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荒地 (詩誌)

索引 荒地 (詩誌)

『荒地』(あれち)は、1947年9月から1948年6月まで同人誌として刊行された詩誌。戦前の詩誌『ル・バル LE BAL』や『世代』などへ参加していた同人が、中心メンバーの一人・田村隆一の勧誘に応じて集まった、エポックメイキングな詩誌。1939年に、鮎川信夫などの旧早稲田大学生を中心に結成された同名の文芸誌の後継誌でもあった。「荒地」の名は1922年のT・S・エリオットの同名の詩に因む。 また、同人の加島祥造の兄が早川書房創業者の早川清と小学校の同級生だったこともあり、同人の多くがミステリ、SF等の翻訳者としても活動した。.

30 関係: 加島祥造同人誌山中散生中桐雅夫三好豊一郎北園克衛北村太郎ミステリモダニズム文学サイエンス・フィクション現代詩疋田寛吉田村隆一荒地出版社荒地詩集菱山修三衣更着信西脇順三郎西村孝次鮎川信夫黒田三郎T・S・エリオット木原孝一斎藤正直早川清早川書房1922年1939年1947年1948年

加島祥造

加島 祥造(かじま しょうぞう、1923年1月12日 - 2015年12月25日)は、日本の詩人、アメリカ文学研究者、翻訳家、随筆家、タオイスト、墨彩画家。詩作のみならず、アメリカ文学の翻訳にて名声を得た後、壮年期より漢詩を経て老荘思想に大きな影響を受け、文筆のみならず絵画なども含めた幅広い創作活動や執筆活動を通して、西洋と東洋の双方を見渡す位置からタオイストとしての一貫した姿勢を私生活でも死去するまで徹底した。 翻訳関係の仕事では、訳書により、一ノ瀬直二常盤新平『翻訳出版編集後記』(幻戯書房)P.131、久良岐基一常盤新平『翻訳出版編集後記』(幻戯書房)P.131といった別名義を用いて活動しており、死後になって、関係者よりその事実が改めて説明がなされた。.

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同人誌

同人誌(どうじんし)とは、同人(同好の士)が、資金を出し作成する同人雑誌(どうじんざっし)の略語。非営利色の強い少部数の商業誌を含めて、「リトルマガジン」と呼ぶこともあり、同人誌に用いる場合は文学・評論系に限られる。「ミニコミ誌」も参照。 漫画同人誌の場合、概して小冊子相当の少ないページ数のものが多い。 同人誌文化の盛んな国では愛好者が多くいる一方、権利(知的財産権)・表現(特に性的その他反社会的な表現)・流通などの問題も絡む(世界最大の同人誌即売会・コミックマーケット).

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山中散生

山中 散生(やまなか ちるう、1905年5月7日 - 1977年9月11日)は、昭和期日本の詩人、フランス文学者。本名・山中利行。.

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中桐雅夫

中桐 雅夫(なかぎり まさお、1919年10月11日 - 1983年8月11日)は、日本の詩人、翻訳家。福岡県生まれ。本名、白神 鉱一(しらかみ こういち)。 1939年、英作文と教練の出席時間不足により兵庫県立神戸高等商業学校で進級不可能となり、同校中退後、父の預金通帳を盗み出して金を下ろし、家出して上京。徴兵逃れで日本大学芸術学科に途中入学し卒業。読売新聞の政治部記者として働く。詩誌『Le Bal』を主催し、田村隆一と知る。戦後、田村、鮎川信夫、黒田三郎と『荒地』を設立。のちに『歴程』にも参加。ミステリーやSFを翻訳しつつ、英国モダニズム詩人、特にW・H・オーデンを翻訳、詩作を行い、大学でも英文学の教員として活動した。 1980年、代表詩集『会社の人事』にて第18回藤村記念歴程賞受賞。同書では、「生きざま」というのは本来「死にざま」から出たもので嫌いな言葉だと言い、「自死」という言葉の言い換えに不快感を表明している(「ことばの言い換え」に、「彼の死は、自殺ではなく自死だという人もあるが、/死はいくら言い換えても死だ、/言い換えに浮き身をやつすのは、/中味の薄さをごまかすためにすぎぬ。/ことばは時とともに変わる、しかし忘れるな、/変える必要がないものは変えないことが必要だ。」とある)。 1983年8月11日昼過ぎ、妻子によって自宅の書斎で死亡しているところを発見された。63歳没。新聞で死去が報じられた際には、死因が急性心不全とされていたが、後に未亡人・文子により、自著『美酒すこし』内にて、実際の死因がアルコール依存症による肝臓障害であったことが明言されている。通夜・葬儀は、遺言に従い行われなかった。.

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三好豊一郎

三好豊一郎(みよし とよいちろう、1920年8月25日-1992年12月12日)は、日本の詩人。 東京出身。早稲田大学専門部卒。鮎川信夫らと交遊、戦時下に詩誌「故園」を発行。1947年『荒地』創刊に参加。1949年第一詩集『囚人』を刊行。1975年『三好豊一郎詩集』で無限賞、1984年『夏の淵』で第14回高見順賞受賞。.

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北園克衛

北園 克衛(きたぞの かつえ、1902年(明治35年)10月29日 - 1978年(昭和53年)6月6日)とは、三重県出身の詩人、写真家、デザイナー。中央大学経済学部卒。本名は橋本健吉(はしもと けんきち)『読売新聞』 2010年9月28日付朝刊、13版、24面。実兄は彫刻家の橋本平八。代表的な詩集に『白のアルバム』『黒い火』などがある。「Kitasono」と署名していたことから<きたその>と表記されることが多いが<ぞの>が正しい(ローマ字ではなくフランス語の署名)。周辺からは「ゾノさん」と呼ばれていた。エズラ・パウンドは北園との往復書簡の中で「キットカット」(Kit Kat)と呼んだ。.

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北村太郎

北村太郎(きたむら たろう、1922年11月17日 - 1992年10月26日)は、日本の詩人、翻訳家。本名・松村文雄(まつむら ふみお)。.

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ミステリ

ミステリ、ミステリー、ミステリイ (英:mystery)とは、.

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モダニズム文学

モダニズム文学(モダニズムぶんがく)は、20世紀文学の一潮流で、1920年前後に起こった前衛運動をさす。都市生活を背景にし、既成の手法を否定した前衛的な文学運動。ヨーロッパ、アメリカ合衆国、日本、ラテンアメリカなど各国でその動向が見られる。.

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サイエンス・フィクション

宇宙戦争』のイラストレーション。Henrique Alvim Corr画(1906年) SF漫画雑誌『プラネット・コミックス』 サイエンス・フィクション(Science Fiction、略語:SF、Sci-Fi、エスエフ)は、科学的な空想にもとづいたフィクションの総称。メディアによりSF小説、SF漫画、SF映画、SFアニメなどとも分類される。日本では科学小説、空想科学小説とも訳されている(詳細は呼称を参照)。.

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現代詩

代詩(げんだいし)は、近代詩の形式主義化、耽美化などへの反省により、20世紀初頭に生まれた詩をさす。.

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疋田寛吉

疋田寛吉(ひきた かんきち、1923年7月27日 - 1998年5月17日)は、日本の詩人、書道評論家。 東京日本橋生まれ。戦前から詩を発表、戦後は『荒地』同人。鎌倉文庫、ひまわり社で文芸誌編集者、世界文化社の『家庭画報』編集長、ほか『定本図録川端康成』『日本の書』などを編集、1979年以降、書画の制作・発表、書論・評論などを執筆した。.

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田村隆一

村 隆一(たむら りゅういち、1923年(大正12年)3月18日 - 1998年(平成10年)8月26日)は、日本の詩人、随筆家、翻訳家。詩誌『荒地』の創設に参加し、戦後詩に大きな影響を与えた。.

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荒地出版社

荒地出版社(あれちしゅっぱんしゃ)は、かつて存在した日本の出版社。.

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荒地詩集

『荒地詩集』(あれちししゅう)は、1951年から1958年に年刊発行された詩集。 「荒地」の名は1922年のT・S・エリオットの同名の詩に因む。前段階の同人詩誌『荒地』を発展拡大。他に同じ同人から『詩と詩論』の題で2冊発行されるが、これは西脇順三郎らによる戦前の季刊詩誌『詩と詩論』とは別のものである。.

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菱山修三

菱山 修三(ひしやま しゅうぞう、1909年8月28日 - 1967年8月7日)は、日本の詩人。 東京府出身。兄はジャーナリストの菱山辰一。東京外国語学校(現東京外国語大学)フランス語科卒業。山内義雄、関根秀雄に学び、堀口大學に師事。1946年、音楽家・本居長世の三女・若葉と結婚、本居雷章を本名とする。ヴァレリーの影響を受け、1931年詩集『懸崖』を刊行。『歴程』創刊同人。.

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衣更着信

衣更着 信(きさらぎ しん、1920年2月22日 - 2004年9月18日)は、日本の詩人、翻訳家、高校教諭(英語科)。本名は鎌田 進(かまだ すすむ)。香川県大川郡白鳥村(現・東かがわ市)出身。.

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西脇順三郎

西脇 順三郎(にしわき じゅんざぶろう、1894年(明治27年)1月20日 - 1982年(昭和57年)6月5日)は日本の詩人、英文学者(文学博士)。戦前のモダニズム・ダダイスム・シュルレアリスム運動の中心人物。水墨画をよくし、東山と号した。小千谷市名誉市民。生前、ノーベル文学賞の候補に挙がっていたものの、翻訳の壁が大きな障害となり、受賞を逸している。.

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西村孝次

西村 孝次(にしむら こうじ、1907年11月17日 - 2004年6月29日)は、日本の英文学者、文芸評論家、元明治大学教授。小林秀雄の従弟。弟の西村貞二は西洋史学者で東北大学教授を務めた。プロサッカー選手西村卓朗は、孫。.

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鮎川信夫

鮎川 信夫(あゆかわ のぶお、1920年(大正9年)8月23日 - 1986年(昭和61年)10月17日)は日本の詩人、評論家、翻訳家。戦後の詩壇で一貫して重要人物とされる。別名・二宮佳景(にのみやよしかげ)。本名・上村隆一(うえむらりゅういち)。.

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黒田三郎

黒田 三郎(くろだ さぶろう、1919年(大正8年)2月26日 - 1980年(昭和55年)1月8日)は、日本の詩人。.

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T・S・エリオット

トマス・スターンズ・エリオット(Thomas Stearns Eliot、1888年9月26日 - 1965年1月4日)は、イギリスの詩人、劇作家で文芸批評家である。代表作には、5部からなる長詩『荒地』(The Waste Land、1922年)、詩劇『寺院の殺人』(Murder in the Cathedral、1935年)、詩劇論『詩と劇』(Poetry and Drama、1951年)などがある。1948年度のノーベル文学賞を受賞した。.

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木原孝一

木原孝一(きはらこういち、1922年2月13日-1979年9月7日)は、日本の詩人。 東京出身。本名・太田忠。東京府立実科工業学校(現・東京都立墨田工業高等学校)卒。北園克衛の詩誌『VOU(バウ)』に参加し、戦後は『荒地』に参加。詩学社の雑誌『詩学』の編集者も務める。音楽詩劇「御者バエトーン」で1965イタリア賞グランプリ。.

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斎藤正直

斎藤 正直(さいとう まさなお、1911年10月11日 - 1994年4月7日)は、日本のフランス文学者、文芸評論家、元明治大学学長。 東京外国語学校へ進むが学生運動で放校、小林秀雄の援助を受け、1934年明治大学文芸科に入学して里見弴、今日出海、豊島与志雄の教えを受け、豊島の娘と結婚。1939年には同人誌『批評』の創刊に参加。 戦後『近代文学』同人となり、助手から明大文学部仏文科助教授、教授として倉橋由美子らを教え、のち学長。ヴィクトル・ユゴー、ロマン・ロランなどを翻訳、長島良三、矢野浩三郎らの翻訳家を育てた。.

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早川清

早川清(はやかわ きよし、1912年7月28日 - 1993年7月9日)は、早川書房の創業者、社長。東京府生まれ。.

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早川書房

株式会社早川書房(はやかわしょぼう)は、日本の出版社。創業者は早川清。.

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1922年

記載なし。

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1939年

記載なし。

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1947年

記載なし。

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1948年

記載なし。

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