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紀伊山地

索引 紀伊山地

紀伊山地(きいさんち)は、紀伊半島のうち中央構造線以南の大半を占める山地。侵食が著しいため、険しい地形がよく発達している。三重県、奈良県、和歌山県にまたがっている。脊梁の方向はおおむね北東-南西に走り、1500m前後の尾根が連なる。最高峰は八経ヶ岳(八剣山)で1915m。 古くは8世紀頃から、聖なる地として中央の人々の関心を集め、古事記や日本書紀に言及が見られる。仏教伝来以後、山岳仏教や、仏教と日本の土着信仰とが癒合して成立した修験道の修行の地として高野山や吉野が成立し、のちに紀伊半島を浄土とみなす信仰として熊野三山を中心とする熊野信仰の霊場ともなり、霊場に至る参詣道が発達した。こうした歴史を背景として、紀伊山地の3つの霊場とそれらに関連する参詣道が、紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録された。.

52 関係: 南海トラフ古座川古事記台高山脈吉野吉野山大台ヶ原山大塔山大峰山大峰山脈奈良県宮川 (三重県)山岳仏教山地中央高地中央構造線世界遺産三重県三波川変成帯付加体修験道ユーラシアプレートフィリピン海プレート和歌山県八経ヶ岳四万十層群四国山地秩父帯第三紀紀の川紀伊半島紀伊山地の霊場と参詣道紀伊水道熊野川熊野三山熊野灘白亜紀白馬山脈高野山黒瀬川帯那智山 (山)那智滝釈迦ヶ岳 (奈良県)金峰山果無山脈有田川流域浄土断層日置川...日高川日本書紀 インデックスを展開 (2 もっと) »

南海トラフ

赤線) 南海トラフ(なんかいトラフ)は、四国の南の海底にある水深4,000m級の深い溝(トラフ)のこと。非常に活発で大規模な地震発生帯である。南海トラフ北端部の駿河湾内に位置する右図黄線の部分は駿河トラフとも呼称される。.

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古座川

古座川(こざがわ)は、和歌山県南部を流れる二級水系の本流。 「日本の秘境100選」と「平成の名水百選」および「日本の地質百選」に選定されている。.

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古事記

真福寺収蔵の国宝・『古事記』。信瑜の弟子の賢瑜による写本 古事記(こじき、ふることふみ、ふることぶみ)は、日本最古の歴史書である。その序によれば、和銅5年(712年)に太安万侶が編纂し、元明天皇に献上された。.

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台高山脈

台高山脈(だいこうさんみゃく)は、紀伊半島東部に位置する山脈。大台ヶ原山地(おおだいがはらさんち)とも言う徳久・三省堂編修所(1989)、291ページ。 三重県と奈良県の境を成し、標高1,000~1,600m級の山々が連なる。大峰山脈と共に「近畿の屋根」と称されるほか、「近畿の秘境」『』富士フイルム・「三重県の屋根」の異名を持つ。柿本人麻呂の短歌「東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」(『万葉集巻1』)にある「東の野」の「かぎろひ」とは、現在の奈良県宇陀市大宇陀からこの山脈にかかる陽炎(かげろう)を見て詠んだものとされる。.

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吉野

吉野(よしの)は、大和国南部(現在の奈良県南部)一帯を指す地名である。特に吉野山から大峰山にかけての山岳地帯をいう。狩りに適した良い野という意味である。吉野は口吉野と奥吉野に分かれる。奥吉野は山々が連なる山岳地帯で、古くは大峰とよばれ、厳密には吉野に含まれなかった。大峰の山々は熊野まで連なる。大峰への道は修験者によって、熊野から開かれた。 記紀には応神や雄略の吉野での狩りの伝承が載せられている。.

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吉野山

吉野山(よしのやま)は奈良県の中央部・吉野郡吉野町にある吉野川(紀の川)南岸から大峰山脈へと南北に続く約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称、または金峯山寺を中心とした社寺が点在する地域の広域地名である。 古くから花の名所として知られており、その中でも特に桜は有名で、かつては豊臣秀吉が花見に来た事がある(後述)。現代でも桜が咲く季節になると花見の観光客で賑わう。地域ごとに下千本(しもせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、奥千本(おくせんぼん)と呼ばれている。 1924年(大正13年)12月には国の名勝・史跡に指定され、1936年(昭和11年)2月 には吉野熊野国立公園に指定された。また2004年(平成16年)7月には吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された。1990年(平成2年)には日本さくら名所100選に選定された。.

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大台ヶ原山

大台ヶ原山(おおだいがはらやま)は奈良県と三重県の県境にある標高1695.1mの山である。深田久弥によって「日本百名山」に選ばれたほか、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれ、山全体が特別天然記念物に指定されている大和大峰研究グループ著『大峰山・大台ヶ原山 -自然のおいたちと人々のいとなみ-』築地書館 2009年 77ページ。1980年(昭和55年)に国際連合教育科学文化機関の生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に登録された(登録名:大台ケ原・大峯山・大杉谷)。.

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大塔山

大塔山(おおとうざん)は、和歌山県田辺市と古座川町の境界にある標高1122メートルの山である(近畿中国森林管理局 PDF)。熊野川水系、古座川水系、日置川水系の水源となっている。 本州南限のブナ林植生地であるが、1998年、古座川町がハイキングコースを整備する際に見晴らしのために山頂の自然林を誤って伐採。その後周囲の木々の枯死が広がった。このため周囲を金属フェンスで囲むなどして植生の回復に取り組んでいる。.

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大峰山

大峰山(おおみねさん)は、奈良県の南部にある山。現在では広義には大峰山脈を、狭義には山上ヶ岳(さんじょうがたけ)を指す。歴史的には「大峰山」は、大峰山脈のうち山上ヶ岳の南にある小篠(おざさ)から熊野までの峰々の呼び名であった。対して小篠から山上ヶ岳を含み尾根沿いに吉野川河岸までを金峰山という。 歴史的に使われてきた呼称及び修験道の信仰では、青根ヶ峰より南を「大峯」、以北を吉野としてきた。 この一帯は1936年(昭和11年)に吉野熊野国立公園に指定され、1980年(昭和55年)にはユネスコの生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に登録(登録名:大台ケ原・大峯山・大杉谷)、さらに2004年(平成16年)7月、ユネスコの世界遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」の文化的景観を示す主要な構成要素として史跡「大峯山寺」「大峯奥駈道」ほかが登録された。 また、現在でも女人禁制である。.

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大峰山脈

大峰山脈(おおみねさんみゃく)は八経ヶ岳を最高峰とする紀伊山地の脊梁をなす山脈である。広義の大峰山は大峰山脈を指す場合もあり、深田久弥の『日本百名山』の「大峰山」は大峰山脈全般に亘って記述されている。東西は熊野川上流の十津川と支流の北山川に挟まれ、北は中央構造線に沿う紀ノ川上流の吉野川に接する。大峰山脈の北端は吉野山となる『日本歴史地名大系30 奈良県の地名』 平凡社、1981年。.

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奈良県

奈良県(ならけん)は、日本の都道府県の一つ。本州中西部、紀伊半島内陸部、近畿地方の中南部に位置する県である。 令制国の大和国の領域を占め、県庁所在地は奈良市。北西部の盆地部を除き、険しい山々がそびえている。都道府県面積は全国で8番目に狭く内陸8県では最も狭いが、最小の香川県の約2倍でもある。.

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宮川 (三重県)

宮川(みやがわ)は、三重県南部を流れる一級河川。延長91kmは、三重県のみを流れる河川としては最も長い。 国土交通省の一級河川水質調査(BODを基準としている。2012年に順位付け廃止)で、過去11回(2006年からは6年連続)1位となっており、清流で知られる。神宮式年遷宮のお白石持行事に使用する石は、この宮川の河原から採集する。.

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山岳仏教

野の山岳で修行中の山伏 山岳仏教(さんがくぶっきょう)とは、日本において、平安時代に、仏教の一派である密教(天台宗・真言宗)において行われるようになった、山岳での修行を重視する仏教である。山岳仏教は、政治と結びつきの強くなった奈良仏教の世俗化などに反発するかたちで始まったが、やがて、日本古来の山岳信仰とも融合し、急速に発達していくこととなった。なお、「山岳仏教」を仏教とは異なる独自の宗教とするとき、修験道ともいう。.

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山地

山地(さんち)は、平地に対比される、比較的大きな起伏や傾斜を持ちまわりより高い地域で、複数の山からなる広い地域を指す。火山活動、地盤の隆起運動と浸食作用の競合で形成された河川、氷河などを持つ地形である。百科事典においては「成因別にみると褶曲による褶曲山地、断層に囲まれた地塊山地、浸食に抗して残った浸食山地、火山活動による火山性山地などがあり、発達段階から幼年期、壮年期、老年期の各山地がある」と定義されている。.

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中央高地

八ヶ岳から 中央高地(ちゅうおうこうち)は、中部地方の山岳地帯である。.

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中央構造線

■ 赤線が中央構造線、青線に囲まれたオレンジ色の部分はフォッサマグナ 中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん。Median Tectonic Line)は、日本最大級の断層である(参照ページ:p.

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世界遺産

世界遺産(せかいいさん、World Heritage Site)は、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リスト(世界遺産一覧表)に登録された、文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、移動が不可能な不動産が対象となっている。なお、慣例的な用法として、その中の文化遺産を世界文化遺産、自然遺産を世界自然遺産と呼ぶことがある。 なお、世界遺産の制度では正式な文書は英語とフランス語で示され、日本語文献では英語が併記されることがしばしばある一方、フランス語が併記されることは普通ないため、以下では参照しやすさを考慮して、などに依拠して、主たる用語には英語を併記しておく。.

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三重県

三重県(みえけん)は、日本の都道府県の一つで紀伊半島の東側に位置する。県庁所在地は県中部の津市。.

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三波川変成帯

三波川変成帯(さんばがわへんせいたい)は中央構造線の外帯に接する変成岩帯である。日本最大の広域変成帯とされ、低温高圧型の変成岩が分布する。名称は群馬県藤岡市三波川の利根川流域の御荷鉾山の北麓を源流とする三波川産出の結晶片岩を三波川結晶片岩と呼んだことに由来する。三波川帯とも呼ばれる。中央構造線を挟んで北側の領家変成帯と接する。.

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付加体

付加体形成の模式図。海洋プレート(濃緑色)と大陸プレート(ピンク色)に挟まれた 楔形の部分が付加体。海洋プレートは左側の海嶺で作られ、移動しながら表面に様々な岩石を堆積させて、海溝 (trench) で大陸プレートの下に沈み込んでゆく。海洋プレート上部の堆積物の一部はプレートから剥ぎ取られ大陸側に付加する。また海洋プレートと一緒に大陸下に潜り込んだ堆積物は、大陸プレートとの摩擦で海洋プレートから分離し、大陸プレートの下に底付けされる。 付加体(ふかたい、またはaccretionary wedge)とは、右図に示すように海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込む際に、海洋プレートの上の堆積物がはぎ取られ、陸側に付加したもの。現在のところ「日本列島の多くの部分はこの付加体からなる」という見方がされている。.

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修験道

野の深山にて修行中の修験者 修験道(しゅげんどう)は、山へ籠もって厳しい修行を行うことにより、悟りを得ることを目的とする日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられた日本独特の宗教である。修験宗ともいう。修験道の実践者を修験者または山伏という。.

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ユーラシアプレート

ユーラシアプレート ユーラシアプレート(Eurasia Plate)は、東シベリア、インド亜大陸、アラビア半島の3地域を除くユーラシア大陸の地殻及びマントル上方のリソスフェアを形成する大陸プレートである。.

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フィリピン海プレート

フィリピン海プレート(フィリピンかいプレート、Philippne Sea Plate)は、東は小笠原海溝やマリアナ海溝、北から西にかけては南海トラフ・琉球海溝・ルソン海溝・フィリピン海溝などに囲まれた海洋プレートである。 太平洋の北西部をしめるフィリピン海が主な領域。伊豆諸島・小笠原諸島・マリアナ諸島・ヤップ島・パラオと連なる島孤のほか、大東諸島、ルソン島の一部がこのプレート上にある。また、本州の中でも唯一伊豆半島だけがフィリピン海プレート上にある。.

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和歌山県

和歌山県(わかやまけん)は、日本の近畿地方の都道府県の一つ。県庁所在地は和歌山市。日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置し、県南部には大規模な山地を有する。.

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八経ヶ岳

八経ヶ岳(はっきょうがたけ)は紀伊山地の一角として奈良県吉野郡天川村と上北山村の境に位置する山である。標高1,915 mで、奈良県および近畿地方の最高峰である。八剣山(はちけんざん)とも呼ばれるほか、役行者が法華経八巻を埋納したと伝わることから仏経ヶ岳(ぶっきょうがたけ)とも呼ばれる。.

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四万十層群

四万十層群(しまんとそうぐん、)は、房総半島から関東山地、赤石山脈、紀伊山地、四国山地南部、九州山地南部を経て沖縄本島までの長さ1,800kmにわたって帯状に分布する層群である。四万十累層(しまんとるいそう)とも呼ばれる。 四万十層群を基盤とする地域は地質学において四万十帯(しまんとたい)と呼ばれ、西南日本外帯に属する。.

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四国山地

四国山地(しこくさんち)は、四国の中央部を東西に貫く山地。中央構造線の南に千数百メートル級の急峻な山々が連なり、さまざまな様相をなしている。四国山脈(しこくさんみゃく)ともいう。 範囲は中央構造線より南側の四国全域に亘る。西南日本内帯に属する讃岐山脈や高縄山地は通常は四国山地に含めない。.

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秩父帯

秩父帯(ちちぶたい、)は、日本の房総半島から関東山地、赤石山脈、紀伊山地、四国山地、九州山地を経て沖縄本島までの長さ1,500kmにわたって帯状に分布する地体構造区分の一つである。西南日本外帯に属し、主にジュラ紀の付加体からなる。埼玉県秩父地方より命名。.

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第三紀

三紀(だいさんき、Tertiary)は地質時代区分の1つである。絶対年代では、6430万年前から260万年前までである。国際地質科学連合(IUGS)は「非公式用語」に位置づけている。三紀層と呼んでいたこともある。.

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紀の川

紀の川(きのかわ)は、奈良県から和歌山県へと流れ紀伊水道に注ぐ一級水系の本流。 奈良県内では奈良県南部の地名「吉野」に因み「吉野川(よしのがわ)」と呼ばれるが、河川名を案内する標識などには水系名である「紀の川(きのかわ)」が併記される(例:「よしのがわ(きのかわ)」)。地図や橋の銘板には吉野川と記される。なお、四国を流れる一級河川「吉野川」ほか、日本各地にある同名の川は『吉野川 (曖昧さ回避)』を参照。.

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紀伊半島

紀伊半島(きいはんとう)は、本州中央部から南側の太平洋に突き出る、日本最大の半島である。名称は令制国の紀伊国に由来する。.

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紀伊山地の霊場と参詣道

紀伊山地の霊場と参詣道(きいさんちのれいじょうとさんけいみち)は、和歌山県・奈良県・三重県にまたがる3つの霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)と参詣道(熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道)を登録対象とする世界遺産(文化遺産)。2004年7月7日に登録され、2016年10月26日に登録範囲の「軽微な変更」がなされた。.

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紀伊水道

紀伊水道(きいすいどう)は、和歌山県、徳島県、兵庫県淡路島によって囲まれる海域。東西・南北とも約50km。 名称の由来は、水道に沿って東部に位置し、かつての行政区画だった令制国の一つ、紀伊国(きいのくに)に因る。.

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熊野川

谷瀬の吊り橋 新宮市と十津川村の中間地点付近 河口付近(左手三重県・右手和歌山県) 熊野川(くまのがわ)は、奈良県、和歌山県および三重県を流れる新宮川水系の本流で一級河川。下流の熊野本宮大社と熊野速玉大社間の流域は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されている。 なお、1970年に一級河川の指定を受けた当初は新宮川(しんぐうがわ)であったが、地元では熊野川の呼称が定着しており、変更の要望が多かったため1998年4月9日に法定名称が熊野川と変更された。水系名は新宮川水系のままである。.

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熊野三山

野三山 熊野那智大社 熊野三山(くまのさんざん)は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称。熊野三山の名前からもわかる通り、仏教的要素が強い。日本全国に約3千社ある熊野神社の総本社である。熊野権現も参照のこと。 2004年7月に、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録された。.

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熊野灘

野灘(くまのなだ)は、フィリピン海(北西太平洋)のうち、日本の紀伊半島南端の和歌山県の潮岬から三重県大王崎にかけての海域の名称。.

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白亜紀

白亜紀(はくあき、白堊紀、Cretaceous period)とは、地球の地質時代の一つで、約1億4500万年前から6600万年前を指す。この時代は、ジュラ紀に続く時代であり中生代の終わりの時代でもある。次の時代は、新生代古第三紀の暁新世である。 「白堊」の「堊(アク; アと読むのは慣習)」の字は粘土質な土、すなわち石灰岩を意味し、石灰岩の地層から設定された地質年代のため白堊紀の名がついた。また「白亜」の「亜」は、「堊」の同音の漢字による書きかえである。.

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白馬山脈

白馬山脈(しらまさんみゃく)は紀伊山地に属する和歌山県の山脈の一つ。 護摩壇山から有田川と日高川の間を東西に走り、紀伊半島最西端の日ノ岬に至る。.

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高野山

壇場伽藍 壇場伽藍 不動堂(国宝) 高野山(こうやさん)は、和歌山県北部、和歌山県伊都郡高野町にある周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地を指す。平安時代の弘仁7年(816年)に嵯峨天皇から空海(弘法大師)が下賜され、修禅の道場として開いた日本仏教における聖地の1つである。現在は「壇上伽藍」と呼ばれる根本道場を中心とする宗教都市を形成している。山内の寺院数は高野山真言宗総本山金剛峯寺(山号は高野山)、大本山宝寿院のほか、子院が117か寺に及び、その約半数が宿坊を兼ねている。 2004年(平成16年)7月7日、高野山町石道と金剛峯寺境内(6地区)、建造物12件が熊野、吉野・大峯と共に『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された。さらに2016年(平成28年)10月24日、高野参詣道(町石道を含み登録名称変更)として黒河道、女人道、京大坂道不動坂、三谷坂が世界遺産に追加登録された。.

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黒瀬川帯

黒瀬川帯(くろせがわたい、)は、日本の地体構造区分の一つである。黒瀬川地帯、黒瀬川構造体とも。西南日本外帯に属し、秩父帯中帯にほぼ同義であるが、その範囲については研究者によってわかれる。愛媛県西予市を流れる黒瀬川より命名。.

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那智山 (山)

那智山(なちさん)は和歌山県那智勝浦町北東部の内陸一帯にそびえる山々の総称。 名称の由来は、難地の義とも、熊野本宮大社や熊野速玉大社よりもノチ(後)に山が開かれたからともいわれるが定かではない。世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道の登録物件が所在する。.

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那智滝

那智滝(なちのたき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の那智川中流にかかる滝。石英斑岩からなるほとんど垂直の断崖に沿って落下し、落ち口の幅13メートル、滝壺までの落差は133メートルに達し、その姿は熊野灘からも望見することができる。総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差日本1位。華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられている。 国の名勝に指定されている(1972年7月11日指定、指定名は「那智大滝〈なちのおおたき〉」)。ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年〈平成16年〉7月登録)の一部。.

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釈迦ヶ岳 (奈良県)

釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)は、奈良県南部の吉野郡十津川村と下北山村の境界にある大峰山系の山。標高は1800m。近畿地方の最高峰である八経ヶ岳(八剣山)より南では代表的な山。日本二百名山のひとつ。.

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金峰山

大天井ヶ岳から山上ヶ岳を望む 金峰山(きんぷせん)とは、奈良県の大峰山脈のうち吉野山から山上ヶ岳までの連峰の総称である。金峯山とも表記し、「金の御岳(かねのみたけ)」とも呼ばれる。 吉野山の金峯山寺は修験道の中心地の一つであり、現在は金峯山修験本宗の総本山である。.

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果無山脈

果無山脈(はてなしさんみゃく)は、和歌山県と奈良県の県境沿いに位置する山脈。最高地点は冷水山(1262メートル)。.

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有田川

有田川(ありだがわ)は、和歌山県中北部を流れる河川。二級水系の本流。.

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流域

● 青い線が示すのは、'''水系''' 流域(りゅういき、国際通用名[英語名]:drainage basin, watershed 松岡ほか、2007年、35頁。)は、ある川が降水(雨水、雪融け水など)を集めつつ流れる、その範囲・領域を指して言う地理用語である。.

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浄土

浄土(じょうど)とは、仏教において、一切の煩悩やけがれを離れ、五濁や地獄・餓鬼・畜生の三悪趣が無く、仏や菩薩が住む清浄な国土のこと。清浄仏土、仏国、仏刹(ぶっせつ)、浄刹(じょうせつ)、浄国、浄界などとも言われる。煩悩に汚染されている衆生が住む穢土(えど)と対比される語である。阿弥陀如来の西方極楽浄土、薬師如来の東方浄瑠璃浄土などの種々の浄土があるとされる。浄土の語は大乗仏教における宗教的理想郷を指す言葉としても広く用いられたが、平安後期以降に浄土教が広まるにつれて、浄土は主として阿弥陀如来の西方極楽浄土を指すようになった。.

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断層

アパラチア山脈の断層 断層(だんそう、fault)とは、地下の地層もしくは岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態をいう。 断層が動く現象を断層運動(faulting)と言い、地震の主原因であると考えられている。食い違いが生じた面そのものを断層面(fault surface)と称する。鉛直線に対して水平な角を断層角(fault dip)0度とし、鉛直な断層面が90度となる。また、水平面に置き換えた断層運動の方向を走向(fault strike)と呼ぶ。 侵食や堆積環境の変化、火山岩の噴出・堆積などによってできた地層の境界は、一見食い違っているように見える場合があるが、ずれ動いたわけではないため断層ではなく、不整合、非整合などと呼ばれる。.

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日置川

日置川(ひきがわ)は、主に和歌山県中南部を流れる二級水系の本流。 かつては河口にあった地方自治体の名称でもあった。.

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日高川

日高川(ひだかがわ)は、和歌山県中部を流れる二級水系の本流。総延長では熊野川、紀ノ川に次いで和歌山県を流れる河川の中で3番目であるが、県内だけの長さに限れば最長となる。なお、日本一長い二級河川である(2008年10月現在)。流域は奈良県吉野郡十津川村の一部が含まれるため、内陸8県に6水系しか流れない二級水系の一つである。安珍・清姫伝説の舞台としても有名である。.

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日本書紀

日本書紀(平安時代の写本) 『日本書紀』(にほんしょき)は、奈良時代に成立した日本の歴史書。日本に伝存する最古の正史で、六国史の第一にあたる。舎人親王らの撰で、養老4年(720年)に完成した。神代から持統天皇の時代までを扱う。漢文・編年体にて記述されている。全30巻。系図1巻が付属したが失われた。.

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