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結合係数

索引 結合係数

結合係数(けつごうけいすう、coupling coefficient. または inductive coupling factor.)は、変圧器(トランス)の一次巻線と二次巻線との結合の度合いを示す無次元数である。記号ではk で表し、日本語ではどちらも結合係数であるが、定義上ではcoupling coefficientは-1以上+1以下の値をとり、inductive coupling factorは0以上1までの値をとる。この値が1に近い変圧器を密結合変圧器(または単に変圧器)という。通常の密結合変圧器の結合係数はk.

8 関係: 変圧器チョークコイルヘンリーインダクタンス短絡インダクタンス無次元量漏れインダクタンス漏れ磁束

変圧器

・変電所の大型変圧器 変圧器(へんあつき、transformer、Voltage converter)は、交流電力の電圧の高さを電磁誘導を利用して変換する電力機器・電子部品である。変成器(へんせいき)、トランスとも呼ぶ。電圧だけでなく電流も変化する。 交流電圧の変換(変圧)、インピーダンス整合、平衡系-不平衡系の変換に利用する。.

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チョークコイル

20 mH のコイルが 2 つ巻かれたチョーク・コイル。250 V で 2 A の電流に達する。高周波成分を遮断することでノイズを抑制する。 チョークコイル(choke coil)は、もっぱら直流や、目的の周波数より低い周波数の電流(電力や信号)を通し、目的の周波数より高い電流を阻止するためのインダクタである。 変圧器(トランス)になっているものを「チョークトランス」と呼ぶ。高周波を阻止する目的のものを高周波チョークと呼ぶ。古くは「塞流線輪」や「塞流コイル」とも呼ばれた。大電力を扱う強電分野では「リアクトル」に同じような働きを求めるものがある。 直流や低い周波数の電流へは影響を与えずに、高い周波数の電流だけを通さないようにするのが目的であるため、普通のコイルよりもインダクタンス値は大きい。インダクタンス値や材質は、周波数や用途などを考慮して決められる。Q値が高いと回路中のコンデンサや寄生容量などとともに共振回路を作り、不必要な発振を招く恐れがあるため、Q値を低くするために抵抗を並列接続したり、損失が大きい磁性体をコアに用いることもある。特に高周波回路の場合は、インピーダンス整合用のコイルと兼用することが多い。 電源回路の平滑回路に用いられることが多く、商用電源の変圧設備のような比較的低周波で大きなものはケイ素鋼のような鋼板の積層板がコアに採用されるが、小型であったり高い周波数のものはソフト・フェライトがコアに用いられる。漏れ磁束が最小になるトロイダル形(円環状)と磁束が8の字になるEI形、コの字形、ビーズ形などが代表的なコアの形状である。トロイダル形やビーズ形は一般にコアに直接コイルを巻くため生産性に劣り、巻き数が制約される。EI形やコの字形ではボビンと呼ばれる枠にあらかじめコイルを巻いておき、コアの開口部から挿入してコアを閉じる。.

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ヘンリー

ヘンリー(henry、記号:H)はインダクタンスの単位である。国際単位系 (SI) では組立単位となっている。名称は、アメリカ合衆国の物理学者ジョセフ・ヘンリーから付けられた。ヘンリーは、イギリスのマイケル・ファラデーとほぼ同時期に、それとは独立に電磁誘導を発見した。.

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インダクタンス

インダクタンス(inductance)は、コイルなどにおいて電流の変化が誘導起電力となって現れる性質である。誘導係数、誘導子とも言う。インダクタンスを目的とするコイルをインダクタといい、それに使用する導線を巻線という。.

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短絡インダクタンス

短絡インダクタンス(たんらくいんだくたんす)、()は、変圧器(トランス)の一次巻線あるいは二次巻線の一方を短絡して他方から測った場合のインダクタンスである。一般に変圧器の漏れインダクタンスと呼ばれることが多い。しかし、漏れインダクタンスという用語は電気学会および書籍関係においては、一次巻線あるいは二次巻線の一方の巻線と鎖交し、他方の巻線と鎖交しない磁束(漏れ磁束)によって生じるインダクタンスであるとされており、短絡インダクタンスを慣用的に漏れインダクタンスと呼ぶことで混乱を生じている。.

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無次元量

無次元量(むじげんりょう、dimensionless quantity)とは、全ての次元指数がゼロの量である。慣習により無次元量と呼ばれるが無次元量は次元を有しており、指数法則により無次元量の次元は1である。 無次元数(むじげんすう、)、無名数(むめいすう、)とも呼ばれる。 無次元量の数値は単位の選択に依らないので、一般的な現象を特徴付けるパラメータとして数学、物理学、工学、経済など多くの分野で広く用いられる。このようなパラメータは現実には物質ごとに決まるなど必ずしも操作可能な量ではないが、理論や数値実験においては操作的な変数として取り扱うこともある。.

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漏れインダクタンス

漏れインダクタンス(もれいんだくたんす)または、漏洩インダクタンス(ろうえいいんだくたんす)または、リーケージインダクタンス()は、変圧器(トランス)において、一次巻線と二次巻線との結合係数が小さい場合に、変圧器を構成する巻線の一部が変圧作用に寄与せず、チョークコイルと等価な成分となって生じるものをいう。 一次巻線と二次巻線とが完全な結合をした(結合係数k.

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漏れ磁束

漏れ磁束(もれじそく)は 変圧器(トランス)を構成する磁束の一つである。変圧器の磁束は主磁束(相互磁束:Mutual flux)と漏れ磁束から構成される。変圧器の変圧作用に寄与する磁束を主磁束といい、変圧作用に寄与しない磁束を漏れ磁束という。漏れ磁束は変圧器の漏れインダクタンスを構成する磁束である。.

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