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アザゼル

索引 アザゼル

アザゼル(1825年版地獄の辞典の挿絵) アザゼル (Azazel) は、『旧約聖書』レビ記第16章の贖罪の日の儀式についての記述のなかで言及される名詞である。また、黙示文学やにもアザゼルという名の堕天使が登場する。.

38 関係: 偽典古代教会スラヴ語吉永進一堕天使大瀧啓裕天使の一覧天界地獄の辞典ミカエルハインリヒ・コルネリウス・アグリッパヤハウェヨム・キプルラファエルレビ記ヘルモン山パレスチナパイモンフレッド・ゲティングズアマイモンアダムウリエルエノクエノク書オリエンスカナンガブリエルグリゴリコラン・ド・プランシーシェムハザジェフリー・バートン・ラッセル創世記秦剛平荒木正純黙示旧約聖書悪魔悪魔の一覧悪魔学

偽典

偽典(ぎてん、Pseudepigrapha)とは、旧約聖書の正典・外典に含まれないユダヤ教・キリスト教の文書である。旧約偽典とも呼ばれる。ψευδεπιγραφία(偽りの著者名)に由来する。.

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古代教会スラヴ語

古代教会スラヴ語(こだいきょうかいスラヴご、 ポーランド語: Język staro-cerkiewno-słowiański 英語: Old Church Slavonic または Old Church Slavic)、古代スラヴ語(古スラヴ語、ロシア語: старославянский язык, древнеславянский язык)は、スラヴ語による最古の文語であり、現代のスラヴ語の文章語の前身にあたる言語である。正教会のスラヴ語地域で用いる聖書がこの言語で書かれ、奉神礼もこの言語で行なわれていることからこの名がある。この言語が口語的に使われていたのはおおよそ9世紀から11世紀のころである。現在も奉神礼の祈祷文を中心に使用されている。 最初に古代教会スラヴ語に聖書を翻訳したのは、スラヴ語を書き表すための最初の文字であるグラゴル文字を考案したキュリロスとメトディオスの兄弟で、現存する古代教会スラヴ語の著作はほぼ全てがギリシア語から翻訳されたキリスト教文献である。 キュリロスとメトディオスはマケドニア地方のテッサロニキの出身であり、古代教会スラヴ語と呼ばれている言語はスラヴ語派の中でもこの地方で話されていた南スラヴ語群に基づくと考えられ、現在のマケドニア語やブルガリア語と関係が深い。このため、狭い意味では古代教会スラヴ語とはマケドニア・ブルガリア地方の方言をもとに作られたスラヴ語文献の言語のことであり、ブルガリアでは古代ブルガリア語(Старобългарски език)と呼ばれる。ただし、当時のスラヴ語文献には、ボヘミア(チェコ)の西スラヴ語群やルーシ(ウクライナ、ベラルーシ、ロシア)の東スラヴ語群の方言の特徴を含むものも多い。 古代教会スラヴ語より後の11世紀~17世紀頃に東・南スラヴで用いられた文章語は、教会スラヴ語と呼ぶ。.

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吉永進一

吉永 進一(よしなが しんいち、1957年 - )は、宗教学、秘教思想史、アメリカ文化を研究する日本の宗教学者。舞鶴工業高等専門学校人文科学部門教授 国立高等専門学校機構舞鶴工業高等専門学校。日本宗教学会理事。宗教哲学会理事。日本近代仏教史研究会運営委員 。『Japanese Religions』誌の編集長。京都大学理学部生物学科卒業、同文学部宗教学専攻博士課程単位取得退学。 研究テーマは、19世紀アメリカ宗教思想、近代日本の心身技法と思想、日米の思想交流。類似宗教学者を自称している。1979年に Studies in Esoteric Tradition(秘教伝統研究)と銘打って刊行された『迷宮』(白馬書房)の寄稿者で、横山茂雄(稲生平太郎)らとオカルト研究団体「近代ピラミッド協会」を結成していた。2007年に論文「原坦山の心理学的禅:その思想と歴史的影響」で人体科学会の第一回湯浅泰雄賞を受賞。また2014年12月にAsian Buddhism: Plural Colonialisms and Plural Modernities - workshop #3 – Kyotoを主催(仏教伝道協会、AAR(アメリカ宗教学会)、龍谷大学BARC、京都大学人文科学研究所などの援助を受ける)。さらに近年は、平井金三、『新仏教(新佛教)』などの近代仏教研究に携わる。.

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堕天使

堕天使(だてんし)は、主なる神の被造物でありながら、高慢や嫉妬がために神に反逆し、罰せられて天界を追放された天使、自由意志をもって堕落し、神から離反した天使である。.

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大瀧啓裕

大瀧 啓裕(おおたき けいすけ、1952年- )は、日本の翻訳家。大阪市出身、広島市在住。本名・森 美樹和(もり みきかず)。著作によって、本名を用いることがある。また、龍神成文名義で書籍のデザインを担当。 桃山学院高等学校(St.Andrew's School)、および、神戸市外国語大学卒業。 高校時代にSFファンとなり、「上方SF研究会・ぱんぱか集団」の結成に参加。大学時代から大瀧啓裕の筆名を用いて、雑誌『幻想と怪奇』にコラムを連載。荒俣宏の紹介により翻訳家となる。また、大学時代、スペイン語教師だった木村栄一と知り合う。のちに木村をサンリオ文庫の編集者に紹介し、サンリオ文庫からラテンアメリカ文学が刊行されるきっかけとなる。 東洋工業(現マツダ)総合企画室勤務を経て、翻訳家として独立。かつて、SFファングループ「広島SF同好会」を主催。 ラヴクラフト、クトゥルフ神話、フィリップ・K・ディック、コリン・ウィルスン、神秘学関連などを多数翻訳。.

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天使の一覧

天使の一覧(てんしのいちらん)では天使を列挙する。 ここで挙げる天使(神使、御使い・み使い〔み-つか-い〕などとも)とは、(いわゆるアブラハムの宗教として比較宗教学で並置される)ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や伝承に登場する神の使いのことである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や宗教文学に直接的な根拠をもたない、あるいはその正式な教義に含まれない、キリスト教文化圏のオカルティズム等の伝統における天使については「その他の天使」、フィクション作品等において創作された天使については「アブラハムの宗教を出典としない天使の一覧」を参照のこと。.

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天界

天界(てんかい、upper region)とは、天使や神々の住まう、我々の住んでいる「地上」の遥か上に存在しているとされる世界。プラトンの『ティマイオス』の中には、「超天空の座」という表現で、現実の我々の居住する世界を超越した場というものが登場している。ただし、これは哲学の概念としての性格をもつもの。 航空科学が発達し、宇宙空間にまで到達した今も、そのような存在は確認されていない為、存在するとすれば天界は「宇宙の果て」か我々が住む宇宙と違う「異世界」に在るという事になるだろう。 天国と同一視される事もあり、各種宗教に於ける教義の中で言及されている事もある。 多くの民族の神話などには、その存在を認められる。.

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地獄の辞典

『地獄の辞典』(じごくのじてん、仏:Dictionnaire Infernal)は、フランスの文筆家コラン・ド・プランシーによって書かれた悪魔、オカルト、占い、迷信、俗信、およびそれらに関連した人物のエピソードなどを集めた辞書形式の書籍。1818年に初版が発行された。 『地獄の辞典』という題名ではあるが、副題としてrépertoire universel des êtres, des personnages, des livres, des faits et des choses qui tiennent aux esprits, aux démons, aux sorciers, au commerce de l'enfer, aux divinations, aux maléfices, à la cabale et aux autres sciences occultes, aux prodiges, aux impostures, aux superstitions diverses et aux pronostics, aux faits actuels du spiritisme, et généralement à toutes les fausses croyances merveilleuses, surprenantes, mystérieuses et surnaturelles(日本語訳:『精霊、魔神、魔法使い、地獄との交渉、占い、呪い、カバラその他の神秘学、奇蹟、イカサマ、種々の迷信、予兆、降霊術の事蹟、および概括すればあらゆる奇蹟的・驚異的・神秘的・超自然的な誤った信仰に関する存在・人物・書物・事象・事物の普遍的総覧』)という非常に長いものが付けられており、地獄についてのみならず世に伝わる俗信や伝承を幅広く取り扱っている。.

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ミカエル

大天使ミハイル(ミカエル)のイコン。悪魔を踏んでいる。(シモン・ウシャコフ、1676年、モスクワ・トレチャコフ美術館蔵) ミカエル(ヘブライ語:מִיכָאֵל 、Michael))は、旧約聖書の『ダニエル書』、新約聖書の『ユダの手紙』『ヨハネの黙示録』、旧約聖書外典『エノク書』などに名があらわれる天使。日本正教会では教会スラヴ語・ロシア語からミハイルと表記される。キリスト教ではミカエルが死の天使として人間の魂を秤に掛けるという。.

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ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ (Heinrich Cornelius Agrippa von Nettesheim, 1486年9月14日 - 1535年2月18日) は、16世紀ルネサンス期ドイツの魔術師、人文主義者、神学者、法律家、軍人、医師。 通常アグリッパと略される。フルネームはネテスハイムのハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ。ラテン語風にヘンリクス・コルネリウス・アグリッパとも。貴族の家柄を示すものとも読み取れるフォン・ネテスハイムを自称した由来は、ネテスハイム家という貴族の血筋であることを示すものという説と、ケルンの創設者の名またはその近くのネテスハイム村にちなむものという説とがある。.

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ヤハウェ

ヤハウェ(יהוה、フェニキア語: 𐤉𐤄𐤅𐤄、: 𐡉𐡄𐡅𐡄)は旧約聖書および新約聖書における唯一神の名である。 この名はヘブライ語の4つの子音文字で構成され、神聖四文字、テトラグラマトンと呼ばれる。神聖四文字とこれを「アドナイ」(わが主)と読み替えるための母音記号とを組み合わせた字訳に基づいて「Jehovah」とも転写され、日本語ではエホヴァ、エホバ(文語訳聖書ではヱホバ)とも表記される。遅くとも14世紀には「原文ママ」という表記が使われ、16世紀には多くの著述家が Jehovah の綴りを用いている。近代の研究によって復元された原音に基づいて、これを「Yahweh(ヤハウェ)」と読むのが主流となっている。 本項に示す通り、この神を指す様々な表現が存在するが、特に意図がある場合を除き、本項での表記は努めてヤハウェに統一する。また本項では、ヤハウェを表す他の語についても述べる。.

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ヨム・キプル

M. Gottlieb画、シナゴーグで祈るユダヤ人(1878) ヨム・キプル(יום כיפור 、Yom Kippur)または贖罪の日(しょくざいのひ)は、レビ記16章に規定されるユダヤ教の祭日。ユダヤ教における最大の休日の1つである。ユダヤ暦でティシュレー月10日にあたり、グレゴリオ暦では毎年9月末から10月半ばの間の1日にあたる。.

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ラファエル

ラファエル(ヘブライ語:רפאל、Raphael、Raphael、Raphaël)は、ユダヤ教に由来し、キリスト教へと引き継がれた天使。キリスト教ではミカエル、ガブリエルと共に3人の大天使の1人と考えられている。ラファエルについては正典では言及されていないが、旧約聖書外典の『トビト記』『エノク書』にあらわれる。(各宗派での『トビト記』の位置づけについては後述。)イスラム教ではイスラーフィール(اسرافيل)として知られる。薬剤師、盲人、病人、精神障害、旅人の守護者。キリスト教では守護天使を監督する天使とされている。.

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レビ記

『レビ記』(ויקרא、Leviticus)とは旧約聖書中の一書で、伝統的に三番目に置かれてきた。モーセ五書のうちの一書。ヘブライ語では冒頭の言葉から「ワイクラー」と呼ばれるが、これは「神は呼ばれた」という意味である。内容は律法の種々の細則が大部分を占めている。.

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ヘルモン山

ヘルモン山(Mount Hermon, הר חרמון)シャイフ山(Jebel esh Sheikh, جبل الشيخ)は、レバノンとシリアの国境にあるアンチレバノン山脈の最高峰で、最高点の標高は2,814mである。.

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パレスチナ

パレスチナの衛星写真 旧国際連盟イギリス委任統治領パレスチナ。当初は現在のヨルダンも含む範囲であった パレスチナ(فلسطين、פלשתינה)は、地中海東岸の歴史的シリア南部の地域的名称。西アジア・中東に位置する。 中世以降の主要な住民はアラビア語を日常語とするムスリム(イスラム教徒)、キリスト教徒、ユダヤ教徒(ミズラヒム)である。前2者とごくわずかのミズラヒムが、近代以降世界各地から移住してきたユダヤ人に対して、パレスチナに在住するアラブ人としてパレスチナ人と呼ばれる。.

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パイモン

ラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』のパイモン(Paymon)の項 パイモンまたはペイモン(Paymon, Paimon)は、ヨーロッパの伝承あるいは悪魔学に登場する悪魔の1体。悪魔や精霊に関して記述した文献や、魔術に関して記したグリモワールと呼ばれる書物などにその名が見られる。.

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フレッド・ゲティングズ

フレッド・ゲティングズ(Fred Gettings)は、イギリスの美術史家。 イギリスの挿絵本を研究しており、1975年にアーサー・ラッカムの評伝を刊行している。 その後、挿絵本の研究からは離れ、オカルト図像の読み直しを行っている。 彼はコティングリー妖精事件において、フランシス・グリフィスとその従姉妹エルシー・ライトが「妖精の写真」だと主張したものが、『Princess Mary's Gift Book』(メアリ王女のギフト・ブック)という挿絵本にある妖精の絵の模写を使った合成写真であると解明した。 彼の著書『悪魔の事典』の日本語訳者大瀧啓裕によれば『Princess Mary's Gift Book』は挿絵本としては駄本に類する。ゲティングズが駄本からの流用を突き止めることができたのは、彼が持つカメラのごとき記憶力のおかげだという。.

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アマイモン

アマイモンまたはアメイモン(Amaimon, Amaymon)は、『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』などのグリモワールに登場する悪魔。.

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アダム

アダム(、 Adam)は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の伝承によると、創造主ヤハウェ・エロヒムによって創られた最初の人間である。ヘブライ語「אדם(アダム)」の名の由来は「אדמה(土)」だが、右から読むヘブライ語としての末尾には語根の「דם(血)」が位置する。ユダヤ教、イスラム教、マンダ教、バハーイー教では預言者とされている。 モーセ五書と旧約聖書に含まれる『創世記』では、第2章と3章でアダムについての物語が語られ、4章と5章でも一部触れられている。エチオピア正教など少数の教会における聖典『ヨベル書』、『エノク書』等でもアダムの生涯が詳細に語られているが、多数派の教会では認められておらず、ユダヤ教徒、キリスト教徒の大部分からは聖典でない外典とみなされている。.

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ウリエル

ウリエル(אוּרִיאֵל 、ティベリア式ヘブライ語: )は、正典には含まれておらず、カトリック教会では認可されていないがユダヤの神秘主義的文学において重要な天使。旧約聖書外典『エチオピア語エノク書』『第四エズラ書』、新約聖書外典『ペトロの黙示録』で、その名が言及されている。ミカエル、ガブリエル、ラファエルと共に「神の御前に立つ四人の天使」の一人。ウリエルという名前は、「神の光」「神の炎」を意味する。また、ウリエルの名は預言者ウリアに由来するといわれている。大天使、熾天使、智天使とされることがある。 サリエルと同一の天使とする説もある。 芸術作品においてウリエルは、作家と教師にインスピレーションを与え、裁きと預言の解説者という役割を示す本と巻物を持つ姿、または開いた手の中に炎を灯した姿で描かれる。.

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エノク

ノク(חנוך, חֲנוֹךְ; Ενώχ, Enōkh, エノフ; إدريس, イドリース; Enoch, イーノック、イノック)は、旧約聖書の『創世記』や、エチオピア正教では旧約聖書の正典に含まれる『エノク書』、『ヨベル書』にその名前が現れる人物。エノクとは「従う者」という意味。ヤレド(イエレド)の子、メトセラの父とされる。.

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エノク書

『エノク書』(エノクしょ ゲエズ語(古代エチオピア語):መጽሐፈ ሄኖ, )または『第一エノク書』は、紀元前1~2世紀頃成立と推定されるエチオピア正教会における旧約聖書の1つ。エノクの啓示という形をとる黙示である。多くの文書の集成であり、天界や地獄、最後の審判、ノアの大洪水についての予言などが語られており、天使、堕天使、悪魔の記述が多い。 『第一エノク書』は元々アラム語か、またはヘブル語で書かれていたらしい。アラム語の断片が死海写本の中に見出される。現在エチオピア語訳が現存しているが、19世紀にエジプトにおいて、ギリシア語でかかれた『エノク書』の断片が発掘された。しかし、スラブ語訳・エチオピア語訳共に、原本の通りに訳されたわけではなく、様々な記述が加えられている。 書かれた当初は広く読まれたらしく、教父達の評価も高かった。初期のキリスト教の一部やエチオピア正教では『エノク書』は聖書の一部とされる。 他では偽典とされるが、七大天使などでエノク書にしか現れない天使名が使われており、キリスト教初期には広く知られていた。 『ユダの手紙』1章14-15節は『エノク書』60章8節と1章9節を引用している。しかし、『エノク書』節1章8-10節は『申命記』33章2-3節のミドラーシュだと認識されている。.

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オリエンス

リエンス (Oriens)は、グリモワール『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』に登場する悪魔。.

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カナン

ナン、あるいはカナアン(כנען Kənā‘an クナーアン、英語:Canaanケイナン)とは、地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名である。聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写され、神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地であることから、約束の地とも呼ばれる。現代のカナンに関する知識の多くは、1928年に再発見された都市ウガリットの発掘調査によってもたらされた。.

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ガブリエル

14世紀末に描かれたビザンティンイコン。トレチャコフ美術館所蔵 ガブリエル(גַברִיאֵל、جِبرِيل、Gabriel)は旧約聖書『ダニエル書』にその名があらわれる天使。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと引き継がれ、キリスト教ではミカエル、ラファエルと共に三大天使の一人であると考えられている(ユダヤ教ではウリエルを入れて四大天使)。西方キリスト教美術の主題の一つ「受胎告知」などの西洋美術において、彼は優美な青年で描かれる。時には威厳のある表情で描かれることもある。 聖書においてガブリエルは「神のことばを伝える天使」であった。ガブリエルという名前は「神の人」という意味である。 日本ハリストス正教会では教会スラヴ語読みからガウリイルとよばれている。 キリスト教において、最後の審判のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせる天使はガブリエルである。.

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グリゴリ

リゴリ(Grigori)あるいはエグリゴリとは旧約聖書偽典『エノク書』に出る堕天使の一団。原義は「見張る者(egrḗgoroi (ἐγρήγοροι))」という意味である。 『エノク書』第6章によると、ヘルモン山に200人の天使たちが集まった。彼らのリーダーはシェムハザで、そのほかアラキバ、ラメエルなど20名が天使たちの長であった。彼らは互いに誓いをたて、人間の娘たちを妻にめとった。その際、人間に禁じられた知識(剣、盾、胸当てなど武器の作り方や腕輪、眉毛の手入れの方法の仕方、呪術、薬草、占星術など)を地上の人間たちに教えたが、それによって男は武器で争うことを、女は化粧で男に媚を売ることを覚え、地上には不敬虔や姦淫など様々な悪行がはびこることになったという。 堕天使と女性たちとの間には身の丈3000キュビト(1350メートル)にもなる巨人(ネフィリム)が生まれ、彼らは地上の作物はおろか、鳥や獣、人間を食い尽くし、最後には巨人同士での共食いまで始めた(7章)。 やがて滅び行く人々の声が地上に届き、ミカエル、ガブリエル、ウリエル、ラファエルの四人が地上を見下ろしては暴虐が行われているのを見た。神は大洪水によって地上のものを滅ぼすことにし、ラメクの子ノアとその家族だけは助けるため、ウリエルを遣わした。神はラファエルに命じてアザゼルをダドエルの穴に閉じこめさせ、ガブリエルに命じて堕落した者たちを相争わさせ、ミカエルに命じてシェムハザとその仲間たちを大地の地下の下に永遠の審判の日まで閉じ込めさせた(10章)。.

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コラン・ド・プランシー

ラン・ド・プランシー(J.

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シェムハザ

ェムハザ(Shemhaza、アラム語:שמיחזה, ギリシア語:Σεμιαζά)は、堕天使の一人で、グリゴリの指導者の一人。別名シェミハザ(Shemihaza)、シャムハザイ(Shamhazai)など。他に Samyaza, Semihazah、Shemyazaz、Sêmîazâz、Semjâzâ、Samjâzâ、Shemyaza、Shemhazai、Amezyarak といった綴りが知られている。 シェムハザという名は、「シェム」(「名」の意)と「アザ」の合成で、天使アザまたはウザ(「強さ」の意)の名が転じたものとも言われる。アザとウザは、ヘブライ語の『第三エノク書』にアザ、ウザ、アザエルの三天使として言及される。また、それらはともに「救いの天使」であるとされる。ある箇所では高位の天使として、また別の箇所では人間に魔術を教えた堕天使として言及されるこの3者の名は、シェムハザとアザゼルの転訛であるとも言われる。また、『セーフェル・イェツィラー』によると、他の天使は幻視でしか見ることができないが、シェムハザは物理的に見ることができる可能性があるとされている。.

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ジェフリー・バートン・ラッセル

ェフリー・バートン・ラッセル(Jeffrey Burton Russell、1934年 - )は、アメリカ合衆国の歴史学者、宗教学者。1955年カリフォルニア大学バークレー校卒、1960年エモリー大学PhD。カリフォルニア大学名誉教授。カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学リバーサイド校、ハーバード大学、ニューメキシコ大学、ノートルダム大学で教鞭をとる。.

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創世記

光と闇の分離 『創世記』(そうせいき、ヘブライ語:、ギリシア語:Γένεσις、)は、古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教、キリスト教の聖典で、イスラム教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書であり、正典の一つである。写本が現存しており、モーセが著述したとされている。いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている。 『創世記』はヘブライ語では冒頭の言葉を取って(ベレシート)と呼ばれているおり、これは「はじめに」を意味する。また、ギリシア語の七十人訳では、2章4節からとってΓένεσις(ゲネシス)と呼ばれており、「起源、誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である。.

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秦剛平

剛平(はた ごうへい、1942年 - )は、日本の宗教学・聖書学者、多摩美術大学名誉教授。.

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荒木正純

荒木 正純(あらき まさずみ、1946年 - )は、日本の英文学・比較文学者、筑波大学名誉教授、白百合女子大学教授。 東京教育大学大学院博士課程中退。東京教育大学文学部助手、静岡大学講師を経て、1973年に筑波大学助教授、のち教授。1995年、「ホモ・テキステュアリス」で筑波大学文学博士。2009年、定年退官、名誉教授。白百合女子大学教授。.

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黙示

黙示録のラッパ吹き 黙示(もくし、、、アポカリプス)は、初期のユダヤ教およびキリスト教において、神が選ばれた預言者に与えたとする「秘密の暴露」、またそれを記録したもの。黙示を記録した書を黙示文学(もくしぶんがく)という。黙示文学はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の伝統において極めて重要である。 黙示文学では、天地創造以来現代を経て終末に至るまでの時代区分の説明、善と悪の対立、現代が悪の支配する時代であるという認識、終末による悪の時代の終焉、死者の復活、最後の審判、天国と地獄などの教義が与えられている。 黙示文学は元来、ギリシア語を話すユダヤ人に向けて書かれたものだったようであるが、キリスト教徒にも受け容れられ用いられるようになり、さらに発展していった。.

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旧約聖書

旧約聖書(きゅうやくせいしょ)は、ユダヤ教の聖典であるタナハを元に書かれたキリスト教の正典である。また、イスラム教においてもその一部(モーセ五書、詩篇)が啓典とされている。「旧約聖書」という呼称は旧約の成就としての『新約聖書』を持つキリスト教の立場からのもので、ユダヤ教ではこれが唯一の「聖書」である。そのためユダヤ教では旧約聖書とは呼ばれず、単に聖書と呼ばれる。『旧約聖書』は原則としてヘブライ語で記載され、一部にアラム語で記載されている。.

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悪魔

悪魔(あくま)とは、特定の宗教文化に根ざした悪しき超自然的存在や、悪を象徴する超越的存在をあらわす言葉である中村元、福永光司、田村芳朗、今野達、末木文美士 編 『岩波 仏教辞典 第二版』 岩波書店、2002年、p.6。 悪魔は、仏教では仏道を邪魔する悪神を意味し、煩悩のことであるとも捉えられる。キリスト教ではサタンを指し、神を誹謗中傷し、人間を誘惑する存在とされる。サタン以外の西洋文化の悪霊(デーモン)も現代日本語では一般に悪魔と呼ばれたりする。イスラム教においては悪魔はシャイターン、イブリースと呼ばれる。 宗教によっては神に敵対するものを指し、他宗教の神々への蔑称ともなる(後述)。.

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悪魔の一覧

悪魔の一覧(あくまのいちらん)では、悪魔を宗教ごと、地域ごとに列挙する。 悪魔的な側面を持つ神格も含む。 また、悪魔(デモン)の綴りは別の綴りをされることもある点、注意。 ※括弧内は別名または別読み。日本語版の記事がない場合は英語版 Wikipedia へのリンク。.

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悪魔学

悪魔学(あくまがく、Demonology)は、神学 (Theology) が神についての学問であるように、悪魔/悪霊/悪鬼/魔神(demon、démon、Dämon、daemon)に関する考察、説明、分類、その他の体系的記述の総称である。魔神学、鬼神学、鬼神論ともいう。 米国の中世史家ロッセル・ホープ・ロビンズは、著書『悪魔学大全』において悪魔学は悪魔についての研究であると定義したが、とりわけ16-17世紀のヨーロッパで悪霊と魔女の所業について著述した神学者や法律家を悪魔学者(または魔女学者)と呼び、主に妖術 (Witchcraft) の問題に関する言説や理論としての悪魔学について扱った。英国の美術史家フレッド・ゲティングズは、著書『悪魔の事典』において悪魔学を隠秘学の一部門として扱った。.

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