2の言語である。EU圏内では、母語人口は域内最大(ヨーロッパ全土ではロシア語に次いで多い)であり、話者人口は、英語に次いで2番目に多い。 しかし、歴史的にドイツ、オーストリアの拡張政策が主に欧州本土内で行われたこともあり、英語、フランス語、スペイン語のように世界語化はしておらず、基本的に同一民族による母語地域と、これに隣接した旧支配民族の使用地域がほとんどを占めている。上記の事情と、両国の大幅な領土縮小も影響して、欧州では非常に多くの国で母語使用されているのも特徴である。.

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分福茶釜

分福茶釜(ぶんぶくちゃがま、ぶんぷくちゃがま)は、日本中で語り継がれている昔話のひとつ。文福茶釜とも表記する。タヌキがあらわれ、化けて人を騙す場面が見られる。.

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わらしべ長者

わらしべ長者(わらしべちょうじゃ、藁稭長者)は、日本のおとぎ話のひとつ。『今昔物語集』および『宇治拾遺物語』に原話が見られる。舞台は奈良県桜井市初瀬の長谷寺と伝わる。世界中でも似たような物語が存在しており、ブータンや朝鮮、イギリスなどにも見られる。.

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アンソロジー

アンソロジー(英:anthology、仏:anthologie)は、異なる作者による詩文などの作品を集めたもの。詩撰、歌撰、詞華集。.

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グリム童話

『グリム童話』(グリムどうわ、Grimms Märchen)は、ヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟が編纂したドイツのメルヘン集である。正式なタイトルは『子供たちと家庭の童話』(Kinder- und Hausmärchen)で、1812年に初版第1巻が、1815年に第2巻が刊行され、著者の生前から数度改訂されつつ版を重ねた。160以上の言語に翻訳されており、聖書に並ぶといわれるほど広く読まれたとされ、多くの芸術家に霊感を与えている。また民話収集のモデルとして、他国の民話研究にも大きな影響を与えた。.

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シンデレラ

がピタリと合ったシーン。ギュスターヴ・ドレによるイラストレーション 靴がピタリと合ったシーン。 シンデレラ は、童話の一つ。また、その主人公。仏語で『サンドリヨン()』。和名は『灰かぶり姫』あるいは『灰かぶり』。 グリム兄弟によるアシェンプテル 、シャルル・ペローによるものが知られているが、より古い形態を残していると考えられている作品としてジャンバッティスタ・バジーレの『ペンタメローネ(五日物語)』に採録されたチェネレントラ (Cenerentola) が挙げられる。日本の落窪物語や、中国にも楊貴妃がモデルと言われる掃灰娘や、民話に基づいていると思われる唐代の小説「葉限」などの類話があるなど、古くから広い地域に伝わる民間伝承である。日本ではペロー版が有名である。 オペラ・バレエ・映画・アニメなど様々な二次作品が作られている。 なお、cinder 、cendre 、Asche 、cenere などはいずれも「燃え殻」「灰」を意味し、上述の各作品名はこれらの派生形である。和訳名の『灰かぶり姫』もこれらを汲んだものである。.

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ジャータカ

『ジャータカ』(skt及びPl:Jātaka、漢訳音写:闍陀迦、闍多伽など)とは、仏教でいう前世の物語のこと。パーリ語版は、パーリ語経典経蔵小部に収録され、漢訳『本生経』(ほんしょうきょう)は、大蔵経の本縁部に各種の話が収録されている。.

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スティス・トンプソン

ティス・トンプソン(Stith Thompson、1885年3月7日 - 1976年1月13日) は、アメリカ合衆国の民話学者。スティース・トンプソン等とも表記される。 物語の類型の多大な貢献者、世界的権威。フィンランドのアンティ・アールネが着手した世界の物語分類システムを、更に改良・発展させたアールネ・トンプソンのタイプ・インデックス(略号 AT分類)の名称は、両氏の名を冠したものである。これはアールネ.

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唐鏡

『唐鏡』(からかがみ)は中国の通史を編年的に語る説話。 『本朝書籍目録』仮名部によると藤原茂範が著者である。現存するものは6巻であるが、もとは10巻だったようである。成立については、文応弘長年間という説(増田欣)や弘安から永仁2年までの間とする説(平沢五郎)があり、はっきりしない。冒頭部分などは、先行の大鏡や水鏡などの鏡物の形式を踏まえており、中国の歴史が和文で語られているところに特徴がある。なお、公卿の日記にその書名が散見され、宮中を中心に広く読まれていたことがわかる。.

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冠着山

冠着山(かむりきやま)は、長野県千曲市と東筑摩郡筑北村にまたがる山。標高 1,252メートルで、長野盆地南西端に位置する。幾つかの呼び名があり、「冠山(冠嶽)」「更科山」「坊城」とも言われる。俗称は姨捨山(おばすてやま・うばすてやま)。古称は小長谷山(小初瀬山・小泊瀬山、おはつせやま)。.

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出版

出版(しゅっぱん、英語:publishing)とは、販売・頒布する目的で文書や図画を複製し、これを書籍や雑誌の形態で発行することで、上梓(じょうし)、板行(はんこう)とも呼ばれる。上梓の「梓(し)」とは、カバノキ科のミズメのことではなくノウゼンカズラ科のキササゲのことで、古く中国で木版印刷の版材にキササゲが用いられたことに基づく。書籍や雑誌など出版されたものを出版物(しゅっぱんぶつ)と呼び、出版を事業とする企業を出版社と呼ぶ。 出版(複製)は一般に印刷によって行われる。新聞も同様の方法で発行されるが、流通経路が異なり、普通は出版とは呼ばない。ただし、現在ほとんどの新聞社(またはそのグループ会社)では雑誌、書籍の出版も手がけている。 出版(書籍、雑誌)は新聞やラジオ、テレビに比べて情報伝達の速報性などの点で劣っているが、一方で正確性、蓄積性などに優れたメディアである。.

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石のスープ

石のスープ(Sopa de pedra)は、.

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神話

日本神話のイザナギとイザナミの国産み。創造神話の典型。 神話(しんわ、、)は、人類が認識する自然物や自然現象、または民族や文化・文明などさまざまな事象を、世界が始まった時代における神など超自然的・形而上的な存在や文化英雄などとむすびつけた一回限りの出来事として説明する物語であり、諸事象の起源や存在理由を語る説話でもある世界神話事典 pp.24-46、大林、総説。このような性質から、神話が述べる出来事などは、不可侵であり規範として従わなければならないものとして意義づけられている。 英語の(ミソロジー)には「物語としての神話」と「神話の研究」のふたつの意味がある。例えば「比較神話学」()は異なる文化圏の神話を比較研究する学問でありLittleton p.32、一方で「ギリシア神話」()とは古代ギリシアの神話物語の体系を指す。単語「」は口語にてしばしば「誤った根拠」を指して使われるEliade、''Myth and Reality'' p.1が、学問的に使われる場合は、その真偽を問うことは無いDundes, ''Introduction'' p.1。民俗学では、神話とは世界や人類がいかにして現在の姿となったかを説明する象徴的な物語と定義されるDundes, ''Binary'' p.45Dundes, ''Madness'' p.147が、他の学問分野では単語「myth」の使い方が異なり、伝統的な説話を広く包括する意味合いを持たせている。 比喩的な用法では根拠も無く絶対的事実だと思われている事象を例えて用いる言葉にも使われ、「日本の『安全神話』()が崩れた」といった例で使われる場合もある。これらは、現実が隠蔽され、人々の考え方や行動が何かしら誤った方向に固定化してしまった「常識」とも言える。.

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神話学

話学(しんわがく、英語:mythology、mythography)とは、神話および神話に関連する事項についての学問である。.

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童話

童話(どうわ)とは、児童が読む、または親などの大人が幼年児童に読み聞かせる子ども向けの、民話、伝説、神話、寓話、創作された物語等である。創作童話の多くは幼年、児童向けの短篇作品をさす。最も古い童話論は「童話は乳母のするおとぎ話である」というプラトンである。.

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笠地蔵

地蔵(かさじぞう)は、日本の伽話の一つ。貧しいが心の清い老夫婦が、道端の地蔵尊に菅笠を被せてやり、その恩返しを受けるというもので、特に知られる昔話の一つである。また、花咲か爺、舌切り雀などのように、善悪という対比的な図式を用いていない。この、純粋に正しい行いをする者は救われるという展開は、ある種の仏教思想の観念に基づくものであり、親が子に語り継いでいくことで、子供に対し道徳を教え諭すという寓話のような要素を持っている。 かさこ地蔵(かさこじぞう)などとも呼ばれ、岩手県、福島県などに伝承がある。.

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続古事談

続古事談(ぞくこじだん)は鎌倉初期の説話集。編者不詳。跋文によれば建保7年(1219年、同年承久と改元)4月23日成立。全六巻のうち、現存本は巻三を欠く。185話収載。.

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羅生門 (小説)

羅城門復元模型(京都文化博物館) 『羅生門』(らしょうもん)は、芥川龍之介の小説。『今昔物語集』の本朝世俗部巻二十九「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を基に、巻三十一「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交える形で書かれたものである。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出した。.

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田螺長者

螺長者(たにしちょうじゃ)は、日本の伽話の一つ。別題は田螺息子(たにしむすこ)。来歴は不明。.

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無住

無住(むじゅう、1227年1月17日(嘉禄2年12月28日) - 1312年11月9日(正和元年10月10日))は鎌倉時代後期の僧。字は道暁、号は一円。宇都宮頼綱の妻の甥。臨済宗の僧侶と解されることが多いが、当時より「八宗兼学」として知られ、真言宗や律宗の僧侶と位置づける説もある他、天台宗・浄土宗・法相宗にも深く通じていた。 梶原氏の出身と伝えられる。18歳で常陸国法音寺で出家。以後関東や大和国の諸寺で諸宗を学び、また円爾に禅を学んだ。上野国の長楽寺を開き、武蔵国の慈光寺の梵鐘をつくり、1262年(弘長2年)に尾張国長母寺(ちょうぼじ)を開創してそこに住し、80歳の時、寺内桃尾軒に隠居している。和歌即陀羅尼論を提唱し、話芸の祖ともされる。 80の時に「28日の卯の刻に生まれた」と記しており、この年でこの時代の人間として誕生日を覚えていることは稀な例とされる。伝承によっては長母寺ではなく、晩年、たびたび通っていた伊勢国蓮華寺で亡くなったともされる。様々な宗派を学びながらも、どの宗派にも属さなかった理由については、自分の宗派だけが正しいとか貴いものと考えるのは間違いで、庶民は諸神諸仏を信仰していて、棲み分けており、場合や状況によって祀るものが異なり、そうした平和的共存を壊すのは間違った仏教の行き方だと考えていたためとされ、諸宗は平等に釈迦につながるため、どれも間違ってはいないという立場であったとする。また、説法の対象は読み書きのできない層だった。 著書は、『沙石集』『妻鏡』『雑談集(ぞうだんしゅう)』など。『沙石集』は54歳の時に執筆し、数年かけて5巻を完成させたが、死ぬまで手を加え続けた結果、全10巻となり、書いている過程で、他の僧侶に貸したものもあり、どの段階の本が無住の考えた最終的な本かを判断するのは難しいとされる。また無住の経歴については、『雑談集』巻三の終わりに自叙伝が書かれている。 大隅和雄は、無住は鎌倉の生まれで、梶原氏の子孫と考えてよいとの判断をしている。.

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異類婚姻譚

類婚姻譚(いるいこんいんたん)とは、人間と違った種類の存在と人間とが結婚する説話の総称。世界的に分布し、日本においても多く見られる説話類型である。なお、神婚と異類(神以外)婚姻とに分離できるとする見方や、逆に異常誕生譚をも広く同類型としてとらえる考え方もある。 よく知られている例としては、ギリシア神話のゼウスが乙女の元に白鳥や水滴と化して訪れる話や、グリム童話の『かえるの王さま (KHM001)』、日本でいうと鶴女房などが挙げられる。これらは古代の族外婚による信仰、生活様式の違いに起源を求める説がある。 子孫が残る伝承のものには、子孫にとって都合の良いもの(統治の根拠とする始祖伝説等)が多い。例として天人女房系 羽衣伝説や清王朝始祖、満洲民族のの伝説等が挙げられる。日本神話におけるホオリとトヨタマヒメの結婚もまた異類婚姻譚であり、2人の子孫が初代天皇となっている。.

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物語

物語(ものがたり)は、.

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物語の類型

物語の類型(ものがたりのるいけい)とは、類似の物語をカテゴライズしたものである。.

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物語論

物語論(ナラトロジー、英語:narratology)は、物語や語りの技術と構造について研究する学問分野である。 物語論には、大きく分けて二つの潮流がある。内容の類型に関心を向けるものと、表現(しばしば「言説」と呼ばれる)の形式に関心を向けるものである青柳悦子「物語論〈ナラトロジー〉」、『現代文学理論:テクスト・読み・世界』。。前者はロシア・フォルマリズムに始まり、構造主義と関連を持つ。後者は、古くはアリストテレスの『詩学』、プラトンの『国家』にまで遡るが、20世紀初頭から半ばにかけての英米やドイツ、フランスの研究があり、ロシア・フォルマリズムの紹介を経て、1970年代にジェラール・ジュネットが大成した。.

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発心集

『発心集』(ほっしんしゅう)鎌倉初期の仏教説話集。『方丈記』の作者として知られる鴨長明(1155-1216年)晩年の編著。建保四年(1216年)以前の成立。「長明発心集」とも。仏の道を求めた隠遁者の説話集で『閑居友』、『撰集抄』などの説話集のみならず、『太平記』や『徒然草』にまで影響を及ぼし、これぞ説話の本性というべきものを後世に伝えている。 流布本は全八巻・102話であるが、現存しない三巻本が最も原型に近いと考えられ、そのほか五巻62話の異本もある。伝本に古写本は無く、慶安四年片仮名本と寛文十年平仮名本が版本として刊行された流布本であり、神宮文庫本が五巻の近世写本である。 天竺・震旦よりは本朝に重心を置き、発心譚・遁世譚・極楽往生譚・仏教霊験談・高僧伝など、仏教関係の説話を集録。仏伝からの引用が多い。長明自身を含む隠遁者(西行が有名)が登場人物の主体をなす。盛名を良しとせず隠遁の道を選んだ高僧(冒頭の玄賓僧都の話など)をはじめ、心に迷いを生じたため往生し損なった聖、反対に俗世にありながら芸道に打ち込んで無我の境地に辿り着いた人々の生き様をまざまざと描き、編者の感想を加えている。人間の心の葛藤、意識の深層を透視したことで、従来の仏教説話集にはない新鮮さがある。 なお梁瀬一雄など一部の研究者からは、流布本の巻一~六と巻七・八では、背景となる思想などが異なっているとして「流布本の巻七・八は別人による増補ではないか」との指摘がされている。 高尾稔など増補説に否定的な見解を取る研究者も多い。いずれにせよ古写本が現存していない状況のため、論争に決着をつけるのは困難な状況である。.

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白雪姫

『白雪姫』(しらゆきひめ、低地ドイツ語:、標準ドイツ語:)は、元々はドイツのヘッセン州バート・ヴィルドゥンゲンの民話とされている。。 グリム兄弟の『グリム童話』()に、KHMグリム童話の通し番号。第7版(1857年版)で付された番号に由来する。53番、エーレンベルク稿(1810年手稿)では43番として収載されている。 話者は、「マリー」ことである。 タイトル及び主人公の呼称の日本語訳名は「白雪姫」が一般的である。しかし、が“雪のように白い子”の意であることから、厳密に正確な日本語訳とするなら「雪白姫(ゆきじろひめ)」が正しい。.

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芥川龍之介

芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ、1892年(明治25年)3月1日 - 1927年(昭和2年)7月24日)は、日本の小説家。本名同じ、号は、俳号は我鬼。 その作品の多くは短編小説である。また、「芋粥」「藪の中」「地獄変」など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった古典から題材をとったものが多い。「蜘蛛の糸」「杜子春」といった児童向けの作品も書いている。.

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花咲か爺

花咲か爺(はなさかじじい)は、日本の民話の一つ。「花咲かじいさん」「花咲かじい」ともいう。「動物報恩」および「隣の爺型」昔話に分類される。.

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遠野物語

岩手県における遠野市の位置 『遠野物語』(とおのものがたり)とは、柳田國男が明治43年(1910年)に発表した岩手県遠野地方に伝わる逸話、伝承などを記した説話集である。 遠野地方の土淵村出身の民話蒐集家であり小説家でもあった佐々木喜善より語られた、遠野地方に伝わる伝承を柳田が筆記、編纂する形で出版され、『後狩詞記』(1909年)『石神問答』(1910年)とならぶ柳田國男の初期三部作の一作。日本の民俗学の先駆けとも称される作品である注釈遠野物語 P.23。.

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食わず女房

食わず女房(くわずにょうぼう)は、日本に伝わる昔話。男の望みどおり「食事をしない女」が嫁入りをするが、その正体が人間ではないものであることを見てしまうという物語。端午の節句(5月5日)に飾る菖蒲(しょうぶ)の由来が説明される話型がよく知られる。 飯食わぬ女房(めしくわぬにょうぼう、ままくわぬにょうぼう)飯食わぬ嫁(めしくわぬよめ)飯を食わぬ嬶(めしをくわぬかか)柳田國男『柳田國男全集』5(『日本昔話集』) 1998年 筑摩書房 ISBN 4-480-75065-7、41-42頁飯食わぬ嬶(ままくわぬかが)お飯食わね嫁(おままくわねよめ)武田正 編『雪女房《米沢の民話》』 1981年 遠藤書店 67-69頁など地方・話者によってその昔話の呼び方に若干の違いはあるが、基本的には「食事をとらない」という意味の言葉で呼ばれている。頭頂部の頭髪の中に大きな穴のような口がある点上野勇 『利根昔話集』 岩崎美術社 1975年 107-110頁が最大の特徴であるが、話によっては位置や形状などに差異もあり、口のない嫁(飯を食べることがないので、嫁として選ばれる)などの例もある。.

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話(はなし)とは、単語の連続から成る、一連の情報ないしその情報伝達の様式・行動。.

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説話・伝承学会

説話・伝承学会(せつわ・でんしょうがっかい、)は、兵庫県神戸市灘区鶴甲1-2-1 神戸大学大学院国際文化学研究科 木下資一研究室内に事務局を置く日本の文学系学会である。1982年に設立された。 事業は、大会・例会の開催、出版物の作成・発行など。会誌は『説話・伝承学』。.

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高階仲行

高階仲行(たかしな の なかゆき、保安2年(1121年) - 治承3年(1179年))は平安時代末期の廷臣。大膳大夫高階仲範の子。子息に仲基、仲国らがある。従五位上、蔵人。 早くより藤原忠実、頼長父子に近侍し、保延元年(1135年)に頼長の前駆を、永治元年(1141年)には高陽院藤原泰子(忠実の娘)の蔵人を勤める。久安4年(1148年)には頼長の家司、同5年(1149年)にはその子師長の家司となる。 保元元年(1156年)の保元の乱によって頼長が敗死し、忠実が奈良の知足院に逼塞して後も、引き続き忠実の傍近くに仕えた。主にこの時期の忠実の談話を仲行が筆録した『富家語』は、有職故実などを現代に伝える史料の一つとして貴重である。 応保2年(1162年)に忠実が没した後は出家し、四天王寺の周辺に居住したと言われる。治承3年(1179年)に59歳で死去。 なかゆき Category:平安時代後期の貴族 Category:1121年生 Category:1179年没.

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鬼の子小綱

の子小綱(おにのこ こづな)は、主として東北地方に伝承される日本の説話である。小綱とは物語に登場する人食い鬼の父と人間の母との間に生まれた半鬼半人の子の名で、地域によっては「片子」とも呼ばれる。.

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豊臣秀吉

豊臣 秀吉(とよとみ ひでよし / とよとみ の ひでよし、)、または羽柴 秀吉(はしば ひでよし)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、大名。天下人、(初代)武家関白、太閤。三英傑の一人。 初め木下氏を名字とし、羽柴氏に改める。本姓としては、初め平氏を自称するが、近衛家の猶子となり藤原氏に改姓した後、正親町天皇から豊臣氏を賜姓された。 尾張国愛知郡中村郷の下層民の家に生まれたとされる(出自参照)。当初、今川家に仕えるも出奔した後に織田信長に仕官し、次第に頭角を現した。信長が本能寺の変で明智光秀に討たれると「中国大返し」により京へと戻り山崎の戦いで光秀を破った後、信長の孫・三法師を擁して織田家内部の勢力争いに勝ち、信長の後継の地位を得た。大坂城を築き、関白・太政大臣に就任し、朝廷から豊臣の姓を賜り、日本全国の大名を臣従させて天下統一を果たした。天下統一後は太閤検地や刀狩令、惣無事令、石高制などの全国に及ぶ多くの政策で国内の統合を進めた。理由は諸説あるが明の征服を決意して朝鮮に出兵した文禄・慶長の役の最中に、嗣子の秀頼を徳川家康ら五大老に託して病没した。秀吉の死後に台頭した徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利して天下を掌握し、豊臣家は凋落。慶長19年(1614年)から同20年(1615年)の大坂の陣で豊臣家は江戸幕府に滅ぼされた。 墨俣の一夜城、金ヶ崎の退き口、高松城の水攻め、中国大返し、石垣山一夜城などが機知に富んだ功名立志伝として広く親しまれ、農民から天下人へと至った生涯は「戦国一の出世頭」と評される。.

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鴨長明

長明 (菊池容斎画、明治時代) 下鴨神社境内にある摂社。河合神社は鴨長明ゆかりの社 河合神社内にある長明の方丈 鴨 長明(かも の ちょうめい、久寿2年(1155年) - 建保4年閏6月10日(1216年7月26日))は、平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。俗名はかものながあきら。禰宜・鴨長継の次男。位階は従五位下。法名は蓮胤。南大夫、菊大夫とも称される。.

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鶴の恩返し

の恩返し(つるのおんがえし)は、日本の民話。動物報恩譚の一つ。.

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鼻 (芥川龍之介)

鼻」(はな)は、芥川龍之介による初期の短編小説。1916年に『新思潮』の創刊号で発表された。『今昔物語』の「池尾禅珍内供鼻語」および『宇治拾遺物語』の「鼻長き僧の事」を題材としている。 「人の幸福をねたみ、不幸を笑う」と言う人間の心理を捉えた作品。この小説で夏目漱石から絶賛された。.

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蜘蛛の糸

蜘蛛の糸」(くものいと)は、芥川龍之介の児童向け短編小説。芥川龍之介のはじめての児童文学作品で、1918年に発表された。アメリカ作家で宗教研究者のの『カルマ』の鈴木大拙による日本語訳『因果の小車』の中の一編が材源とされる。映画『蜘蛛の糸』についても説明する。 内容は、地獄に落ちたカンダタという名の泥棒の男が、蜘蛛を助けたことがあったことから、釈迦がこの男に手を差し伸べるものである。.

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都市伝説

都市伝説(としでんせつ、urban legend)とは、近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である。大辞林 第二版には「口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるもの」と解説されている。.

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舌切り雀

『おもゐつゝら』(月岡芳年『新形三十六怪撰』) 舌切り雀(したきりすずめ)とは、日本のおとぎ話の一つである。.

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蘆谷蘆村

蘆谷蘆村(あしや ろそん、1886年11月14日 - 1946年10月15日)は日本の口演童話の研究家、児童文学の作家である。キリスト教精神と欧米の童話を基盤に、伝承童話の研究の基礎を築いた。また近代詩の詩人として、北原白秋、三木露風の同時代に活躍した詩人でもある。 蘆谷ろそんとも表記される。本名は重常.

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赤ずきん

『赤ずきん』(あかずきん、赤ずきんちゃん、、)は、童話の1つで、ペロー童話集やグリム童話(KHM 26)にも収録されている。.

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閑居友

閑居友(かんきょのとも)は、慶政の作とされる仮名文で書かれた鎌倉初期の仏教説話集。承久4年(1222年)春成立。2巻32話からなり、先行の説話集にない話だけを収める。無名の人や、女性を主人公にとった説話がおおく、その発心の仏道に適うことを称える評論を備えるのを特徴とする。『発心集』を先駆として、遁世者たちの心のありさまを伝え、それを結縁のよすがとし、教化することを目的とする。.

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藤原実兼 (蔵人)

藤原 実兼(ふじわら の さねかね、応徳2年(1085年) - 天永3年4月2日(1112年4月29日))は、平安時代末期の廷臣、漢詩人。藤原南家貞嗣流、藤原季綱の次男。母は若狭守藤原通宗の娘。院政期に院近臣として権勢を得た信西(藤原通憲)の実父。 鳥羽天皇の即位前よりその傍らに仕え、康和5年(1103年)に東宮昇殿を許される。さらに同天皇の即位に伴い、天仁元年(1108年)に進士の時に蔵人に進む。若年時より博識を謳われ、『本朝無題詩』『朝野群載』『和漢兼作集』『擲金抄』『本朝小序集』などに漢詩・和歌が収録されている他、帥中納言大江匡房の談話集である『江談抄』の筆録者であるともされている。 将来を嘱望されたが、天永3年(1112年)、28歳の若さで蔵人所において頓死。余りに急な死であったため、殺害説も流布された。これを受け、一子通憲は高階経敏の養子となっている。.

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藤原信実

藤原 信実(ふじわら の のぶざね)は、鎌倉時代前期から中期にかけての公家・画家・歌人。藤原北家長良流、左京権大夫・藤原隆信の子。官位は正四位下・左京権大夫。.

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金太郎

歌川国芳画:『坂田怪童丸』 天保7年(1836年)頃 歌川国丸画:『金太郎と烏天狗』 文化年間後期(1811-17年) 喜多川歌麿画:『山姥と金太郎 頰ずり』 寛政8年(1796年) 同じ画題を描いた歌麿作品は50点ほど確認されている。 金太郎(きんたろう)は、坂田金時(さかたのきんとき、公時とも)の幼名。または、金太郎を主人公とする昔話、童話の題名である。.

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英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

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柳田國男

柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 - 1962年(昭和37年)8月8日)は、日本の民俗学者・官僚。現在の兵庫県神崎郡福崎町生まれで、最晩年に名誉町民第1号となった。没後に正三位勲一等。当時の池田勇人首相が「民間人とはいえ、これだけの人物に瑞宝章では軽い」と発言し旭日大綬章が供えられた。帝国憲法下の農務官僚で貴族院書記官長、終戦後から廃止になるまで最後の枢密顧問官に就いた牧田茂『柳田國男』(中公新書、1972年)。 「日本人とは何か」その答えを求め、日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行し、初期は山の生活に着目し、『遠野物語』で「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」と述べた。日本民俗学の開拓者で、多数の著作は今日まで重版され続けている。.

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東京大学出版会

一般財団法人東京大学出版会(とうきょうだいがくしゅっぱんかい、英称:University of Tokyo Press)は、東京大学の出版部に当たる法人。東京大学総長を会長とし、東京大学の活動に対応した書籍の出版を主に行う。.

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東京家政大学

記載なし。

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松原秀一

松原 秀一(まつばら ひでいち、1930年(昭和5年) - 2014年(平成26年)6月5日)は、日本のフランス文学者、慶應義塾大学名誉教授。.

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桃太郎

桃太郎(ももたろう)は、日本のおとぎ話の一つ。 「桃太郎」が、お婆さんから黍団子(きびだんご)をもらって、イヌ、サル、キジを従えて、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語。 桃太郎の像(犬山市・桃太郎神社).

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橘成季

橘 成季(たちばな の なりすえ、生没年不詳)は、鎌倉時代の人物。橘則光の後裔である橘光季の養子。官職は伊賀守。『古今著聞集』の作者。.

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民俗学

民俗学(みんぞくがく、folklore studies または folkloristics)は、学問領域のひとつ。高度な文明を有する諸国家において、自国民の日常生活文化の歴史を、民間伝承をおもな資料として再構成しようとする学問で、民族学や文化人類学の近接領域である。.

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民話

民話(みんわ、folktale, folk story)、民間説話(みんかんせつわ)は、民衆(柳田國男のいう「常民」)の生活のなかから生まれ、民衆によって口承(口伝えで伝承)されてきた説話のこと。昔話のほか、伝説、世間話その他を含める。口承文学、また民俗資料の一。民譚(みんだん)ともいう。研究する学問は民俗学。ルーツは神話にあると言われ、例えば『古事記』は語り部の稗田阿礼が口述したのを太安万侶が筆録した物である。神話の中でも特定の地名などに由来したものは伝説に含まれうる(高千穂の峯に神々が降りたという天孫降臨など)。アイヌのユーカラも内容は神話だが口承で伝えられてきた。 なお、研究の対象にするためには後に残すことの出来る記録という手段をとらざるを得ず純粋な口承のみで知られた昔話・伝説は少ない。また伝承する人が居なくなれば絶えるという制約や、伝統が変容する前に記録保存しようとする動機から文字が伝わった地域では文書化が試みられた(北欧神話など)。長い間筆録に限られていたが現代では技術の進歩によりテープレコーダーなどでの録音が可能になった。.

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民謡

民謡(みんよう)とは、主に口承によって受け継がれた歌の総称。.

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民族学

成長の儀式(マラウィ) 民族学(みんぞくがく、ethnology)とは、世界の諸民族の文化や社会を研究する学問である。ただし、国により、学派により、位置づけや意味合いに異同がみられる。.

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江談抄

『江談抄』(ごうだんしょう)は、平安時代(院政期)の説話集。「江談」二字の偏を取って「水言抄」ともいう。漢詩文・公事・音楽など多方面にわたる談話の記録である。 帥中納言大江匡房の談話を、進士蔵人藤原実兼(信西の父)が筆記したもの。長治から嘉承にかけて(1104-1108年)成立したと考えられる。現存本は、雑纂形態の「古本系」と、類聚形態の「類聚本系」に大別される。談話形式を取り、連関性を欠く古本系に対し、中世に改編・加筆されたと思われる類聚本の方では内容に沿って六部に分けている。 匡房は後三条・白河・堀河三帝の侍読を務め、詩文に秀で、また有職故実にも通じた名高き才子であった。彼の博学を反映してか、『江談抄』はあまりに雑多な内容を持つ。そのうち、朝儀公事に関する故事や詩文にまつわる逸話が大半を占めるが、貴族社会の世相を伝える説話も多く、後者は後世の説話文学へ影響を及ぼした。 一方で、匡房の直筆ではなく、彼の話を実兼が筆記したものであるため、伝聞における間違いなどの可能性には注意すべきとの指摘もある(同書で有名になった後三条院と壺切御剣の逸話も「故」三条院の聞き間違えだったのではないか?という説が明治時代から存在していた)。 『新日本古典文学大系』(岩波書店)所収。.

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沙石集

『沙石集』(しゃせきしゅう / させきしゅう)は、鎌倉時代中期、仮名まじり文で書かれた仏教説話集。十巻、説話の数は150話前後。無住道暁が編纂。弘安2年(1279年)に起筆、同6年(1283年)成立。その後も絶えず加筆され、それぞれの段階で伝本が流布し異本が多い。記述量の多い広本系と、少ない略本系に分類される。 『沙石集』の名義は「沙から金を、石から玉を引き出す」ことをいい、世俗的な事柄によって仏教の要諦を説く意味であると言われている。僧侶の立場から経典を多く引用しているが、作者が博識であり好奇心に富んでいるため、単なる説教を脱化して興味津々たる文学作品となっている。 日本・中国・インドの諸国に題材を求め、霊験談・高僧伝から、各地を遊歴した無住自身の見聞を元に書いた諸国の事情、庶民生活の実態、芸能の話、滑稽譚・笑話まで実に多様な内容を持つ。その通俗で軽妙な語り口は、『徒然草』をはじめ、後世の狂言・落語に多大な影響を与えた。 完本注解は、「日本古典文学大系.85」(岩波書店)と、「新編日本古典文学全集.52」(小学館)に所収。 category:日本の説話集 Category:仏教文学 Category:鎌倉時代の文学 Category:13世紀の書籍.

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源為憲

源 為憲(みなもと の ためのり、生年不詳 - 寛弘8年(1011年)8月)は、平安時代中期の官人・文学者・漢詩人。光孝源氏で筑前守・源忠幹の子。字は源澄。官位は正五位下・美濃守。 文章生から内記・蔵人・式部丞や、三河権守・伊賀守・美濃守・遠江守などの地方官を歴任した。 『北山抄』『吏途指南(りとしなん)』に遠江守在任時の功過定のことがみえる。源順に師事し、文章・漢詩・和歌に秀で、『本朝文粋』に受領申文を載せ、『本朝麗藻』『類聚句題抄』などに漢詩作品を、『拾遺和歌集』(1首)に和歌作品を残している。そのほか『口遊(くちずさみ)』『世俗諺文』などの教養書も撰している。また仏教にも造詣が深く、『三宝絵詞』『空也誄(くうやるい)』などを撰している。 Category:平安時代の歌人 Category:平安時代の漢学者 Category:10世紀の学者 Category:11世紀の学者 ためのり Category:生年不明 Category:1011年没.

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代的な本 本(部分) 本(ほん)は、書籍(しょせき)または書物(しょもつ)とも呼ばれ、木、竹、絹布、紙等の軟質な素材に、文字、記号、図画等を筆写、印刷し、糸、糊等で装丁・製本したもの(銭存訓(1990)p.208)。狭義では、複数枚の紙が一方の端を綴じられた状態になっているもの。この状態で紙の片面をページという。本を読む場合はページをめくる事によって次々と情報を得る事が出来る。つまり、狭義の本には巻物は含まれない。端から順を追ってしかみられない巻物を伸ばして蛇腹に折り、任意のページを開ける体裁としたものを折り本といい、折本の背面(文字の書かれていない側)で綴じたものが狭義の「本」といえる。本文が縦書きなら右綴じ、本文が横書きなら左綴じにする。また、1964年のユネスコ総会で採択された国際的基準は、「本とは、表紙はページ数に入れず、本文が少なくとも49ページ以上から成る、印刷された非定期刊行物」と、定義している。5ページ以上49ページ未満は小冊子として分類している。 内容(コンテンツ)的にはほぼ従来の書籍のようなものでも、紙などに文字を書いたり印刷するのではなく、電磁的または光学的に記録・再生されるものやネットワークで流通させるものは、電子書籍という。.

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昔話

昔話(むかしばなし)は民話のひとつ。「ムカシ」「ムカシコ」「ムカシガタリ」などとも呼ぶ。民衆の生活のなかから生まれ、民衆によって口承されてきたもので口承文学、また民俗資料の一。テレビアニメ化やビデオアニメ化もされている。.

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浦島太郎

浦島太郎(うらしまたろう)は、日本の伽話(おとぎばなし)、およびその伽話内の主人公名。 一般に知られるあらすじでは、亀を助けた報恩として海中(海の果て)に連れてゆかれ(伝承によっては遭難して流れ着いた乙姫を舟で送り届け)、乙姫の饗応を受ける龍宮譚で、浦島太郎が、開けてはならない玉手箱を渡されて帰郷を許されるが、箱を開けてしまい、白髪の老人に化するというものである。 浦島子伝説が原話とされ、上代の文献(『日本書紀』、『万葉集』、『丹波国風土記逸文』)にその記録が残る。それらは、名称や設定が異なり、報恩の要素も欠け、行き先は「竜宮」ではなく「蓬莱(とこよのくに)」なので、異郷淹留譚(仙境淹留譚)に分類される。 日本各地には、浦島太郎が居たと伝える伝承や縁起譚があり、浦島の名の出ない類話も存在する。.

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文学

ジャン・オノレ・フラゴナール『読書する女』(1772年) 文学(ぶんがく)とは、言語表現による芸術作品のこと。文芸ともいう。それらを研究する学問も文学と称されるが、これについては文芸学で扱う。狭義には、詩・小説・戯曲・随筆・文芸評論などを典型的な文学の例とする。 西洋での文学(、、、、)はラテン語のlittera(文字)及びその派生語litteratura(筆記、文法、教養)を語源とし、現在では主に以下の意味を持つ。.

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日本の中古文学史

日本の中古文学史(にほんのちゅうこぶんがくし)は、中古(およそ平安時代)の日本文学の歴史である。.

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日本国現報善悪霊異記

『日本国現報善悪霊異記』(にほんこくげんほうぜんあくりょういき)は、平安時代初期に書かれ、伝承された最古の説話集で『日本霊異記』と略して呼ぶことが多い。著者は景戒。上・中・下の三巻。変則的な漢文で表記されている。.

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日本文学

紫式部 日本文学(にほんぶんがく)とは、日本人が書いた文学、日本で発表された文学、ないしは日本語で書かれた文学作品、もしくはそれらの作品や作家を研究する学問のこと。 夏目漱石 日本文学の歴史は極めて永く、古くは7世紀までさかのぼる。同一言語・同一国家の文学が1400年近くにわたって書き続けられ読み続けられることは世界的に類例が少ない。1000年頃に紫式部によって書かれた『源氏物語』は世界的に知られ、近世の松尾芭蕉も現在の俳句ブームにより広く知られている。近代以降の日本文学においても、夏目漱石・谷崎潤一郎などが世界的に高い評価を受けており、これまで2名のノーベル文学賞受賞者(川端康成・大江健三郎)を出している。 古代・中世の日本文学は中国の文化的影響が著しく、日本が仏教を受け容れたことからインド文学の間接的影響もみられる。中国文学の影響は江戸時代にもみられるが、いずれの時代においても日本人作家の独創が顕著にみられる。明治維新以降は欧米の文化的影響を強く受けたが、英米文学・フランス文学・ドイツ文学・ロシア文学などを短期間のうちに摂取・模倣し、日本独自の高度な近代文学を創造していった。近代日本文学は中国・朝鮮の近代文学の形成に大きな影響を与えた。第2次世界大戦後の日本文学も、三島由紀夫・安部公房・村上春樹などの作品が世界的に広く読まれており、現代の世界文学に多大な影響を与えている。.

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撰集抄

『撰集抄』(せんじゅうしょう)は、作者不詳の説話集で、西行に仮託されている。跋文に寿永2年(1183年)讃岐国善通寺において作られたとあり、江戸時代まで西行の自作と信じられたが、後人の仮託であることは研究の進展によって明白になった。 鎌倉時代後期、興福寺関係の僧が製作にかかわったという説がある。仮託とはいえ漂泊の歌人としての西行像を形成するのに貢献した。御伽草子・謡曲の素材となったり、室町時代の連歌師の心敬や、江戸時代の俳諧の松尾芭蕉、「雨月物語」などの上田秋成らの創作に影響を与えた。 成立年次には諸説があり、13世紀中葉、建長2年(1250年)頃か、少なくとも弘安10年(1287年)頃までに成立した。9巻からなり、神仏の霊験譚・寺院の縁起譚・高僧譚・往生譚・発心遁世譚など121話(略本は58話)を載せる。あたかも西行が語り手として、自らの諸国行脚の途中見聞を記したかのような体裁をとり、西行が第一人称で名乗り出る場面もある。理想的な遁世者の生活を感想・批評を交えて描き、無常観が濃厚である。玄賓・増賀ら高僧にとどまらず、貴族・武士・遊女ら上下の階層から出た遁世者が登場し、鎌倉時代における遁世思想の受容を今日に伝える。 啓発を受けた『閑居友』と共に、隠者文学として重要な作品であるが、展開される話の信憑性自体は低く、大半は何らかの伝承を手掛かりに存分に脚色を加えたもので、とりわけ年代錯誤では歴史知識の欠如が甚だしく顕著である。.

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慶政

慶政(けいせい、文治5年(1189年) - 文永5年10月6日(1268年11月11日))は、鎌倉時代の僧。号は証月坊・松月坊・勝月坊・照月坊。猪熊本「比良山古人霊託」によれば藤原道家の兄とされる。 幼時に、抱いていた乳母が誤って落としてしまい、背骨の一部が飛び出るほどの障害を負ったという。出家して天台宗寺門派の僧となり、1208年(承元2年)京都西山に隠棲している。1217年(建保5年)宋(中国)へ渡って翌1218年(建保6年)に帰国、1226年(嘉禄2年)西山に法華山寺を建立している。高弁(明恵)とも交流があった。著作に「比良山古人霊託」、「法華山寺縁起」、1243年(寛元元年)に渡宋の途中で琉球国に漂着した人々の伝聞を記録した「漂到琉球国記」などがあり、「閑居友(かんきょのとも)」の作者とも言われている。 「続古今和歌集」以下の勅撰和歌集に入集。 Category:鎌倉時代の歌人 Category:鎌倉時代の僧 Category:1189年生 Category:1268年没.

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手なしむすめ

手なしむすめ (Das Mädchen ohne Hände) は、『グリム童話』に収録されていた童話の一編。.

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手孕説話

手孕説話(てばらみせつわ)は、女性が、その身体に男性の手が接触したのが原因で孕み、片手を産んだという説話。 この説話を地名の起源とする土地に、滋賀県旧手孕村(現在の栗東市手原)があり、『広益俗説弁 遺篇』その他に記載がある。兵庫県旧手孕村にも村名の起源として同じ説があり、下総結城の手持観音の縁起もおなじ筋を説く。 この起源は中国で、李卓吾の『続開巻一笑』に「※(外字。左に「菫」、右に「阝」)県民某出賈、妻与其娰同処、夫久不帰、見夫兄、私心慕之、成疾 危、家人知所以、且憐之、計無所出、強伯氏、従帷外以手少拊其腹、遂有感成孕、及産惟一拳焉」とあるのから出たという説もある。 しかしいっぽうで肉体の一部を妊娠することから村の名となる話は別にある。たとえば『新編武蔵風土記稿』によれば、武蔵国膝子村は、村の農夫の妻が膝のようなものを産んだことから村名がおこったという。 つまり、神の来訪がその土地に子孫をのこすという考えが根拠となり、のちに来訪の象徴を手または足の痕として、これを神の接触の記念とする民俗があった。それゆえ、たとえ中国伝来の説話が起源であるとしても、他方の民俗がその成長、敷衍を助けたとも考えられるという。村名起源は、説話の連想からこじつけたものであろうという。.

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怪談

怪談(かいだん)は、怖さや怪しさを感じさせる物語の総称。日本古来のものを限定して呼ぶ場合もある。中でも、四谷怪談・皿屋敷・牡丹燈籠の三話は「日本三大怪談」に数えられることが多い。 怪談(怪奇ジャンルの作品)は日本国内では通常「夏の風物詩」にあげられるが、近年は冬の時期に放映や作品発表が行われるケースもある。.

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景戒

景戒(きょうかい/けいかい、生没年不詳)は、奈良時代の薬師寺の僧。日本最初の説話集『日本霊異記』の著者として知られる。.

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12世紀

アンコールの地にアンコール朝の王スーリヤヴァルマン2世はアンコール・ワットの建設を行い、続くジャヤーヴァルマン7世はアンコール・トムを築いた。画像はアンコール・トムのバイヨン四面像(観世菩薩像)。 12世紀(じゅうにせいき)とは、西暦1101年から西暦1200年までの100年間を指す世紀。.

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