ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

終止

索引 終止

終止(しゅうし)とは、音楽用語で、音楽の段落の終わりのことである。楽節と呼ばれる、おおむね4小節から8小節の長さのまとまりの終わりには、この終止が置かれる。終止とはいうものの、その終止感の大きさはさまざまであり、曲の終わる感じはしないが、少し区切りを感じる、というものも含まれる。なお、一般に終止形の語は、日本語では別の概念である。 以下、移動ドを用いて解説する。.

17 関係: 主音ナポリの六度ポピュラー和声ヨハン・ゼバスティアン・バッハパッサカリアとフーガピカルディの三度フレデリック・ショパンフェルマータ和声和音アーメンクロード・ドビュッシー終止形音楽楽式楽曲拍節

主音

主音(しゅおん)は、音階の最初の音(第1音)。移動ドにおいて長調ではドの音。短調ではラの音。調性のある音楽では、この音に帰着しようとする力が働く。 一般に曲の最後には主音が置かれる。しかし主音で終わらない曲も数多い。日本の民謡などは属音で終わることも多い。.

新しい!!: 終止と主音 · 続きを見る »

ナポリの六度

ナポリの六度、ナポリの六の和音、あるいは単にナポリとは、西洋音楽において、主音の短2度上(半音上)の音を根音とする長三和音のことである。音度記号表記では、♭II(on IV)。 この和音は元来、短調の短2度上の和音(例として、ハ短調であればⅡの和音Dm(♭5)の根音(D)を半音下げたもの)、もしくはⅣの和音Fmの完全5度(C)を半音上げたものである。ナポリ楽派が好んで使用したため、ナポリの六度と呼ばれている。慣習的に第1転回形(六の和音という)で使われる。 下属和音に準ずる和音として、サブドミナントの代理和音として扱われ、特に短調において、IIの代理和音として使用されることが多い。クラシックでは「ナポリの六」はドミナントに進行するのが原則である。 伝統的にはNの記号で表され、また日本で多く使われる和声の教科書である和声 理論と実習では-II(長調では○-II)の記号で表され、ナポリのIIと呼ばれる。.

新しい!!: 終止とナポリの六度 · 続きを見る »

ポピュラー和声

ポピュラー和声(ポピュラーわせい、ハーモニー〈harmony〉)は、音楽に関する用語である「和声」から独立した記事名であり、改めて、ここではジャズやポップスにおける「和声」について記述する。和声……つまりハーモニーは、メロディ、リズムとともに、音楽における要素の一つを指し、時間の流れの中でコードとコードを連結するときに起こる動的な響きの変化を、広義にいうものである。.

新しい!!: 終止とポピュラー和声 · 続きを見る »

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

ライプツィヒ・聖トーマス教会前に立つバッハ像 バッハにゆかりのある土地 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(, 1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日) - 1750年7月28日)は、18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家である。 バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名であり、当時から即興演奏の大家として知られていた。バッハ研究者の見解では、バッハはバロック音楽の最後尾に位置する作曲家としてそれまでの音楽を集大成したとも評価されるが、後世には、西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、日本の音楽教育では「音楽の父」と称された。 バッハ一族は音楽家の家系で(バッハ家参照)数多くの音楽家を輩出したが、中でも、ヨハン・ゼバスティアン・バッハはその功績の大きさから、大バッハとも呼ばれている。J・S・バッハとも略記される。.

新しい!!: 終止とヨハン・ゼバスティアン・バッハ · 続きを見る »

パッサカリアとフーガ

パッサカリアとフーガ ハ短調(Passacaglia und Fuga c-moll)BWV582は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが1710年頃に作曲したと推定されるオルガン曲の一つ。20回にわたって8小節の変奏を繰り返す曲である。パッサカリアの低音主題の前半はフランスの作曲家アンドレ・レゾン(1650年以前 - 1719年)が1688年に出版した「オルガン曲集第1巻」に載った「第2旋法によるオルガン・ミサ」中の『パッサカリアによるトリオ』と『シャコンヌによるトリオ』の低音主題と同じである。また、この主題の最初の10音は、ニ短調に移調すれば聖霊降臨後第10主日ミサの聖体拝領唱Acceptabis sacrificium(Liber Usualis p.1023)の冒頭と一致する。124小節にも及ぶ終盤のフーガを第21変奏と見なして、単に「パッサカリア」と呼ぶこともある(以下「パッサカリア」と表記)。 この作品はバッハ自身の手ではなく、兄による筆写譜で伝承されている。当時著名だったオルガン奏者の代表曲に加えて、有名な「小フーガ ト短調」(BWV578)やパッサカリアなどゼバスティアンの初期作品15曲を含むクリストフの筆写譜は、のちにゼバスティアンの甥ヨハン・アンドレアスが所有したため「アンドレアス・バッハ本」と呼ばれている。フィリップ・シュピッタはパッサカリアの成立年代を、ヴァイマル時代の中でも円熟期といえる1714年頃と想定した。しかし20世紀の学者は、同じくクリストフが1705年-1713年に筆写した「メラー手稿譜」と比較検討した結果、パッサカリアを書いたクリストフの筆跡が「メラー手稿譜」後期と酷似することから、シュピッタの予想より早いヴァイマル初期の1710年頃に筆写したものと判断した。 レゾンの主題は4小節だが、バッハは8小節に拡張した。パッサカリアの伝統にのっとり、アウフタクトで始まる3/4拍子の主題をペダルに置いた。 序盤から中盤にかけての168小節にわたる主題提示と20変奏を要約すると、5変奏ごとに4つの節に分けられ、次のようになる。.

新しい!!: 終止とパッサカリアとフーガ · 続きを見る »

ピカルディの三度

ピカルディの三度とは、短調の楽曲の最後が、その調の主和音 (I) でなく、同主調の主和音で終わること。和音の第三音(三度音)を本来よりも半音上げることになる。通常、短調の暗い音響の中で最後だけがひときわ明るく豪華に響くことになる。 例えば、イ短調の主和音はイ - ハ - ホであるが、この内の第三音(ハ)を半音上げて嬰ハとすると、イ長調の主和音イ - 嬰ハ - ホに一致する。この和音を楽曲の最後に置くのである。 しばしば、一旦終止した後に、さらに後付でアーメン終止を行い、この終止和音をピカルディの三度とすることがある。.

新しい!!: 終止とピカルディの三度 · 続きを見る »

フレデリック・ショパン

フレデリック・フランソワ・ショパン(Frédéric François Chopin 、国際音声記号による発音表記は 。 、1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説もあり) - 1849年10月17日)は、ポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名だった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人フランス語 le poète du piano、ポーランド語 poeta fortepianu、英語 the poet of the piano、ドイツ語 der Poet am Klavierなど。とも呼ばれるように、様々な形式・美しい旋律・半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。夜想曲やワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが多い作曲家の一人でもある。また、強いポーランドへの愛国心からフランスの作曲家としての側面が強調されることは少ないが、父の出身地で主要な活躍地だった同国の音楽史に占める重要性も無視できない。 1988年からポーランドで発行されていた5000ズウォティ紙幣に肖像が使用されていた。また、2010年にもショパンの肖像を使用した20ズウォティの記念紙幣が発行されている。2001年、ポーランド最大の空港「オケンチェ空港(Port lotniczy Warszawa-Okęcie)」が「ワルシャワ・ショパン空港」に改名された。.

新しい!!: 終止とフレデリック・ショパン · 続きを見る »

フェルマータ

フェルマータ(fermata)とは、まず、古典派音楽以降において、音符や休符の記譜上の定量時間が延長されることや、またそれを指示した記号のことである。それは、音符や休符、または縦線(終止線も含む)の上や下にやの記号を配することによって示される。縦線に付与される場合には一般に、記譜上に存在しない挿入された休符が空白時間として求められるが、前の音から伸ばされたタイ(スラー)が縦線の上を横切っている場合や、そこにピアノにおけるペダルなどの保続効果の指示が見られる場合においては、空白時間として処理されず音を保続させる時間を別途挿入することとなる。また、古典派音楽よりも古い時代の楽譜においては、フェルマータの意味が大きく異なるため注意が必要である。.

新しい!!: 終止とフェルマータ · 続きを見る »

和声

和声(わせい、harmony)は、西洋音楽の音楽理論の用語で、和音の進行、声部の導き方(声部連結)および配置の組み合わせを指す概念である。西洋音楽では、メロディ(旋律)・リズム(律動)と共に音楽の三要素の一つとする。 狭義の和声は16世紀ヨーロッパに端を発した古典的な機能和声をさす。これは、個々の和音にはその根音と調の主音との関係に従って役割・機能があると考えるものである。 なお、おもに機能和声から派生した現代のポピュラー音楽における和声については「ポピュラー和声」を参照されたい。.

新しい!!: 終止と和声 · 続きを見る »

和音

和音(わおん、chord(コード)、Akkord)は、高さが異なる複数のピッチクラスの楽音が同時にひびく音のことである。三つのピッチクラスからなる和音を「三和音」、四つのピッチクラスからなる和音を「四和音」などと呼ぶが、同時に8つの高さの音が鳴っても、ピッチクラスが3または4であれば、それは基本的には三和音または四和音とみなされる。つまり、「○和音」と「○声部」とは示す意味が異なっており、かつては携帯電話機の着信メロディ表現力の表示などで、16声部を「16和音」とするような間違った用法もしばしば見られた。 古典的な西洋音楽の音楽理論では、三和音を基本として考えることが多く(実際の音楽では2音だけが同時に鳴ることもあるが、これらはすべて三和音のいずれかの音が省略されたものと考える)、ポピュラー音楽では四和音を基本として考えることが多い。 それぞれの和音の機能や使用例などは和声を参照。.

新しい!!: 終止と和音 · 続きを見る »

アーメン

アーメン((ティベリア式発音: āmēn アーメーン、現代音: amen アメン); (āmīn アーミーン); (古典音: amḗn アメーン、コイネーおよび現代ギリシア語: amín アミン); āmēn アーメーン; Аминь アミン)はヘブライ語で、「本当に」「まことにそうです」「然り」「そうありますように」の意。アブラハムの宗教で使われる用語である。.

新しい!!: 終止とアーメン · 続きを見る »

クロード・ドビュッシー

ード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy, 1862年8月22日 - 1918年3月25日)は、フランスの作曲家。長音階・短音階以外の旋法と、機能和声にとらわれない自由な和声法などを用いて独自の作曲を実行し、その伝統から外れた音階と半音階の用い方から19世紀後半から20世紀初頭にかけて最も影響力を持った作曲家である。 ドビュッシーの音楽は、代表作『海』や『夜想曲』などにみられる特徴的な作曲技法から、「印象主義音楽(印象派)」と称されることもある。しかし、本人は印象主義音楽という概念に対して否定的であり、テクスト(詞)やテーマの選択は象徴派(象徴主義)からの影響が色濃い。 なお、名前は生後1890年(23歳)まで「アシル=クロード」、1890年(23歳)から「クロード=アシル」である。.

新しい!!: 終止とクロード・ドビュッシー · 続きを見る »

終止形

終止形(しゅうしけい)とは、.

新しい!!: 終止と終止形 · 続きを見る »

音楽

音楽(おんがく、music)の定義には、「音による芸術」といったものから「音による時間の表現」といったものまで、様々なものがある。 音楽は、ある音を選好し、ある音を選好しない、という人間の性質に依存する。 音楽には以下の3つの要件がある。.

新しい!!: 終止と音楽 · 続きを見る »

楽式

楽式(がくしき、musical forms、Musikalische Formen)は、楽曲の形式のことである。楽式を論ずる学問のことを楽式論と呼ぶ。 動機や主題といったミクロ的視点による形式と、交響曲などのマクロ的な視点による形式がある。.

新しい!!: 終止と楽式 · 続きを見る »

楽曲

楽曲(がっきょく)とは、音楽において続けて演奏されるひとまとまりのこと。.

新しい!!: 終止と楽曲 · 続きを見る »

拍節

音楽にあって、等しい間隔で打たれる基本的なリズムを、拍節(はくせつ)と言い、そのひとつひとつの時間単位を拍(はく)という。拍は、一般に、人間の歩行の一歩一歩に擬せられる。拍節は、音楽に内在する固定的な周期であるから、ひとつひとつの拍が必ずしも常に実際の音によって示されなければならないわけでない。 拍の長さは曲によって様々であり、ひとつの曲の中でも変化することがある。拍の周期の速さのことをテンポという。 拍に重軽が生じる時、重である拍を「強拍(独 Niederschlag、英 downbeat)」、軽である拍を「弱拍(独 Auftakt、英 upbeat)」と呼ぶ。強拍は歩行の時の利き足、または踊りの重いステップに擬せられることが多い。ひとつの強拍とひとつまたはいくつかの弱拍との組み合わせが、規則的に繰り返す時、拍子(ひょうし)が生ずる。 拍節は基本的なリズムであると考えられがちであるが、拍節を持たない音楽は世界中に見られる。.

新しい!!: 終止と拍節 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »