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造岩鉱物

索引 造岩鉱物

造岩鉱物(ぞうがんこうぶつ、rock-forming minerals、又はrock-mineral)は、地球上の大多数の岩石を構成する鉱物の総称。鉱物の数は膨大であるが、造岩鉱物として主要なものはわずか数十にすぎないといわれる坪井誠太郎 『岩石學Ⅰ』 1939年 岩波全書91。ほとんどの岩石は、ほぼ造岩鉱物のみからできている。.

29 関係: 坪井誠太郎岩石二酸化ケイ素マグネシウムイルメナイトカンラン石固溶体石英磁鉄鉱結晶無色無色鉱物燐灰石白雲母角閃石黒雲母輝石金属長石鉱物鉱物の一覧雲母透明東京大学出版会森本信男準長石有色鉱物斜長石

坪井誠太郎

坪井 誠太郎(つぼい せいたろう、1893年9月8日 - 1986年9月22日)は、日本の地球科学者。専門は、地質学・鉱物学・岩石学。.

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岩石

岩石(がんせき、)は、鉱物が集合している物体のことである。日常語では石ころや岩盤のことをさす。、。岩石は大きく火成岩、堆積岩、変成岩に分けることができる。その成因は、岩石が溶けた液体であるマグマ(岩漿)が冷えたり、砂や泥が続成作用と呼ばれ、地下で固結作用をうけて岩石に戻ったり、あるいは誕生した岩石が変成作用とよばれる熱、圧力、溶液、気体との化学反応や物理現象を受け溶けてマグマにならないまでも、性質が変化し、二次的に岩石が誕生することもある。多くの地球型惑星は岩石でできている。.

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二酸化ケイ素

二酸化ケイ素(にさんかケイそ、silicon dioxide)はケイ素の酸化物で、地殻を形成する物質の一つとして重要である。組成式は。シリカ(silica)、無水ケイ酸とも呼ばれる。圧力、温度の条件により、石英(quartz、水晶)以外にもシリカ鉱物()の多様な結晶相(結晶多形)が存在する。.

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マグネシウム

マグネシウム(magnesium )は原子番号 12、原子量 24.305 の金属元素である。元素記号は Mg。マグネシュームと転訛することがある。中国語は金へんに美と記する。 周期表第2族元素の一種で、ヒトを含む動物や植物の代表的なミネラル(必須元素)であり、とりわけ植物の光合成に必要なクロロフィルで配位結合の中心として不可欠である。また、有機化学においてはグリニャール試薬の構成元素として重要である。 酸化マグネシウムおよびオキソ酸塩の成分としての酸化マグネシウムを、苦い味に由来して苦土(くど、bitter salts)とも呼称する。.

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イルメナイト

チタン鉄鉱(チタンてっこう、ilmenite、イルメナイト)は、鉱物(酸化鉱物)の一種。化学組成は FeTiO3、結晶系は三方晶系。チタン鉄鉱グループの鉱物。チタンの重要な鉱石鉱物。.

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カンラン石

武岩中のかんらん岩ゼノリス かんらん石 (かんらんせき、橄欖石、)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)のグループ名。 マグネシウムや鉄のネソケイ酸塩鉱物である。Mg2SiO4(苦土かんらん石)と Fe2SiO4(鉄かんらん石)との間の連続固溶体をなす。.

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固溶体

固溶体(こようたい、solid solution)とは、2種類以上の元素(金属の場合も非金属の場合もある)が互いに溶け合い、全体が均一の固相となっているものをいう。非金属元素同士が互いに溶け合った場合は、混晶(こんしょう)ともいう(固溶体とほぼ同じ意味で使われる)。合金や鉱物に多く見られる。固溶体を作ることによって材料を強化することを固溶強化という。.

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石英

水晶砂 石英(せきえい、、、クォーツ、クオーツ)は、二酸化ケイ素 (SiO₂) が結晶してできた鉱物。六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。中でも特に無色透明なものを水晶(すいしょう、、、ロッククリスタル)と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重された。 石英を成分とする砂は珪砂(けいしゃ・けいさ、、)と呼ばれ、石英を主体とした珪化物からなる鉱石は珪石と呼ぶ。.

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磁鉄鉱

磁鉄鉱(じてっこう、、マグネタイト)は、酸化鉱物の一種。化学組成はFeFe3+2O4(四酸化三鉄)、結晶系は等軸晶系。スピネルグループの鉱物。.

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結晶

結晶(けっしょう、crystal)とは原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列しているような物質である。より厳密に言えば離散的な空間並進対称性をもつ理想的な物質のことである。現実の物質の大きさは有限であるため、そのような理想的な物質は厳密には存在し得ないが、物質を構成する繰り返し要素(単位胞)の数が十分大きければ(アボガドロ定数個程度になれば)結晶と見なせるのである。 この原子の並びは、X線程度の波長の光に対して回折格子として働き、X線回折と呼ばれる現象を引き起こす。このため、固体にX線を当てて回折することを確認できれば、それが結晶していると判断できる。現実に存在する結晶には格子欠陥と呼ばれる原子の配列の乱れが存在し、これによって現実の結晶は理想的な性質から外れた状態となる。格子欠陥は、文字通り「欠陥」として物性を損ねる場合もあるが、逆に物質を特徴付けることもあり、例えば、一般的な金属が比較的小さな力で塑性変形する事は、結晶欠陥の存在によって説明される。 準結晶と呼ばれる構造は、並進対称性を欠くにもかかわらず、X線を回折する高度に規則的な構造を持っている。数学的には高次元結晶の空間への射影として記述される。また、液晶は3次元のうちの一つ以上の方向について対称性が失われた状態である。そして、規則正しい構造をもたない物質をアモルファス(非晶質)と呼び、これは結晶の対義語である。.

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無色

無色(むしょく)とは「色が無い」ことを指す。英語でカラーレス(Colorless / Colourless)と言う。.

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無色鉱物

無色鉱物(むしょくこうぶつ、colorless mineral)は、広義には、鉱物種のうち色の付いていない(透明な)鉱物を総称する語であるが、歴史的には造岩鉱物のうち無色および白色のものを総称することが多い。具体的には、シリカ鉱物(石英など)、長石類、準長石類のことを指す。Si、Al、Na、Kなどに富み、Fe、Mgが少ないため、珪長質鉱物(フェルシック鉱物、felsic mineral)とも呼ばれている。 無色鉱物を含む火成岩は全体的に白っぽい色になる。 また、高温にならないと融解しない。 有色鉱物に比べて比重が軽いといわれるが例外もある。 花崗岩など大陸地殻を構成する造岩鉱物に多く含まれるといわれる。.

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燐灰石

石(りんかいせき、、アパタイト)は、リン酸塩鉱物の鉱物グループに対する一般的な名称。化学組成の違いによって多彩な色をもちいくつかの種類があり、単に燐灰石といった場合はフッ素燐灰石をさすことが多い。.

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白雲母

白雲母(しろうんも、)は、ケイ酸塩鉱物(フィロケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は KAl2□AlSi3O10(OH)2、結晶系は単斜晶系、。雲母グループのうち、2八面体雲母に属する。.

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角閃石

普通角閃石 角閃石(かくせんせき、)はケイ酸塩鉱物のグループ名。結晶構造と化学組成により細かく分類され、日本語名には「〜閃石」という名前がついている。水酸基 (OH-) を持つ含水鉱物としても有名。.

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黒雲母

黒雲母(くろうんも、biotite)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。金雲母と鉄雲母との中間組成の固溶体で、現在では独立した種とされていない。.

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輝石

輝石(きせき、pyroxene)は、ケイ酸塩鉱物の一種。多くの火成岩や変成岩に含まれる代表的な造岩鉱物。 色は無色・緑色・褐色・黒色などで、ガラス光沢を持つ。自形結晶は短柱状。二方向の劈開が顕著。角閃石によく似るが、劈開の交わる角度(約90°)により区別される。 基本的な化学組成は XY(Si,Al)2O6 (ただし、X はCa、Na、Fe2+、Zn、Mn、Mg、Li、Y はCr、Al、Fe3+、Mg、Mn、Sc、Ti、V、Fe2+)で表される。 結晶系により、斜方輝石(しゃほうきせき、orthopyroxene、斜方晶系)および単斜輝石(たんしゃきせき、clinopyroxene、単斜晶系)の2つに分類され、さらに上記の化学組成により細かく分類される。.

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金属

リウム の結晶。 リチウム。原子番号が一番小さな金属 金属(きんぞく、metal)とは、展性、塑性(延性)に富み機械工作が可能な、電気および熱の良導体であり、金属光沢という特有の光沢を持つ物質の総称である。水銀を例外として常温・常圧状態では透明ではない固体となり、液化状態でも良導体性と光沢性は維持される。 単体で金属の性質を持つ元素を「金属元素」と呼び、金属内部の原子同士は金属結合という陽イオンが自由電子を媒介とする金属結晶状態にある。周期表において、ホウ素、ケイ素、ヒ素、テルル、アスタチン(これらは半金属と呼ばれる)を結ぶ斜めの線より左に位置する元素が金属元素に当たる。異なる金属同士の混合物である合金、ある種の非金属を含む相でも金属様性質を示すものは金属に含まれる。.

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長石

正長石 長石(ちょうせき、feldspar)は、複数の鉱物種を総称する鉱物グループであり、アルカリ金属およびアルカリ土類金属などのアルミノケイ酸塩を主成分とする三次元構造のテクトケイ酸塩の一種である。 地殻中に普遍的に存在する鉱物で、もっとも存在量が多く、ほとんどの岩石(火成岩、変成岩、堆積岩)に含まれる造岩鉱物であり、特に花崗岩には60%前後含まれ、玄武岩にも50%前後含まれる。逆に、長石を含まない岩石はほとんどなく、そのような岩石は非常に特異な生成過程を経ている場合が多い。 色のついているものもあるが、通常は白色である。モース硬度は 6 - 6.5、比重 2.5 - 2.7 である。化学組成によりいくつかに分類されるが、多くの種類の長石が互いに固溶体を形成するため、それぞれの端成分の間には化学組成が連続的に変化した一連の長石が存在する。 正長石はモース硬度 6 の指標鉱物である。固溶体では硬度が若干異なるため、厳密には端成分の正長石が基準となっている。ただし、実用上のモース硬度 6 はカリ長石であるとして問題ない。.

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鉱物

いろいろな鉱物 鉱物(こうぶつ、mineral、ミネラル)とは、一般的には、地質学的作用により形成される、天然に産する一定の化学組成を有した無機質結晶質物質のことを指す。一部例外があるが(炭化水素であるカルパチア石など)、鉱物として記載されるためには、人工結晶や活動中の生物に含まれるものは厳密に排除される。また鉱物は、固体でなければならない()。.

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鉱物の一覧

鉱物の一覧(こうぶつのいちらん)では、主要な鉱物の一覧を示す。.

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鉄(てつ、旧字体/繁体字表記:鐵、iron、ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号は Fe。金属元素の1つで、遷移元素である。太陽や他の天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5%を占め、大部分は外核・内核にある。.

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雲母

雲母 雲母(うんも)は、ケイ酸塩鉱物のグループ名。きらら、きらとも呼ばれる。特に電気関係の用途では、英語に由来するマイカの名前で呼ばれる事も多い。英語のmicaはラテン語でmicare(輝くの意)を由来とする。.

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透明

透明な水晶 透明(とうめい)とは、物体の反対側や内部にあるものが透けて見えること。曇ったり、歪んだりはしているが見える「半透明」もあれば、極端な場合には間にある物体が存在しないかのように感じられる。 転じて「透明な」「透明性」などの形で、比喩として様々な意味・文脈でも用いられる概念である。特に行政や企業の運営状況等の公開に関連して「透明性」の語が用いられる。.

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東京大学出版会

一般財団法人東京大学出版会(とうきょうだいがくしゅっぱんかい、英称:University of Tokyo Press)は、東京大学の出版部に当たる法人。東京大学総長を会長とし、東京大学の活動に対応した書籍の出版を主に行う。.

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森本信男

森本 信男(もりもと のぶお、1925年2月9日 - 2010年9月13日)は、日本の地球科学者。専門は結晶学・鉱物学。大阪大学・京都大学名誉教授。理学博士。長野県北安曇郡大町(現・大町市)生まれ。.

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準長石

準長石(准長石、じゅんちょうせき、feldspathoid)は鉱物(ケイ酸塩鉱物)のグループ名。長石に似ているが、長石に比べて SiO2 が少ない。SiO2 に乏しい岩石に含まれ、石英などの SiO2 鉱物とは共存しない。 日本は一般的にケイ酸に富むので、このような種類の鉱物は少ない。.

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有色鉱物

有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ、colored mineral)は、広義には、鉱物種のうち色の付いた(透明ではない)鉱物を総称する語であるが、歴史的には造岩鉱物のうち無色および白色でもないものを総称することが多い。具体的には、黒雲母や角閃石類、輝石類、カンラン石類、磁鉄鉱などである。ケイ素(Si)が少なく、鉄(Fe)やマグネシウム(Mg)に富むため、苦鉄質鉱物(くてつしつこうぶつ、マフィック鉱物、mafic mineral)ということもある。また、1950年代までは鐡苦土鉱物(てつくどこうぶつ)と言われていた。 鉱物の色については、金属イオンによるものや原子欠陥によるもの等の理由がある。ちなみに、造岩鉱物の色はMgのためといわれるが定かではない。 有色鉱物を多く含む岩石は、低温度で融解するといわれる。 また、無色鉱物に比べて比重が重い場合が多く、玄武岩など海洋地殻を構成する造岩鉱物に多く含まれるといわれる。.

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斜長石

斜長石のへき開した状態 斜長石(しゃちょうせき、Plagioclase)はケイ酸塩鉱物の中の長石の一種であり、固溶体の一つである。(2つのへき開面を持つことから、ギリシャ語のoblique fractureに因みplagioclase feldsparと名づけられた。)ドイツの鉱物学者であるが1826年に発見した。この鉱物は曹長石から灰長石までの一連の鉱物の端成分(それぞれの鉱物を組織するNaAlSi3O8やCaAl2Si2O8など)を占めており、ナトリウムやカルシウムなどの原子が結晶格子に入ることができるようになっている。斜長石はその抱合的な双晶か「レコードの溝効果」の観察で特定される。 斜長石は地殻の主要な構成成分であるため、岩石学で岩石の組成を特定し、火成岩の起源と成長を調べるために使われる。斜長石はまた月の石の主成分である。.

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