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メタモナス

索引 メタモナス

メタモナス類 は、嫌気的な環境に棲息する単細胞の鞭毛虫からなる一群である。 ここに属する生物の多くは動物の腸管に共生または寄生しており、嫌気的な環境に適応したため典型的なミトコンドリアを欠いている。また例外はあるが一般に4本以上の鞭毛を持っていることが特徴である。分類学上は例えばメタモナーダ門 とするが、含める生物に異同があったり、複数の門に分割したりすることもあり、定着はしていない。別名としてテトラマスティゴータ門 がある。.

16 関係: 単系統群ミトコンドリアマイトソームハイドロジェノソームランブル鞭毛虫レトルタモナス目トリコモナストリコモナス類パラバサリアヒストモナスディプロモナスアーケゾアエクスカバータ真核生物鞭毛鞭毛虫

単系統群

単系統群(たんけいとうぐん)とは、生物の分類群のうち、単一の進化的系統からなり、しかもその系統に属する生物すべてを含むものをいう。つまり1つの仮想的な共通祖先とその子孫すべてを合わせた群である。系統樹でいえば、1つの枝の全体に当たる。身近な例では、哺乳類全体、脊椎動物全体、種子植物全体などがこれであると考えられている。 単系統群内では、系統が分岐したときの共通祖先が持っていた形質が(二次的に失われた場合を除いて)共有されており、これを共有派生形質と呼ぶ。.

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ミトコンドリア

ミトコンドリアの電子顕微鏡写真。マトリックスや膜がみえる。 ミトコンドリア(mitochondrion、複数形: mitochondria)は真核生物の細胞小器官であり、糸粒体(しりゅうたい)とも呼ばれる。二重の生体膜からなり、独自のDNA(ミトコンドリアDNA=mtDNA)を持ち、分裂、増殖する。mtDNAはATP合成以外の生命現象にも関与する。酸素呼吸(好気呼吸)の場として知られている。また、細胞のアポトーシスにおいても重要な役割を担っている。mtDNAとその遺伝子産物は一部が細胞表面にも局在し突然変異は自然免疫系が特異的に排除 する。ヒトにおいては、肝臓、腎臓、筋肉、脳などの代謝の活発な細胞に数百、数千個のミトコンドリアが存在し、細胞質の約40%を占めている。平均では1細胞中に300-400個のミトコンドリアが存在し、全身で体重の10%を占めている。ヤヌスグリーンによって青緑色に染色される。 9がミトコンドリア典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) '''ミトコンドリア'''、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体.

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マイトソーム

マイトソーム(mitosome)はある種の単細胞真核生物にみられる細胞小器官である。マイトソームは1999年に発見・報告された小器官であり、その機能は未だに良く分かっていない。別のグループが同器官を「クリプトン」(crypton)とも命名しているが、この名は使われていない。 マイトソームはミトコンドリアを持たない嫌気性生物や微好気性生物からのみ見つかっている。これらの生物は通常ミトコンドリアが行う酸化的リン酸化によるエネルギー産生を行わない。マイトソームは最初にヒトの腸管内寄生虫である赤痢アメーバ()から発見され、その後微胞子虫やランブル鞭毛虫からも報告されている。 マイトソームはミトコンドリアに由来する小器官であろうと推測されている。ミトコンドリアと同様に二重膜に包まれ、構成タンパク質の多くは特定のアミノ酸配列による移行シグナルによって輸送されてくる。移行シグナルの配列はミトコンドリアのものと類似性が高く、実際にミトコンドリアのプレ配列が付加されたタンパク質がマイトソームへと輸送されることが実験的に確認されている。マイトソーム関連タンパク質のかなりの部分が、ミトコンドリアやハイドロジェノソームのものと非常に類似している ミトコンドリアと異なる点として、マイトソームは内部にゲノムを持たないことが挙げられる。マイトソームの構成タンパク質は細胞核ゲノムにコードされている。マイトソームにゲノムの存在が示唆されたこともあったが、近年の報告では否定されている。.

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ハイドロジェノソーム

ハイドロジェノソーム(ヒドロゲノソーム、Hydrogenosome)は二重膜に囲まれた細胞小器官であり、水素とATPを産生する機能を持つ。この小器官はミトコンドリアが進化したものであると考えられており、一部の繊毛虫、パラバサリア類、菌類などに見られる。.

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ランブル鞭毛虫

ランブル鞭毛虫(ランブルべんもうちゅう、)はディプロモナス目ヘキサミタ科に属する単細胞で寄生性の鞭毛虫である。ヤツヒゲハラムシとも。ジアルジア の1種である。ヒトなど哺乳類の消化管に寄生してジアルジア症 を引き起こす。.

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レトルタモナス目

レトルタモナス目 (レトルタモナスもく、) は動物の腸管に棲息する単細胞の鞭毛虫から成る分類群である。有判鞭毛虫、ハラヒゲムシ類とも。これまでに2属50種近くが知られている。ヒトの腸から見付かるメニール鞭毛虫が代表的であるが、これを含め特に病原性を示すものは知られていない。.

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トリコモナス

トリコモナス は、メタモナス類トリコモナス綱トリコモナス目トリコモナス科に属する1属である。 単細胞・嫌気性の寄生生物。ヒトを含む脊椎動物に、トリコモナス症を引き起こす。.

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トリコモナス類

トリコモナス類(トリコモナスるい、; )は嫌気性で通常4~6本の鞭毛を持つ単細胞原生生物の一群である。多くは動物の寄生虫ないし共生体である。骨膜鞭毛虫とも呼ばれ、トリコモナス などが含まれる。 現在の分類では、トリコモナス綱 の中に、トリコモナス目 と が含まれる(属数・種数的に大半はトリコモナス目)。 かつては形質にもとづき定義され、 もしくは には、ヒストモナス ・二核アメーバ など、(同じパラバサリアではあるが)系統的に離れた群が含まれていた。しかしそれらは、ヒポトリコモナス綱 ・トリトリコモナス綱 ・クリスタモナス綱 (一部)に分離された。.

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パラバサリア

パラバサリア()は鞭毛虫型の原生動物の一群で、大部分が寄生性の生活を営む。特にシロアリやゴキブリの消化管内に棲むものは多彩な外見をしており、さらに自分自身の細胞内にも共生バクテリアを保持して宿主の食物消化を補助している。 パラバサリア類、パラベイサル、副基体類(ふくきたいるい)とも呼ぶ。 かつては、昆虫の寄生虫として知られる超鞭毛虫類と、哺乳類を主な宿主とするトリコモナス類とに大別されていた。後者にはヒトの病原体として知られている種も含まれた。.

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ヒストモナス

ヒストモナス ()は、寄生性の原生生物であり、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、キジなどの鳥類に感染してヒストモナス症(黒頭病)を引き起こす病原虫である。上記以外にも多くの鳥に感染するが、特にシチメンチョウでは致死性が高い。.

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ディプロモナス

ディプロモナス類 は、嫌気的な環境に棲息する単細胞の鞭毛虫の一群である。重複鞭毛虫、双子鞭毛虫、ディプロゾア とも言う。分類学上は目をあて、これまでに50種以上が知られている。寄生性で脊椎動物に対して病原性を持つヘキサミタやランブル鞭毛虫が代表的だが、自由生活性のものも知られている。.

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アーケゾア

アーケゾア は、真核生物のうちミトコンドリアを持たないグループである。トーマス・キャバリエ=スミスが、原始的な真核生物であるとして、「古い動物」を意味するアーケゾアと命名した(厳密には、以前からあったアーケゾアという言葉を転用した)。 原核生物は進化の上で、まず核を獲得し、その後、ミトコンドリアを獲得したと主張された。この仮説を「アーケゾア仮説」と呼ぶ。 現在では、分子系統学により、アーケゾアのいずれも、ミトコンドリアを持つ生物を祖先に持つ2次的にミトコンドリアを失った生物で、しかも別々の系統から進化(退化)したことがわかっている。そのためアーケゾア仮説は否定され、アーケゾアという言葉自体ほとんど使われない。 Category:原生生物 Category:否定された仮説.

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エクスカバータ

バータ は、真核生物の主要な系統の1つである。.

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真核生物

真核生物(しんかくせいぶつ、学名: 、英: Eukaryote)は、動物、植物、菌類、原生生物など、身体を構成する細胞の中に細胞核と呼ばれる細胞小器官を有する生物である。真核生物以外の生物は原核生物と呼ばれる。 生物を基本的な遺伝の仕組みや生化学的性質を元に分類する3ドメイン説では、古細菌(アーキア)ドメイン、真正細菌(バクテリア)ドメインと共に生物界を3分する。他の2つのドメインに比べ、非常に大型で形態的に多様性に富むという特徴を持つ。かつての5界説では、動物界、植物界、菌界、原生生物界の4界が真核生物に含まれる。.

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鞭毛

鞭毛(べんもう、英:flagellum)は毛状の細胞小器官で、遊泳に必要な推進力を生み出す事が主な役目である。構造的に真核生物鞭毛と真正細菌鞭毛、古細菌鞭毛とに分けられる。.

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鞭毛虫

鞭毛虫(べんもうちゅう)とは、原生動物の中で鞭毛で運動する生物を総称する呼び方である。以前は分類群の名称として用いられた事もあったが、21世紀初頭現在では専ら「鞭毛を持つ原生生物」の意味で用いられ、自然分類群としての要素は無い。.

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メタモナーダメタモナーダ門メタモナス類メタモナス門

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