45 関係: 助詞、助数詞、名詞、存在動詞、対格、属格、主題役割、主語、主格、三人称、一人称、一致、人称代名詞、代名詞、他動詞、形容詞、ナバホ語、ロシア語、トルコ語、フィンランド語、ニジェール・コンゴ語族、インド・ヨーロッパ語族、スラヴ語派、タミル語、動作主、動詞、生物、無生物主語構文、目的語、類別詞、補助動詞、語順、能格言語、自発 (文法)、英語、接置詞、格、格変化、標識 (言語学)、活格言語、文法範疇、日本語、日本語の方言、所有 (言語学)、性 (文法)。
助詞
助詞(じょし)とは、日本語の伝統的な品詞の一つである。他言語の後置詞、接続詞に当たる。.
助数詞
助数詞(じょすうし)は、数を表す語の後ろに付けてどのような事物の数量であるかを表す語要素である。数詞を作る接尾辞の一群。類別詞の一種である。 日本語のほか、中国語・韓国語など東アジア・東南アジアの多くの言語、またアメリカ大陸先住民の言語などにある。.
名詞
名詞(めいし )とは、品詞(語の文法的分類)の一つで、典型的には物体・物質・人物・場所など具体的な対象を指示するのに用いられKoptjevskaja Tamm 2006: 720.
存在動詞
存在動詞(そんざいどうし)とは、基本的には存在を表現する動詞のことをいう。 また言語によって異なるものの、名詞や形容詞などの補語を伴って主語の状態を表現したり(これを繋辞またはコピュラという)、助動詞として進行形や受動態を表したりすることもある。英語に代表させて他の西欧語の同じ性格の動詞を包括的に be 動詞と呼ぶこともある。.
対格
対格(たいかく、accusative case 、casus accusativus 。略号ACC)は、名詞がもつ格のひとつで、主格対格型言語の場合、他動詞の直接目的語を標識する場合に用いられる。目的格・業格と呼ばれることもある。ドイツ語では4格(der vierte Fall)ということもある。 日本語の場合、「を」が該当する。また、多くの言語において対格は特定の前置詞の目的語としても用いられる。このとき、フランス語では代名詞の強勢形を使用する。現代ギリシャ語の対格は古典語にあった与格の意味も含まれていて、前置詞の後の名詞の多くが対格に変化する。 対格はインド・ヨーロッパ語族の多くの言語(ラテン語、サンスクリット語、ギリシャ語、ドイツ語、ロシア語など)、またセム語族の言語(アラビア語など)に存在する。 フィン語、エストニア語のようなフィン語族の言語では、直接目的語を標識する場合に、対格だけでなく分格(partitive case)も用いられる。形態論では、いずれも対格としての働きを持つが、対格の名詞は動作的意味をもち、一方、分格の名詞は動作的な意味をもたないという相違がある。.
属格
属格(ぞっかく、genitive case、casus genitivus、родительный падеж)は、名詞・代名詞の格の一つで、主に所有を表す。英語では所有格(posessive)、ドイツ語では2格(der zweite Fall)とも呼ぶ。スラヴ語派については生格(せいかく)と呼ぶが、これは訳語の違いにすぎない。 日本語では主に格助詞「の」で表される(日本語では体言を修飾できる格はこれだけなので連体格とも呼ばれる)が、インド・ヨーロッパ語族の属格は、それだけでなく以下のような幅広い用法がある。;所有:所有およびそれに類する関係を表す。もっとも一般的な機能である。;意味上の主語・目的語:動詞的な意味を持つ名詞を修飾し、意味上の主語・目的語を示す。;部分の属格:全体の一部分であることを示す。;分離の属格:奪格に由来する。;同格の属格:同じものを説明したり言い換えたりする。;副詞的属格:名詞の属格を副詞的に用いる用法。;形容詞的用法:形容詞的な抽象名詞で修飾することで、形容詞と同等のことを表現する。;*A man of importance;*国家的の事(現在は形容動詞で「国家的な事」と言うのが普通だが、明治から昭和戦前期まではこの言い方が普通だった)、緑の洋服、裸の人;否定の属格 英語では、このうち所有は所有格として名詞(-'s)および人称代名詞に格形が残存しており、また意味上の主語も所有格で表す場合があるが、それ以外の属格の用法は前置詞ofに置き換えられた。なお近年は、's および my, your などの所有形は格ではないという説が有力である。例えば the girl next door's cat (隣の少女の猫) では、's は the girl next door という句にかかり、door という語にかかっているのではない。したがって 's を接語と見なす言語学者が増えている。 ドイツ語では、単数男性名詞、単数中性名詞で「-s」を付け女性名詞、複数形では無変化であるが、どちらも冠詞や形容詞が属格に伴う変化を行う。他の名詞を修飾する場合には被修飾語のあとに付けるのが原則であるが、前に付けることもあり、その場合被修飾語の冠詞は省略される。現代語では「von」+三格(与格)で代用するのが普通である。人称代名詞の属格は所有関係には使われない。また、英語の人称代名詞の所有形に当たる働きをするものが別にあり、所有代名詞という。 ロマンス語(フランス語、イタリア語、スペイン語など)では基本的に格変化が消失したため、属格はすべてde/diといった前置詞に置き換えられた。 なお、英語の人称代名詞の所有格に相当する機能は所有形容詞によって表す。.
主題役割
主題役割(しゅだいやくわり、)とは、言語学において、述語と項の意味関係を分類したものである。主題関係()、意味役割()、θ役割 ()とも呼ばれる。フィルモアの格文法における「格」も同様の概念である。 文の解釈に重要な役割を果たすと言われるが、一体全部でいくつあるのかなど不明な点も多い。また文法格(「が」「を」)や後置詞(「で」「へ」など)と相関があるが、決して一対一に対応しているわけではない。 主な主題役割には以下のようなものがある。.
主語
主語(しゅご、subjectum、subject)は、文の構成素、文の成分の1つ。典型的には、英語やフランス語において述語(述語動詞)形を特権的に規定して文を成立させる、主格をなす名詞句または代名詞として観察される。また、他の言語においても、英仏語の主語と構造的に平行な関係にある名詞句や代名詞を「主語」と呼ぶことがある。 もともとは、アリストテレス以来の伝統的な論理学における「述語」(katēgoroumenon) の対概念である hypokeimenon に由来し、それが中世以降のヨーロッパ伝統文法にとりいれられて成立した概念である。その後のデカルト派言語学から生成文法などに至る近現代の言語学にも受け継がれているが、その定義は言語学者間で一致していない。日本では、江戸時代末期から明治にかけて西欧文法の知識を導入したとき、その文法を手本にして国文法の体系化を進める過程で定着した。.
主格
主格(しゅかく、英語:nominative ラテン語: nominativus、フランス語: nominatif、ドイツ語:Nominativ、Werfall、erster Fall。)は、格のひとつであり、狭義には、対格言語における主語(自動詞文の主語および他動詞文の動作主名詞句)の格をいう。広義には、能格言語の絶対格をも nominative case という場合もある例えば Dixon (1972: 9)。 。 ドイツ語では1格(der erste Fall)、と呼ばれることがある。.
三人称
三人称(さんにんしょう)とは、言語における人称のひとつで、話し手と聞き手以外の話に上がってくる人、物、名詞で表せる出来事などの語句のことを指す。第三人称、他称。 言語によっては、一連の話の中で登場する複数の第三者を、例えば登場の順番によって人称的に区別するものもある。また一般の人間(不定称:例えばフランス語の代名詞"On"など)を表現するのに三人称を用いる言語が多いが、これを別人称として表現する言語もある。 また、物語において書き手が主人公をはじめとする登場人物を言語における三人称を用いた用法と視点で語るとき、物語が三人称であるともいう。さらにより一般に、主観をまじえず客観的であるよう意識した叙述や、個人の目から見たのではなく俯瞰的にみた映像も三人称的といわれることもある。.
一人称
一人称(いちにんしょう)とは、人称の一つで、話し手自身を指す。自称とも呼ぶ。一般に数の区別がある。.
一致
一致(いっち、agreement『文部科学省学術用語集:言語学編』)または呼応(こおう、concordance)とは、ある語や句の意味的・形式的な特徴によって、別の語の形式が変わることである。照応または符合といわれることもある。.
人称代名詞
人称代名詞(にんしょうだいめいし)は、話し手、受け手、および談話の中で指定された人や物を指す代名詞である。 一般に、話し手を指す一人称、受け手を指す二人称、それ以外の人、物を指す三人称に分けられ、数が区別されることが多い。一部の言語では性も区別する。また、一部の言語(例えばアイヌ語)で、この三種類のどれとも文法的に異なる人称(一人称複数包括形、不特定の一般の人に関する表現など)を四人称と呼ぶことがある。フランス語では一般の人を表すのに三人称単数の代名詞onが用いられるが、これは文脈に応じて一人称または二人称の意味で用いられることも多い。 敬意や社会的な遠近により代名詞を使い分けることがある。例えばヨーロッパの諸言語では、一般に聞き手を表す代名詞に親称と敬称の2つが有る。フランス語では二人称単数tuの代わりに二人称複数vousを敬称として用いる。ドイツ語では二人称単数duおよび二人称複数ihrの代わりに三人称複数Sieを用いる(最初の字を大文字にする)。英語はかつてフランス語と同じように、二人称複数のyouを二人称単数thouの代わりに用いたが、thouが廃れてしまった。 一人称複数を、聞き手を含む場合(包括形)と聞き手を含まない場合(除外形)とで区別する言語がある。例えばインドネシア語では包括形がkita、除外形がkamiである。中国語の普通話では包括形が「」(咱們)、包括・除外どちらにも使えるのが「」(我們)である。 中国語では、三人称単数はで表すが、現代以降、欧米語を倣って性別などにより「」(男性または不明)、「」(女性)、「」(動物)、「」(神)、「」(その他)と漢字を書き分けることがある。 日本語の場合、体系上の人称代名詞は「われ」「なれ(汝)」「かれ」「だれ」であるが、実際には人称代名詞は敬語法などの待遇表現と密接に結び付いており、西洋語の人称代名詞のような使い方はできない。指し示される人物との社会的関係や場面によって、「自分」「あなた」などの人称代名詞を使い分けたり、「先生」、「社長」、「おじいさん」のような社会的身分を表す語で代用したりしなければならない。同様の複雑な人称代名詞の用い方は、ベトナム語、マレー語、ペルシア語などにも見られる。また、日本語の人称代名詞は概して時代による変化が激しい。例えば「貴様」は尊敬語から罵倒語になり、「てめえ」は一人称から二人称に転じている。体系上の人称代名詞も例外ではなく、「われ」「なれ」は既に共通語の口語としては廃れ、元来性別と関係なかった「かれ」は男性に限定されるとともに恋人(男性)を指す用法も生じている。 以下の項目も参照。.
代名詞
代名詞(だいめいし)とは、名詞または名詞句の代わりに用いられる語である。通常は名詞とは異なる品詞と見なすが、名詞の一種とされることもある。 例えば英語のyou, who, thisなどがそうである。人称代名詞、指示代名詞、疑問代名詞、関係代名詞、再帰代名詞、相互代名詞、不定代名詞、否定代名詞などに分類される。日本語では、自立語で、活用はしない。体言の一つ。 日常語では「代名詞」という言葉は「誰々は怠け者の代名詞だ」のように典型例の意味で用いられるが、本来の代名詞とは関係がない。.
他動詞
他動詞(たどうし、transitive verb)とは、典型的には、その節の中で目的語をとり、主語から目的語に向かう(あるいは及ぶ)動作を表す動詞。自動詞との関係も含めて、他動詞に関する言語現象一般を他動性 (transitivity) という(角田/Tsunoda 1991, 1999)。Hopper & Thompson (1980) は他動詞文と自動詞文は峻別できず、連続体をなすことを指摘した。 他動詞のうち、項が主語のほかに二つの目的語として現れるものを、特に二重他動詞(または複他動詞)と呼ぶことがある。 他動詞の項が二つの場合、言語類型論的に重要な格の配列型があり、一つは対格型と呼ばれ、他動詞の格配列は<主格、対格>、そしてもう一つは能格型とよばれ、他動詞の格配列は<絶対格、能格>である(この違いは自動詞の格で顕在化する)。動詞が繋辞(けいじ、コピュラ)である場合に項が二つ現れる場合があるが、繋辞とともに現れる第二要素を述部を構成するもの(主格補語)とみなして、他動詞には含めない。 また受動態は能動態の目的語を主語に取る以上、他動詞にのみ取れる態である(日本語などに見られる特殊な受動態を除く)。 ただし、たとえば英語で、自動詞(形式上の目的語が取れず、それ自体では受動態になれない)としての"look"は、特定の前置詞"at"と組み合わせて"look at"の形で用いられることが多い。この場合には"at+名詞句"の形が前置詞句としてまとめられるのでなく(この形では意味が定まらない)、"look at"がひと塊りの動詞句(句動詞)として扱われ(「を見る」という独自の意味が定まる)、"be looked at"という形の受動態が作られる。つまり"look at"が他動詞として扱われる。英語にはこのように他動詞として扱われる動詞句が多数ある。.
形容詞
形容詞(けいようし )とは、名詞や動詞と並ぶ主要な品詞の一つで、大小・長短・高低・新旧・好悪・善悪・色などの意味を表し、述語になったりコピュラの補語となったりして人や物に何らかの属性があることを述べ、または名詞を修飾して名詞句の指示対象を限定する機能を持つ。.
ナバホ語
ナバホ語(Diné bizaad)はアメリカ合衆国南西部のインディアン部族、ナバホ族の言葉。アサバスカ諸語に属する。 アサバスカ諸語に属する言語の多くはカナダ北西部やアラスカ州で話されるが、ナバホ語は地理的、言語学的にに属する。 10万人以上の母語話者を持ちなお増え続けており、米墨国境以北のアメリカ・インディアンやカナダ・インディアンのファースト・ネーション内の言語の中で最多話者数言語とされる。 今でもナバホ語はあらゆる世代のナバホ族の間で広く使用されており、ナバホ族の半数が自宅でナバホ語を用いている。多くの親が子供たちに母語としてナバホ語を教えている。ナバホ族は今でも日常的に部族語を使用する数少ないアメリカインディアンである。だが、主に保留地(Reservation)外の都市部では、若者が英語教育を受けていることもあり、消滅の危機に瀕している。保居留地内でも、英語のみを使用する若者は増え続けている。.
ロシア語
ア語(ロシアご、русский язык )は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派東スラヴ語群に属する言語。露語とも略される。ロシア連邦の公用語。ロシア連邦の国語表記には、キリル文字を使用する。近縁の言語にウクライナ語とベラルーシ語がある。.
トルコ語
トルコ語(トルコご、)は、アゼルバイジャン語やトルクメン語と同じチュルク諸語の南西語群(オグズ語群)に属する言語。.
フィンランド語
フィンランド語(フィンランドご、Suomen kieli / Suomi)は、ウラル語族フィン・ウゴル語派のフィン・ペルム諸語に属すバルト・フィン諸語の一言語。主にフィン人が使用する。 原語名称からスオミ語(Suomi)、またフィン語ともいう。この言語は膠着語であり、15格を有する。また同じバルト・フィン諸語にはエストニア語、サーミ語、カレリア語などが挙げられる。.
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ニジェール・コンゴ語族
ニジェール・コンゴ語族(ニジェール・コンゴごぞく)は、大きな語族の一つであり、サハラ砂漠以南のアフリカの大部分の言語を含む。アフリカで面積・話者数・言語数からいって最も大きい語族であり、世界的にも言語数では(言語の分類にもよるが)最も大きいといわれる。.
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インド・ヨーロッパ語族
インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパごぞく)は、ヨーロッパから南アジア、北アジア、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オセアニアにかけて話者地域が広がる語族である。印欧語族(いんおうごぞく、いんのうごぞく)と略称される。この語族に属する言語を公用語としている国は100を超える。.
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スラヴ語派
ラヴ語派(スラヴごは)とは、インド・ヨーロッパ語族バルト・スラヴ語派の一派で、スラヴ系諸民族が話す言語の総称。かつては同民族の祖先スラヴ人に話される「スラヴ祖語」が存在したと想定されるが、スラヴ人の民族大移動の頃(5 - 6世紀)から分化が進み、次第に各語群が独自の特徴を明確にし始め、12世紀には単一言語としての統一は完全に失われた。.
タミル語
タミル語(タミルご、தமிழ் )は、ドラヴィダ語族に属する言語で、南インドのタミル人の言語である。同じドラヴィダ語族に属するマラヤーラム語ときわめて近い類縁関係の言語だが、後者がサンスクリットからの膨大な借用語を持つのに対し、タミル語にはそれが(比較的)少ないため、主に語彙の面で隔離されており意思疎通は容易でない。インドではタミル・ナードゥ州の公用語であり、また連邦レベルでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語のひとつであるほか、スリランカとシンガポールでは国の公用語の一つにもなっている。世界で18番目に多い7400万人の話者人口を持つ。1998年に大ヒットした映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』で日本でも一躍注目された言語である。 「タミール語」と呼称・表記されることもあるが、タミル語は母音の長短を区別する言語であり、かつ の i は明白な短母音である。そのため、原語の発音に忠実にという原則からすれば明らかに誤った表記といえる。タミル()という名称は、ドラミラ (ドラヴィダ Dravida)の変化した形という説もある。 という単語自体は sweetness という意味を持つ。 なお、ドラヴィダとは中世にサンスクリットで南方の諸民族を総称した語で、彼らの自称ではなく、ドラヴィダ語族を確立したイギリス人宣教師ロバート・コールドウェルによる再命名である。.
動作主
動作主(どうさしゅ、英語Agent)とは言語学において、述語の表す動作の主体または原因をいう。主題役割の一つであり、活格言語では主語として標示される。対格言語では他動詞(能動態)および自動詞の主語または主格として表現される場合が多いが、必ずしもこれらに対応するものではない。 Category:文法 Category:意味論.
動詞
動詞(どうし、英: verb)とは、品詞の一つで、主に動作や状態を表し、項として主語や目的語などの名詞句をとる語である。時制がある言語では、一般に動詞が時制を示す。.
生物
生物(せいぶつ)または生き物(いきもの)とは、動物・菌類・植物・古細菌・真正細菌などを総称した呼び方である。 地球上の全ての生物の共通の祖先があり(原始生命体・共通祖先)、その子孫達が増殖し複製するにつれ遺伝子に様々な変異が生じることで進化がおきたとされている。結果、バクテリアからヒトにいたる生物多様性が生まれ、お互いの存在(他者)や地球環境に依存しながら、相互に複雑な関係で結ばれる生物圏を形成するにいたっている。そのことをガイアとも呼ぶものもある。 これまで記録された数だけでも百数十万種に上ると言われており、そのうち動物は100万種以上、植物(菌類や藻類も含む)は50万種ほどである。 生物(なまもの)と読むと、加熱調理などをしていない食品のことを指す。具体的な例を挙げれば“刺身”などが代表的な例としてよく用いられる。.
無生物主語構文
英語の無生物主語構文(むせいぶつしゅごこうぶん)あるいは物主構文(ぶっしゅこうぶん)とは、無生物が主語である構文のうち、英語では自然だが、それに直訳的に対応する日本語の表現が不自然になるものを指す。.
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目的語
語(もくてきご、objectum)は、文の構成素、文の成分の一つ。客語または補語(対象語)と呼ぶ場合もある。ロマンス諸語では目的補語と呼ぶことが多い。日本語ではおもに格助詞「を」や「に」で示される。目的語を示す格を目的格と呼ぶ。 行為の直接的な対象を表す直接目的語(主として対格、日本語では「を」等で示される)と、その行為によって間接的に影響を受ける対象を表す間接目的語(主として与格、日本語では「に」等で示される)に分類される。.
類別詞
類別詞(るいべつし、Classifier)とは、名詞の種類(具体的な対象の種類や形状など)に応じてそれを表すために用いられる語または接辞。.
補助動詞
補助動詞(ほじょどうし)とは、日本語などにおいて、別の動詞に後続することにより文法的機能を果たす動詞で、それ自体の本来の意味は保っていない(前の動詞との組合せで意味を持つ)ものである。類似の補助形容詞などもあるので、合わせて補助用言ともいう。.
語順
語順(ごじゅん、word order用語集大辞典 (p. 567))とは、文や句のなかで句や語が並ぶ順番のことである。語順は、ただ一つに決まっていることもあれば、複数の語順が可能なこともある。 音声言語を使って会話をするとき、単語は、一つ一つ順番に発音される。音声言語では(手話と違って)二つの単語を同時に発音することはできない。このため、単語は、文のなかで時間の流れにそって並ぶことになる。これは、形態素や句など、語よりも小さい単位や大きい単位にも当てはまる。形態素も句も、一度に一つしか発音できないので、ある順番に並べて発音する必要がある。.
能格言語
能格言語(Ergative language)とは文法において、自動詞の主語と他動詞の目的語が同じように扱われ、他動詞の主語だけが別の扱いを受けるという性質(能格性)をもつ言語のことDixon 1994: 6f.
自発 (文法)
日本語の文法における自発(じはつ)とは、動詞の表現様式で、行為・動作を人が積極的意志を持って行うのでなく、自然にあるいはひとりでに実現する現象・作用のようにいう表現である。助動詞の「れる」「られる」などによって行われる。 普通、行為・動作を表す能動態の動詞では、動作主(行為者)を主格(格助詞「が」で表される)で、他動詞における被動者(対象物)を対格(「を」)で表現する。しかしこの表現はある人が積極的意志を持って行う感じがあるので、それを避けるために「それが自然であり、他の人でもそうするだろう」という感じを含めて自発表現が用いられる。.
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英語
アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.
接置詞
接置詞(せっちし、adposition)は、名詞句と結びつき、文中の他の要素との関係を表す句を作る品詞である。.
格
格(かく、case)とは、典型的には、名詞に付与されて、その名詞を含む句が持つ意味的・統語的な関係を示す標識の体系で、名詞の語形を決める文法範疇・素性の一つである。 換言すると、典型的な格とは、名詞の形を変えることによって、主語・目的語といった統語的関係や、行為の行なわれる場所・物体の所有者といった意味的関係をその名詞を含む句が持っていることを表すマークである。.
格変化
格変化(かくへんか、case inflection)とは、格の区別を表す、名詞、形容詞、限定詞などの語形変化のことである。 語形変化による格は、ふつう接尾辞によって表される。マシュー・ドライヤーによる調査では、名詞が格変化する 505 の言語のうち、452 言語は接尾辞によって格の区別を表す。たとえば (1) のバツ語の例では、名詞 Lek’iv が能格であることが接尾辞 -v によって表されている。 接尾辞以外の手段で格を表す言語は珍しい。ドライヤーの調査では 38 言語が接頭辞、5 言語が声調の変化、1 言語が語幹の母音の変化によって格を区別する。(2) は接頭辞で格を区別するトンガ語の例である。名詞 aJoni が ‘with John’ の意味であることが接頭辞 a- によって表されている。.
標識 (言語学)
言語学における標識(ひょうしき)またはマーカーとは、語や文に付いたりそれらを変更したりすることによって文法的機能を示すものをいう。.
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活格言語
活格言語(かつかくげんご、active language)とは、自動詞のただ一つの項 (S) が、場合によって、他動詞の動作主項 (A) と同じように標示されたり、他動詞の被動者項 (P) と同じように標示されたりする言語のことをいう。 自動詞の項Sの標示の仕方がその言語に特有の分類に従って変わる。自動詞は一般に、主語が動詞作用に意志あるいは制御を及ぼすことができる動詞(意志動詞、非能格動詞)と、できない動詞(非意志動詞、非対格動詞)に分けることができる(この分類は言語によって異なる)。活格言語では、このような分類に従って格の用い方が異なるわけである。 対格言語(英語・日本語など、世界の多くの言語)では、自動詞の主語と他動詞の主語が同じ格(主格)で表示される。一方、能格言語(バスク語など)では、自動詞の主語と他動詞の目的語が同じ格(絶対格)で表示される。この意味で、活格言語は対格言語と能格言語の中間に当たる。.
文法範疇
文法範疇(ぶんぽうはんちゅう、grammatical category)または文法カテゴリー(ぶんぽうカテゴリー)とは.
日本語
日本語(にほんご、にっぽんご「にっぽんご」を見出し語に立てている国語辞典は日本国語大辞典など少数にとどまる。)は、主に日本国内や日本人同士の間で使用されている言語である。 日本は法令によって公用語を規定していないが、法令その他の公用文は全て日本語で記述され、各種法令において日本語を用いることが規定され、学校教育においては「国語」として学習を課されるなど、事実上、唯一の公用語となっている。 使用人口について正確な統計はないが、日本国内の人口、および日本国外に住む日本人や日系人、日本がかつて統治した地域の一部住民など、約1億3千万人以上と考えられている。統計によって前後する場合もあるが、この数は世界の母語話者数で上位10位以内に入る人数である。 日本で生まれ育ったほとんどの人は、日本語を母語とする多くの場合、外国籍であっても日本で生まれ育てば日本語が一番話しやすい。しかし日本語以外を母語として育つ場合もあり、また琉球語を日本語と別の言語とする立場を採る考え方などもあるため、一概に「全て」と言い切れるわけではない。。日本語の文法体系や音韻体系を反映する手話として日本語対応手話がある。 2017年4月現在、インターネット上の言語使用者数は、英語、中国語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語、マレー語に次いで7番目に多い。.
日本語の方言
日本語の方言(にほんごのほうげん)、すなわち日本語の地域変種(地域方言)について記述する。 日本語は語彙・文法・音韻・アクセントなどあらゆる面で地方ごとの方言差が大きく、異なる地方に転居や旅行した際に、言葉が通じず苦労する場合が少なくない。日本語の方言は大きく「本土方言」と「琉球方言」に分かれ、それぞれがさらに細分化できる(区分章を参照)。明治以降、東京方言を基に標準語の確立と普及が進められ、地方の方言はそれを阻害するものとして否定的に捉えられるようになった。太平洋戦争後は標準語(「共通語」とも言い換えるようになった)と方言の共存が模索されるようになったが、実際には各地の伝統的な方言は急速に衰退・変質している(歴史・近代以降章を参照)。 日本では「方言」という語は、「めんこい」「おもろい」「ばってん」のような標準語・共通語とは異なる各地方独特の語彙や言い回し(「俚言」)あるいはアクセントや発音の違い(いわゆる「なまり」)を指す場合が多い。しかし、言語学ではアクセント・音韻・文法などを全てひっくるめ、その地域社会の言語体系全体を指すのが一般的である。すなわち、東京という一地域の日本語の体系ということで「東京方言」も当然存在する。.
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所有 (言語学)
言語学における所有(しょゆう)とは、2つの対象物(または人)の間の非対称的な関係、あるいはその表現形式をいう。具体的には、一方の対象が他方の対象を手に持つ、所持する、支配・制御する、一部分として含む、属性として持つ、家族・親族として関係を持つなどの関係を表す。.
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性 (文法)
文法における性(せい)つまり文法的性(ぶんぽうてきせい)、文法性とは、関連する語のふるまいに文法的に反映する名詞の分類体系のことCorbett 1991: 1で、名詞の文法範疇の一つである。バントゥー語群やコーカサス諸語の記述では名詞類または名詞クラスとも呼ばれるが、実質的な差はほとんどない。この名詞の分類が実際の性と一致する場合もあるが、そうでないことも多い。類別詞とは区別すべきとされる。 名詞の性によって、その名詞と文法的に関連する語のかたちが変わる現象を「性の一致」という。例えばロシア語では主語の名詞の種類によって、動詞の過去形が男性・女性・中性の3通りにかたちを変える。これは、動詞の過去形が主語の名詞と性の一致をしているのである。 動詞のほかに、形容詞、限定詞、数詞、焦点標識などが性の一致をする言語がある。.
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