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誘電体多層膜

索引 誘電体多層膜

誘電体多層膜(ゆうでんたいたそうまく)とは、屈折率 n1 と屈折率 n2 … n3 … を有する複数の(誘電体材料による)光学薄膜の積層体。ダイクロイックミラーやバンドパスフィルターなどを通常は蒸着( によるイオン打ち込み蒸着)を用いて作製する。 ある波長を設計の中心波長として、その波長より長波長側だけを通したり、逆に反射したりすることができる。また特定の波長だけ透過させることもできる。 現在では、カメラや望遠鏡等の光学機器には必ずといってもよいほどレンズや反射鏡の表面に蒸着されている。.

14 関係: 反射屈折率バンドパスフィルタレンズダイクロイックミラーカメラ光学薄膜光学機器誘電体薄膜光学蒸着波長望遠鏡

反射

反射(はんしゃ、reflection)は、光や音などの波がある面で跳ね返る反応のことである。.

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屈折率

屈折率(くっせつりつ、)とは、真空中の光速を物質中の光速(より正確には位相速度)で割った値であり、物質中での光の進み方を記述する上での指標である。真空を1とした物質固有の値を絶対屈折率、2つの物質の絶対屈折率の比を相対屈折率と呼んで区別する場合もある。.

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バンドパスフィルタ

バンドパスフィルタ(Band-pass filter: BPF)とは、フィルタ回路の一種。.

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レンズ

レンズ レンズの断面形状の種類 レンズ()とは、.

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ダイクロイックミラー

ダイクロイックミラー板 ダイクロイックミラーとは、特殊な光学素材を用いて作成された鏡の一種で、特定の波長の光を反射し、その他の波長の光を透過するものを指す。近紫外線から近赤外線領域を対象とするものが存在する。 多層光学機能反射鏡や二色鏡とも訳される。誘電体コーティングを用いていることを強調する場合には、誘電体鏡、誘電体多層膜鏡などと呼ばれることがある 。なお、プリズムを用いているものはダイクロイックプリズムと呼ばれる。.

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カメラ

一眼レフカメラ、ニコンF カメラ店に並ぶさまざまなカメラ(一眼レフカメラ、レンジファインダーカメラなど) カメラ()とは、広義には「像を結ぶための光学系(レンズ等)を持ち、映像を撮影するための装置」である。また、狭義には「写真(静止画像)を撮影するための道具」である。 本項では、狭義の静止画撮影機器に関して記述する。 被写体の像を感光材料(写真フィルムなど)の上に投影し、適正な露光を与えるための装置を備えている。写真機(しゃしんき)またはキャメラともいう。また、ビデオカメラや映画用カメラ(シネカメラ)等動画を撮影するカメラと区別する意味合いから、スチル(スティル)カメラと呼ぶ場合もある。.

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光学薄膜

光学薄膜(こうがくはくまく)とは、光路長 nd における屈折率 n を有する膜厚 d の蒸着薄膜のことである。.

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光学機器

光学機器(こうがくきき、、)とは、光の作用や性質を利用した機器の総称である。レンズやミラー、プリズムなどで構成され、光の直進や屈折、反射、干渉などを利用する器械で、視覚に絡んだものや計測機器のようなものが多い。.

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鏡(つぼや背後の植物が映る) 鏡台 鏡(かがみ)は、通常、主な可視光線を反射する部分を持つ物体である。また、その性質を利用して光を反射させる器具を指す。鏡に映る像は鏡像といい、これは左右が逆転しているように見えるものの、幾何学的に正確に言えば、逆転しているのは左右ではなく前後(奥行き)である。なお、これらの鏡像の発生原因を、自分が鏡に向き合ったとき、自分の顔の左側から出た光線および顔の右側から出た光線が、それぞれ鏡に反射した後、それら両方の反射光線が、いずれも右目に入射する時の、両光線の相互の位置にて説明できるとする見解がある。.

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誘電体

誘電体(ゆうでんたい、dielectric)とは、導電性よりも誘電性が優位な物質である。広いバンドギャップを有し、直流電圧に対しては電気を通さない絶縁体としてふるまう。身近に見られる誘電体の例として、多くのプラスティック、セラミックス、雲母(マイカ)、油などがある。 誘電体は電子機器の絶縁材料、コンデンサの電極間挿入材料、半導体素子のゲート絶縁膜などに用いられている。また、高い誘電率を有することは光学材料として極めて重要であり、光ファイバー、レンズの光学コーティング、非線形光学素子などに用いられている。.

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薄膜光学

薄膜光学(はくまくこうがく)は、光学の一部門であり、薄膜がどのような光学特性を示すか、また、任意の光学特性を示す薄膜をどのように設計・製作するかを取り扱う。これにより作製される薄膜を 光学薄膜 あるいは光学コーティングという。 薄膜光学の対象となるのは、厚さが可視光の波長(およそ400nm~700nm)程度あるいはそれ以下の薄膜である。そのような薄膜、およびそのような薄膜を複数層重ねた膜は、空気・薄膜・基板材料の屈折率の違いによる光波の干渉効果のために、元の材料とは異なる特異な光学特性を示すことがある。例えば、光の反射率、透過率、それらの波長依存性などが変わる。例えば、シャボン玉や、水面上の油膜で、虹のような色が見えるのは、光学薄膜としての効果による。 光学薄膜の中で特に重要なのは、誘電体多層膜といわれるものである。これは、複数の透明誘電体材料の薄膜を数層から数十層積層したものである(材料としては、MgF2、CaF2などのフッ化物、SiO2、TiO2などの酸化物などがある)。材料の組み合わせや膜厚、層数を制御することにより、さまざまな光学特性を持たせることができる。これによって、レンズなどの表面における反射を減らす膜(減反射コーティング)や、光を波長によって分ける鏡(ダイクロイックミラー)などが作製されている。.

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蒸着

蒸着(じょうちゃく、英語:vapor deposition)とは、金属や酸化物などを蒸発させて、素材の表面に付着させる表面処理あるいは薄膜を形成する方法の一種。蒸着は、物理蒸着(PVD)と化学蒸着(CVD)に大別される。ここでは主にPVDの一種である真空蒸着を解説する。.

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波長

波長(はちょう、Wellenlänge、wavelength)とは、空間を伝わる波(波動)の持つ周期的な長さのこと。空間は3次元と限る必要はない。 正弦波を考えると(つまり波形が時間や、空間の位置によって変わらない状態)、波長λには、 の関係がある。 \begin k \end は波数、 \begin \omega \end は角振動数、 \begin v \end は波の位相速度、 \begin f \end は振動数(周波数)である。波数 \begin k \end は k.

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望遠鏡

望遠鏡(ぼうえんきょう)とは、遠くにある物体を可視光線・赤外線・X線・電波などの電磁波を捕えて観測する装置である。古くは「遠眼鏡(とおめがね)」とも呼ばれた。 観測に用いられる電磁波の波長により、光学望遠鏡と電波望遠鏡に大別される。電磁波を捕える方式による分類では反射望遠鏡と屈折望遠鏡がある。.

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干渉フィルター

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