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防黴剤

索引 防黴剤

防黴剤(ぼうばいざい/ぼうかびざい)とは、カビの発生または増殖を防ぎ、あるいは除去するための薬剤。普通は工業用途、食品用途(食品添加物、ポストハーベスト農薬も含む)あるいは飼料添加物に用いるものを指す。工業用途では「ぼうばいざい」、食品用途では「防かび剤」「かび防止剤」などと呼ぶ場合が多いが、特に決まりはない。 カビ以外の真菌、または細菌や藻類にも効く物質を含み、分野によっては広い意味の防腐剤、抗菌剤などに含める場合もある。.

25 関係: 二酢酸ナトリウム医薬品チアベンダゾールポストハーベスト農薬メチルスルホニルテトラクロルピリジンブロノポールビフェニルフルオロフォルペットイソチアゾリノンエニルコナゾールオルトフェニルフェノールカルベンダジムカビクロロタロニルジヨードメチルパラトリルスルホン真正細菌菌類食品添加物飼料添加物農薬防腐剤藻類抗真菌薬抗菌薬殺菌剤 (農薬その他)

二酢酸ナトリウム

二酢酸ナトリウム(にさくさんナトリウム、英 Sodium diacetate)は、化学式NaH(C2H3O2)2で表される錯化合物。酢酸と酢酸ナトリウムとを1:1で混合させて得られる。CAS番号は126-96-5、E番号はE262。日本では食品添加物の認可は受けていないが、JECFAでは防黴剤や金属封鎖剤、防粘剤での使用を考慮し、一日許容摂取量を15mg/kg/day以下と定めている。.

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医薬品

リタリン20mg錠。 医薬品(いやくひん)とは、ヒトや動物の疾病の診断・治療・予防を行うために与える薬品。使用形態としては、飲むもの(内服薬)、塗るもの(外用薬)、注射するもの(注射剤)などがある(剤形を参照)。 医師の診察によって処方される処方箋医薬品、薬局で買える一般用医薬品がある。医薬品は治験を行って有効性が示されれば新薬として承認され、新薬の発売から20年の期間が経過したらその特許がきれることで他の会社も販売可能となり、後発医薬品が製造される。 臨床試験による安全性の検証は限られたもので、グローバル化によって超国家的に薬の売り出し(ブロックバスター薬)を行っており、国際化されていない有害反応監視システムが手を打つ前に有害反応(副作用)の影響が広がる可能性がある。.

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チアベンダゾール

チアベンダゾール(英称Thiabendazole、略称TBZ)は、殺菌剤・防カビ剤の一種。.

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ポストハーベスト農薬

ポストハーベスト農薬(ポストハーベストのうやく)は収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などのこと。ポストとは「後」、ハーベストは「収穫」を意味する。日本では収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されている。しかしながら米国をはじめとする諸外国から輸入されている果物等は、収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために薬剤が散布されることがある。 日本ではポストハーベスト農薬に類するものとして、防カビ剤(オルトフェニルフェノール、ビフェニル、チアベンダゾール等)および防虫剤(ピペロニルブトキシド)が食品添加物として認められているが、制度上は国内で認められる「農薬」とは区別されている。 食品衛生法第4条第2項では、「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう。」と定義されている。収穫後の作物はその時点で食品とみなされるため、ポストハーベストは「食品の保存の目的」で使用されることとなり、食品添加物として扱われる。.

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メチルスルホニルテトラクロルピリジン

メチルスルホニルテトラクロルピリジン(英methylsulfonyl tetrachloro pyridine)は、化学式 で表される有機化合物。プラスチックや塗料、建材などの防カビ剤として用いられる。.

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ブロノポール

ブロノポール(Bronopol)は殺菌剤・防腐剤として用いられる化合物。IUPAC名は2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール。 常温ではほぼ無色の結晶。イギリスの薬品会社ブーツ社により1960年代に開発された。毒性が低く、低濃度でも各種細菌に高い抗菌効果を示すことから、医薬品や化粧品の防腐剤として広く使われるようになり、さらに工業用品の防腐や工業用水・冷却水の殺菌などの用途も広がった。 比較的安定だが、分解するとホルムアルデヒドや亜硝酸イオンを放出し、亜硝酸イオンはアミンと反応すればニトロソアミン(発癌性を有するとされる)が発生することがありうる。これらのことから1980年代には各国で日用品への規制が厳しくなったが、現在でも工業用途のほか、魚卵の感染症防止用(動物用医薬品)などに広く使われている。.

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ビフェニル

ビフェニル(biphenyl)とは、分子式 C12H10、構造式 C6H5-C6H5のポリフェニル系炭化水素で、2つのフェニル基が単結合で共有結合した構造を持つ芳香族炭化水素である。Ph2 とも表記される。 コールタール中に存在し、ベンゼンを赤熱した環に通じると生成する。 常温常圧では白色結晶の固体である。固体のビフェニルは2つのベンゼン環は同一平面上にあるが、溶液または気相では約45°ねじれていることが知られている。 1937年頃からイスラエルで使用され,防ばい効果が認められて欧米でも使用されるようになったのを受けて、日本でも柑橘類の防かび剤(食品添加物扱い)として用いられているが、最近では耐性菌が見られるようになり、あまり使用されていない。.

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フルオロフォルペット

フルオロフォルペット(英Fluor Folpet)は、化学式C9H4Cl2FNO2Sで表される有機化合物。フォルペットの塩素分子のうちの1つをフッ素に置き換えたものである。プレベントールA3の商品名で、主にプラスチックや塗料の防カビ剤として用いられる。.

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イソチアゾリノン

構造式 イソチアゾリノン(Isothiazolinone)は複素環式化合物の一種で、イソチアゾリン-3-オン(Isothiazolin-3-one)、イソチアゾロン(Isothiazolone)ともいう。IUPAC名は1,2-チアゾール-3-オン(1,2-Thiazol-3-one)。イソチアゾールまたは4-イソチアゾリンの3位がカルボニルになった形に当たる。.

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エニルコナゾール

ニルコナゾール(Enilconazole)はイミダゾール系防かび剤の一つである。ヤンセン社の商品名:イマザリル(Imazalil)としても知られている。防かび剤、農薬(殺菌剤)、あるいは動物用抗真菌薬として用いられる。日本では農薬登録はなく、食品添加物(みかん以外の柑橘類・バナナ用防かび剤)として扱われている。.

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オルトフェニルフェノール

ルトフェニルフェノール(Orthophenyl phenol、OPPとも。英称2-Phenylphenol)は殺菌剤・防カビ剤の一種。主に柑橘類のポストハーベスト農薬としてビフェニル、チアベンダゾール(TBZ)と共に用いられる。.

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カルベンダジム

ルベンダジム(Carbendazim)は、化学式C9H9N3O2で表される複素環式化合物。化学名Methyl-2-benzimidazole carbamateの略称から、MBCまたはBCMとも呼ばれる。TBZと並ぶベンゾイミダゾール系化合物であり、主に農業用・工業用防カビ剤として用いられる。.

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カビ

ビ(黴)とは、菌類の一部の姿を指す言葉である。あるいはそれに似た様子に見える、肉眼的に観察される微生物の集落(コロニー)の俗称でもある。.

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クロロタロニル

タロニル(Chlorothalonil)は、化学式 C8Cl4N2 で表される有機化合物。系統名のテトラクロロイソフタロニトリル(2,4,5,6-Tetrachloroisophthalonitrile)のアクロニムで、TPN とも呼ばれる。 工業用防カビ剤として、また「ダコニール」の商品名で農業用殺菌剤として使用される。.

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ジヨードメチルパラトリルスルホン

ヨードメチルパラトリルスルホン(英Diiodomethyl-p-tolylsulfone)は、化学式C8H8I2O2S で表される有機化合物。アミカル48の商品名で、木材や塗料などの抗菌防カビ剤として用いられている。.

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真正細菌

真正細菌(しんせいさいきん、bacterium、複数形 bacteria バクテリア)あるいは単に細菌(さいきん)とは、分類学上のドメインの一つ、あるいはそこに含まれる生物のことである。sn-グリセロール3-リン酸の脂肪酸エステルより構成される細胞膜を持つ原核生物と定義される。古細菌ドメイン、真核生物ドメインとともに、全生物界を三分する。 真核生物と比較した場合、構造は非常に単純である。しかしながら、はるかに多様な代謝系や栄養要求性を示し、生息環境も生物圏と考えられる全ての環境に広がっている。その生物量は膨大である。腸内細菌や発酵細菌、あるいは病原細菌として人との関わりも深い。語源はギリシャ語の「小さな杖」(βακτήριον)に由来している。.

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菌類

菌類(きんるい)とは、一般にキノコ・カビ・酵母と呼ばれる生物の総称であり、菌界(学名:Regnum Fungi )に属する生物を指す。外部の有機物を利用する従属栄養生物であり、分解酵素を分泌して細胞外で養分を消化し、細胞表面から摂取する。 元来、「菌」とは本項で示す生物群を表す語であったが、微生物学の発展に伴い「細菌」などにも派生的に流用されるようになったため、区別の観点から真菌類(しんきんるい)、真菌(しんきん)とも呼ばれる。.

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食品添加物

PAGENAME 食品添加物(しょくひん てんかぶつ、英語 food additives)は、食品製造の際に添加する物質のこと。広義には食品包装に使われる樹脂などを、間接食品添加物として扱う場合がある。 主な用途.

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飼料添加物

料添加物(しりょうてんかぶつ)とは、飼料の品質保持や栄養補助などの目的で添加・混和されている薬剤や栄養素の総称。飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律に基づき、2004年10月時点で153種類が農林水産省から指定を受けている。食品中への残留に関しては、残留農薬等に関するポジティブリスト制度により基準が定められている。.

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農薬

農薬(のうやく、agricultural chemical)とは、農業の効率化、あるいは農作物の保存に使用される薬剤の総称。殺菌剤、防黴剤(ぼうばいざい)、殺虫剤、除草剤、殺鼠剤(さっそざい)、植物成長調整剤(通称植調:植物ホルモン剤など)等をいう。また、日本の農薬取締法(Agricultural Chemicals Control Act)等では、稲作で使うアイガモなどの生物も、害虫を駆除することから特定農薬として指定されている。 虫害や病気の予防や対策、除虫や除草の簡素化、農作物の安定供給・長期保存を目的として、近代化された農業では大量に使用されている。一方、人体に対する影響をもたらす農薬も多くあることから使用できる物質や量は法律等で制限されている。.

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防腐剤

防腐剤(ぼうふざい)とは、(1)微生物の侵入・発育・増殖を防止して、(2)腐敗・発酵が起こらないようにする、「静菌作用」を目的として使われる薬剤である。必ずしも殺菌作用はなく、持続的に働くことが求められる。.

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藻類

藻類(そうるい、 )とは、酸素発生型光合成を行う生物のうち、主に地上に生息するコケ植物、シダ植物、種子植物を除いたものの総称である。すなわち、真正細菌であるシアノバクテリア(藍藻)から、真核生物で単細胞生物であるもの(珪藻、黄緑藻、渦鞭毛藻など)及び多細胞生物である海藻類(紅藻、褐藻、緑藻)など、進化的に全く異なるグループを含む。酸素非発生型光合成を行う硫黄細菌などの光合成細菌は藻類に含まれない。 かつては下等な植物として単系統を成すものとされてきたが、現在では多系統と考えられている。従って「藻類」という呼称は光合成を行うという共通点を持つだけの多様な分類群の総称であり、それ以上の意味を持たない。.

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抗真菌薬

抗真菌薬(こうしんきんやく、antifungal drug)は、真菌の生育を阻害する医薬品である。真菌症の治療や、農薬として用いられる。細胞膜であるエルゴステロールを阻害するポリエン系抗生物質(ポリエンマクロライド系)のほか、ラノステロールからエルゴステロールの生合成を阻害するアゾール系薬剤、βDグルカン合成酵素を阻害し細胞壁合成を阻害するキャンディン系薬剤、DNA合成を阻害するピリミジン系薬剤などの化学療法薬を含む。真菌に対して選択毒性を示す薬剤は真正細菌に対して選択毒性を示す薬剤よりも少ない。この理由として真菌は動物と同じく真核生物に属しており、真正細菌と比較すると動物細胞に類似することが挙げられる。.

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抗菌薬

抗菌薬(こうきんやく、Antibacterial drugs)とは、細菌の増殖を抑制したり殺したりする働きのある化学療法剤のこと。 細菌による感染症の治療に使用される医薬品である。また、抗菌石鹸などの家庭用品に含有しているトリクロサンやトリクロカルバンなどの合成抗菌剤も同様である。.

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殺菌剤 (農薬その他)

例として以下のようなものがある。.

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