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象形

索引 象形

象形(しょうけい)とは、漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。筆画を組み合わせて物の姿形をかたどることを言う。 「日」「月」「山」「川」など。 甲骨文字を見ると、そのほとんどが象形で作られており、歴史的に漢字の原型は象形文字にあると言える。 象形文字は物の姿形をかたどって作られた文字なので、これをさらに分解して分析することは可能ではあるが、字源分析の上ではあまり意味がない。たとえば、象形文字である「馬」の下の四点は四肢を表すが、「馬」を四肢、胴体、頭部などに分解して考えることはあまり意味がない。そのため、『説文解字』では、象形文字は漢字を構成する基本的な要素であるとして部首になっている。現在一般に使用されている『康熙字典』の部首では「象」や「兔」(うさぎ)など、部首とされない象形文字も多いが、「龍」「龜」(かめ)「鼠」(ねずみ)など、画数の多い部首は、ほとんどが象形文字である。.

15 関係: 康熙字典亀部仮借会意形声六書竜部筆画甲骨文字説文解字転注鼠部部首漢字指事

康熙字典

康熙字典 康熙字典(2005年の復刻版) 『康熙字典』(康煕字典、こうきじてん、)は、中国の漢字字典である。清の康熙帝の勅撰により、漢代の『説文解字』以降の歴代の字書の集大成として編纂された。編者は張玉書、陳廷敬ら30名で、6年の編集期間を経て康熙55年閏3月19日(1716年)に完成。全42巻、収録文字数は49,030にのぼり、その音義(字音と字義)を解説している。字の配列順は先行字書である『字彙』『正字通』が部首の画数順、同部首内の文字の画数順によっているのに倣ったものだが、「康熙字典順」という呼称が使われているようにのちの部首別漢字辞典の規範となり、さらに情報化時代においてはUnicode内の漢字コードの配列順(Kangxi Radicals, U+2F00-2FDF)にも使われている。.

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亀部

亀部(:龜部、きぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では213番目に置かれる(16画の最後2番目、亥集の27番目)。 left 「龜(亀)」字はカメ目の爬虫類の総称として用いられる。カメは古くより神異な霊獣として扱われており、『礼記』礼運篇に麟・鳳・龍と並んで四霊の一つに挙げられている。このためその甲羅を焼いて占いに用いた。これを「亀卜」という。その甲羅に占いの言葉を刻んだものが現存最古の漢字である亀甲獣骨文字、いわゆる甲骨文字である。 その小篆の字形はカメを側面から見た形に象っており、上部はカメの頭を表し、右部はカメの甲羅で、そこに甲羅の紋様があり、左部は手足、下部は尾を表す。なお甲骨文や金文のうちには側面から見た形だけでなく、上部から見た形のものも見受けられる。 偏旁としては亀に関することを示す意符となるものもあるが、亀の種類を表す偏旁は他に黽があり、こちらの方がよく使われている。 亀部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。.

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仮借

仮借(かしゃ、かしゃく、假借)とは、漢字の造字法および用字法を説明する六書(りくしょ)の一つ。その語を表す字がないため、既存の同音あるいは類似音をもつ字を借りて表記することをいう。当て字の一種だが、特に一字で表記し、定着して後まで伝わったものを指す。.

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会意

会意(かいい、會意)とは、漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。既成の象形文字または指事文字を組み合わせること。会意によって作られた漢字を会意文字(かいいもじ)という。 例えば、「休」は「人」と「木」によって構成され、人が木に寄りかかって休むことから「やすむ」の意味を表す字として作られたとされる。 『説文解字』では会意の例として、「武」と「信」を挙げている。「武」は「戈(ほこ)」と「止(とめる)」から構成され、これは『春秋左氏伝』宣公12年の「戈を止めるを武と為す」にもとづいて解釈されている。しかし、「止」は「足」を表す字でもあるので、武器をもって行進することと考える方が無難である。このように会意文字の解釈は人それぞれ恣意的になされる場合が多いので注意が必要である。甲骨文字の発見以後、かなりのものが見直されつつある。 なお、日本の国字は会意で作られたものが多い。 Category:漢字 en:Chinese_character_classification#Ideogrammatic_compounds zh:會意.

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形声

形声(けいせい、形聲)とは、漢字の造字法を表す六書(りくしょ)の一つである。象声、諧声ともいう。.

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六書

六書(りくしょ)とは、漢字の造字および運用の原理を6種類に分類したもの。すなわち、象形・指事・形声・会意・転注・仮借。.

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竜部

部(りゅうぶ、旧漢字:龍部)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では212番目に置かれる(16画の最初、亥集の26番目)。 left 「龍(竜)」字は古代中国における伝説上の動物である竜を表す。体が蛇のように長く、鱗や爪をもち、雲を起こし、雨を降らすことができる。『易』文言伝に「雲は龍に従い、風は虎に従う」とある。また神異の霊獣として『礼記』礼運篇には麟・鳳・亀とともに四霊の一つに挙げられている。さらに「龍」字は星座の名であり、四象の1つである東方蒼龍七宿を表した。また星の名であり、木星を指すこともあった。その他、駿馬を指し、「龍駒」という術語を作った。また竜は帝王の象徴であるので、天子しかもてないものに「龍」がつけられ、その御旗を「」、その車を「龍輿」「龍駕」「龍馭」などと呼んだ。 偏旁の意符としては竜や竜に類似した動物に関することを示すが多くはない。ロウやリョウといった音を表す声符として使われることが多い。 龍部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収め、また声符を構成要素にもつ漢字のうち他の部に分類しきれなかったものを収めている。.

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筆画

thumb 100px 100px 100px 100px 100px 100px 筆画(ひっかく)とは漢字の字体を構成する要素の一つで、最小の単位である。点画(てんかく)ともいう。筆を下ろして書き始め、再び離すことでできる「線」または「点」である。筆画の数を画数(かくすう)といい、1画、2画と数える。また筆画を並べていく順序を筆順という。.

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甲骨文字

文字(こうこつもじ)とは、中国・殷(商)時代の遺跡から出土する古代文字。 漢字の原初形態であり、現在確認できる漢字の最古の祖形を伝えている。古代中国で生まれ発達してきた文字(漢字)と獣骨を用いる占卜とが結びついて文字記録となったものである。亀甲獣骨文字、甲骨文ともいう。 殷後期(第22代殷王武丁以降)の考古学資料が小屯村(殷墟)で大量に出土した。亀の甲羅(腹甲)や牛や鹿の骨(肩胛骨)に刻まれた。 2017年、ユネスコが主催する世界記録遺産にも登録された。.

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説文解字

説文解字(せつもんかいじ、)は、最古の部首別漢字字典。略して説文(せつもん、)ともいう。後漢の許慎(きょしん)の作で、和帝の永元12年(西暦100年)に成立し、建光元年(121年)に許慎の子の許沖が安帝に奉った。本文14篇・叙(序)1篇の15篇からなり、叙によれば小篆の見出し字9353字、重文(古文・籀文および他の異体字)1163字を収録する(現行本ではこれより少し字数が多い)。漢字を540の部首に分けて体系付け、その成り立ちを解説し、字の本義を記す。 現在から見ると俗説や五行説等に基づく牽強付会で解説している部分もあるが、新たな研究成果でその誤謬は修正されつつも、現在でもその価値は減じていない。.

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転注

転注(てんちゅう、轉注)とは、漢字の造字法および用字法を表す六書(りくしょ)の一つである。ただし、その内容については現在にいたるまで定説がなく、中国文字学2000年の謎である。仮借と同じく用字法であろうと言われている。.

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鼠部

部(そぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では208番目に置かれる(13画の4番目、亥集の22番目)。 left 「鼠」字は齧歯類の動物の総称として用いられ、特にネズミを指す。『説文解字』に「鼠は穴蟲の総名なり」とあり、その象形とする。上部は露出した切歯をもった頭であり、下部は手足と尾を表している。また「鼠」字には憂えるという意味があり、「鼠思」で思い悩むことを表した。 偏旁の意符としてはネズミや齧歯類あるいはそれに類似した動物に関することを示す。主として左側に置かれるが、尾の部分を伸ばして左から下を覆う繞の形に変形させる場合もある(下記参照)。またこれを構成要素としてもつ「竄」(隠れるの意)もサンといった音を表す偏旁となっている。 鼠は上記のような意符を構成要素にもつ漢字を収める。.

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部首

部首(ぶしゅ、Radical)とは、漢字を分類する際に用いられる漢字の一部分である。また、それによる分類の、各グループである。部首による分類では、全ての漢字に一つの部首が割振られる。 字書などで漢字を分類する際、偏旁、すなわち偏(へん)や冠(かんむり)など、字の一部分を用いる方法がある。部首とは一つには、そのような分類での、一つ一つの項目である。部首による分類は、字書における漢字の分類・配列方法であるのみならず、字書を引く際の検索方法も与える。 ある漢字がどの部首に分類されるかは字書による。形声文字では、意味を表す部分が用いられることが多い。たとえば「鉄」の字は、左半分の金属を意味する「釒」(金偏、かねへん)を部首とすることが普通である。これは、字書では「金」の部に置かれる。 一方で、「心」部とされうる部分は、いくつかの変形がある。.

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漢字

漢字(かんじ)は、中国古代の黄河文明で発祥した表語文字。四大文明で使用された古代文字のうち、現用される唯一の文字体系である。また史上最も文字数が多い文字体系であり、その数は10万字を超え、他の文字体系を圧倒する。古代から周辺諸国家や地域に伝播して漢字文化圏を形成し、言語のみならず文化上の大きな影響を与えた。 現代では中国語、日本語、朝鮮語の記述に使われる。20世紀に入り、漢字文化圏内でも日本語と中国語以外は漢字表記をほとんど廃止したが、なお約15億人が使用し、約50億人が使うラテン文字についで、世界で2番目に使用者数が多い。.

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指事

指事(しじ)とは、漢字の造字法を表す六書(りくしょ)の一つ。指事によって作られた字を指事文字(しじもじ)という。指示文字、指字文字の表記は誤り。筆画の位置関係により抽象的概念を表すものを言う。 例えば、「上」と「下」は、横棒の上に点があることで「うえ」を、下は横棒よりも点が下にあることで「した」を表している。また、「未」は木の下の方を意味し、「末」は木の上の方を意味している。「本」は木の根本にあるものである。.

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