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検注

索引 検注

検注(けんちゅう)とは、古代後期から中世にかけての日本の荘園公領制で行われた土地調査。 国司や荘園領主が国衙領などの公領や荘園を支配し、年貢・公事・夫役などの租税を収取されるために土地の面積を丈量するとともに田畠や桑漆、山野、在家などの所在状況が確認された。 検注には目的や方法によって立券検注・荘内検注・正検注(大検注)・内検注・居合検注などがあった。.

37 関係: ぼう示古代夫役室町時代山野不入の権 (日本)不輸の権 (日本)中世下地中分年貢度量衡令制国土用在家 (民屋)ロープウマクリクワ公事勘料国司国衙領四至竿田畑氏隠田荘園 (日本)荘園公領制荘園領主近世検地検田検注帳日本

ぼう示

牓示(ぼうじ)とは、交通の要所や市場、所領などの土地の四至あるいは境界のうち重要な地点に立てた掲示のこと。.

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古代

古代(こだい、)とは、世界の歴史の時代区分で、文明の成立から古代文明の崩壊までの時代を指す。「歴史の始まり」を意味する時代区分である。古典的な三時代区分の一つであり、元来は古代ギリシア・古代ローマを指した(古典古代)。歴史家にとっては語ることのできる歴史の始まり(書き出し)を意味した。考古学の発達が歴史記述の上限を大幅に拡大したと言える。.

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夫役

夫役(ぶやく)は、日本史上の各支配者が被支配者に賦課した労働課役のこと。.

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室町時代

室町時代(むろまちじだい)は、日本の歴史において、室町幕府(足利将軍家)によって統治されていた時代である。「室町時代」の名称は、京都の室町に幕府が置かれていたことに由来する。.

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尺(しゃく)は、尺貫法における長さの単位である。東アジアでひろく使用されている。ただし、その長さは時代や地域によって異なる。 人体の骨格の尺骨は、この尺とほぼ同じの長さであることに由来する。 また、もともとは長さの単位であった尺が、転じて物の長さのことや物差しのことも「尺」と呼ぶようになった。.

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山野

山野(やまの、さんや)。さんやと読む場合は山と草原や原野(げんや)を指す。.

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不入の権 (日本)

日本における不入の権(ふにゅうのけん)とは、中世にアジールが外部権力の権力行使を拒否することができるとされた権利のことである。「不入権」には、外部権力の使者の立ち入りを拒否することができる「不入権」のほか、警察権・司法権の行使を拒否することができる「検断不入権」、租税を拒否することができる「不輸権」などがあった。.

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不輸の権 (日本)

不輸の権(ふゆのけん)とは、荘園が国家への租税の一部またはすべてが免除される権利。日本においては、10世紀ころ、摂関政治のもとで官省符荘をもって成立した。.

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中世

中世(ちゅうせい、英語:middle ages)は、狭義には西洋史の時代区分の一つで、古代よりも後、近代または近世よりも前の時代を指す。17世紀初頭の西洋では中世の観念が早くも定着していたと見られ、文献上の初見は1610年代にまでさかのぼる。 また、広義には、西洋史における中世の類推から、他地域のある時代を「中世」と呼ぶ。 ただし、あくまでも類推であって、西洋史における中世と同じ年代を指すとは限らないし、「中世」という時代区分を用いない分野のことも多い。 また、西洋では「中世」という用語を専ら西洋史における時代区分として使用する。 例えば英語では日本史における「中世」を通常は「feudal Japan」(封建日本)や「medieval Japan」(中世日本)とする。.

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下地中分

下地中分(したじちゅうぶん)とは、日本の中世に使用された用語で、荘園公領制下の重層的に入り組んだ支配・権利関係の中で、それぞれの主体が一元的に土地を支配すること(一円知行)を目的にして行われた、土地の分割を指し示す用語である。鎌倉時代中期から南北朝時代までを中心に、主に西日本で見られた。.

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年貢

年貢(ねんぐ)は、日本史上の租税の一形態。律令制における田租が、平安時代初期-中期に律令制が崩壊・形骸化したことにともなって、年貢へと変質したが、貢租(こうそ)という別称に名残が見られる。その後、中世・近世を通じて、領主が百姓(農民でなく普通の民をいう。)を始めとする民衆に課する租税として存続した。主に、米で納めるため、その米を年貢米(ねんぐまい)と呼ばれた。.

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度量衡

度量衡(どりょうこう)は、さまざまな物理量の測定、あるいは物理単位のことを言う。詳細は物理単位を参照。 字義的には、度は「長さ」および「さし(ものさし)」、量は「体積」および「枡(升、ます)」、衡は「質量」および「秤(はかり)」を表している。.

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令制国

北海道11か国(ただし、千島を除く)追加を反映した。 令制国(りょうせいこく)とは、日本の律令制に基づいて設置された日本の地方行政区分である。律令国(りつりょうこく)ともいう。奈良時代から明治初期まで、日本の地理的区分の基本単位だった。 令制国の行政機関を国衙(こくが)または国庁(こくちょう)といい、国衙の所在地や国衙を中心とする都市域を国府(こくふ)といった。また、国府は府中と呼ばれることもあった。.

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土用

土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。 俗には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多く、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣がある。 各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶ。最後の日は節分である。.

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在家 (民屋)

在家(ざいけ)とは、住屋及びそれに付属する耕地及び住民のこと。荘園・公領における租税(年貢・公事・夫役)収取単位(在家役)としても用いられ、その負担者である住民のみを指す場合もある。.

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ロープ

船舶係留用ロープ コイルロープ(Z縒り) ロープとは、紐や針金などの細長い繊維または素線を、さらに縒り合わせたもの。 けん引や支持などを目的とするロープは綱(つな)ともいい、縛るためのロープは縄(なわ)ともいう。また、登山の用途に用いるものをザイルと呼ぶことが多いが、これはドイツ語で「綱」の意味であり、英語のロープと同義語である。.

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ウマ

ウマ(馬)は、ウマ目(奇蹄目)のウマ科に属する動物の総称である。現生は、いずれもウマ科に属するウマ、シマウマ、ロバの仲間、5亜属9種のみである。狭義の「ウマ」は、このうち特に種としてのウマつまり学名で「Equus caballus」) と呼ばれるもののみを指す。 社会性の強い動物で、野生のものも家畜も群れをなす傾向がある。北アメリカ大陸原産とされるが、北米の野生種は、数千年前に絶滅している。欧州南東部にいたターパンが家畜化したという説もある。 古くから中央アジア、中東、北アフリカなどで家畜として飼われ、主に乗用や運搬、農耕などの使役用に用いられるほか、食用にもされ、日本では馬肉を「桜肉(さくらにく)」と称する。軍用もいる。 競走用のサラブレッドは、最高87km/hを出すことができる。 学名は「Equus caballus(エクゥウス・カバッルス)」。「equus」も「caballus」ともにラテン語で「馬」の意。.

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クリ

リ(栗、学名:)とは、ブナ科クリ属の木の一種。 クリのうち、各栽培品種の原種で山野に自生するものは、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれる、栽培品種はシバグリに比べて果実が大粒である。また、シバグリもごく一部では栽培される。.

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クワ

ワ(桑)は、クワ科クワ属の総称。カイコの餌として古来重要な作物であり、また果樹としても利用される。.

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公事

公事(くじ、くうじ、おほやけごと)とは日本史における用語の1つで、下記の意味で用いられている。.

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勘料

勘料(かんりょう)とは、中世日本の国衙領や荘園に対する検注の際に年貢を免除してもらうために国司や荘園領主に払った費用。後に制度化されて租税の一種となった。 本来は検注の際に書類や台帳の審査・作成を行うための一種の事務手数料であった永松『日本歴史大事典』「勘料」。検注においては荒廃した田畑やその他の理由で年貢の賦課を免除する田畑(除田)の確定作業も含まれており、在地の名主や農民は自分の田畑を除田の対象に含めて貰おうとして勘料の名目で若干の銭や米を納めた宮川『国史大辞典』「勘料」。ところが、勘料の納付が恒例になるにつれて、国司・荘園領主側から段別に賦課されたり、特定の田畑を勘料の財源となる「勘料田」の指定するようになり、一種の租税と化した。鎌倉時代後期、東寺の所領であった若狭国太良荘では段別に米3合、同じく遠江国原田荘では段別に米1升、室町院領であった和泉国大鳥荘では段別に銭2貫200文が徴収されていたことが知られている。 徴収された勘料の余剰分は国司や荘園領主にそのまま納められたり、検注を行った検注使がそのまま得分にすることが認められたりした。.

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国司

国司(こくし、くにのつかさ)は、古代から中世の日本で、地方行政単位である国の行政官として中央から派遣された官吏で、四等官である守(かみ)、介(すけ)、掾(じょう)、目(さかん)等を指す(詳細は古代日本の地方官制も併せて参照のこと)。守の唐名は刺史、太守など。 郡の官吏(郡司)は在地の有力者、いわゆる旧豪族からの任命だったので、中央からの支配のかなめは国司にあった。任期は6年(のちに4年)であった。国司は国衙において政務に当たり、祭祀・行政・司法・軍事のすべてを司り、管内では絶大な権限を持った。.

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国衙領

国衙領(こくがりょう)は、平安時代中期頃以降の公領を、荘園に対して呼ぶ歴史学用語。国衙は国の役所の意味。.

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四至

四至(しいし/しし)とは、古代・中世における所領・土地の東西南北の境界を指して呼んだ呼称である。転じて境界そのものを指すようになった。.

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竿

竿(さお)は、何らかの道具として使用する細長い棒である。原義は竹から枝葉を取り払ったもののことであったが、同じ用途の竹以外の材質のものも同じ名で呼ぶようになった。.

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田畑氏

鹿児島を起源とする田畑(たばた)姓は薩摩藩士であるが、ここでは奄美大島を起源とする本家筋について記述する。その他については言及しない。 かつて琉球国に帰属した鹿児島・奄美大島の支配を任された笠利(かさり)氏が、後に田畑氏を名乗る(1726年以降)。.

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隠田

(おんでん)は、農民が年貢の徴収を免れるために密かに耕作した水田のことである。隠田は「かくしだ」あるいは「いんでん」とも読み、現代仮名遣では「し」を補って、隠し田とも書く。忍田(しのびだ)とも言うが、同様に忍び田とも書く。他に隠地(おんち)、隠没田(おんぼつでん)もいうが、これらも同義語である。畑の場合は隠畠(かくしたばた)と呼ばれた。これも同じく隠し畑とも書く。.

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荘園 (日本)

ここでは日本の荘園(にほんのしょうえん)について扱う。.

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荘園公領制

荘園公領制(しょうえんこうりょうせい)とは、日本の中世における、荘園と公領を土台とした、重層的土地支配構造のことである。歴史学者の網野善彦が提唱した。11世紀中後期から12世紀初期にかけて成立し、院政期を通じて発展し、鎌倉時代前後に最盛期を迎えた。その一方で、鎌倉時代には地頭による侵食を受け、室町時代には守護(守護大名)によって蚕食されるなど、武士の進出に伴って次第に解体への道を進み、戦国時代頃までにほぼ形骸化した。最終的には太閤検地で完全に消滅する。 なお、この項目においての荘園・公領とは、それぞれ荘園公領制の土台となった寄進地系荘園・国衙領を指すものとする。.

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荘園領主

荘園領主(しょうえんりょうしゅ)とは、荘園を支配する領主のこと。一般的には荘園支配の上層部に立つ本家・領家などを指す。ただし、これは歴史学において荘園現地の大土地所有者である「在地領主」との対比として用いられている用語であり、当時において実際に用いられていた用語ではない。.

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近世

近世(きんせい、英語:early modern period)とは、歴史学における時代区分のひとつ。中世よりも後で、近代よりも前の時期を指す。.

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杖(つえ、walking stick)とは、体を支えるために用いられる細長くまっすぐな、手で持つのに適した道具。長くて自分の足の長さ程度のもので、木製である場合が多いが、稀に象牙や金属で作られることもある。英語におけるwandは魔術などとのかかわりで伝説や物語に登場することが多いが、元来は農具だったといわれる。日本語での杖にはステッキ(stick)の意味も含まれる。 古いタロットカードの図柄に、杯、硬貨、剣と並んで杖がモチーフとして使われているが、それぞれに聖職者、商人、騎士、農夫を意味している。杖は、農夫の道具で、これで畑の土を掘り起こしていた。この杖、ワンドと呼ぶものは、現在のトランプでは「クラブ」(クローバとも)に取って代られた。 また白杖は視覚障害者の安全の確保のためにも用いられる。.

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検地

検地(けんち)とは中世から近世にかけて行われた田畑の面積と収量の調査のことである。現在の課税台帳整備に当たるもの。.

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検田

検田(けんでん)とは、農耕地の面積や耕作者・土質などを調査すること。古代においては校田と同義であったが、中世になると検注と同義となる。.

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検注帳

検注帳(けんちゅうちょう)とは、古代・中世の日本の荘園において検注の結果を集計して取りまとめた帳簿のこと。検注が古代の検田を引き継ぐことから検田帳(けんでんちょう)と呼ばれていたほか、実検帳(じつけんちょう)・丸帳(まるちょう)・馬上帳(ばじょうちょう)とも。荘園制において荘園領主が土地・人民を支配するための基本台帳としての役目を果たした。.

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漆 漆(うるし)とは、ウルシ科のウルシノキ(漆の木;Poison oak)やブラックツリーから採取した樹液を加工した、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料である。塗料とし、漆工などに利用されるほか、接着剤としても利用される。.

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日本

日本国(にっぽんこく、にほんこく、ひのもとのくに)、または日本(にっぽん、にほん、ひのもと)は、東アジアに位置する日本列島(北海道・本州・四国・九州の主要四島およびそれに付随する島々)及び、南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などから成る島国広辞苑第5版。.

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