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滲出性炎症

索引 滲出性炎症

滲出性炎症(しんしゅつせいえんしょう)は急性炎症の時に見られる炎症である。液性滲出物と炎症細胞の滲出が多く見られる傾向が強い。血管に多い。浸出性炎症、血管性炎症ともいわれる。.

8 関係: 化膿性炎症カタル性炎症出血性炎症繊維素性炎症炎症血管腐敗性炎症漿液性炎症

化膿性炎症

化膿性炎症(かのうせいえんしょう)とは、滲出物に多量の好中球を含む炎症で、漿液に混ざっているものを漿液化膿性炎、繊維素が混ざっているものを繊維素化膿性炎という。 また、膿性滲出物を膿(pus)といい脂肪変性を起こした好中球、壊死崩壊物により黄白色で、不透明で粘稠な液体を示し、通常アルカリ性である。 化膿性炎は、病理学的に下記の3型に分けられる。.

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カタル性炎症

タル性炎症(カタルせいえんしょう)は、粘膜の滲出性炎症。粘液の分泌が亢進する。 消化管、鼻腔や気管支などの粘膜の表層に炎症が起きた際、同時に粘液の分泌が亢進し、著明な粘膜上皮の剥離が起きる。 カタル性炎症には胃で起こる急性胃炎、気管支で起こる気管支カタル、大腸で起こる大腸カタルなどがある。.

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出血性炎症

出血性炎症(しゅっけつせいえんしょう)とは、炎症巣の滲出性炎症のことであり、著しい出血がみられる。 多量の赤血球細胞を含んでいる炎症細胞なので、血管壁は傷害を受けている。 小児のインフルエンザ肺炎、劇症型肝炎、日本脳炎、肺出血で見られる。.

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繊維素性炎症

繊維素性炎症(せんいそせいえんしょう)とは、滲出物が多量のフィブリノゲンを含む血漿でなる炎症のこと。 生体組織の滲出液中で繊維素(フィブリン)が析出し細網伏をようし、漿膜、粘膜、肺などに好発する。 また、粘膜の繊維素性炎症は、咽頭、喉頭、気管支、腸管などで好発し、粘膜上皮が壊死することが多く、粘膜面に繊維素を析出し壊死細胞や白血球と共に凝固する。 膜様物を形成するので偽膜性炎ともいう。 肺では、肺胞に繊維素の滲出がみられるので大葉性肺炎がある。 心臓では、心臓の漿膜に起こってフィブリンが絨毛のように付着する絨毛心がある。 析出された繊維素は、繊維素溶解現象(fibrinolysis)により吸収される。この現象過程が阻害されると瘢痕が残る場合がある。.

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炎症

症(えんしょう、Inflammation)とは、生体の恒常性を構成する解剖生理学的反応の一つであり、非特異的防御機構の一員である。炎症は組織損傷などの異常が生体に生じた際、当該組織と生体全体の相互応答により生じる。.

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血管

血管(けっかん、blood vessel)は、血液を身体の各所に送るための通路となる管。全身へ酸素や栄養分、老廃物、体温(恒温動物の場合)、水分を運ぶ。血管中の血液を規則的に送るための筋肉に富む構造がある場合、これを心臓という。血管中の血液の流れる方向は普通一定している。脊椎動物の血管は心臓から出る血液を送る動脈と心臓へ戻る血液を送る静脈、そしてそれぞれの末端(細動脈と細静脈)をつなぐ毛細血管からなる。.

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腐敗性炎症

腐敗性炎症(ふはいせいえんしょう)とは、滲出物に腐敗菌が感染して起こる炎症。壊疽性炎症、壊死性炎症とも呼ばれている。 壊死に陥った組織がさらに腐敗菌の感染を受けることで、腐敗分解が進行しアンモニアやアミン類などが産生され、壊死に悪臭のある腐敗現象が加わった場合で起こる(つまり感染性かどうかで壊死と腐敗性炎は厳密には区分される)。嫌気性菌であるガス産生菌に感染した場合、組織内に多数の気泡が見られ、そのためガス壊疽と呼ばれている。 肺壊疽、壊疽性子宮内膜炎で見られる。.

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漿液性炎症

漿液性炎症(しょうえきせいえんしょう)とは、液体成分主体の滲出物の炎症で急性期炎症初期の炎症性充血を伴う病変のこと。 毛細血管網の発達した組織に起こりやすく、一般的に滲出液中にフィブリノゲンを含まない為、淡黄色でほぼ透明であるが、時々少数の好中球が混じり微かに混濁することがある。 漿液性炎症では、滲出液は吸収され、瘢痕は残らず治癒することが多い。 尚、皮膚や粘膜に限局して漿液が貯まるものは水疱と呼ぶ。 粘膜に起こった場合はカタル性炎症となる。 腹腔、心嚢、関節、胸腔などの漿膜に起こった場合は、漿液性腹膜炎、漿液性心外膜炎、漿液性胸膜炎などと呼び胸腔、腹腔内に数リットルの胸水、腹水がたまることがある(炎症性水症)。.

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