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馬痘

索引 馬痘

(ばとう、英:horse pox)とはウアシン・ギシュウー病ウイルス感染を原因とする感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物は馬。ウアシン・ギシュウー病ウイルスはポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属するDNAウイルス。丘疹あるいは痂皮を伴う小結節を形成し、水胞性口炎、馬媾疹との類症鑑別が必要。病巣部の角化細胞に細胞質内封入体を形成する。.

8 関係: かさぶた家畜伝染病予防法封入体丘疹ポックスウイルス科DNAウイルス水胞性口炎感染症

かさぶた

かさぶた(瘡蓋、scab, crust)は、外傷の過した形状の一種。性質上、大きく深い裂傷などよりも擦り傷などに生じたものの方が、出血面積が広いため目立ちやすい。動物の生体保護現象の一つで、主に傷口の出血を止める目的の過程で発現する。 医学領域では痂皮(かひ)という用語が用いられる。 本項では以後、平仮名でかさぶたと表記する。また便宜上、説明では人間のケースを前提にすることとする。.

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家畜伝染病予防法

家畜伝染病予防法(かちくでんせんびょうよぼうほう、昭和26年法律第166号)は、家畜の伝染性疾病(伝染病)の発生の予防、及びまん延の防止について定めた日本の法律である。略称は家伝法(かでんほう)。最終改正は平成17年10月21日法律第102号。 農林水産省職員執筆の同法の解説として、平成25年に「逐条解説 家畜伝染病予防法」(大成出版)が出版されている。.

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封入体

封入体(ふうにゅうたい、英:inclusion body)とは異常な物質の集積により形成される細胞内の異染色領域であり、能動的機能を有しない小体。ウイルスやクラミジア感染あるいは重金属中毒において形成されることがある。細胞質内に形成される封入体を細胞質内封入体、核内に形成される封入体を核内封入体、両者に形成される封入体を混合型封入体と呼ぶ。核内封入体には両染性の封入体が核内を満たすfull型と両染性から好酸性の封入体の周囲にhaloが伴うCowdry A型が存在する。例えば、狂犬病では海馬や小脳の細胞質内に好酸性のネグリ小体と呼ばれる封入体を形成することがある。封入体は糖質、脂肪、タンパク質、分泌顆粒、色素、結晶質、異物、細菌、ウイルスなどで構成される。 あるいは遺伝子組み換え等で合成されたタンパク質等が、本来の生体内での状態とは異なる立体構造を構成することによって、不溶性の凝集体として蓄積したもの。そのため、組み換え蛋白等は、尿素等によって溶解後再構成させたりして使用する必要が生じることがある。.

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丘疹

丘疹(きゅうしん、papule)とは直径1cm以下の皮膚の隆起。発疹の分類の一つ。表皮のみ、真皮のみあるいはその両方が肥厚する場合がある。ノミアレルギー、蚊の刺咬後、天然痘の初期などにおいて認められる。.

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ポックスウイルス科

ポックスウイルス科(Family Poxviridae)はウイルスの分類における1科である。この科に属するウイルスは線状の2本鎖DNAをゲノムとして持つDNAウイルスであり、そのビリオンは220~450nm×140~260nm×140~260nmの煉瓦状ないし卵形で、エンベロープを有する。通常のエンベロープを持つウイルスとは異なりエーテル耐性のものも存在する(オルトポックスウイルス属、アビポックスウイルス属)。また、ウイルスの増殖は他のDNAウイルスと異なり宿主細胞の細胞質内で行われる。感染経路としては経気道や接触によるものが多く、節足動物による機械的伝播も起こりやすい。ポックスウイルス科による病気の特徴は皮膚の発疹様斑紋である。ポックスウイルス科のウイルスによる疾患としては天然痘が有名である。.

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DNAウイルス

DNAウイルスとは、ゲノムとしてDNAをもつウイルスのこと。 ゲノムDNAから宿主細胞のRNAポリメラーゼを利用してmRNAを合成し、そのmRNAから蛋白質を合成するのがDNAウイルスの増殖経路である。 DNAウイルスはRNAウイルスと異なり、ゲノムの構造に多様性がない。ほとんどが二本鎖DNAウイルスであり、そうでないウイルスは一本鎖-鎖DNAウイルスのパルボウイルス科と不完全二本鎖DNAウイルスのヘパドナウイルス科のみである。DNAの構造はほとんどが線状であり、環状二本鎖DNAを有するのはパポバウイルス科(現在ではポリオーマウイルス科とパピローマウイルス科)のみである。なお、一本鎖DNAウイルスゲノムはそのままでは増殖できないため、宿主細胞のDNAポリメラーゼを使い二本鎖の状態を経て増殖する。また、ペパドナウイルスは非常に特異的な増殖様式を取る。部分的に一本鎖がある不完全環状DNAを有するこのウイルスゲノムは宿主細胞内で完全な二本鎖DNAとなり、mRNAを合成する。そしてDNAの合成はそのmRNAを逆転写することで合成される。 DNAウイルスには増殖の過程で生じたDNA複製のミスを修正する機構が備わっている。そのため、RNAウイルスと比較すると遺伝子の変異が少ない。そのため、長期にわたって同じワクチンが使用可能であり、天然痘をワクチンによって根絶することができたのも天然痘ウイルスがDNAウイルスであったためであるとされる。.

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水胞性口炎

水胞性口炎(すいほうせいこうえん、vesicular stomatitis)は、ラブドウイルス科に属する水胞性口炎ウイルスを原因とする牛、馬、豚などの感染症。家畜伝染病予防法における法定伝染病であり、対象動物は牛、水牛、鹿、馬、豚、猪である。OIEリストA疾病。感染は発症動物からの接触感染、汚染物からの経口、経鼻感染などによる。牛においては水疱、びらんを形成する。診断にはCF反応、HI反応、ELISAが用いられ、偶蹄類の場合は口蹄疫との鑑別が必要である。.

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感染症

感染症(かんせんしょう、英語:infectious disease)とは、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオン等の病原体の感染により、「宿主」に生じる望まれざる反応(病気)の総称。.

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