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無熱天

索引 無熱天

無熱天(むねつてん 梵:Atappā)は、三界のうち、色界18天の下位から数えて第15番目の天。色界第四禅の一つで、五浄居天の第2番目の天。 この天は、依も処もなく清涼自在にして、熱悩がないので無熱天と名づく。 また『順正理論』は、「已善伏除雑脩静慮上中品障、意楽調柔、離諸熱脳、故名無熱。。」(静慮を雑修して九品の上の段階に至るための障を取り除いてしまえば、心は楽しく柔軟となり、もろもろの煩悩の熱を超越するため、無熱という。)と説明する。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が2,000由旬、寿命が2,000劫とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を8,000劫とする。 上部の善現天と下部の無煩天の間に位置する天。 Category:天 (仏教).

8 関係: 天部三界九品善現天由旬無煩天色界

劫(こう)は仏教などインド哲学の用語で、極めて長い宇宙論的な時間の単位。サンスクリット語のカルパ (kalpa कल्&#x92A) の音写文字「劫波(劫簸)」を省略したものである。 循環宇宙論の中で、1つの宇宙(あるいは世界)が誕生し消滅するまでの期間と言われる。また、ブラフマー(仏教では梵天)の1日(半日とする説もある)に等しい。 西洋では、まれにイーオン (aeon) と意訳されることがある。.

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天部

天部(てんぶ、サンスクリット देव, deva, देवता, devatā)は、仏教において天界に住む者の総称。天、諸天部、天部神ともいう。インドの古来の神が仏教に取り入れられて護法神となったものである。 梵天、帝釈天、吉祥天、弁才天、伎芸天、鬼子母神、大黒天、四天王、竜王、夜叉、聖天、金剛力士、韋駄天、天龍八部衆、十二神将、二十八部衆などの天部が存在し、貴顕天部と武人天部に二分される。仏教の尊像においては、如来、菩薩、明王、天という4区分の4番目にあたる。.

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三界

三界(さんがい、tri-dhātu)とは、仏教における欲界・色界・無色界の三つの世界のことであり、衆生が生死を繰り返しながら輪廻する世界をその三つに分けたもの。三有(さんう)ともいう。仏陀はこの三界での輪廻から解脱している。.

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九品

九品(くほん)とは、物質や人の性質を3×3で分類したもの。三三品(さんさんぼん)。 現在俗にいわれる上品・下品(じょうひん・げひん)の語源とされる。 またしばしば、九品浄土(9の等級に分けられた浄土)や九品蓮台(同様の蓮台)を単に九品と呼ぶ。浄土教で極楽往生の際の九つの階位を表しており、人の往生には上品・中品・下品があり、さらにそれぞれの下位に上生・中生・下生とがあり、合計9ランクの往生があるという考え方。九品仏はそれを表した9体の阿弥陀仏のこと。.

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善現天

善現天(ぜんげんてん 梵:Sudassā)は、三界のうち、色界18天の下位から数えて第16番目の天。色界第四禅の一つで、五浄居天の第3番目の天。 この天は、善妙の果報が現れるので、善現天と名づく。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が4,000由旬、寿命が4,000劫とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を2,000小劫とする。 上部の善見天と下部の無熱天の間に位置する天。 Category:天 (仏教).

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由旬

由旬(ゆじゅん)、サンスクリット名ヨージャナ(योजन )は、古代インドにおける長さの単位。 古代インドでは度量衡が統一されておらず、厳密に「1ヨージャナは何メートル」とは定義できないが、一般的には約11.3kmから14.5km前後とされる。また、仏教の由旬はヒンドゥー教のヨージャナの半分とも言われ、倶舎論の記述などでは普通1由旬を約7kmと解釈する。 古より様々な定義がなされており、例えば天文学書『アールヤバティーヤ』(:en:Aryabhatiya)では「人間の背丈の8000倍」となっている。他にも「帝王の行軍の1日分」「牛の鳴き声が聞こえる最も遠い距離の8倍」など様々な表現がなされている。 また、「32000ハスタ」とする定義もある。ハスタ(hasta)とは本来「肘」の意味だが、古代インドの長さの単位でもあり、この場合は「肘から中指の先までの長さ」(キュビット)と定義される。以下倍量単位が続き、4ハスタが1ダーヌ(dhanu)、2000ダーヌが1クローシャ(krośa)、2クローシャが1ガヴューティ(gavyúti)、そして2ガヴューティが1ヨージャナとなる。仮に1ハスタを45cmとすると、1ヨージャナは14.4kmとなる。 一方、仏教では1拘盧舎(クローシャ)が1000ダーヌ(4000ハスタ)、そして4拘盧舎が1由旬とされているので、1由旬は7.2kmとなる。 由旬を使ってその大きさが示されているものとしては、須弥山の高さ8万由旬などがある。 Category:長さの単位.

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無煩天

無煩天(むぼんてん 梵:Avihā)は、三界のうち、色界18天の下位から数えて第14番目の天。色界第四禅の一つで、五浄居天の第1番目の天。 この天は、欲界の苦も色界の楽も共に離れて心身を煩わすものがないので、無煩天と名づく。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が1,000由旬、寿命が1,000劫とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を4,000劫とする。 上部の無熱天と下部の広果天の間に位置する天。 Category:天 (仏教).

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色界

色界の十八天(一例。なお善現・善見が逆さまであるが、これは誤り) 色界(しきかい、Skt:rūpa-dhātu)は三界の一つ。色天、色行天ともいう。欲望を離れた清浄な物質の世界。無色界の下にあり、欲界の上にある。この色界には四禅の四地、初禅、第二禅、第三禅、第四禅があり、これを過ぎると無色界に入る。天界28天に属す。色は物質の義、あるいは変礙の義。 色界に住む天人は、食欲と淫欲を断じ、男女の区別がなく、光明を食とするという。しかし情欲と色欲はある。色界の諸天は、世間の禅定ならびに上品の十善を修してこの報を感じるという。 大乗仏教(特に唯識派)では、上座部と同じく18天とするが、薩婆多部は16天、経部は17天とするなど、数には諸説ある。この18天は四禅に分類できる。.

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