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古地磁気学

索引 古地磁気学

古地磁気学(こちじきがく、)とは、岩石などに残留磁化として記録されている過去の地球磁場(地磁気)を分析する地質学の一分野。火山岩や堆積岩には、それができた時のできた場所の磁場が記録されており、それを分析することで、地磁気の逆転や大陸移動の様子などを調べることができる。.

24 関係: 偏角堆積岩大西洋大陸移動説岩石仰俯角地磁気地磁気逆転地質学地軸プレートテクトニクス玄武岩火山岩火成岩磁化磁石磁気センサ緯度松山基範極移動水平法的深海底深海掘削計画

偏角

偏角(へんかく).

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堆積岩

堆積岩(たいせきがん、)は、既存の岩石が風化・侵食されてできた礫・砂・泥、また火山灰や生物遺骸などの粒(堆積物)が、海底・湖底などの水底または地表に堆積し、続成作用を受けてできた岩石。 かつては、火成岩に対し、水成岩(すいせいがん、)とよばれていたこともある。地球の陸の多くを覆い、地層をなすのが普通である。.

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大西洋

大西洋(たいせいよう、Atlantic Ocean、Oceanus Atlanticus)は、ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸、アメリカ大陸の間にある海である。なお、大西洋は、南大西洋と北大西洋とに分けて考えることもある。おおまかに言うと、南大西洋はアフリカ大陸と南アメリカ大陸の分裂によって誕生した海洋であり、北大西洋は北アメリカ大陸とユーラシア大陸の分裂によって誕生した海洋である。これらの大陸の分裂は、ほぼ同時期に発生したと考えられており、したがって南大西洋と北大西洋もほぼ同時期に誕生したとされる。.

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大陸移動説

パンゲア大陸の分裂 スナイダー=ペレグリニによる図 ウェーゲナー『大陸と海洋の起源』第4版(1929年)より 大陸移動説(たいりくいどうせつ、)は、大陸は地球表面上を移動してその位置や形状を変えるという学説。大陸漂移説(たいりくひょういせつ)ともいう。 発想自体は古くからあり様々な人物が述べているが、一般にはドイツの気象学者アルフレート・ヴェーゲナーが1912年に提唱した説を指す。ウェーゲナーの大陸移動説は発表後長く受容されなかったが、現在はプレートテクトニクス理論の帰結のひとつとして実証され受け入れられている。.

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岩石

岩石(がんせき、)は、鉱物が集合している物体のことである。日常語では石ころや岩盤のことをさす。、。岩石は大きく火成岩、堆積岩、変成岩に分けることができる。その成因は、岩石が溶けた液体であるマグマ(岩漿)が冷えたり、砂や泥が続成作用と呼ばれ、地下で固結作用をうけて岩石に戻ったり、あるいは誕生した岩石が変成作用とよばれる熱、圧力、溶液、気体との化学反応や物理現象を受け溶けてマグマにならないまでも、性質が変化し、二次的に岩石が誕生することもある。多くの地球型惑星は岩石でできている。.

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仰俯角

仰俯角(ぎょうふかく)は、水平を基準とした上下方向の角度。上向きの角度を仰角(ぎょうかく)、下向きの角度を俯角(ふかく)または伏角(ふかく、ふっかく)と言う。天文学の地平座標系では高度(こうど)と言う。 0°~360°の方位角と-90°~+90°の仰俯角で、3次元空間内の1方向を特定することができる。これに距離を加えれば、極座標系となり、3次元空間内の1点を特定することができる。.

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地磁気

地磁気(ちじき、、)は、地球が持つ磁性(磁気)である。及び、地磁気は、地球により生じる磁場(磁界)である。 磁場は、空間の各点で向きと大きさを持つ物理量(ベクトル場)である。地磁気の大きさの単位は、SI単位系の磁束密度の単位であるテスラ(T)である。通常、地球の磁場はとても弱いので、「nT(ナノテスラ)」が用いられる。地球物理学で地磁気の磁束密度を表すのに使用されたガンマ (γ) は、10テスラ.

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地磁気逆転

地磁気逆転(ちじきぎゃくてん、geomagnetic reversal)とは、地磁気の向きが南北逆になることである。地磁気の反転(ちじきのはんてん)、地球磁場の逆転(ちきゅうじばのぎゃくてん、reversal of geomagnetic field)ともよばれる。.

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地質学

地球の外観 地質学時標図 地質学(ちしつがく、)とは、地面より下(生物起源の土壌を除く)の地層・岩石を研究する、地球科学の学問分野である。広義には地球化学を含める場合もある。 1603年、イタリア語でgeologiaという言葉がはじめてつかわれた。当時はまれにしか使用されていなかったが、1795年以降一般に受け入れられた。.

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地軸

地軸(ちじく)とは、地球が自転する際の軸であり、北極点と南極点とを結ぶ運動しない直線を指す。地球以外の惑星及び衛星についても地軸と呼ぶ。地球の地軸は、公転面の法線に対して、約23.43度傾いている。以降、特に断らない限り、地球の地軸について述べる。.

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プレートテクトニクス

プレートテクトニクス()は、プレート理論ともいい、1960年代後半以降に発展した地球科学の学説。地球の表面が、右図に示したような何枚かの固い岩盤(「プレート」と呼ぶ)で構成されており、このプレートが、海溝に沈み込む事による重みが移動する主な力になり、対流するマントルに乗って互いに動いていると説明される。.

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玄武岩

火山岩のQAPF図; Q:石英、A:アルカリ長石、P:斜長石、F:準長石 玄武岩(げんぶがん、)は、苦鉄質火山岩の一種。深成岩の斑れい岩に対応する。 火成岩は全岩化学組成(特にSiO2の重量%)で分類され、そのうち玄武岩はSiO2が45 - 52%で斑状組織を有するもの。斑晶は肉眼で見えないほど小さい場合もある。肉眼での色は黒っぽいことが多いが、ものによっては灰色に見えることもあり、また含まれる鉄分の酸化によって赤 - 紫色のこともある。.

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火山岩

化学組成による火山岩の分類 火山岩(かざんがん、)は、マグマ由来の岩石(火成岩)のうち、急激にマグマが冷えて固まったもの。多くは火山から噴出されてできるため、噴出岩(ふんしゅつがん、effusive rock)ということもある。対応する火成岩の深成岩に比べ、岩石中の鉱物の粒が小さいことと、石基を持つ点が異なる。 火山岩という名称は火成岩とまぎらわしいが、火成岩は火山岩や深成岩を含む、マグマからできた岩石の総称である。.

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火成岩

化学組成による火山岩の分類 火成岩(かせいがん、igneous rock)は、マグマが冷えて固まった岩石(若干の異物を取り込んだものを含む)。 火成岩は大きく分けて、火山岩(マグマが急激に冷えて固まったもの)と深成岩(マグマがゆっくり冷えて固まったもの)の2つに分類される。以前はその中間として半深成岩という分類もあったが、現在では使われない。火山岩と深成岩の分類において重要なのは、冷え固まったスピードであり、どの場所で固まったかは分類に関係しない。 また、SiO2の含有量(重量%)によって、超塩基性岩・塩基性岩・中性岩・酸性岩と分けられる。苦鉄質鉱物(マフィック鉱物)と珪長質鉱物(フェルシック鉱物)の量比により、超苦鉄質岩・苦鉄質岩・中間質岩・珪長質岩と分けられ、色指数により、超優黒質岩・優黒質岩・中色質岩・優白質岩と分けることもある。いずれの境界も、定義により値は異なる。.

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磁化

磁化(じか、magnetization)とは、磁性体に外部磁場をかけたときに、その磁性体が磁気的に分極して磁石となる現象のこと。また、磁性体の磁化の程度を表す物理量も磁化と呼ぶ。磁気分極(magnetic polarization)とも呼ばれる。 強磁性体は磁場をかけて磁化させた後に磁場を取り除いた後も分極が残り永久磁石となる残留磁化と呼ばれる現象があるが、これも磁化と呼ぶ場合がある。.

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磁石

磁石(じしゃく、、マグネット)は、二つの極(磁極)を持ち、双極性の磁場を発生させる源となる物体のこと。鉄などの強磁性体を引き寄せる性質を持つ。磁石同士を近づけると、異なる極は引き合い、同じ極は反発しあう。.

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磁気センサ

磁気センサ(じきセンサ)は、磁場(磁界)の大きさ・方向を計測することを目的としたセンサ。 測定対象磁場の強さ、交流・直流の別や測定環境等、目的に応じて多種多様な磁気センサが存在する。用途は、純粋な磁場計測のみならず、電流センサ、磁気ヘッド、移動体探知器等、電気・電子系をはじめとして、ありとあらゆる工学分野に亘っており、各種のセンサの中でも極めて多彩な部類といえる。 なお、磁界センサ、磁力計等、多くの同義語が存在する。.

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緯度

緯度(いど、Latitude, Breite)とは、経緯度(=経度・緯度。すなわち天体表面上の位置を示す座標)の一つである。以下特に断らない限り、地球の緯度について述べる。余緯度とは緯度の余角。.

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松山基範

松山 基範(まつやま もとのり、1884年10月25日 - 1958年1月27日)は、日本の地球物理学者・古地磁気学者。山口大学初代学長。能楽師。京都大学名誉教授。理学博士(1918年)取得。.

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極(きょく、きわ、ごく)とは、これ以上ないこと、至高、きわみ、最果てを意味する。あるいは、自然科学の分野で polar の訳として、指向性・方向性をもつもの。あるいは正反対のものの偏りを意味する。なお、それぞれの極をあわせて両極(りょうきょく)ということがある。.

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極移動

極移動(きょくいどう、)は、地質学的時間スケールで、固体地球またはその一部に対し極(北極・南極)が移動すること。 古地磁気学により、火成岩生成時の偏角と伏角を得ることができる。大雑把に言えば、偏角は極の方向を表し、伏角は緯度で決まる、つまり極からの距離で決まるため、当時の極の位置を知ることができる。こうして得られるのは厳密には極ではなく磁極の位置だが、数千年以上の時間スケールにわたる複数のサンプルを平均化すれば、磁極の分布の中心は極とほぼ一致する。また、古地磁気学より精度は劣るが、古気候学でも過去の緯度を(低緯度か高緯度かくらいだが)推察できる。 実際には極が動かなくても、大陸が移動すると、大陸から見た極の位置は変化する。大陸移動説以前は、これは実際に極が移動したと解釈されていた。その名残で、これを見かけの極移動 (apparent polar wandering.

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水平

水平(すいへい)とは、静かな水面のように傾きがなく平らなさま。重力が働く方向に垂直な面を水平面(すいへいめん、Horizontal plane)という。水平方向と言う場合、水平面に対して平行な方向となる。対して、水平面に対し垂直なさまを鉛直と言う。 水平を測るための道具として水平器がある。.

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法的深海底

法的深海底(ほうてきしんかいてい)とは、国家の管轄が及ばない海底とその地下である筒井(2002)、193頁。。.

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深海掘削計画

ーマー・チャレンジャー 深海掘削計画(しんかいくっさくけいかく、DSDP: Deep Sea Drilling Project)とは1968年から1983年まで実施された海洋底の掘削・研究を行う科学プロジェクト。地球物理学、古生物学、海洋の古環境学などに多大な貢献をした。.

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