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ジャガーの戦士

索引 ジャガーの戦士

ャガーの戦士(ジャガーのせんし、ナワトル語ではオセロメー)はアステカのエリート貴族戦士の戦士団の1つ。ジャガーの姿をした神であるテスカトリポカの戦士である。 しばしば「豹の戦士」と呼ばれるが、豹はジャガーと別種であり南北アメリカ大陸には生息していない。 メソアメリカでは、ジャガーが最も獰猛な肉食動物だったことから戦士のトーテムにされたと思われる。 戦士は綿を詰めたジャガーの頭の毛皮を被り、ジャガーを示す服をまとって、羽毛製の旗印を付けて戦場に赴いた。 戦闘ではマカナと呼ばれる、豊富に産出される黒曜石の刃を挟んだ木剣を使った。アステカでは金銀やトゥンバガ(金と銀・銅あるいは錫の合金)といった貴金属類を除いて金属の精錬技術を持っていなかったために木が用いられた。その他、生贄の確保を目的とした戦いでは、何も付いていない木でできた棍棒が用いられた。 マヤ遺跡ベカンでも、埋納遺構69-2という遺構から、テオティワカン独特の円筒型三足土器のなかに納められた、空洞な土偶の中にジャガーの戦士と思われる土偶が発見されている。そのため、紀元5世紀のテオティワカンにおいて、既にジャガーの戦士の先駆となる戦士団があったと考えられる。.

21 関係: 土偶ナワトル語マヤ文明マカナメソアメリカトーテムヒョウテオティワカンテスカトリポカアステカウールヴヘジンジャガー円筒型三足土器綿生贄遺構鷲の戦士黒曜石棍棒毛皮

土偶

土偶 青森県亀ヶ岡遺跡出土(通称:遮光器土偶) 土偶(どぐう)は、人間(特に女性)を模して、あるいは精霊を表現して作られたと考えられる土製品で、日本では、縄文時代に沖縄県を除く地域で製作された。古墳時代に製作された埴輪とは区別される(これは古墳に埋葬されるなどするものである)。また、故意に破壊されたと見られる状態で出土することが多い。本項では特記無き場合日本の土偶について述べる。.

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ナワトル語

分布 ナワトル語(ナワトルご、nāhuatl )は、ユト・アステカ語族に属する言語で、今はメキシコなどで推定150万人のナワ族に話されている。メキシコの「言語の権利に関する法律」(Ley de los Derechos Lingüísticos del 2001)によって、スペイン語や他62の言語と同等に、「国語」とみなされている。かつてアステカ人や周辺のインディオが使っていたを指してナワトル語と呼ぶ場合がある。.

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マヤ文明

マヤ文明(マヤぶんめい)とは、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明である。メソアメリカ文明に数えられる。また、高度に発達したマヤ文字をもつ文明でもあった。.

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マカナ

マカナ(模式図) マカナ(macana)は、アメリカ大陸で広く使われていた木剣・棍棒である。.

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メソアメリカ

ラージュ メソアメリカの範囲及び地域区分 メソアメリカ(Mesoamerica)は、メキシコおよび中央アメリカ北西部とほぼ重複する地域において、共通的な特徴をもった農耕民文化ないし様々な高度文明(マヤ、テオティワカン、アステカなど)が繁栄した文化領域を指し、パウル・キルヒホフの文化要素の分布研究により定義された。地理的には、北はメキシコのパヌコ川からシナロア川あたりまで、南はホンジュラスのモタグァ河口あたりからコスタリカのニコヤ湾あたりまでであるが、この境界線は歴史的に一定していたわけではない。 下記のように壮麗な神殿ピラミッドなどを現在も残すメソアメリカ文明が繁栄した地域であるメソアメリカでは、.

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トーテム

トーテム()とは、特定の集団や人物、「部族」や「血縁(血統)」に宗教的に結び付けられた野生の動物や植物などの象徴のこと。20世紀におけるトーテムの重要な批判者に文化人類学者のクロード・レヴィ=ストロースがいる。レヴィ=ストロースは、これまで神秘主義的なまどろみとされていたトーテムを、一定の理論性を持った為政者による部族団結の装置と考えた。精神分析創設者のジークムント・フロイトは、「トーテムとタブー」という論文を著している。.

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ヒョウ

ヒョウ(豹、Panthera pardus)は、哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類。 ネコ科の構成種では最も広域分布し、サバンナや熱帯雨林・半砂漠など様々な環境に生息する。体長は100cmから150cm、体重は30kgから90kg。全身は柔らかい体毛で密に被われており、黒い斑点が見られる。主に小型から中型の有蹄類を摂食するが、霊長類、鳥類、爬虫類、魚類、昆虫など多様な食性である。狩猟などにより生息数は減少しており、1975年のワシントン条約発効時からワシントン条約附属書Iに掲載されている。.

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テオティワカン

テオティワカン(Teōtīhuacān、Teotihuacan)とは、メキシコの首都メキシコシティ北東約50キロの地点にあり、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡増田義郎「先コロンブス期の文化」(増田義郎・山田睦男編『新版世界各国史25 ラテン・アメリカ史Ⅰ』山川出版社 1999年)。当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的都市として機能していた。.

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テスカトリポカ

黒いテスカトリポカ(『ボルジア絵文書』)。 テスカトリポカ(Tezcatlipoca)は、アステカ神話の主要な神の1柱である。.

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アステカ

アステカ(Azteca、: Aztēcah)とは1428年頃から1521年までの約95年間北米のメキシコ中央部に栄えたメソアメリカ文明の国家。メシカ(古典ナワトル語: mēxihcah )、アコルワ、の3集団の同盟によって支配され、時とともにメシカがその中心となった。言語は古典ナワトル語(ナワトル語)。.

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ウールヴヘジン

ウールヴヘジンあるいはウルフヘジン()あるいはウルフヘズナル(、いずれも「狼の皮」の意『サガ選集』、267頁。)とは、北欧の伝承に登場するベルセルクやそれに類する戦士、あるいはそれらを修飾する際に用いられる言葉。 後者の場合、ベルセルクや個人の名称の前に置かれ「狼の皮をまとったベルセルク」、「狼皮のなにがし」という形で用いられる。.

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ジャガー

ャガー(Panthera onca)は、食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類。.

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円筒型三足土器

円筒型三足土器(えんとうがたさんそくどき;Cylinderical Tripod/Tripod Cylinder )はテオティワカンあるいはその影響を表す特徴的な土器で、円筒状の本体(胴部)に三つの「足」(脚)を取り付けた形状を呈する。ティカルのPD50という遺構から出土の土器に描かれた図像などから、王族、貴族層の儀式等に使われたと考えられる。 もともとは、先古典期後期のチャパス州(イサパなど)やグアテマラ起源ともいわれ、テオティワカンでも、概ね古典期前期にあたるトラミミロルパ期の土器は、チャパス州やグアテマラの土器に似て三箇所の脚部(土器の名称は「三足」でも土器の部位の名称は「脚部」)は円錐状である。しかし、時期が下るにつれて三箇所の脚部は空洞の四角柱状(網目や段をつけるものもある)になったり、先端に丸みをつけた空洞の円柱状になったりバラエティに富むようになる。 円筒型三足土器は、マヤ地域の遺跡、メキシコ湾岸の遺跡、グアテマラの遺跡(主としてカミナルフューなど)からテオティワカンからの直輸入品やテオティワカンのものを模倣したり、テオティワカンのものを模倣しつつアレンジを加えたりしたものが王族、貴族層の墓から出土している。 Category:土器 Category:メソアメリカ文明.

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(かみ)は、信仰の対象として尊崇・畏怖  されるもの。 一般的には「古代ギリシア語:Θεός テオス、ラテン語:deus、Deus デウス、英:god、God」にあたる外来語の訳語として用いられるが、これらの意味と日本語における「神」は厳密には意味が異なるとされる。詳細は下記を参照。また、英語において、多神教の神々はGodではなく、頭文字を小文字にしてgod、複数形:gods、もしくはdeity、複数形:deitiesと区別する。.

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綿

綿(わた)は、繊維、または繊維状のものが絡まりあってひとまとまりの状態になっているもの。 現代日本では、通常、ワタ(アオイ科ワタ属の総称。ここでは、カタカナで書くときはこの意味で使う)から取られた木綿を意味する。しかし、戦国時代に木綿綿が普及する以前の古代や中世では、蚕の繭から作られた絹の真綿を意味するのが普通である。 現代でも、布団や座布団の詰め物は、繊維の種類を問わず「綿(わた)」と呼ばれる。現代の日本では 布」「座布団」などの詰め物におおく使用されていて、日本の産業には欠かせない原料である。団ふ.

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生贄

生贄(いけにえ、生け贄とも)とは、神への供物として生きた動物を供えること、またその動物のことである。供えた後に殺すもの、殺してすぐに供えるもののほか、殺さずに神域(神社)内で飼う場合もある。 『旧約聖書』『レビ記』にある贖罪の日に捧げられるヤギは、「スケープゴート」の語源となった。 動物だけでなく、人間を生贄として供える慣習もかつてはあり、これは特に「人身御供」と呼ぶ。.

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遺構

遺構(いこう)は、過去の建築物、工作物、土木構造物などが後世に残された状態、言い換えれば過去の人類の活動の痕跡のうちの不動産的なものを指す。現在まで残存している部分のみを言ったり、かつての建造物の構造の痕跡が確認される全体を指したりする。英語で言うところのが、日本語の遺構に近い概念だが、一般的にFeatureには、垂直的なもの(ピット、壁、溝など)は含まれるが、水平的なもの(生活面、床面、庭、道路など)は含まれないとされる。 縄文時代の柱穴遺構(青森県三内丸山遺跡六本柱建物跡).

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鷲の戦士

Image totem of a eagle warrior テノチティトランのテンプロ・マヨール発掘中に発見された鷲の戦士(cuāuhtli)の像 鷲の戦士(わしのせんし、ナワトル語ではクァクァウティン)とは、アステカのエリート貴族戦士の戦士団。太陽神ウィツィロポチトリの戦士で、鷲の羽根から作った大きく色とりどりの羽飾りを付け、鷲の頭の形をした被り物をかぶっていた。武器は棍棒に黒曜石の刃を埋めた剣マカナ、同様にして作られたホルカンカ、投矢器アトラアトラなどを用いた。その他、同じエリート貴族戦士の戦士団である、ジャガーの戦士やコヨーテの戦士、髑髏の戦士などと同じく、綿を詰めた戦いの衣装をまとい、彩色した羽毛で飾った盾や旗印も持っていた。 鷲をトーテムにしている事もあり、鷲の戦士は軽装で、機動力に優れた部隊であり、ほかの戦士団が主力戦力として敵に真正面からぶつかって行くのに対して偵察や奇襲、ゲリラ戦などを行っていた。 鷲の戦士は、ジャガーの戦士に比べると戦士としての経験が浅く、身分の低い者で構成された戦士団でもあるために、戦場で捕虜を捕まえるなどして手柄を立てる事によってより精鋭の部隊へと昇進していった。 アステカ帝国の首都だったテノチティトラン、現在のメキシコシティからは鷲の戦士の土偶や新兵を鷲の戦士に育成するための鷲の家と呼ばれる建造物が発掘されている。.

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黒曜石

アメリカ合衆国オレゴン州レイク郡で採取された黒曜石 黒曜石(黒耀石)(こくようせき、obsidian)は、火山岩の一種、及びそれを加工した宝石。岩石名としては黒曜岩(こくようがん)という。 英語名の「オブシディアン」は、エチオピアでオブシウス()なる人物がこの石を発見した、という、大プリニウスの『博物誌』の記述による。.

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棍棒

棍棒(こんぼう、club)とは、人が握り振り動かすのに適度な太さと長さを備えた丸い棒のこと。殴打用の武器として扱われることが多く、武器としては最も基本的な物の一つである。原始時代から現代に至るまで使用されている。.

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毛皮

ポッサムの毛皮 毛皮(けがわ、英: fur)とは、体毛がついたままの獣皮のことブリタニカ百科事典。 本物の動物の毛皮を使用しない「フェイクファー」や「エコファー」などという呼び方との対比で、本物の動物の毛皮のことを「リアルファー」とも言う。 現代の毛皮の85%以上は野生由来ではなく、毛皮用の動物養殖農場から生産されている.

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