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海緑石

索引 海緑石

海緑石(かいりょくせき、Glauconite)は、鉱物の一種。組成は鉄とカリウムのフィロケイ酸塩鉱物(雲母グループ)((K,Na,Ca)(Fe3+,Al,Mg,Fe)2(Si,Al)4O10(OH)2)。緑色で風化しやすく非常にもろいことに特徴がある。 Glauconiteの名前はギリシャ語で「青」を意味する glaucos (γλαυκος) から来ている。色は表面の酸化具合によってオリーブグリーン、暗緑色、青緑色、黄緑色と変化する。モース硬度は2。比重は2.4 - 2.95。 一般的に、海緑石は堆積速度が穏やかな大陸棚だったことを示す指標と考えられ、ジュラ紀から白亜紀にかけて堆積したや純度の低い石灰岩、チョークなどに含まれている。 海緑石は長い間ヨーロッパで緑色顔料として利用された。例えば古代ローマ時代のガリアの壁画やロシアの"イコン"、中世絵画の肉体表現に使用が認められる。また農業分野では肥料用カリウムの原料や土壌改良に用いられている。.

19 関係: 単斜晶系大陸棚チョーク (岩石)モース硬度イコンカリウムギリシア語ケイ酸塩ジュラ紀石灰岩白亜紀顔料風化農業肥料鉱物雲母比重

単斜晶系

単斜晶系の例:正長石 単斜晶系(たんしゃしょうけい、)は、7つの結晶系の1つ。対応するブラベー格子は、単純単斜格子・底心単斜格子の2種類。 結晶系は、3つのベクトルで表現できるが、単斜晶系では、直方晶系のように異なる長さのベクトルで表される。これらのベクトルは、底面が平行四辺形の直角柱を形成する。従って、2組のベクトルが直角に交わっているが、3つ目の組は90°にならない。.

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大陸棚

大陸棚(たいりくだな)とは、大陸の周縁に分布するきわめて緩傾斜の海底で、傾斜の変換点をその外縁とする平らな棚状の地形をいう。.

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チョーク (岩石)

チョーク は、未固結の石灰岩のこと。イギリスのドーバー海峡周辺で崖をつくる厚い地層のことで、円石藻の化石(炭酸カルシウムのココリス)から成る。 日本語では白亜(はくあ、白堊とも)という。日本では地層が堆積した年代から、白亜紀の語源となったほか、黒板に用いるチョーク(白墨)の語源にもなっている。.

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モース硬度

モース硬度(モースこうど)、モース硬さ(モースかたさ、)またはモース硬さスケール(モースかたさスケール、)は、主に鉱物に対する硬さの尺度の1つ。硬さの尺度として、1から10までの整数値を考え、それぞれに対応する標準物質を設定する。 ここで言う硬さの基準は「あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ」であり、「たたいて壊れるかどうか」の堅牢さではない(そちらは靱性を参照)。モース硬度が最高のダイヤモンドであっても衝撃には弱く、ハンマーなどである一定の方向からたたくことよって容易に砕ける。また、これらの硬度は相対的なものであるため、モース硬度4.5と示されている2つの鉱物があったとしても、それらは同じ硬度とは限らない。これは、蛍石で引っかくと傷がつかず、燐灰石で引っかくと傷つくということを示すのみである。 数値間の硬度の変化は比例せず、硬度1と2の間の差が小さく、9と10の間の硬度の差が大きいことも特徴的である。一見すると不便な見分け方のようでもあるが、分析装置のない野外においては、鉱物を同定するために役立つ簡便で安価な方法である。 モース硬度の「モース」は、この尺度を考案したドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースに由来している。 「滑石方(かっせきほう)にして蛍燐(けいりん)長く、石黄鋼(いしおうこう)にして金色なり」という語呂合わせの覚え方がある。.

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イコン

イコン(εικών, Икона, Icon, Ikon)とは、イエス・キリスト(イイスス・ハリストス)、聖人、天使、聖書における重要出来事やたとえ話、教会史上の出来事を画いた画像(多くは平面)である。"εικών"をイコンと読むのは中世から現代までのギリシャ語による(ειは中世・現代ギリシャ語では「イ」と読む)。古典ギリシャ語再建音ではエイコーン。正教会では聖像とも呼ぶ。.

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カリウム

リウム(Kalium 、)は原子番号 19 の元素で、元素記号は K である。原子量は 39.10。アルカリ金属に属す典型元素である。医学・薬学や栄養学などの分野では英語のポタシウム (Potassium) が使われることもある。和名では、かつて加里(カリ)または剥荅叟母(ぽたしうむ)という当て字が用いられた。 カリウムの単体金属は激しい反応性を持つ。電子を1個失って陽イオン K になりやすく、自然界ではその形でのみ存在する。地殻中では2.6%を占める7番目に存在量の多い元素であり、花崗岩やカーナライトなどの鉱石に含まれる。塩化カリウムの形で採取され、そのままあるいは各種の加工を経て別の化合物として、肥料、食品添加物、火薬などさまざまな用途に使われる。 生物にとっての必須元素であり、神経伝達で重要な役割を果たす。人体では8番目もしくは9番目に多く含まれる。植物の生育にも欠かせないため、肥料3要素の一つに数えられる。.

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ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

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ケイ酸塩

イ酸塩(ケイさんえん、珪酸塩、)は、1個または数個のケイ素原子を中心とし、電気陰性な配位子がこれを取り囲んだ構造を持つアニオンを含む化合物を指す。シリケートとも呼ばれる。この定義ではヘキサフルオロシリケート 2− などの化学種も含まれるが、一般的によく見られるケイ酸塩は酸素を配位子とするものである。ケイ酸塩アニオンは他のカチオンと結合し、電気的に中性な化合物を形成する。 シリカ(二酸化ケイ素) SiO2 はケイ酸塩の一種と考えられることもある。これはケイ素周りが負電荷を帯びないため、追加のカチオンを含まない特別な例である。シリカは石英やその多形などの鉱物として自然界に見られる。 ケイ酸塩の代表的な構造モデル ケイ酸塩鉱物に代表される大多数のケイ酸塩では、ケイ素原子は4個の酸素原子によって囲まれた四面体構造をとる。鉱物の種類によってこの四面体が連なる度合いは異なり、単独、対、クラスター、環状、鎖状、二本鎖状、層状、3次元網目状など多岐にわたる。ケイ酸塩鉱物はこのアニオン構造の違いによって分類される。 酸素原子周りの空間が少ないため、通常の圧力条件では6配位のケイ酸塩はまれにしか見られないが、 などにヘキサヒドロキシシリケートイオン 2− として含まれる。.

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ジュラ紀

ュラ紀(ジュラき、Jurassic period)は現在から約1億9960万年前にはじまり、約1億4550万年前まで続く地質時代である。三畳紀の次で白亜紀の1つ前にあたる中生代の中心時代、あるいは恐竜の時代といえる。ジュラ紀の名前は、フランス東部からスイス西部に広がるジュラ山脈において広範囲に分布する石灰岩層にちなみ、1829年にアレクサンドル・ブロンニャールにより提唱された。その後、1962年と1967年に開かれた国際ジュラ系層序小委員会により、11の階(期)の区分が確立された(時代区分参照)。なお、漢字を当てる場合は「侏羅紀」となるが、一般的ではない。.

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石灰岩

石灰岩(せっかいがん、)は、炭酸カルシウム(CaCO3、方解石または霰石)を50%以上含む堆積岩。炭酸カルシウムの比率が高い場合は白色を呈するが、不純物により着色し、灰色や茶色、黒色の石灰岩もある。.

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白亜紀

白亜紀(はくあき、白堊紀、Cretaceous period)とは、地球の地質時代の一つで、約1億4500万年前から6600万年前を指す。この時代は、ジュラ紀に続く時代であり中生代の終わりの時代でもある。次の時代は、新生代古第三紀の暁新世である。 「白堊」の「堊(アク; アと読むのは慣習)」の字は粘土質な土、すなわち石灰岩を意味し、石灰岩の地層から設定された地質年代のため白堊紀の名がついた。また「白亜」の「亜」は、「堊」の同音の漢字による書きかえである。.

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顔料

粉末状の天然ウルトラマリン顔料 合成ウルトラマリン顔料は、化学組成が天然ウルトラマリンと同様であるが、純度などが異なる。 顔料(がんりょう、pigment)は、着色に用いる粉末で水や油に不溶のものの総称。着色に用いる粉末で水や油に溶けるものは染料と呼ばれる。 特定の波長の光を選択的に吸収することで、反射または透過する色を変化させる。蛍光顔料を除く、ほぼ全ての顔料の呈色プロセスは、自ら光を発する蛍光や燐光などのルミネセンスとは物理的に異なるプロセスである。 顔料は、塗料、インク、合成樹脂、織物、化粧品、食品などの着色に使われている。多くの場合粉末状にして使う。バインダー、ビークルあるいは展色剤と呼ばれる、接着剤や溶剤を主成分とする比較的無色の原料と混合するなどして、塗料やインクといった製品となる。実用的な分類であり、分野・領域によって、顔料として認知されている物質が異なる。 顔料の世界市場規模は2006年時点で740万トンだった。2006年の生産額は176億USドル(130億ユーロ)で、ヨーロッパが首位であり、それに北米とアジアが続いている。生産および需要の中心はアジア(中国とインド)に移りつつある。.

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風化

化(ふうか、)または風化作用(ふうかさよう、英: )とは、地殻の表層にある岩石が太陽光や風雨などにさらされることによって破砕・分解され、物理的、化学的に変質する作用のこと。。地形の侵食作用や運搬作用の前提に風化作用があり、地形形成や地形変化にも影響を及ぼしているほか、また土壌形成の過程にも風化作用が関与する。なお、風化作用の要因には外的要因(気候など)と内的要因(岩石の性質など)の2つがある。 。 。.

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農業

農業(のうぎょう)とは、土地の力を利用して有用な植物を栽培し、また、有用な動物を飼養する、有機的な生産業のこと広辞苑 第六版「農業」。.

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肥料

肥料(肥糧、ひりょう)とは、植物を生育させるための栄養分として、人間が施すものである。特に窒素・リン酸・カリは肥料の三要素と呼ばれる。肥料成分としては、他にカルシウム、マグネシウムを加えて肥料の五大要素である。さらに銅、亜鉛など、合計17種類は必須元素と呼ばれる。リン鉱石の枯渇が懸念されている。 肥料は、無機肥料と、有機肥料に大別される。前者は無機物が主であり水に溶けやすいが流出もしやすく、長期間の使用によって土壌障害の原因ともなる。後者は糠、草木灰、魚粕、糞など有機物であり、発酵などによって分解され、無機物となって植物に吸収される。2002年には一部は有機物のまま吸収されることが判明している。.

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鉱物

いろいろな鉱物 鉱物(こうぶつ、mineral、ミネラル)とは、一般的には、地質学的作用により形成される、天然に産する一定の化学組成を有した無機質結晶質物質のことを指す。一部例外があるが(炭化水素であるカルパチア石など)、鉱物として記載されるためには、人工結晶や活動中の生物に含まれるものは厳密に排除される。また鉱物は、固体でなければならない()。.

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鉄(てつ、旧字体/繁体字表記:鐵、iron、ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号は Fe。金属元素の1つで、遷移元素である。太陽や他の天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5%を占め、大部分は外核・内核にある。.

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雲母

雲母 雲母(うんも)は、ケイ酸塩鉱物のグループ名。きらら、きらとも呼ばれる。特に電気関係の用途では、英語に由来するマイカの名前で呼ばれる事も多い。英語のmicaはラテン語でmicare(輝くの意)を由来とする。.

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比重

比重(ひじゅう)とは、ある物質の密度(単位体積当たり質量)と、基準となる標準物質の密度との比である。通常、固体及び液体については水、気体については、同温度、同圧力での空気を基準とする。.

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