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貸元

索引 貸元

貸元(かしもと)とは、紙芝居師に紙芝居を貸す元締、もしくは丁半賭博場の経営者。送り仮名を入れた「貸し元」とも書く。 商売道具を貸したり、賭博場で負けた客に金を貸す元だから貸元と呼ばれる。この貸し付ける現金を「廻銭(かいせん)/駒(こま)」と呼ぶ。カラス金(一日1割)、トゴ(十日5割)、ヒサン(一日3割)などと呼ばれる違法な高利がほとんどである。 廻銭が不足することは貸元にとって大きな恥とされる。 暴力団の世界では縄張りの責任者という意味もある。必ずしも一家の長というわけではないが、博徒の世界では組長を指すことが多い。 貸元が常に賭場にいるとは限らず、実質的な責任者はその配下の代貸(だいがし)である、その下には、上着を預かったり、お茶を出したり、灰皿を交換するなどの雑務に従事する出方(でかた)衆の本出方、助出方が、さらにその下には、履物を管理する下足番や人の出入りを監視する張番(はりばん)をする三下(さんした)衆が控える。見張ることを「敷展(しきてん)を切る」(「座敷を展望する」の略)と言ったりもする。 かしもと.

9 関係: 博徒丁半代貸カラス金紙芝居縄張り組長賭場暴力団

博徒

博徒(ばくと)とは賭博を常習とする者、または賭博をもって業となす者を指す。客体である賭博より見た場合は博打を主催運営する者と賭客を指す。封建社会より現在に至るまで行政・司法より賭博が禁じられてきた側面と19世紀の無宿者が旅人の組織を形成した経緯から社会的保護を得られない無法者、アウトローを指す場合が多い。 一般的に博徒の活動は法秩序の外にあるために古文書・古記録類に残りにくい性格を有し、生没年や出自など基本的事項においても不明であることが多い。.

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丁半

丁半(ちょうはん)とはサイコロを使った賭博である。丁半博打ともいう。.

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代貸

代貸(だいがし)は貸元の代わりを務める人物のことである。 博徒集団の組織は上位から貸元(親分)、代貸、本出方、助出方、三下となっていて、代貸は貸元の補佐役で組織のナンバー2であり、賭場の一切の責任者となり実質的に取り仕切る。また、トラブル(手入れなど)が発生した際は、組織存続の為、貸元の身代わりとなって犠牲になることを求められる。.

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カラス金

ラス金(鴉金、烏金、からすがね、からすきん)は、一昼夜を期限として高利で金を貸す業者のことである。利率は1日に2,3パーセントから1割と高金利で、借り入れた翌日の早朝までに利息と元金を返済する決まりだった。名前の由来は夕方にカラスがカァと鳴けば利子が付くこと、あるいは明け方にカラスがカァと鳴くまでに返済することという説もある。利息は天引きで、青茶婆、高田婆などと呼ばれた老婆が貸付け、利息と元金を集金して回ったという。 芝居茶屋や飲食店、それに商品を担いで町中を売り歩く棒手振りのような日銭商売を営む零細個人事業主等たちや芸人が、当日必要な金を借りて翌朝に利息をつけて返済していた他、吉原遊びや賭場の資金としても利用された。 江戸時代からこのような業者が存在したが、江戸幕府の倒壊とともに姿を消した札差とは違い、烏金や日済、月走といった庶民相手の高利貸しは明治時代になってからも存続していた。.

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紙芝居

紙芝居(かみしばい)は、絵を見せながら演じ手が語って進める芝居的パフォーマンスのことで、主に子供たちを対象にした簡易な芸能である。 明治時代以降存在した「立絵」の紙芝居と、世界恐慌時代に立絵が廃れた後で誕生した「平絵」の紙芝居とに大きく分けられるが、今日では単に「紙芝居」と言う場合平絵の紙芝居を指す。.

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縄張り

縄張り(なわばり)あるいはテリトリー(territoriality)とは、動物個体あるいはグループが、直接に防衛するかあるいは信号を通じて他個体を排斥し、排他的に占有する地域のことである。縄張りを作ることを、縄張り行動という。日本語のこの言葉自体は日本人が古来土地の所有権を示すために縄を張った事に由来するものである。 動物にとっての縄張りは個体や集団の防衛、食料の確保、繁殖の成功などを容易にする機能を持つ。人間の場合、それ以外にも聖と俗、身分の上下など、価値を区切る役割を持つ文化的な制度である。 脊椎動物や節足動物には様々な縄張りを持つものがある。変わったところでは、海岸の岩の上に付着する巻き貝類(餌の藻類を栽培するカサガイ類)でも、縄張り行動をするものが知られている。縄張り行動は、動物行動学のみならず、個体群の構造に関わる問題なので、個体群生態学の問題でもある。.

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組長

組長(くみちょう)は組織の長のこと。特に以下の場合に用いられることが多い。.

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賭場

賭場(とば)とは、賭博を行う場所のこと。、盆、場、、とも言う。賭場を開帳することを「盆を敷く / 場が立つ」とも言う。 常設賭場のことを「」、一日と六日というように約日を定めて開帳する賭場を「」、関係者に回状をまわして臨時で賭場を開帳することを「花会 / / 手合博奕 / 手配博奕」、 博徒の通夜・葬式後に催される供養花会のことを「慰み」と呼ぶ。大規模な盆中は「/ 」と呼ばれる。 手本引き・丁半博打などで用いられる盆茣蓙は、「坊主」と呼ばれるのない畳を木綿の白布で覆い、「」と呼ばれる鋲で固定して作られる。当然、部屋の広さや参加人数に応じて変化するが、2畳半敷きが標準サイズである。周囲に座布団を敷き、間に灰皿を置く。親の席の背後に三曲一隻の屏風を設置したり、電球の傘にボール紙や和紙、新聞紙などを巻いて低く下げ、スポットライトにするなど趣向が凝らされた。 飲み物や夜食をサービスする賭場もあるが、イワシ、サンマ、サバといった青魚、鶏やネギを使った料理は御法度とされる。.

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暴力団

暴力団(ぼうりょくだん)は、「暴力あるいは暴力的脅迫によって自己の私的な目的を達しようとする反社会的集団」。日本を活動の中心地とし、その構成員は主に「組員、構成員、暴力団員」などと称され、映画などの娯楽作品の影響などで日本国外においても「YAKUZA」(ヤクザ)として知られている。政治団体(いわゆる右翼団体・街宣右翼)や合法的な企業(いわゆる企業舎弟)などを傘下に組織することもある。 大阪・東組) 「暴力団」は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴力団対策法)により法的な定義を与えられている『暴力団』 : “ヤクザと暴力団員” 溝口敦 2011年 新潮新書 ISBN 978-4-10-610434-3。すなわち、「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」『暴力団』 : “ヤクザと暴力団員” 溝口敦 2011年 新潮新書 ISBN 978-4-10-610434-3。通常は「ヤクザ」と同義である。が、テレビや新聞などのメディアでも「ヤクザ」という語の使用は避けられ、もっぱら「暴力団」の語が用いられている。一方で、暴力団員は自らのことを任侠道に邁進する者として、「極道」「任侠の徒」といった美称を好んで使う。 暴力団対策法の定める要件を根拠に指定を受けた組織を「指定暴力団」という。なお、六代目山口組、住吉会、神戸山口組および稲川会の4団体で全暴力団の構成員・準構成員などの人数の70%強を占めており、警察庁は左記4団体を主要暴力団と見なしている 警察庁組織犯罪対策部 2016年2月25日、2016年4月3日閲覧。 暴力団の構成員、資金や便宜を供与するなどで暴力団に自発的に協力する者、および、暴力団や暴力団構成員を利用するなどして交わりを持つ者などを「暴力団関係者」という。近年では、「準暴力団」という規定も新たに設けられた。.

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