ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

プスケント

索引 プスケント

プスケントとは、古代エジプトのファラオが着用した紅白の冠。 下エジプトの冠であるデシュレト(en)と上エジプトの冠であるヘジェト(en)という二つの冠を組み合わせて作られているためファラオの二重冠とも呼ばれる。 この冠は南北統一の象徴としてファラオのみが身につける事を許された物であった。 デシュレトとは、下エジプトの支配者が被る紅色の冠。コブラの女神ウアジェトを象徴する。 ヘジェトとは、上エジプトの支配者が被る白色の冠。ハゲタカの女神ネクベトを象徴する。.

10 関係: 古代エジプト上エジプト下エジプトネメス (頭巾)ネクベトハゲタカファラオウアジェトコブラ科

古代エジプト

古代エジプト(こだいエジプト、Ancient Egypt)は、古代のエジプトに対する呼称。具体的にどの時期を指すかについては様々な説が存在するが、この項においては紀元前3000年頃に始まった第1王朝から紀元前30年にプトレマイオス朝が共和制ローマによって滅ぼされるまでの時代を扱う。.

新しい!!: プスケントと古代エジプト · 続きを見る »

上エジプト

上エジプト(Upper Egypt)と下エジプト(Lower Egypt) 上エジプト(かみエジプト、صعيد مصر, 略称: الصعيد, 、コプト語: 、Upper Egypt)は、エジプトの地域名。現在のカイロ南部からアスワンあたりまでを指す。カイロ以北のナイルデルタである下エジプトとともに古代エジプトを構成する二大地域であった。中間期には上エジプトと下エジプトにそれぞれ王朝が分立し、覇権を争うことも多かった。 エジプトに興った文明は、紀元前3500年ごろに上エジプトと下エジプトの二つの王朝にまとまり、紀元前3150年ごろに上エジプトのナルメル王が下エジプトを押さえてエジプト最古の統一王朝であるエジプト第1王朝を建設した。当時の上エジプトの中心はであり、ヒエラコンポリスの守護神であったネクベトはやがて上エジプト全体の守護神となっていった。上エジプトの王冠は白色、植物は睡蓮(ロータス)が象徴とされた。 エジプト第1中間期には上エジプトはいくつかの勢力に分裂していたが、やがてテーベが力をつけ、ヒエラコンポリスやティニスを破って上エジプトを統一し、テーベを基盤とするエジプト第11王朝が下エジプトをも制圧してエジプト中王国時代を成立させた。この際、テーベ地方の神であったアメン神がエジプト全土の神となり、第30王朝期までの間、エジプトの主神であり続けた。 エジプト第2中間期にも、下エジプトのアヴァリスを都としたヒクソスのエジプト第15王朝と上エジプトを領するテーベの第17王朝が争い、第17王朝が勝利してエジプト新王国時代が到来した。 現在は、カイロ首都圏や港湾都市群やナイルデルタの農地を抱えエジプト経済の中心部である下エジプトに対し、純然たる農村部で発展が遅れた上エジプトは、エジプト社会でも独自の位置を占めている。住民の多くは、アラブによる征服以前のエジプト民族の遺風を濃く残すフェラヒンと呼ばれる農民で、イスラム教徒に対するコプト教徒(キリスト教徒)の割合が高いといった特徴も持つ。.

新しい!!: プスケントと上エジプト · 続きを見る »

下エジプト

上エジプト(Upper Egypt、図の下方)と下エジプト(Lower Egypt、図の上方) 下エジプト(しもエジプト、مصر السفلى Lower Egypt)は、エジプトの地域名。現在のカイロ南部から地中海までのナイル川デルタ地帯を指す。カイロ以南のナイル河谷である上エジプトとともに古代エジプトを構成する二大地域であった。中間期には、上エジプトと下エジプトにそれぞれ王朝が分立し、覇権を争うことも多かった。 エジプトに興った文明は、紀元前3500年ごろに上エジプトと下エジプトの二つの王朝にまとまり、紀元前3150年ごろに上エジプトのナルメル王が下エジプトのなどの都市を押さえてエジプト最古の統一王朝であるエジプト第1王朝を建設した。第一王朝以降、王都は下エジプト最南部に当たり、上下エジプトの接点となるメンフィスに置かれた。下エジプトの主神はウアジェト、王冠は赤色、植物はパピルスが象徴とされた。 エジプト第1中間期には下エジプトはメンフィスの王朝の下に統一されていたが、やがて上エジプトのテーベの王朝に破れ征服された。 エジプト第2中間期には、下エジプトはアヴァリスを都としたヒクソスのエジプト第15王朝の支配下に置かれたが、やがて上エジプトの第17王朝の前に敗れ去った。 その後も、サイスやアレキサンドリアなどの都市が建設され、サイスに都を置いた第26王朝は上エジプトを征服して再びエジプトに統一王朝を築いた。.

新しい!!: プスケントと下エジプト · 続きを見る »

ネメス (頭巾)

ネメス(Nemes)は、古代エジプトの頭巾。 額に長方形の布を当て、耳を出す形で頭を覆い、折りたたんだ布で両肩に垂れ飾りを形作る。後頭部で棒状の垂れ飾りを作ってまとめることで着用する。 エジプト第1王朝のファラオであるデンの墓から発見された象牙のプレートには、ネメスと同様の形状の頭部を持つ人物が描かれている。 ファラオの装身具としてはエジプト第3王朝期に用いられていたことが知られており、初期はウィッグと共に用いられていた。権威を表す象徴としては、エジプト第4王朝以降の用法であり、額に蛇形記章を組み合わせて用いられた。 File:IvoryLabelOfDen-BritishMuseum-August19-08.jpg|第1王朝のファラオデンの墓から発見されたプレート File:Djoser.jpg|第3王朝のファラオジョセルの像。ウィッグとの併用。 File:Pharaoh Akhenaten.jpg|プスケントと共に着用している第18王朝のファラオアメンホテプ4世の像 File:Tuthankhamun Egyptian Museum.jpg|第18王朝のファラオツタンカーメンのマスク、正面、額に蛇形記章。 File:Tutankamón lateral qwelk.jpg|右側面 File:Back of Tutanhkamun's burial mask.jpg|後部.

新しい!!: プスケントとネメス (頭巾) · 続きを見る »

ネクベト

ハゲワシの姿のネクベト。 ファラオに二重冠(プスケント)を授ける、白い王冠(ヘジェト)をかぶったネクベト(右側)と、赤い王冠(デシュレト)を被ったウアジェト(左側)。 ネクベト(Nekhbet)はエジプト神話に登場する女神。.

新しい!!: プスケントとネクベト · 続きを見る »

ハゲタカ

ハゲタ.

新しい!!: プスケントとハゲタカ · 続きを見る »

ファラオ

ファラオ(英語:Pharaoh)は、古代エジプトの君主の称号。しばしば王と和訳される。.

新しい!!: プスケントとファラオ · 続きを見る »

ウアジェト

ウアジェト(Wadjet、ウジャトとも)は古代エジプト神話の女神。名前は、コブラの皮のように彩色されたパピルスを意味し、コブラの姿、あるいは、頭上にコブラをつけた女性の姿で描かれる。湿地のためにコブラが多く生息していた下エジプトの守護女神とされ、上エジプトを守護するネクベト女神とともに、ファラオを守護するとされた。 エジプトと言えば多くの人が思い浮かべるであろう目の図柄は、「ウアジェトの目」と言われる。これは、ホルスが父オシリスの敵セトを討つ時に奪われた左目のことである。.

新しい!!: プスケントとウアジェト · 続きを見る »

コブラ科

ブラ科(コブラか、Elapidae)は、ヘビの科の一つ。.

新しい!!: プスケントとコブラ科 · 続きを見る »

冠(かんむり)とは地位や階級などを示すために頭にかぶる装飾品。.

新しい!!: プスケントと冠 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

ヘジェトデシュレトセケメティ

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »