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暗黒銀河

索引 暗黒銀河

暗黒銀河(あんこくぎんが、Dark galaxy)は、恒星をほとんど、あるいは全く含まず、ダークマターにより支えられている銀河程度の大きさの仮想上の天体である。ガスや塵も含むと考えられている。いくつかの候補はあるが、暗黒銀河の存在は今日まで確認されていない。.

13 関係: 天体低表面輝度銀河修正ニュートン力学クエーサー矮小楕円体銀河銀河銀河ハローHE0450-2958M99 (天体)VIRGOHI21暗黒物質恒星21cm線

天体

天体(てんたい、、)とは、宇宙空間にある物体のことである。宇宙に存在する岩石、ガス、塵などの様々な物質が、重力的に束縛されて凝縮状態になっているものを指す呼称として用いられる。.

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低表面輝度銀河

低表面輝度銀河(Low surface brightness galaxy)は、地球から見た時の表面輝度が夜空の環境よりも少なくとも1等級以上低い希薄な銀河である。 ほとんどの低表面輝度銀河は矮小銀河であり、このような銀河に含まれるほとんどのバリオンは、中性水素ガスである。非バリオン暗黒物質の95%以上の質量を持つと考えられている。このような銀河では、超新星は見られない。 回転曲線の測定によって、質量-光度比が非常に高いことが示唆され、恒星や明るいガスが全体の質量にほとんど貢献していないことが示唆された。低表面輝度銀河の中心には、通常の渦巻銀河の銀河バルジのような密度の過剰な領域は見られない。そのため、中心部まで暗黒物質が占めていると考えられており、暗黒物質の研究の格好の素材となっている。 よく研究されている高表面輝度銀河と比べ、低表面輝度銀河は主に、銀河群等に属さない散在銀河であり、ほかの銀河のない領域に存在する。過去には星形成の引き金となるような他の銀河との潮汐相互作用や融合もほとんどなかった。これは、このような銀河に恒星の量が少ないことも説明しうる。 低表面輝度銀河は、1976年にマイケル・J・ディズニーによって存在が理論化された。最初に存在が証明された低表面輝度銀河は、1986年に発見されたMalin 1である。これは、最初に発見された巨大低表面輝度銀河でもあった。さらに発見時には、既知の最大の渦巻銀河でもあった Scientific American, "The Ghostliest Galaxies", GD Bothun, Vol.

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修正ニュートン力学

修正ニュートン力学(しゅうせいニュートンりきがく、、略称 )とは、銀河回転の問題を説明するために暗黒物質の存在を仮定することなく、力学の法則を変更することによってその説明を試みた力学理論の仮説のひとつである。.

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クエーサー

ーサーのイメージ クエーサー(Quasar)は、非常に離れた距離に存在し極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体のこと。クエーサーという語は準恒星状(quasi-stellar)の短縮形である。 強い電波源であるQSS(準恒星状電波源) (quasi-stellar radio source)と、比較的静かなQSO(準恒星状天体) (quasi-stellar object)がある。最初に発見されたのはQSSだが、QSOの方が多く発見されている。 日本語ではかつて準星などと呼ばれていた。.

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矮小楕円体銀河

小楕円体銀河(dwarf spheroidal galaxy、dSph)は、銀河系やアンドロメダ銀河の伴銀河となっている光度の小さい銀河である。外見や特徴は矮小楕円銀河と似ているが、星間物質はほとんどなく、星形成も起こっていない。また、形はほぼ回転楕円体で通常は光度が低く、局部銀河群の伴銀河としてのみ知られている。 2005年までには、9個の「古典的な」矮小楕円体銀河が見つかっていただけだったが、スローン・デジタル・スカイサーベイにより新たに11個の矮小楕円体銀河が発見された。研究に多くのサンプルを提供することになり、これらの銀河への理解が飛躍的に進んだ。 近年、矮小楕円体銀河のほとんどは矮小楕円銀河よりも不規則銀河や晩期型渦巻銀河に近いという証拠が増えつつある。これらの種類の銀河は、実は宇宙で最も一般的に存在する銀河であるが、とても暗いため、他の種類の銀河と比べて観測することが極めて難しい。 矮小楕円体銀河が極めて暗いことや、また含まれる恒星の性質から、矮小楕円体銀河と球状星団は明確に区別されず、型が違うだけではないかという天文学者もいる。しかし別の研究では、恒星の運動から推定される矮小楕円体銀河の質量は、それに含まれる恒星の質量の合計より何倍も大きいことを発見した。現在、多くから支持されている標準宇宙模型では、これはダークマターの明かな証拠だと見られており、ダークマターの存在はしばしば矮小楕円体銀河と球状星団の明確な違いとされる。これらの天体には非常に大量のダークマターが含まれるため、「最も大量のダークマターを占める銀河」と言われる。.

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銀河

銀河(ぎんが、galaxy)は、恒星やコンパクト星、ガス状の星間物質や宇宙塵、そして重要な働きをするが正体が詳しく分かっていない暗黒物質(ダークマター)などが重力によって拘束された巨大な天体である。英語「galaxy」は、ギリシア語でミルクを意味する「gála、γᾰ́λᾰ」から派生した「galaxias、γαλαξίας」を語源とする。英語で天の川を指す「Milky Way」はラテン語「Via Lactea」の翻訳借用であるが、このラテン語もギリシア語の「galaxías kýklos、γαλαξίας κύκλος」から来ている。 1,000万 (107) 程度の星々で成り立つ矮小銀河から、100兆 (1014) 個の星々を持つ巨大なものまであり、これら星々は恒星系、星団などを作り、その間には星間物質や宇宙塵が集まる星間雲、宇宙線が満ちており、質量の約90%を暗黒物質が占めるものがほとんどである。観測結果によれば、すべてではなくともほとんどの銀河の中心には超大質量ブラックホールが存在すると考えられている。これは、いくつかの銀河で見つかる活動銀河の根源的な動力と考えられ、銀河系もこの一例に当たると思われる。 歴史上、その具体的な形状を元に分類され、視覚的な形態論を以って考察されてきたが、一般的な形態は、楕円形の光の輪郭を持つ楕円銀河である。ほかに渦巻銀河(細かな粒が集まった、曲がった腕を持つ)や不規則銀河(不規則でまれな形状を持ち、近くの銀河から引力の影響を受けて形を崩したもの)等に分類される。近接する銀河の間に働く相互作用は、時に星形成を盛んに誘発しながらスターバースト銀河へと発達し、最終的に合体する場合もある。特定の構造を持たない小規模な銀河は不規則銀河に分類される。 観測可能な宇宙の範囲だけでも、少なくとも1,700億個が存在すると考えられている。大部分の直径は1,000から100,000パーセクであり、中には数百万パーセクにもなるような巨大なものもある。は、13当たり平均1個未満の原子が存在するに過ぎない非常に希薄なガス領域である。ほとんどは階層的な集団を形成し、これらは銀河団やさらに多くが集まった超銀河団として知られている。さらに大規模な構造では、銀河団は超空洞と呼ばれる銀河が存在しない領域を取り囲む銀河フィラメントを形成する。.

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銀河ハロー

銀河ハロー (galactic halo) は、銀河全体を包み込むように希薄な星間物質や球状星団がまばらに分布している球状の領域。ハロー (halo) またはハロとも表記される。.

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HE0450-2958

HE0450-2958は、特異なクエーサーである。ホスト銀河を欠いているように見えるため、"naked quasar"や"quasar without a home"と呼ばれる。地球から約10億パーセク離れていると推定されている。.

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M99 (天体)

M99(NGC 4254)はかみのけ座にある渦巻銀河である。おとめ座銀河団に属しており、メシエカタログに含まれる天体の中で最も大きな後退速度を持つ。.

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VIRGOHI21

VIRGOHI21(VirgoHI 21)とは、地球から見ておとめ座の方向に5000万光年離れた距離にある天体である。初の暗黒銀河の候補である。.

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暗黒物質

暗黒物質(あんこくぶっしつ、dark matter ダークマター)とは、天文学的現象を説明するために考えだされた「質量は持つが、光学的に直接観測できない」とされる、仮説上の物質である。"銀河系内に遍く存在する"、"物質とはほとんど相互作用しない"などといった想定がされており、間接的にその存在を示唆する観測事実は増えているものの、その正体は未だ不明である。.

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恒星

恒星 恒星(こうせい)は、自ら光を発し、その質量がもたらす重力による収縮に反する圧力を内部に持ち支える、ガス体の天体の総称である。人類が住む地球から一番近い恒星は、太陽系唯一の恒星である太陽である。.

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21cm線

21cm線(21センチメートルせん、)は、中性水素原子のエネルギー状態の変化によって放射されるスペクトル線である。 21cm線は周波数 の電波であり、その波長が であることからこの名が付けられている。21cm線は天文学、特に電波天文学の分野で広く使われている。.

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