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集成材

索引 集成材

周囲を突き板で覆われて、一見無垢材のように見えるように装飾された集成材 集成材(しゅうせいざい、Laminated wood)とは、断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料である。構造用と造作用に分類され、主に建材やテーブルの天板などの家具素材として用いられる。強度や耐水性について厳格な規定、検査基準のもとで品質管理される構造用のものと、家具や内装などに使う造作用(強度に関する規格はない)とでは、一見した見た目が似ていても工学的な特性は異なる。 近年、大断面集成材が学校建築物などの大型公共施設の梁などに用いられるようになった。また、木質構造では従来困難とされていた曲線部材・大スパン架構などが実現可能となり、木質ドームなどが造られるようになった。.

38 関係: 単板積層材学校家具尿素樹脂中密度繊維板建築材料伐採メゾナイトヤング率プレハブ工法プレカットパーティクルボードテーブル (家具)ファイバーボードフェノール樹脂ドームベイマツアメリカ合衆国ウィスコンシン州カラマツカゼインクロス・ラミネーティッド・ティンバーグルーラムゴムノキシックハウス症候群スギ図書館製材農林水産省配向性ストランドボード接着剤構造用合板木質材料木材日本農林規格1930年代1950年代2010年代

単板積層材

単板積層材(たんばんせきそうざい)は、単板を繊維方向を揃えて積層、接着した軸材料の木質材料である。単板積層材という名称は日本農林規格(JAS)での呼び名であるが、一般には英語表記『Laminated Veneer Lumber』の頭文字を取ってLVL(エルブイエル)と呼ばれることが多い。 構造用や造作用に集成材と同様に使用される。集成材も木材を接着剤で貼り合わせて製造するが、LVLでは厚さ数mm以下の薄板を、集成材では1cm以上の厚みの木材を積層する。.

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学校

日本の中学校の教室 学校(がっこう)は、幼児・児童・生徒・学生その他に対する教育制度の中核的な役割を果たす機関。また、その施設。学園、学院などもほぼ同様の意味を持つ。.

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家具

食卓と椅子 家具(かぐ)は、家財道具のうち家の中に据え置いて利用する比較的大型の道具類、または元々家に作り付けられている比較的大型の道具類をさす。なお、日本の建築基準法上での作り付け家具は建築確認及び完了検査の対象となるが、後から置かれるものについては対象外である。.

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尿素樹脂

尿素樹脂(にょうそじゅし、Urea Formaldehyde Resin、UF、ユリア樹脂)は、尿素とホルムアルデヒドとの重合反応によって製造される、熱硬化性樹脂に属する合成樹脂。CAS番号9011-05-6。メラミン樹脂・ベンゾグアナミン樹脂とともにアミノ樹脂の一種に数えられる。 尿素樹脂.

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中密度繊維板

中密度繊維板(ちゅうみつどせんいばん)は木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード)の一種。 MDF(medium density fiberboard)と略称され、JIS A 5905が定める規格では、木材などの植物繊維を原料とし、ドライプロセスによって製造される繊維板(ファイバーボード)のうち、密度が0.35 g/cm3 以上のものをいう。中質繊維板とも呼ばれる。 木材チップを蒸煮・解繊したものに接着剤となる合成樹脂を加え板状に熱圧成型したものである。同じ木材チップ材を原料とするパーティクルボードや配向性ストランドボード(OSB)に比べて構成要素(セグメント)が小さく、表面だけでなく木口部分も平滑である。 木材の様に軽量で高い加工性を持ち、かつ、木材特有の反りや乾燥割れなどの癖が少なく、均質で極めて安価である。反面、木材やパーティクルボードに比べ裁断が細かく粉状にまで粉砕する為、一般的な製品では、木材がもともと持っていた抵抗力が失われ、水や湿気に弱く表面処理を行わないとカビ易い。しかしながら、接着剤の種類、木材チップの樹種、密度の3つの要素を組合せる事によって様々なタイプのMDFを作る事ができ、リサイクル素材による簡易、安価なものから、高い耐水性と防蟻性を持ち木造住宅の耐力壁に使用可能な強度を確保しているものまで、バリエーションの範囲は広い。 主な樹種は、ラワン、ラジアータパイン(マツの一種)、カラマツ、スギ、あるいはリサイクル素材など。接着剤にはユリア系接着剤、メラミンユリア、イソシアネート系等があり耐水性を持たせる事も出来る。 用途は、構造材としての強度を必要とせず、木材としての厚みだけを要求されるような、家具類が主体である。たとえば、家具の扉、側板、背板、住宅設備機器の扉、カーテンボックスなどの造作材、スピーカーのキャビネット、カラーボックスなどである。その多くは、断熱性・遮音性・重量など、厚みのある木材を要求される用途である。 なお、MDFよりも低密度の繊維板はインシュレーションボード、高密度のものはハードボードと呼ばれているが、JIS規格では、密度とともに製造方法も区別の条件に加えている。.

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建築材料

建築材料(けんちくざいりょう、)とは、建築物を建てるために使用されるあらゆる材料のことである。建材(けんざい)とも。.

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伐採

伐採(ばっさい)は、森林の木竹を伐り倒すことであり、通常は丸太を生産する行為をいう。林業における伐採の種類には主伐(しゅばつ)、間伐(かんばつ)、除伐(じょばつ)、皆伐(かいばつ)、択伐(たくばつ)がある。.

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メゾナイト

メゾナイト()はウィリアム・H・メーソンが開発したの一種。「Masonite」は商標名であり、ヨーロッパではイゾレル (isorel) とも呼ばれる。天然素材の成型板であり、様々な用途で使われる。.

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ヤング率

ヤング率(ヤングりつ、Young's modulus)は、フックの法則が成立する弾性範囲における、同軸方向のひずみと応力の比例定数である。この名称はトマス・ヤングに由来する。縦弾性係数(たてだんせいけいすう、modulus of longitudinal elasticity)とも呼ばれる。.

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プレハブ工法

プレハブ工法の例 プレハブ工法(プレハブこうほう)は、建築物の一部又は全ての部材をあらかじめ工場で製作し、建築現場で建物として組み立てる建築工法である。近年の建築物には多かれ少なかれ工場で生産された部材が用いられているが、従来の建築工法に比べて工場生産の部材を利用する割合が大きい工法に対して用いられる 一般社団法人プレハブ建築協会。『学術用語集 建築学編』では、プレファブ工法またはプレファブリケーション(prefabrication プリーファブリケイシュン)と定められている。 一般に、この工法を用いた建築物は「プレハブ建築」あるいは単に「プレハブ」(prefab プリーファブ)と呼ばれ、この工法を用いた住宅は「プレハブ住宅」と呼ばれる。.

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プレカット

プレカット (precut) とは、一般に、何かの生産工程において「あらかじめ切断しておく」ことを意味する動詞である。本項では、住宅建築における木工事部分について、現場施工前に工場などで原材料を切断したり加工を施しておくことについて述べる。なお、コンクリート建築における同様な用語として、あらかじめ工場でコンクリート製品を形作っておくプレキャスト工法がある。.

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パーティクルボード

パーティクルボードとは木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種である。配向性はない。木材の裁断サイズにより大きく分類され、配向性ストランドボード(OSB)>パーティクルボード>中密度繊維板(MDF)の順に裁断は小さくなる。裁断が細かくなるにつれ生木本来の性質は失われ、抵抗力が弱くなり、カビ易くなってゆく。原料としては主に解体廃材等が用いられる。 材料や製法により強度や品質の範囲は多彩である。近年では強度の改良も進んでおり、2x4工法の耐力壁として、OSBと同等以上のせん断剛性を持つパーティクルボードも存在する。建材として床や壁などの下地材に使われるほか、表面に化粧板を貼られ家具等に加工される。また周波数特性も良好な事から、以前は音響用スピーカーエンクロージャーの素材としても使われてきたが、現在では加工性・仕上がりの良さからMDFがその主流となっている。.

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テーブル (家具)

木製のダイニングテーブルと椅子 蕎麦屋のテーブル テーブル(table)は、平らな甲板(天板)を脚、支柱または側板で支持し、食事または作業に使う台。机の一種、家具の一種である。 西洋においては椅子とならんで、最も基本的な家具の一つで、日本では「机及びテーブル」として家庭用品品質表示法の適用対象となっており、雑貨工業品品質表示規程に定めがある。.

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ファイバーボード

ファイバーボードは、蒸解した木材繊維を接着剤と混合して熱圧成型した木質ボードの一種。比重が小さい方からインシュレーションボード、MDF、ハードボードに区分される。パーティクルボードよりもエレメントが小さいために均質であり、木材の持つ異方性はほとんど無い。原料として未利用廃材や低質木材が主に利用される、リサイクル製品である。FBと略されることもある。.

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フェノール樹脂

フェノール樹脂 3次元網目構造 フェノール樹脂(フェノールじゅし、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂、ベークライト、石炭酸樹脂)は、フェノールとホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて植物以外の原料より、人工的に合成されたプラスチックである。硬化させた樹脂は、3次元的な網目構造をもつ。 電気的、機械的特性が良好で、合成樹脂の中でも特に耐熱性、難燃性に優れるという特徴を持つ。耐油、耐薬品性も高いが、アルカリに弱い。また、これらの性能の割に比較的安価である。 ベークライトの一般名はポリオキシベンジルメチレングリコールアンハイドライド (polyoxybenzylmethylenglycolanhydride)。.

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ドーム

ドーム ドーム(dome)あるいは丸屋根(まるやね)は、建築における屋根の形式のひとつで、半球形をした屋根のことである。.

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ベイマツ

ベイマツ(米松、学名:)は、マツ科トガサワラ属の常緑針葉樹。 和名は「アメリカ産のマツ」の意味だが、マツ属の仲間ではなくトガサワラに近縁である。 別名はアメリカトガサワラ(アメリカ栂椹)、ダグラスファー(ダグラスモミ、Douglas fir)、オレゴンパイン (Oregon pine) 。なお、ファーはモミ、パインはマツの意味である。.

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アメリカ合衆国

アメリカ合衆国(アメリカがっしゅうこく、)、通称アメリカ、米国(べいこく)は、50の州および連邦区から成る連邦共和国である。アメリカ本土の48州およびワシントンD.C.は、カナダとメキシコの間の北アメリカ中央に位置する。アラスカ州は北アメリカ北西部の角に位置し、東ではカナダと、西ではベーリング海峡をはさんでロシアと国境を接している。ハワイ州は中部太平洋における島嶼群である。同国は、太平洋およびカリブに5つの有人の海外領土および9つの無人の海外領土を有する。985万平方キロメートル (km2) の総面積は世界第3位または第4位、3億1千7百万人の人口は世界第3位である。同国は世界で最も民族的に多様かつ多文化な国の1つであり、これは多くの国からの大規模な移住の産物とされているAdams, J.Q.;Strother-Adams, Pearlie (2001).

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ウィスコンシン州

ウィスコンシン州(State of Wisconsin )は、アメリカ合衆国の中西部の最北に位置する州である。五大湖地域にも含まれる。合衆国50州の中で、陸地面積では第23位、人口では第20位である。前身のウィスコンシン準州から1848年5月29日に合衆国30番目の州に昇格した。東側はミシガン湖に、北東はミシガン州に、西側はミネソタ州とアイオワ州に、南側はイリノイ州に、北側はスペリオル湖に接している。州都はマディソン市、人口最大の都市はミルウォーキー市である。 愛称は「Dairy Country(酪農の国)」または「The Badger State(あなぐま州)」。アメリカアナグマ(バジャー)は州のシンボルでもあり、19世紀前半、ウィスコンシン州が国内の鉛の半分以上を産出した鉛ラッシュ時代に、鉛鉱山で働く鉱夫とその家族が地上に住居が完成するまで坑道に住んだことから「アナグマ」と呼ばれたことが元になっている。.

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カラマツ

ラマツ(落葉松、唐松、学名:)は、マツ科カラマツ属の落葉針葉樹。日本の固有種で、東北地方南部・関東地方・中部地方の亜高山帯から高山帯に分布しFarjon, A. (1990).

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カゼイン

イン()は、牛乳やチーズなどにふくまれるリンタンパクの一種。またはそれを原料とするカゼインプラスチックの略称としても用いられる。.

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クロス・ラミネーティッド・ティンバー

・ラミネーティッド・ティンバー(英語:Cross laminated timber、略称:CLT、または直交集成板)とは、挽き板又は小角材の繊維方向を互いにほぼ平行にして幅方向に並べ又は接着したものを、主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして積層接着し3層以上の構造を持たせた一般材の事である(内閣官房)。.

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グルーラム

ルーラム(Glulam)は、20世紀初頭ドイツで開発された集成材の一種。.

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ゴムノキ

ムノキ(ゴムの木)とは、ラテックス(ゴム質を得ることのできる樹液)などからゴムを資源として採取できる樹木の総称である。したがって、様々な種類が存在する。.

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シックハウス症候群

ックハウス症候群(シックハウスしょうこうぐん、Sick House Syndrome)は、米英での(Sick building syndrome/シックビルディング症候群)についての邦訳。建築用語または症候のひとつ。 新築の住居などで起こる、倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛み・呼吸器疾患などの症状があらわれる体調不良の呼び名。また、新品の自動車でも同様の症状(New car smell)が報告されており、シックカー症候群としてマスメディア等で取り上げられている。職場だけでなく住居で多くの問題があることから歯科医師の上原裕之が命名した。 なお、真菌や担子菌のトリコスポロンが要因とされる夏型過敏性肺炎(summer-type hypersensitivity pneumonitis)は、シックハウス症候群とは同一ではない。.

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スギ

(杉、Cryptomeria japonica)は、ヒノキ科スギ亜科スギ属の常緑針葉樹である(以前はスギ科 Taxodiaceae に分類されていた)。.

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図書館

図書館(としょかん、library、Bibliothek、bibliothèque)とは、図書、雑誌、視聴覚資料、点字資料、録音資料等のメディアや情報資料を収集、保管し、利用者への提供等を行う施設もしくは機関である。 基礎的な蓄積型文化施設の一種であり、博物館が実物資料を中心に扱い、公文書館が非定型的文書資料を中心に扱うのに対して、図書館は 出版物を中心に 比較的定型性の高い資料を蓄積するものである。 「図書館」は、明治中期に英語のlibraryから訳された訳語(和製漢語)である。「図書館」は、地図(図版)の「図」、書籍の「書」を取って、図書とし、図書を保存する建物という意味であった。.

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製材

製材(せいざい)とは、丸太を板や角材に加工することである。製材を行う事業所を製材所という。また、原木に対して製材された挽き肌のままの木材を製材品と呼ぶ。.

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農林水産省

農林水産省(のうりんすいさんしょう、略称:農水省(のうすいしょう)、Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries、略称:MAFF)は、日本の行政機関の一つである。 「食料の安定供給の確保、農林水産業の発展、農林漁業者の福祉の増進、農山漁村及び中山間地域等の振興、農業の多面にわたる機能の発揮、森林の保続培養及び森林生産力の増進並びに水産資源の適切な保存及び管理を図ること」を任務とする(農林水産省設置法第3条)。.

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配向性ストランドボード

配向性ストランドボード(はいこうせいストランドボード、OSB:Oriented Strand Board)とは木質材料の一種である。日本農林規格(JAS)では、構造用パネルと呼んでいるが、この呼称は、OSBのみならずOSBが実用化される以前から存在していた木質系の構造用合板代替品(現在では廃れているものもある)全般について、一般性を持たせた規格として制定する際に作られた名称である。したがって、OSBの日本語訳が構造用パネルというわけではなく、OSBはJASが定める構造用パネルの一種である。またJISにおいては、OSBはパーティクルボードの一種として規格化されている。なお、合板に対する単板積層材の関係と同様に、OSBにも同様な素材と製法で作られるOSL(Oriented Strand Lumber)という製品があり、こちらは板材ではなく主として軸材として使用される。JASでは、現在この製品に対応する規格はない。.

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接着剤

接着剤(せっちゃくざい、Adhesive、Glue)は、物と物をつなぐ(接着)ために使われる物質。塗料やラミネート・シーリング材なども、片面を接着するという機能から接着剤の一種に含まれることがある。なお、日本では家庭用品品質表示法の適用対象とされており雑貨工業品品質表示規程に定めがある。.

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構造用合板

構造用合板(こうぞうようごうはん)とは、合板のうち、構造耐力上主要な部分に用いる目的で作られたものをいう。構造用合板は、主に木造建築物の、壁下地材・床下地材・屋根下地材として用いられる。構造用合板は、日本農林規格 (JAS) で定められている。 構造用合板を使って耐力壁や耐力床を作ることにより、耐震性・耐風性を飛躍的に高めることができる。また、副次的な効果として、気密性や防音性を高めることができる。特に枠組壁工法の建築物では、外壁下地・床下地・屋根下地に構造用合板(または構造用パネル)を必ず用いるので、優れた耐震性・耐風性・気密性・防音性が確保できる。.

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木質材料

木質材料(もくしつざいりょう)とは原料の木材を大小のエレメント(構成要素)に分解し、再構成した材料をいう 。製造されたエレメントは主に接着剤を用いて軸材料、面材料へと再構成される。例外として、ファイバーボードの一種であるハードボードは接着剤を殆ど使用せず、木材に含まれるタンパク質であるリグニンの作用で結着させる 。通常製材しただけのものは木質材料には分類されない。また、異なる種類の木質材料を組み合わせたものも存在する。 すなわち、木質材料とは、木材を人工的に再構成した材料の最上位概念を指す言葉である。 木質材料に意味や用法が類似する言葉として、「木質製品」、「木質建材」、「木質素材」、「改良木材」、「木質部材」等が見受けられる。 接着剤が被着材同士を接着する原理には、機械的接着、化学的接着、物理的接着の3種類がある。 機械的接着とは、多孔質の被着材の孔に接着剤が浸透して硬化することで、釘や杭の役割を発揮することを指す。アンカー効果、投錨効果とも呼ばれる。 化学的接着は、被着材と接着剤との間で化学反応が起こることで、それぞれの分子同士が結合することを指す。 物理的接着は、被着材と接着剤、あるいは接着剤内において、分子同士が引き付け合う分子間力(ファンデルワールス力)によって接着することを指す。 木材は多孔質であり、接着において上記のうち機械的接着の恩恵を大きく受ける。そしてその恩恵は、エレメント同士の表面積が多いほど、大きく受けることができる。また、場合によっては接着剤単体を固めて固体化した材料よりも強い強度を得ることも可能である。したがって、接着剤単体よりもコストを抑えつつ、所望の強度を有する材料を得ることも可能である。 木質材料は、単に利用価値の低いエレメントや廃材等を再利用する目的に留まらず、接着剤のアンカー効果を最大限に活かした材料でもある。特に近年発展した種々のエンジニアリングウッドは、接着剤のアンカー効果とエレメント単体の強度を巧みに組み合わせて、製材では得られない強度特性を実現することに成功している。.

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木材

材木店の店頭に並ぶ各種木材 木材(もくざい)とは、様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の部分を指す呼称。 その用途は、切削など物理的加工(木工)された木製品に限らず、紙の原料(木材パルプ)また薪や木炭に留まらない化学反応を伴うガス化・液化を経たエネルギー利用や化学工業の原料使用、飼料化などもある岡野 p.147-169 6.エピローグ-その将来を展望する-。樹皮を剥いだだけの木材は丸太(まるた)と呼ばれる。材木(ざいもく)も同義だが、これは建材や道具類の材料などに限定する場合もある。.

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日本農林規格

JASマーク 日本農林規格(にほんのうりんきかく)は、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法、1950年公布)に基づく、農・林・水・畜産物およびその加工品の品質保証の規格である。英語名称が Japanese Agricultural Standard であるため、一般にJAS(ジャス)と略されたり、その規格をJAS規格(ジャスきかく)と呼ぶことが多い。この規格に適合した食品などの製品にはJASマークと呼ばれる規格証票を付した出荷・販売が認められている。.

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1930年代

1930年代(せんきゅうひゃくさんじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1930年から1939年までの10年間を指す十年紀。.

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1950年代

1950年代(せんきゅうひゃくごじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1950年から1959年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた1950年代について記載する。.

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2010年代

2010年代(にせんじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)2010年から2019年までの10年間を指す十年紀。2000年代をゼロ年代とするのにならって、2010年代をテン年代とする表現もある。この項目では、国際的な視点に基づいた2010年代について記載する。.

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