12 関係: かんらん岩、天体衝突、メソシデライト、ニッケル、エマルション、オクタヘドライト、ケイ酸塩、石質隕石、隕石、鉄、鉄隕石、斜長石。
かんらん岩
かんらん岩(かんらんがん、橄欖岩、) は火成岩(深成岩)の一種で、SiO2 成分に乏しい超塩基性岩に分類される。主にかんらん石からなり、そのほかに斜方輝石、単斜輝石などを含む。.
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天体衝突
天体衝突(てんたいしょうとつ)とは、小惑星や彗星といった宇宙にある天体が、地球など他の天体に衝突することである。隕石の落下を伴う場合は、隕石衝突、隕石落下とも言われ、衝突された側の天体にクレーター(衝突クレーター)を残すこともある。 天体衝突は太陽系天体の形成・進化に大きく寄与してきた。月やその他の岩石天体が多くのクレーターに覆われているという事実は、天体衝突が太陽系の歴史において普遍的な現象であることを示している。また、K-Pg境界のように、地球への天体衝突イベントには地質学的に記録されているものもあり、こうした衝突は地球生命圏の進化に大きな影響を与えたと考えられている。.
メソシデライト
メソシデライト(Mesosiderite)は隕石の分類で、石鉄隕石はパラサイトとメソシデライトに分類される。語源は meso(中間を意味する接頭語)がsiderite(隕鉄の意)につけられたものである。 ニッケル、鉄の金属成分と珪化物がほぼ同量からなり、珪化物の組織はeucrites やdiogenitesと似ている。 隕石のうちでは珍しいもので、2009年6月までに南極で発見された44個を含め145個が登録されている。落下が目撃されたものは7例である。 これまで発見された最大のメソシデライトはチリのアタカマ砂漠のヴォカ・ムエルタで発見されたもので、発見された隕石破片の総重量は3.8トンに達している。 落下が目撃された物としては、中国のDong Ujimqin Qiに1995年9月7日に3つの隕石が落下し、129kgの隕石が回収された。1879年5月10日にアメリカ合衆国アイオワ州に落下したEstherville隕石は、明るい火球が目撃された後、多くの隕石破片が落下し、トータルで320kgの隕石が回収された。1935年3月12日ポーランドのLowiczに落下した隕石は、50以上の破片が落下し、トータルで59kgが回収された。その他に、スペインのBarea(1842年)、イランのVeramin (1880年)、パプア・ニューギアナのアイスランドのDyarrl島(1933年)、インドのPatwa(1935年)などで、落下が目撃されたメソシデライトがある。.
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ニッケル
ニッケル (nikkel, nickel, niccolum) は、原子番号28の金属元素である。元素記号は Ni。 地殻中の存在比は約105 ppmと推定されそれほど多いわけではないが、鉄隕石中には数%含まれる。特に 62Ni の1核子当たりの結合エネルギーが全原子中で最大であるなどの点から、鉄と共に最も安定な元素である。岩石惑星を構成する元素として比較的多量に存在し、地球中心部の核にも数%含まれると推定されている。.
エマルション
代表的なエマルションであるマヨネーズ エマルションまたはエマルジョン( )とは、分散質・分散媒が共に液体である分散系溶液のこと。乳濁液(にゅうだくえき)あるいは乳剤(にゅうざい)ともいう。身近な例としてはマヨネーズ・木工用接着剤・アクリル絵具・写真フィルムの感光層・アスファルト舗装のシール剤が挙げられる。 分離している2つの液体をエマルションにすることを乳化(にゅうか)といい、乳化する作用をもつ物質を乳化剤(にゅうかざい)という。 化粧品の乳液を指すこともある。農薬ではエマルションと乳剤を区別し、有効成分を有機溶剤および界面活性剤に溶解した溶液(水と混合してエマルションにしてから使用する)を乳剤 (emulsion concentrate: EC) と呼ぶ。.
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オクタヘドライト
タヘドライト(Octahedrite)は鉄隕石のなかでもっとも普通の種類である。ニッケルの含有量が6%から20%と多く、ニッケル含有量の多いテーナイトと含有量の少ないカマサイトからなる、0.2mmから50mmの巾の層状の組織が見られる。母天体内部で非常にゆっくりとした速度で冷却してできる組織で、酸でエッチングするとウィドマンシュテッテン構造が見られる。テーナイトとカマサイトのラメラの間にプレサイト(plessite)と呼ばれる微小な粒径の混合物の見られるものがある。 鉄隕石の分類は微量元素の化学組成から、IからIVまでの数字に細かな特徴でAからFまでの文字をつける10いくつかの化学的グループに分けられる。オクタヘドライトに分類された隕石としては、IVA型のギベオン隕石、IIICD型の南丹隕石、IAB型のキャニオン・ディアブロ隕石、IIIE型の新疆隕石などがある。.
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ケイ酸塩
イ酸塩(ケイさんえん、珪酸塩、)は、1個または数個のケイ素原子を中心とし、電気陰性な配位子がこれを取り囲んだ構造を持つアニオンを含む化合物を指す。シリケートとも呼ばれる。この定義ではヘキサフルオロシリケート 2− などの化学種も含まれるが、一般的によく見られるケイ酸塩は酸素を配位子とするものである。ケイ酸塩アニオンは他のカチオンと結合し、電気的に中性な化合物を形成する。 シリカ(二酸化ケイ素) SiO2 はケイ酸塩の一種と考えられることもある。これはケイ素周りが負電荷を帯びないため、追加のカチオンを含まない特別な例である。シリカは石英やその多形などの鉱物として自然界に見られる。 ケイ酸塩の代表的な構造モデル ケイ酸塩鉱物に代表される大多数のケイ酸塩では、ケイ素原子は4個の酸素原子によって囲まれた四面体構造をとる。鉱物の種類によってこの四面体が連なる度合いは異なり、単独、対、クラスター、環状、鎖状、二本鎖状、層状、3次元網目状など多岐にわたる。ケイ酸塩鉱物はこのアニオン構造の違いによって分類される。 酸素原子周りの空間が少ないため、通常の圧力条件では6配位のケイ酸塩はまれにしか見られないが、 などにヘキサヒドロキシシリケートイオン 2− として含まれる。.
石質隕石
石質隕石(せきしついんせき)は、主にケイ酸塩鉱物からなる隕石である。.
隕石
隕石(いんせき、)とは、惑星間空間に存在する固体物質が地球などの惑星の表面に落下してきたもののこと平凡社『世界大百科事典』1988年版 vol.2, p.42 「隕石」。武田弘 + 村田定男 執筆培風館『物理学辞典』1992、 p.108 「隕石」。 「隕」が常用漢字に含まれていないため、「いん石」とまぜ書きされることもある。昔は「天隕石」「天降石」あるいは「星石」などと書かれたこともある。.
鉄
鉄(てつ、旧字体/繁体字表記:鐵、iron、ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号は Fe。金属元素の1つで、遷移元素である。太陽や他の天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5%を占め、大部分は外核・内核にある。.
鉄隕石
大型の鉄隕石(ホバ隕石) オクタヘドライトのウィドマンシュテッテン構造 鉄隕石(てついんせき、)は、鉄‐ニッケル合金からなる隕石である。隕鉄(いんてつ、)ともいう。.
斜長石
斜長石のへき開した状態 斜長石(しゃちょうせき、Plagioclase)はケイ酸塩鉱物の中の長石の一種であり、固溶体の一つである。(2つのへき開面を持つことから、ギリシャ語のoblique fractureに因みplagioclase feldsparと名づけられた。)ドイツの鉱物学者であるが1826年に発見した。この鉱物は曹長石から灰長石までの一連の鉱物の端成分(それぞれの鉱物を組織するNaAlSi3O8やCaAl2Si2O8など)を占めており、ナトリウムやカルシウムなどの原子が結晶格子に入ることができるようになっている。斜長石はその抱合的な双晶か「レコードの溝効果」の観察で特定される。 斜長石は地殻の主要な構成成分であるため、岩石学で岩石の組成を特定し、火成岩の起源と成長を調べるために使われる。斜長石はまた月の石の主成分である。.