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リモートシェル

索引 リモートシェル

リモートシェル(Remote Shell, rsh)は、別のユーザーとしてシェルのコマンドを実行したり、コンピュータネットワーク経由で別のコンピュータ上でシェルのコマンドを実行したりするCUIプログラムである。rsh を使って別のコンピュータ上でコマンドを実行するには、そのコンピュータ上で rshd デーモンが動作していなければならない。また、同じ rsh という名前で restricted shell と呼ばれるものもあり、PWB/UNIX で登場し、SVR4などに搭載されていた(通常、/usr/lib/rsh にある)。 rsh はBSDオペレーティングシステムで生まれた機能で、rcp と共に rlogin パッケージの一部として1983年の 4.2BSD に搭載された。その後、rsh は他のオペレーティングシステムに移植されていった。 rsh では、暗号化せずにネットワーク上に情報を送るなどの理由から、セキュリティ上問題があるとされている。実装によっては、認証のためのパスワードも暗号化せずにネットワーク上を転送することがある。そのため、現在ではインターネットなどのネットワークではほとんど使われず、同様の機能を持つ ssh (secure shell) が使われることが多い。 例として、rsh を使って host.example.com というコンピュータ上で remoteuser というユーザー名で mkdir testdir というコマンドを実行する場合を示す。 コマンドの実行が完了すると rsh は終了する。実行すべきコマンドが指定されない場合、rsh は rlogin を使ってリモートのシステムにログインする。リモートのコンピュータがどこにあるかは Domain Name System を使って検索される。 rsh は公開ポートとして TCP 514 を使用する。.

22 関係: ユーザープログラム (コンピュータ)パスワードデーモン (ソフトウェア)インターネットオペレーティングシステムキャラクタユーザインタフェースコンピュータネットワークコンピュータセキュリティシェルBSDDomain Name System認証ManページPWB/UNIXRcpRloginSecure ShellTransmission Control ProtocolUNIX System V暗号1983年

ユーザー

ユーザー(英語: user)または使用者(しようしゃ)とは、実際に商品やサービスなどを使う人、または買う人。 use(使う)に接尾辞 -er(〜する人)が合わさった派生語。 使用者、利用者、需要者、最終消費者、また企業にとっては顧客の意味もある。.

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プログラム (コンピュータ)

ンピュータプログラム(英:computer programs)とは、コンピュータに対する命令(処理)を記述したものである。コンピュータが機能を実現するためには、CPUで実行するプログラムの命令が必要である。 コンピュータが、高度な処理を人間の手によらず遂行できているように見える場合でも、コンピュータは設計者の意図であるプログラムに従い、忠実に処理を行っている。実際には、外部からの割り込み、ノイズなどにより、設計者の意図しない動作をすることがある。また設計者が、外部からの割り込みの種類を網羅的に確認していない場合もある。.

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パスワード

パスワード()とは、一般的に合言葉(あいことば)を指すが、特にコンピュータ関連で使用する場合は、特定の機能を使用する際に認証を得るため入力する文字及び数字の羅列を指す。多くの場合、その利用者が本人であることを確認するもので、その利用者のみが知る文字列を用いる。.

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デーモン (ソフトウェア)

デーモン (Daemon) は、UNIX, Linux, MacOSXなどUnix系ののマルチタスクオペレーティングシステム (OS) において動作するプロセス(プログラム)で、主にバックグラウンドで動作するプロセス。ユーザが直接対話的に制御するプログラムもデーモンとして作ることができる。典型的なデーモンは名前の最後尾に "d" が付く。例えば、syslogd はシステムログを扱うデーモン、sshd は内外のSSH接続要求を受け付けるデーモンである。 Unix系の環境では、常にではないが、デーモンの親プロセスはinitプロセスとなっていることが多い。デーモンは起動処理内でforkで子プロセスを作成し、親プロセスの方が即座に終了するため、init が里親となる。さらにデーモンまたはOSは制御端末 (tty) からの切り離しなどの処理も行う必要がある。こういったデーモンを生成するための手続きをUnix系では daemon(3) などの便利なルーチンにまとめて実装していることが多い。 システムは、ブート処理の延長上でデーモンを多く起動する。ネットワークからの要求を処理するもの、ハードウェアの何らかの活動を処理するものなどがある。他にも、一部のLinuxシステムの udevd のようにハードウェアの設定を行うもの、cronのようにスケジュールされたタスクを実行するものなど、様々な処理を担っている。.

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インターネット

インターネット(internet)は、インターネット・プロトコル・スイートを使用し、複数のコンピュータネットワークを相互接続した、グローバルな情報通信網のことである。 インターネットは、光ファイバーや無線を含む幅広い通信技術により結合された、地域からグローバルまでの範囲を持つ、個人・公共・教育機関・商用・政府などの各ネットワークから構成された「ネットワークのネットワーク」であり、ウェブのハイパーテキスト文書やアプリケーション、電子メール、音声通信、ファイル共有のピア・トゥ・ピアなどを含む、広範な情報とサービスの基盤となっている。.

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オペレーティングシステム

ペレーティングシステム(Operating System、OS、オーエス)とは、コンピュータのオペレーション(操作・運用・運転)のために、ソフトウェアの中でも基本的、中核的位置づけのシステムソフトウェアである。通常、OSメーカーが組み上げたコンピュータプログラムの集合として、作成され提供されている。 オペレーティングシステムは通常、ユーザーやアプリケーションプログラムとハードウェアの中間に位置し、ユーザーやアプリケーションプログラムに対して標準的なインターフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどの各リソースに対して効率的な管理を行う。現代のオペレーティングシステムの主な機能は、ファイルシステムなどの補助記憶装置管理、仮想記憶などのメモリ管理、マルチタスクなどのプロセス管理、更にはGUIなどのユーザインタフェース、TCP/IPなどのネットワーク、などがある。オペレーティングシステムは、パーソナルコンピュータからスーパーコンピュータまでの各種のコンピュータや、更にはスマートフォンやゲーム機などを含む各種の組み込みシステムで、内部的に使用されている。 製品としてのOSには、デスクトップ環境やウィンドウシステムなど、あるいはデータベース管理システム (DBMS) などのミドルウェア、ファイル管理ソフトウェアやエディタや各種設定ツールなどのユーティリティ、基本的なアプリケーションソフトウェア(ウェブブラウザや時計などのアクセサリ)が、マーケティング上の理由などから一緒に含められていることもある。 OSの中で、タスク管理やメモリ管理など特に中核的な機能の部分をカーネル、カーネル以外の部分(シェルなど)をユーザランドと呼ぶ事もある。 現代の主なOSには、Microsoft Windows、Windows Phone、IBM z/OS、Android、macOS(OS X)、iOS、Linux、FreeBSD などがある。.

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キャラクタユーザインタフェース

CLIの画面例。内容はGentoo LinuxでBashコマンドを実行したもの。 キャラクタユーザインタフェース、キャラクタベースユーザインタフェース 、コンソールユーザインタフェース 、またはコマンドラインインタフェース は、キーボード等からの文字列を入力とし、文字列が表示されるウィンドウや古くはラインプリンタで印字される文字などを出力とする、ユーザインタフェースの様式で、もっぱらグラフィカルユーザインタフェース (GUI) の対義語として使われる。。-->.

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コンピュータネットワーク

ンピュータネットワーク(computer network)は、複数のコンピュータを接続する技術。または、接続されたシステム全体。コンピュータシステムにおける「通信インフラ」自体、あるいは通信インフラによって実現される接続や通信の総体が(コンピュータ)ネットワークである、とも言える。.

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コンピュータセキュリティ

ンピュータセキュリティ(英語:Computer Security)は、情報セキュリティの一部で、コンピュータシステムを災害、誤用および不正アクセスなどから守ることである。また、ハードウェア、ソフトウェア、データ、ネットワークのいずれについてもその機密性、完全性、可用性を維持することである。 不正な利用とは、第三者による秘密情報へのアクセス、許可されていない操作の実行、ネットを介した詐欺(架空請求、ワンクリック詐欺など)が含まれる。この語は、しばしばコンピュータセキュリティ(安全性)を保つための仕組みや技術を指すために用いられる。また、コンピュータセキュアとも呼ばれる場合もある。.

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シェル

Bashのスクリーンショット シェル (shell) はオペレーティングシステム (OS) のユーザーのためにインタフェースを提供するソフトウェアであり、カーネルのサービスへのアクセスを提供する。それだけではなく、この用語は非常にゆるやかに応用され、特定のコンポーネントの周辺に構築された任意のソフトウェアを含むこともある。例えば、ウェブブラウザや電子メールクライアントはHTMLレンダリングエンジンの「シェル」といわれることがある。OSの内部(カーネル)とユーザーの間にある外殻であることから、このように呼ばれる。.

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BSD

BSD(ビーエスディー)は、Berkeley Software Distribution の略語で、1977年から1995年までカリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley, UCB) の Computer Systems Research Group (CSRG) が開発・配布したソフトウェア群、およびUNIXオペレーティングシステム (OS)。なお、今日「BSD」という名称は同OSを元に開発されたBSDの子孫の総称として使われることもあるが、この項では主に前述のUCBによるソフトウェア群およびOSについて述べる。 元となったコードベースと設計はAT&TのUNIXと共通であるため、歴史的にはBSDはUNIXの支流 "BSD UNIX" とみなされてきた。1980年代、ワークステーションクラスのシステムベンダーがプロプライエタリなUNIXとしてBSDを広く採用していた。例えば、DECのUltrix、サン・マイクロシステムズのSunOSなどである。これは、ライセンス条件の容易だったためと、当時の多くの技術系企業の創業者がBSDを熟知していたためである。 それらプロプライエタリ (proprietary:非公開) なBSD派生OSは、1990年代にはUNIX System V Release 4とOSF/1に取って代わられ(どちらもBSDのコードを取り入れており、他の現代のUnixシステムの基盤となった)、後期のBSDリリースはいくつかのオープンソース開発プロジェクトの基盤となった。例えば、FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、DragonFly BSDなどが今も開発中である。さらにそれら(の全部あるいは一部)が最近のプロプライエタリなOSにも採用されている。例えば、WindowsのTCP/IPコード(IPv4のみ)やアップルのmacOSである。.

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Domain Name System

Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム、DNS)とは、インターネットを使った階層的な分散型データベースシステムである。1983年にInformation Sciences Institute (ISI) のポール・モカペトリスとジョン・ポステルにより開発された。 現在では主にインターネット上のホスト名や電子メールに使われるドメイン名と、IPアドレスとの対応づけ(正引き、逆引き)を管理するために使用されている。.

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認証

認証(にんしょう)とは、何かによって、対象の正当性を確認する行為を指す。.

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Manページ

manコマンドのmanページ manページ(マンページ)とは、UNIXおよびUnix系オペレーティングシステムの man システムのコンテンツであり、電子化されたドキュメントのこと。各ページは独立した文書として構成されている。ライブラリやシステムコールなどのコンピュータプログラム、標準や慣例、抽象的概念などに関するページがある。man コマンドを実行することでmanページを閲覧することができる。.

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PWB/UNIX

PWB/UNIXは、UNIXオペレーティングシステム黎明期にAT&Tのベル研究所で開発されたバリエーションのひとつ。PWBとは Programmer's Workbench(プログラマの仕事台)を意味する。.

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Rcp

rcp(remote copy, リモートコピー、アールシーピー)は、UNIXコンピュータ間のネットワーク経由でのファイル転送を行うコマンド。4.2BSDより導入された。 信頼されたホスト/ユーザー間では、いちいちパスワードを入力することなくファイルのコピーが可能である。認証はホスト名とIPアドレスに基づいて行われるが、この情報は偽装可能であるため、パスワード等の漏洩を防ぎセキュリティを確保する目的から、近年ではSecure Copy(scp)による置き換えが進んでいる。.

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Rlogin

rlogin(アールログイン)は、UNIXでネットワーク経由で遠隔のサーバにログインするソフトウェア・ユーティリティであり、TCPポート番号 513 を使う。4.2BSDで最初に実装された。rlogin はそのソフトウェアで使われているアプリケーション層の通信プロトコル名でもあり、TCP/IPプロトコルスタックの一部である。認証されたユーザーは、あたかもそのコンピュータに物理的に存在しているかのように振舞うことができる。RFC 1258 における定義によれば、「rlogin 機能は、遠隔でエコー制御され、ローカルにフロー制御された仮想端末を提供し、出力は適正にフラッシュされる」とある。rlogin は遠隔ホスト上のデーモン rlogind と通信する。rlogin は telnet コマンドとよく似ているが、カスタマイズが不可能であり、UNIX 以外のホストに接続できない。 rlogin は企業や大学のネットワーク内で主に使われる。そのような環境では、ネットワーク上の各UNIXマシンのユーザーアカウント情報が(NISを使って)共有されている。これは、ネットワーク基盤や各マシンが信頼できるからこそ可能なことであり、rlogin プロトコルはそのような信頼の上に成り立っている。遠隔ホストが /etc/hosts.equiv ファイルに登録されていれば、あるいはユーザーがホームディレクトリに.rhosts ファイルを持っていれば、rlogin はパスワード入力なしでログインできる(ホームディレクトリは NFS で共有することが多い)。 rlogin にはいくつか非常に重大なセキュリティ問題がある。.

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Secure Shell

Secure Shell(セキュアシェル、SSH)は、暗号や認証の技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコル。パスワードなどの認証部分を含むすべてのネットワーク上の通信が暗号化される。.

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Transmission Control Protocol

Transmission Control Protocol(トランスミッション コントロール プロトコル、TCP)は、伝送制御プロトコルといわれ、インターネット・プロトコル・スイートの中核プロトコルのひとつ。.

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UNIX System V

System V(システムファイブ、SysV)は、初期の商用UNIXオペレーティングシステムの一種である。.

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暗号

暗号とは、セキュア通信の手法の種類で、第三者が通信文を見ても特別な知識なしでは読めないように変換する、というような手法をおおまかには指す。いわゆる「通信」(telecommunications)に限らず、記録媒体への保存などにも適用できる。.

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1983年

この項目では、国際的な視点に基づいた1983年について記載する。.

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