ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

早合

索引 早合

早合(はやごう)は火縄銃等の前装式銃(銃口から弾を込める方式の銃)の装填を簡便にするために用いられた「弾薬包」であり、戦国時代後期もしくは安土桃山時代から使用されていたと云われる。 早合は、木、竹、革または紙を漆で固め、それを筒状に成型し、その中に弾と火薬を入れた筒状の物である。早合の中は底から、弾・火薬の順につめられ、頭部は弾丸の径よりも小さく造られており、口は革製のたんぽ、木栓、またはキャップ状の蓋等で塞がれている。 早合を装填する場合は、先ず蓋または栓をとり、立てた銃の銃口へ蓋をとった一端から火薬とそれに続く弾を一気に注ぎ込み、更に搠杖(かるか、または、さくじょう)を使って薬室に衝き込むという方法がとられた。熟練者なら発砲後の次弾発射準備が18~20秒で完了する。(通常時38~40秒) 携行は「胴乱(どうらん)」と呼ばれるポーチ状の物に入れたり、紐に数珠繋ぎとして肩から袈裟懸けにする等の方法がとられ、これを銃と共に携行した。 西欧でも日本で早合が使用される200年程前の1300年頃から、「ペーパーカートリッジ」と呼ばれる早合と似た物が使用されていたが、日本の早合はこれを真似したものか、或いは独自に考案されたものであるかは、定説が定まっていない。 ペーパーカートリッジは、火薬と弾を紙でソーセージ状に包んだ物であるが、使用するときは早合と同じように、カートリッジの弾の入っていない側を歯で噛み破って、中身の火薬を銃口から入れ、そののち弾と残りの紙を槊杖(英語ではランマーまたはラムロッド)で押し込んだ。 西欧では火縄銃時代においては、木製の早合を2本の細紐で印籠繋ぎにしたものを多数ベルトに吊るしそれを袈裟懸けに掛けて携行したが、フリントロック時代には火薬と弾をソーセージ状に包んだペーパーカートリッジをポーチに入れて携行するようになり、それが19世紀半ばのパーカッション時代まで続いた。 またコーカサス地方の男性用民族衣裳(en:Chokha)で、胸に鉛筆状のものが並んだデザインのものがあるが、これは、「木製カートリッジ」を並べたものである。.

23 関係: 弾丸弾薬キャップコーカサスソーセージ前装式皮革火縄銃火薬紙製薬莢英語槊杖

口(くち)は、消化管の最前端である。食物を取り入れる部分であり、食物を分断し、把持し、取り込むための構造が備わっていると同時に、鼻腔と並んで呼吸器の末端ともなっている。文脈により口腔(こうこう)ともいう。なお口腔の読みの例外として、日本医学界においては(こうくう)を正式とする。 生物学に限らず、一般に穴等の開口部を指して口と呼び、それを機軸として、慣用句として様々な意味合いを持つ言葉に発展してきた。.

新しい!!: 早合と口 · 続きを見る »

弾丸

弾丸(だんがん)は、銃や砲に使用され、それらから発射・推進して主に目標に物理的損傷を与えるもの。材質や形状は用途により多岐にわたるが、基本的に鉛合金の弾芯に銅合金の被甲をかぶせた構造である。発射薬や銃用雷管と共に薬莢に収められたものは実包、弾薬という。なお、弾丸を実際に発射することを発砲(はっぽう)という。.

新しい!!: 早合と弾丸 · 続きを見る »

弾薬

弾薬(だんやく)は、銃や砲などの火器を撃つときに必要な弾丸と火薬を組み合わせた物。近代の銃では一体化され、実包と呼ばれる。武器使用のために部隊に補給すべき消耗品全般を指す事もある。.

新しい!!: 早合と弾薬 · 続きを見る »

包(つつみ、ほう).

新しい!!: 早合と包 · 続きを見る »

キャップ

ャップ (Cap) は、.

新しい!!: 早合とキャップ · 続きを見る »

コーカサス

ーカサス山脈 コーカサス()、またはカフカース、カフカス( (ラテン文字転写例: Kavkaz)、、、)は、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈と、それを取り囲む低地からなる面積約44万km2の地域である。コーカサスの漢字表記は高加索。 英語のコーカサス、ロシア語のカフカースとも (Kaukasos; カウカーソス)に由来する。 「カウカーソス」自体は、一説に、古代スキタイ語のクロウカシス(白い雪)に由来するとされる。 コーカサス山脈を南北の境界として北コーカサスと南コーカサス(ザカフカジエ、ザカフカース、トランスカフカス、外カフカース)に分かれ、北コーカサスはロシア連邦領の北カフカース連邦管区および南部連邦管区に属する諸共和国となっており、南コーカサスは旧ソ連から独立した3共和国からなる。北コーカサス(ロシア)はヨーロッパに区分され、南コーカサスは西アジアに区分されることもあるがヨーロッパに区分されることもある。 全体的に山がちな地形で、山あいには様々な言語、文化、宗教をもった民族集団が複雑に入り組んで暮らしており、地球上でもっとも民族的に多様な地域であると言われる。 ケフィア発祥の地で、しばしば、この地方の人々は、ケフィアを飲んでいるために長寿であると喧伝されるが、統計的に見て、この地方の人々が長寿であるという科学的根拠はない。.

新しい!!: 早合とコーカサス · 続きを見る »

ソーセージ

ーセージ ソーセージもしくはヴルスト(saucisse, sausage,Wurst)とは、鳥獣類の挽肉などを塩や香辛料で調味しケーシング等に充填した食品。湯煮や燻煙などの燻製処理を行い保存食とされることが一般的に多いが、ドイツなどでは生挽肉を詰めたまま(メットヴルスト)のものをパンに塗りつけ食する種類もある。。.

新しい!!: 早合とソーセージ · 続きを見る »

前装式

前装式のL16 81mm 迫撃砲を使用する陸上自衛隊 前装式の艦砲 前装式の銃に、弾を込める人々 前装式(ぜんそうしき)は、火器での装填方式の1つであり、砲身や銃身の先端側ガンバレルから砲弾や銃弾、装薬を装填する方式である。先込め(さきごめ)、砲口装填式、マズルローディング(muzzle loading)とも呼ばれる。そのため前装式の銃砲は「前装銃」や「前装砲」「マズルローダー」(muzzle loader)とも呼ばれる。 対義語はガンバレル後端側の薬室から装填する「後装式」、「元込式」「ブリーチローダー」(breech loader)である。.

新しい!!: 早合と前装式 · 続きを見る »

皮革

製品に加工する直前の皮革と、代表的な工具 皮革(ひかく)とは、動物の皮膚を生のまま、または、なめしてあるものを指す。20世紀以降では人工的に作られた人造皮革(人工皮革と合成皮革、商標名「クラリーノ」「エクセーヌ」など)があり、それらを含む場合もあるが、その場合動物の皮膚をなめしたものを人工皮革と区別するため、天然皮革(てんねんひかく)ということもある。ヨーロッパなどでは基準があり明確に区別されているが、日本では基準が浸透しておらず、曖昧になっている傾向がある。 皮革の中でも、元々生えていた体毛まで利用するものは毛皮という。.

新しい!!: 早合と皮革 · 続きを見る »

火縄銃

火縄銃(江戸時代) 愛知万博のポルトガル館展示物) 火縄銃(姫路城天守閣蔵) 火縄銃(ひなわじゅう、Matchlock gun / Arquebus)は、初期の火器(火砲)の形態のひとつで、黒色火薬を使用し、前装式で滑腔銃身のマスケット銃の内で、マッチロック式(火縄式)と分類される点火方式のものをさす。通常、日本では小型のものを鉄砲、大型のものは大筒と称する。 マッチロック式は、板バネ仕掛けに火の付いた火縄を挟んでおき、発射時に引き金を引くと仕掛けが作動して、火縄が発射薬に接して点火する構造である。(詳細は#射法参照) 火縄銃は、15世紀前半にヨーロッパで発明され、特にドイツにおいて発展した 。最古の記録は1411年のオーストリア写本「Codex Vindobona 3069」にZ字型のサーペンタインロック式が見られる 。また1430年代に描かれたサーペンタインの金具の図が残っている。 現代の日本では銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)の規制対象となっており、骨董品として所有するにしても登録が必要である。.

新しい!!: 早合と火縄銃 · 続きを見る »

火薬

無煙火薬 火薬(かやく)は、熱や衝撃などにより急激な燃焼反応をおこす物質(爆発物)のことを指す。狭義には最初に実用化された黒色火薬のことであり、ガン・パウダーの英名通り、銃砲に利用され戦争の歴史に革命をもたらした。また江戸時代には焔硝(えんしょう)の語がよくつかわれ、昭和30年代頃までは、玩具に使われる火薬を焔硝と言う地方も多かった。 GHSにおける火薬類とは、Explosives(爆発物)のことである。.

新しい!!: 早合と火薬 · 続きを見る »

竹(タケ)とは広義には、イネ目イネ科タケ亜科のうち、木本(木)のように茎が木質化する種の総称である。 通常の木本と異なり二次肥大成長はせず、これは草本(草)の特徴である。このため、タケが草本か木本かは意見が分かれる(「木#学術的な定義を巡って」も参照)。ただし、タケの近縁種は全て草本で、木本は存在しないので、近縁種に限った話題では、近縁の完全な草本と対比して、タケは木本とされることが多い。 分類学的には従来、タケ連 にまとめられていた。しかし、単系統ではないことが判明し、分割が提案されている。 広義のタケは、その生育型から、狭義のタケ、ササ(笹)、バンブー (bamboo) の3つに分けられる。以下では便宜上、狭義のタケを「タケ」、広義のタケを「タケ類」と表し(ただし一般には、「タケ類」はタケ亜科、あるいは狭義のタケの意味で使われることもある)、タケ類全体について述べる。漢字の「竹」は人文・産業的な文脈に限って用いる。.

新しい!!: 早合と竹 · 続きを見る »

紐(ひも、twine)は、繊維を中程度の太さに束ねて細長くした加工品。またはそれを切り取った断片。.

新しい!!: 早合と紐 · 続きを見る »

紙(かみ)とは、植物などの繊維を絡ませながら薄く平(たいら)に成形したもの。日本工業規格 (JIS) では、「植物繊維その他の繊維を膠着させて製造したもの」と定義されている。 白紙.

新しい!!: 早合と紙 · 続きを見る »

紙製薬莢

紙製薬莢とは、小火器が用いる多様な種類の弾薬の中の一種で、金属製薬莢が出現する以前に使用されていたものである。こうした弾薬は紙製の筒もしくはコーン状に成型されたものに弾頭と発射薬を詰めて構成された。また少数の例では雷管や潤滑剤、銃身の詰まりを防ぐための薬剤が使われた。燃尽式薬莢は紙製薬莢であり、これは紙が点火によって完全に燃え尽きやすくなるよう、酸化剤で処理したものである。.

新しい!!: 早合と紙製薬莢 · 続きを見る »

ミス&ウェッソン ミリタリー&ポリス 銃(じゅう)とは筒状の銃身から弾を発射する道具であり、砲より小型の物を指す。 一般に火薬の燃焼ガスの圧力で、金属弾(主に鉛製)を発射する。銃から高速で発射される金属弾は強い殺傷力を持つため、狩猟や戦闘に広く使われている。.

新しい!!: 早合と銃 · 続きを見る »

肩(かた、英:shoulder)とは、.

新しい!!: 早合と肩 · 続きを見る »

蓋を開けた重箱 蓋(ふた)は、容器の口など何らかを覆うようにしてふさぐものの総称である。.

新しい!!: 早合と蓋 · 続きを見る »

英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

新しい!!: 早合と英語 · 続きを見る »

栓(せん).

新しい!!: 早合と栓 · 続きを見る »

槊杖

槊杖(かるか・さくじょう・こめや)とは、前装式古式銃の装塡用の棒につけられた名称である。 250px 日本では歴史的な記録としてこの漢字を見ることは少なく、使用頻度的にはカタカナ表記の「カルカ」、ひらがなの「かるか」、漢字で「㮶」(木偏に朔)の順で用いられ、漢字で表記された場合でも、その多くは「かるか」の振り仮名が付されており、明治以降学術的呼称として、音読みで「さくじょう」と呼ばれる傾向にあるようである。 装塡ばかりでなく銃腔清掃にも使用する(但し、清掃専用のものは「洗い矢」と云う)。.

新しい!!: 早合と槊杖 · 続きを見る »

漆 漆(うるし)とは、ウルシ科のウルシノキ(漆の木;Poison oak)やブラックツリーから採取した樹液を加工した、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料である。塗料とし、漆工などに利用されるほか、接着剤としても利用される。.

新しい!!: 早合と漆 · 続きを見る »

セコイアデンドロンの木 リュウケツジュ 木(き)とは、.

新しい!!: 早合と木 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

早込

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »