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異端

索引 異端

端(いたん、heresy あるいは heterodoxy)とは、.

230 関係: 力学執事 (キリスト教)基督心宗教団基本信条原子論いのちのことば社単性説墨子大槻義彦天皇制天父受苦説外道子羊の群れキリスト教会孤高学問実証主義宗教宗教多元主義宗教学宇田進小野静雄尾山令仁尾形守岡田稔岩波書店島薗進中村廣治郎中村敏主体思想世界平和統一家庭連合万人救済主義万有引力三位一体三笠書房一向宗幸福井門富二夫仏陀仏教仮現説伊藤正孝形而上学使徒信条使徒言行録地元にあって合一である立場に立つ教会ペラギウス主義ミーマーンサー学派ミシェル・セルヴェマルキオン...マルクス主義マーティン・ロイドジョンズネストリウスネストリウス派ハディースバラモンメリー・ベーカー・エディモナルキア主義モルモン教モンタノス派ユニテリアン主義ユニテリアン・ユニヴァーサリズムユダヤ教ラテン語ルートヴィッヒ・ボルツマンレコンキスタローザンヌのアンリローザンヌ誓約ワルドー派ヴェーダヴェーダーンタ学派ヴォルテールボゴミル派ヘンリク・デンツィンガーブリュイのペトルスプロテスタントパウロ書簡ヒンドゥー教テルトゥリアヌステトスへの手紙ディダケーフランソワ・マジャンディーファミリー・インターナショナルドミニコ会ドーバー海峡ニューエイジニューエイジムーブメントの危険ニカイア信条ニカイア・コンスタンティノポリス信条善きサマリア人のたとえアナテマアポリナリオス主義アメリカ正教会アリウス派アイザック・ニュートンアウグスティヌスアガペーアタナシオス派イデオロギーイエス之御霊教会イエス・キリストイスラム教ウィリアム・ウッドエマヌエル・スヴェーデンボリエルンスト・マッハエホバの証人エキュメニズムオカルトカルトカルケドン信条カトリック教会カタリ派キリストの幕屋キリスト人間説キリスト教キリスト教と自由主義神学クリスチャン・サイエンスグノーシス主義コミュニティ・オブ・クライストコロサイの信徒への手紙ゴットフリート・ライプニッツシンクレティズムシスマジャイナ教ジョン・グレッサム・メイチェンジョン・ストットスペインスペイン異端審問スンナスターリニズムセブンスデー・アドベンチスト教会ソッツィーニ派タミ宣教会サンスクリットサブカルチャーサベリウスサベリウス主義哲学唯物論儒教公会議六師外道六派哲学共産主義国教会火の玉神の王国福音同盟福音主義福音派科学科学者第1ニカイア公会議粛清線引き問題 (科学哲学)真イエス教会絶対主義絶対時間と絶対空間経済疑似科学番犬異安心異端審問異端見分けハンドブック物質特別白取春彦芸術韓愈聖霊聖書図書刊行会道教荘子萬国福音教団青弓社順世派養子的キリスト論西方教会解釈計画経済論語資本主義超教派自由主義神学自然哲学自然哲学の数学的諸原理老子東京キリストの教会東方諸教会東方教会村上宣寛正統正閏論正教会武芸民主主義洗礼渦動説漢語朝鮮民主主義人民共和国朝日ジャーナル朝日新聞出版朝日新聞社末日聖徒イエス・キリスト教会朱熹戒規流派浄土真宗新カトリック大事典新教会新普遍救済主義文化日蓮宗日本の仏教日本伝道会議日本イエス・キリスト教団悪霊改革派教会政治教会のしるし教皇教理教義教派手島郁郎1846年1994年1997年1999年 インデックスを展開 (180 もっと) »

力(ちから) 物事が変化する原因となるもの。またはその象徴を指す。.

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力学

力学(りきがく、英語:mechanics)とは、物体や機械(machine)の運動、またそれらに働く力や相互作用を考察の対象とする学問分野の総称である。物理学で単に「力学」と言えば、古典力学またはニュートン力学のことを指すことがある。 自然科学・工学・技術の分野で用いられることがある言葉であるが、社会集団や個人の間の力関係のことを比喩的に「力学」と言う場合もある。.

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執事 (キリスト教)

本項ではキリスト教における執事(しつじ)を扱う。 使徒行伝6章に登場する、共同体の雑用のための職の訳語としての用法のほか、現代のキリスト教の教会における職位・役割も指すが、教会(教派)によって語義・指す職に違いがある。.

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基督心宗教団

基督心宗教団(きりすとしんしゅうきょうだん)は、川合秀雄が代表を務める日本の宗教法人である。 川合信水 (1867年-1962年) によって提唱された日本に独特のキリスト教信仰のあり方、どこの派に属しない独立教会とのこと。.

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基本信条

基本信条(きほんしんじょう)は、キリスト教の正統教会が共有する正統教義もしくは正統的な教理を規定する信条で、別称、世界信条。主に西方教会で使われる概念。具体的には使徒信条、ニケア・コンスタンチノポリス信条、カルケドン信条、アタナシオス信条を指し、これに原ニケア信条を加えることもある。 カルケドン信条を、あくまでニケア・コンスタンチノポリス信条の解釈を規定するものとしてカルケドン定式と呼び信条には数えない教派もあるが、これはカルケドン信条の内容の軽視や非準拠を意味するものではない。 また、東方教会では一般に使徒信条とアタナシオス信条を告白しない。これは両信条が西方で成立し、公会議(全地公会)議決によって正式に承認されたものではなく、むしろ慣行の中で流布していった歴史的経緯によるもので、東方教会が両信条の内容を否定しているということを必ずしも意味しない。 教会の東西分裂(大シスマ)以前の公会議で決定された基本信条は、東方教会、西方教会を通じて有効であり、すなわちキリスト教界全体に共通の公同にして福音的な正統信仰の基本となっている。そのため、教義上の対立者を安易に異端宣告して排斥するようなことがなくなった今日でも、これらの基本信条に言い表される信仰に抵触する信仰理解を持つ特定分派は「異端」と判定される。 きほんしんしよう fr:Profession de foi#Christianisme.

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原子論

原子論(げんしろん、atomism)とは、“すべての物質は非常に小さな、分割不可能な粒子(Atom、原子)で構成されている”、とする仮説、理論、主義などのこと。.

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いのちのことば社

いのちのことば社(いのちのことばしゃ)は、スウェーデン同盟キリスト教団内で運営される組織の名称。 プロテスタント福音派系の出版社、超教派の文書伝道団体である。.

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単性説

単性説(たんせいせつ、Monophysitism)あるいは単性論(たんせいろん)とは、キリスト論において用いられたキリスト教用語で、受肉したイエス・キリストが単一の性(natura)のみを有するという説・論。"Monophysitism"の語源はギリシャ語で1つを意味する「mono」と本性を意味する「Physis」という言葉である。カルケドン公会議で採択された、キリストは神性と人性という二つの本性を持つという立場(両性説)によって否定された立場である『キリスト教大辞典』(144頁、321頁、322頁、教文館、昭和52年改訂新版第4版)。.

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墨子

墨子(ぼくし、生没年不詳、紀元前470年~紀元前390年頃?)は中国戦国時代の思想家。河南魯山の人。あるいはその著書名。墨家の始祖。一切の差別が無い博愛主義(兼愛)を説いて全国を遊説した。いわゆる墨子十大主張を主に説いたことで世に知られている。諱は翟(てき、羽の下に隹)という。.

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大槻義彦

大槻 義彦(おおつき よしひこ、1936年6月18日 - )は、日本の物理学者(放射線物性、核物性、大気電気学)。早稲田大学名誉教授、同理工学部客員教授。理学博士(東京大学、1965年)。テレビタレント。身長169cm。.

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天皇制

天皇制(てんのうせい)とは、日本の君主制。『岩波 日本史辞典』によると「広義には前近代天皇制と象徴天皇制を含め、狭義には明治維新から敗戦までの近代天皇制を指す」とされている。『日本史広辞典』によれば天皇制は、「天皇を中心とする日本の国家体制」である。 『岩波 日本史辞典』によれば、「象徴天皇制は天皇が元首でないので君主制としない説もある」という。「君主制(王制)」について、『日本大百科全書(ニッポニカ)』は「一般には、世襲の君主が、ある政治共同体において最高権力(主権)をもつ政治形態」としている。.

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天父受苦説

天父受苦説(てんふじゅくせつ, Patripassianism)は3世紀にあらわれたモナルキア主義の流れを汲むキリスト教の一思想で、正統派から異端とされた。父神受苦説(ふしんじゅくせつ)、御父受難説(おんちちじゅなんせつ)とも訳す。.

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外道

外道(げどう、)とは、仏教用語で、悟りを得る内道(ないどう)に対する言葉である。 転じて、一般に道に外れた人全般も意味する。 インドにおける本来の意味は渡し場・沐浴場・霊場を作る人(tiiha-kara)のことで、一派の教祖を意味する。外道という漢訳語の原語にあたる言葉としては、他の教えを語る者(para-pravaadin)と、他の宗派の僧・教祖(anya-tiirthya)がある。 中国や日本においては元来、外道とは、仏教以外の教え、またそれを信奉する人びとを総称した呼称である。もともとインドに仏教が興った紀元前5〜6世紀ごろマガダ国に存在した、ヴェーダの思想から外れた自由思想家たちの中でも極端なものや異教の思想を指して言った。それらをもう少し特定する形で仏教用語では六師外道とも呼ぶ。 上記の用法から転じて、正論者から見て異論邪説を唱える人たちのことを貶めてこう呼ぶようになった。これがまた転じて日常用語となり、人の中でも特に卑劣な者、人の道や道徳から外れた者などを罵るために使う言葉になった。.

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子羊の群れキリスト教会

子羊の群れキリスト教会(こひつじのむれきりすときょうかい)とは、ピーター島田、藤猪美津子を指導者として1989年に設立された、賛美を強調するプロテスタント教会である。 基本的にピーター島田の改革派神学を中心に据えているが、従来の宗教的な組織のあり方に疑問を呈し、神父・牧師等の教役者を廃止した特色が強い。 現在、兵庫県芦屋市に、本部教会として「風の教会」という教会堂を所有している。.

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孤高

孤高(ここう)とは、個人の社会生活における1つの態度を表し、ある種の信念や美学に基づいて、集団に属さず他者と離れることで必要以上の苦労を1人で負うような人の中長期的な行動とその様態の全般を指す。本来は俗世間との通行を自ら断って1人で道を求める者の姿を指しており、私利私欲を求めず他者と妥協することなく「名誉」や「誇り」といったものを重視する姿勢から、周囲が「気高さ」を感じるような良い意味での形容に用いられる他に、協調性を欠いた独自の態度を軽く批判する場合にも用いられる。迎合主義の対極に位置する。芸術家や指導者に多く存在する。.

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学問

学問(がくもん)とは、一定の理論に基づいて体系化された知識と方法であり、哲学や歴史学、心理学や言語学などの人文科学、政治学や法律学などの社会科学、物理学や化学などの自然科学などの総称。英語ではscience(s)であり、science(s)は普通、科学と訳す。なお、学問の専門家を一般に「学者」と呼ぶ。研究者、科学者と呼ばれる場合もある。.

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実証主義

実証主義(じっしょうしゅぎ、positivism、positivisme、Positivismus)は、狭い意味では実証主義を初めて標榜したコント自身の哲学を指し、広い意味では、経験的事実に基づいて理論や仮説、命題を検証し、超越的なものの存在を否定しようとする立場である。 英語の「positive」は、もともと「(神によって)置かれた」を意味するラテン語「positivus」に由来する。この原義から転じて、実証主義における「positive」とは、経験的に裏付けられたものを意味する。.

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宗教

宗教(しゅうきょう、religion)とは、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念であり『世界大百科事典』 231頁。、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。 。.

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宗教多元主義

宗教多元主義(しゅうきょうたげんしゅぎ、Religious pluralism)とは、さまざまな宗教が同じ社会に存在することを認め、お互いの価値を認めながら共存していこうとする宗教的態度、思想である。.

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宗教学

宗教学(しゅうきょうがく、)は、経験科学の様々な手法を用いて宗教を研究する学際的な学問である。ドイツ語圏では“”、オランダ語では“”、英語圏の国々においては、、またはという名称の下に近代の大学制度に成立するが、近年は、が用いられることが多い。 もともとは神学の一部であったが独立し、キリスト教の神学以外の分野を対象とするかたちで、民俗宗教から新宗教まで、幅広く研究する学問分野である。現在では研究手法により、宗教社会学・比較宗教学・宗教心理学・宗教人類学・宗教民俗学などと分類される。特定宗教の教義の研究を行う神学・教学・宗学、あるいは宗教哲学とは区別される。広義の宗教学では、これらを含める場合もある。宗教学は経験科学の範囲内のみとするか、形而上学的範囲を含めるかは課題である。 宗教学は19世紀後半にヨーロッパにおいて成立した。欧米における経験科学の発達、および、植民地支配等による様々な宗教との接触が発生の背景にある。 宗教学研究の初期の段階では、キリスト教と他の宗教を比較検討することにより、宗教の一般的要素、普遍的要素の追求や進化・発展過程の研究が行われた。マクス・ミュラーによるインドの宗教研究に基づいた東洋と西洋の宗教の比較や、ジェームズ・フレイザーによる古代ギリシア・古代ローマの宗教、ヨーロッパ民間信仰、原始宗教の比較研究がこれにあたる。 また、社会学・心理学の発展において宗教はその研究対象となった。社会学の例として、エミール・デュルケームの『宗教生活の原初形態』や、マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』があげられる。 また、心理学においても、スターバックの宗教心理学や、ウィリアム・ジェームズの『宗教的経験の諸相』が19世紀末から20世紀はじめにかけて発表されている。また、文化人類学や民族学、民俗学においては、成立時より、多くの研究領域が重なっているといえる。 このように宗教学は、「宗教」という研究対象に対し、様々な研究方法を用いて研究が進められている。個々の研究は宗教学の研究であると同時に社会学・心理学・文化人類学等それぞれの研究であるとも言える。.

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宇田進

宇田 進(うだ すすむ、1933年2月18日 - )は、日本の神学者、牧師、神学校教師、神学博士。元日本基督神学校教授。元ウェストミンスター神学校客員教授。東京都生まれ。福音派のカルヴァン主義神学者。日本基督教団出版局の『総説現代神学』で福音派神学執筆を担当するなど、福音派とは区別されるエキュメニカル派の神学界とも交流がある。.

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小野静雄

小野 静雄(おの しずお、1947年2月25日 - )は日本キリスト改革派教会の牧師。日本キリスト教史の専門家。.

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尾山令仁

聖書キリスト教会 尾山 令仁(おやま れいじ、1927年1月15日 - )は、日本の牧師、神学者、聖書学者、神学校教師、神学博士。聖書キリスト教会会長牧師。号は「唯人」。 陸軍経理学校、早稲田大学大学院博士課程修了。戦後、日本の福音派指導者として聖書信仰の確立のために働く。早稲田時代にキリスト者学生会を設立。日本プロテスタント聖書信仰同盟の3代目実行委員長として日本福音同盟の結成に関わる。第2回日本伝道会議京都宣言起草委員長。アジア各地への謝罪運動を敢行。 聖書信仰の福音派と聖霊派のクリスチャンの内にある一致に注目し、両者の御霊による和解を目指している。東京神学校を開設し後身を育てた。著名な後継者に尾形守、黒川知文など。長男の尾山謙仁は牧師、長女の岡野めぐみは牧師夫人。次男の尾山清仁は東京教会牧師。.

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尾形守

尾形 守(おがた まもる、1953年3月8日 - )は、日本の牧師、宣教学者、神学校教師である。.

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岡田稔

戸神学校の神学生時代 岡田 稔(おかだ みのる、1902年12月11日 - 1992年7月13日)は、日本の牧師、神学者。日本キリスト改革派教会の創立者。その神学は神中心、徹底した聖書信仰に貫かれており、キリストにおける神の救いの確かさと豊さを明らかにすることを目指していた、と言われている。 カニンガム、アブラハム・カイパー、バーヴィング、チャールズ・ホッジ、ウォーフィールドのカルヴァン神学の正統的な改革派信仰を継承し、教会を形成した。四国学院大学名誉教授。.

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岩波書店

株式会社岩波書店(いわなみしょてん、Iwanami Shoten, Publishers. )は、日本の出版社。.

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島薗進

島薗 進(しまぞの すすむ、1948年12月10日 - )は、日本の宗教学者。東京大学大学院人文社会系研究科名誉教授。上智大学神学部特任教授・グリーフケア研究所所長。世界平和アピール七人委員会委員。.

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中村廣治郎

中村 廣治郎(なかむら こうじろう、1936年(昭和11年)10月30日 - )は、日本のイスラム学者、東京大学名誉教授。 福岡県生まれ。1960年東京大学文学部宗教学科卒、69年同大学院博士課程退学、1970年ハーヴァード大学大学院博士課程修了、Ph.D. 1971年東京大学東洋文化研究所専任講師、72年助教授、81年文学部助教授兼任、82年文学部に新設されたイスラム学科の助教授、87年教授、97年定年退官、名誉教授、桜美林大学教授。.

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中村敏

中村 敏(なかむら さとし、1949年 - )は、日本の牧師、神学校教師。新潟県新発田市生まれ。日本伝道福音教団牧師、新潟聖書学院学院長、世界宣教研修センター講師。 長岡高校、岩手大学、聖書神学舎を卒業し、米国トリニティ神学校を修了 修士 (神学)。1989年から2008年まで新潟聖書教会の牧師をつとめ、現在は書籍執筆を中心とした活動を行っている。  日本キリスト教史、特に福音派の歴史の研究家である。 中村は、日本における最初のプロテスタントの教会である日本基督公会が福音主義同盟の9ヶ条を採用したことについて取り上げ、日本の福音派の歴史は、中田重治やバークレー・バックストンからではなく、日本のプロテスタントの最初からはじまったと指摘する。.

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主体思想

主体思想(しゅたいしそう)またはチュチェ思想(チュチェしそう)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)及び朝鮮労働党の政治思想である。.

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世界平和統一家庭連合

世界平和統一家庭連合(せかいへいわとういつかていれんごう、Family Federation for World Peace and Unification、略称:)は、朝鮮半島のキリスト教の土壌から発生した宗教法人である。文鮮明(1920年- 2012年)によって、1954年に韓国で創設された。旧名称は、世界基督教統一神霊協会(せかいキリストきょうとういつしんれいきょうかい、Holy Spirit Association for the Unification of World Christianity)である。1994年5月に名称が変更され、日本では遅れて2015年8月に改称されたLewis 2009. pP93-96。 統一教会は自らの教えをキリスト教であるとしているが、その神学は仏教、儒教、道教、シャーマニズム等の土着の諸宗教の影響も受けており、ほぼ全てのキリスト教会から異端と見做されている。宗教学ではキリスト教系の新宗教とされる。 略称は家庭連合であるが、日本では一般的に旧略称の統一教会、または統一協会と呼ばれる。以下、便宜的に統一教会と表記する。.

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万人救済主義

万人救済主義(ばんにんきゅうさいしゅぎ、ユニバーサリズム、英: Universal Reconciliation、Christian Universalism)はキリスト教の非主流派思想のひとつ。これは、すべてが神のあわれみによって救済を受けるという教理、信仰である。すべての人が、結局は救済を経験するとし、イエス・キリストの苦しみと十字架が、すべての人を和解させ、罪の贖いを得させると断言する。これは、ユニテリアン・ユニヴァーサリズムとは異なっている。 万人救済主義は地獄の問題と密接に関係がある。救済に至る方法や状態に関して様々な信仰と見解があるけれども、すべての万人救済主義者は、究極的にすべての人の和解と救済に終わると結論する。 万人救済の教理、信仰についての論争は歴史的に活発に行われてきた。初期において万人救済主義の教理はさかんであった。しかし、キリスト教の成長にともない、それは廃れていった。今日の多くのキリスト教教派は万人救済主義に否定的な立場を取っている。.

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万有引力

万有引力(ばんゆういんりょく、universal gravitation)または万有引力の法則(ばんゆういんりょくのほうそく、law of universal gravitation)とは、「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(.

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三位一体

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三笠書房

株式会社三笠書房(みかさしょぼう、MIKASA SHOBO CO., LTD.)は、東京都千代田区に本社を置く日本の出版社。.

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一向宗

一向宗(いっこうしゅう)とは、.

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幸福

笑顔人は幸福だと自然と笑顔になる。また、仏教では『和顔施』(わげんせ)という考え方があり、それは、(その時の当人の状態がどうであれ)笑顔をひとに見せること自体が、一種の布施を行っていることになり、笑顔を相手にさしあげることは、当人にも功徳があり、結局幸福をもたらす、と考える。 幸福(こうふく、εὐδαιμονία、felicitas、happiness)とは、心が満ち足りていること。幸せ(しあわせ)とも。人間は古来より幸福になるための方法に深い関心を寄せてきた。 幸福についての考察や、幸福であるためにはどのような生き方をすべきであるか、その方法論を提示した文章・書物は、「幸福論」(eudaemonics)と呼ばれている。幸福を倫理の最高目的と考え、行為の基準を幸福におく説を幸福主義という。古典的にはアリストテレスが典型であり、近代哲学では功利主義がその典型である。 本記事ではまず、哲学者や思想家や宗教家などによって幸福についてどのような考え方が提示されてきたのか見てゆく。→#哲学、思想、宗教における考え その次に、近年の統計的な調査や精神医学的な調査・研究で明らかになった知見なども紹介することにする。→#統計的、精神医学的調査・.

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井門富二夫

井門 富二夫(いかど ふじお、1924年10月2日-2016年3月29日 )は、日本の宗教学者。筑波大学名誉教授。桜美林大学名誉教授。元日本宗教学会会長。専攻は宗教社会学、比較文化論。.

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仏陀

仏陀(ぶつだ、ぶっだ、बुद्ध、(ブッダ))は、仏ともいい、悟りの最高の位「仏の悟り」を開いた人を指す。釈迦牟尼をも意味する。仏(ぶつ)やほとけともいう。.

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仏教

仏教寺院 仏教(ぶっきょう、旧字体:佛敎、サンスクリット:बौद्धधर्मः 、Buddhism)は、インドの釈迦(ゴータマ・シッダッタ、もしくはガウタマ・シッダールタ、ゴータマ・シッダールタ)を開祖とする宗教である。キリスト教・イスラム教と並んで、日本では出版点数の多い宗教の一つに数えられる。仏陀(仏、目覚めた人)の説いた教えである。 その教義は、苦しみの輪廻から解脱することを目指している。原因と結果の理解に基づいており、諸々の現象が縁起するとされる。 仏教は仏、その教えである法、その実践者である僧からなる三宝を中心に組織されている。実践における戒定慧の三学は、戒律、心を集中する禅定、ものごとの縁起を観察する智慧であり、後ろ二つは併せて止観とも呼ばれる仏教の瞑想法である。実践にて重要となる能力は六波羅蜜や八正道のように、いくつかの方法でまとめらている。 紀元前450年ごろに、インドで開始された仏教は、今では初期仏教として研究されている。釈迦は、他の苦行などの実践者の主張であるアートマン(真我)の存在を否定して無我とした。釈迦の死後数百年で部派仏教が生まれ、大きく大衆部と上座部とに、さらに細かく分かれたが、今なお大きな勢力として続いているのは南伝した上座部仏教であり、初期の教えを模範としている。紀元前の終わりごろには北伝し日本にも伝わることになる大乗仏教が開始され、教義や団体は多彩に発展しており、禅の瞑想法の様々、チベットや日本の真言宗に残る密教、一方で浄土信仰のような信仰形態の変化など多様である。『日本書紀』によれば仏教が伝来したのは飛鳥時代552年(欽明天皇13年)である(日本の仏教)。.

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仮現説

仮現説(かげんせつ、、、)、またはキリスト仮現説とは、キリスト教の神学、キリスト論において、「イエスの身体性を否定する教説」を言う。つまり、「イエスの人としての誕生・行動や死はみな、人間の目にそのように見えただけであった」という見解である。当時の主流派(正統派)教会からは、異端であるとして排除された。語源は、ギリシア語の δοκεῖν(dokeīn、~であるように見える)という語である。.

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伊藤正孝

伊藤 正孝(いとう まさたか、1936年10月23日 - 1995年5月31日)は、日本のジャーナリスト、編集者。朝日ジャーナル編集長、朝日新聞編集委員。.

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形而上学

形而上学(けいじじょうがく、μεταφυσικά、Metaphysica、Metaphysics、métaphysique、Metaphysik)は、感覚ないし経験を超え出でた世界を真実在とし、その世界の普遍的な原理について理性的な思惟によって認識しようとする学問ないし哲学の一分野である『岩波哲学小事典』「形而上学」の項目。世界の根本的な成り立ちの理由(世界の根本原因)や、物や人間の存在の理由や意味など、見たり確かめたりできないものについて考える。対立する用語は唯物論である『岩波哲学小事典』「形而上学」の項目。他に、実証主義や不可知論の立場から見て、客観的実在やその認識可能性を認める立場『岩波哲学小事典』「形而上学」の項目や、ヘーゲル・マルクス主義の立場から見て弁証法を用いない形式的な思考方法のこと『岩波哲学小事典』「形而上学」の項目。.

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使徒信条

使徒信条(しとしんじょう、Symbolum Apostolicum, Apostles' Creed)は、キリスト教のうち、西方教会(カトリック教会、聖公会、プロテスタント)における基本信条のひとつ久松英二『ギリシア正教 東方の智』151頁 講談社選書メチエ (2012/2/10) ISBN 9784062585255。使徒信経(しとしんきょう)とも。ラテン語原文の冒頭の語をとってクレド(Credo) とも呼ばれる。 東方教会(正教会、東方諸教会)は、使徒信条に告白されている内容は否定しないものの、使用はしてはいない。.

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使徒言行録

『使徒言行録』(しとげんこうろく、Πράξεις τῶν Ἀποστόλων、Acta Apostolorum)は、新約聖書中の一書。 新約聖書の中で、伝統的に四つの福音書のあとにおかれる。『使徒言行録』は新共同訳聖書などで用いられる呼称で、他にも多くの日本語名がある。.

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地元にあって合一である立場に立つ教会

地元にあって合一である立場に立つ教会(じもとにあってごういつであるたちばにたつきょうかい、略称:地方教会または地方召会,中国語:地方教會,英語:Local churches、ローカル・チャーチ)は、新約聖書中の記述にある「・・・に在る教会」(例.コリントにある教会、エペソにある教会,他同様)という記述に基づき、地上における教会の境界線は唯一、都市にあるとする実行である。ウォッチマン・ニーとウィットネス・リーは新約聖書の記述を先入観無くそのまま実行した実行者であり、「ローカル・チャーチ」という新しい教義を生み出した開祖ではない。日本語では、「教会」という単語のギリシャ語原文「ekklesia(エクレシア)」が「ek(エク)」「から」と、「kaleo(カレオー)」「召された」の派生語から成っていることから、召し出された者たち(会衆)すなわち、「召会」とする方がギリシャ語原文に忠実であるとし、地方召会と称されるのが通例である。また、キリスト教年鑑には「地元にあって合一である立場に立つ教会」という名称で掲載されている。 ウォッチマン・ニーとウィットネス・リーの地方召会に関する著書はアメリカのリビング・ストリーム・ミニストリーから出版されており、日本においてはJGW日本福音書房から翻訳、出版されている。一部、ウォッチマン・ニーの著書を独自に翻訳、『ウォッチマン・ニーは「家の教会」の実行者であり地方召会の実行者ではない』と主張する信者もいるが、ニーの複数の著書に地方召会の実行についてのメッセージが残されていることから、この主張は完全な誤りであると判断される。地方召会に関する実行は教会の宇宙性、唯一性を否定するものではなく、ニー、リーの著書の中には教会の宇宙性、唯一性と地上における教会の実行上の形態としての地方召会が述べられている。 地方召会の実行者を総称して「主の回復」と呼ぶ場合があるが、「主の回復」は、教会の堕落により失われた「神が定めた本来の計画と実行」を聖書真理に基づき「回復」するという意味合いがある。この面から考えると、地方召会の実行は「回復」されるべき一項目にすぎず、「主の回復」の方が「地方召会」よりもより広義であると言える。また、地方召会の実行者を「ローカル・チャーチ」と総称しているのは主に外部の者であり、実行者自身は「ローカル・チャーチ」、「地方召会」を名称として捉えず、あくまで地方召会の「実行」として認識している。地方召会の実行者たちは本部を持たず、信者が居住する都市において「・・・に在る教会」という名称で個々に教会を運営している。日本においては法律に則り、地方公共団体が認可する宗教法人格を個々に取得している。地方召会の実行者たちは聖職者階級制度を持たず、個々の教会には牧師、神父などの聖職者階級が存在しない。ただし日本国の法律に則し、宗教法人の代表者、役員は信徒の中から選出し、行政上の報告を地方公共団体に行っている。 地方召会の実行は、1960年代後半から1970年代にかけて、アメリカのChristian Research Institute、Answers In Action等の団体から激しい反対に遭ったが、近年、対話により和解。2008年にChristian Research Instituteの代表者であるハンク・ハネグラフ、Answers In Actionの理事であるグレッチェン・パッサンティーノの声明文が発表され、過去の誤解の経緯、地方召会の実行の正統性などを明らかにした。また時を同じくし、アメリカの神学校であるフラー神学大学が声明文を発表。地方召会の実行者との長期的な対話と、ウォッチマン・ニーとウィットネス・リーの著書の徹底的な調査と検討を通して、地方召会の実行と彼らの持つ神学の正統性を認め、同時に地方召会の実行のカルト性を完全に否定した。さらにChristian Research Instituteは、2009年に団体で発行している「Christian Research Journal」を、タイトル名『We Were Wrong (わたしたちは間違っていた)』で発行。同団体が過去行った反対活動により地方召会の実行がカルト視され、大きな被害を与えた事を謝罪し、地方召会の実行の正統性を改めて詳細に論じた。これらの記事はとても詳細なものであり、62ページある紙面の内、50ページ以上を割いて論述された。 新約聖書に記述がある地方召会の実行が廃れてしまって後は、中国で1920年にクリスチャンになったウォッチマン・ニーにより地方召会の実行が再開され、1920年と1952年の間にニーは中国本土のいたるところに地方召会を設立した。ウォッチマン・ニーは1952年に中国共産党政権によって投獄され、1972年に獄中で殉教した。ニーは、共産主義者によって接収されるという出来事に際して、地方召会の実行の働きが失われないように、ウィットネス・リーに1948年に台湾に行くように依頼した。現在、地方召会の実行はアメリカ合衆国、極東、ヨーロッパ、ロシア、南アメリカ、アフリカ、そして、中東など世界中に広がっている。.

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ペラギウス主義

ペラギウス主義とは、5世紀にキリスト教神学の歴史上に現われた教説で、広く支持者を持ったが、正統のキリスト教から異端とされた。 ローマの修道士ペラギウス(350?-425年?)が提唱したことからこの名が付く。実際に、この教説を広めたのは、弟子ケレスティウスである。 ペラギウスに関してはほとんどの事が分かってはいない。修道士であったとしばしば言及されるが、本当にそうだったかも定かではない。アウグスティヌスによれば、彼はブリタンニアあるいはカレドニアの出自でローマに長い間住んでいたと言う。彼はその禁欲苦行の過激さと演説の雄弁さですでにローマの属州ではよく知られており、彼の教説の本質が明るみに出るまでキリスト教の重鎮、アウグスティヌスでさえも、彼を行動が聖人のように清らかな人と捉えていた。.

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ミーマーンサー学派

ミーマーンサー学派(ミーマーンサーがくは、)はインド六派哲学の一学派で、ヴェーダの中で祭式に関わる部分を研究する学派である。カルマ・ミーマーンサー(祭事の研究)とも。紀元前200-100年頃生きたジャイミニが書いたとされる『ミーマーンサー・スートラ』()を根本経典とする。別名ジャイミニ・スートラ()。.

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ミシェル・セルヴェ

ミシェル・セルヴェ(Michel Servet, Michel de Villeneuve, Miguel Serveto y Conesa, Miguel Serveto Conesa, Miquel Servet, Miguel Servet, Miguel Serveto (y Reves), Miguel de Villanueva, Michele Serveto, 1511年9月29日1553年10月27日)は、宗教改革期の人文主義者、医師、神学者。 三位一体説を批判したため、カトリック・プロテスタントの双方から異端とされ、逃亡中に立ち寄ったジュネーヴでカルヴァンの手の者によって告発され、ジュネーブ市議会によって火刑に処せられた。セルヴェはフランス語の名で、スペイン語ではミゲル・セルベート(Miguel Serveto)、ラテン語ではミカエル・セルウェトゥス(Michael Servetus)。.

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マルキオン

マルキオン(Marcion 100年?-160年?)は2世紀のローマで活躍した小アジア(現トルコ)のシノペ出身のキリスト教徒。シノペのマルキオンとも呼ばれる。 聖書の「正典」という概念を初めて打ち出し、自らの基準に従って独自の「聖書正典」を作り上げた。マルキオンの思想にはパウロへの強い傾倒とグノーシス主義の影響が見られる。彼は教会によって異端とされたが、その思想を支持する人々はローマでマルキオン派という自分たちの教会を結成し、その後数世紀に渡って存続した(エジプト、メソポタミア、アルメニアにまで広まったという)。.

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マルクス主義

マルクス主義(マルクスしゅぎ、Marxismus)とは、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによって展開された思想をベースとして確立された社会主義思想体系の一つである。しばしば科学的社会主義(かがくてきしゃかいしゅぎ)とも言われる。 マルクス主義は、資本を社会の共有財産に変えることによって、労働者が資本を増殖するためだけに生きるという賃労働の悲惨な性質を廃止し、階級のない協同社会をめざすとしている。 エンゲルスは1883年に『空想から科学へ』を出版し、彼やマルクスの思想を社会主義思想、弁証法的唯物論、資本主義分析の三つの分野に分けて解説したうえで、唯物史観と剰余価値の発見によって社会主義は科学になったと説明した。また、レーニンは1913年に『マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分』を書き、マルクス主義の三つの源泉をドイツ哲学、イギリス経済学、フランス社会主義とし、マルクス主義の三つの構成部分を弁証法的唯物論、経済学、社会主義思想とした。.

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マーティン・ロイドジョンズ

デイヴィッド・マーティン・ロイドジョンズ(David Martyn Lloyd-Jones、1899年12月20日 - 1981年3月1日)は、20世紀のプロテスタントに大きな影響を与えた改革派系福音派陣営の牧師である。 ほぼ30年の間ロンドン、ウェストミンスター・チャペルの牧師であった。彼はウェールズとイングランドの多くの教派が受け入れたリベラル神学が非聖書的であるとして強く反対した。そして真理と御霊によらない一致はないとしてエキュメニカル運動からの分離を訴え、特にエキュメニカル派のイングランド国教会(聖公会、アングリカン・コミュニオン)から、福音的なクリスチャンが出てくるように呼びかけた。 20世紀最大の説教者とも呼ばれ、講解説教で有名であり、福音派では金科玉条のように読まれているが、伝道者としてのロイドジョンズも注目されるようになった。 ロイド=ジョーンズと転写されることもあるが、近年の日本語訳はほとんどが「ロイドジョンズ」を用いており、著書の翻訳でロイド=ジョーンズと表記された例はない。以下でも「ロイドジョンズ」を用いる。.

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ネストリウス

ネストリウス(ラテン語: Nestorius, Νεστόριος、381年? - 451年?)は、シリアのアンティオキア学派に属するコンスタンティノープル大主教この時代コンスタンティノープルに総主教制は成立していなかった。。キリスト教ネストリウス派の祖とされる。 428年にコンスタンチノープルの大主教となったが、イエス・キリストの神性と人性を区別し、イエス・キリストの母マリアは神の母(聖母)ではないとする説を説いた。そのため、431年のエフェソス公会議でネストリウスの説は異端とされ、国外追放となり、エジプトへ移った。なおネストリウスの説は451年のカルケドン公会議において改めて異端とされた。 ネストリウスが異端認定された後、彼の弟子たちは帝国の東部で伝道を続けることとなるが、やがて、ネストリウス派を支持する勢力はペルシャ、インド、中国まで拡大し、中国では景教と呼称されるまでになった。.

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ネストリウス派

ネストリウス派とは、古代キリスト教の教派の1つ。コンスタンティノポリス総主教ネストリオスにより説かれた。431年のエフェソス公会議において異端認定され、排斥された。これにより、ネストリウス派はペルシャ帝国へ移動し、7世紀ごろには中央アジア・モンゴル・中国へと伝わった。唐代の中国においては景教と呼ばれる。のちアッシリア東方教会が継承した。.

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ハディース

ハディース(الحديث al-ḥadīth(伝承))は、イスラム教の預言者ムハンマドの言行録。クルアーンがムハンマドへの啓示というかたちで天使を通して神が語った言葉とされるのに対して、ハディースはムハンマド自身が日常生活の中で語った言葉やその行動についての証言をまとめたものである。クルアーンが第一聖典であり、ハディースが第二聖典とされる。ただし、ハディースの一部はクルアーンよりも優先されると考えられるときがある。クルアーンと異なり、一冊の本にまとまっているような類のものではない。伝えられる言行一つ一つがハディースである。 また、ハディースの内容は預言者ムハンマドや教友(サハーバ)たちなどの日常生活や信仰に関わる様々なことについて体験したことを述べられており、礼拝方法から用便の所作、戦争にいたるまでムスリムの信仰生活について広範な規範・遵守すべき慣行(スンナ)を提示している。このためハディースはイスラーム法(シャリーア)上、クルアーンと並ぶ重要な法源として位置付けられている。スンナ派やシーア派、さらにイスラーム法学派ごとに採用されるハディース、およびハディース集成書に違いがある。9世紀頃、アッバース朝ではブハーリーやイブン・ハンバルなど有名なハディース学者、法学者たちによって様々な形式のハディース集成書が多数編纂された。.

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バラモン

バラモン階級の人々(インド・カルナータカ州) バラモン(brāhmaṇa、婆羅門)とは、インドのカースト制度の頂点に位置するバラモン教やヒンドゥー教の司祭階級の総称。ブラフミン(brahmin)ともいう。.

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メリー・ベーカー・エディ

メリー・ベーカー・エディ メリー・ベーカー・エディ(Mary Baker Eddy,1821年7月16日 - 1910年12月3日)は、1879年にクリスチャン・サイエンス教会を設立した人物である。メリー・モース・ベーカー、エディ夫人などとも称される。.

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モナルキア主義

モナルキア主義(Monarchianismus)もしくは唯一神論、単一神論とは、キリスト教神学の見解の一つで、神が一つの位格しか持たないとする事を強調する立場の一群 at Catholic Encyclopedia, newadvent.org。2世紀以降に登場した見解だが、神が3つの位格を持つとする三位一体の教義を採択した第1コンスタンティノポリス公会議の決定を拒否したため異端とされた。 なお、モナルキアという言葉に含まれるモノというのは、「1つ」という語義である。.

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モルモン教

#リダイレクト末日聖徒イエス・キリスト教会.

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モンタノス派

モンタノス派は、2世紀の小アジアであらわれ、主流派からは異端とみなされたキリスト教の一派。 紀元150年代、小アジア西部のフリュギアでモンタノスの創始した運動がルーツである。モンタノスは、初期のキリスト教において見られたような聖霊の働きが自分に与えられたといい、さらにキリストの再臨が近く、キリストが新しいエルサレムと共にフリュギアに降るだろうと主張した。やがて、モンタノスのもとにプリスカとマキシミラという二人の女預言者が加わり、モンタノス派の中心となった。 モンタノスは人々に初代教会の純粋な信仰生活への回帰を求め、禁欲的な生活を行った。独身を尊び、再婚を禁止した。さらにモンタノスとその追随者たちは断食を強化し、苦行を積極的に行った。モンタノスの呼びかけに同調した者は北アフリカ、ガリアなどに多かった。 当初、彼らは異端というよりは単なる厳格派のグループと見られていたが、171年にヒエラポリスの司教だったアポリナリオスがモンタノス主義者たちの過激さに疑問を呈したことから、キリスト教内で論議が起こった。エイレナイオスも著書『異端反駁』の中で、モンタノス派に言及している。 2世紀の終わりに小アジアで行われた主教会議において、モンタノスとその同調者たちがキリスト教の位階制に対して批判的であることなどから異端であると宣言された。しかし、以降のモンタノス派はローマでも盛んになった。さらにモンタノス派を有名にしたのは、最初のラテン教父として知られる思想家テルトゥリアヌスが3世紀のはじめに加わったことによってであった。 モンタノス派は最終的には、8世紀ごろまで存続したようである。モンタノス派は消えても、以後のキリスト教の歴史の中に、モンタノスの唱えたような聖霊による刷新運動と「キリストの再臨が近い」という主張を行うグループは、形を変えながら繰り返しあらわれることになる。.

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ユニテリアン主義

ユニテリアン主義(ユニタリアン主義 、ユニタリアニズム、英語:Unitarianism)とは、キリスト教正統派教義の中心である三位一体(父と子と聖霊)の教理を否定し、神の唯一性を強調する主義の総称をいう『キリスト教大事典 改訂新版第9版』教文館1988年。ユニテリアンはイエス・キリストを宗教指導者としては認めつつも、その神としての超越性は否定する。キリスト教正統派の中心教義を否定しているため、正統派キリスト教とは区別される『ユニテリアン派は偶像教に勝さる異端なり』と言及。- 内村鑑三『基督信徒の慰』警醒社,1893年米国の国勢調査ではキリスト教に含まれず「その他の宗教」に分類されている。- 八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』p181,朝日新聞出版,2012年日本ルーテル教団伝道委員会の要請により執筆された文献において、ユニテリアン主義は異端として言及されている。- 轟勇一『100の質問』コンコーディア社,1963年。.

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ユニテリアン・ユニヴァーサリズム

ユニテリアン・ユニヴァーサリズム(Unitarian Universalism:通称UU) は「真理と意味の追求を自由にかつ責任を持って行うこと」を特徴としたリベラルな宗教で本拠地はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン。1961年にユニテリアンとユニヴァーサリストが合同してユニテリアン・ユニヴァーサリスト協会(Unitarian Universalist Association)が結成された。キリスト教から派生し、キリスト教正統派教義である三位一体を否定する。彼らはキリスト教徒を自認せず、米国の国税調査ではキリスト教に含まれず「その他の宗教」に分類されている米国の国税調査ではキリスト教に含まれず「その他の宗教」に分類されている。- 八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』p181,朝日新聞出版,2012年。.

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ユダヤ教

ダビデの星 ユダヤ教(ユダヤきょう、יהדות)は、古代の中近東で始まった唯一神ヤハウェ(יהוה)を神とし、選民思想やメシア(救世主)信仰などを特色とするユダヤ人の民族宗教である。ただしメシア思想は、現在ではハバド・ルバヴィッチ派などを除いて中心的なものとなっていない。 『タナハ』(キリスト教の『旧約聖書』に当たる書物)が重要な聖典とされる。.

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ラテン語

ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.

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ルートヴィッヒ・ボルツマン

ウィーンにあるボルツマンの墓にはエントロピーの公式が刻まれている。 ルートヴィッヒ・エードゥアルト・ボルツマン(Ludwig Eduard Boltzmann, 1844年2月20日 - 1906年9月5日)は、オーストリア・ウィーン出身の物理学者、哲学者でウィーン大学教授。統計力学の端緒を開いた功績のほか、電磁気学、熱力学、数学の研究で知られる。.

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レコンキスタ

ンティアゴ・マタモーロス'''(モーロ人殺しの聖ヤコブ)。スペインの守護聖人、レコンキスタの象徴 '''イスラーム勢力の後退'''(914年–1492年) イスラーム勢力はイベリア半島の南に押しやられていき、1492年にはすべての領土を失った レコンキスタ()は、718年から1492年までに行われた、複数のキリスト教国家によるイベリア半島の再征服活動の総称である。ウマイヤ朝による西ゴート王国の征服とそれに続くアストゥリアス王国の建国から始まり、1492年のグラナダ陥落によるナスル朝滅亡で終わる。レコンキスタはスペイン語で「再征服」(.

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ローザンヌのアンリ

ーザンヌのアンリ(Henry of Lausanne, 生年不詳 - 1145年)は、フランス王国の修道士。30年以上を各地を回りながら教会を批判する説教をして民衆から支持された。 ローザンヌ出身。修道会に入り、隠者として長い間、森の中で孤独と沈黙のうちに生きていた。だがある時に放浪説教者として森を出て、各地を転々とするようになる。当初は正統信仰に沿った説教を行っていたが、間もなく司祭は清貧のうちに生きなければならないと説くようになった。ル・マンの町に現れた時には、町の司祭と聖職者に好意的に迎えられ、説教を許された。しかし聖職者の清貧を説いたため、影響された民衆が聖堂参事会員の持つ富に反発して抗議行動を起こした。この廉で1116年には町から追放の処分を下された。その後はローザンヌに向かい、市民には悔い改めること、貧民には生きる希望を説く一方で、聖職者に対しては強い批判を展開した。結果として同様の騒動が発生し、またも追放されると南フランスに向かった。そこでは清貧と使徒的生活の必要性を説き、幼児洗礼や祭司制度、典礼の権威主義を批判して次第に宗派を形成するようになった。そのため危険視され、アルルの大司祭に捕縛された上で、1135年のピサの教会会議に引き出されることとなった。その時はシトー会修道院で改悛の生活をおくることを誓約させられたが、ボルドーへ向かうと以前通りの巡回説教を続けた。だがランドック地方で活動していたとき、聖ベルナールから反撃を受け、トゥールーズに幽閉されて獄死した。.

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ローザンヌ誓約

ーザンヌ誓約(ローザンヌせいやく、英語:The Lausanne Covenant)は、キリスト教の世界宣教を促す、キリスト教徒の信仰宣言。現代の福音派的キリスト教の中で最も有力な文書の1つである。1974年、スイスのローザンヌで開催されたローザンヌ世界伝道会議に2,300人の福音派のキリスト者たちが集い、この誓約を結んだ。 最初のローザンヌ会議は、委員長ビリー・グラハムが世界中から150か国以上のキリスト教教派の指導者を招集して開かれた。文書作成委員長はジョン・ストットが務めた。会議の参加者は、誓約に署名し、また世界宣教のためのローザンヌ委員会を設立した。誓約は信仰告白の形をとっている。その中で誓約者たちは、イエス・キリストの福音を広める使命において失敗してきたことを認め、悔恨を表明している。 誓約は特にニカイア・コンスタンティノポリス信条の信条を確認している。また世界中にキリストの十字架の福音を広める誓いを表明する。誓約には、誓約者たちの信仰を表す15項目がある。これは英語で書かれ、少なくとも20の異なる言語に翻訳された。.

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ワルドー派

ワルドー派 (Waldensians)は、ヴァルド派ともいい、12世紀の中世ヨーロッパで発生したキリスト教の教派の1つである。カタリ派と並んで中世ヨーロッパを代表する異端として扱われた。当時ローマ・カトリック教会側からは二元論的異端として断罪されたが、近年では福音主義的・聖書主義的特性から宗教改革の先駆とも評される。 もともとはピーター・ワルドーによって創始された信徒宣教運動で、清貧を追求し、禁欲的な生活をすることをテーマとした。自らを「リヨンの貧者」あるいは「ロンバルディアの貧者」と呼んだ。彼らの特徴は清貧の強調と、信徒による説教、聖書の(ラテン語からの)翻訳であった。当時のカトリック教会によって異端宣告を受け、迫害されることになった。.

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ヴェーダ

ヴェーダ(वेद、Veda)とは、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された一連の宗教文書の総称。「ヴェーダ」は「知識」の意である。 バラモン教の聖典で、バラモン教を起源として後世成立したいわゆるヴェーダの宗教群にも多大な影響を与えている。長い時間をかけて口述や議論を受けて来たものが後世になって書き留められ、記録されたものである。 「ヴェーダ詠唱の伝統」は、ユネスコ無形文化遺産保護条約の発効以前の2003年に「傑作の宣言」がなされ、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に掲載され、無形文化遺産に登録されることが事実上確定していたが、2009年9月の第1回登録で正式に登録された。.

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ヴェーダーンタ学派

ヴェーダーンタ学派(-がくは、デーヴァナーガリー:वेदान्त, Vedānta、英:Vedanta)はダルシャナ(インド哲学)の学派。シャド・ダルシャナ(六派哲学)の1つに数えられる。ヴェーダとウパニシャッドの研究を行う。古代よりインド哲学の主流であった。「ヴェーダンタ」の語源は veda と anta (終わり)を掛け合わせたもので、ヴェーダの最終的な教説を意味し、ウパニシャッドの別名でもある。 開祖はヴァーダラーヤナで、彼の著作『ブラフマ・スートラ』(別名・『ヴェーダーンタ・スートラ』)のほか、『ウパニシャッド』と『バガヴァッド・ギーター』を三大経典(プラスターナ・トラヤ)としている。 ヴェーダーンタ学派における最も著名な学者は、8世紀インドで活躍したシャンカラであり、彼の説くアドヴァイタ・ヴェーダーンタ哲学(不二一元論)は最も影響力のある学説となっている。ほかに、ラーマーヌジャらが提唱するヴィシシュタ・アドヴァイタ{制限(非限定的)・不二一元論}や、マドヴァの説くドヴァイタ(二元論)などがある。.

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ヴォルテール

ヴォルテール(Voltaire)こと、本名フランソワ=マリー・アルエ(François-Marie Arouet、1694年11月21日 - 1778年5月30日)は、フランスの哲学者、文学者、歴史家である。歴史的には、イギリスの哲学者であるジョン・ロックなどとともに啓蒙主義を代表する人物とされる。また、ドゥニ・ディドロやジャン・ル・ロン・ダランベールなどとともに百科全書派の学者の一人として活躍した。ボルテールと表記されることもある。 パリの公証人の子。姓は“アルーエ”とも表記される。Voltaireという名はペンネームのようなもので、彼の名のArouetをラテン語表記した"AROVET LI" のアナグラムの一種、「ヴォロンテール」(意地っぱり)という小さい頃からの渾名(あだな)をもじった等、諸説ある。.

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ボゴミル派

ボゴミル派(ボゴミルは)は、10世紀中ごろから14世紀末までブルガリアを中心にバルカン半島で信仰されたキリスト教の一派である。善悪二元論と現世否定に特徴があり、正教会では異端とされた。 10世紀中頃に、ブルガリア司祭のボゴミルにより開始された。ブルガリアにおいては東ローマ帝国への抵抗運動と結びつき、一部の地域では正統派をしのぐ勢いをもったが、帝国が衰えブルガリアがオスマン帝国領となり、イスラム教が入ってくると、ボゴミル派からイスラムに改宗する者も現れ、廃れた。 フランスのカタリ派(アルビジョワ派)に影響を与えたとも考えられている。.

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ヘンリク・デンツィンガー

ヘンリク・デンツィンガー(Heinrich Joseph Dominicus Denzinger 1819年10月10日-1883年7月19日)は19世紀に活躍したドイツ人のカトリック神学者、司祭。ドイツ、ヴュルツブルク生まれ。1844年に司祭に叙階され、以後教義学の権威としてヴュルツブルクの神学校で長きに渡って教鞭をとった。「デンツィンガー」の名前はその業績からカトリック教会の公文書集の呼び名として現代でも知られている。.

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ブリュイのペトルス

ブリュイのペトルス(Peter of Bruys、? - 1131年)は、フランスの放浪説教者。幼児洗礼、死者の祈祷、教会堂の建立、十字架の崇拝などを聖書の教えにもとづかない不必要なものとみなし、信徒たちに教会財産の略奪を教唆した。 ブリュイ出身。1119年にアルプス山中の教区で活動をはじめ、プロヴァンス地方からガスコーニュ地方かけての南フランスの都市地域で説教をした。彼の賛同者たちは次第に増加し教会への抗議活動として教会堂を破壊し、十字架を焼き、祭壇をひっくり返し、聖金曜日に肉を食べたり、聖職者を殴打し、修道士に結婚を強要したりした。何度も教会から異端宣告を受けたが勢いは止まらず1131年にサン・ジルでも説教で十字架を薪にして燃やしたがその光景を見て怒った群衆の一人にその火のなかに突き飛ばされ焼け死んだ。.

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プロテスタント

プロテスタント(Protestantism、Protestant)は、宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離し、特に(広義の)福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指す。日本ではカトリック教会(旧教)に対し、「新教」(しんきょう)ともいう。.

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パウロ書簡

パウロ書簡とはキリスト教の聖書正典である新約聖書に収められた27文書の中でパウロが執筆したと聖書中に書かれてある文書のことで、すべて書簡の形式をとっていることから、こう呼ばれる。オリジナルはギリシア語で書かれていた。.

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ヒンドゥー教

ヒンドゥー教(ヒンドゥーきょう、Hinduism、हिन्दू धर्म、सनातनधर्मः)、慣用表記でヒンズー教、ヒンヅー教、ヒンド教、ヒンドゥ教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教、またはインド的伝統を指す。西欧で作られた用語である。 英語のHinduは、まずイスラム教徒との対比において用いられるのが現在では一般的で、イスラム教徒以外で小宗派を除いた、インドで5億人を超えるような多数派であるインド的な複数の有神教宗派の教徒の総称である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。 同じくヒンドゥー教と訳される英語のHinduismは、最も広い意味・用法ではインドにあり、また、かつてあったもの一切が含まれていて、インドの歴史では先史文明のインダス文明まで遡るものであるが、一般的には、アーリア民族のインド定住以後、現代まで連続するインド的伝統を指す。西洋では、このうち仏教以前に存在した宗教をバラモン教()、特にヴェーダ時代の宗教思想をヴェーダの宗教()と呼んだ。。 ヒンドゥー教の狭い意味での用法は、仏教興隆以後発達して有力になったもので、とくに中世・近世以後の大衆宗教運動としてのシヴァ教徒・ヴィシュヌ教徒などの有神的民衆宗教を意識しての呼び方であることが多い川崎信定 『インドの思想』 放送大学教育振興会、1997年。.

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テルトゥリアヌス

テルトゥリアヌス クイントゥス・セプティミウス・フロレンス・テルトゥリアヌス(Quintus Septimius Florens Tertullianus, 160年? - 220年?)は、2世紀のキリスト教神学者。ラテン語で著述を行ったいわゆるラテン教父の系統に属する最初の一人。テルトリアヌスとも。.

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テトスへの手紙

『テトスへの手紙』(テトスへのてがみ、テトスへの書)は新約聖書中の一書簡である。(Titon, Titum)。日本ハリストス正教会では『ティトに達する書』という。 保守的な聖書学者尾山令仁は、この手紙はパウロが殉教する直前のAD67年にローマの獄中で書いたものであると考えている。.

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ディダケー

ディダケー、(12使徒の遺訓、コイネーギリシア語: Διδαχή)は、教えを意味する、初期キリスト教の論述である。12使徒の教えと伝えられるが、多くの学者によって1世紀後半に成立した文書と考えられている。 文書は最初のカテキズム(教理問答)と見なされ、洗礼(バプテスマ)と聖餐、キリスト教の組織についての三つのおもな項目からなる。 これは19世紀に正教会のコンスタンディヌーポリ総主教庁図書室で発見された。ローマ・カトリック教会は、これを使徒教父文書として受け入れた。.

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フランソワ・マジャンディー

フランソワ・マジャンディー(François Magendie、1783年10月6日 - 1855年10月7日)はフランスの生理学者、医師。ボルドーで生まれた。1830年からコレージュ・ド・フランスで医学の教鞭を執った。ベル・マジャンディーの法則の発見で知られる。.

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ファミリー・インターナショナル

ファミリー・インターナショナル(The Family International、TFI)は、キリスト教系の新宗教。1968年にアメリカ合衆国カリフォルニア州にてが創設した。渋谷区に日本支部がある。旧教団名は神の子供たち(The Children of God)、愛の家族(The Family of Love)、その後、ファミリー(The Family)、2004年からはファミリー・インターナショナルとなる。 1960年代後半のジーザス・ムーブメントから派生した団体で、初期の改宗者の多くはヒッピー運動から流れてきた。1970年代、80年代において、アメリカとヨーロッパにおけるカルト論争を引き起こした団体のひとつである。.

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ドミニコ会

ドミニコ会(ドミニコかい)は、1206年に聖ドミニコ(ドミニクス・デ・グスマン)により立てられ1216年にローマ教皇ホノリウス3世によって認可されたカトリックの修道会。正式名称は「説教者修道会」(Ordo fratrum Praedicatorum) で、略号は「OP」である。.

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ドーバー海峡

ドーバー海峡(ドーバーかいきょう、Strait of Dover)は、イギリスとフランスを隔てるイギリス海峡の最狭部である。フランス語ではカレー海峡(Pas de Calais)と呼ばれる。.

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ニューエイジ

ニューエイジ(New Age)とは、20世紀後半に現れた自己意識運動であり、宗教的・疑似宗教的な潮流である。ニューエイジという言葉は、魚座の時代から水瓶座の時代(Age of Aquarius)の新時代(ニューエイジ)に移行するという占星術の思想に基づいている。グノーシス的・超越的な立場を根幹とし、物質的世界によって見えなくなっている神聖な真実を得ることを目指す。ニューエイジ思想の運動は、ニューエイジ・ムーブメント New Age movement・ニューエイジ運動、NAMという。.

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ニューエイジムーブメントの危険

ニューエイジムーブメントの危険(ニューエイジムーブメントのきけん、New Age Movement)とは、神学者尾形守の著書。。宣教師訓練センター所長奥山実の推薦文がついている。。.

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ニカイア信条

ニカイア信条(ニカイアしんじょう)とは、キリスト教の信条の一つ。ニカイア信経(ニカイアしんきょう)または原ニケア信条(げん二ケアしんじょう)とも。アリウス派を排斥した第1ニカイア公会議(325年)において採択された。したがってニカイア信条は、公式の会議によって採択された最初の信条でもある。なお原ニケア信条とは、ニカイア・コンスタンティノポリス信条にニケア信条の名を用いる教派での呼称である。 ニカイア信条の中で父と子は「同質」(ギリシャ語:ホモウーシオス)であるという表現が使われたが、この語の使用は聖書にない言葉がはじめて教義の中にとりいれられたという意味で画期的な出来事であった。参加者の間ではこの「同質」と「相似」(ギリシャ語:ホモイウーシオス)のどちらを使うかということをめぐって激しい議論が戦わされた。結果として「同質」という言葉を好まない司教たちが多かったことがアリウス派論争が長引く要因となってしまった。 この後、第1コンスタンティノポリス公会議(381年)において、ニカイア信条は拡充され、聖霊・教会・死者たちの復活についての教義の詳細が文章化された。これがニカイア・コンスタンティノポリス信条である。.

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ニカイア・コンスタンティノポリス信条

ニカイア・コンスタンチノポリス信条(ニケア・コンスタンティノープル信条)は、キリスト教会の宗教的会議(公会議)である第1回コンスタンティノポリス公会議(381年)で定められた信条(信仰告白)である。第1回ニカイア公会議(325年)で定められたニカイア信条(原ニケア信条)と区別するため、この語を用いる。ただし教会によってはニケア信条の名をもってニカイア・コンスタンティノポリス信条を指すことがある(日本基督教団改革長老教会協議会など)。 日本ハリストス正教会では、これを単に「信経」あるいは「ニケア・コンスタンティノープル信経」と呼ぶ。 今日、この信条を認め礼拝に用いる教派は、カトリック教会・正教会(東西のキリスト教会が1054年に分裂、西が「カトリック教会」、東が「正教会」となる)、カルケドン公会議などでそれ以前に分離した東方諸教会や、聖公会を含む大半のプロテスタント教会である。ただし、東方教会と西方教会は聖霊(聖神)が御父なる神のみから出るか、御子なるキリストからも出るかの解釈が異なる(フィリオクェ問題)ため、すべての教派で同一のものを用いるわけではない。また、教義上問題とされることはないが、ラテン語のもの、さらにこれに準拠して西方教会系の教派で使われる版には、ギリシア語の原文にはない句「神よりの神」が挿入されている。 またカトリックでもほとんどの教会では現地語の翻訳を用いるため、翻訳に教派独自の解釈が反映される場合もある。.

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善きサマリア人のたとえ

イコン『善きサマリア人』(18世紀、ロシア) レンブラント、1630年) 善きサマリア人のたとえ(よきサマリアびとのたとえ、Parable of the Good Samaritan)とは、新約聖書中のルカによる福音書10章25節から37節にある、イエス・キリストが語った隣人愛と永遠の命に関するたとえ話である。このたとえ話はルカによる福音書にのみ記されており、他の福音書には記されていない。 「善いサマリア人(じん)のたとえ」とも表記される。「サマリア人」は媒体によって「サマリヤ人(びと)」、「サマリヤ人(じん)」、「サマリア人(じん)」の表記がある。新共同訳新約聖書では「サマリア人(じん)」と表記されている。.

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アナテマ

アナテマ(ανάθεμα, anathema)は、「聖絶」「奉納」「滅ぼす」「捧げる」「殺す」「呪われる」「呪われたものとなる」などと訳されるギリシア語の言葉。聖書で、ヘブライ語「ヘーレム herem」の訳として七十人訳聖書から使われた。アナフェマとも。 レオン・デュフール編『聖書思想事典』によれば、元来は、「神への奉納物としての『異民族の殲滅』」も意味していたこの語が、最早聖戦の時代ではなくなった紀元前後のイスラエルにおいてはその意味内容を著しく変化させ、「強い呪い」を意味する語として用いられるようになった。また、マックス・ウェーバーは、この語義の変化はバビロニア捕囚後に既にあったとし、ユダヤ教がペルシアによって平和にされた宗派的教団へと変質させえられた時代には、ヘーレムは不心得者などに対する共同体からの破門を意味する言葉として存続したとしているマックス・ウェーバー『古代ユダヤ教』(上)、内田芳明訳、岩波文庫、1996年、p.238〜240。但し、ウェーバーのこの部分の記述には若干矛盾するかのような箇所も認められる。。たとえばエズラ10:8においては、ヘーレムの対象は該当者の財産だけで、当人は共同体から追放されることが命じられている。 一方、泉田昭他編『新聖書辞典』の「聖絶」の項においては、申命記(7:1-6)においてイスラエルを悪しき異教の風習から守るために神によってカナンの地の七つの民の聖絶が命じられているとしながらも、その聖絶によって具体的に何が行なわれたかは書かれておらず、また、語義が変化したとも書いていない。ただ、「新約聖書において、強いのろいの表現、共同体からの除名を意味する用語として用いられている」と述べており、根拠の聖句に第一コリント16:22、ガラテヤ1:8-9をあげている。 パウロ書簡のなかにも「私たちが伝えたのと異なる福音を伝えるものは呪われよ(=アナテマたるべし)」(ガラテア1:8)などとする用法がある。こうした異質なものへの「呪い」の意を承けて、カトリック教会を含む古代教会では、アナテマは共同体からの除名、すなわち「破門」を意味する語として用いられるようになった。その証拠に、ニカイア信条などキリスト教の信仰箇条には、異端の説を信奉する者に対するアナテマが付加されるものが見られる。.

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アポリナリオス主義

アポリナリオス主義(Apollinarism)は、ラオディキアのアポリナリオス(Apollinaris of Laodicea)によって唱えられたキリスト論。イエス・キリストには、人間の体と人間の魂はあったが、人間の理性(νοῦς, ヌース)は無く、神性・神言葉(かみことば・ロゴス)が人間の理性的霊魂の場を占めていたと主張した。 381年の第1コンスタンティノポリス公会議(第二全地公会)で異端として排斥され、キリスト教の主流派から異端とされる。 アポリナリオス主義の主張を言い換えれば、イエスの人間性は完全な理性的人間ではないこととなるフスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p16, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353。 アポリナリオスへは次のような反論がなされた。すなわち、イエスは人間性を救うために人間性を担ったのであるが、もしキリストが人間の精神(ヌース)を担わなかったのであれば、人間の精神は救われなかったこととなってしまう。しかし精神の中でこそ罪は最も活動的であり力強いのであり、人間が全体として救われるためには神言葉(ロゴス)が完全な人間存在において受肉(藉身)しなければならないとされた。.

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アメリカ正教会

アメリカ正教会(Orthodox Church in America, 略称OCA)とはアメリカ合衆国、カナダ、メキシコを管轄する独立正教会(モスクワ総主教庁が承認、ただしコンスタンディヌーポリ総主教庁は承認せず)。 正教会は一カ国に一つの教会組織を具える事が原則であるが(アメリカ正教会以外の例としてはギリシャ正教会、ロシア正教会、日本正教会など)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉している訳では無く、同じ信仰を有している。ただしアメリカには、アメリカ正教会以外にもコンスタンディヌーポリ総主教庁系、アンティオキア総主教庁系等の教会組織が存在し、「一カ国に一つの教会組織」の例外として際立っている(後述)。.

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アリウス派

アリウス派は、アレクサンドリアの司祭、アリウス(古典ギリシア語表記でアレイオスΆρειος、Arius…古典ギリシア語再建音からは「アレイオス」、現代ギリシア語からは「アリオス」、ラテン語からは「アリウス」と転写し得る。、250年頃 - 336年頃)とその追随者の集団を指す。 集団は「アリウス派」と呼ばれ、その主張内容も「アリウス主義」(Arianismus、Arianism)として知られるが、アリウスがこの種の主張を始めたわけではないとされる。創始者としてはが挙げられ、の影響も指摘される『山川 世界史小辞典』p32, 山川出版社; 改訂新版 (2004/01)、ISBN 9784634621107(ただしルキアノスは殉教したことにより列聖され、カトリック教会および正教会において聖人致命者・殉教者として崇敬されている)。.

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アイザック・ニュートン

ウールスソープの生家 サー・アイザック・ニュートン(Sir Isaac Newton、ユリウス暦:1642年12月25日 - 1727年3月20日、グレゴリオ暦:1643年1月4日 - 1727年3月31日ニュートンの生きていた時代のヨーロッパでは主に、グレゴリオ暦が使われ始めていたが、当時のイングランドおよびヨーロッパの北部、東部ではユリウス暦が使われていた。イングランドでの誕生日は1642年のクリスマスになるが、同じ日がグレゴリオ暦では1643年1月4日となる。二つの暦での日付の差は、ニュートンが死んだときには11日にも及んでいた。さらに1752年にイギリスがグレゴリオ暦に移行した際には、3月25日を新年開始の日とした。)は、イングランドの自然哲学者、数学者、物理学者、天文学者。 主な業績としてニュートン力学の確立や微積分法の発見がある。1717年に造幣局長としてニュートン比価および兌換率を定めた。ナポレオン戦争による兌換停止を経て、1821年5月イングランド銀行はニュートン兌換率により兌換を再開した。.

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アウグスティヌス

マニ教を批判したアウグスティヌスの書簡。 ラテラノ大聖堂に描かれたアウグスティヌス アウレリウス・アウグスティヌス(Aurelius Augustinus、354年11月13日 - 430年8月28日)あるいはアウグウティノは、古代キリスト教の神学者、哲学者、説教者。ラテン教父とよばれる一群の神学者たちの一人。キリスト教がローマ帝国によって公認され国教とされた時期を中心に活躍し、正統信仰の確立に貢献した教父であり、古代キリスト教世界のラテン語圏において多大な影響力をもつ理論家。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会・非カルケドン派で聖人。母モニカも聖人である。日本ハリストス正教会では福アウグスティンと呼ばれる。 なお、イングランドの初代カンタベリー大司教も同名のアウグスティヌスであるため、本項のアウグスティヌスはこれと区別してヒッポのアウグスティヌスと呼ばれる。.

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アガペー

アガペー(αγάπη)は、キリスト教における神学概念で、神の人間に対する「愛」を表す。神は無限の愛(アガペー)において人間を愛しているのであり、神が人間を愛することで、神は何かの利益を得る訳ではないので、「無償の愛」とされる。また、それは不変の愛なので、旧約聖書には、神の「不朽の愛」として出てくる。新約聖書では、キリストの十字架上での死において顕された愛として知られる。 またキリスト教においては、神が人間をアガペーの愛において愛するように、人間同士は、互いに愛し合うことが望ましいとされており、キリスト教徒のあいだでの相互の愛もまた、広い意味でアガペーの愛である(マタイ福音書22、37 - 40)。 ただし、この神の無限の愛としてのアガペーは神学概念に当てられる言葉であり、新約聖書の著者がアガペーを一様にこのような意味で用いていたかは本文解釈上の議論がある。.

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アタナシオス派

アタナシオス派は、キリスト教において、アレクサンドリアのアタナシオスの指導の下に、父なる神と子なる神であるキリストは同本質(同質とも。ホモウシオス、όμοούσιος)であると主張した派を指す用語。ラテン語表記から転写してアタナシウス派とも呼ばれる「アタナシオス」は古典ギリシア語からの再建音表記。現代ギリシア語からは「アサナシオス」。『キリスト教神学基本用語集』(2010年11月)、『キリスト教大事典』(1973年9月)ではギリシャ語から転写して「アタナシオス」と書かれ、『山川 世界史小辞典』(2004年1月)、『必携世界史用語』(1998年4月改訂版)ではラテン語から「アタナシウス」と書かれている。。 同派につき、キリスト教を扱う専門的文献では「ニカイア派」「ニケア派」(Nicene, NicaeanNicaean, Niceneはいずれも形容詞。「ニケア派の教父(聖師父)達(Nicene Fathers, Nicaean Fathers)」「ニケア派の皇帝(Nicene emperor, Nicaean emperor)」等。)等と呼び、「アタナシオス派」とはまず呼ばない(後述)。.

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イデオロギー

イデオロギー(Ideologie, ideology)とは、観念の体系である。文脈によりその意味するところは異なり、主に以下のような意味で使用される。観念形態、思想形態とも呼ばれる。意味内容の詳細については定義と特徴の項目を参照。 通常は、政治や宗教における観念を指しており、政治的意味や宗教的意味が含まれている。.

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イエス之御霊教会

イエス之御霊教会教団本部・東京イエス之御霊教会 イエス之御霊教会教団(イエスのみたまきょうかいきょうだん)は、三戸富夫が代表を務める日本の宗教法人である。 村井ジュンによって提唱されたキリスト教系宗教組織で1941年(昭和16年)11月17日に独立認可されたとのこと。自らカトリックでもプロテスタントでもないとし、1世紀当時の初代教会と同じ信仰であると主張している。宗教分類学的には新宗教の流れに分類される。1990年代の調べによると、世界規模での信徒は約42万人。.

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イエス・キリスト

イエス・キリスト(紀元前6年から紀元前4年頃 - 紀元後30年頃、Ίησοῦς Χριστός、יְהוֹשֻׁעַ/יֵשׁוּעַ הַמָּשִׁיחַ, )は、ギリシア語で「キリストであるイエス」、または「イエスはキリストである」という意味である。すなわち、キリスト教においてはナザレのイエスをイエス・キリストと呼んでいるが、この呼称自体にイエスがキリストであるとの信仰内容が示されているX.

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イスラム教

イスラム教(イスラムきょう、イスラーム教、イスラーム、和名・漢字圏名:回教)は、唯一絶対の神(アラビア語でアッラー)を信仰し、神が最後の預言者を通じて人々に下した(啓示した)とされるクルアーンの教えを信じ、従う一神教である。 ユダヤ教やチゲリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝猶、いわゆる『偶像崇拝』が神像を用いた礼拝と同義であるのかを巡っては、宗教や個人により大きな開きがあるを徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。アッラーを崇拝するが、アッラーとは、もともとアラビアの多神教の神々の中の一人であったが、ムハンマドがメッカを占領すると、他の多神教の神々の像は全て破壊され、そして作ることや描くことも禁止され、その神だけを崇拝するようになった。.

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ウィリアム・ウッド

ウィリアム・ウッド(William Wood、1956年-)は、日本の宣教師、神学者、牧師。真理のみことば伝道協会主事。 キリスト教系の新宗教、異端、カルトに対して、聖書信仰に立った正統的な福音主義キリスト教の立場を示し、多くの著述活動を行う。日本各地で異端セミナーを開催し、異端カルト問題に取り組んでいる。 アメリカ合衆国のウィスコンシン州生まれ。テキサス州のクライスト・フォー・ザ・ネーションを卒業。1976年に宣教師として来日。.

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エマヌエル・スヴェーデンボリ

マーヌエル・スヴェーデンボーリ(Emanuel Swedenborg, 1688年1月29日 - 1772年3月29日)はスウェーデン王国出身の科学者・神学者・神秘主義思想家。スヱデンボルグとも。しかし多くはスウェーデンボルグと表記される。生きながら霊界を見て来たと言う霊的体験に基づく大量の著述で知られ、その多くが大英博物館に保管されている。スヴェーデンボリは貴族に叙された後の名。.

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エルンスト・マッハ

ルンスト・ヴァルトフリート・ヨーゼフ・ヴェンツェル・マッハ(、 1838年2月18日 - 1916年2月19日)は、オーストリアの物理学者、科学史家、哲学者。 オーストリア帝国モラヴィア州ヒルリッツ Chirlitz(現チェコのモラヴィア、フルリツェ Chrlice)出身のモラヴィア・ドイツ人である。.

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エホバの証人

ホバの証人を設立したチャールズ・テイズ・ラッセル(1911年撮影) ウォーウィックの世界本部 エホバの証人(エホバのしょうにん、Jehovah's Witnesses)はキリスト教系の新宗教。ものみの塔聖書冊子協会などの法人が各国にあり、ほぼ全世界で活動しており、「神の王国」という国境なき世界政府の確立を支持している。聖書は主に新世界訳聖書を使用している。また、キリスト教主流派が重要視する基本信条を否定しているため、主流派から異端とされている- ローマ教皇庁による2008年4月の公式見解。エホバの証人をプロテスタントのセクト(異端)としている。- アメリカ正教会「正教会のキリスト教徒と異端者」 。一般的には熱心な伝道活動を行うこと、輸血を拒否すること、戦争に参加しない事などで知られている「三大異端」に言及。- 伊藤正孝、市雄貴『血を拒む「エホバの証人」--異端の輝きと悲惨』朝日ジャーナル:第27巻第27号(1985),p22.

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エキュメニズム

ュメニズム(Ecumenism)とは、キリスト教の教派を超えた結束を目指す主義、キリスト教の教会一致促進運動のことである。世界教会主義(せかいきょうかいしゅぎ)ともいう。転じて、キリスト教相互のみならず、より幅広くキリスト教を含む諸宗教間の対話と協力を目指す運動のことを指す場合もある。.

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オカルト

ルト(occult)は、秘学・神秘(的なこと)・超自然的なもの。.

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カルト

ルト(culte、cult)は、悪しき集団であることを明確にするために用いられる通俗用語である。良い意味ではなく、反社会的な団体を指す世俗的な異常めいたイメージがほぼ定着し島田裕巳 『日本の10大新宗教』(幻冬舎、2007年11月30日) ISBN 978-4344980600 、犯罪行為を犯すような反社会的な集団を指して使用される。元来は、「儀礼・祭祀」の意味を表す、否定的・批判的なニュアンスを持たない宗教用語であった。 ヨーロッパでは、一般的な宗教から派生した団体を「セクト」と呼び竹内節子 『カルトか宗教か』(文藝春秋 1999年11月20日) ISBN 978-4166600731、ときに、同義として扱われることもある。 「少数の熱烈な信奉者を指す用法」(カルト・ムービーなどの肯定的な意味)は#サブカルチャーでの用例の節を参照。.

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カルケドン信条

ルケドン信条(カルケドンしんじょう)とは、キリスト教の信条の一つ。カルケドン公会議によって定められ、カトリック教会、正教会、プロテスタント教会(特に長老派・改革派教会における正統派)の間で承認されている。 カルケドン信条・カルケドン公会議によってまとめられた定式が目指したのは、三位一体論をめぐる論争の終結ではなく(三位一体論はこれまでの公会議で既に決着済であった)、キリスト論におけるアンティオキア神学とアレクサンドリア神学の総合であった。.

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カトリック教会

トリック教会(カトリックきょうかい、)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。.

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カタリ派

Occitan cross''La vie quotidienne des cathares du Langudoc'', René Nelli. カタリ派(カタリは、Cathares)は、10世紀半ばに現れ、フランス南部とイタリア北部で活発となったキリスト教色を帯びた民衆運動。.

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キリストの幕屋

リストの幕屋(キリストのまくや)は、日本のキリスト教系の新宗教である。宗教法人としての届け出名はキリスト聖書塾(キリストせいしょじゅく)である。カトリックやプロテスタントなど主流派のキリスト教会では異端視され、日本のペンテコステ派ないし、民族主義との習合宗教などと見なされている。 機関紙『生命之光』を発行している。.

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キリスト人間説

リスト人間説は3世紀にあらわれたキリスト教の一思想でイエス・キリストの神性を否定するもの。正統派から異端とされた。.

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キリスト教

リスト教で最も頻繁に用いられるラテン十字 アギア・ソフィア大聖堂にある『全能者ハリストス』と呼ばれるタイプのモザイクイコン。 キリスト教(キリストきょう、基督教、Χριστιανισμός、Religio Christiana、Christianity)は、ナザレのイエスをキリスト(救い主)として信じる宗教「キリスト教」『宗教学辞典』東京大学出版会、1973年、146頁。「キリスト教」『大辞泉』増補・新装版、小学館、1998年11月20日、第一版、714頁。 小学館、コトバンク。。イエス・キリストが、神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。その多く(正教会正教会からの出典:・東方諸教会東方諸教会からの出典:・カトリック教会カトリック教会からの出典:・聖公会聖公会からの出典:・プロテスタントルーテル教会からの出典:改革派教会からの出典:バプテストからの出典:メソジストからの参照:フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p103 - p105, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353など)は「父なる神」「御父」(おんちち、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)。と「その子キリスト」「御子」(みこ、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)・「子なる神」。と「聖霊」を唯一の神(三位一体・至聖三者)として信仰する。 世界における信者数は20億人を超えており、すべての宗教の中で最も多い。.

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キリスト教と自由主義神学

リスト教と自由主義神学(キリストきょうとじゆうしゅぎしんがく、Christianity and Liberalism)はジョン・グレッサム・メイチェンの著書。岡田稔はこの標題が明示する如くであると述べている。 キリスト教と自由主義神学(リベラル)がまったく異なる宗教であり、キリスト教は聖書の上に立てられるが、リベラルは罪人の移りゆく感情の上に立てられると断言した。 メイチェンは自由主義神学の前提がキリスト教と異なるとする。また、部分的霊感説もイエス・キリストの聖書観ではないとしている。 翻訳は角田桂嶽の『基督教とは何ぞや:リベラリズムと對比して』が1933年に出版されていたが、戦後に吉岡繁訳の『キリスト教とは何か:リベラリズムとの対決』が出ている。 吉岡は角田訳に翻訳の題名を合わせ、原語の直訳としなかった。最初にメイチェンの著書を翻訳した角田は、メイチェンの日本における真の弟子と呼ばれている。 今日においてメイチェンの立場を支持する論者は、メイチェンの著書の役割を果たしているのは、福音派のクリスチャニティ・トゥディであり、。一方、自由主義神学の流れはリベラル派、エキュメニカル派、WCC系、NCC系と主張している。。.

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クリスチャン・サイエンス

リスチャン・サイエンス(Christian Science または、The Church of Christ, Scientist)は1879年、メリー・ベーカー・エディによってアメリカマサチューセッツ州ボストン市に創設されたキリスト教系の新宗教。ニューソートの一派として扱われることもある。.

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グノーシス主義

画像:Simple crossed circle.svg circular, harmonic cross グノーシス主義(グノーシスしゅぎ、Gnostizismus、Gnosticism)またはグノーシス(Γνῶσις)は、1世紀に生まれ、3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った宗教・思想である。物質と霊の二元論に特徴がある。英語の発音は「ノーシス」である。普通名詞としてのグノーシスは、古代ギリシア語で「認識・知識」を意味する。グノーシス主義は、自己の本質と真の神についての認識に到達することを求める思想傾向にあたる。 グノーシス主義は、地中海世界を中心とするもの以外に、イランやメソポタミアに本拠を置くものがあり、ヘレニズムによる東西文化のシンクレティズムの中から形成されたとみれる。代表的なグノーシス主義宗教にマニ教がある。.

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コミュニティ・オブ・クライスト

ミュニティ・オブ・クライスト(Community of Christ)は、キリスト教系の新宗教の一派。旧称「復元末日聖徒イエス・キリスト教会」(The Reorganized Church of Jesus Christ of Latter Day Saints:RLDS)。 俗にモルモン教と呼ばれる末日聖徒イエス・キリスト教会と同じくジョセフ・スミス・ジュニアが創設した教団をルーツとする。本部はアメリカ合衆国ミズーリ州インディペンデンス。世界50ヶ国に25万人の会員を擁すると公称している。日本では「復元イエス・キリスト教会」の名で活動を行っており、東京都世田谷区成城、沖縄県宜野湾市に礼拝施設を持つ。.

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コロサイの信徒への手紙

『コロサイの信徒への手紙』(ころさいのしんとへのてがみ)は新約聖書中の一書。伝統的に使徒パウロがコロサイの共同体へあてて書いたものであるとされるが、近代以降異論もある。『コロサイ人への手紙』、『コロサイ書』とも。.

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ゴットフリート・ライプニッツ

ットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz、1646年7月1日(グレゴリオ暦)/6月21日(ユリウス暦) - 1716年11月14日)は、ドイツの哲学者、数学者。ライプツィヒ出身。なお Leibniz の発音は、(ライプニッツ)としているものと、(ライブニッツ)としているものとがある。ルネ・デカルトやバールーフ・デ・スピノザなどとともに近世の大陸合理主義を代表する哲学者である。主著は、『モナドロジー』、『形而上学叙説』、『人間知性新論』など。.

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シンクレティズム

ンクレティズム(syncretism)とは、相異なる信仰や一見相矛盾する信仰を結合・混合すること、あるいはさまざまな学派・流派の実践・慣習を混合することである。「混合」〔混合主義〕、「習合」〔習合主義〕、「諸教混淆」(しょきょうこんこう)ともいう。その他、日本語訳には「融合」、「混交」、「複合」、「重層」も使用されている。 シンクレティズムという概念や用語は、芸術や文化のありようを形容する際にも使われ(折衷主義とも)、政治の分野でも使われている(政治的シンクレティズム)。.

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シスマ

マ(ラテン語: Schisma、ドイツ語も同じ綴り)とは、「分裂」を意味する語で、宗教史上、宗教団体の分裂を指す。日本語文献では、キリスト教について使われることがほとんどであるが、元来はキリスト教に限定されるものではない。古典ギリシア語で、(布などを)引き裂くこと、あるいは、その裂け目を意味する"σχίζω"に由来する。ラテン語の発音からスキスマと表記されることもある。シスマは、ドイツ語の発音に由来する。また、離教(りきょう)、教会分裂(きょうかいぶんれつ)とも訳される。 異端が、教義をめぐる対立を理由として多数派が少数派を切り捨てるものであるのに対し、シスマは教義とは無関係に、教団組織のトップ(カトリック教会の場合はローマ教皇)の個人的な資質や適格・地位などに異議を有する一派がその権威を否定して、その組織の下で信仰を続けることを拒絶し、自ら離脱するという違いがある。但しこの場合、離脱した側は主観的には自らが「離脱した」とは捉えず、「我々こそが正統」と意識する場合が殆どである。また客観的にも、分裂した両者のいずれが「正統」であるかは判別し難い場合が多い。 異端とシスマは、概念上は上記のように区別されるが、現実には双方の要素を含む場合も多く、区別が困難な場合もある。そして、両者はしばしば混同されてきた。 キリスト教においては、その歴史上、何度もシスマを繰り返してきた。カトリック教会の場合、離脱した一派は、独自の教皇を立てることも多く、過去40人以上の対立教皇が誕生した。 社会的影響が特に大きかった次の2つのシスマは、「大シスマ」とも呼ばれる。.

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ジャイナ教

ャイナ教(ジャイナきょう、जैन、Jainism)は、マハーヴィーラ(ヴァルダマーナ、前6世紀-前5世紀)を祖師と仰ぎ、特にアヒンサー(不害)の禁戒を厳守するなど徹底した苦行・禁欲主義をもって知られるインドの宗教。「ジナ教」とも呼ばれる。仏教と異なりインド以外の地にはほとんど伝わらなかったが、その国内に深く根を下ろして、およそ2500年の長い期間にわたりインド文化の諸方面に影響を与え続け、今日もなおわずかだが無視できない信徒数を保っている。 日本には、兵庫県神戸市中央区に寺院がある。.

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ジョン・グレッサム・メイチェン

ョン・グレッサム・メイチェン(英語:John Gresham Machen、1881年7月28日 – 1937年1月1日) は、20世紀初頭のアメリカ合衆国、長老派教会の神学者。 彼は、1915年-1929年、プリンストン神学校の新約聖書学の教授を務めた。プリンストンが次第に変質して受け入れるようになった近代主義的自由主義神学(リベラル)に反対し、福音主義における正統的な信仰を守るためウェストミンスター神学校を設立した。 所属していたアメリカ合衆国長老教会(PCUSA)がリベラル化の方向に向かい、ウェストミンスター信仰告白の遵守を拒んだため、正統長老教会(OPC)を創立した。1920年にPCUSAが対話を拒み、自由主義神学的な路線でプリンストンの再編成を行うと決定したので、メイチェンは、フィラデルフィアにウェストミンスター神学校を設立し、死去するまで、そこで新約聖書を教えた。 リベラルに反対する1930年代の彼の働きは、独立長老教会海外宣教ミッションThe Independent Board for Presbyterian Foreign Missions(1933年)の設立に至った。1935年、1936年の独立ミッションのメンバーに対するミニストリーの執行停止処分は、OPCが形成される理由となった。 メイチェンは、19世紀初頭に創立され、発展をみたプリンストン神学の最後の神学者であったと考えられている。彼は福音主義キリスト教のカルヴァン主義系福音派であった。 偉大なプリンストン神学者、チャールズ・ホッジ、ウォーフィールドらと比較されるメイチェンであるが、彼は、神学(新約聖書学)を教え、神学校の校長にはならなかった。今日もメイチェンの影響は、ウェストミンスター神学校と正統長老教会に存在し、彼の『新約聖書ギリシャ語原典入門』の教科書は、PCUSAを含む多くの神学校で、今も使われている。.

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ジョン・ストット

ョン・ロバート・ワルムスレィ・ストット(John Robert Walmsley Stott、1921年4月27日 - 2011年7月27日)は、英国国教会司祭。福音派運動の世界的なリーダーであった。イギリスキリスト者学生会(Intervarsity Christian Fellowship)を指導した。ローザンヌ誓約(The Lausanne Covenant)の起草委員長を務め、聖公会内の福音主義運動組織(The National Evangelical Aglican Congress in the UK)の指導者を務めた。聖書通読を推進している聖書同盟(Scripture Union)の責任者。福音的な文書出版の機関であるEvangelical Literature Trustの責任的立場を務め、世界宣教と福音主義運動の旗手として第三世界の諸教会の成長発展のために奉仕を行った。卓越した講解説教者としてまた、現代的なセンスをもった神学者として知られていた。.

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スペイン

ペイン王国(スペインおうこく、Reino de España)、通称スペインは、南ヨーロッパのイベリア半島に位置し、同半島の大部分を占める立憲君主制国家。西にポルトガル、南にイギリス領ジブラルタル、北東にフランス、アンドラと国境を接し、飛地のセウタ、メリリャではモロッコと陸上国境を接する。本土以外に、西地中海のバレアレス諸島や、大西洋のカナリア諸島、北アフリカのセウタとメリリャ、アルボラン海のアルボラン島を領有している。首都はマドリード。.

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スペイン異端審問

ペイン異端審問(スペインいたんしんもん)は、15世紀以降、スペイン王の監督の下にスペイン国内で行われた異端審問のこと。宗教的な理由というよりも政治的な思惑が設置に大きく関わっている。15世紀末にフェルナンド2世が、コンベルソ(カトリック改宗したユダヤ教徒)に起因する民衆暴動を抑え、多民族であるスペインのカトリック的統一を目的にローマ教皇に特別な許可を願って設置された。王権制約的であったアラゴン諸王国に対する王権行使の機関、中央集権機関としての側面もある。設立当初の審問の対象者は主にコンベルソとモリスコ(カトリックに改宗したイスラム教徒)であった。.

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スンナ

ンナ(سنة Sunnah)は字義通りには「踏み慣らされた道=慣行」。主にイスラームにおける預言者ムハンマドの言行・範例(السنة النبوية as-Sunnatu’n-Nabawīyah:預言者のスンナ)を指す(その他の用法については後述)。スンナ派イスラームにおける術語としてのスンナは、ムハンマドがウンマを指導した23年間におこなった慣行や範例であって、ムハンマドの教友ら(サハーバ)の合意を経て、世代から世代へと伝承された宗教的慣行・範例を意味する。またその上でイスラーム法においてクルアーンに次ぐ第二の法源となっている。 スンナは具体的なテクストではなく行いや範例であるため、なにに基づいて、ある慣行をスンナとするかが議論となった。スンナ派では主に預言者の言行についての言い伝えであるハディースから読み取るものとされる。つまりハディースはスンナの容れ物と考えるのである。この議論を確立したのがシャーフィイーである。しかしながら、ハディースそのものがスンナであるかどうかについては見解が分かれる。 シャーフィイーが登場した10世紀ころには、ハディースはハディース集というかたちで文書にまとめられる。ハディースが文書として整備されない時代には、具体的な仕草でスンナが継承されていることも当然あるが、このようなスンナはムハンマド以降、誰から誰に伝えられたか検証不可能であるため、ハディース集に収められることはない。このようなスンナは、単にスンナとして伝えられている。このようなスンナは検証可能性における瑕疵のため、法学的見地から法源として用いることはできず、立場によってはスンナとしてすら扱われない。 シーア派における「スンナ」は、預言者ムハンマドおよび預言者を継いで人生あらゆる局面で人類を指導するとされている十二イマームの言行と、預言者やイマームの承認した行いを意味する。また、スンナは実に預言者イブラーヒームが創始した宗教的行為から構成されるものであって、ムハンマドはそれを復活しただけにすぎないとする意見も一部にある。 ほかに神学的には、「アッラーのスンナ」(السنة الله as-Sunnatu’llāh)という用語を用いる。これは創造における慣行のことで、ある自然事象、社会事象を慣行(=神の定めた秩序体系)として読み解く。アッバース朝のカリフ・マアムーンのもとムゥタズィラ派などで盛んとなった議論であるが、恣意的政策を単に「神の慣行」で済ませることができるなど、これを政治的に危険な傾向もあり彼らの議論は「スンナ漁り」と非難されるようになった。.

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スターリニズム

ヨシフ・スターリン スターリン。 スターリニズムまたはスターリン主義(スターリンしゅぎ、Сталинизм)は、1924年から1953年までソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)の最高指導者を務めたヨシフ・スターリンの発想と実践の総体で、指導者に対する個人崇拝、軍事力や工作活動による暴力的な対外政策、秘密警察の支配を背景とした恐怖政治や大規模な粛清などを特徴とする全体主義を指す。また、それに通じる思想・体制である。スターリン自身はマルクス・レーニン主義と呼んだ。.

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セブンスデー・アドベンチスト教会

ブンスデー・アドベンチスト教会( -きょうかい、Seventh-day Adventist Church、SDA)は、アメリカの再臨待望運動において1843年-1844年にキリストが再臨すると予告して起こったキリスト教系宗教組織。セブンスデー・アドベンチスト教会は自らをプロテスタント教会と位置付けており - セブンスデー・アドベンチスト教団公式サイト、宗教分類学的にはキリスト教系の新宗教に分類される。 『キリスト教大事典』652頁(教文館、昭和48年9月30日 改訂新版第二版)では、プロテスタントと位置づけず、一方で異端(キリスト教系の新宗教)とも位置づけず、冒頭文で単に「アメリカに始ったキリストの再臨と安息日厳守を主張する教派」としている。 名称の「セブンスデー」は週の第七日(現在の土曜日)の安息日を、「アドベンチスト」はキリストの再臨を待ち望む者を意味することから、日本では安息日再臨派(あんそくびさいりんは)また第七日の再臨教会(だいななにちのさいりんきょうかい)と呼ばれることもある。.

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ソッツィーニ派

ッツィーニ派は、自由思想家レリオ・ソッツィーニが唱え、その甥のファウスト・ソッツィーニが展開した精神運動。三位一体説や予定説、キリストの贖罪、原罪の教義、キリストの神性を否定し、教会と国家の分離(政教分離)を主張した。ソッツィーニ主義と呼ばれ、またその一団はポーランド兄弟団と呼ばれた。或いは小改革派教会ともいう。.

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タミ宣教会

タミ宣教会(タミせんきょうかい、다미선교회、Dami Mission)は、大韓民国において李長林牧師によって創始された、キリスト教系の宗教運動。李牧師が、1992年10月28日に携挙と世界の終末が訪れるとする予言を行なったことで、世界的な注目を集めた。この予言が外れた後、李牧師は33億ウォンに及ぶ資金を信徒たちから詐取していたとして、1992年9月に逮捕され - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧、後に有罪となった。.

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サンスクリット

Bhujimolという書体を使って書かれており、椰子の葉からできている (貝葉)。 サンスクリット(संस्कृत、saṃskṛta、Sanskrit)は、古代インド・アーリア語に属する言語。インドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語。文学、哲学、学術、宗教などの分野で広く用いられた。ヒンドゥー教、仏教、シーク教、ジャイナ教の礼拝用言語でもあり、現在もその権威は大きく、母語話者は少ないが、現代インドの22の公用語の1つである。 サンスクリットは「完成された・洗練された(言語、雅語)」を意味する。言語であることを示すべく日本ではサンスクリット語とも呼ばれる。 漢字表記の梵語(ぼんご)は、中国や日本でのサンスクリットの異称。日本では近代以前から、般若心経など、サンスクリットの原文を漢字で翻訳したものなどを通して、梵語という言葉は使われてきた。梵語は、サンスクリットの起源を造物神ブラフマン(梵天)とするインドの伝承を基にした言葉である。.

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サブカルチャー

ブカルチャー(subculture)とは、ある社会の支配的な文化の中で異なった行動をし、しばしば独自の信条を持つ人々の独特な文化である。「サブカル」と略されることが多い。.

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サベリウス

サベリウス (Sabellius) は2世紀のキリスト教理論家。ローマで活動した。ヒッポリュトスはサベリウスと個人的な交友があり、彼についての記録を残している。三位一体に反対する一種の様態論を唱え、そのためこの教説はしばしばサベリウス主義・サベリウス異端と呼ばれる。サベリウス派を参照。 category:宗教学者.

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サベリウス主義

ベリウス主義は3世紀にキリスト教において異端とされた思想。様態論とも言う。サベリウスという人物が唱えたことからこう呼ばれる。系統的にはモナルキア主義(唯一神論)に属し、父なる神と子なる神は互いに独立したものでなく、どちらも唯一の神の様態の違いであるとした。このため正統派の唱える三位一体論から外れることになり、異端とされた。.

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哲学

哲学(てつがく、Φιλοσοφία、philosophia、philosophy、philosophie、Philosophie)は、語義的には「愛智」を意味する学問的活動である。日本語辞典の広辞苑では、次のように説明している。 観念論的な形而上学に対して、唯物論的な形而上学もある。諸科学が分化独立した現在では、哲学は学問とされることが多いが、科学とされる場合哲学は「自然および社会,人間の思考,その知識獲得の過程にかんする一般的法則を研究する科学」である。出典は、青木書店『哲学事典』。もある。.

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唯物論

唯物論(ゆいぶつろん、Materialism、Materialismus)とは、 観念や精神、心などの根底には物質があると考え、それを重視する考え方岩波 哲学・思想事典 p.1616【唯物論】。 対義語は観念論(イデアリズム、Idealism)で、精神のほうが根源的で、物質は精神の働きから派生したとみる。.

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儒教

儒教の始祖、孔子 董仲舒 儒教(じゅきょう)は、孔子を始祖とする思考・信仰の体系である。紀元前の中国に興り、東アジア各国で2000年以上にわたって強い影響力を持つ。その学問的側面から儒学、思想的側面からは名教・礼教ともいう。大成者の孔子から、孔教・孔子教とも呼ぶ。中国では、哲学・思想としては儒家思想という。.

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公会議

公会議(こうかいぎ、Οικουμενικές σύνοδοι, Concilium Oecumenicum, Ecumenical council)とは、キリスト教において全世界の教会から司教(主教)等の正規代表者が集まり、教義・典礼・教会法などについて審議決定する最高会議『キリスト教大辞典』(660頁、教文館、昭和48年改訂新版第二版)。それぞれの公会議は、開催地の名前を伴って~公会議と呼ばれ、同地域で複数回の公会議が行われた場合はそれぞれ第~を冠する。 別称として、世界公会議、エキュメニカル会議、普遍的公会議、全地公会議、総会議、万国公会議などがある。 公会議(公会)に対して、地方ごとに行われる教会会議も存在する。とくに西ヨーロッパにおいて、地方ごとの教会会議もしばしば公会議 (concilium, council) と称されることがあるが(例:1095年のクレルモン教会会議を「クレルモン公会議」と称するなど)、世界公会議と、こうした地方ごとに開催された公会議とも呼ばれる教会会議の性格は異なる。 正教会は787年の第2ニカイア公会議(第7回公会議)までのみを普遍的公会議と認め、7回の公会議を全地公会、全地公会議と呼ぶ。正教会においては地方ごとに行われる教会会議も地方公会等と称し、「公会」の語義が広い。.

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六師外道

六師外道」(ろくしげどう)とは、ゴータマ・シッダッタとおよそ同時代のマガダ地方あたりで活躍した6人の思想家たちを、仏教の側から見て異端だと見なし、まとめて指すための呼称。.

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六派哲学

六派哲学(ろっぱてつがく、Ṣad-darśana )はダルシャナ(darśana、日本ではインド哲学と訳す)のうち、ヴェーダの権威を認める6つの有力な正統学派の総称。インドでは最も正統的な古典的ダルシャナとされてきた。.

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共産主義

主にマルクス・レーニン主義系の共産主義のシンボルともされる赤い星 共産主義(きょうさんしゅぎ、Communism、Коммунизм)とは、政治や経済分野での思想や理論、運動、政治体制のひとつ、財産の一部または全部を共同所有することで平等な社会をめざす。その理念、共有化の範囲や形態、あるいは共産主義社会実現のための方法論などには古くから多数の議論があり、このため「共産主義」の定義は多数存在している。 共産主義のシンボルには、社会主義と同様に赤色や赤旗が広く使用されている。また特にマルクス・レーニン主義系の共産主義を表すシンボルには赤い星や鎌と槌なども使用されている。.

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国教会

国教会(こっきょうかい、State church)は、国家が主体となって運営を行っているキリスト教の教会の組織形態で、おもにイギリス、ドイツ、北欧などに見られる。教会税を徴収し、洗礼を住民登録に代え、教会での結婚式を入籍と扱う役所の行政事務を代行している側面もある。 宗教改革以後、国教会から離脱して独自組織を形成したプロテスタント教会は自由教会と呼ばれる。.

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火の玉

火の玉(ひのたま);自然現象.

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神の王国

の王国(かみのおうこく、βασιλεία τοῦ Θεοῦ, kingdom of God)は、1世紀30年ごろパレスチナで活動したユダヤ人宗教家ナザレのイエスの宣教における最重要概念である。この宗教概念はのちにイエスがキリスト教の開祖とされ、キリスト教が世界宗教となるに及んで、宗教、社会、政治などさまざまな分野に影響を与えた。 日本語の訳語としては『口語訳聖書』や『新共同訳聖書』が採用している神の国が広く使われている。岩波書店発行の佐藤研らが日本語訳した『新約聖書』では神の王国と訳されている。.

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福音同盟

福音同盟、(ふくいんどうめい、The Evangelical Alliance、略称:EA )は、イギリス連合王国で1846年に結成された福音主義キリスト教の機関である。福音主義同盟、福音同盟会、万国福音同盟とも訳される。会員は、個人、教会、教派、団体である。EAは1951年の世界福音同盟の創立メンバーでもある。.

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福音主義

福音主義(ふくいんしゅぎ、Evangelicalism)とは、キリスト教の教派・神学分類の用語である。.

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福音派

福音派(ふくいんは、Evangelical、エヴァンジェリカル)は、キリスト教のプロテスタントを神学や信仰の姿勢によって比較分類する際に用いられる用語である。語源はギリシア語の「: 福音)」である。 福音派自身による簡潔な定義は、「福音に献身する者」である。日本福音同盟の「自由主義神学(リベラル)に対しての福音主義、エキュメニカル派に対しての福音派」という表現に、これが表されている。日本の福音派とは、「聖書は神の霊感によって書かれ、誤り無い神のことばであるという、聖書の十全霊感(聖書信仰)を信じるすべての教会」である。この聖書信仰は「福音派全体の恵みの絆」と呼ばれる。 組織としては、日本プロテスタント聖書信仰同盟から日本福音同盟、世界福音同盟が代表的であるが、そこに属さない福音派の教会も存在する。正教会の総主教やカトリック教会の教皇といった指導者は存在せず、聖書を信仰する多くの新宗教の緩やかな連帯である。 現在、世界的に福音派の信仰として広く認められているのはローザンヌ誓約である。.

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禅(ぜん)は、大乗仏教の一派である禅宗(ぜんしゅう)の略、もしくは、サンスクリット語の dhyāna (ディヤーナ)の音写、禅那(ぜんな)の略である『広辞苑』「禅」。また坐禅(座禅)の略としての意もある。本項では宗派についての禅宗について述べる。.

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科学

科学(かがく、scientia、 仏:英:science、Wissenschaft)という語は文脈に応じて多様な意味をもつが、おおむね以下のような意味で用いられている。.

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科学者

科学者(かがくしゃ、scientist)とは、科学を専門とする人・学者のことである。特に自然科学を研究する人をこう呼ぶ傾向がある。.

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第1ニカイア公会議

1ニカイア公会議を画いたイコン。アリウスが下方の闇に画かれ断罪されている。(メテオラ・大メテオロン修道院所蔵) ニカイア公会議(ニカイアこうかいぎ、ニケア、ニケーアとも)は、325年5月20日から6月19日まで小アジアのニコメディア南部の町ニカイア(現トルコ共和国ブルサ県イズニク)で開かれたキリスト教の歴史で最初の全教会規模の会議(これを公会議という。正教会の一員たる日本正教会の訳語では全地公会であり、ニカイア公会議は第一全地公会と呼ばれる)。.

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粛清

粛清(しゅくせい)とは、原義では「厳しく取り締まって、不純・不正なものを除き、整え清めること」、または「不正者・反対者などを厳しく取り締まること」。政治的には、政党や政治結社において、理論上あるいは政策上の対立を、一方が他方を組織から排除、追放して政治的に抹殺し組織の純化をはかること。英語ではパージ(purge)、フランス語ではエピュラシオン(Épuration)、ロシア語ではチーストカ(чистка)と呼ばれる。しばしば同音異義語の「粛正」と混同されるが、こちらは「綱紀粛正」などに見られるように、厳しく取り締まって、不正を正すことを意味する。.

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線引き問題 (科学哲学)

線引き問題(せんびきもんだい、demarcation problem)とは、科学哲学の世界で使われる言葉で、科学と非科学または疑似科学との間の線引きを「どこで」そして「どのようにするのか」という問題のことを指す。歴史的に、科学とそうでないものの間に線を引こうと、様々な線引きの基準が提出されてきたが、しかしそのどれもが成功している状況ではない。.

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真イエス教会

真イエス教会(しんいえすきょうかい,True Jesus Church)は、20世紀初頭にペンテコステ運動から生まれた、キリスト教プロテスタント系宗教組織。グループ。 現在教会は、6つの大陸、37ヶ国に約150万人の会員を擁す。.

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絶対主義

絶対主義(ぜったいしゅぎ、absolutism)とは、.

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絶対時間と絶対空間

絶対時間(ぜったいじかん、absolute time)と絶対空間(ぜったいくうかん、absolute space)はアイザック・ニュートンが『自然哲学の数学的諸原理』(, 1687年刊)で初めて導入した概念で、古典力学が発展するための理論的基盤となった。ニュートンによれば、絶対時間と絶対空間はそれぞれ何物にも依存しない客観的実在の一部であるIn Philosophiae Naturalis Principia Mathematica See the Principia on line at 。 絶対的な・真の・数理的な時間とは、外部と一切かかわりなく、おのずとその本質に基づいて一律に流れていくものである。これをデュレーション(duration.)という別名で呼ぶ。相対的な・見かけ上の・日常的な時間とは、運動の観察を通じて得られる、デュレーションの実用的かつ外的な物差し(正確であれ、不正確であれ)である。一般に用いられているのは真の時間ではなくこちらである。...

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経済

経済(けいざい、οικονομία、oeconomia、economy)とは、社会が生産活動を調整するシステム、あるいはその生産活動を指す。.

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疑似科学

疑似科学(ぎじかがく、pseudoscience, pseudo-science)とは、うわべだけの科学や、誤った科学のことであり原文:A pretended or spurious science;...

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番犬

(ばんけん)は防犯目的で飼育されている犬を言い、広義では牧羊犬のように家畜を守るために訓練された犬も含まれる。人や物などを守るための見張り役や組織を比喩して使う場合もある。.

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異安心

安心(いあんじん)とは、仏教各派において、正統とは異なった教義を指す語。とくに浄土真宗において用いられる。 浄土真宗においては、宗祖・親鸞が説いた「安心(あんじん)」とは異なると見なされた異端的な信仰、または信仰者が「異安心」として排斥の対象となった。同様の語に、異流、異義、異計、邪義などがある。.

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異端審問

端審問(いたんしんもん、Inquisitio)とは、中世以降のカトリック教会において正統信仰に反する教えを持つ(異端である)という疑いを受けた者を裁判するために設けられたシステム。異端審問を行う施設を「異端審問所」と呼ぶ。ひとくちに異端審問といっても中世初期の異端審問、スペイン異端審問、ローマの異端審問の三つに分けることができ、それぞれが異なった時代背景と性格を持っている。 なお、魔女狩りは異端審問の形式を一部借用しているが、その性格(異端はキリスト教徒でありながら、誤っているとされた信仰を持っている者であるのに対し、魔女・魔術師(魔法使い)はそもそもキリストを信じないとされる人々であるため全く別種)や実施された地域・時代が異なっているため、異端審問とは別種のものと考えるのが適切である。.

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異端見分けハンドブック

『異端見分けハンドブック』(いたんみわけハンドブック)は、キリスト教における異端について書かれた神学者尾形守の著書。福音主義、聖書信仰の立場から書かれ、尾山令仁が編集長を務める羊群社のディヴォーション誌『羊群』に連載されたものである。ウィリアム・ウッドの推薦文がついている。.

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物質

物質(ぶっしつ)は、.

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特別

特別(とくべつ)とは、広く通用する状態とは異なる状態、即ち例外となる状態のこと。類義語は、「特殊」「特異」「奇異」「殊(こと)」「異(こと)」「特(こと)」など。対義語は、「普通」「一般」「平常」「通常」「庸常」。.

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白取春彦

白取 春彦(しらとり はるひこ、1954年4月11日- )は日本の評論家、翻訳家。青森県青森市生まれ。.

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芸術

芸術(げいじゅつ、、 techné、 とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。文芸(言語芸術)、美術(造形芸術)、音楽(音響芸術)、演劇・映画(総合芸術)などを指す。藝術の略式表記。 Jolene.

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韓愈

韓 愈(かん ゆ、768年(大暦3年) - 824年(長慶4年))は、中国・唐中期を代表する文人・士大夫である。字は退之(たいし)、諡は文公。鄧州河陽(今の河南省孟州市)の人であるが、昌黎(河北省)の出身であると自称した。唐宋八大家の一人。諡によって「韓文公」ともよばれる。.

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聖霊

聖霊(せいれい、Άγιο Πνεύμα、Spiritus Sanctus、Holy Spirit、日本正教会では聖神゚:せいしん)は、キリスト教において、三位一体の神の位格の一つ神゚は「神」に半濁点の「゜」をつけたもので、唯一神と区別するために付す。。聖霊について論じる神学を聖霊論という。 広く「第三の位格」とも説明される一方で、「第三の」といった数え方をせずに「ペルソナ(位格)の一者」「個位(のひとつ)」「神格(のひとつ)」とだけ説明される場合もある。4世紀に聖霊論を展開した聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、聖霊に限らず、三位一体の各位格に言及する際に、数を伴わせることに批判的である聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、「第一に、第二に、第三に」「一つには…、二つには…、三つには…」といった数え方・言及の仕方を三位一体に適用することに批判的である。彼はその根拠として、マタイによる福音書28章19節を挙げ、そこでイエス・キリストが「父と子と聖霊」を述べる際に数を伴わせていない事を挙げている。。 本項で扱う聖霊に漢字「精霊」を当てるのは誤字(もしくは誤変換)であるΆγιο Πνεύμαは「聖なるプネウマ(霊)」、Holy Spiritも聖なるスピリット(霊)」であって、「精」の字(「精霊」)は教会で使われないのみならず、語義的にも不適切である。。.

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聖書図書刊行会

聖書図書刊行会(せいしょとしょかんこうかい)は、日本の出版社。キリスト教に関する書物の出版を主とする。.

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道教

道教(どうきょう、)は、中国三大宗教(三教と言い、儒教・仏教・道教を指す)の一つである。中国の歴史記述において、他にも「道家」「道家の教」「道門」「道宗」「老氏」「老氏の教」「老氏の学」「老教」「玄門」などとも呼称され、それぞれ若干ニュアンスの違いがある横手(2008)、p.001-008、中国史の中の道教。.

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荘子

荘子(そうし、紀元前369年頃 - 紀元前286年頃)は、中国の戦国時代の宋国の蒙(現在の河南省商丘あるいは安徽省蒙城)に産まれた思想家で、道教の始祖の一人とされる人物である。荘周(姓=荘、名=周)。字は子休とされるが、字についての確たる根拠に乏しい。曾子と区別するため「そうじ」と濁って読むのが中国文学、中国哲学関係者の習慣となっている。.

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萬国福音教団

萬国福音教団(ばんこくふくいんきょうだん)は日本のプロテスタント系宗教団体。長野県松本市に本部がある。.

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青弓社

青弓社(せいきゅうしゃ)は、東京都千代田区にある出版社。哲学、思想、宗教、神秘主義、性、サブカルチャーなどの出版物を中心に刊行しており、宝塚歌劇に関する出版物も多い。2000年にはクロード・レヴィ=ストロースの『親族の基本構造』を新訳で復刊している。.

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順世派

順世派(じゅんせいは)またはローカーヤタ(サンスクリット語:Lokāyata)は、釈迦と同時代のインドの自由思想家アジタ・ケーサカンバリンが説いた唯物論および快楽至上主義の説を奉じる哲学上の学派。漢訳仏典では外道のひとつとして「順世外道」と訳している。後世にはチャールヴァーカ(Cārvāka)と称される。.

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養子的キリスト論

養子的キリスト論(ようしてきキリストろん、Adoptionism)は、非三位一体論の一つで、イエスが洗礼者ヨハネの洗礼、復活、もしくは昇天の際に神の子として養子になった(adopted)とする論。養子説・猶子説ともいう。Epiphaniusによれば、キリストが養子として選ばれたのは、キリストによる神の意思への罪のない(sinless)献身の為である。 キリスト教の正統教義(ヤハウェ・イエス・聖霊は三位一体であるとする)に反し、異端とされる。 様態論(modalism, サベリウス主義)とともにモナルキア主義(単一神論)の1つ。.

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西方教会

西方教会(せいほうきょうかい、Western Christianity) は、西ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派(ローマ・カトリック教会、聖公会、プロテスタント、アナバプテストなど)の総称。ローマ・カトリック教会のみを指す場合もある。東方教会の対語。 ただし、東方典礼カトリック教会は完全にローマ・カトリック教会の一員であるが、基本的に東方教会に分類される(まれに西方教会に分類されることもある)。.

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解釈

解釈(かいしゃく、ἑρμηνεία (hermeneia)、interpretatio、Auslegung、Interpretation)は、主として以下のような意味で用いられる。.

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計画経済

計画経済(けいかくけいざい、)とは、経済の資源配分を市場の価格調整メカニズムに任せるのではなく、国家の物財バランスに基づいた計画によって配分される体制。対立概念は市場経済。また、計画経済と市場経済の利点を共に備えた参加型経済がある。 生産・分配・流通・金融を国家が統制し、経済を運営する。原則的に全ての生産手段が公有とされる。主に社会主義国の経済体制であり、現代では純粋にこれを採用する国は少ない。より細かい分類として、以下が可能である。.

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論語

『論語』(ろんご、)とは、孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、弟子達が記録した書物である。『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の1つに数えられる。 四書のひとつである『孟子』はその言行の主の名が書名であるが、『論語』の書名が(たとえば「孔子」でなく)『論語』であるその由来は明らかでない。(『漢書』巻30芸文志に「」と門人たちが書き付けていた孔子の言葉や問答を、孔子死後に取り集めて論纂し、そこで『論語』と題したとある。) 別名、「倫語(りんご)」、「輪語」、「円珠経」とも言う。これは、六朝時代の学者、皇侃(おうがん)の著作『論語義疏』によると、漢代の鄭玄(じょうげん)という学者が論語を以て世務を経綸することが出来る書物だと言った所から、「倫語」という語が出現し、又その説く所は円転極まりないこと車輪の如しというので、「輪語」というと注釈し、「円珠経」については鏡を引用して、鏡はいくら大きくても一面しか照らし出さないが、珠(玉)は一寸四方の小さいものでも上下四方を照らすものであり、諸家の学説は鏡の如きもので一面しか照らさないが、論語は正に円通極まりないものである、という所から「円珠経」と言うと説かれている。.

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資本主義

資本主義(しほんしゅぎ、capitalism)または資本制は、生産手段の私的所有および経済的な利潤追求行為を基礎とした経済体系である。資本主義を特徴づける中心的概念には、私的所有(個人的所有)、資本蓄積、賃金労働、自発的交換、価格体系、競争市場などがある。資本主義の市場経済では、投資の意思決定は金融市場や資本市場の中で所有者によって判断され、生産物の価格や配分は主に市場での競争によって決定される。 歴史的に、資本主義の初期は自由資本主義(リベラルキャピタリズム liberal capitalism)であり、私的所有によって特徴づけられる。現在では資本主義の形態は、経済学者・政治学者・歴史学者などにより、レッセフェールまたは自由市場による資本主義、福祉資本主義、国家資本主義などの多数の議論がある。これらの経済体制では、自由市場や自由競争と、公権力(社会政策による政府規制などの経済的干渉主義)との間のバランスが異なるMacmillan Dictionary of Modern Economics, 3rd Ed., 1986, p. 54.

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超教派

超教派(ちょうきょうは、Ecumenicity; Super-denominationalism, Interdenominationalism、超教派的、Ecumenical, Super-denominational, Inter-denominational)とは、ギリシア語オイクーメネー 「人間が居住する世界」の意から,英語のecumenical という語に由来する。エキュメニスティ Ecumenicity はエキュメニカルの名詞形である。エキュメニカルであることの資質、状態を示している。超教派 Super-denomination もしくは Super-denominationalism であり、相互に告白し合う世界的に結ばれている状態を意味している。 ただし教派、超教派の語はそれぞれの立場によってニュアンスと協力範囲の相違が存在する。 エキュメニカル運動で超教派と呼ぶ場合、世界教会協議会(WCC)が意識され、プロテスタント、カトリック教会、正教会を含み、キリスト教界だけでなく、諸宗教との対話も含まれつつある。近年、ジョン・ヒックの宗教多元主義の影響を受けている。福音派の超教派は聖書信仰と福音主義に同意するプロテスタントのクリスチャンに限定される。福音主義のローザンヌ誓約は、あらゆる類のシンクレティズム(混交宗教)や異教との対話(ダヤローグ)をキリストと福音に対する冒涜として退ける。さらに狭い範囲では聖霊派を除外した福音派のみを指して超教派と称する。日本の福音派の指導者尾山令仁は、聖書信仰に立つ福音派と聖霊派の協力を訴えた。 福音派の第5回日本伝道会議において竿代照夫は、超教派という訳語について疑問を呈し、教派が相互に協力するという意味において「協教派」と呼びたいと述べた。.

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自由主義神学

自由主義神学(じゆうしゅぎしんがく、Liberal theology, Theological liberalism、リベラル、リベラリズム)は、キリスト教のプロテスタントの神学的立場の一つ。その発生以来、プロテスタント教会の主流エキュメニカル派の多くが採用する立場。 「自由主義」の語は社会学・政治学用語からの仮借であり、神学分野では「歴史的・組織的な教理体系から自由に、個人の理知的判断に従って再解釈する」の意である。教義・教理の批判的研究である教義史を確立させたアリスター・マクグラス『キリスト教神学入門』教文館。 かつては新神学()とも呼ばれ、日本のキリスト教界にも大きな影響を与えた。.

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自然哲学

自然哲学(しぜんてつがく、羅:philosophia naturalis)とは、自然の事象や生起についての体系的理解および理論的考察の総称であり、自然を総合的・統一的に解釈し説明しようとする形而上学である「自然哲学 physica; philosophia naturalis」『ブリタニカ国際大百科事典」。自然学(羅:physica)と呼ばれた。自然、すなわちありとあらゆるものごとのnature(本性、自然 英・仏: nature、Natur)に関する哲学である。しかし同時に人間の本性の分析を含むこともあり、神学、形而上学、心理学、道徳哲学をも含む。自然哲学の一面として、自然魔術(羅:magia naturalis)がある。自然哲学は、学問の各分野の間においても宇宙の様々な局面の間でも、事物が相互に結ばれているという感覚を特徴とする。 現在では、「自然科学」とほぼ同義語として限定された意味で用いられることもあるが、その範囲と意図はもっと広大である。「自然哲学」は、主にルネサンス以降の近代自然科学の確立期から19世紀初頭までの間の諸考察を指すといったほうが良いだろう。自然哲学的な観点が、より専門化・細分化された狭い「科学的な」観点に徐々に取って代わられるのは、19世紀になってからである。 自然哲学の探求者の多くは宗教的な人間であり、抑圧的な宗教者と科学者の戦いという図式ではなかった。世界は「自然という書物」であり、神のメッセージだと考えられていたのである。ヨーロッパでは近代まで、ほとんど全ての科学思想家はキリスト教を信じ実践しており、神学的真実と科学的真実の間の相互連結に疑いはなかった。ジョンズ・ホプキンス大学教授は、科学の探求に無神論的な視点が必要であるという考え方は、20世紀に作られた神話にすぎないと指摘している。.

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自然哲学の数学的諸原理

ニュートン自身が所有していたプリンキピアの初版。ニュートン自身によって手書きで文字が書き込んである。第二版で修正・加筆する箇所の指示である。 『自然哲学の数学的諸原理』(しぜんてつがくのすうがくてきしょげんり、Philosophiæ Naturalis Principia Mathematica)は、アイザック・ニュートンの著書のひとつで、ニュートンの力学体系を解説した書。1687年刊、全3巻。古典力学の基礎を築いた画期的な著作で、近代科学における最も重要な著作の1つ。運動の法則を数学的に論じ、天体の運動や万有引力の法則を扱っている。Principia という略称でもよく知られている。日本語では『自然哲学の数学的原理』、『プリンキピア』、あるいは『プリンシピア』とも表記される(岡邦雄訳、春秋社、1930年や、中野猿人訳、講談社、1977年等々)。.

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老子

老子(ろうし)は、春秋戦国時代の中国における哲学者である。諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。「老子」の呼び名は「偉大な人物」を意味する尊称と考えられている。書物『老子』(またの名を『老子道徳経』)を書いたとされるがその履歴については不明な部分が多く、実在が疑問視されたり、生きた時代について激しい議論が行われたりする。道教のほとんどの宗派にて老子は神格として崇拝され、三清の一人である太上老君の神名を持つ。 史記の記述によると、老子は紀元前6世紀の人物とされる。歴史家の評は様々で、彼は神話上の人物とする意見、複数の歴史上の人物を統合させたという説、在命時期を紀元前4世紀とし戦国時代の諸子百家と時期を同じくするという考えなど多様にある。 老子は中国文化の中心を為す人物のひとりで、貴族から平民まで彼の血筋を主張する者は多く李氏の多くが彼の末裔を称する。歴史上、彼は多くの反権威主義的な業績を残したと受け止められている。.

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東京キリストの教会

東京キリストの教会(とうきょうキリストのきょうかい)は、東京都渋谷区に本拠を置くキリスト教団体。アメリカの『ボストン・ムーブメント/ボストンキリストの教会』(創立者:キップ・マッキーン氏)にルーツを持っている。公式サイトには「聖書を神のことばと信じ、聖書に従い、神と心でつながることを目指している教会」と記されている 。1998年ごろの文献において、会員移動の教会倫理の問題で諸教会や超教派団体から弊害や被害の報告が聞かれるとされた。.

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東方諸教会

東方諸教会(とうほうしょきょうかい、東方正統教会・東方キリスト教などとも)は、西ヨーロッパからみて東方に位置する地域で主に信仰されているキリスト教の諸教派のうち、正教会にもカトリック教会にも帰属しない教会の総称である。東方教会に分類される。 「東方諸教会」には、エフェソス公会議で既に分れた(つまり「非エフェソス」であって「非カルケドン」ではない)アッシリア東方教会が含まれる用例(この場合、非カルケドン派+アッシリア東方教会=東方諸教会)と、アッシリア東方教会を含まず非カルケドン派正教会と同義として扱う場合がある。 日本では東方正統教会等と呼んでいる事例がある。.

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東方教会

東方教会(とうほうきょうかい、Eastern Christianity)は、中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派(正教会、東方諸教会)の総称。正教会のみを指す場合もある。西方教会の対語。 広義の東方教会には以下の諸教会が含まれる"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p168 - p169, ISBN 9780631232032。;正教会;非カルケドン派;アッシリア東方教会;東方典礼カトリック教会;上記諸教会から異端とされるグループ.

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村上宣寛

村上 宣寛(むらかみ よしひろ、1950年 - )は、日本の心理学者、富山大学元教授。愛媛県生まれ、大阪府堺市育ち。.

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正統

正統(せいとう);一般概念.

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正閏論

正閏論(せいじゅんろん)とは、中国及び漢字文化圏において、王位の正統性がどの王朝にあったかについての議論である。ここでの『閏』は「うるう」ではなく「異端」という意味であり、「平年ではない余り物」から派生して「正統ではない余り物」も意味するようになった。閏日や閏月は一年のうちではあるが、閏月は一月から十二月までの正規の月と区別して「閏八月」のように呼ばれるため、それに擬えた語である。.

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正教会

Σημειώσεις από τις παραδόσεις τού καθηγητού Ι. Δ. Ζηζιούλαより)。 正教会(せいきょうかい、Ορθόδοξη Εκκλησία、Православие、Orthodox Church)は、ギリシャ正教もしくは東方正教会(とうほうせいきょうかい、Eastern Orthodox Church)とも呼ばれる、キリスト教の教会(教派)の一つ。 日本語の「正教」、英語名の"Orthodox"(オーソドックス)は、「正しい讃美」「正しい教え」を意味するギリシャ語のオルソドクシア "ορθοδοξία" に由来する。正教会は使徒継承を自認し、自身の歴史を1世紀の初代教会にさかのぼるとしている『正教会の手引き』8頁 - 11頁。 なお「東方教会」(とうほうきょうかい)が正教会を指している場合もある。 例外はあるものの、正教会の組織は国名もしくは地域名を冠した組織を各地に形成するのが基本である。コンスタンディヌーポリ総主教庁、アレクサンドリア総主教庁、アンティオキア総主教庁、エルサレム総主教庁、ロシア正教会、セルビア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、グルジア正教会、ギリシャ正教会、日本正教会などは個別の組織名であって教会全体の名ではない。いずれの地域別の教会組織も、正教として同じ信仰を有している。教会全体の名はあくまで正教会であり、「ロシア正教に改宗」「ルーマニア正教に改宗」といった表現は誤りである。 なお、アルメニア使徒教会、シリア正教会、コプト正教会、エチオピア正教会なども同じく「正教会」を名乗りその正統性を自覚しているが、上に述べたギリシャ正教とも呼ばれる正教会とは別の系統に属する。英語ではこれらの教会は"Oriental Orthodox Church"とも呼ばれる。詳細は非カルケドン派正教会を参照。.

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武芸

武芸(ぶげい).

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民主主義

ノミスト・インテリジェンス・ユニットによる2016年の民主主義指数の世界地図。青色(9-10)が最も指数が高い。 アダム・プシェヴォルスキによる2008年の「民主主義-独裁制」の世界地図。緑色:議院内閣制民主主義、水色:混合民主主義(半大統領制)、青色:大統領制民主主義、黄色:君主独裁制、橙色:文民独裁制、赤色:軍事独裁制。 民主主義(みんしゅしゅぎ、democracy デモクラシー)とは、国家など集団の支配者が、その構成員(人民、民衆、国民など)である政体、制度、または思想や運動。日本語では、主に政体を指す場合は民主政(みんしゅせい)、制度を指す場合は民主制(みんしゅせい)とも訳される。対比語は貴族制、寡頭制、独裁制、専制、全体主義など。.

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洗礼

洗礼(せんれい、Βάπτισμα, Baptism、「バプテスマ」とも)は、キリスト教の入信に際して行われるサクラメント(大辞林)(機密、秘跡)。浸水(浸礼、身体を水に浸す)または灌水(頭部に水を注ぐ)や滴礼(頭部に手で水滴をつける)によって行われる。 正教会、カトリック教会、聖公会、および大半のプロテスタントで「洗礼」と表記されるが、バプテスト教会では専ら「浸礼」(しんれい)または「バプテスマ」と表記される。 洗礼を受けることを「受洗(じゅせん)」もしくは「受浸(じゅしん)」と言う。日本正教会では「領洗(りょうせん)」とも言う。 日本語の「洗礼」には、ここから派生した語義として「初めての経験」や通過儀礼などがあるが、本項ではキリスト教における洗礼を扱う。.

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渦動説

デカルトの『哲学の原理』第3版(1647年)に掲載されている、エーテルの渦と天体の図 渦動説(かどうせつ、cartesian vortex theory)とは、ルネ・デカルト(1596 - 1650)が提唱した、天体などの運動の原理を説明するための学説。.

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漢語

日本語における漢語(かんご)とは、語種の一区分である。比較的古い時代の中国語から借用された形態素、すなわち漢字の字音から構成される語彙体系である。漢字の音読みと対応する語彙体系であるので字音語と称することもある佐藤喜代治(1996)、88頁。。固有語である「和語」、漢語以外の借用語である「外来語(洋語)」と対立する概念である。 漢語の原義は「漢民族の言語」であり、本来は漢民族が母語である中国語を自称する際の用語なのだが、日本においては国語として定着した中国由来の語彙体系を「漢語」と総称することが多い。また、漢字の字音は複合の自由度が高く、日本で独自に造語されたいわゆる「和製漢語」も多い。 日本語以外でも、朝鮮語、ベトナム語などの言語は同様の語彙体系を有している。これら言語が有する中国由来の語彙体系をまとめて「漢語系語彙(Sinoxenic vocabulary)」と呼ぶことがある。.

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朝鮮民主主義人民共和国

朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく、)、通称北朝鮮(きたちょうせん)は、東アジアの朝鮮半島北部を実効支配する、最高指導者による事実上独裁体制を取る社会主義共和国。冷戦下で誕生した分断国家である。ただし大韓民国は朝鮮半島全域の領有権を主張しているほか、後述の通り日本も国家として承認していない。 軍事境界線(38度線)を挟み分断した片割れの大韓民国(韓国)と、豆満江を挟んで中華人民共和国及びロシア連邦と、鴨緑江を挟んで中国と接している。首都は平壌で、人口は約2515万人とされる。行政区画は平壌直轄市、開城工業地区、金剛山観光地区、新義州特別行政区、羅先特別市、羅先経済特区、南浦特級(特別)市と八つの道に分かれる。.

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朝日ジャーナル

『朝日ジャーナル』(あさひジャーナル)は、1959年に創刊され1992年に廃刊となった日本の週刊誌。当時の発行元は朝日新聞社。.

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朝日新聞出版

株式会社朝日新聞出版(あさひしんぶんしゅっぱん、Asahi Shimbun Publications Inc.)は、日本の出版社。朝日新聞社の完全子会社。.

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朝日新聞社

株式会社朝日新聞社(あさひしんぶんしゃ、英語:The Asahi Shimbun Company)は、全国紙『朝日新聞』を発行する日本の新聞社である。新聞以外に雑誌・書籍の出版や芸術作品の展示・公演、スポーツ大会の開催などの事業活動も行う例えば、全国高等学校野球選手権大会(いわゆる「夏の甲子園」)を日本高等学校野球連盟と共に主催している。。 新聞販売店の名称は「ASA」(朝日新聞サービスアンカー, Asahi Shimbun Service Anchor)であり、日本全国で約3000か所、従業員数約7万8,000人を擁する。日本ABC協会の調査によると海外を含む。 創立は1879年(明治12年)1月8日、日本国内の本支社数は5社、取材拠点は293か所、印刷拠点は24か所であり、日本国外機関は34拠点存在する。.

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末日聖徒イエス・キリスト教会

末日聖徒イエス・キリスト教会(まつじつせいとイエス・キリストきょうかい、)は、1830年にアメリカ合衆国にて宗教家ジョセフ・スミス・ジュニアによって立ち上げられたキリスト教系の新宗教。通称はモルモン教会(モルモンきょうかい)で、教典の一つである「モルモン書」(The Book of Mormon)に由来する。本部はアメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ。 創始者であるジョセフ・スミスを通して、原始キリスト教会が現代に回復されたとされる。聖書の他にモルモン書など独自の聖典を持ち、教義においては三位一体説の否認、キリストおよび死者の復活、キリストの再臨、福千年を説いている。また人の運命(救い)を決めるのは本人の自由に任されていると主張している点はメソジスト、バプティスト派に類似すると指摘されている。 宗教学上ではキリスト教系の新宗教に分類されている井門富二夫『カルトの諸相 キリスト教の場合』岩波書店1997年。アメリカ合衆国ユタ州を中心に多くの信徒を持ち、アメリカではカトリック教会、ルーテル教会、バプティスト派、メソジスト派、ディサイプルスとともにキリスト教における六大宗派の一つとされているものの、キリスト教主流派であるカトリック・正教会・プロテスタントの各団体は、公式に異端と表明している-全世界のカトリック教会を統率する組織であるローマ教皇庁の教理省は、モルモン教のバプテスマについて、キリストが制定したバプテスマではないことを表明している。-米国最大のルーテル派教会は「神の言葉のモルモン理解はキリスト教の理解と同じではないので、キリスト教のバプテスマが起こっていないと言うのは正しいです。」と表明している。-「モルモン教は自己定義によって、キリスト教信仰の歴史的、使徒的伝統の範囲内に収まりません。 」とし、 モルモン教のバプテスマを認めないことを表明している。 -米国最大の長老派教会である米国長老派教会 ( Presbyterian Church USA )は公式声明を発表し、キリスト教教会の歴史的な使徒的伝統とは異なる新宗教であるとしている。-ロシア正教会主教会議は「偽キリスト教セクト、新異教主義、オカルティズムについて」(1994年12月)においてモルモン教を挙げている。。 独自の聖典を持ち、その中心である『モルモン書』を「聖書より正確」とする 。また現代のキリスト教の多くの宗派が重視する三位一体とは異なり、神、イエス・キリスト、聖霊は別個独立の人格神であることは認めているが、「神は以前は人間であった」「神には妻(天母)がいる」「救われた人間は死後、天で現在の神のようになる」などという神概念を持つ多神教である尾形守『異端見分けハンドブック』プレイズ出版。.

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朱熹

朱 熹(しゅ き、1130年10月18日(建炎4年9月15日) - 1200年4月23日(慶元6年3月9日))は、中国南宋の儒学者。字は元晦または仲晦。号は晦庵・晦翁・雲谷老人・滄洲病叟・遯翁など。また別号として考亭・紫陽がある。謚は文公。と尊称される。祖籍は徽州婺源県(現在の江西省)。 南剣州尤渓県(現在の福建省)に生まれ、建陽(現在の福建省)の考停にて没した。儒教の精神・本質を明らかにして体系化を図った儒教の中興者であり、いわゆる「新儒教」の朱子学の創始者である。.

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戒規

戒規(かいき、英語:Church discipline)とは、誤った教理、罪の行い、に対して行使される、キリスト教会の教育、訓練の極端な形である。教会戒規には、訓戒、陪餐停止、除名の3段階がある尾山令仁『聖書の教理』。 戒規は教会において、異端の誤った教理の侵入を防ぐため、また罪に陥った者を懲戒するため、あるいは回復へと導くために行使される。必ずしも公になされるものではなく、マタイ伝18章15節以下にみられるような個人的な訓戒も戒規である。 プロテスタント宗教改革者は、みことばの説教、礼典の執行、と並んで、戒規を真の制度的教会のしるしの一つと考えた。これは、スコットランド信条において明白に告白されているヤン・ロールス『改革教会信仰告白の神学』一麦出版社。 教会戒規の聖書箇所は複数ある(マタイ18:15-17、第一コリント教会への手紙5:1-6、9-13、第一テモテ5:18-20、テトス3:10)。.

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流派

流派(りゅうは)は、それぞれ異なる流儀を継承する集団である。 芸道や酒造りなどの分野で見られる。流儀、すなわち、ひとつの様式化された技(技術、技能)を、家元・宗家などを頂点として継承する(門派)。.

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浄土真宗

浄土真宗(じょうどしんしゅう)は、大乗仏教の宗派のひとつで、浄土信仰に基づく日本仏教の宗旨である。鎌倉仏教のひとつ。鎌倉時代初期の僧である親鸞が、その師である法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教え『岩波仏教辞典』第二版、P.541「浄土真宗」より引用。を継承し展開させる。親鸞の没後にその門弟たちが、教団として発展させる。「浄土真宗」の英訳は、浄土真宗本願寺派ではJodo Shinshuとし、真宗大谷派・真宗佛光寺派ではShin Buddhismとしている。.

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新カトリック大事典

『新カトリック大事典』(しんカトリックだいじてん)は、研究社が出版している大事典である。カトリックについてはもとよりキリスト教全般、さらには関連する諸分野など広範な事項を扱う。 1996年に第1巻が刊行され、1998年に第2巻、2002年に第3巻、2009年に最終巻である第4巻が刊行された。 判型はB5変型判で、第1巻と第2巻は各1300頁。第3巻は1664頁。第4巻は1550頁で別冊として438頁の総索引を付す。 総項目1万5千を専門家900名が 研究社すべて署名入りで執筆している。キリスト教を中心にした百科事典ともいうべき内容をもつ。 巻頭に第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が自筆の「教皇メッセージ」を寄せている。 2010年には別巻が出版された。別巻は435頁で、人名・地域名を中心とした各項目の補遺、および一覧表や年表などの資料集からなる。.

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新教会

新教会(しんきょうかい、New Church)とは、新しい宗教活動で、スウェーデンの科学者・神学者、エマヌエル・スヴェーデンボリ Emanuel Swedenborg (1688–1772)の著作に由来するものである。 スウェーデンボリィは、イエス・キリストから、少なくとも25年間以上の間、連続した幻を視るという体験を通して、新しい啓示を受けたと公言した。彼の著作によれば、神は伝統的なキリスト教会に代えて、「新教会」を設立することを予言する。そこでは、神を一人の人間、イエス・キリストとして礼拝の対象とした。新教会の教義では、人はそれぞれ自分自身の生き方を悔い改め、矯正し、再生すべく、積極的に関与しなければならない。 この活動は、神がスウェーデンボリィに聖書の霊的意味を説明し、それはイエス・キリストの再臨であり、その再臨は真理の啓示という形でされたという信念によって基礎づけられている。 信者たちは、スウェーデンボリィが霊界で最後の審判と新教会の創建を目撃したと信じている。 新教会は、イエス・キリストを天地の唯一の神として信じ、その戒めに従うことが救いには不可欠であると信じる者達が設立した組織である。そのため、この信条をもっているキリスト教徒は、新教会運動の部分であるとも考えられる。 新教会組織は、主の教会の普遍的な性質をも認めています。その普遍性は、自分の信じる宗教の真理から善を行う者は主によって天界に迎えられということにある。なぜなら神は善そのものであり、善を行うことは神と一つに結びつくということであるからだ。 信者たちは、新教会教義は、書物から由来し、真理に関するさらなる照らしの恩恵を与え、また疑問を減少させ、個々人の過ちを認めさせ、より方向の確かで幸福な生活に向かわせてくれると信じている。 この動きの別の名称は、スウェーデンボルグ主義、新エルサレム教会、主の教会、・・新教会、ジェネラルチャーチ・・がある。 スウェーデンボリィは、著作を出版するとき、自分の名ではなく匿名で出版し、またその著作は、信条や教義による多彩な教会ではなく、愛と仁愛に基づく一つの教会を目指している。.

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新普遍救済主義

新普遍救済主義、ネオ・ユニヴァーサリズム (Neo-Universalism) は、全人類がすでに救われており、救いに信仰と悔い改めが必要ないとするものである。.

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文化

文化(ぶんか、)にはいくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。人は同時に複数の組織に所属することが可能であり、異なる組織に共通する文化が存在することもある。もっとも文化は、次の意味で使われることも多い。.

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日蓮宗

日蓮宗(にちれんしゅう)は、.

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日本の仏教

日本の仏教(にほんのぶっきょう)について解説する。約8470万人が仏教徒であるとされる(2013年統計)。伝統的な仏教の13宗は、華厳宗、法相宗、律宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗である。幕末まで、日本は仏と神を一体で不可分とする神仏習合の時代であった。.

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日本伝道会議

日本伝道会議、(にほんでんどうかいぎ)は、日本の福音派の伝道会議である。.

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日本イエス・キリスト教団

日本イエス・キリスト教団(にほんイエス・キリストきょうだん)は、水野晶子 (牧師)が代表(委員長)を務める日本の宗教法人である。 兵庫県神戸市兵庫区に事務所を置くプロテスタント福音派のキリスト教団。ホーリネス運動の流れを組み、日本福音同盟に加盟している。 34都道府県に127教会が所属する団体とのこと。 聖公会の宣教師で「松江バンド」の中心人物であったバークレー・バックストンが日本伝道隊を組織。その伝道組織として「日本イエス・キリスト教会」を設立、その後別個の教団として独立。 前委員長は川原﨑晃であり、2016(平成28)年までの宗教年鑑でも確認できる。宗教年鑑 平成 28 年版 (文化庁、121p).

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悪霊

悪霊(あくりょう、あくれい)とは、悪しき霊。キリスト教や仏教など宗教ごとに意味は異なるほか地域ごとにも意味は異なる。たたりをする死霊を指す宗教もある。悪霊は、祟りや呪いによってわざわい(病気、不運など)の原因となると考えられているものである。 英語の「evil spirit」、ドイツ語の「böser Geist」など、あるいは悪魔、(善神に対立する)悪神などにあたる概念が「悪霊」と翻訳される。.

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改革派教会

改革派教会 (かいかくはきょうかい、ドイツ語Reformierte Kirche 英語:Reformed churches)はキリスト教プロテスタント教派のうち、フルドリッヒ・ツヴィングリを指導者としてスイスのチューリヒに始まり、ジュネーヴのフランス人ジャン・カルヴァンを中心とした世代に体系づけられたスイス宗教改革の神学と、それに基づく段階的な会議制を特徴とした教会組織を、自覚的に、しかし時には批判的に受け継ぐ教派の総称であり、かつ各個教会の呼称である。カルヴァン主義の教会政治と教理を採用する教会として「カルヴァン派」という通り名が用いられることがあるが、現在の神学と組織の多様性を考えて、総称としては一般的に「改革派教会」という用語が用いられることが多い。一教派として「改革派教会」という場合と区別し、以下に述べる神学的な意味を強調して「改革教会」という日本語を用いることもある。すなわち、「改革(派)教会」とは元来、神の言(ことば)によって改革された(完了形としてのreformed, reformierte)教会という意味であり、後の理解によれば同時に、神の言によって「常に改革される教会」Ecclesia reformata semper reformanda(ラテン語)であるという意味である。後者の自覚は、伝統を受け継ぎながらも時に適って更新される公的な信仰告白の、歴史的世界的な多様性の事実に現れている。これが、一冊のアウグスブルク信仰告白を共通して持つルター派教会やその他の諸教会との区別であると説明されることもある。.

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政治

本記事では政治(せいじ)とは何かについて解説していく。.

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教会のしるし

教会のしるし(きょうかいのしるし、、)とは、宗教改革において主張された、本当のキリスト教会であるところのしるしである。尾山令仁『聖書の教理』羊群社。 ローマ教皇を教会の頭(かしら)とするカトリック教会の使徒継承の主張に対し、プロテスタントは教会のしるしを主張したのである。マルティン・ルターは、神のみことばが聞かれる所に神の教会が存在するのであり、イエス・キリストが降誕された厩(うまや)においても教会が存在したという。ウェストミンスター信仰告白は、教会のしるしを失った教会が「サタンの会堂になるほどに堕落した」と指摘しているヤン・ロールス『改革教会信仰告白の神学』一麦出版社。 教会のしるしとは、聖書のみことばの解き明かし、洗礼(バプテスマ)と聖餐の2礼典、戒規の三つである。これは、スコットランド信条において明白に告白されている。また、ベルギー信条(オランダ信条)も、「真の教会のしるし」を告白している。 ジャン・カルヴァンは、世俗と教会の司法権を区別し、世俗の行政から教会の戒規を分離した『リフォームド神学事典』いのちのことば社。戒規は教会の純潔を守り、キリスト者を保護し、異端者や罪人を悔い改めに導くためにある。.

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教皇

教皇(きょうこう、Pāpa、Πάπας Pápas、The Pope)は、キリスト教の最高位聖職者の称号。一般的にはカトリック教会のローマ司教にして全世界のカトリック教徒の精神的指導者であるローマ教皇を指す。ヴァティカン市国の首長。教皇の地位は「教皇位」、あるいは「教皇座」と呼ばれる。また、教皇の権威のことを「聖座」、「使徒座」ということもある。現在の教皇はフランシスコ(第266代)。 日本語では「ローマ法王」と表記されることも多いが、日本のカトリック教会の中央団体であるカトリック中央協議会は「ローマ教皇」の表記を推奨している(後述)。またカトリックの内部では「教父」の呼称を用いる場合もある。なお、退位した教皇の称号は名誉教皇(名誉法王とも)という。 本項では主にローマ教皇について記述する。その他の教皇については称号の変遷とその他の「教皇」の節を参照。.

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教理

教理(きょうり、doctrina, doctrine、ドクトリン)は、宗教上の教え。ここではキリスト教における「教理」(doctrine)の語義とその指す内容とを、おもに教派別に扱う。「教義」(dogma)と同義の場合もあれば、異なる意義を持つ場合もある。キリスト教における「教理」の語義は、教派や時代によって異なっている。 近年のキリスト教関連の著作物では、dogmaに「教義」を、doctrineに「教理」を当てているが、日本の和英辞典では特に使い分けをしていないものもある。本項では、訳語「教理」「教義」が、"doctrine" "dogma" に対応して使い分けられている用例を中心に概念整理をした上で、各教派における理解につき詳述する。.

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教義

教義(きょうぎ、、ドグマ)とは、宗教の教えを体系化したもの。多岐に亘る宗教があり、そのいずれにも独自のこれが存在し、各々の宗教を信奉する人が、これに則って物事を理解したり判断する助けとなるものとされる。教理とは相違がある。転じて、一定集団の中においてのみ支持されているルールや考え方も、比喩的に教義と呼ばれることがある。また教義を絶対化する、あるいは固執する傾向を教条主義()という。.

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教派

教派 (きょうは).

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手島郁郎

手島 郁郎(てしま いくろう、1910年 - 1973年12月25日)は、無教会主義の流れを汲むキリスト教系宗教団体、キリストの幕屋の創始者。熊本県出身。手島アブラハム郁郎とも。.

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1846年

記載なし。

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1994年

この項目では、国際的な視点に基づいた1994年について記載する。.

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1997年

この項目では、国際的な視点に基づいた1997年について記載する。.

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1999年

1990年代最後の年であり、1000の位が1になる最後の年でもある。 この項目では、国際的な視点に基づいた1999年について記載する。.

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