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呼吸器

索引 呼吸器

呼吸器(こきゅうき、respiratory organ, respiratory tract)は、動物における外呼吸に関与する器官(臓器)のこと。それに該当する臓器群をまとめて呼吸器系(こきゅうきけい、respiratory system)と呼ぶ。.

63 関係: 吸気声帯外肋間筋両生類下気道人工呼吸器二酸化炭素代謝循環器心臓医歯薬出版ミミズヘモグロビンヒトピストン運動喉頭喉頭蓋呼吸ろ過ガス交換哺乳類円錐動物四肢動物器官筋肉細胞爬虫類炎症鎖骨靭帯血管血管系血液食道魚類鳥類軟骨鼻腔鼻毛胸壁胸骨肺循環肺癌肺胞蓄膿症脊椎脊椎動物...酸素横隔膜毛細血管水銀柱ミリメートル気嚢気管消化器漿膜漿液摂食・嚥下感染症2乗3乗の法則 インデックスを展開 (13 もっと) »

口(くち)は、消化管の最前端である。食物を取り入れる部分であり、食物を分断し、把持し、取り込むための構造が備わっていると同時に、鼻腔と並んで呼吸器の末端ともなっている。文脈により口腔(こうこう)ともいう。なお口腔の読みの例外として、日本医学界においては(こうくう)を正式とする。 生物学に限らず、一般に穴等の開口部を指して口と呼び、それを機軸として、慣用句として様々な意味合いを持つ言葉に発展してきた。.

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吸気

吸気(きゅうき)とは、気体を吸い込むこと。 多くのガソリンエンジンにおいては、空気と燃料とが予め混合された混合気をシリンダーに吸い込むこと。対となる語は「排気」である。ディーゼルエンジンやガソリン直噴エンジンでは空気のみを吸い込み、燃料は圧縮行程以降の燃焼室内へ高圧で噴射される。 エアクリーナーケース(エアフィルター)からキャブレター(またはインジェクション)、バルブまでの一連のラインを吸気系統(吸気系)と表現することがある。.

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声(こえ)とは、ヒトを含む動物の発声器官(主として口、喉)から発せられる音のことである。本項ではヒトの声(人声)について扱う。.

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声帯

声帯(せいたい)とは脊椎動物の喉頭の上部(前部)にある発声するための器官。 鳥類には声帯はなく、さらに肺に近い部位に位置する鳴管が発声器官となっている。 開閉する左右1対の襞(ひだ)の間の隙間に、肺から排出される空気を通過させ、振動を引き起こすことで音(声)を発する。 ヒトの場合、声帯の運動を支配するのは、第X脳神経である迷走神経の分枝、反回神経である。反回神経は、右側では右鎖骨下動脈の下、左側では大動脈の下で分枝し、迷走神経本幹とは逆に上行し(このために反回神経と呼ばれる)、喉頭に入る。.

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外肋間筋

外肋間筋 分類 所在分類: 骨格筋 支配神経: 肋間神経 部位 体幹筋 胸部の筋 胸腕筋 ラテン名 musculus intercostales externi 英名 Intercostales externi muscle 外肋間筋(がいろっかんきん)は、胸部の筋肉のうち、胸壁肋間隙にある胸壁筋のうちの一つ。肋骨外面を起始とし、肋間隙を後上方から前下方に走りながら、次位の肋骨に停止する。 肋骨を引き上げる作用がある。.

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両生類

両生類(りょうせいるい)とは、脊椎動物亜門両生綱 (Amphibia) に属する動物の総称である。.

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下気道

下気道(かきどう、)とは、気道のうち声帯よりも中枢側の部分で、気管から気管支、細気管支を経て、終末の肺胞までのこと。声帯よりも末梢側の上気道とは異なり、咳やくしゃみとしての反射や、気道に存在する繊毛による粘液の分泌とその繊毛運動により異物を体外に運ぶ、いわゆる自浄作用。また、肺胞での肺胞マクロファージによる免疫機構などにより、呼吸器感染の成立を防いでいる。.

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人工呼吸器

人工呼吸器の例 「鉄の肺」(博物館にて) 人工呼吸器(じんこうこきゅうき、Mechanical ventilator)は、人工呼吸を自動的に行うための医療機器である。.

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二酸化炭素

二酸化炭素(にさんかたんそ、carbon dioxide)は、化学式が CO2 と表される無機化合物である。化学式から「シーオーツー」と呼ばれる事もある。 地球上で最も代表的な炭素の酸化物であり、炭素単体や有機化合物の燃焼によって容易に生じる。気体は炭酸ガス、固体はドライアイス、液体は液体二酸化炭素、水溶液は炭酸・炭酸水と呼ばれる。 多方面の産業で幅広く使われる(後述)。日本では高圧ガス保安法容器保安規則第十条により、二酸化炭素(液化炭酸ガス)の容器(ボンベ)の色は緑色と定められている。 温室効果ガスの排出量を示すための換算指標でもあり、メタンや亜酸化窒素、フロンガスなどが変換される。日本では2014年度で13.6億トンが総排出量として算出された。.

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代謝

代謝(たいしゃ、metabolism)とは、生命の維持のために有機体が行う、外界から取り入れた無機物や有機化合物を素材として行う一連の合成や化学反応のことであり、新陳代謝の略称である生化学辞典第2版、p.776-777 【代謝】。これらの経路によって有機体はその成長と生殖を可能にし、その体系を維持している。代謝は大きく異化 (catabolism) と同化 (anabolism) の2つに区分される。異化は物質を分解することによってエネルギーを得る過程であり、例えば細胞呼吸がある。同化はエネルギーを使って物質を合成する過程であり、例えばタンパク質・核酸・多糖・脂質の合成がある。 代謝の化学反応は代謝経路によって体系づけられ、1つの化学物質は他の化学物質から酵素によって変換される。酵素は触媒として、熱力学的に不利な反応を有利に進めるため極めて重要な存在である。また、酵素は、細胞の環境もしくは他の細胞からの信号(シグナル伝達)の変化に反応することにより代謝経路の調節も行う。 有機体の代謝はその物質の栄養価の高さがどれだけか、また、毒性の高さがどれだけかを決定する。例えば、いくつかの原核生物は硫化水素を使って栄養を得ているが、この気体は動物にとっては毒であることが知られている。また、代謝速度はその有機体がどれだけの食物を必要としているかに影響を与える。.

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循環器

循環器(じゅんかんき、、)とは、動物の器官の分類のひとつで、血液やリンパ液などの体液を体内で輸送し循環させる働きを行う。この器官の群は循環器系()と呼ばれ、そのほとんどが管状であるため脈管系とも呼ばれる解剖学第2版、p36、第2章 循環器系。これには2つの系統があり、血液を循環させるものを血管系、リンパ液を循環させるものをリンパ系と言う。 すべての細胞は、その活動のために酸素や栄養分を必要とし、また二酸化炭素などの老廃物を除去する必要があるため、これを血液の形ですべての細胞とやり取りする必要がある。脊椎動物では、このシステムは心臓とそれに接続された血管によって達成されている。血管は、心臓から体の各部まで血液を運んだ後、再び心臓まで戻るような経路になっており、文字通り「循環」するようになっている。これに加えて、血液は免疫のためのリンパ球をも運んでおり、白血球の機能に関する器官も循環器に含めることが多い。.

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心臓

心臓と肺。古版『グレイの解剖学』より 心臓(しんぞう)とは、血液循環の原動力となる器官のこと大辞泉【心臓】。血液循環系の中枢器官のこと広辞苑 第五版 p.1386【心臓】。.

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医歯薬出版

医歯薬出版株式会社(いしやくしゅっぱん、Ishiyaku Publishers,Inc.)は、1921年に創業を開始した日本の出版社で、医学、歯学などの医療系分野を専門とする大手出版社である。 本社は、東京都文京区本駒込1-7-10である。.

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ミミズ

ミミズ(蚯蚓)は、環形動物門貧毛綱(学名: )に属する動物の総称。目がなく、手足もない紐状の動物である。名称は「目見えず」からメメズになり、転じてミミズになったとも言われ、西日本にはメメズと呼ぶ地域がある。多くは陸上の土壌中に住む。.

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ヘモグロビン

ヘモグロビン(hemoglobin)とは、ヒトを含む全ての脊椎動物や一部のその他の動物の血液中に見られる赤血球の中に存在するタンパク質である。酸素分子と結合する性質を持ち、肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っている。赤色素であるヘムを持っているため赤色を帯びている。 以下では、特にことわりのない限り、ヒトのヘモグロビンについて解説する。.

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ヒト

ヒト(人、英: human)とは、広義にはヒト亜族(Hominina)に属する動物の総称であり、狭義には現生の(現在生きている)人類(学名: )を指す岩波 生物学辞典 第四版 p.1158 ヒト。 「ヒト」はいわゆる「人間」の生物学上の標準和名である。生物学上の種としての存在を指す場合には、カタカナを用いて、こう表記することが多い。 本記事では、ヒトの生物学的側面について述べる。現生の人類(狭義のヒト)に重きを置いて説明するが、その説明にあたって広義のヒトにも言及する。 なお、化石人類を含めた広義のヒトについてはヒト亜族も参照のこと。ヒトの進化については「人類の進化」および「古人類学」の項目を参照のこと。 ヒトの分布図.

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ピストン運動

2ストローク・レシプロガソリンエンジンの模式図 ピストン運動(ピストンうんどう)は、シリンダー内部をピストンが往復運動すること。多くは回転運動に変換して利用する。.

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喉頭

喉頭(こうとう、larynx)とは、咽頭と気管の狭間で、舌骨より下にあり気管より上にある、頸部中央に一つ存在する器官のことをいう。体表からは、のど仏として触れることができ、嚥下時には上前方に移動する。嚥下時の食物の気管や肺への流入(誤嚥)の防止、発声などの機能を持つ。嚥下時には、喉頭蓋が後方に倒れ込み、声門が閉鎖することにより、気管に食物が入り込む事を阻止する。.

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喉頭蓋

喉頭蓋(こうとうがい、epiglottis)とは粘膜に覆われた軟骨からなる喉頭の上縁を構成する組織のこと。会厭(ええん)とも。嚥下時に気管に蓋をするように動き、嚥下内容物が食道へ流れこむように、本来とは逆の向きへ傾く。.

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呼吸

生物における呼吸(こきゅう)は、以下の二種類に分けられる。.

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ろ過

ろ過(ろか、濾過、沪過、)とは、液体または気体に固体が混ざっている混合物を、細かい穴がたくさんあいた多孔質(ろ材)に通して、穴よりも大きな固体の粒子を液体または気体から分離する操作である。濾(さんずいに遠慮の「慮」。字義は「こし取る」。)が常用漢字でないため、一般には「ろ過」と表記されることもあるが、交ぜ書きを避けるために、「沪過」という略字を用いて表記する専門家もいる。 ろ過は科学実験や化学工業などで用いられる操作であるが、家庭でろ紙を用いてコーヒーを入れたり、真空掃除機で吸った空気からゴミを分離するのもろ過の一種である。 液体混合物を通すための多孔質として、古典的には紙(セルロース)でできたろ紙(フィルター、filter paper)を使うことが多い。セルロースは最も一般的なろ紙の素材であるが、用途に合わせて種々のろ紙が開発・実用化されてきた。ろ過で使われる多孔質はより一般的にろ材(濾材、ろざい)と呼ばれる。 一般に、ろ過をした後にろ紙上に残る固体を残渣(ざんさ、residue)、もしくはろ物(濾物、ろぶつ)、ろ紙を通過した液体をろ液(濾液、ろえき、filtrate)と呼ぶ。空気をろ過して清浄にするためのろ材はエアフィルタと呼ばれる。また、ろ過とろ別(濾別、ろべつ)と混同されがちであるが、目的物がろ液中に溶存している場合はろ過、残渣中に残っている場合はろ別、という風に使い分ける。.

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ガス交換

交換(ガスこうかん、Gas exchange)とは、呼吸器官により体内に酸素を取り入れ、体内から二酸化炭素を排出することである。なお、ヒトにおける外呼吸は「肺でのガス交換」とほぼ同じ意味を持つ。.

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哺乳類

哺乳類(ほにゅうるい、英語:Mammals, /ˈmam(ə)l/、 学名:)は、脊椎動物に分類される生物群である。分類階級は哺乳綱(ほにゅうこう)とされる。 基本的に有性生殖を行い、現存する多くの種が胎生で、乳で子を育てるのが特徴である。ヒトは哺乳綱の中の霊長目ヒト科ヒト属に分類される。 哺乳類に属する動物の種の数は、研究者によって変動するが、おおむね4,300から4,600ほどであり、脊索動物門の約10%、広義の動物界の約0.4%にあたる。 日本およびその近海には、外来種も含め、約170種が生息する(日本の哺乳類一覧、Ohdachi, S. D., Y. Ishibashi, M. A. Iwasa, and T. Saitoh eds.

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円錐

円錐(えんすい、cone)とは、円を底面として持つ状にとがった立体のことである。.

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動物

動物(どうぶつ、羅: Animalia、単数: Animal)とは、.

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四肢動物

四肢動物(ししどうぶつ)Tetrapoda とは、脊椎動物中、足(脚)やそれに類する付属器官を有するものをいう。すなわち両生類・爬虫類・哺乳類、そして鳥類である。四肢を持たないように進化した蛇や鯨なども四肢動物に含まれる。四足動物または四足類ともいう。Tetrapoda (τετραποδη) とはギリシャ語で「四つの足」の意味。.

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器官

器官(きかん、organ)とは、生物のうち、動物や植物などの多細胞生物の体を構成する単位で、形態的に周囲と区別され、それ全体としてひとまとまりの機能を担うもののこと。生体内の構造の単位としては、多数の細胞が集まって組織を構成し、複数の組織が集まって器官を構成している。 細胞内にあって、細胞を構成する機能単位は、細胞小器官 (細胞内小器官、小器官、オルガネラ) を参照。.

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筋肉

'''骨格筋の構造''' 筋肉は複数の筋束からなる(中央上)。筋束は筋繊維(筋細胞)の集まりである(右上)。複数の筋原繊維が束ねられて筋繊維を形作る(右中央)。筋原繊維はアクチンタンパク質とミオシンタンパク質が入れ子状になった構造を取る(右下)。 Cardiac muscle) 筋肉(きんにく、羅: musculus; 独: Muskel; 仏, 英: muscle)は、動物の持つ組織のひとつで、収縮することにより力を発生させる、代表的な運動器官である生化学辞典第2版、p.357 【筋肉】。 動物の運動は、主として筋肉によってもたらされる。ただし、細部に於ける繊毛や鞭毛による運動等、若干の例外はある。 なお、筋肉が収縮することにより発生する力を筋力と呼び、これは収縮する筋肉の断面積に比例する。つまり筋力は、筋肉の太さに比例している。 また、食用に供する食肉は主に筋肉であり、脊髄動物の骨格筋は湿重量の約20%をタンパク質が占め、主にこれを栄養として摂取するために食される生化学辞典第2版、p.357 【筋(肉)タンパク質】。(ただし、食料品店で肉と表示されているものは筋肉だけでなく脂身(脂肪分の塊)も一緒になった状態で、タンパク質ばかりでなく、かなりの高脂肪の状態で販売されていることが多い。) 中医学では肌肉とも言われる。.

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細胞

動物の真核細胞のスケッチ 細胞(さいぼう)とは、全ての生物が持つ、微小な部屋状の下部構造のこと。生物体の構造上・機能上の基本単位。そして同時にそれ自体を生命体と言うこともできる生化学辞典第2版、p.531-532 【単細胞生物】。 細胞を意味する英語の「cell」の語源はギリシャ語で「小さな部屋」を意味する語である。1665年にこの構造を発見したロバート・フックが自著においてcellと命名した。.

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爬虫類

虫類(爬蟲類、はちゅうるい)は、脊椎動物の分類群の一つで、分類上は爬虫綱(はちゅうこう、Reptilia)という単位を構成する。現生ではワニ、トカゲ(ヘビを含む)、カメ、ムカシトカゲが含まれる。爬虫類の「爬」の字は「地を這う」の意味を持つ。.

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炎症

症(えんしょう、Inflammation)とは、生体の恒常性を構成する解剖生理学的反応の一つであり、非特異的防御機構の一員である。炎症は組織損傷などの異常が生体に生じた際、当該組織と生体全体の相互応答により生じる。.

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鎖骨

鎖骨(さこつ)は四肢動物の肩帯を構成する骨の一つ。.

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靭帯

靭帯(じんたい、羅: ligamentum; 英: ligament)は、強靭な結合組織の短い束で、骨と骨を繋ぎ関節を形作る。主成分は長いコラーゲンの線維である。靭帯には関節の可動域を制限する働きもある。なお、骨と骨格筋を繋ぐのは靱帯ではなく腱である。なお、靭帯に関する学問は「靭帯学」(syndesmology)である。 関節包靭帯は関節包の一部となって関節を包み、機械的な強度を増すのに役立っている。関節包外靭帯は骨と骨の剥離を防ぎ、関節を安定させる役割を持っている。 靭帯には若干の弾性があり、張力がかかると次第に伸びていく。脱臼した場合、できるだけ早期に整復する必要があるのは、一つにはこのためである。治療が遅れると靭帯が伸び過ぎ、関節の強度が落ち、習慣的な脱臼の元になる。.

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血管

血管(けっかん、blood vessel)は、血液を身体の各所に送るための通路となる管。全身へ酸素や栄養分、老廃物、体温(恒温動物の場合)、水分を運ぶ。血管中の血液を規則的に送るための筋肉に富む構造がある場合、これを心臓という。血管中の血液の流れる方向は普通一定している。脊椎動物の血管は心臓から出る血液を送る動脈と心臓へ戻る血液を送る静脈、そしてそれぞれの末端(細動脈と細静脈)をつなぐ毛細血管からなる。.

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血管系

血管系(けっかんけい、blood circulatory system)とは、心臓と血管からなり、中を血液が流れる管系である。脊椎動物ではリンパ系とともに循環系を構成し、無脊椎動物においては血管系と循環系はほぼ同義に用いられる『岩波生物学辞典』p.400e「血管系」。動物の種類により開放血管系を持つものと閉鎖血管系を持つものが存在する。.

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血液

血液 血液(けつえき、blood)は、動物の体内を巡る主要な体液で、全身の細胞に栄養分や酸素を運搬し、二酸化炭素や老廃物を運び出すための媒体である生化学辞典第2版、p.420 【血液】。.

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食道

食道(しょくどう、Esophagus)は、消化管の一部で、口腔、咽頭に続き、食物が胃に送り込まれるときに通過する管状の器官のこと。なお、食道で食物の消化は行われない。.

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魚類

魚類(ぎょるい)は、脊椎動物亜門 から四肢動物を除外した動物群。日常語で魚(さかな)。脳や網膜など神経系の発達にも関与するといわれている。流行歌のおさかな天国には「魚を食べると頭が良くなる」というフレーズがあるが、上記の健康影響を考えると無根拠とも言えない。 村落単位で見た生活習慣では、労働が激しく、魚又は大豆を十分にとり、野菜や海草を多食する地域は長寿村であり、米と塩の過剰摂取、魚の偏食の見られる地域は短命村が多いことが指摘されている。 魚介類の脂肪酸にて、魚介類100g中の主な脂肪酸について解説。.

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鳥類

鳥類(ちょうるい)とは、鳥綱(ちょうこう、Aves)すなわち脊椎動物亜門(脊椎動物)の一綱岩波生物学辞典 第4版、928頁。広辞苑 第五版、1751頁。に属する動物群の総称。日常語で鳥(とり)と呼ばれる動物である。 現生鳥類 (Modern birds) はくちばしを持つ卵生の脊椎動物であり、一般的には(つまり以下の項目は当てはまらない種や齢が現生する)体表が羽毛で覆われた恒温動物で、歯はなく、前肢が翼になって、飛翔のための適応が顕著であり、二足歩行を行う『鳥類学辞典』 (2004)、552-553頁。.

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軟骨

軟骨(なんこつ、cartilage)は、軟骨細胞とそれを取り囲む基質からなる結合組織であるが、組織中には血管、神経、リンパ管が見られない。弾力性があり、脊椎動物に比較的発達している。.

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鼻腔

鼻腔断面図 鼻腔(びこう、医学用語:びくう)とは、鼻の穴(鼻孔)の内で、外鼻孔から内鼻孔までの空隙を指す。鼻中隔によって左右の2室に分けられ、呼気の通り道となる。 ヒトの鼻腔は一般的に思われているより、縦長の空間である。中には、上甲介、中甲介、下甲介という整流板が存在する。機能としては、発声時の共鳴作用、吸気の加湿、加温等があげられる。 鼻腔の入り口には鼻毛が密生しており、外気の粉塵をからめ取るフィルターの役割を果たしている。.

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鼻毛

鼻毛 鼻毛(はなげ)は、鼻腔に生える太く短い毛のこと。.

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胸壁

胸壁(きょうへき Battlement,Créneau)は、城壁や城の最上部に設けられ、城壁最上部の通路や当該場所で活動する兵士を防御するための背の低い壁面のことマルコム・ヒスロップ Dr.

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胸骨

胸骨(きょうこつ、英語:sternum)は人においては胸郭前面の正中部にある扁平骨であり、上から胸骨柄・胸骨体・剣状突起の3部からなる森ら, p.46。.

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肺循環

肺循環。青が静脈血が流れる部分、赤が動脈血が流れる部分 肺循環(pulmonary circulation)は、右心室から左心房までの血液の循環路である。なお、肺循環ではいくつかの点において体循環とは異なっており、特異な病態生理を呈する。.

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肺癌

肺癌(はいがん、英:Lung cancer)は、肺に発生する上皮細胞由来の悪性腫瘍。90%以上が気管支原性癌 (bronchogenic carcinoma) 、つまり気管支、細気管支あるいは末梢肺由来の癌である。肺腺癌(はいせんがん)とも呼ばれる。 国際肺癌学会によれば、肺癌は世界的に最も致死的な癌であるが、その理由の1つは、多くの場合発見が遅すぎて効果的な治療を行うことができないことであり、早期に発見された場合は手術や放射線治療でその多くを治癒することができる。 全世界での死亡患者数は159万人に上り(2012年)、主な原因としてタバコが挙げられる。.

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肺胞

肺胞の構造 肺胞(はいほう、alveolus)は、血液‐ガス交換の場。肺の容積の85%を占め、成人の場合、その表面積の総計は100m2に近い。.

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蓄膿症

蓄膿症(ちくのうしょう、)は、既存の体腔に膿が貯留している状態。新たに形成された空洞に膿が貯留する膿瘍とは区別しなければならない。慢性副鼻腔炎の俗称として呼ばれることがある。「ちくのう症」とも称す。.

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脊椎

脊椎(せきつい)は一般的に背骨といわれている部分を指す。動物の身体を重力から支える役割を持っている。動物を脊椎の有無によってヒトを含む脊椎動物と無脊椎動物に分けることは古くから行われてきたが、実際には脊椎を持つ脊椎動物は動物全体の中の一つの亜門にすぎない。.

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脊椎動物

脊椎動物(せきついどうぶつ、Vertebrata)は、動物の分類のひとつ。現在主流の説では脊索動物門に属するとされ、脊索と置き換わった脊椎をもつ。魚類、鳥類、両生類、爬虫類、哺乳類の5類からなり、無脊椎動物に比べて(脊椎動物である)人間にとって類縁関係が近く、なじみの深い生物によって構成されているグループである。.

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膿(うみ)は、化膿した際に傷口から出てくる黄白色でアルカリ性の液体。膿汁(のうじゅう)とも呼ばれる。これは微生物を食べる過程で崩壊した白血球や他の組織が崩壊したもの、その他の死んだ又は生きている細菌などである。膿の有形成分を膿球、液体成分を膿清と呼ぶ。 デオキシリボ核酸及びリボ核酸の核酸がフリードリッヒ・ミーシェルによって最初に発見されたのは膿からであった。これは、膿には白血球の核が多量に集まるため、ここから核内の物質をさがそうとの目的で研究が行なわれた結果である。.

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酸素

酸素(さんそ、oxygen)は原子番号8、原子量16.00の非金属元素である。元素記号は O。周期表では第16族元素(カルコゲン)および第2周期元素に属し、電気陰性度が大きいため反応性に富み、他のほとんどの元素と化合物(特に酸化物)を作る。標準状態では2個の酸素原子が二重結合した無味無臭無色透明の二原子分子である酸素分子 O として存在する。宇宙では水素、ヘリウムに次いで3番目に多くの質量を占めEmsley (2001).

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横隔膜

横隔膜(おうかくまく、thoracic diaphragm)は、呼吸運動に関する筋肉の1つ。 哺乳類にのみ存在する。.

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毛細血管

毛細血管。動脈(Artery)と静脈(Vein)の間に挟まっている《正確には更に、動脈と毛細血管の間に細動脈が、毛細血管と静脈の間に細静脈が、それぞれ挟まっている》 毛細血管(もうさいけっかん、capillary vessel, capillary)(capillary)は動脈と静脈の間をつなぐ、平滑筋を欠く血管である藤田ら, p.2。太さは5~20μm、多くは7μm前後で赤血球がようやくすり抜けられる。壁の厚さは0.5μmでありガスの拡散に十分な薄さである。個々の長さは通常50μmもないほどである。これらの細い血管は身体中の血管の約90%以上をしめ、総延長は10万kmを超える。.

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水銀柱ミリメートル

水銀柱ミリメートル(すいぎんちゅうミリメートル)またはミリメートル水銀柱(ミリメートルすいぎんちゅう)は、圧力の単位である。国際単位系 (SI) の単位ではないが、いくつかの国で血圧の計量単位として使われている。SI国際文書では、「その他の非 SI 単位」(「SI併用単位、表8 その他の非SI単位」)に挙げられているが、使用が推奨されているわけではない。.

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気嚢

気嚢(きのう)/(Air sacs)は、鳥類が備えている呼吸器官である。鳥類の祖たる恐竜にもほぼ同様の器官が存在したことが研究によって示唆されている。.

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気管

気管(きかん)は、動物に見られる空気を取り入れるための管状の器官である。このため呼吸器に分類される。脊椎動物と節足動物の両方にこの名称の器官が存在するものの、双方で起源と機能は異なる。共通点は空気の流通する管だという点である。.

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消化器

消化器(しょうかき、digestive organ, digestive apparatus)とは、多細胞生物、特に動物において、食物を体内に摂取し、貯蔵と消化、消化された食物からの栄養素の吸収、不消化物の排泄、およびそれらを行うための運搬、といった働きを担う器官群の事生化学辞典第2版、p.649 【消化器官】。主要な器官は消化管(しょうかかん、alimentary canal, digestive tract)であり、これらの働きをコントロールする消化腺(しょうかせん)また付属腺(ふぞくせん)、歯や肝臓などの付属器(ふぞくき)も含まれる。これらの器官をまとめたシステムを消化器系(しょうかきけい、digestive system)という器官系として扱う。.

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漿膜

漿膜(しょうまく、serous membrane もしくは serosa)は、中皮である腹膜、胸膜、心膜などの内面や内臓器官の表面をおおう薄い半透明の膜。特に腹膜に対して用いられることが多い。 表面はなめらかで、漿液を分泌する細胞で構成されている。漿液によって臓器間の摩擦を軽減し、漿膜組織の細胞への栄養代謝を行っている。これらの漿膜が炎症を起こすと、漿膜が覆う各臓器は重篤な機能不全に陥る。.

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漿液

漿液(しょうえき、)とは自然に存在する無害な一般的に薄い黄色透明な種々の体液を意味する生理学用語。 唾液は粘液と漿液を含む。漿液には炭水化物の消化に重要なアミラーゼが含まれる。舌に存在するフォン・エブネル腺はアミラーゼを分泌する。耳下腺は純漿液性の唾液を産生する。他の大唾液腺は混合性(漿液と粘液)の唾液を産生する。 漿液は体腔を被覆する2層の膜である漿膜からも分泌される。2層間の漿液は筋運動による摩擦を減らす潤滑剤として機能する。 漿液の一般的特徴として消化、排泄、呼吸に関与する。 血清は凝固後に残る血液の液体成分であり、それゆえに凝固因子を欠く。血清は血漿とは区別される。.

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摂食・嚥下

摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)は、食物を認識して口に取り込むことに始まり、胃に至るまでの一連の過程を指す。 ヒトの摂食・嚥下は現在、以下のような5期に分けて説明されている(準備期を口腔期に含め、4期で説明する場合もある)。ただし、以下の5期がスムーズに行われるのはあくまで命令嚥下の時であって、自由嚥下の際は必ずしも以下の流れになるとは限らない。.

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感染症

感染症(かんせんしょう、英語:infectious disease)とは、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオン等の病原体の感染により、「宿主」に生じる望まれざる反応(病気)の総称。.

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2乗3乗の法則

2乗3乗の法則(にじょうさんじょうのほうそく)は、工学や生物学などにおいて言及される法則。相似な形状をした2つの物体について、代表長さの2乗に比例する面積に関する物理量と、3乗に比例する体積に関する量とを比較し、このときそれぞれの量の変化の割合も、おおむね2乗と3乗のオーダーとなることを法則と呼んでいる。比較対象となる物理量は、分野や文脈によって異なる。2乗3乗法則、2乗3乗則とも呼ばれる。漢数字で「二乗三乗」と書かれることもある。.

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