8 関係: 幼生、仔魚、出世魚、種、魚類、脊椎、未成魚、成魚。
幼生
幼生(ようせい)は、後生動物の個体発生の過程で、胚と成体との間に、成体とは形態が著しく異なり多くの場合は成体とは違った独自の生活様式を持つ時期がある場合に、その段階にある個体のことである『岩波生物学辞典』第4版(1996年)「幼生」、岩波書店。 卵生で変態する動物について簡潔に言えば、幼生とは「孵化から変態まで」となる。 英語では (複数形は )。分類群によっては特別な名称がある。 どのくらい成体と異なれば幼生と呼べるかについて、分類群を問わない汎用的な定義は難しい。ガイギーとポートマンは、変態する場合のみ幼生と呼べるとするが、伝統的に幼生と呼ばれる仔の中には変態をしない例外も多い。.
仔魚
マスの仔魚 仔魚(しぎょ、英:larva)とは、魚類の成長過程における初期の発育段階の一つ。幼生とも呼ばれる。広義ではしばしば稚魚(ちぎょ、英:juvenile)と混同され、両者を合わせて仔稚魚(しちぎょ)と総称することも多い。発生学の観点からは仔魚と稚魚は異なる段階として区分され、仔魚の次のステージが稚魚にあたる。.
出世魚
出世魚(しゅっせうお)とは稚魚から成魚までの成長段階において異なる名称を持つ魚。江戸時代までは武士や学者には元服および出世などに際し改名する慣習があった。その慣習になぞらえ「成長に伴って出世するように名称が変わる魚」を出世魚(しゅっせうお)と呼ぶ。「縁起が良い魚」と解釈されて門出を祝う席など祝宴の料理に好んで使われる。ブリ・スズキ・ボラなどが代表的。.
種
(しゅ、たね)、タネ.
魚類
魚類(ぎょるい)は、脊椎動物亜門 から四肢動物を除外した動物群。日常語で魚(さかな)。脳や網膜など神経系の発達にも関与するといわれている。流行歌のおさかな天国には「魚を食べると頭が良くなる」というフレーズがあるが、上記の健康影響を考えると無根拠とも言えない。 村落単位で見た生活習慣では、労働が激しく、魚又は大豆を十分にとり、野菜や海草を多食する地域は長寿村であり、米と塩の過剰摂取、魚の偏食の見られる地域は短命村が多いことが指摘されている。 魚介類の脂肪酸にて、魚介類100g中の主な脂肪酸について解説。.
脊椎
脊椎(せきつい)は一般的に背骨といわれている部分を指す。動物の身体を重力から支える役割を持っている。動物を脊椎の有無によってヒトを含む脊椎動物と無脊椎動物に分けることは古くから行われてきたが、実際には脊椎を持つ脊椎動物は動物全体の中の一つの亜門にすぎない。.
未成魚
未成魚(みせいぎょ)とは魚類の成長過程における段階の一つを指す(稚魚の次の段階)。一般的に使われることが多い、幼魚(ようぎょ)や若魚(わかうお)はこれに含まれる。その種として見分けが付く程度に成長しているが、成魚とは紋様などの外見的特徴が異なることが多い。しかし種によっては大きさを除いた外見(色、模様、体形など)が、成魚とそれほど変わらないものもある。行動の様子や生理機能は成魚のそれに近づく。.
成魚
成魚(せいぎょ)とは魚類の発育過程における一つの段階で、繁殖が可能になった魚を指す(未成魚の次の段階)。体の大きさや外見が成魚と変わらない場合も、繁殖の準備ができていなければこれに含まれない。 未成魚から成魚への移行は年齢によって決まるのではなく、種によって異なる一定の全長に達することの影響が強い。成熟するまでの時間は成長の速度によって左右される。また、成魚になるまでの年数は、最低成熟年数とよばれる。魚類の多くは、ほぼ同時期かオスの方が早く成熟する。ただし、オイカワなど一部の種はメスが先に成熟することがある。 同じ成魚とはいえ、一生の間に繁殖できる回数は様々であり、サケやアユのように一生に一度のみしかできない種もある。多くの魚は1年に一度産卵する。一方でメダカのように条件が良ければ、1年に何度でも産卵できる種もある。 老化により生殖線が閉鎖し、産卵期を迎えても、繁殖ができなくなった魚を老魚(ろうぎょ:senility)または老成魚(ろうせいぎょ)とよぶことがある。しかし、種によってはこの段階がないものもあり、淡水魚の多くがこれに含まれる。ただし、この場合も産卵および放精の能力は衰え、産み出されずに体内で再吸収される卵の割合が高くなる。それに加え、卵全体の数も減少する。また、骨がもろくなり、運動能力も衰える。。しかし、一生のうちに一度しか産卵しない種は明らかにこの段階は存在しない。 老熟すると体色および模様に変化が起こる種もある。この例としては、イシダイやイシガキダイなどが挙げられる。.