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香辛料貿易

索引 香辛料貿易

香辛料貿易(こうしんりょうぼうえき)は、香辛料、香、ハーブ、薬物及びアヘンなどを対象とした、古くから行われていた貿易(交易)のことである。アジア圏は古代から香辛料貿易に関わり、古代ギリシャ・ローマとも、ローマ-インドルートと香の道(Incense Route)を通して取引を行ったFage 1975: 164。ローマ-インドルートはアクスム王国(BC5世紀-AD11世紀)が1世紀以前に開拓した紅海航路を用いるなど海洋国家に依存した。7世紀中頃、発達したイスラム圏がエジプトとスエズを結ぶ隊商路を遮断してしまうと、アクスム王国(及びインド)は、ヨーロッパ貿易圏から離れてしまった。 アラブの貿易商は、レバント地方とヴェネツィアの商人を通してヨーロッパと取引を続けた。当初は、陸上ルートが香辛料貿易の主要なルートであったが、これは海上ルートによる商業活動の急激な成長にも繋がった。中世中期から終わりにかけて、香辛料貿易においてイスラムの貿易商達がインド洋航路を支配し、極東の資源地開発を行った。彼らはインド洋航路を通して、インドの貿易市場から、ヨーロッパへの陸上ルートに繋がるペルシア湾や紅海に向かって香辛料を輸送した。このようにアラブの貿易商達が香辛料貿易を支配したが、1453年にオスマン帝国がビザンツ帝国を滅ぼし、地中海の制海権を得ると、これらを通る交易路に高い関税をかけたため、アラブ商人主導の貿易は衰退していく。 大航海時代に入ると貿易は一変する。香辛料貿易(特にコショウ)は、大航海時代を通してヨーロッパの貿易商たちの主要な活動となったCorn & Glasserman 1999: Prologue。1498年にヴァスコ・ダ・ガマが喜望峰経由によるヨーロッパ-インド洋航路を発見し、新しい通商航路を開拓すると、ヨーロッパ人が直接インド洋始め東洋に乗り込んでいった。特にポルトガルはいわゆるポルトガル海上帝国を築き、当時の交易体制を主導した。 この大航海時代の貿易(中世の終わりから近世にかけての世界経済)は、東洋におけるヨーロッパ優位の時代を作った。国家は貿易の支配を目指して香辛料交易路を巡って戦ったが、それは例えばベンガル湾航路のように、様々な文化の交流、あるいは文化間の貿易取引を橋渡しする役割も持った。だが、ヨーロッパ支配地は発展するのが遅れた。ポルトガルは、自身の影響下にあった古代のルートや港湾、支配の難しい国を用いる交易路に制限や限定を行った。オランダは、(時間はかかるが)インドネシアのスンダ海峡と喜望峰を直接結ぶ遠洋航路を開拓してポルトガルの支配する海域を避け、これら多くの問題を回避した。.

164 関係: 南インド古代ローマ古代ギリシア大航海時代中国乳香仏教地中海北アフリカペナン島ペルシアペルシア湾ナツメグペドロ・アルヴァレス・カブラルナイル川マリンディマヌエル1世 (ポルトガル王)マカオマゼラン海峡チベットネパールハーブバハマバルトロメウ・ディアスバンダ諸島バングラデシュポルトガルポルトガル海上帝国ムーア人メースメッカモルッカ諸島ヨーロッパルイ14世 (フランス王)レバントヴァスコ・ダ・ガマヴェネツィアヴェネツィア共和国ボルネオ島トルコブラジルブリタニカ百科事典プランテーションプリープント国プトレマイオス朝パキスタンヒムヤル王国ヒンドゥー教ビャクダン...テルナテ島ティモール島ディムヤートフランシスコ会フランシスコ・ザビエルフランス東インド会社フィリピンフェルディナンド・マゼランホルムズベンガル湾喜望峰アチェ王国アムステルダムアメリカ大陸アラブ人アラビア半島アラビア海アレクサンドリアアッバース朝アヘンアデンアエギュプトゥスアクスム王国アスワンインディアンインドインドネシアインターネットアーカイブイギリスイギリス東インド会社イスラム教ウコンエチオピアエリュトゥラー海案内記エンリケ航海王子エジプトオランダオランダ東インド会社オスマン帝国カルダモンキュジコスクリストファー・コロンブスクローブグレナダグジャラート州ケーララ州ゲオルク・ルンフィウスコンスタンティノープルコンスタンティノープルの陥落コーリコードコクタンココナッツコショウシナモンショウガシルクロードシーラーフジャマイカジャワ島ジッダジェノヴァ共和国スペインスマトラ島スリランカスルターンスンダ海峡スーラトストラボンスエズスターテン・ヘネラールセイラム (マサチューセッツ州)セイロン島サバア王国国際連合食糧農業機関玄奘三蔵福建省紅海織物西インド諸島香辛料象牙貿易麝香龍涎香薬物東南アジア東ローマ帝国東インド会社東インド諸島樟脳海賊1453年1488年1492年1497年1498年1500年1520年1521年1522年1530年代1585年1595年1598年1602年1641年1664年1811年1815年1818年 インデックスを展開 (114 もっと) »

南インド

南インド(英語で South India, Dakshina Nad, Dravida Nad;タミル語で தக்ஷிண நாடு ダクシナ・ナードゥ 「南の地」, திராவிட நாடு ドラーヴィダ・ナードゥ 「ドラヴィダの地」)は、インドの中で南部に位置する、地理的、言語的、かつ文化的に区分されうる一地域の総称。南インド分離主義者はドラヴィディスタン(英語版)とされている。.

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古代ローマ

古代ローマ(こだいローマ、Roma antiqua)は、イタリア半島中部に位置した多部族からなる都市国家から始まり、領土を拡大して地中海世界の全域を支配する世界帝国までになった国家の総称である。当時の正式な国号は元老院ならびにローマ市民(Senatus Populusque Romanus)であり、共和政成立から使用されて以来滅亡まで体制が変わっても維持された。伝統的には476年のロムルス・アウグストゥルスの退位をもって古代ローマの終焉とするのが一般的であるが、ユスティニアヌス1世によってイタリア本土が再構成される554年までを古代ローマに含める場合もある。ローマ市は、帝国の滅亡後も一都市として存続し、世界帝国ローマの記憶は以後の思想や制度に様々な形で残り、今日まで影響を与えている。.

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古代ギリシア

この項目では、太古から古代ローマに占領される以前までの古代ギリシアを扱う。.

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大航海時代

大航海時代(だいこうかいじだい)は、15世紀半ばから17世紀半ばまで続いた、ヨーロッパ人によるアフリカ・アジア・アメリカ大陸への大規模な航海が行われた時代。主にポルトガルとスペインにより行われた。.

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中国

中国(ちゅうごく)は、ユーラシア大陸の東部を占める地域、および、そこに成立した国家や社会。中華と同義。 、中国大陸を支配する中華人民共和国の略称として使用されている。ではその地域に成立した中華民国、中華人民共和国に対する略称としても用いられる。 本記事では、「中国」という用語の「意味」の変遷と「呼称」の変遷について記述する。中国に存在した歴史上の国家群については、当該記事および「中国の歴史」を参照。.

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乳香

乳香 ボスウェリア属植物の花 ボスウェリア属植物の樹木 乳香(にゅうこう)とはムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂のこと()。.

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仏教

仏教寺院 仏教(ぶっきょう、旧字体:佛敎、サンスクリット:बौद्धधर्मः 、Buddhism)は、インドの釈迦(ゴータマ・シッダッタ、もしくはガウタマ・シッダールタ、ゴータマ・シッダールタ)を開祖とする宗教である。キリスト教・イスラム教と並んで、日本では出版点数の多い宗教の一つに数えられる。仏陀(仏、目覚めた人)の説いた教えである。 その教義は、苦しみの輪廻から解脱することを目指している。原因と結果の理解に基づいており、諸々の現象が縁起するとされる。 仏教は仏、その教えである法、その実践者である僧からなる三宝を中心に組織されている。実践における戒定慧の三学は、戒律、心を集中する禅定、ものごとの縁起を観察する智慧であり、後ろ二つは併せて止観とも呼ばれる仏教の瞑想法である。実践にて重要となる能力は六波羅蜜や八正道のように、いくつかの方法でまとめらている。 紀元前450年ごろに、インドで開始された仏教は、今では初期仏教として研究されている。釈迦は、他の苦行などの実践者の主張であるアートマン(真我)の存在を否定して無我とした。釈迦の死後数百年で部派仏教が生まれ、大きく大衆部と上座部とに、さらに細かく分かれたが、今なお大きな勢力として続いているのは南伝した上座部仏教であり、初期の教えを模範としている。紀元前の終わりごろには北伝し日本にも伝わることになる大乗仏教が開始され、教義や団体は多彩に発展しており、禅の瞑想法の様々、チベットや日本の真言宗に残る密教、一方で浄土信仰のような信仰形態の変化など多様である。『日本書紀』によれば仏教が伝来したのは飛鳥時代552年(欽明天皇13年)である(日本の仏教)。.

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地中海

地中海(ちちゅうかい、Mare Mediterraneum)は、北と東をユーラシア大陸、南をアフリカ大陸(両者で世界島)に囲まれた地中海盆地に位置する海である。海洋学上の地中海の一つ。.

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北アフリカ

北アフリカ(きたアフリカ)は、アフリカのうちサハラ砂漠より北の地域を指す。また、狭義には西端部のマグリブ地域のみを指す場合もある。エジプトやリビアを中心に中東の一部として定義されることも多い。サハラ砂漠をはじめとした砂漠地帯やステップが大部分を占めるが、地中海を挟んでEU諸国と対しており、モロッコやチュニジアのように経済が比較的発達している国が多い。住民にはアラブ系のコーカソイドが多いため、ホワイトアフリカともよばれる。.

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ペナン島

ペナン島 (ペナンとう、マレー語:Pulau Pinang, Penang, 檳島) は、マレー半島の西方、マラッカ海峡に位置する島である。対岸のマレー半島部分バターワースと合わせてマレーシア・ペナン州を構成している。.

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ペルシア

ペルシア、ペルシャ(ギリシャ語 Περσία)は、現在のイランを表す古名である。漢名は波斯(はし)・波斯国(はしこく)。波斯と書いてペルシャ、ペルシヤと読ませることもある。イランの主要民族・主要言語の名称でもある。.

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ペルシア湾

ペルシャ湾とオマーン湾周辺の地図 ペルシア湾(ペルシアわん、ペルシア語:خلیج فارس khalij-e fārs خلیج پارس Khalij-e Pars)は、イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーンに囲まれた細長い形状の湾。ペルシャ湾とも呼ぶ。.

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ナツメグ

ナツメグ(英語:nutmeg、学名:Myristica fragrans)は、ニクズク科の常緑高木の一種である。またはその種子中の仁から作られる香辛料。ナッツメッグ、ナットメグとも。和名はニクズク(肉荳蔲)。 ナツメグ、ニクズクはニクズク属の総称的に使うことがある。特に、ナツメグとして流通している木材は基本的に他種である。ここでは Myristica fragrans について述べる。.

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ペドロ・アルヴァレス・カブラル

ペドロ・アルヴァレス・カブラル(Pedro Álvares Cabral, 1467/1468年 - 1520年)は、ポルトガル王マヌエル1世に顧問官として仕えたキリスト騎士団の一員で、彼が隊長として率いた第2回インド遠征隊は1500年4月21日、ブラジルに「漂着」した。.

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ナイル川

ナイル川(ナイルがわ、النيل ()、the Nile、le Nil)は、アフリカ大陸東北部を流れ地中海に注ぐアフリカ最長級の河川である。長さは6,650km、流域面積は2,870,000km2にのぼる。.

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マリンディ

マリンディ(Malindi)はケニア南東部の旧海岸州のキリフィ (カウンティ)の都市。 かつては多くのムスリム商人が来訪し、貿易を通じて栄えた。 2009年の人口は8万4150人。 マリンディの位置.

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マヌエル1世 (ポルトガル王)

マヌエル1世(Manuel I, 1469年5月31日 - 1521年12月13日)は、ポルトガル王(在位:1495年 - 1521年)。傍流の六男として生まれながら、偶然が重なって平和裡に王位につき、さらにその治世においてインド航路の開設等の吉事に恵まれてポルトガル王国の黄金期を築いたことから、幸運王 と称される。先王ジョアン2世の推し進めた中央集権化政策を継承し、海外交易による莫大な利益を背景に、ポルトガルの絶対王政を確立した。.

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マカオ

中華人民共和国マカオ特別行政区(ちゅうかじんみんきょうわこくマカオとくべつぎょうせいく)、通称マカオ(Macau、澳.

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マゼラン海峡

マゼラン海峡/マガリャネス海峡(マゼランかいきょう、〔エストレーチョ・デ・マガリャネス〕、〔エストレイト・デ・マガリャンイス〕)は、南アメリカ大陸南端とフエゴ島とを隔てる海峡である。太平洋と大西洋を結ぶ。.

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チベット

チベットの旗(雪山獅子旗) チベット(英語:Tibet,,,, )は、東経77-105度、北緯27-40度に至る地域を占め、南はヒマラヤ山脈、北は崑崙山脈、東は邛崍山脈に囲まれた地域、およびこの地域に成立した国家や政権、民族、言語等に対して使用される呼称。.

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ネパール

ネパール連邦民主共和国(ネパールれんぽうみんしゅきょうわこく)、通称ネパールは、南アジアの連邦共和制国家。 東、西、南の三方をインドに、北方を中国チベット自治区に接する西北から東南方向に細長い内陸国である。国土は世界最高地点エベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成る。ヒマラヤ登山の玄関口としての役割を果たしている。面積は約14.7万km。多民族・多言語国家であり、民族とカーストが複雑に関係し合っている。また、宗教もヒンドゥー教(元国教)、仏教、アニミズム等とその習合が混在する。 農業を主たる産業とし、ヒマラヤ観光などの観光業も盛んである。後発開発途上国であると分類されている。世界で唯一矩形(長方形)でない国旗を持つ国である。.

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ハーブ

ハーブ(イギリス英語で 「ハーブ」、アメリカ英語では 「アーブ」)は、一般的に料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で永岡治 著 『クレオパトラも愛したハーブの物語 魅惑の香草と人間の5000年』 PHP研究所、1988年、緑の葉を持つ草、茎のやわらかい植物などを指すことが多いA.W.ハットフィールド 著 『ハーブのたのしみ』 山中雅也・山形悦子 訳、八坂書房、1993年。同様の有用植物であっても、種子、実、根、樹皮などは香辛料と呼ばれることが多いが、苔から木本まで、香りや薬効がある有用植物全般をハーブとして扱う場合もある。反面、旺盛な繁殖力を持ち駆除困難な害草となる種もある。 ハーブは「草」あるいは「野草」、「草木」を意味する を語源とし、フランス語でherbe(エルブ)、古英語でherbe(アーブ)となり、これが変化して英語のherbとなり、日本に伝わってハーブという言葉が使われるようになった。.

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バハマ

バハマ国(バハマこく)、通称バハマは、西インド諸島のバハマ諸島を領有する国家。 英語圏に属し、イギリス連邦の加盟国であると同時に英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。 島国であり、海を隔てて北西にアメリカ合衆国のフロリダ半島が、南西にキューバが、南東にハイチが存在する。 首都はニュー・プロビデンス島のナッソー。 バハマ文書が注目を浴びている。 2010年5月3日の人口は35万1461人。.

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バルトロメウ・ディアス

バルトロメウ・ディアス(Bartolomeu Dias de Novais, 1450年頃 – 1500年5月29日)はポルトガルの航海者で、ヨーロッパ人として初めて喜望峰に到達した。 資料によっては、英語名のバーソロミュー・ディアズ と表記される。 1993年に発行された2000エスクード紙幣に肖像が印刷されていた。.

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バンダ諸島

バンダ諸島(Banda Islands)は、インドネシア共和国のバンダ海にある列島。 ジャワ島の東2,000kmに位置し、セラム島の南方約100kmにあり、モルッカ諸島の一部を成している。 19世紀中頃まで、ナツメグなどの香辛料の世界で唯一の供給源であった。 現在はスキューバダイビングのスポットにもなっている。.

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バングラデシュ

バングラデシュ人民共和国(バングラデシュじんみんきょうわこく、গণপ্রজাতন্ত্রী বাংলাদেশ)、通称バングラデシュは、南アジアにあるイスラム教徒主体の国。イギリス連邦加盟国、通貨はタカ、人口1億5,940万人、首都はダッカ。 北と東西の三方はインド、南東部はミャンマーと国境を接する。南はインド洋に面する。西側で隣接するインド西ベンガル州とともにベンガル語圏に属す。 1971年にパキスタンから独立。バングラデシュはベンガル語で「ベンガル人の国」を意味する。都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国で、人口数は世界第7位。 ベンガル湾に注ぐ大河ガンジス川を有する。豊富な水資源から米やジュートの生産に適し、かつて「黄金のベンガル」と称された豊かな地域であったが、インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国に属する。近年は労働力の豊富さ、アジア最低水準の労働コストの低廉さに注目した、多国籍製造業の進出が著しい。.

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ポルトガル

ポルトガル共和国(ポルトガルきょうわこく、República Portuguesa、República Pertuesa)、通称ポルトガルは、南ヨーロッパのイベリア半島に位置する共和制国家である。北と東にスペインと国境を接し、国境線の総延長は1,214kmに及ぶ。西と南は大西洋に面している。ヨーロッパ大陸部以外にも、大西洋上にアソーレス諸島とマデイラ諸島を領有している。首都はリスボン。 ポルトガルはユーラシア大陸最西端の国家である。ヨーロッパで最初に海路で中国や日本など東アジアとの接触を持った。.

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ポルトガル海上帝国

1410年から1999年までにポルトガルが領有したことのある領域(赤)、ピンクは領有権を主張したことのある領域、水色は大航海時代に探索、交易、影響が及んだ主な海域。 ポルトガル海上帝国(ポルトガルかいじょうていこく、ポルトガル語:Império Português)は、15世紀以来ポルトガル王国が海外各地に築いた植民地支配及び交易体制を指す。新大陸発見後はトルデシリャス条約によりスペインと世界を二分した。領域支配より交易のための海上覇権が中心であったので、このように呼ばれる(オランダ海上帝国も同様である)。それゆえ、既存の大国であったアステカ帝国やインカ帝国の、それぞれの中心地域であったメキシコおよびペルーにおける領域支配を中心としたスペインの場合は、とくに「海上帝国」とは言わない(スペイン帝国)。.

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ムーア人

ムーア人(Moors)は、北西アフリカのイスラム教教徒の呼称。主にベルベル人を指して用いられる。.

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メース

メース、メイス(mace).

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メッカ

メッカ(مكة Makkah )は、サウジアラビアのマッカ州(歴史的にいえばヒジャーズ地域)の州都である。正式名はマッカ・アル=ムカッラマ(مكة المكرمة Makkah al-Mukarramah 「栄光あるマッカ」)。別名、ウンム・アル=クラー(أم القرى Umm al-Qurā 「町々の母」)。サウジアラビア政府は、1980年代に当市の名前の公式な英語表記を、西洋人が以前から一般に用いてきた綴りである Mecca から Makkah に改めた。.

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モルッカ諸島

モルッカ諸島(英: Moluccas、蘭: Molukken)またはマルク諸島(インドネシア語: Kepulauan Maluku)は、インドネシア共和国のセラム海とバンダ海に分布する群島。スラウェシ島の東、ニューギニア島の西、ティモール島の北に位置する。歴史的に「香料諸島」として特に西洋人や中国人の間で有名であった。 山がちであり、いくつかの活火山がある。気候は湿潤。農業は小規模で行われているが、米、サゴヤシの他、ナツメグ、クローブなどの香辛料など価値の高い農産物を生産している。 大航海時代にヨーロッパ諸国がマルク諸島に押し寄せたことからキリスト教徒が多い。.

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ヨーロッパ

ヨーロッパ日本語の「ヨーロッパ」の直接の原語は、『広辞苑』第5版「ヨーロッパ」によるとポルトガル語・オランダ語、『デジタル大辞泉』goo辞書版「」によるとポルトガル語。(、)又は欧州は、地球上の七つの大州の一つ。漢字表記は欧羅巴。 地理的には、ユーラシア大陸北西の半島部を包括し、ウラル山脈およびコーカサス山脈の分水嶺とウラル川・カスピ海・黒海、そして黒海とエーゲ海を繋ぐボスポラス海峡-マルマラ海-ダーダネルス海峡が、アジアと区分される東の境界となる増田 (1967)、pp.38–39、Ⅲ.地理的にみたヨーロッパの構造 ヨーロッパの地理的範囲 "Europe" (pp. 68-9); "Asia" (pp. 90-1): "A commonly accepted division between Asia and Europe...

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ルイ14世 (フランス王)

ルイ14世(仏:Louis XIV、1638年9月5日 - 1715年9月1日)は、ブルボン朝第3代のフランス王国国王(在位:1643年5月14日 - 1715年9月1日)である。ナバラ王国国王としてはルイス3世(バスク語:Luis III.a)である。ルイ13世の長子であり、妃はスペイン国王であるフェリペ4世の娘マリー・テレーズ・ドートリッシュである。王朝の最盛期を築き、太陽王(Roi-Soleil)と呼ばれた。 父の死後、幼くしてフランス国王に即位し、宰相ジュール・マザランの補佐を得てフロンドの乱を鎮圧した。1661年に親政を開始するとジャン=バティスト・コルベールを登用して中央集権と重商主義政策を推進した。対外戦争を積極的に行い、帰属戦争、仏蘭戦争で領土を拡張して権威を高めると、ジャック=ベニーニュ・ボシュエの唱える王権神授説・ガリカニスムを掲げ、絶対君主制を確立した。さらにミディ運河とヴェルサイユ宮殿を建設した。治世後半のアウクスブルク同盟戦争、スペイン継承戦争では苦戦し、晩年には莫大な戦費調達と放漫財政によりフランスは深刻な財政難に陥った。 72年もの在位期間はフランス史上最長であり、18世紀の啓蒙主義思想家ヴォルテールはルイ14世の治世を「大世紀」(グラン・シエクル Grand Siècle)と称えている。また、「中世以後の国家元首として最長の在位期間を持つ人物」としてギネス世界記録にも認定されている。 また、メヌエットを宮廷舞踊に取り入れ、メヌエットを最初に踊った人と言われ、その時、太陽神アポロンに変装して踊った姿から「太陽王」と言う諢名がついたとも言われる。.

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レバント

レバントまたはレヴァント(Levant)とは、東部地中海沿岸地方の歴史的な名称。厳密な定義はないが、広義にはトルコ、シリア、レバノン、イスラエル、エジプトを含む地域。現代ではやや狭く、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル(およびパレスチナ自治区)を含む地域(歴史的シリア)を指すことが多い。歴史学では、先史時代・古代・中世にかけてのこれらの地域を指す。 レヴァントは英語の発音だが、もとはフランス語のルヴァン (Levant) で、「(太陽が)上る」を意味する動詞「lever」の現在分詞「levant」の固有名詞化である。.

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ヴァスコ・ダ・ガマ

ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama, 1460年頃 - 1524年12月24日/25日)は、ポルトガルの航海者、探検家である。熟達した航海術と外交手腕を買われヨーロッパからアフリカ南岸を経てインドへ航海した記録に残る最初のヨーロッパ人であり、しばしばインドへの航路をヨーロッパ人として初めて「発見」した人物であるとされる。このインド航路の開拓によって、ポルトガル海上帝国の基礎が築かれた。バスコ・ダ・ガマとも。.

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ヴェネツィア

ヴェネツィア(Venezia)は、イタリア共和国北東部に位置する都市で、その周辺地域を含む人口約26万人の基礎自治体(コムーネ)。ヴェネト州の州都、ヴェネツィア県の県都である。ヴの表記によりベネチアと表記されることもある。 中世にはヴェネツィア共和国の首都として栄えた都市で、「アドリア海の女王」「水の都」などの別名をもつ。英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニスと呼ばれることもある。.

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ヴェネツィア共和国

ヴェネツィア共和国(薄赤)の領域はポー平原北部からイストリア半島、ダルマチアに及んでいた。1494年時点の状況 最も高貴な共和国ヴェネツィア(もっともこうきなきょうわこく ヴェネツィア、Serenìsima Repùblica de Venexia(Venessia)、Serenissima Repubblica di Venezia)、通称ヴェネツィア共和国(ヴェネツィアきょうわこく、、)は、現在の東北イタリアのヴェネツィアを本拠とした歴史上の国家である。7世紀末期から1797年まで1000年以上の間に亘り、歴史上最も長く続いた共和国である。「最も高貴な国」や「アドリア海の女王」とも呼ばれる。東地中海貿易によって栄えた海洋国家であった。また、信教の自由や法の支配が徹底されており、元首の息子であっても法を犯せば平等に処罰された。.

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ボルネオ島

ボルネオ島(ボルネオとう、Borneo, Pulau Kalimantan)は、東南アジアの島。南シナ海(西と北西)、スールー海(北東)、セレベス海とマカッサル海峡(東)、ジャワ海とカリマタ海峡(南)に囲まれている。インドネシア・マレーシア・ブルネイ、この3か国の領土であり、世界で最も多くの国の領地がある島となっている。 面積は725,500kmで日本の国土の約1.9倍の大きさである。世界の島の中では、グリーンランド島、ニューギニア島に次ぐ、面積第3位の島である(面積順の世界の島一覧も参照)。.

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トルコ

トルコ共和国(トルコきょうわこく、Türkiye Cumhuriyeti)、通称トルコは、西アジアのアナトリア半島(小アジア)と東ヨーロッパのバルカン半島東端の東トラキア地方を領有する、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる共和国。首都はアナトリア中央部のアンカラ。 北は黒海、南は地中海に面し、西でブルガリア、ギリシャと、東でジョージア(グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアと接する。.

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ブラジル

ブラジル連邦共和国(ブラジルれんぽうきょうわこく、República Federativa do Brasil)、通称ブラジルは、南アメリカに位置する連邦共和制国家である。南米大陸で最大の面積を占め、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ(つまりチリとエクアドル以外の全ての南米諸国)と国境を接している。また、大西洋上のフェルナンド・デ・ノローニャ諸島、トリンダージ島・マルティン・ヴァス島、セントピーター・セントポール群島もブラジル領に属する。その国土面積は日本の約22.5倍で、アメリカ合衆国よりは約110万km2(コロンビア程度)小さいが、ロシアを除いたヨーロッパ全土より大きく、インド・パキスタン・バングラデシュの三国を合わせた面積の約2倍に相当する。首都はブラジリア。 南アメリカ大陸最大の面積を擁する国家であると同時にラテンアメリカ最大の領土、人口を擁する国家で、面積は世界第5位である。南北アメリカ大陸で唯一のポルトガル語圏の国であり、同時に世界最大のポルトガル語使用人口を擁する国でもある。公用語はポルトガル語ではあるがスペイン語も比較的通じる。ラテンアメリカ最大の経済規模であり、同時に世界で7番目の経済規模でもある。 ブラジルは全体的に低緯度(北部は赤道直下)で、尚且つ海流等の影響もあり気候は大変温暖であり、ポルトガルによる植民地支配が厳格化する17世紀半頃までは、ほとんどの原住民は男女とも全裸に首飾り等の装飾品を付けた状態で生活していたという。.

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ブリタニカ百科事典

ブリタニカ百科事典(ブリタニカひゃっかじてん、)は、英語で書かれた百科事典である。110人のノーベル賞受賞者と5人のアメリカ合衆国大統領を含む4,000人以上の寄稿者と専任の編集者約100人によって書かれており、学術的に高い評価を受けている。 英語の百科事典としては最古のものであり、今もなお製作されている。1768年から1771年にかけて、エディンバラで3巻の百科事典として発行されたのが始まりである。収録された記事は増えていき、巻数は第2版で10巻、第4版(1801年から1810年)では20巻となった。学術的な地位の向上は高名な寄稿者を招くのに役立ち、第9版(1875年から1889年)と第11版(1911年)は、文体と学術的知識において画期的なものとなった。版権が米国に移った第11版からは北米市場に売り込むため短く簡潔な記事となっていった。1933年、ブリタニカは百科事典としては初めて継続的な改訂が行われるようになった。2012年3月ブリタニカ社は、紙の書籍としての発行を取り止めオンライン版 に注力すると発表し、2010年に32巻で印刷されたものが紙の書籍としては最後となった。 1972年より日本語版もあり、『ブリタニカ国際大百科事典』(Britannica International Encyclopædia)として出版されている。 第15版からは三部構成となっている。短い記事(ほとんどが750語以下からなる)のマイクロペディア(小項目事典)12巻、長い記事(2~310ページ)のマクロペディア(大項目事典)19巻、そして知識を系統立てる、もしくは概観を示すプロペディア(総論・手引き)1巻である。マイクロペディアは簡単な調べ物やマクロペディアの手引書としての役割を担っている。記事の概観や詳細を知るためにはプロペディアを閲覧することが推奨されている。ブリタニカはおよそ50万の記事が約4000万語で記述されており、70年以上ほぼ一定に保たれている。1901年以降は米国を拠点に出版されてきたが、主にイギリス英語で書かれている。.

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プランテーション

プランテーション (plantation) とは、大規模工場生産の方式を取り入れ、熱帯、亜熱帯地域の広大な農地に大量の資本を投入し、単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大規模農園またはその手法をさす。 先住民や黒人奴隷などの熱帯地域に耐えうる安価な労働力を使う場合が多いが、現代では途上地域などの現地雇用を主な働き手とする場合が増えている。経営主体は、国営/企業/民間など様々である。経営する側をプランターと呼ぶ場合もある。生産国の経済を支え、日本を含め諸国が安価な輸入品を享受できる一面を持ちながら、後述の問題をはらんでいる。.

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プリー

プリー(ପୁରୀ、英語:Puri)は、インドのオリッサ州の都市である。州都のブヴァネーシュヴァルから南60kmにあり、ベンガル湾を臨む町である。 ジャガンナートを祀るが有名である。 プーリ、プーリーとも表記される。.

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プント国

プント国(プントこく、プゥエネト、Land of Punt, Pwenet, Pwene, Φουδ)は、古代エジプトの貿易相手国の一つ。金、香料、アフリカン・ブラックウッド、コクタン、象牙、奴隷、野生動物などをエジプトに輸出していたShaw & Nicholson, p.231.

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プトレマイオス朝

プトレマイオス朝は、古代エジプトのヘレニズム国家の一つ(紀元前306年 - 紀元前30年)。アレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)の死後、部下であったプトレマイオス(マケドニア出身のマケドニア人)が創始した。首都はアレクサンドリアに置かれた。.

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パキスタン

パキスタン・イスラム共和国(パキスタン・イスラムきょうわこく、اسلامی جمہوریہ پاکِستان)、通称パキスタンは、南アジアの国家で、イギリス連邦加盟国である。首都はイスラマバード。最大の都市はカラチ。面積は80万kmで日本 (38万km) の約2倍程。東はインド、北東は中華人民共和国、北西はアフガニスタン、西はイランと国境を接し、南はインド洋に面する。国土の中心部を流れるインダス川の流域に国民の75%以上が住み、人口の増加が著しい国の一つである。.

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ヒムヤル王国

ヒムヤル王国(مملكة حِمْيَر、Mamlakat Ḥimyar)とは、紀元前115年頃(2014年12月閲覧)から525年にかけてアラビア半島南部のヤマン(イエメン)に存在していた国家である。首都は(ラフジュ)。 王国の歴史は成立からエチオピアのアクスム王国の攻撃を受ける4世紀頃までの第一期、525年に滅亡するまでの第二期に分けられる岩永「ヒムヤル族」『アジア歴史事典』8巻、25頁。南アラビア史において主導的な役割を果たした国家であり、同時期に南アラビアに存在していたサバア王国、ハドラマウト王国と覇権を争った。523年にユダヤ教徒の国王ズー・ヌワースがナジュラーンに居住するキリスト教徒を弾圧した事件の後、ヒムヤル王国はアクスム王国、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、イランのサーサーン朝の介入を受けて滅亡する。.

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ヒンドゥー教

ヒンドゥー教(ヒンドゥーきょう、Hinduism、हिन्दू धर्म、सनातनधर्मः)、慣用表記でヒンズー教、ヒンヅー教、ヒンド教、ヒンドゥ教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教、またはインド的伝統を指す。西欧で作られた用語である。 英語のHinduは、まずイスラム教徒との対比において用いられるのが現在では一般的で、イスラム教徒以外で小宗派を除いた、インドで5億人を超えるような多数派であるインド的な複数の有神教宗派の教徒の総称である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。 同じくヒンドゥー教と訳される英語のHinduismは、最も広い意味・用法ではインドにあり、また、かつてあったもの一切が含まれていて、インドの歴史では先史文明のインダス文明まで遡るものであるが、一般的には、アーリア民族のインド定住以後、現代まで連続するインド的伝統を指す。西洋では、このうち仏教以前に存在した宗教をバラモン教()、特にヴェーダ時代の宗教思想をヴェーダの宗教()と呼んだ。。 ヒンドゥー教の狭い意味での用法は、仏教興隆以後発達して有力になったもので、とくに中世・近世以後の大衆宗教運動としてのシヴァ教徒・ヴィシュヌ教徒などの有神的民衆宗教を意識しての呼び方であることが多い川崎信定 『インドの思想』 放送大学教育振興会、1997年。.

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ビャクダン

ビャクダン(白檀、学名 Santalum album)はビャクダン科の半寄生の熱帯性常緑樹。爽やかな甘い芳香が特徴。香木として利用される。.

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テルナテ島

テルナテ島(テルナテとう、Ternate)はインドネシアのモルッカ諸島にある島である。ハルマヘラ島の西海岸沖合10kmにあり、面積は106km2。人口は95,921人(2002年)。中心都市はテルナテで島の東海岸にある。テルナテ島の南には幅約1kmの海峡を挟んでティドレ島があり、この2つの島は大きさも地形もよく似ていて双子に喩えられる。 テルナテ島はマルク州に属していたが、1999年に北マルク州が分離して成立すると、テルナテが事実上の州都になった(計画上の州都はハルマヘラ島のSofifi)。 島の最高峰は活火山のガマラマ山で、標高は1,715 mある。定期的に活動を繰り返しており、1538年に記録されて以来70回以上噴火している。最近では1980年9月に大きな噴火があり、3万人が近くのティドレ島に避難した。 バタビア航空ほかがジャカルタ直行便を運航している他、ローカル航空会社の近隣便がある。島内はバスが走り、テルナテに港がある。.

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ティモール島

ティモール島の衛星写真 西ティモール ティモール島(Timor)は、小スンダ列島の東端にある島。南にはティモール海を隔ててオーストラリアがある。面積は約3万0777 km。人口は東西合わせて約232万8000人(1998)。 「ティモール」はマレー語・インドネシア語で「東」を意味する。.

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ディムヤート

ディムヤート(アラビア語: دمياط、dimyāṭ)は、エジプト北部のナイル川デルタにあり、地中海に臨む港町で、ディムヤート県の県都。ダミエッタ(Damietta)とも。カイロの北方200kmに位置する。人口100万以上(2006年時点)。 ナイル川へと続く運河が流れており、エジプトの重要な港町の一つとして数えられている。大規模な液化天然ガスの工場も擁する。.

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フランシスコ会

フランシスコ会の会章 フランシスコ会(フランシスコかい、Ordo Fratrum Minorum、Order of Friars Minor)またはフランチェスコ会(フランチェスコかい)は、13世紀のイタリアで、アッシジのフランチェスコによってはじめられたカトリック教会の修道会の総称であり、広義には第一会(男子修道会)、第二会(女子修道会)、第三会(在俗会)を含む。現在、その活動は全世界にわたっている石井(2004)「フランシスコ会」。 狭義には男子修道会、すなわち男子修道士による托鉢修道会である第一会に相当する3つの会のことを指し、特にそのなかの主流派である改革派フランシスコ会のみを指すこともある。この3つの会はいずれも「小さき兄弟会」Ordo Fratrum Minorum (OFM) の名を冠している。また、イングランド国教会系の聖公会でもフランシスコ会が組織されている。 フランシスコ会は、無所有と清貧を主張したフランチェスコの精神にもとづき、染色を施さない修道服をまとって活動している。.

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フランシスコ・ザビエル

フランシスコ・デ・ザビエル( または, 1506年頃4月7日 - 1552年12月3日)は、スペインのナバラ王国生まれのカトリック教会の司祭、宣教師。イエズス会の創設メンバーの1人。バスク人。 ポルトガル王ジョアン3世の依頼でインドのゴアに派遣され、その後1549年(天文18年)に日本に初めてキリスト教を伝えたことで特に有名である。また、日本やインドなどで宣教を行い、聖パウロを超えるほど多くの人々をキリスト教信仰に導いたといわれている。カトリック教会の聖人で、記念日は12月3日。.

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フランス東インド会社

フランス東インド会社(フランスひがしインドがいしゃ、Compagnie française des Indes Orientales)は、フランスで1604年にアンリ4世が対インド貿易でのオランダとイギリスの独占に対抗して組織した特権会社である。.

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フィリピン

フィリピン共和国(フィリピンきょうわこく、Republika ng Pilipinas、Republic of the Philippines、) 通称フィリピンは、東南アジアに位置する共和制国家である。島国であり、フィリピン海を挟んで日本とパラオ、ルソン海峡を挟んで台湾、スールー海を挟んでマレーシア、セレベス海を挟んでインドネシア、南シナ海を挟んで中国およびベトナムと対する。フィリピンの東にはフィリピン海、西には南シナ海、南にはセレベス海が広がる。首都はマニラで、最大の都市はケソンである。国名のフィリピンは16世紀のスペイン皇太子フェリペからちなんでいる。.

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フェルディナンド・マゼラン

フェルディナンド・マゼラン(1480年 - 1521年4月27日)は大航海時代のポルトガルの航海者、探検家である。1519年に始まる航海でスペイン船の艦船隊を率いた。マゼラン自身は航海半ばの1521年に亡くなったものの、彼が率いたスペインの艦隊が1522年に史上初の世界一周を成し遂げた。 ポルトガル語名(本名)はフェルナン・デ・マガリャンイス(Fernão de Magalhães )、スペイン語(カスティーリャ語)名はフェルナンド・デ・マガリャネス(Fernando de Magallanes, 名はエルナンドHernandoとも )。スペイン語圏・ポルトガル語圏以外の多くの国では Magellan と綴るのが一般的であるツヴァイク(1972)、p.12。 英名(Ferdinand Magellan )の発音は「マゲラン」「マジェラン」だが日本語では慣用的に「マゼラン」と呼びならわしている。これにならい、この項における呼称も「マゼラン」で統一する。.

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ホルムズ

ホルムズ(Hormuz、オルムズ)はペルシャ湾で10世紀から17世紀に存在したホルムズ王国の港湾都市。オマーン湾からホルムズ海峡を望むとララク島、ホルムズ島、ケシム島がある。.

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ベンガル湾

ベンガル湾(ベンガルわん、Bay of Bengal)は、インド洋の北東部分の湾。湾はほぼ三角形で、南方に開けた形となっている。東にマレー半島、西にインド亜大陸、北に名前の元となったインドの西ベンガル州およびバングラデシュに面している。南端はスリランカとアンダマン・ニコバル諸島連邦直轄地に面している。同諸島の東側の海域はアンダマン海と呼ばれる。 インドやバングラデシュの多くの川がベンガル湾に流れ込んでいる。北からはガンジス川、メグナ川とブラマプトラ川が流れ込み、南西の沿岸であるオリッサ州からはマハナディ川、ゴータヴァリー川、クリシュナ川、カヴェリ川が流れ込んでいる。湾の北端のインド領には、スンダルバンス国立公園があり、豊かなマングローブの林がある。ミャンマーのエーヤワディー川もベンガル湾に流れ込んでいる。 チェンナイ(旧名マドラス)やコルカタ(旧名カルカッタ)といった大都市がベンガル湾に接しており、古くから交易拠点として栄えてきた。.

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喜望峰

喜望峰 喜望峰とアガラス岬の位置 喜望峰に生息するダチョウ 喜望峰(きぼうほう、、、、)は、南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンにある岬。.

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アチェ王国

アチェ王国(アチェおうこく、Kesultanan Aceh) は、現在のインドネシア共和国スマトラ島のアチェ特別州にあったイスラム王国。16・17世紀にこの地域で大国となったがその後は衰退した。首都はクタラジャ(現在のバンダ・アチェ)。 最盛期には、マレー半島両岸にあったジョホール王国ややパタニ王国の強敵で、マラッカ海峡での貿易の支配と主要な輸出品たるコショウ・スズの統制を企み、ジョホールとマラッカに対し3度の遠征を試みている(ただし全て失敗している)。かなりの軍事力を擁していた一方で、イスラム教学と貿易の一大中心地でもあった。.

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アムステルダム

アムステルダム(オランダ語: Amsterdam )は、オランダの北ホラント州の基礎自治体(ヘメーンテ)であり、オランダ最大の都市である。人口820,654人(2012年)、都市圏人口は2,289,762人にのぼる。商業や観光が盛んなヨーロッパ屈指の世界都市である。オランダ語での発音は片仮名で表記すると「アムスタダム」に近い。地名は「アムステル川のダム(堤防)」の意(「ダム広場」の項を参照)。 憲法に規定されたオランダの首都だが、国会、中央官庁、王宮、各国の大使館など首都機能のほとんどはデン・ハーグにある。 元々は小さな漁村だったが、13世紀にアムステル川の河口にダムを築き、町が築かれた。16世紀には海運貿易の港町として、ヨーロッパ屈指の都市へと発展した。現在のアムステルダムは、アムステルダム中央駅を中心に市内に網の目状に広がる運河や、その運河に沿って並ぶ無総督時代の豪商の邸宅、自転車、飾り窓の女性たち、アンネ・フランクの家などで広く知られる。.

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アメリカ大陸

アメリカ大陸(アメリカたいりく)とは、南アメリカ大陸と北アメリカ大陸をあわせた呼称。両アメリカや新大陸などとも言う。 南北に分かれた二大陸であるが、両者はパナマ地峡で接続しているため、まとめて超大陸と見なすこともできる。なお、広くアメリカ州(米州)というときは、カリブ海やカナダ北部の島々・海域をも含める場合が多い。 「アメリカ」と言う名称は、イタリアの探検家アメリゴ・ヴェスプッチの名から付けられた。詳細はアメリカ州を参照。.

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アラブ人

アラブ人(アラブじん、العرب،عربي)は、おもにアラビア半島や西アジア、北アフリカなどのアラブ諸国に居住し、アラビア語を話し、アラブ文化を受容している人々。 7世紀にムハンマド(マホメット)によってイスラム教が開かれ、中東・北アフリカを中心に勢力を拡大した。 もともとアラビア人をアラブと呼ぶが、日本では誤訳から始まった呼び方で定着した。.

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アラビア半島

アラビア半島(アラビアはんとう、شبه الجزيرة العربية、単にアラビアとも)は、アジアとアフリカを繋ぐ場所に位置する西アジア南西の巨大な半島である。アラビア語では「アラブの島」を意味するジャジーラ・アルアラブと呼ばれている。半島としては世界最大である。.

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アラビア海

アラビア海の地図 アラビア海(アラビアかい)はインド洋の北西部、アラビア半島とインドとの間の海域。 面積約3,862,000 km2、最大幅約2,400 km、最大水深4,652mである。インダス川が最大の流入河川。北側にオマーン湾があり、ホルムズ海峡を通じてペルシャ湾に繋がっている。西側にはアデン湾があり、紅海に通じる。アラビア海に面する国はインド、パキスタン、オマーン、イエメン、ソマリア、モルジブである。代表的な島にソコトラ島(イエメン)やマシーラ島(オマーン)がある。 紀元前数世紀から大航海時代にかけて重要な交易ルートであった。現在も、中東原油を運ぶタンカーや欧州との間の船舶が頻繁に往来し、ソマリア海賊を取り締まる海域でもある。.

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アレクサンドリア

アレクサンドリア (羅/Alexandria, الإسكندرية, Ἀλεξάνδρεια) は、カイロに次ぐエジプト第2の都市で、アレクサンドリア県の県庁所在地である。2010年の都市的地域の人口は429万人である。マケドニア国王アレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)が、その遠征行の途上でオリエントの各地に自らの名を冠して建設したギリシア風の都市の第一号であった。 建設当時のギリシア語(古典ギリシア語再建音)ではアレクサンドレイア (Ἀλεξάνδρεια, Alexandreia)。現代の現地語であるアラビア語においても「アレクサンドロス(イスカンダル)の町」を意味する名で呼ばれており、文語のフスハーではアル=イスカンダリーヤ (الإسكندرية, al-Iskandariyya)、口語のエジプト方言ではエスケンデレイヤ (اسكندريه, Eskendereyya) という。 「地中海の真珠」とも呼ばれる港町アレクサンドリアでは、街中に英語の看板も多く、大きなサッカー場もある。歴史的経緯から多くの文化的要素を合わせ持ち、独特かつ開放的でコスモポリタン、そこはかとなく欧米的な雰囲気が漂う国際観光・商業都市である。国際機関も置かれ、世界保健機関の東地中海方面本部がある。 世界的な企業や組織の支部、支社が置かれ、現在は北アフリカ有数の世界都市にまで成長している。近現代の世界では「アレクサンドリア」と言えば当地を指す場合が多い。.

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アッバース朝

アッバース朝(الدولة العباسية al-Dawla al-‘Abbāsīya)は、中東地域を支配したイスラム帝国第2の世襲王朝(750年 - 1517年)。 イスラム教の開祖ムハンマドの叔父アッバース・イブン・アブドゥルムッタリブの子孫をカリフとし、最盛期にはその支配は西はイベリア半島から東は中央アジアまで及んだ。アッバース朝ではアラブ人の特権は否定され、すべてのムスリムに平等な権利が認められ、イスラム黄金時代を築いた。 東西交易、農業灌漑の発展によってアッバース朝は繁栄し、首都バグダードは産業革命より前における世界最大の都市となった。また、バグダードと各地の都市を結ぶ道路、水路は交易路としての機能を強め、それまで世界史上に見られなかったネットワーク上の大商業帝国となった。 アッバース朝では、エジプト、バビロニアの伝統文化を基礎にして、アラビア、ペルシア、ギリシア、インド、中国などの諸文明の融合がなされたことで、学問が著しい発展を遂げ、近代科学に多大な影響を与えた。イスラム文明は後のヨーロッパ文明の母胎になったといえる。 アッバース朝は10世紀前半には衰え、945年にはブワイフ朝がバグダードに入城したことで実質的な権力を失い、その後は有力勢力の庇護下で宗教的権威としてのみ存続していくこととなった。1055年にはブワイフ朝を滅ぼしたセルジューク朝の庇護下に入るが、1258年にモンゴル帝国によって滅ぼされてしまう。しかし、カリフ位はマムルーク朝に保護され、1518年にオスマン帝国スルタンのセリム1世によって廃位されるまで存続した。 イスラム帝国という呼称は特にこの王朝を指すことが多い。古くはヨーロッパ中心史観に基づき日本でもサラセン帝国と呼ばれたが、現在では一般的ではない。後ウマイヤ朝を西カリフ帝国、アッバース朝を東カリフ帝国と呼称する場合もある。.

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アヘン

アヘン(阿片、鴉片、)は、ケシ(芥子、)の実から採取される果汁を乾燥させたもので、いわゆる麻薬である。ケシの実から採取されるアルカロイドはオピエートと呼ばれ、そこから合成されるものがオピオイドである。麻薬(narcotic)とは、本来このようなオピエートやオピオイドを指す。ケシから採取されたアルカロイドや、そこから合成される化合物は、鎮痛、陶酔といった作用があり、また高用量の摂取では昏睡や呼吸抑制を引き起こす )。このようなアルカロイドや、合成化合物には、モルヒネ、ヘロイン、コデイン、オキシコドンを含む。 アヘンの名の由来は、英語名の中国語の音訳である阿片()を音読みしたものである。明代の中国、江戸時代の日本では阿芙蓉(あふよう)と書いた。 紀元前から鎮痛作用などが知られ用いられており、後に阿片戦争を引き起こすなど、重大な害悪を引き起こした。現在では、1912年のハーグ阿片条約、これを引き継ぐ1961年の麻薬に関する単一条約において国際統制下にある。日本でもあへん法によって規制されている。.

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アデン

アデン(Aden, )はアラビア半島南端、アデン湾に面するイエメン共和国の港湾都市。現在の人口は約59万人で、同国第2の都市である。1990年の南北イエメン統合まではイエメン人民民主共和国(南イエメン)の首都であった。.

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アエギュプトゥス

アエギュプトゥス(Aegyptus)は、古代のエジプトがローマ帝国の属州だった時代の地名で、「エジプト(Egypt)」の語源でもある。属州の領域は現在のエジプトとほとんど同じだが、シナイ半島は含まない。西側はキュレナイカ属州と隣り合い、東側はアラビア属州と隣り合っていた。 元はプトレマイオス朝が支配していたが、紀元前30年にクレオパトラ7世とマルクス・アントニウスをオクタウィアヌス(のちの初代ローマ皇帝アウグストゥス)が破ったことにより、ローマの支配下に入った。またローマ皇帝の私領として、皇帝個人の収入源となった。この地域は、ローマ帝国にとって重要な穀物の供給地となった。7世紀にイスラム帝国の支配下に入った。.

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アクスム王国

アクスム王国(アクスムおうこく)は、過去のエチオピア東北部、エリトリア地域に栄えた交易国である。.

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アスワン

アスワン(Aswan)、もしくはシエネ(Syene)は、エジプト南部、ヌビア地方の都市で、アスワン県の県都。エジプトの国家の一大事業であったアスワン・ハイ・ダムの近く。 市内には、アガサ・クリスティが『ナイルに死す』を執筆し、その作品の舞台となったことで知られる名門ホテル「オールド・カタラクト」がある。フィラエ神殿は、世界遺産に登録されている。アブ・シンベルへの観光拠点でもある。1951年~1978年にかけて、世界最少の平均降水量(0.5mm)を記録した。エラトステネスは、この都市とアレクサンドリアとの太陽の南中高度の違いから地球の全周長を求めた。.

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インディアン

インディアン(Indian)は、アメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)の大半を占める主要グループの一般的な呼称。スペイン語・ポルトガル語ではインディオ(indio)。インディアンとインディオともにインド人に由来するが、日本語では、メキシコ以北の諸民族をインディアン、ラテンアメリカの諸民族をインディオと呼び分けることが多い。.

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インド

インドは、南アジアに位置し、インド洋の大半とインド亜大陸を領有する連邦共和制国家である。ヒンディー語の正式名称भारत गणराज्य(ラテン文字転写: Bhārat Gaṇarājya、バーラト・ガナラージヤ、Republic of India)を日本語訳したインド共和国とも呼ばれる。 西から時計回りにパキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、モルディブ、インドネシアに接しており、アラビア海とベンガル湾の二つの海湾に挟まれて、国内にガンジス川が流れている。首都はニューデリー、最大都市はムンバイ。 1947年にイギリスから独立。インダス文明に遡る古い歴史、世界第二位の人口を持つ。国花は蓮、国樹は印度菩提樹、国獣はベンガルトラ、国鳥はインドクジャク、国の遺産動物はインドゾウである。.

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インドネシア

インドネシア共和国(インドネシアきょうわこく、)、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。 5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える島国である。赤道にまたがる1万3,466もの大小の島により構成される。人口は2億3,000万人を超える世界第4位の規模であり、また世界最大のムスリム人口を有する国家としても知られる。 島々によって構成されている国家であるため、その広大な領域に対して陸上の国境線で面しているのは、ティモール島における東ティモール、カリマンタン島(ボルネオ島)におけるマレーシア、ニューギニア島におけるパプアニューギニアの3国だけである。 海を隔てて近接している国家は、パラオ、インド(アンダマン・ニコバル諸島)、フィリピン、シンガポール、オーストラリアである。 ASEANの盟主とされ、ASEAN本部が首都ジャカルタにある。そのため、2009年以降、アメリカ、中国など50か国あまりのASEAN大使が、ジャカルタに常駐。日本も、2011年(平成23年)5月26日、ジャカルタにASEAN日本政府代表部を開設し、大使を常駐させている。.

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インターネットアーカイブ

旧インターネットアーカイブ本部(1996年 - 2009年11月) インターネットアーカイブ (The Internet Archive) は、WWW・マルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスとして有名なウェイバックマシン (Wayback Machine)を運営している団体である。本部はカリフォルニア州サンフランシスコのリッチモンド地区に置かれている。 アーカイブにはプログラムが自動で、または利用者が手動で収集したウェブページのコピー(ウェブアーカイブ)が混在しており、これは「WWWのスナップショット」と呼ばれる。ほか、ソフトウェア・映画・本・録音データ(音楽バンドなどの許可によるライブ公演の録音も含む)などがある。アーカイブは、それらの資料を無償で提供している。.

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イギリス

レートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、通称の一例としてイギリス、あるいは英国(えいこく)は、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置するグレートブリテン島・アイルランド島北東部・その他多くの島々から成る同君連合型の主権国家である。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されている。 また、イギリスの擬人化にジョン・ブル、ブリタニアがある。.

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イギリス東インド会社

ユニオンジャックとなる イギリス東インド会社(イギリスひがしインドがいしゃ、East India Company(EIC))は、アジア貿易を目的に設立された、イギリスの勅許会社である。アジア貿易の独占権を認められ、イングランド銀行から貸付を受けながら、17世紀から19世紀半ばにかけてアジア各地の植民地経営や交易に従事した。 当初は香辛料貿易を主業務としたが、次第にインドに行政組織を構築し、徴税や通貨発行を行い、法律を作成して施行し、軍隊を保有して反乱鎮圧や他国との戦争を行う、インドの植民地統治機関へと変貌していった。セポイの乱(インド大反乱)の後、インドの統治権をイギリス王室に譲渡し、1858年に解散した。.

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イスラム教

イスラム教(イスラムきょう、イスラーム教、イスラーム、和名・漢字圏名:回教)は、唯一絶対の神(アラビア語でアッラー)を信仰し、神が最後の預言者を通じて人々に下した(啓示した)とされるクルアーンの教えを信じ、従う一神教である。 ユダヤ教やチゲリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝猶、いわゆる『偶像崇拝』が神像を用いた礼拝と同義であるのかを巡っては、宗教や個人により大きな開きがあるを徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。アッラーを崇拝するが、アッラーとは、もともとアラビアの多神教の神々の中の一人であったが、ムハンマドがメッカを占領すると、他の多神教の神々の像は全て破壊され、そして作ることや描くことも禁止され、その神だけを崇拝するようになった。.

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ウコン

ウコン(鬱金、欝金、宇金、郁金、玉金)は、ショウガ科ウコン属の多年草。学名 Curcuma longa 。英語名ターメリック (turmeric)。インドが原産であり、紀元前からインドで栽培されている。「鬱金」の原義は「鮮やかな黄色」。呉音「ウッコン」が転訛しウコンとなった。 東南アジア諸国には、インドネシア原産でクルクミンの含有量が多く薬効が強い変種ジャワウコン(Javanese turmeric)があり、現地名のクニッツや別名クスリウコンという呼び名で日本でも流通している。ヒンディー語・ウルドゥー語・グジャラーティー語のハルディ (Haldi) でも知られる他に、沖縄方言のウッチン、インドネシア語・マレー語のクニッツ (kunyit)、ハワイ語のオレナ (Ōlena) などでも知られる。タイ語では、カミンチャン。 伝統医学のアーユルヴェーダやインド料理に使われ、また、根茎に含まれるクルクミンは黄色い染料の原料としても広く用いられてきた。今日でもスパイスとして用いられている。日本では、カレー粉に用いられるほか、クルクミンの肝機能への影響を期待して二日酔い対策ドリンクの原料にも用いられる。.

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エチオピア

チオピア連邦民主共和国(エチオピアれんぽうみんしゅきょうわこく)、通称エチオピアは、東アフリカに位置する連邦共和制国家である。東をソマリア、南をケニア、西を南スーダン、北西をスーダン、北をエリトリア、北東をジブチに囲まれた内陸国。隣国エリトリアは1991年にエチオピアから分離した国家である。首都はアディスアベバ。 アフリカ最古の独立国および現存する世界最古の独立国の一つである。人口は約1億200万人(2016年7月推定)で、サハラ以南のアフリカでは、ナイジェリアに次いで二番目に人口の多い国である。.

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エリュトゥラー海案内記

『エリュトゥラー海案内記』(エリュトゥラーかいあんないき、Περίπλους τῆς Ἐρυθράς Θαλάσσης、 Periplus Maris Erythraei、Periplus of the Erythraean Sea)は、古代のインド洋近辺における海洋貿易についてギリシア語で記された航海案内書。10世紀の版がハイデルベルク大学図書館に、14・15世紀の写本が大英博物館に所蔵される。.

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エンリケ航海王子

ンリケ航海王子の紋章。「''Talant de bíẽ faire''」(成すことへの渇望)をモットーとした。 エンリケ航海王子(エンリケこうかいおうじ、、1394年3月4日 - 1460年11月13日)は、ポルトガル王国の王子であり、自らは航海しなかったが、大航海時代の初期における重要人物の1人である。アヴィス王朝を開いたジョアン1世の子であり、後に初代のヴィゼウ公となる。 名は単に「エンリケ王子」()だが、歴史資料などにおいても、「航海王子」(もしくは)の称とともに呼ばれていることが常である。英語圏ではと通称されており、その影響により日本においても英語風に「ヘンリー航海王子」と記述されることもある。他に、「エンリケ親王」と呼ばれることもある。 1960年にポルトガルでエンリケ航海王子勲章が創設され、1996年に発行された10000エスクード紙幣に肖像が印刷されていた。.

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エジプト

プト・アラブ共和国(エジプト・アラブきょうわこく、جمهورية مصر العربية)、通称エジプトは、中東・アフリカの共和国。首都はカイロ。 西にリビア、南にスーダン、北東にイスラエルと隣接し、北は地中海、東は紅海に面している。南北に流れるナイル川の河谷とデルタ地帯(ナイル・デルタ)のほかは、国土の大部分が砂漠である。ナイル河口の東に地中海と紅海を結ぶスエズ運河がある。.

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オランダ

ランダ(Nederland 、; Nederlân; Hulanda)は、西ヨーロッパに位置する立憲君主制国家。東はドイツ、南はベルギーおよびルクセンブルクと国境を接し、北と西は北海に面する。ベルギー、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれる。憲法上の首都はアムステルダム(事実上の首都はデン・ハーグ)。 カリブ海のアルバ、キュラソー、シント・マールテンと共にオランダ王国を構成している。他、カリブ海に海外特別自治領としてボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島(BES諸島)がある。.

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オランダ東インド会社

historicalオランダ東インド会社の旗 オランダ東インド会社(オランダひがしインドがいしゃ、正式には連合東インド会社、オランダ語: Vereenigde Oostindische Compagnie、略称VOC)は、1602年3月20日にオランダで設立され、世界初の株式会社といわれる。会社といっても商業活動のみでなく、条約の締結権・軍隊の交戦権・植民地経営権など喜望峰以東における諸種の特権を与えられた勅許会社であり、帝国主義の先駆け。アジアでの交易や植民に従事し、一大海上帝国を築いた。 資本金約650万ギルダー、重役会は17人会(Heeren XVII)と呼ばれた。これには同国の銀行のホープ商会も参加した。本社はアムステルダムに設置され、支店の位置づけとなるオランダ商館は、ジャワや長崎出島などに置かれた。18世紀末の1799年12月31日にオランダ政府により解散させられた。 江戸時代の日本では「こんぱんにあ」「こんぱんや」と呼ばれた。.

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オスマン帝国

マン帝国(オスマンていこく、)は、テュルク系(後のトルコ人)のオスマン家出身の君主(皇帝)を戴く多民族帝国。英語圏ではオットマン帝国 (Ottoman Empire) と表記される。15世紀には東ローマ帝国を滅ぼしてその首都であったコンスタンティノポリスを征服、この都市を自らの首都とした(オスマン帝国の首都となったこの都市は、やがてイスタンブールと通称されるようになる)。17世紀の最大版図は、東西はアゼルバイジャンからモロッコに至り、南北はイエメンからウクライナ、ハンガリー、チェコスロバキアに至る広大な領域に及んだ。.

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カルダモン

ルダモンの乾燥した種 カルダモン(cardamon, 、学名:)は、ショウガ科の多年草である。和名は小荳蒄(ショウズク、「小豆蒄」とも書く)。カーダモンとも呼ばれる。 原産はインド、スリランカ、マレー半島。 カルダモンには変種や近縁別種が多く、現在市場に流通しているカルダモンにはマイソール、マラバール、セイロンなどがある。そのため、原産地もインド、スリランカ、マレー半島と広範囲にある。ブラックカルダモン、グリーンカルダモンなどと色で呼び分ける場合もある。 最も古いスパイスのひとつ。ユーカリ油、樟脳、そしてレモン油の香りが入り混じったような樹脂系のさわやかで上品な香りがあり、「スパイスの女王(the queen of spices)」と呼ばれることがある。「高貴な香り」あるいは「香りの王様」と形容されることも多い。.

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キュジコス

ュジコスはミュシア地方の町だった。 キュジコスまたはキジクス(Κύζικος、Cyzicus)は、アナトリア半島のミュシア地方、現在のバルケスィル県のマルマラ海に突き出した半島にあった古代都市である。当時この半島は島で、徐々に大陸と繋がったという。中世にはAydıncıḳ(آیدینجق)と呼ばれていた。 現在はトルコの文化省がエルデクとバンドゥルマを結ぶ幹線道路の途中にあるキュジコスの遺跡を守っている。.

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クリストファー・コロンブス

リストファー・コロンブス(Cristoforo Colomboクリストーフォロ・コロンボ、クリストポルス・コルンブス、クリストバル・コロン、クリストヴァン・コロンボ、クリスタファ・カランバス、1451年頃 - 1506年5月20日)は探検家・航海者・コンキスタドール、奴隷商人。定説ではイタリアのジェノヴァ出身。大航海時代においてキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達した。.

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クローブ

ーブ(Clove)は、フトモモ科の植物チョウジノキ(Syzygium aromaticum、syn. Eugenia aromatica)の開花前の花蕾を乾燥させた香辛料の名。 原産地はインドネシアのモルッカ群島。日本では漢名に従って丁子、丁字(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)とも呼ばれる。.

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グレナダ

レナダ()は、カリブ海の小アンティル諸島南部に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。イギリス連邦加盟国でもある。島国であり、海を隔てて北にセントビンセントおよびグレナディーン諸島、北東にバルバドス、南にトリニダード・トバゴとベネズエラが存在する。首都はセントジョージズ。 グレナディーン諸島の一部にグレナダ領グレナディーン諸島として、カリアク島やプティト・マルティニーク島などの島々を領有している。1983年に起きたクーデター後の混乱時にアメリカ合衆国と東カリブ諸国機構(OECS)によるグレナダ侵攻があり、国際的な注目を集めた。.

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グジャラート州

ャラート州(グジャラート語:ગુજરાત、英語:Gujarat)は、インドの北西部 にある州の一つ。またこの地方の歴史的名称でもある。州の面積は196024平方キロメートル(75755平方マイル)で1,600キロメートルの海岸線を有する。6,000万を超える人口はそのほとんどがカーティヤーワール半島に居住している。.

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ケーララ州

ーララ州(കേരള、Kerala)は、インドの州の一つであり、南インドを構成する州の一つに数えられる。東にタミル・ナードゥ州と接し、北にカルナータカ州と接する。州都はティルヴァナンタプラム。マラバール海岸によりインド洋に臨んでおり、西にはラクシャディープ諸島が、南にはモルディブの島々が、海の中に浮かんでいる。旧フランス領でポンディシェリ連邦直轄領の一部となっているマーヒが、ケーララ州の一部を切り取るように存在している。.

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ゲオルク・ルンフィウス

ルク・エバーハルト・ルンフィウスまたはルンプフ(Georg Eberhard Rumphius、元の名は Rumpf、1627年頃 - 1702年6月15日)はドイツ生まれで、オランダ東インド会社で働いた植物学者である。『アンボイナ植物誌』(Herbarium Amboinense)で知られる。民族学的な研究も行い、植民地主義に対してアンボン島の人々を守ろうとしたことでも知られる。.

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コンスタンティノープル

ンスタンティノープル(Constantinople、: Constantinopolis、: Κωνσταντινούπολις)は、東ローマ帝国の首都であった都市で、現在のトルコの都市イスタンブールの前身である。 強固な城壁の守りで知られ、330年の建設以来、1453年の陥落まで難攻不落を誇り、東西交易路の要衝として繁栄した。正教会の中心地ともなり、現在もコンスタンディヌーポリ総主教庁が置かれている。.

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コンスタンティノープルの陥落

ンスタンティノープルの陥落(コンスタンティノープルのかんらく)とは、1453年5月29日、オスマン帝国のメフメト2世によって東ローマ帝国の首都コンスタンティノープル(現イスタンブール)が陥落した事件である。この事件により東ローマ帝国は滅亡した。また、「ローマ帝国の滅亡」は476年の西ローマ皇帝の廃止とするのが一般的ではあるが、この東ローマ帝国の滅亡がローマ帝国の滅亡であるとする識者も多い。.

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コーリコード

ーリコード(、)はインド西南部、ケーララ州のアラビア海に面する港湾都市。日本の文献ではコージコード、コジコーデ、コジコデなどとも記される。 「コーリコード」は州の公用語であるマラヤーラム語による名称で、かつてはカリカット()と呼ばれていた(近郊にあるカリカット国際空港は都市の外名が変更された後も引き続き「カリカット」を冠している)。.

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コクタン

タン(漢字表記:黒檀、英名:Ebony、エボニー)は、カキノキ科カキノキ属の熱帯性常緑高木の数種の総称。 インドやスリランカなどの南アジアからアフリカに広く分布している。 木材は古代から世界各国で家具や、弦楽器などに使用され、セイロン・エボニーは唐木のひとつで、代表的な銘木である。.

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ココナッツ

熟果の断面。白い部分が固形胚乳。 ココナッツ()はヤシ科の単子葉植物、ココヤシの果実である。ココナツあるいは、単に椰子の実ともいう。.

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コショウ

ョウ(胡椒、学名:Piper nigrum)は、コショウ科コショウ属のつる性植物、または、その果実を原料とする香辛料のこと。インド原産。味は辛い 。.

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シナモン

ナモンスティック シナモン(Cinnammon)は、ニッケイ属(Cinnamomum)の複数の樹木の内樹皮から得られる香辛料である。ニッキ(肉桂〔ニッケイ〕の音変化)とも。また、生薬として用いられるときには桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。特徴的な芳香成分はシンナムアルデヒド、オイゲノール、サフロールなど。 熱帯各地で幅広く栽培される。香り高く、『スパイスの王様』と呼ぶ者もいる。.

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ショウガ

ョウガ(生姜、生薑、薑。学名は Zingiber officinale)はショウガ科の多年草であり、野菜として食材に、また生薬として利用される。.

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シルクロード

ルクロード(絹の道、Silk Road, Seidenstraße, 繁体字:絲綢之路, 簡体字:丝绸之路)は、中国と地中海世界の間の歴史的な交易路を指す呼称である。絹が中国側の最も重要な交易品であったことから名付けられた。その一部は2014年に初めて「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」としてユネスコの世界遺産に登録された。 シルクロードの主要なルート.

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シーラーフ

ーラーフ(سیراف、Sīraf)は、イランのブーシェフル州キャンガーン郡に存在した都市。ペルシア語で「港」を意味するバンダル(Bandar)の語を付けたバンダレ・シーラーフ(Bandar-e Sīraf)とも書かれる。ペルシア湾北岸のイランのブーシェフル州に含まれる区域に位置する。シーラーフの遺跡はブーシェフルの東220km、バンダレ・アッバースの西380km、キャンガーンの東30kmに存在する。.

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ジャマイカ

ャマイカ(Jamaica )は、中央アメリカ、カリブ海の大アンティル諸島に位置する立憲君主制国家であり、英連邦王国の一国である。島国であり、北にはキューバとケイマン諸島が、東にはジャマイカ海峡を隔ててイスパニョーラ島に位置するハイチとドミニカ共和国が存在する。首都はキングストン。 イギリス連邦加盟国のひとつ。アメリカ、カナダに続き、アメリカ州で三番目に英語の話者が多い国でもある。.

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ジャワ島

18世紀初頭のジャワ島の地図 ジャワ島(ジャワとう、, )は、インドネシアを構成する島の一つ。スマトラ島などとともに、大スンダ列島を形成する。形状は東西に細長い。スマトラ島の東、カリマンタン島の南、バリ島の西に位置する。ジャワ島には4つの州と2つの特別州がある。.

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ジッダ

ッダ(جدّة, Jiddah、Jeddah)はサウジアラビア西部のマッカ州(メッカ州)にある紅海に臨む都市で、首都リヤドに次ぐ大都市。中東有数の世界都市であり、ジェッダ(Jeddah)とも呼ばれる。サウジアラビアではリヤドに次ぐ大都市である。.

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ジェノヴァ共和国

ェノヴァ共和国(ジェノヴァきょうわこく、Repubblica di Genova、リグーリア語: Repúbrica de Zêna, Respublica Ianuensis, 別称: Serenissima Repubblica di Genova)は、ジェノヴァを中心にして1005年から1797年まで存在した都市領邦。 1148年以来公債を引き受けた国内のシ団は、塩税の管理を委任されてからジェノア銀行として組織化された。同行は国の収入を管理した。植民地、属領、軍隊、艦隊までも保有した。戦争を行い、条約を結んだ。1407年にフランスのジャン・ル・メングル元帥は社名変更の上、累積した国家債務の借り換え資金を提供させた。その軌跡はマキャベリをして「市民は国家の暴政と、会社のすぐれた管理とのために、国家の権威よりもむしろ会社のそれを欲した」と言わしめ、イギリス東インド会社の本国に占めた地位が遠く及ばなかったほどである。衰退期を経て1797年の恐慌で破産。同行の負債は、共和国を併合したサルデーニャ王国の国債に継承された。 ジェノヴァ出身のジョン・カボットは、共和国衰退期の直前に北米海岸を発見した。.

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スペイン

ペイン王国(スペインおうこく、Reino de España)、通称スペインは、南ヨーロッパのイベリア半島に位置し、同半島の大部分を占める立憲君主制国家。西にポルトガル、南にイギリス領ジブラルタル、北東にフランス、アンドラと国境を接し、飛地のセウタ、メリリャではモロッコと陸上国境を接する。本土以外に、西地中海のバレアレス諸島や、大西洋のカナリア諸島、北アフリカのセウタとメリリャ、アルボラン海のアルボラン島を領有している。首都はマドリード。.

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スマトラ島

主要都市。スマトラ島は面積において世界第6位。水平の青線は赤道、垂直は東経100度 島北部にある巨大カルデラのトバ湖 スマトラ島()はインドネシア共和国、大スンダ列島に属する島。スマテラ (Sumatera) とも。.

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スリランカ

リランカ民主社会主義共和国(スリランカみんしゅしゃかいしゅぎきょうわこく)、通称スリランカは、南アジアのインド亜大陸の南東にポーク海峡を隔てて位置する共和制国家。首都はスリジャヤワルダナプラコッテ。 1948年2月4日、イギリスから自治領(英連邦王国)のセイロンとして独立。1972年にはスリランカ共和国に改称し、英連邦内の共和国となり、1978年から現在の国名となった。人口は約2120万(2016年)である。島国で、現在もこの国が占める主たる島をセイロン島と呼ぶ。国名をスリランカに改称したシリマヴォ・バンダラナイケは世界初の女性首相である。また、国民の7割が仏教徒(上座部仏教)である。.

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スルターン

ルターン(سلطان sultān)は、イスラム世界における君主号(君主の称号)のひとつ。アラビア語で「権力(者)」、「権威(者)」を意味する。マレー語・トルコ語などの発音に準じてスルタンと書かれることも多く、「国王」、「皇帝」などとも訳される。古くは英語における発音の音訳によってサルタンとも書かれたが、近年では稀である。.

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スンダ海峡

ンダ海峡 スンダ海峡の位置 スンダ海峡(スンダかいきょう、Selat Sunda)は、スマトラ島とジャワ島との間の海峡。ジャワ海とインド洋を繋ぐ。海峡の東側が狭くなっており、最狭部は約24km。海峡の中には火山島のクラカタウなど、多くの島がある。 マラッカ海峡と並んで南シナ海とインド洋との間の主要な航路であり、特に17世紀から18世紀にかけてオランダ東インド会社が香料諸島への航路としてもちいていた。しかし、もっとも浅い地点で水深が20メートルしかなく20世紀後半に入り大型化した貨物船が航行することはほとんどない。 またスマトラ島とジャワ島とを結ぶ主要交通路で、最短航路のスマトラ島・バカウニ港とジャワ島メラク港との間は2004年当時9社24隻のフェリーや高速船が24時間体制で結んでいる。その中には嘗て宇高連絡船として活躍した「阿波丸」が1990年にこの航路に就航、『ティティアン・ムルニ(純粋な小さな橋)』との名前で2013年時点でも1日3往復している。.

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スーラト

ーラト(સુરત、Surat)は、インド北西部にあるグジャラート州南部の港湾都市である。 2011年現在の人口は446万人。インドでは第8番目に人口が多い都市である。都市的地域の人口は459万人であり、世界第73位、同国では第9位である。スラート、スラト、スーラット、スーラートとも表記する。.

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ストラボン

トラボン。16世紀の彫刻画 ストラボン(Στράβων / Strábôn、Strabo, 紀元前63年頃 - 23年頃)は古代ローマ時代のギリシア系の地理学者・歴史家・哲学者。全17巻から成るギリシャ語で書かれた『』(または地理誌、Γεωγραφικά, Geōgraphiká)で知られる。この大著は、当時の古代ローマの人々の地理観・歴史観を知る上で重要な書物となっている。.

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スエズ

(英語:Suez、アラビア語:, as-Suways、エジプト方言:es-Swēs)は、エジプト東部の都市でスエズ県の県庁所在地である。人口49万7000人。 紅海のスエズ湾に面し、スエズ運河の南端に位置する。 製油所、化学肥料工場が多くある。カイロと国道33号や鉄道で結ばれている。 スエズはメッカ巡礼に向かうムスリムたちの拠点となっている。.

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スターテン・ヘネラール

ターテン・ヘネラール()とは、オランダの議会。2つの議院からなるが、政治的に優先されるのは直接選挙で選出される第二院(下院、代議院)である。第一院 (Eerste Kamer) (上院、元老院)は、各州の議会の議員による間接選挙で選ばれる。スターテン・ヘネラールの議事堂はデン・ハーグのビネンホフにおかれている。.

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セイラム (マサチューセッツ州)

イラム(Salem)はアメリカ合衆国、マサチューセッツ州エセックス郡に位置する都市である。2000年現在の国勢調査で、この都市は総人口40,407人である。セーラムとも表記する。 ボストンから北へ車で30分ほどの海沿いに位置する。古くから貿易港として栄えた。大航海時代の波止場が歴史地区として保存されている。セイラムの名は魔女狩りで有名であり、町の主要な観光資源となっている(後述)。 町の南部には、Salem State College(セーラム州立大学)と言う4年制大学がある。セーラム市.

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セイロン島

イロン島(セイロンとう、Ceylon )は、インド洋に浮かぶ島嶼の一つ。現在はスリランカの呼称を使う場合もある。.

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サバア王国

バア王国(سبأ、Saba')は、かつてアラビア半島南部に存在した国家。首都は(シルワ)、マアリブ。南アラビアの碑文史料に初めて現れた国家である徳永『イスラーム成立前の諸宗教』、55頁。.

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国際連合食糧農業機関

国際連合食糧農業機関(こくさいれんごうしょくりょうのうぎょうきかん、Food and Agriculture Organization、FAO)は、飢餓の撲滅を世界の食糧生産と分配の改善と生活向上を通して達成するのを目的とする、国際連合の専門機関の一つである。 主にその活動は先進国と発展途上国の両方で行われ、国際的な農業水産林業に関する政策提言および協議をする際に各国が公平に話し合えるプラットホームとしての役割も果たしている。国際連合食糧農業機関(FAO) は、他にも知識と情報を蓄積する役割も担っており、発展途上国が農業水産林業分野で技術改善を進めて、その結果として発展途上国の一般市民がより栄養価の高い食物を入手できる手伝いをしている。近年は食糧安全保障を重要課題として掲げ、様々な国際的な調査に基づき、世界各国の農林水産業への勧告などを行ってもいる。 ロゴにも入っているfiat panisはこの機関のモットーで、ラテン語で「人々に食べ物あれ」という意味を持つ。.

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玄奘三蔵

奘(げんじょう、602年 - 664年3月7日)は、唐代の中国の訳経僧。玄奘は戒名であり、俗名は。諡は大遍覚『全唐文』「s:zh:大唐三藏大遍覺法師塔銘(並序)」で、尊称は法師、三蔵など。鳩摩羅什と共に二大訳聖、あるいは真諦と不空金剛を含めて四大訳経家とも呼ばれる。 629年に陸路でインドに向かい、巡礼や仏教研究を行って645年に経典657部や仏像などを持って帰還。以後、翻訳作業で従来の誤りを正し、法相宗の開祖となった。また、インドへの旅を地誌『大唐西域記』として著し、これが後に伝奇小説『西遊記』の基ともなった。.

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福建省

福建省(ふっけんしょう、中国語:福建省、拼音:Fújiàn Shěng、英語:Fujian)は、中国の省の一つで、大部分を中華人民共和国が統治し、一部の島嶼を中華民国(台湾)が統治している。省都は福州市。.

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紅海

左側の細長い海域が紅海 紅海(こうかい、יַם סוּף, البحر الأحمر, Mer Rouge)は、アフリカ東北部と、アラビア半島とに挟まれた湾である。 長さ2250km、幅最大355km、面積438,000km2、平均水深491m、最深部2211m。海水は強い蒸発作用(少ない降雨)、流入河川無し、インド洋との限られた循環などにより塩分濃度は3.6%-3.8%と高い。北部にはシナイ半島があり、チラン海峡を通じてアカバ湾とつながっている。また、北西部にはスエズ湾があり、スエズ湾はスエズ運河を経て地中海とつながっているほか、南部はバブ・エル・マンデブ海峡を経てアデン湾とつながっている。同海峡は国際海峡である。 域内には大きな島嶼は無く、沿岸部に小島嶼が数多くある。エリトリアのダフラク諸島、サウジアラビアのファラサン諸島、イエメンのカマラン島などがある。 2011年12月から2012年1月にかけ、イエメン沖のズバイル諸島で海底火山の活動によって新しい島が生まれた。.

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織物

手織機で織る女性(インド) 織物(おりもの)とは、糸を縦横に組み合わせて作った布地である。織物を作ること、あるいはその織り方や風合いを織り(おり)といい、完成した製品(織物)も技法や産地を冠して「〜織」(おり)というものが多い。漢字では伝統的に植物繊維による織物を「布」、絹織物を「帛」といい、両者をあわせた布帛(ふはく)も織物を指すことばである。また、織物は英語風にテキスタイルまたはテクスタイル(英語:textile)とも呼ばれる。 織物は一般的には織機で製作される。織機は「はた(機)」とも呼び、織機を使って織ることを機織り(はたおり)とも言う。織機の基本的な原理は、経糸(たていと)を張りその間に緯糸(よこいと)を通すもので、この通し方(織り方)と糸の素材や太さ等によって、布地の基本的な性格が決まる。代表的な織り方には平織・綾織(斜文織)・繻子織の3種があり、これを「三原組織(さんげんそしき)」と呼び、更に絡み織(綟り織、もじりおり)を加えて四原組織とする場合もある。これらの組織を複雑にしたり、使用する糸の色や太さ等を変えたり、あるいは多様な染色を施すことによって、複雑な染織品が生産される。 機織りは先史時代から行なわれ、織物は衣服や寝具、敷物、家具、さまざまな道具、日用品等に幅広く使われるほか、タペストリー等の芸術品としても製作されてきた。織物業の専門化や機織り技術の程度は文明や地域、時代によってかなり幅があるが、総論すれば、産業革命以前には、自家用の布は各家庭で織られる場合が多く、専門職人による高品質な織物は富裕層のほぼ独占するところであった。18世紀以降、イギリス・フランスを中心に織物産業の機械化が始まり、これが産業革命の一原動力となった。紡績技術の進歩や、牧羊・綿花栽培の集約化、そして19世紀に入って力織機が開発され、安定した品質の織物が大量生産されるようになった。近年では商業的な織物生産は、コンピュータ制御のジャカード織機を使ったものがほとんどとなっている。一方、人力で織機を動かす伝統的な織物生産も行なわれており、高い付加価値を持つ製品として流通したり、手芸の一つとして行なわれることもある。日本語において、手織り(ており)とはもともと工房ではなく自宅で織物を生産すること、またその製品を指していたが、明治時代に日本に力織機が導入されて以後は、このような人力で動かす織機(手織機)を用いて織ること、またその完成品も手織りと呼ばれるようになった。 なお、織りはござや筵等を作る時にも用いられる技法であり、また日本語の「織り」にほぼ相当する英語の weave には籠などを編むことも含まれる。.

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絹 蚕の繭 絹(きぬ、sericum、Seide、silk、soie)は、蚕の繭からとった動物繊維である。独特の光沢を持ち、古より珍重されてきた。蚕が体内で作り出すたんぱく質・フィブロインを主成分とするが、1個の繭から約800 - 1,200メートルとれるため、天然繊維の中では唯一の長繊維(フィラメント糸)である。絹織物などに用いる。 蚕の繭(まゆ)を製糸し、引き出した極細の繭糸を数本揃えて繰糸の状態にしたままの絹糸を生糸(きいと)というが、これに対して生糸をアルカリ性の薬品(石鹸・灰汁・曹達など)で精練してセリシンという膠質成分を取り除き、光沢や柔軟さを富ませた絹糸を練糸(ねりいと)と呼ぶ。ただし、100%セリシンを取り除いたものは数%セリシンを残したものに比べ、光沢は著しく劣る。生糸は化学染料、練糸はいわゆる草木染めに向くが、歴史的に前者の手法が用いられはじめたのは明治維新以降であり、昔の文献や製品にあたる際、現在の絹織物とは別物に近い外観と性質をもつ。また、養殖(養蚕)して作る家蚕絹と野性の繭を使う野蚕絹に分けられる。.

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西インド諸島

西インド諸島(にしインドしょとう、West Indies、Indias Occidentales、Antilles (Indes occidentales)、West-Indië)は、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海域にある群島である。アメリカ合衆国のフロリダ半島南端、および、メキシコのユカタン半島東端から、ベネズエラの北西部沿岸にかけて、少なくとも7000の島、小島、岩礁、珊瑚礁がカーブを描くようにして連なる。これらの島々が、大西洋と、メキシコ湾、カリブ海の境界線を形成している。.

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ーン型 香(こう、incense)とは、本来、伽羅、沈香、白檀などの天然香木の香りをさす。そこから線香、焼香、抹香、塗香等の香り、またこれらの総称として用いられる。お香、御香ともいう。.

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香辛料

インド食材輸入会社の倉庫のスパイス類 香辛料(こうしんりょう、spices スパイス)とは調味料の一種で、植物から採取され、調理の際に香りや辛味、色をだしたり、臭みを消すものの総称である。食事をおいしくしたり、食欲を増進させたりする。香料として食品に添加されるものも多数ある。.

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象牙

全形象牙。ほぼ全ての国で取引が禁止されているが、日本では自宅の押し入れや床の間から出てきた「押し入れ象牙」「床の間象牙」などの名目で流通しており、新作の根付や印鑑など幅広く活用されている 象牙(ぞうげ)とはゾウの長大に発達した切歯(門歯)である。.

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貿易

貿易(ぼうえき、international trade、trade)とは、ある国(またはそれに準ずる地域)と別の国(同)との間で行なわれる商品の売買のことをいう。商品を外国に対して送り出す取引を輸出、外国から導入する取引を輸入という。通常は、形のある商品(財貨)の取引を指すが、サービス貿易や技術貿易のように無形物の取引を含める場合もある。 多くの国で貿易額は国内総生産のかなりの比率を占める。貿易は有史以来長い間存在するものの(シルクロードやアンバーロードを参照)、経済・社会・政治の各局面で貿易の重要性が高まったのはここ数世紀のことである。工業化、交通機関の発達、グローバル化、多国籍企業、アウトソーシングはみな貿易に大きな衝撃を与える。貿易の拡大はグローバル化の基礎である。貿易は経済学の一分野として扱われ、国際金融とともに国際経済の一部門を形成する。.

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麝香

麝香(じゃこう)は雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、生薬の一種である。 ムスク (musk) とも呼ばれる。.

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龍涎香

龍涎香 龍涎香(りゅうぜんこう)あるいはアンバーグリス()は、マッコウクジラの腸内に発生する結石であり、香料の一種である。.

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薬物

薬物(やくぶつ、drug)とは、.

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自然金 金(きん、gold, aurum)は原子番号79の元素。第11族元素に属する金属元素。常温常圧下の単体では人類が古くから知る固体金属である。 元素記号Auは、ラテン語で金を意味する aurum に由来する。大和言葉で「こがね/くがね(黄金: 黄色い金属)」とも呼ばれる。。 見かけは光沢のある黄色すなわち金色に輝く。日本語では、金を「かね」と読めば通貨・貨幣・金銭と同義(お金)である。金属としての金は「黄金」(おうごん)とも呼ばれ、「黄金時代」は物事の全盛期の比喩表現として使われる。金の字を含む「金属」や「金物」(かなもの)は金属全体やそれを使った道具の総称でもある。 金属としては重く、軟らかく、可鍛性がある。展性と延性に富み、非常に薄く延ばしたり、広げたりすることができる。同族の銅と銀が比較的反応性に富むこととは対照的に、標準酸化還元電位に基くイオン化傾向は全金属中で最小であり、反応性が低い。熱水鉱床として生成され、そのまま採掘されるか、風化の結果生まれた金塊や沖積鉱床(砂金)として採集される。 これらの性質から、金は多くの時代と地域で貴金属として価値を認められてきた。化合物ではなく単体で産出されるため精錬の必要がなく、装飾品として人類に利用された最古の金属で、美術工芸品にも多く用いられた。銀や銅と共に交換・貨幣用金属の一つであり、現代に至るまで蓄財や投資の手段となったり、金貨として加工・使用されたりしている。ISO通貨コードでは XAU と表す。また、医療やエレクトロニクスなどの分野で利用されている。.

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ハーブの入ったビネガー。 バルサミコ酢とワインビネガー。 酢(す、醋とも酸とも書く、英: Vinegar)は、酢酸を3 - 5%程度含み酸味のある調味料広辞苑第5版の1種。.

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東南アジア

東南アジア(とうなんアジア)は、中国より南、インドより東のアジア地域を指す。インドシナ半島、マレー半島、インドネシア諸島、フィリピン諸島などを含む。主に、大陸部東南アジアと島嶼部東南アジアに分けられる。 '''東南アジア''' 東南アジアの地図 東南アジアの範域.

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東ローマ帝国

東ローマ帝国(ひがしローマていこく)またはビザンツ帝国、ビザンティン帝国は、東西に分割統治されて以降のローマ帝国の東側の領域、国家である。ローマ帝国の東西分割統治は4世紀以降断続的に存在したが、一般的には最終的な分割統治が始まった395年以降の東の皇帝の統治領域を指す。西ローマ帝国の滅亡後の一時期は旧西ローマ領を含む地中海の広範な地域を支配したものの、8世紀以降はバルカン半島、アナトリア半島を中心とした国家となった。首都はコンスタンティノポリス(現在のトルコ共和国の都市であるイスタンブール)であった。 西暦476年に西ローマ帝国がゲルマン人の傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされた際、形式上は最後の西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥスが当時の東ローマ皇帝ゼノンに帝位を返上して東西の帝国が「再統一」された(オドアケルは帝国の西半分の統治権を代理するという体裁をとった)ため、当時の国民は自らを古代のローマ帝国と一体のものと考えていた。また、ある程度の時代が下ると民族的・文化的にはギリシャ化が進んでいったことから、同時代の西欧からは「ギリシア帝国」とも呼ばれた。.

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東インド会社

東インド会社(ひがしインドがいしゃ、とうインドがいしゃ)は、アジア地域との貿易独占権を与えられた特許会社。重商主義帝国下、特に貿易差額主義に基づく経済活動に極めて大きな役割を果たした。なお、ここで言う「インド」とはヨーロッパ、地中海沿岸地方以外の地域をさす。同様の特許会社に新世界との交易を行った西インド会社がある。各国ごとに設立され、以下のようなものがある。オランダ東インド会社は世界初の株式会社としても有名である。.

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東インド諸島

東インド諸島(ひがしインドしょとう、英語 East Indies, スペイン語 Indias Orientales)は、かつて東南アジアの島嶼地域を呼んだ名。およそ、現在のインドネシア(ニューギニア島を除く)、フィリピン、マレーシアのカリマンタン島部分、シンガポール、ブルネイ、東ティモールに当たる。「東インド」という名称は、大航海時代にアメリカ大陸に到達したヨーロッパ人が、当初その地をインドと信じたものの、のちに本来のインドとは異なることに気づき、アメリカ大陸を「西インド」、本来のインドとその近隣地域を「東インド」と呼称したことによる。 英語のEast Indiesには、「島」の意味はなく、広義にはインドシナ半島やインドも含む。 オランダ領東インド諸島(Dutch East Indies)成立後は、特にこの地域を指すことが多い。.

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樟脳

樟脳(しょうのう)とは分子式 C10H16Oで表される二環性モノテルペンケトンの一種。カンフルあるいはカンファー(kamfer、Campher、camphor、camphre)と呼ばれることもある。IUPAC命名法による系統名は 1,7,7-トリメチルビシクロヘプタン-2-オン、また、母骨格のボルナンが同命名法における許容慣用名であるため、そこからボルナン-2-オン(bornan-2-one)、2-ボルナノンなどの名称が誘導される。ほかの別名は、1,7,7-トリメチルノルカンファー、2-カンファノン、2-カンフォノン、またはカラドリル。.

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海賊

海賊旗(ジョリー・ロジャー) ジョン・ラカムの海賊旗 海賊(かいぞく、)とは、船舶や沿岸を襲撃することによって、金品を強奪する盗賊を指す。.

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1453年

記載なし。

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1488年

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1492年

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1497年

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1498年

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1500年

15世紀最後の年である。.

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1520年

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1521年

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1522年

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1530年代

1530年代(せんごひゃくさんじゅうねんだい)は、西暦(ユリウス暦)1530年から1539年までの10年間を指す十年紀。.

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1585年

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1595年

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1598年

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1602年

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1641年

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1664年

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1811年

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1815年

記載なし。

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1818年

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