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ヴィロファージ

索引 ヴィロファージ

ヴィロファージ(Virophage)とは、他のウイルスに"寄生"し害を与えるウイルスのこと。 最も巨大なウイルスの一つとして知られるミミウイルスの新しい系統(ママウイルスと命名)に随伴するウイルスとして見出されたウイルスである。これ自体はスプートニク(Спутник、ロシア語で「衛星」)と命名されたが、「ウイルスを食うウイルス」という意味の一般名称としてヴィロファージとも呼ばれるようになった。 一般にサテライトウイルスは他のウイルスに依存して増殖し、その意味で寄生している(より適切には片利共生)ともいわれるが、ヴィロファージの増殖はミミウイルスに対して異常ビリオンを生じさせて害を及ぼし、従って本来の意味で寄生であると言われる。このため、ヴィロファージはサテライトウイルスとは別系統であるという説もある。.

7 関係: 寄生ミミウイルスビリオンウイルススプートニクヴィロファージサテライトウイルス共生

寄生

寄生(きせい、Parasitism)とは、共生の一種であり、ある生物が他の生物から栄養やサービスを持続的かつ一方的に収奪する場合を指す言葉である。収奪される側は宿主と呼ばれる。 また、一般用語として「他人の利益に依存するだけで、自分は何もしない存在」や「排除が困難な厄介者」などを指す意味で使われることがある。 「パラサイト・シングル」や経済学上における「寄生地主制」などは前者の例であり、後者の例としては電子回路における「寄生ダイオード」や「寄生容量」といった言葉がある。.

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ミミウイルス

ミミウイルス は、1992年にアカントアメーバの中で発見されたウイルスである。2011年10月中旬にチリでメガウイルス・キレンシス を発見するまでは知られるウイルスの中で最も巨大であった。 本種のみでミミウイルス属を構成する。上位のミミウイルス科には複数の種が発見されており、近縁の種にママウイルス が存在する。グラム陽性菌に「化けて (mimick)」いたという意味で命名された。.

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ビリオン

ビリオンの基本構造(上)エンベロープを持たないビリオン(下)エンベロープを持つビリオン ビリオン (virion) は、細胞外におけるウイルスの状態であり、完全な粒子構造を持ち、感染性を有するウイルス粒子のことをいう。ビリオンはその種によって様々な大きさと形があり、その大きさは20~300nm程度である。ビリオンにはその種により、核酸(DNAあるいはRNAの一方)とカプシドからなるものと、その外側がさらにエンベロープと呼ばれる外被に覆われるものとがある。エンベロープを持たないビリオンは、裸のウイルスと呼ばれる場合もあり、ヌクレオカプシドと同義である。エンベロープを持つビリオンはエンベロープ保有粒子あるいは被膜粒子と呼ばれる場合もある。一般にエンベロープを持つビリオンは持たないビリオンに比べて消毒薬に対する抵抗力が弱い。ウイルスの分類にはビリオンの性状が用いられることが多い。.

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ウイルス

ウイルス()は、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞をもたないので、非生物とされることもある。 ヒト免疫不全ウイルスの模式図.

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スプートニクヴィロファージ

プートニクヴィロファージ (Sputnik virophage) とは、ヴィロファージの1種。ウイルスのママウイルス (Mamavirus) に寄生し、ママウイルスの増殖を阻害する事から、片利共生しているサテライトウイルスとは異なる系統であると考えられ、初めてヴィロファージとして分類される種となった。.

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サテライトウイルス

テライト(Satellite)とは、感染性の核酸(DNAまたはRNA)で、その増殖のために他のウイルス(ヘルパーウイルス)が同じ細胞に感染していることを要するもの。サテライトのうち、コート蛋白質をコードし、その蛋白質に包まれて独立のビリオンを形成するものを特にサテライトウイルスという。現在、植物に寄生するものが多数知られるほか、微生物や昆虫に寄生するものが知られている。またヒトに病原性を有するサテライトとして、D型肝炎ウイルス(B型肝炎ウイルス感染下にのみ共感染する)がある。.

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共生

共生(きょうせい、SymbiosisあるいはCommensal)とは、複数種の生物が相互関係を持ちながら同所的に生活する現象。共に生きること。 元の用字は共棲であるとする説もあるが、最新の研究では、共生は明治21年に三好学の論文で用いられていることが確認されており、共棲の用例より早い。確認されている範囲では、日本に初めてSymbiosisという概念を紹介した最初の研究者は三好学であるので、彼がこの訳を当てた可能性が高いともされる。日本では1922年に椎尾弁匡が仏教運動として共生運動を始め、共生が単なる生物学的な意味だけでなく、哲学的な意味を含む言葉になっていった。.

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