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グウェンドリン女王

索引 グウェンドリン女王

ウェンドリン女王(グウェンドリンじょおう、英語:Gwendolen、ラテン語:Guendoloena グエンドレナ)は、伝説上のイギリス史の女性で、ジェフリー・オブ・モンマスによれば、ブリトン人の王ロクリヌス(Locrinus)の妻だったが、戦争で夫を破って、自らブリテン島を統治した。 コーンウォールのコリネウスの娘で、ロクリヌスと結婚し、一人息子マッダン(Maddan)をもうけた。しかし、ロクリヌスはフン族のフンベル(Humber)から解放したドイツの王女エストリルディス(Estrildis)に恋してしまった。コリネウスの死後、ロクリヌスはグウェンドリンと別れ、エストリルディスと結婚した。グウェンドリンはコーンウォールに逃げ、挙兵し、戦場でロクリヌスとあいまみえ、打ち負かした。 ロクリヌスの死後、グウェンドリンはブリテンの女王となり、かつてコーンウォールを治めた父にならって国を治めた。グウェンドリンはエストリルディスとその娘ハブレンの殺害を命じた。二人が沈められた川はこの娘の名前にちなんでセヴァーン川(ウェールズ語:Afon Hafren。「Hafren」の古ウェールズ語表記は「Habren」)と名付けられた。 グウェンドリンの統治は15年続き、その間平和だった。息子マッダンに王位を譲った後は、コーンウォールで余生を送った。 ジェフリーによると、古代イスラエルでいうとサムエルの統治期、アルバ・ロンガでいうとアエネーイス・シルウィウスの統治期、ホメーロスがギリシャで名声を得た頃、グウェンドリンは亡くなったという。.

18 関係: 古代イスラエルラテン語ロークラインの悲劇ブリトン人ドイツホメーロスアルバ・ロンガアエネーイス・シルウィウスイギリスウェールズ語ギリシャコリネウスコーンウォールジェフリー・オブ・モンマスセヴァーン川サムエル瀬谷幸男英語

古代イスラエル

古代イスラエル(こだいイスラエル)は伝説的な太祖アブラハムの時代からユダヤ戦争終結までのイスラエル古代史を概説する。古代イスラエルの歴史に関する資料は旧約聖書による部分が多いが、研究や発掘などによって史実としての裏づけが取れている部分もある。 当時の古代イスラエル人はアジア人であり、12支族の1支族ユダ族のユダヤ人はアジア人セファルディムで、白系ユダヤ人アシュケナジム(ヘブライ語でドイツを意味する)は8世紀頃、ハザール人のユダヤ教への改宗によって、ユダヤ人を名乗った。.

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ラテン語

ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.

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ロークラインの悲劇

『ロークラインの悲劇』(ロークラインのひげき、Locrine)は、イングランドとTroynovant(現ロンドン)を創設した伝説的トロイ人を描いたエリザベス朝の戯曲。イギリス・ルネサンス演劇の研究者にとって複雑かつ解決困難な問題を多く含んでいる。.

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ブリトン人

ブリトン人(Britons, Brythons)は、前ローマ時代にブリテン島に定住していたケルト系の土着民族である。単に「Briton」というと近代英国民のことを指すので学術上、この民族集団を指すときは「ブリテン諸部族(British tribes)」、「古代ブリトン人(ancient Britons)」、または「ブリトン民族(ethnic Britons)」とも呼ばれる(このような書き分けはケルト系語族の区分け、ブリタニック語とゲール語の違いを語る時に用いられる)。 なおブリソン(Brython)という言葉はウェールズ語からの借用で、民族言語学上のブリトン(Briton)と区別するための単語である。.

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ドイツ

ドイツ連邦共和国(ドイツれんぽうきょうわこく、Bundesrepublik Deutschland)、通称ドイツ(Deutschland)は、ヨーロッパ中西部に位置する連邦制共和国である。もともと「ドイツ連邦共和国」という国は西欧に分類されているが、東ドイツ(ドイツ民主共和国)の民主化と東西ドイツの統一により、「中欧」または「中西欧」として再び分類されるようになっている。.

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ホメーロス

ホメーロス(、Homerus、Homer)は、紀元前8世紀末のアオイドス(吟遊詩人)であったとされる人物を指す。ホメロスとも。西洋文学最初期の2つの作品、『イーリアス』と『オデュッセイア』の作者と考えられている。「ホメーロス」という語は「人質」、もしくは「付き従うことを義務付けられた者」を意味する。古代人はホメーロスを「詩人」()というシンプルな異名で呼んでいた。 今日でもなお、ホメーロスが実在したのかそれとも作り上げられた人物だったのか、また本当に2つの叙事詩の作者であったのかを断ずるのは難しい。それでも、イオニアの多くの都市(キオス、スミルナ、コロポーンなど)がこのアオイドスの出身地の座を争っており、また伝承ではしばしばホメーロスは盲目であったとされ、人格的な個性が与えられている。しかし、彼が実在の人物であったとしても、生きていた時代はいつ頃なのかも定まっていない。もっとも信じられている伝説では、紀元前8世紀とされている。また、その出生についても、女神カリオペの子であるという説や私生児であったという説などがありはっきりしない。さらに、彼は、キュクラデス諸島のイオス島で没したと伝承されている。。 当時の叙事詩というジャンルを1人で代表するホメーロスが古代ギリシア文学に占める位置は極めて大きい。紀元前6世紀以降、『イーリアス』と『オデュッセイア』はホメーロスの作品と考えられるようになり、また叙事詩のパロディである『蛙鼠合戦』や、ホメーロス讃歌の作者とも見做されるようになった。主にイオニア方言などからなる混成的なは紀元前8世紀には既に古風なものであり、テクストが固定された紀元前6世紀にはなおのことそうであった。両叙事詩は(ダクテュロスのヘクサメトロス)で歌われており、ホメーロス言語はこの韻律と密接に結び付いている。 古代において、ホメーロスの作品に与えられていた史料としての価値は、今日では極めて低いものと見做されている。このことは同時に、西洋において叙事詩というジャンルを確立した文学的創造、詩としての価値をさらに高めた。無数の継承者が出現し、21世紀のハリウッドにまで続いている。.

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アルバ・ロンガ

アルバ・ロンガ (Alba Longa) は、古代イタリア半島中部のラティウム地方にあったとされるラテン人の都市国家。ローマの南東アルバーノ山地(en)に位置したと考えられている。 その名はラテン語で「長く白い都市」を意味する。.

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アエネーイス・シルウィウス

アエネーイス・シルウィウス(Aeneas Silvius)はローマ神話に登場する伝説上の王で、シルウィウスの子、アエネーイスの孫、ラティヌスの曾孫。.

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イギリス

レートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、通称の一例としてイギリス、あるいは英国(えいこく)は、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置するグレートブリテン島・アイルランド島北東部・その他多くの島々から成る同君連合型の主権国家である。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されている。 また、イギリスの擬人化にジョン・ブル、ブリタニアがある。.

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ウェールズ語

ウェールズ ウェールズの各地方行政区画におけるウェールズ語話者の割合 ウェールズ語(Welsh, Cymraeg, y Gymraeg (定冠詞つき))は、ウェールズで話されている言語で、ケルト語派ブリソン諸語に属する。.

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ギリシャ

リシャ共和国(ギリシャきょうわこく、ギリシャ語: Ελληνική Δημοκρατία)、通称ギリシャは、南ヨーロッパに位置する国。2011年国勢調査によると、ギリシャの人口は約1,081万人である。アテネは首都及び最大都市であり、テッサロニキは第2の都市及び中央マケドニアの州都である。.

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コリネウス

リネウス(Corineus)は、中世ブリテン伝説に登場する伝説の戦士で、巨人たちと戦い、コーンウォールのエポニム(名祖)となった創始者。 ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王史』(1136年頃)によれば、コリネウスはトロイア戦争後、アンテーノールとともに亡命したトロイ人たちの子孫を率いてティレニア海の海岸に定住した。トロイアの王子アエネアスの子孫ブルートゥスはイタリアから追放され、ギリシャで奴隷にされていたトロイ人たちを解放した後、コルネリウスと彼の民に出会ったが、彼らはブルートゥスの航海に加わった。ガリアで、コリネウスが許しを得ずに森で狩りをしたことが、アクィタニア王ゴッファリウス・ピクトゥスとの戦争を引き起こした。このとき、戦斧を武器にコリネウスは、ひとりでものすごい数の敵を殺した。ゴッファリウスが敗北すると、トロイ人たちはアルビオン島に辿り着いたが、ブルートゥスは自分の名にちなんでブリテンと改名した。コリネウスはコーンウォールに落ち着くが、そこには巨人たちが住んでいた。ブルートゥスの軍は巨人たちのほとんどを殺すが、巨人たちのリーダー、ゴグマゴグはコリネウスと格闘させるために残された。プリマスの近くで対戦が行われ、コリネウスは崖からゴグマゴグを突き落として殺した コリネウスは伝説上の最初のコーンウォール公(Legendary Dukes of Cornwall)だった。ブルートゥスの死後、ブリテン島は3人の息子たちに分配された。ロクリヌス(Locrinus)にはイングランド、カンベル(Camber)にはウェールズ、アルバナクトゥス(Albanactus)にはスコットランドが与えられた。ロクリヌスはコリネウスの娘グエンドレナとの結婚を認めたが、ロクリヌスは囚われのドイツ王女エストリルディス(Estrildis)に恋した。コリネウスはこの侮辱に応じて戦争をほのめかし、ことを収めるためにロクリヌスはグエンドレナと結婚したが、エストリルディスはひそかに愛人にして関係を続けた。コリネウスが死ぬと、ロクリヌスはグエンドレナと離婚し、エストリルディスと再婚した。グエンドレナはコーンウォールで挙兵し、元夫と戦争を始めた。ロクリヌスは戦死し、グエンドレナはエストリルディスとその娘ハブレンをセヴァーン川に沈めた。 この物語は、マイケル・ドレイトン(Michael Drayton)やジョン・ミルトンなど後世の作家たちの作品にも登場する。.

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コーンウォール

ーンウォール(Cornwall; Kernow ケルノウ)は、イングランド南西端の典礼カウンティかつ単一自治体である。連合王国の最も南および西に位置し、コーンウォール州とも呼ばれる。形容詞は英語で"Cornish"(「コーニッシュ」)である。州都はボドミン。独自の文化や言語、帰属意識を持った地域であり、イングランドの他の地域とは趣を異にしている。コーンウォール語で「Kernow」 あるいは「Curnow」と綴られる。6つのケルト地域のうちの1つである。名目上は、連合王国の国王の長男が世襲の爵位であるコーンウォール公として領有する。.

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ジェフリー・オブ・モンマス

ェフリー・オブ・モンマス(Geoffrey of Monmouth, ウェールズ語:Gruffudd ap Arthur または Sieffre o Fynwy, 1100年頃 - 1155年頃)は、中世イングランドのキリスト教聖職者、歴史家。アーサー王伝説の語り手の一人として知られる。著作のほとんどは歴史を題材としたロマンチックなフィクションである。.

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セヴァーン川

ヴァーン川(River Severn)はイギリスで最も長い川。全長354kmでウェールズのカンブリア山地・の近くから始まり、一度北東へ流れ、シュルーズベリーの西、イングランドとウェールズの境界付近で東に向きを変え、さらにシュルーズベリー付近から徐々に南に流れ、イングランド西部を縦断する形で進み、ブリストルの北西でブリストル海峡に注ぐ。ワイ川とは流路やその長さも全く違っているが、源流域が近く同じ場所で海に注ぐ。 セヴァーンの名はケルト語に由来するが、もともとどのような意味だったのかははっきりとは判っていない。 サブリナ姫(「サブリナ (映画)」参照)がこの川の女神になったとされ、ジョン・ミルトンの仮面劇「コーマス」(Comus)などで詠われている。 流域の都市としてはシュルーズベリー、ウスター、グロスターなどがある。 支流としてはシェイクスピアの故郷として知られるストラトフォード・アポン・エイヴォンを流れるエイヴォン川やウースター付近から分流するテム川などが挙げられる。 ボアと呼ばれる海嘯が起こることでも有名で、地元のサーファーたちに親しまれている。.

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サムエル

ムエルは、旧約聖書の『サムエル記』に登場するユダヤの預言者、士師(民族指導者)。名前の語義はヘブライ語で「彼の名は神」。実在の人物である場合、紀元前11世紀の人。.

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瀬谷幸男

谷 幸男(せや ゆきお、1942年 - )は、中世ラテン文学・中世英文学の研究者。 福島県生まれ。1964年慶應義塾大学英文科卒、68年同大学院修士課程修了。79-80年オックスフォード大学留学。武蔵大学、慶應義塾大学各兼任講師、北里大学教授。2007年定年退職。.

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英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

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