ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

超高エネルギー宇宙線

索引 超高エネルギー宇宙線

超高エネルギー宇宙線 (UHECR, ultra-high-energy cosmic ray) は、において、eVより大きな運動エネルギーを持つ、典型的な宇宙線とは非常にかけ離れた静止質量とエネルギーの値を持つ宇宙線である。特に、GZK限界の 5×eV (約8J) よりも大きなエネルギーを持つ UHECR は最高エネルギー宇宙線 (EECR) とも呼ばれる。.

26 関係: 原子核宇宙マイクロ波背景放射宇宙ジェット宇宙線宇宙論不変質量ペンローズ過程ローレンス・バークレー国立研究所テバトロンフェルミ国立加速器研究所エネルギージュールゼタ光子運動エネルギー衝撃波高エネルギー天文学超大質量ブラックホール超銀河団電子ボルトGZK限界M87 (天体)暗黒物質活動銀河最高エネルギー宇宙線

原子核

原子核(げんしかく、atomic nucleus)は、単に核(かく、nucleus)ともいい、電子と共に原子を構成している。原子の中心に位置する核子の塊であり、正の電荷を帯びている。核子は、基本的には陽子と中性子から成っているが、通常の水素原子(軽水素)のみ、陽子1個だけである。陽子と中性子の個数、すなわち質量数によって原子核の種類(核種)が決まる。 原子核の質量を半経験的に説明する、ヴァイツゼッカー=ベーテの質量公式(原子核質量公式、他により改良された公式が存在する)がある。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と原子核 · 続きを見る »

宇宙マイクロ波背景放射

cmあたりの波数。横軸の5近辺の波長1.9mm、160.2Ghzにピークがあることが読み取れる WMAPによる宇宙マイクロ波背景放射の温度ゆらぎ。 宇宙マイクロ波背景放射(うちゅうマイクロははいけいほうしゃ、cosmic microwave background; CMB)とは、天球上の全方向からほぼ等方的に観測されるマイクロ波である。そのスペクトルは2.725Kの黒体放射に極めてよく一致している。 単に宇宙背景放射 (cosmic background radiation; CBR)、マイクロ波背景放射 (microwave background radiation; MBR) 等とも言う。黒体放射温度から3K背景放射、3K放射とも言う。宇宙マイクロ波背景輻射、宇宙背景輻射などとも言う(輻射は放射の同義語)。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と宇宙マイクロ波背景放射 · 続きを見る »

宇宙ジェット

ブラックホールからの宇宙ジェット(M87銀河) 宇宙ジェット(うちゅうジェット、Relativistic jet)とは、重力天体を中心として細く絞られたプラズマガスなどが一方向又は双方向に噴出する現象をいう。 重力天体周辺の激しい天体活動がジェットを高速に加速すると考えられる。 宇宙ジェットの中心となる重力天体には、原始星、コンパクト星、大質量ブラックホールなどの場合がある。 また、この現象は、ブラックホール近傍で特徴的に見られるため、ブラックホールが存在する証拠としてしばしば用いられる。写真(1) それに比べ、原始星の形成期に見られる宇宙ジェットは比較的小規模である。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と宇宙ジェット · 続きを見る »

宇宙線

宇宙線(うちゅうせん、Cosmic ray)は、宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線のことである名越 2011 p.3。主な成分は陽子であり、アルファ粒子、リチウム、ベリリウム、ホウ素、鉄などの原子核が含まれている。地球にも常時飛来している。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と宇宙線 · 続きを見る »

宇宙論

宇宙論(うちゅうろん、cosmology)とは、「宇宙」や「世界」などと呼ばれる人間をとりかこむ何らかの広がり全体、広義には、それの中における人間の位置、に関する言及、論、研究などのことである。 宇宙論には神話、宗教、哲学、神学、科学(天文学、天体物理学)などが関係している。 「Cosmology コスモロジー」という言葉が初めて使われたのはクリスティアン・ヴォルフの 『Cosmologia Generalis』(1731)においてであるとされている。 本項では、神話、宗教、哲学、神学などで扱われた宇宙論も幅広く含めて扱う。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と宇宙論 · 続きを見る »

不変質量

不変質量 (invariant mass) は、ローレンツ変換によって関連付けられた全ての基準系で不変になるような、系の固有の質量である。不変質量は、系が全体として静止しているときの、系の全エネルギーを光速の二乗で割った値と等しい。 静止質量 (rest mass)、固有質量 (proper mass)、内在質量 (intrinsic mass)、または単に質量 (mass) とも言う。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と不変質量 · 続きを見る »

ペンローズ過程

ペンローズ過程(ペンローズかてい、英語:Penrose process、ペンローズ機構・ペンローズ・メカニズム(Penrose mechanism)とも)は、ロジャー・ペンローズにより提唱された、自転するブラックホールからエネルギーを取り出す過程。キップ・ソーンは、この過程をごみ問題とエネルギー問題を一挙に解決する手法と提案したが、現段階では思考実験でしかない。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とペンローズ過程 · 続きを見る »

ローレンス・バークレー国立研究所

ーレンス・バークレー国立研究所(、略称:LBLまたはLBNL)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるアメリカ合衆国エネルギー省(、略名:DOE)の研究所。単にバークレー研究所、バークレーラボとも。 LBLは、物理、化学、生命科学、コンピュータ・サイエンス、エネルギー工学、ナノテクノロジー、環境工学などの広い分野にわたって研究を行っている。 運営は米国エネルギー省が直接行っているのではなく、カリフォルニア大学システムが代行している。またカリフォルニア大学バークレー校の所有地内に設置されているが、同校の付属研究所ではなく独立した組織である。 研究所ではスタッフ研究者(約千名)を含め、4,000人以上の人が雇用されており、カリフォルニア大学バークレー校からも多くの大学院生、大学生を受け入れて、研究を遂行している。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とローレンス・バークレー国立研究所 · 続きを見る »

テバトロン

テバトロン(英語:Tevatron)は、アメリカ合衆国イリノイ州バタビアにあるフェルミ国立加速器研究所が有する衝突型粒子加速器である。2008年にCERNのLHCが稼動開始するまでは世界最大の衝突型加速器であった。1TeVのエネルギーをもつ陽子と反陽子を、円周6.3kmのシンクロトロンを用いて加速することが可能である。これは「テバトロン」の名称の由来ともなっている。テバトロンは1億2000万ドルの工費をかけて、1983年に完成した。稼働開始後も定期的に性能向上が図られ、1994年には2億9000万ドルをかけてメイン・インジェクター(前段加速器)が新設された。トップクォークの発見に初めて成功するなどの功績をあげたものの、LHCの稼働開始によりテバトロンは2010年頃に運用を終了する見込みとなった。2010年には、一度2014年まで運用を延期する計画が持ち上がったものの資金不足により頓挫し、2011年1月10日にアメリカ合衆国エネルギー省よりテバトロンを閉鎖するという発表がされ2011年9月30日午後2時(アメリカ夏時間)に運転終了した。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とテバトロン · 続きを見る »

フェルミ国立加速器研究所

フェルミ国立加速器研究所(フェルミこくりつかそくきけんきゅうじょ、英称:Fermi National Accelerator Laboratory、通称:フェルミ研究所、Fermilab、FNAL)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ近郊バタヴィアにある米国エネルギー省の国立高エネルギー物理学研究所。 超伝導磁石を用いた大型(直径約2km、磁場の最大強さ2テスラ)の陽子・反陽子衝突型加速器テバトロン (Tevatron) を有し、トップクォークの検出に成功したことでも有名。 研究所の名前は、「原子炉の父」こと原子物理学者エンリコ・フェルミに由来する。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とフェルミ国立加速器研究所 · 続きを見る »

エネルギー

ネルギー(、)とは、.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とエネルギー · 続きを見る »

ジュール

ュール(joule、記号:J)は、エネルギー、仕事、熱量、電力量の単位である。その名前はジェームズ・プレスコット・ジュールに因む。 1 ジュールは標準重力加速度の下でおよそ 102.0 グラム(小さなリンゴくらいの重さ)の物体を 1 メートル持ち上げる時の仕事に相当する。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とジュール · 続きを見る »

ゼタ

タ(zetta, 記号:Z)は国際単位系 (SI) における接頭辞の一つで、基礎となる単位の1021(=十垓)倍の量であることを示す。ゼッタとも。 1991年に定められたもので、イタリア語で「7」を意味する sette に由来する(ラテン語の"septem"、フランス語の"sept"という説もある)。7は、1021が10007だからである。 ゼタが公表される前の数年間、1021倍の接頭辞としてヘパ (hepa) は非公式に導入されていたことがあった。ヘパはギリシャ語で「7」を意味する"ἑπτά (hepta)"に由来する。ヘパは正式なものではなく、現在では使用されていない。 また、2進接頭辞にゼタに基づいたゼビ (zebi, 記号:Zi) が用意されている。ゼビは 270.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とゼタ · 続きを見る »

光子

|mean_lifetime.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と光子 · 続きを見る »

運動エネルギー

運動エネルギー(うんどうエネルギー、)は、物体の運動に伴うエネルギーである。物体の速度を変化させる際に必要な仕事である。英語の は、「運動」を意味するギリシア語の (kinesis)に由来する。この用語は1850年頃ウィリアム・トムソンによって初めて用いられた。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と運動エネルギー · 続きを見る »

衝撃波

衝撃波(しょうげきは、shock wave)は、主に流体中を伝播する、圧力などの不連続な変化のことであり、圧力波の一種である。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と衝撃波 · 続きを見る »

高エネルギー天文学

ネルギー天文学(こうエネルギーてんもんがく)とは、高エネルギー物理学で取り扱うのと同じ領域の観測を行う天文学の名称。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と高エネルギー天文学 · 続きを見る »

超大質量ブラックホール

超大質量ブラックホール(ちょうだいしつりょうブラックホール、Supermassive black hole)は、太陽の105倍から1010倍程度の質量を持つブラックホールのことである。全てではないが、銀河系(天の川銀河)を含むほとんどの銀河の中心には、超大質量ブラックホールが存在すると考えられている。 超大質量ブラックホールには、比較的質量の小さいものと比べて際立った特徴がある。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と超大質量ブラックホール · 続きを見る »

超銀河団

超銀河団(ちょうぎんがだん、supercluster、supercluster of galaxy)とは、宇宙において、銀河群や銀河団が集まり形成されている銀河の大規模な集団であり、1億光年以上の広がりをもつものもある。 超銀河団が連なりさらに大きな構造(銀河フィラメント)を形作り、その間にはほとんど銀河の見られない超空洞(ボイド)があることもわかってきた。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と超銀河団 · 続きを見る »

鉄(てつ、旧字体/繁体字表記:鐵、iron、ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号は Fe。金属元素の1つで、遷移元素である。太陽や他の天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5%を占め、大部分は外核・内核にある。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と鉄 · 続きを見る »

電子ボルト

物理学において、電子ボルト(エレクトロンボルト、electron volt、記号: eV)とはエネルギーの単位のひとつ。 素電荷(そでんか)(すなわち、電子1個分の電荷の符号を反転した値)をもつ荷電粒子が、 の電位差を抵抗なしに通過すると得るエネルギーが 。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と電子ボルト · 続きを見る »

GZK限界

GZK限界(ジーゼットケーげんかい:Greisen-Zatsepin-Kuzmin limit 略称GZK limit)またはGZKカットオフ(ジーゼットケーカットオフ:GZK cutoff)とは4×1019eV以上の高エネルギー宇宙線は宇宙背景放射のマイクロ波(光子)との相互作用によりエネルギーを失うため地球には届かないという予想である﨏隆志、。1966年に米国の Greisen、ソビエト連邦の Zatsepin と Kuzmin が提唱した。提唱者の名前の頭文字が呼称の由来である。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とGZK限界 · 続きを見る »

M87 (天体)

M 87(NGC 4486、おとめ座A)は、おとめ座にある楕円銀河である。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線とM87 (天体) · 続きを見る »

暗黒物質

暗黒物質(あんこくぶっしつ、dark matter ダークマター)とは、天文学的現象を説明するために考えだされた「質量は持つが、光学的に直接観測できない」とされる、仮説上の物質である。"銀河系内に遍く存在する"、"物質とはほとんど相互作用しない"などといった想定がされており、間接的にその存在を示唆する観測事実は増えているものの、その正体は未だ不明である。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と暗黒物質 · 続きを見る »

活動銀河

活動銀河(かつどうぎんが、active galaxy)は、星、星間塵、星間ガスといった通常の銀河の構成要素とは別の部分からエネルギーの大半が放出されている特殊な銀河。このエネルギーは、活動銀河の種類によって若干異なるが、電波、赤外線、紫外線、X線、γ線など、電磁波のほぼ全ての波長域で放出されている。このエネルギーの大半を、銀河の中心1%程度のコンパクトな領域から放出しており、この部分を活動銀河核 (active galactic nucleus) と呼ぶ。 活動銀河 M87(画面左上の黄色の天体)から5000光年の長さにわたるジェットが放出されている様子。光速近くまで加速された電子が青白い光を放ちながら放出されている。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と活動銀河 · 続きを見る »

最高エネルギー宇宙線

最高エネルギー宇宙線 (さいこうエネルギーうちゅうせん:EECR (extrem-energy cosmic ray)) とは、GZK限界を越えるエネルギーを持つ宇宙線のことである。 AGASAによって従来の理論を超える量のエネルギーを持つ宇宙線が観測された。しかし、HiResでは理論内の量しか観測されなかった。そのため、どちらの測定結果が正しいのかを確かめるため2007年よりTA計画が始まる予定。 最高エネルギー宇宙線が理論値を超える量であった場合以下の理由が考えられる。.

新しい!!: 超高エネルギー宇宙線と最高エネルギー宇宙線 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »