25 関係: 二酸化ケイ素、化学式、テクタイト、アモルファス、アスファルト、エボナイト、オパール、ガラス、国際鉱物学連合、石油、琥珀、真珠、結晶、結晶構造、炭酸カルシウム、生体鉱物、褐鉄鉱、黒玉、黒曜石、閃電岩、鉱物、鉱物の一覧、水銀、木材、有機化合物。
二酸化ケイ素
二酸化ケイ素(にさんかケイそ、silicon dioxide)はケイ素の酸化物で、地殻を形成する物質の一つとして重要である。組成式は。シリカ(silica)、無水ケイ酸とも呼ばれる。圧力、温度の条件により、石英(quartz、水晶)以外にもシリカ鉱物()の多様な結晶相(結晶多形)が存在する。.
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化学式
化学式(かがくしき、chemical formula)とは、化学物質を元素の構成で表現する表記法である。分子からなる物質を表す化学式を分子式(ぶんししき、molecular formula)、イオン物質を表す化学式をイオン式(イオンしき、ionic formula)と呼ぶことがある。化学式と呼ぶべき場面においても、分子式と言い回される場合は多い。 化学式が利用される場面としては、物質の属性情報としてそれに関連付けて利用される場合と、化学反応式の一部として物質を表すために利用される場合とがある。.
テクタイト
Tektites Moldavite Australite テクタイト(、語源はギリシャ語の tektos --溶けた-- から)は、隕石衝突によって作られる天然ガラスである。成分は地球の鉱物と同じで、形状は円形のものや水滴形状のものが多いが、さまざまである。大きさは数センチのものもある。 起源については、地球で形成されたものかどうかで議論されたが、高速で衝突した巨大な隕石のエネルギーで蒸発気化した地表の石や砂などが、上空で急冷して固まったものだと考えられている。テクタイトが見られるのは、その起源から衝突クレーターの位置に関連し、また広く分布する。チェコで採集されるモルダバイト (moldavite) と呼ばれるテクタイトは、ネルトリンガー・リース(リース・クレーター)と関係するものである。.
アモルファス
アモルファス、あるいは 非晶質(ひしょうしつ)とは、結晶のような長距離秩序はないが、短距離秩序はある物質の状態。これは熱力学的には、非平衡な準安定状態である。 は、(形を持つ)に「非」の意味の接頭辞 a‐ が付いた語(19世紀にスウェーデンのイェンス・ベルセリウスが非結晶の固体に対して命名した)。結晶は、明礬や水晶のようにそれぞれ固有の結晶形態を持っており、 である。しかし、急冷や不純物が混じった状態で出来た固体は、時間的空間的に規則的な原子配列が取れず非晶質となり、不定形である。 アモルファス状態は、非金属ではしばしば見られる状態である。しかし、金属にもアモルファス状態が存在することは、アメリカのポール・デュエイ カリフォルニア工科大学教授らが1960年に発見した。.
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アスファルト
精製されたアスファルト アスファルト舗装 アスファルト()もしくは土瀝青(どれきせい)とは、原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のものである。道路の舗装や防水剤などに使われる。減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスファルトとなり、ストレート・アスファルトと呼ばれる。 ストレート・アスファルトの性状を改善するため、溶剤抽出(溶剤脱瀝)や空気酸化(ブローン・アスファルト製造)などの処理を行うこともある。粘度の高い液体(ピッチ)であり、常温ではほとんど流動しないものが多い。ただし、常温で使用できるようにストレート・アスファルトを灯油や軽油でカットバックさせたカットバック・アスファルトもあるが、日本では統計上ストレート・アスファルトに含まれている。 なお、日本やアメリカ等では石油を精製して採れた減圧重質油をアスファルトと呼ぶのに対し、ヨーロッパではビチューメンと呼び、このビチューメンに骨材や砂などを混合したものをアスファルト(日本ではアスファルト混合物またはアスファルト合材)と呼んでいる。したがって、ヨーロッパの技術論文を読む際には注意が必要となる。なぜこのように呼称が違ったのか不明であるが、おそらくは、アスファルトの種類が増えたことが原因ではないかと考えられる。 トリニダード・トバゴでは純度の高いアスファルトが天然で噴出し、湖を形成するという稀なケースが見受けられる。これは、地中の原油から揮発成分が蒸発し、アスファルト分のみが残ったものと考えられる。→(ピッチ湖).
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エボナイト
ボナイト(英語:ebonite)はゴムの一形態である。硬く光沢をもったゴムで、外観がコクタン(ebony)に似ていることからエボナイトと呼ばれる。開発者はチャールズ・グッドイヤーであり、生ゴムを長時間加硫して硬化させたものである。含硫率は、30%-40%に及ぶ。エボナイトは耐候性、耐酸性、耐アルカリ性にすぐれ、また機械的強度が強い。ボウリングの球や、万年筆の軸・インク供給部フィード、サクソフォーン、クラリネットといった楽器のマウスピースや喫煙用パイプのマウスピースに用いられている。絶縁性も極めて高く、かつては電材として絶縁体に用いられてきたが、 ではより加工の容易な他の材料に取って代わられている。黒い色をしている製品が多いが、マーブル柄などの色エボナイトも存在する。見た目や質感は似ているがいわゆるプラスチック(合成樹脂)とは異なるものであり、あくまでゴムの一種であり天然樹脂に分類されるものである。 万年筆の軸に遣われる素材は他にもレジンやセルロイドがあるが、エボナイトで作られた物が最も製品的に優れていると云われている。材質が稀少であるため、現在はエボナイトでレギュラー品を制作するメーカーは皆無であり、一部のメーカーが限定品を制作する際にエボナイトを使用する程度である。遵って、エボナイト製の万年筆は非常に入手困難となっている。.
オパール
パール。ただし英語では前に強勢があり「オウパル」である。 は、鉱物(酸化鉱物)の一種。非晶質(潜晶質)であるため、厳密には準鉱物であるが、国際鉱物学連合ではオパールを正式な鉱物としている。和名は蛋白石(たんぱくせき)。 西洋語のオパールを指す語は、ギリシア語 、または、そのラテン語化 に起源を持つ。これらの語は、サンスクリット語で(宝)石を意味する upālā という語との関係が指摘されている。.
ガラス
ガラス工芸 en) 建築物の外壁に用いられているガラス ガラス(、glass)または硝子(しょうし)という語は、物質のある状態を指す場合と特定の物質の種類を指す場合がある。.
国際鉱物学連合
国際鉱物学連合(こくさいこうぶつがくれんごう、International Mineralogical Association、IMA)は、38か国の団体によって構成されている国際組織である。鉱物学の発展と約4,000種の鉱物名の統一を目的としており、国際地質科学連合 (International Union of Geological Sciences、IUGS) と連携している。 日本では2006年から2010年まで大阪大学(会長は山中高光)に総会が置かれていた。.
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石油
石油(せきゆ)とは、炭化水素を主成分として、ほかに少量の硫黄・酸素・窒素などさまざまな物質を含む液状の油で、鉱物資源の一種である。地下の油田から採掘後、ガス、水分、異物などを大まかに除去した精製前のものを特に原油(げんゆ)という。 原油の瓶詰め 石油タン.
琥珀
琥珀のペンダント 琥珀(こはく)またはコハク(Amber、アンバー)は、天然樹脂の化石であり、宝石である。半化石の琥珀はコーパル(Copal)、加熱圧縮成形した再生コハクはアンブロイド(ambroid)という。 バルト海沿岸で多く産出するため、ヨーロッパでは古くから知られ、宝飾品として珍重されてきた。 鉱物に匹敵する硬度を持ち、色は黄色を帯びたあめ色のものが多い。.
真珠
真珠(しんじゅ)あるいはパール(Pearl)とは貝から採れる宝石の一種である。6月の誕生石である。石言葉は「健康・富・長寿・清潔・素直」など。 真珠は貝の体内で生成される宝石である。生体鉱物(バイオミネラル)と呼ばれる。貝殻成分を分泌する外套膜が、貝の体内に偶然に入りこむことで天然真珠が生成される。つまり成分は貝殻と等しい。貝殻を作る軟体動物であれば真珠を生成する可能性がある。 小石や寄生虫などの異物が貝の体内に侵入した時に外套膜が一緒に入り込む結果、真珠が生成される。そのため「異物の侵入が真珠の成因だ」とする説が一般的であったが、これは誤りである。 外套膜は細胞分裂して袋状になり、真珠を生成する真珠袋をつくる。その中でカルシウムの結晶(アラレ石)と有機質(主にタンパク質コンキオリン)が交互に積層した真珠層が形成されて、真珠ができる。この有機質とアラレ石の薄層構造が干渉色を生み出し、真珠特有の虹色(オリエント効果)が生じる。真珠層の構造や色素の含有量などによって真珠の色・照りが決まる。 日本の養殖真珠の発明とは「球体に削った核を、アコヤガイの体内に外套膜と一緒に挿入し、真珠層を形成させる」というものである。 巻き貝から生成されるコンク真珠やメロ真珠は真珠層を持っていない。従って、上記の真珠と区別されることがある。 真珠の重量の計量単位には、養殖真珠の産業化に成功したのが日本であったことから、日本の尺貫法の単位である匁(3.75グラム)や貫(3.75キログラム)が使われる一方で、グラム、カラット(200ミリグラム)やグレーン(通常は正確に64.798 91ミリグラムだが、真珠の計量については50ミリグラム)も用いられる。真珠の大きさの単位はミリメートルであるが、真珠のネックレスの長さについては業者間の取引では主にインチが使われている。 冠婚葬祭のいずれの場面でも使える便利な装飾品で、「日本人が最も多く持つジュエリー」との推測もある。炭酸カルシウムが成分であるため、汗が付いたまま放置すると真珠特有の光沢が失われる。このため、使用後に柔らかい布で拭くなどの手入れが大切である。.
結晶
結晶(けっしょう、crystal)とは原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列しているような物質である。より厳密に言えば離散的な空間並進対称性をもつ理想的な物質のことである。現実の物質の大きさは有限であるため、そのような理想的な物質は厳密には存在し得ないが、物質を構成する繰り返し要素(単位胞)の数が十分大きければ(アボガドロ定数個程度になれば)結晶と見なせるのである。 この原子の並びは、X線程度の波長の光に対して回折格子として働き、X線回折と呼ばれる現象を引き起こす。このため、固体にX線を当てて回折することを確認できれば、それが結晶していると判断できる。現実に存在する結晶には格子欠陥と呼ばれる原子の配列の乱れが存在し、これによって現実の結晶は理想的な性質から外れた状態となる。格子欠陥は、文字通り「欠陥」として物性を損ねる場合もあるが、逆に物質を特徴付けることもあり、例えば、一般的な金属が比較的小さな力で塑性変形する事は、結晶欠陥の存在によって説明される。 準結晶と呼ばれる構造は、並進対称性を欠くにもかかわらず、X線を回折する高度に規則的な構造を持っている。数学的には高次元結晶の空間への射影として記述される。また、液晶は3次元のうちの一つ以上の方向について対称性が失われた状態である。そして、規則正しい構造をもたない物質をアモルファス(非晶質)と呼び、これは結晶の対義語である。.
結晶構造
結晶構造(けっしょうこうぞう) とは、結晶中の原子の配置構造のことをいう。.
炭酸カルシウム
炭酸カルシウム(たんさんカルシウム、calcium carbonate)は、組成式 CaCO3 で表されるカルシウムの炭酸塩である。 貝殻やサンゴの骨格、鶏卵の殻、石灰岩、方解石、霰石、大理石、鍾乳石、白亜(チョーク)の主成分で、貝殻を焼いて作る顔料は胡粉と呼ばれる。土壌ではイタリアのテラロッサに含まれる。.
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生体鉱物
生体鉱物(せいたいこうぶつ、バイオミネラル)とは、生体によって形成された無機化合物の総称である、2017年8月4日閲覧。。 様々な植物や動物によって形成され、特に強い組織構造を構築する。これを(生体鉱物形成作用)という。生体鉱物の例として、貝殻や歯などがある。現在、約60の生体鉱物が知られている。 生体鉱物の応用が材料科学において研究され、医療技術や建築での利用が考えられている。.
褐鉄鉱
褐鉄鉱 褐鉄鉱(かってっこう、limonite)は、鉄の酸化鉱物の通称あるいは野外名。別名はリモナイト。天然の錆である。 実際には吸着水や毛管水を含んだ針鉄鉱(ゲーサイト、α-FeOOH)、または鱗鉄鉱(レピドクロサイト、γ-FeOOH)の一方または両者の集合体であり、鉱物名としては褐鉄鉱は使用されていない。針鉄鉱と鱗鉄鉱は結晶構造は異なるが、産出状態も共生関係も全く同様で相伴って産出する。特に微視的な結晶の集合体のような場合には両者の判定は非常に困難であり、かつ、厳密に区別しなくてよい場合も多いため、そのような場合にしばしば褐鉄鉱の名が使われる。.
黒玉
ハルシュタット文化の墓から出てきた黒玉。 黒玉(こくぎょく、jet)は、水中で長い年月を経て化石化した樹木によってできている。ただし琥珀のような樹脂ではなく、樹木の幹そのものの化石である。褐炭の1種であるが、宝石として扱われる。非常に軟らかく、軽い。独特の柔らかい光沢を持つ。ただし、乾燥するとヒビ割れができることがある他、火が付けば燃焼するなど保管には注意を要する。 イギリスのヴィクトリア女王が、夫であったアルバート公の喪に服した折、服喪用ジュエリーとして用いたことで名高い。女王が自身と謁見する女性に対し、ジェットを身につけることを奨励したため、イギリス貴族女性の間で大流行した。.
黒曜石
アメリカ合衆国オレゴン州レイク郡で採取された黒曜石 黒曜石(黒耀石)(こくようせき、obsidian)は、火山岩の一種、及びそれを加工した宝石。岩石名としては黒曜岩(こくようがん)という。 英語名の「オブシディアン」は、エチオピアでオブシウス()なる人物がこの石を発見した、という、大プリニウスの『博物誌』の記述による。.
閃電岩
閃電岩あるいは雷管石(英 fulgurite フルグライト; ラテン語のfulgur「雷」から)は、珪砂に落雷したあとにできる、ニンジンに似た形状の天然のガラス管である。ちょうどよい成分の砂が高温に熱せられることで、雷の経路にそった形の石英ガラスを形成する。「雷の化石」とも呼ばれることがある。形成されたガラスはルシャトリエライトと呼ばれるが、これは隕石の落下や火山噴火でも生成される。アモルファスなのでミネラロイドに分類される。 管の直径は数センチメートルで、長さは数メートルになる。色は元の砂の成分により黒や褐色から緑・半透明白色のものがある。内面は通常はなめらかか、または細かい泡がある。外側は一般に粗い砂粒で覆われている。外見は木の根に似て、しばしば枝分かれや小さな穴がある。時には閃電岩は岩の表面に形成されることがある(exogenic fulguriteと呼ばれる)。.
鉱物
いろいろな鉱物 鉱物(こうぶつ、mineral、ミネラル)とは、一般的には、地質学的作用により形成される、天然に産する一定の化学組成を有した無機質結晶質物質のことを指す。一部例外があるが(炭化水素であるカルパチア石など)、鉱物として記載されるためには、人工結晶や活動中の生物に含まれるものは厳密に排除される。また鉱物は、固体でなければならない()。.
鉱物の一覧
鉱物の一覧(こうぶつのいちらん)では、主要な鉱物の一覧を示す。.
水銀
水銀(すいぎん、mercury、hydrargyrum)は原子番号80の元素。元素記号は Hg。汞(みずがね)とも書く。第12族元素に属す。常温、常圧で凝固しない唯一の金属元素で、銀のような白い光沢を放つことからこの名がついている。 硫化物である辰砂 (HgS) 及び単体である自然水銀 (Hg) として主に産出する。.
木材
材木店の店頭に並ぶ各種木材 木材(もくざい)とは、様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の部分を指す呼称。 その用途は、切削など物理的加工(木工)された木製品に限らず、紙の原料(木材パルプ)また薪や木炭に留まらない化学反応を伴うガス化・液化を経たエネルギー利用や化学工業の原料使用、飼料化などもある岡野 p.147-169 6.エピローグ-その将来を展望する-。樹皮を剥いだだけの木材は丸太(まるた)と呼ばれる。材木(ざいもく)も同義だが、これは建材や道具類の材料などに限定する場合もある。.
有機化合物
有機化合物(ゆうきかごうぶつ、organic compound)は、炭素を含む化合物の大部分をさす『岩波 理化学辞典』岩波書店。炭素原子が共有結合で結びついた骨格を持ち、分子間力によって集まることで液体や固体となっているため、沸点・融点が低いものが多い。 下記の歴史的背景から、炭素を含む化合物であっても、一酸化炭素、二酸化炭素、炭酸塩、青酸、シアン酸塩、チオシアン酸塩等の単純なものは例外的に無機化合物と分類し、有機化合物には含めない。例外は慣習的に決められたものであり『デジタル大辞泉』には、「炭素を含む化合物の総称。ただし、二酸化炭素・炭酸塩などの簡単な炭素化合物は習慣で無機化合物として扱うため含めない。」と書かれている。、現代では単なる「便宜上の区分」である。有機物質(ゆうきぶっしつ、organic substance『新英和大辞典』研究社)あるいは有機物(ゆうきぶつ、organic matter『新英和大辞典』研究社)とも呼ばれるあくまで別の単語であり、同一の概念ではない。。.