ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

数学記号の表

索引 数学記号の表

数学的概念を記述する記号を数学記号という。数学記号は、数学上に抽象された概念を簡潔に表すためにしばしば用いられる。 数学記号が示す対象やその定義は、基本的にそれを用いる人に委ねられるため、一見して同じ記号であっても内容が異なっていたり、逆に異なる記号であっても、同じ対象を示していることがある数学においては、各々の記号はそれ単独では「意味」を持たないものと理解される。それらは常に、数式あるいは論理式として文脈(時には暗黙のうちに掲げられている、前提や枠組み)に即して評価をされて初めて、値として意味を生じるのである。ゆえにここに掲げられる意味は慣用的な一例に過ぎず絶対ではないことに事前の了解が必要である。記号の「読み」は記号の見た目やその文脈における意味、あるいは記号の由来(例えばエポニム)など便宜的な都合(たとえば、特定のグリフをインプットメソッドを通じてコードポイントを指定して利用するために何らかの呼称を与えたりすること)などといったものに従って生じるために、「記号」と「読み」との間には相関性を見いだすことなく分けて考えるのが妥当である。。従って本項に示す数学記号とそれに対応する数学的対象は、数多くある記号や概念のうち、特に慣用されうるものに限られる。.

247 関係: A加法基数垂直垂直記号偏微分十六元数単位元単集合反数可算集合可換体可換環双柱否定否定記号同型写像同値同値関係合同合同記号境界多項式環存在記号定義実数対称差射影空間巡回群差集合上限上極限と下極限不定元不等号中黒三角 (記号)平均平行平行記号乗法床関数と天井関数座標二項係数事象代数的位相幾何学代数的数任意位数 (群論)体 (数学)...微分微分の記法ナブラノルムマックスチルダネイピア数像 (数学)バーティカルバーモノイドラプラス作用素プライムプラスマイナス記号プラス記号とマイナス記号プログラミング言語パーセント記号ビュレット (記号)ホモトピーダランベール演算子ダッシュベクトル場ベクトル空間分散 (確率論)分数×命題和集合アスタリスクインプットメソッドイデアル (環論)イデアルの根基エポニム (数学)エスケープ文字オーバーラインクロネッカーのデルタコホモロジーシークエントスラッシュ (記号)スカラー場タプルサブルーチン冪集合冪根円周率内積内部内部 (位相空間論)内部自己同型写像写像の合成全称記号八元数共分散共通部分 (数学)元 (数学)勾配勾配 (ベクトル解析)回転 (ベクトル解析)四元数BOXCC言語矢印理由確率確率変数確率密度関数確率分布確率質量関数積分記号積分法空集合等号素数約数線型写像総乗総和群 (数学)群の生成系絶対値組合せ (数学)環 (数学)生成 (数学)番号記号物理定数独立 (確率論)独立同分布直和直積集合直角直角記号相同性相対位相相似相似記号相関係数発散 (ベクトル解析)DIVE階乗順序集合行列行列の階数行列式複素数角度角記号記号誤差論理式論理包含論理和論理的帰結論理積超階乗距離函数跡 (線型代数学)転置行列黒板太字部分集合閉包自己同型自己準同型自乗自然数零元零空間集合集合間の関係を表す記号集合族連続体仮説連続体濃度逆元虚数単位除算記号除法FORTRANHIINFISO 31-11ISO 80000-2ΠΣΩΘΔJKLIMMINNOPQRR言語SSUPZ推論恒等写像核 (代数学)根号根拠極限次元正規分布減法準同型滑らかな関数漸近展開期待値有理数有限体最大と最小最大公約数日本工業規格感嘆符数学数式整数整数の合同括弧時空時間א012 インデックスを展開 (197 もっと) »

A

Aは、ラテン文字(アルファベット)の1番目の文字。小文字は a 。ギリシャ文字のΑ(アルファ)に由来し、キリル文字のАに相当する。.

新しい!!: 数学記号の表とA · 続きを見る »

加法

加法(かほう、addition, summation)とは、数を合わせることを意味する二項演算あるいは多項演算で、四則演算のひとつ。足し算(たしざん)、加算(かさん)、あるいは寄せ算(よせざん)とも呼ばれる。また、加法の演算結果を和(わ、)という。記号は「+」。 自然数の加法は、しばしば物の個数を加え合わせることに喩えられる。また数概念の拡張にしたがって、別の意味を持つ加法を考えることができる。たとえば実数の加法は、もはや自然数の加法のように物の個数を喩えに出すことはできないが、曲線の長さなど別の対象物を見出すことができる。 減法とは互いに逆の関係にあり、また例えば、負の数の加法として減法が捉えられるなど、加法と減法の関連は深い。これは代数学において加法群の概念として抽象化される。 無限個の数を加えること(総和法)については総和、級数、極限、ε–δ 論法などを参照。.

新しい!!: 数学記号の表と加法 · 続きを見る »

基数

数学において基数(きすう、cardinal number又はcardinals)とは、集合のカーディナリティ(濃度、大きさ、サイズ)を測るためのものとしての自然数の一般化である。有限集合の濃度(cardinality)は、つまり有限集合の要素の個数は自然数である。無限集合のサイズは、超限基数で記述される。 濃度は全単射をもちいて定義される。2つの集合が等しい濃度を持つとは、その集合の間に全単射が存在するということである。有限集合の場合は、サイズの直感的概念に同意できるだろう。無限集合の場合は、振る舞いは複雑になってくる。ゲオルグ・カントールが示した基礎的な理論は無限集合の濃度は1種類だけではないことを示したのである。特に、実数の集合の濃度は自然数の集合の濃度より真に大きいということを示した(カントールの定理)。また、有限集合の真部分集合と元の集合の濃度が等しくなり得ないのに対し、無限集合の真部分集合の濃度が元の集合の濃度と等しいということは起こりうるのである(デデキント無限も参照)。 基数の超限列が存在する: この列は、有限基数である自然数が最初に並んでいて、その後に整列集合の無限基数であるアレフ・ナンバー (aleph number) が続く。アレフ・ナンバーは順序数によって添字付けられている。選択公理の仮定の下で、この超限列はすべての基数を含んでいる。もし、選択公理が仮定されなければ、アレフ・ナンバーでない無限基数に関して状況はさらに複雑になってくる。 濃度は、集合論の一部のために研究されている。また、組合せ論や抽象代数学、解析学を含めた数学の各分野の道具としても使われる。圏論では、基数は集合の圏の skelton を形成する。.

新しい!!: 数学記号の表と基数 · 続きを見る »

垂直

初等幾何学において、垂直(すいちょく、perpendicular)であること、すなわち垂直性 は直角に交わる二つの直線の間の関係性を言う。この性質は関連するほかの幾何学的対象に対しても拡張される。 垂線 に関連して垂線の「足」() という術語がしばしば用いられる。考える図形の向きは如何様にも変えることができるから、足と謂えどもそれが必ずしも図形の下方にあるわけではない。 垂直性はより一般の数学概念である直交性の特別の場合と考えられる。すなわち、垂直性とは古典的な幾何学的対象に関する直交性を言うものである。ゆえに、より進んだ数学において、より複雑な幾何学的直交性(例えば曲面とその法線の関係など)に対して「垂直」あるいは「垂線」のような語を用いることもある。.

新しい!!: 数学記号の表と垂直 · 続きを見る »

垂直記号

垂直記号(すいちょくきごう)は「⊥」の形をした幾何学で用いられる記号である。.

新しい!!: 数学記号の表と垂直記号 · 続きを見る »

偏微分

数学の多変数微分積分学における偏微分(へんびぶん、partial derivative)は、多変数関数に対して一つの変数のみに関する(それ以外の変数は)微分である(全微分では全ての変数を動かしたままにするのと対照的である)。偏微分はベクトル解析や微分幾何学などで用いられる。 函数 の変数 に関する偏微分は など様々な表し方がある。一般に函数の偏微分はもとの函数と同じ引数を持つ函数であり、このことを のように記法に明示的に含めてしまうこともある。偏微分記号 ∂ が数学において用いられた最初の例の一つは、1770年以降マルキ・ド・コンドルセによるものだが、それは偏差分の意味で用いられたものである。現代的な偏微分記法はアドリアン=マリ・ルジャンドル が導入しているが、後が続かなかった。これを1841年に再導入するのがカール・グスタフ・ヤコブ・ヤコビである。 偏微分は方向微分の特別の場合である。また無限次元の場合にこれらはガトー微分に一般化される。.

新しい!!: 数学記号の表と偏微分 · 続きを見る »

十六元数

抽象代数学における十六元数(じゅうろくげんすう、sedenion)は、全体として実数体 上次元の(双線型な乗法を持つベクトル空間という意味での)非結合的分配多元環を成す代数的な対象で、その全体はしばしば で表される。八元数にケーリー=ディクソンの構成法を使って得られる対合的二次代数である。 「十六元数」という用語は、他の十六次元代数構造、例えば四元数の複製二つのテンソル積や実数体上の四次正方行列環などに対しても用いられ、 で調べられている。.

新しい!!: 数学記号の表と十六元数 · 続きを見る »

単位元

数学、とくに抽象代数学において、単位元(たんいげん, )あるいは中立元(ちゅうりつげん, )は、二項演算を備えた集合の特別な元で、ほかのどの元もその二項演算による単位元との結合の影響を受けない。.

新しい!!: 数学記号の表と単位元 · 続きを見る »

単集合

数学における単集合(たんしゅうごう、singleton; 単元集合、単項集合、一元集合)あるいは単位集合()は、唯一の元からなる集合である。一つ組 (1-tuple) や単項列 (a sequence with one element) と言うこともできる。 例えば、 という集合は単集合である。.

新しい!!: 数学記号の表と単集合 · 続きを見る »

反数

反数(はんすう、opposite)とは、ある数に対し、足すと になる数である。つまり、ある数 に対して、 となるような数 を の反数といい、 と表す。記号「−」を負号と呼び、「マイナス 」と読む。また、 は の反数であるともいえる。 は加法における単位元であるから、反数は加法における逆元である。このような加法における逆元は加法逆元(かほうぎゃくげん、additive inverse)と呼ばれる。 ある数にある数の反数を足すことを「引く」といい、減法 を以下のように定義する。 「 引く 」 または「 マイナス 」 と読む。反数に使われる「−」(負号)と引き算に使われる「−」(減算記号)をあわせて「マイナス記号」と呼ぶ。 また、反数を与える − は単項演算子と見なすことができ、単項マイナス演算子 と呼ばれる。一方、減算を表す演算子としての − は、項を 2 つとるの二項演算子なので、二項マイナス演算子 と呼ばれる。 乗法において反数に相当するものは逆数、あるいはより一般には乗法逆元 と呼ばれる。整数、有理数、実数、複素数においては、逆数は必ずしも存在しないが、反数は必ず存在する。ただし、 を含まない自然数においては反数は常に存在しない。 反数の概念はそのままベクトルに拡張することができ、反ベクトル(はんベクトル、opposite vector)と呼ばれる。ベクトルの加法における単位元はゼロ・ベクトルであり、あるベクトル に足すと を与えるベクトル を の反ベクトルという。 これを満たすベクトル は と表される。またこのとき は の反ベクトル でもある。.

新しい!!: 数学記号の表と反数 · 続きを見る »

可算集合

可算集合(かさんしゅうごう、countable set 又は denumerable set)もしくは可付番集合とは、おおまかには、自然数全体と同じ程度多くの元を持つ集合のことである。各々の元に 1, 2, 3, … と番号を付けることのできる、すなわち元を全て数え上げることのできる無限集合と表現してもよい。 有限集合も、数え上げることができる集合という意味で、可算集合の一種とみなすことがある。そのため、はっきりと区別を付ける必要がある場合には、冒頭の意味での集合を可算無限集合と呼び、可算無限集合と有限集合を合わせて高々可算の集合と呼ぶ。可算でない無限集合を非可算集合という。非可算集合は可算集合よりも「多く」の元を持ち、全ての元に番号を付けることができない。そのような集合の存在は、カントールによって初めて示された。.

新しい!!: 数学記号の表と可算集合 · 続きを見る »

可換体

抽象代数学において、可換体(かかんたい、corps commutatif)あるいは単に体(たい、field)本記事において単に体と言った場合「可換」体を意味するものとする。とは、零でない可換可除環、あるいは同じことだが、非零元全体が乗法の下で可換群をなすような環のことである。そのようなものとして体は、適当なアーベル群の公理と分配則を満たすような加法、減法、乗法、除法の概念を備えた代数的構造である。最もよく使われる体は、実数体、複素数体、有理数体であるが、他にも有限体、関数の体、代数体、''p'' 進数体、などがある。 任意の体は、線型代数の標準的かつ一般的な対象であるベクトル空間のスカラーとして使うことができる。(ガロワ理論を含む)体拡大の理論は、ある体に係数を持つ多項式の根に関係する。他の結果として、この理論により、古典的な問題である定規とコンパスを用いたや円積問題が不可能であることの証明や五次方程式が代数的に解けないというアーベル・ルフィニの定理の証明が得られる。現代数学において、体論は数論や代数幾何において必要不可欠な役割を果たしている。 代数的構造として、すべての体は環であるが、すべての環が体であるわけではない。最も重要な違いは、体は(ゼロ除算を除いて)除算ができるが、環は乗法逆元がなくてもよいということである。例えば、整数の全体は環をなすが、2x.

新しい!!: 数学記号の表と可換体 · 続きを見る »

可換環

数学、特に抽象代数学の一分野である環論における可換環(かかんかん、commutative ring)は、その乗法が可換であるような環をいう。可換環の研究は可換環論あるいは可換代数学と呼ばれる。 いくつか特定の種類の可換環は以下のようなクラスの包含関係にある。.

新しい!!: 数学記号の表と可換環 · 続きを見る »

双柱

双柱(そうちゅう)は、縦線であるバーティカルバーを横に2つ並べた記号である。文字列の区切りで使用されるほか、発音記号や数学においても使用される。にほんぼうとも呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表と双柱 · 続きを見る »

否定

数理論理学において否定 (ひてい、Negation) とは、命題の真と偽を反転する論理演算である。否定は英語で Not であるが、Invert とも言われ論理演算ではインバージョン(Inversion)、論理回路では Not回路やインバータ回路(Inverter)とも呼ばれ入力に対して出力が反転する。 命題 P に対する否定を ¬P, P, !P などと書いて、「P でない」とか「P の否定」、「P 以外の場合」などと読む。 ベン図による論理否定(NOT).

新しい!!: 数学記号の表と否定 · 続きを見る »

否定記号

否定記号は数理論理学で用いられる否定を表す記号であり、「¬」と表記される。論理式φに対し、¬φでφの否定を表す。 同一の意味で「∼」が用いられることもある。また、プログラミングにおいては言語によってエクスクラメーションマークの「!」で否定を表す。.

新しい!!: 数学記号の表と否定記号 · 続きを見る »

同型写像

数学において,同型写像(isomorphismfrom the Ancient Greek: ἴσος isos "equal", and μορφή morphe "form" or "shape")あるいは単に同型とは,は準同型写像あるいは射であって,逆射を持つものである逆関数ではない..2つの数学的対象が同型 (isomorphic) であるとは,それらの間に同型写像が存在することをいう.自己同型写像は始域と終域が同じ同型写像である.同型写像の興味は2つの同型な対象は写像を定義するのに使われる性質のみを使って区別できないという事実にある.したがって同型な対象はこれらの性質やその結果だけを考える限り同じものと考えてよい. 群や環を含むほとんどの代数的構造に対して,準同型写像が同型写像であることと全単射であることは同値である. 位相幾何学において,射とは連続写像のことであるが,同型写像は同相写像あるいは双連続写像とも呼ばれる.解析学において,射は可微分関数であり,同型写像は微分同相とも呼ばれる. 標準的な同型写像 (canonical isomorphism) は同型であるようなである.2つの対象が標準的に同型 (canonically isomorphic) であるとは,それらの間に標準的な同型写像が存在することをいう.例えば,有限次元ベクトル空間 から二重双対空間への標準的な写像は標準的な同型写像である.一方, は双対空間に同型であるが,一般には標準的にではない. 同型写像は圏論を用いて形式化される.ある圏の射 が同型射であるとは,両側逆射を持つことをいう,すなわち,その圏における別の射 があって, かつ となる,ただし と はそれぞれ と の恒等射である..

新しい!!: 数学記号の表と同型写像 · 続きを見る »

同値

同値(どうち)または等価(とうか)とは、2つの命題が共に真または共に偽のときに真となる論理演算である。 英語ではequivalence (EQ)。「if and only if」を略して、iff ともいう。否定排他的論理和 (XNOR) に等しい。 演算子記号は ⇔、↔、≡、.

新しい!!: 数学記号の表と同値 · 続きを見る »

同値関係

数学において、同値関係(どうちかんけい、equivalence relation)は反射的、対称的かつ推移的な二項関係を言う。これらの性質の帰結として、与えられた集合において、一つの同値関係はその集合を同値類に分割(類別)する。 同値関係にあることを表す記法は文献によって様々に用いられるけれども、与えられた集合上の同値関係 に関して二元 が同値であることを "" や "" で表すのがもっともよく用いられる記法である。 に関して同値であることを明示する場合には、"" や "" あるいは "" などと書かれる。.

新しい!!: 数学記号の表と同値関係 · 続きを見る »

合同

合同(ごうどう).

新しい!!: 数学記号の表と合同 · 続きを見る »

合同記号

合同記号(ごうどうきごう)は、元来、合同式の合同(モジュロ)を表すための記号であり、「≡」が使われる。 記号「≡」は、それ以外に、以下の意味.

新しい!!: 数学記号の表と合同記号 · 続きを見る »

境界

境界(きょうかい、きょうがい、けいかい)とは、事物や領域などを分ける境目のこと。分野や用法により様々な用例がある。.

新しい!!: 数学記号の表と境界 · 続きを見る »

多項式環

数学、殊に抽象代数学における多項式環(たこうしきかん、polynomial ring)は環に係数を持つ一変数または多変数の多項式の全体の集合が成す環である。多項式環はヒルベルトの基底定理や分解体の構成、線型作用素の理解など数学のかなり広い分野に影響をもつ概念である。セール予想のような多くの重要な予想が、他の環の研究に影響をもち群環や形式冪級数環のようなほかの環の定義にさえ影響を及ぼしている。.

新しい!!: 数学記号の表と多項式環 · 続きを見る »

存在記号

存在記号(そんざいきごう、existential quantifier)とは、数理論理学(特に述語論理)において、少なくとも1つのメンバーが述語の特性や関係を満たすことを表す記号である。通常「∃」と表記され、存在量化子(そんざいりょうかし)、存在限量子(そんざいげんりょうし)、存在限定子(そんざいげんていし)などとも呼ばれる。 これとは対照的に全称記号は、何かが常に真であることを示す。.

新しい!!: 数学記号の表と存在記号 · 続きを見る »

定義

定義(ていぎ)は、一般にコミュニケーションを円滑に行うために、ある言葉の正確な意味や用法について、人々の間で共通認識を抱くために行われる作業。一般的にそれは「○○とは・・・・・である」という言い換えの形で行われる。基本的に定義が決められる場合は1つである。これは、複数の場合、矛盾が生じるからである。.

新しい!!: 数学記号の表と定義 · 続きを見る »

実数

数学における実数(じっすう、 nombre réel, reelle Zahl, real number)は、様々な量の連続的な変化を表す数の体系である。実数全体の空間は、途切れのなさにあたる完備性とよばれる位相的な性質を持ち、代数的には加減乗除ができるという体の構造を持っている。幾何学や解析学ではこれらのよい性質を利用して様々な対象が定義され、研究されている。一方でその構成方法に自明でない手続きが含まれるため、実数の空間は数学基礎論の観点からも興味深い性質を持っている。また、自然科学における連続的なものの計測値を表すのに十分な数の体系だとも考えられている。 実数の概念は、その形式的な定義が19世紀に達成される前から数の体系として使われていた。「実数」という名前は複素数の概念が導入された後に「普通の数」を表現する言葉として導入されたものである。.

新しい!!: 数学記号の表と実数 · 続きを見る »

対称差

数学において、2 つの集合 と との対称差(たいしょうさ、symmetric difference)とは、“ に属し、 に属さないもの” と “ に属し、 に属さないもの” とを全部集めて得られる集合である。一般に、集合 と との対称差を、記号 などで表す。例えば、 と との対称差は に等しい: 。 任意の集合に対して、その集合の冪集合は、対称差 を算法としてアーベル群となる。空集合 はその群の単位元であり、その群の任意の元はその元自身の逆元である。また、任意の集合に対して、その集合の冪集合は、対称差 を加法とし共通部分 を乗法とするとき、となる。.

新しい!!: 数学記号の表と対称差 · 続きを見る »

射影空間

射影空間(しゃえいくうかん、projective space) とは、その次元が n であるとき、(n + 1)個の「数」の比全体からなる空間の事をさす。比を構成する「数」をどんな体(あるいは環)にとるかによって様々な空間が得られる。非ユークリッド幾何学のひとつである射影幾何学がその概念の端緒であるが、射影空間は位相幾何学、微分幾何学、代数幾何学など幾何学のあらゆる分野にわたって非常に重要な概念である。.

新しい!!: 数学記号の表と射影空間 · 続きを見る »

巡回群

群論における巡回群(じゅんかいぐん、cyclic group、monogenous group)とは、ただ一つの元で生成される群(単項生成群)のことである。ここで群が「ただ一つの元で生成される」というのは、その群の適当な元 g をとれば、その群のどの元も(群が乗法的に書かれている場合は)g の整数冪として(群が加法的に書かれている場合は g の整数倍として)表されるということであり、このような元 g はこの群の生成元 (generator) あるいは原始元 (primitive) と呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表と巡回群 · 続きを見る »

差集合

差集合(さしゅうごう、set difference)とは、ある集合の中から別の集合に属する要素を取り去って得られる集合のことである。特に、全体集合 を固定して、 からその部分集合 の要素を取り去って得られる集合を の補集合という。.

新しい!!: 数学記号の表と差集合 · 続きを見る »

上限

上限(じょうげん).

新しい!!: 数学記号の表と上限 · 続きを見る »

上極限と下極限

数列x_nが青色の点で表されているとき、赤色の点が近付く先がx_nの上極限と下極限である。 数学において、数列 の上極限(じょうきょくげん、limit superior)および下極限(かきょくげん、limit inferior)とは、を無限に大きくしていったときの数列の挙動から決まる実数であり、この数列の極限に(ある意味で)なりうる値を上と下からおさえるために使われる。 数列 の上極限を表す記号には の二種類がある。同様に下極限は と書く。.

新しい!!: 数学記号の表と上極限と下極限 · 続きを見る »

不定元

不定元 (indeterminate) は多項式や形式的冪級数に現れる記号であり、しばしば変数と呼ばれる。正式には、不定元は変数ではなく、多項式環や形式的冪級数環の定数である。しかしながら、多項式や形式的級数とそれらの定義する関数との間の強い関係のために、多くの著者は不定元を変数の特別な種類と考える。 例えば、二元体 F2 において多項式 X2 + X を考えると、これは 0 ではないが、この多項式の表す多項式関数は 0 である。 Category:抽象代数学 Category:数学に関する記事.

新しい!!: 数学記号の表と不定元 · 続きを見る »

不等号

不等号(ふとうごう)は、実数などの大小を表すための数学記号である。より一般的には、順序集合(例: 整数、実数)の2つの要素の間の順序(大小ともいう)を表す。 順序集合の二つの元は、等しいか、片方が他方より大きいか、等しくなく大小関係がないか、のいずれかである。 2つが等しい場合は等号(.

新しい!!: 数学記号の表と不等号 · 続きを見る »

中黒

中黒(なかぐろ)は、約物のひとつで、「・」と書き表される。中黒の名称の他に中点(なかてん)や中ぽつ(なかぽつ)、黒丸などと呼ばれる。本来は発音しないが必要に応じ、「てん」や「ぽつ」、「ぽち」と発音されることがある。 新聞記事などでは全角文字を縦書きで使用する都合上、小数点に全角の中黒を用いる。箇条書きのはじめに用いられる記号はビュレットと呼ばれる別の記号である。.

新しい!!: 数学記号の表と中黒 · 続きを見る »

三角 (記号)

三角(さんかく)は多様な用途で使用される記号である。○や×などの記号とともに使われることが多いほか、矢印に類似した表現の目的で使用されることも多い。.

新しい!!: 数学記号の表と三角 (記号) · 続きを見る »

平均

平均(へいきん、mean, Mittelwert, moyenne)または平均値(へいきんち、mean value)は、観測値の総和を観測値の個数で割ったものである。 例えば A、B、C という3人の体重がそれぞれ 55 kg、60 kg、80 kg であったとすると、3人の体重の平均値は (55 kg + 60 kg + 80 kg)/3.

新しい!!: 数学記号の表と平均 · 続きを見る »

平行

初等幾何学、特にユークリッド幾何学における平行性(へいこうせい、parallelism)は、ユークリッド平面上の直線が互いに交わらないという関係性を抽象化するものである。三次元空間において、直線と平面や平面同士についても共有点がないことを以って平行性を考えることができる。ただし、三次元空間内の直線同士の場合には、それらが互いに平行となるためにはそれらが同一平面上にあることを要請しなければならない(交わらない二直線は、それらが同一平面上にないならばねじれの位置にあるという)。 平行線はユークリッド原論における平行線公準の主対象である。 平行性は第一義にはの性質の一つであり、ユークリッド幾何学はその種の幾何学の特別な実例である。その他の幾何学においては、例えば双曲幾何学などでは、同様の(しかしまったく同じではない)特定の性質を満たすことを「平行」と言い表す。 以下、特に言及のない限り、主にユークリッド幾何学における平行性について述べる。.

新しい!!: 数学記号の表と平行 · 続きを見る »

平行記号

平行記号(へいこうきごう)は幾何学において使用される記号で、平行記号の前後の線あるいは面などが平行であることを示す。日本では一般に「//」の形で表記するが、欧米では「||」の形で表記することが多い。.

新しい!!: 数学記号の表と平行記号 · 続きを見る »

乗法

算術における乗法 (じょうほう、multiplication) は、算術の四則と呼ばれるものの一つで、整数では、一方の数 (被乗数、ひじょうすう、multiplicand) に対して他方の数 (乗数、じょうすう、multiplier) の回数だけ繰り返し和をとる(これを掛けるまたは乗じるという。)ことにより定義できる演算である。掛け算(かけざん)、乗算(じょうざん)とも呼ばれる。代数学においては、変数の前の乗数(例えば 3y の 3)は係数(けいすう、coefficient)と呼ばれる。 逆の演算として除法をもつ。乗法の結果を積 (せき、product) と呼ぶ。 乗法は、有理数、実数、複素数に対しても拡張定義される。また、抽象代数学においては、一般に可換とは限らない二項演算に対して、それを乗法、積などと呼称する(演算が可換である場合はしばしば加法、和などと呼ぶ)。.

新しい!!: 数学記号の表と乗法 · 続きを見る »

床関数と天井関数

床関数(ゆかかんすう、floor function)と天井関数(てんじょうかんすう、ceiling function)は、実数に対しそれぞれそれ以下の最大あるいはそれ以上の最小の整数を対応付ける関数である。 “floor”や“ceiling”といった名称やその他の記法は、1962年にケネス・アイバーソンによって導入された。.

新しい!!: 数学記号の表と床関数と天井関数 · 続きを見る »

座標

幾何学において、座標(ざひょう)とは、点の位置を指定するために与えられる数の組 (coordinates)、あるいはその各数 (coordinate) のことであり、その組から点の位置を定める方法を与えるものが座標系(ざひょうけい、coordinate system)である。座標系と座標が与えられれば、点はただ一つに定まる。 座標は点により定まる関数の組であって、一つの空間に複数の座標系が重複して定義されていることがある。例えば、多様体は各点の近くでユークリッド空間と同様の座標系が貼り付けられているが、ほとんどの場合、一つの座標系の座標だけを考えていたのでは全ての点を特定することができない。このような場合は、たくさんの座標系を貼り付けて、重なる部分での読み替えの方法を記した地図帳(アトラス、atlas)を用意することもある。 地球上の位置を表す地理座標や、天体に対して天球上の位置を表す天球座標がある。.

新しい!!: 数学記号の表と座標 · 続きを見る »

二項係数

数学における二項係数(にこうけいすう、binomial coefficients)は二項展開において係数として現れる正の整数の族である。二項係数は二つの非負整数で添字付けられ、添字 を持つ二項係数はふつう \tbinom と書かれる(これは二項冪 の展開における の項の係数である。適当な状況の下で、この係数の値は \tfrac で与えられる)。二項係数を、連続する整数 に対する各行に を から まで順に並べて得られる三角形状の数の並びをパスカルの三角形と呼ぶ。 この整数族は代数学のみならず数学の他の多くの分野、特に組合せ論において現れる。-元集合から -個の元を(その順番を無視して)選ぶ方法が \tbinom nk 通りである。二項係数の性質を用いて、記号 \tbinom nk の意味を、もともとの および が なる非負整数であった場合を超えて拡張することが可能で、そのような場合もやはり二項係数と称する。.

新しい!!: 数学記号の表と二項係数 · 続きを見る »

事象

事象(じしょう).

新しい!!: 数学記号の表と事象 · 続きを見る »

代数的位相幾何学

代数的位相幾何学(だいすうてきいそうきかがく、英語:algebraic topology、代数的トポロジー)は代数的手法を用いる位相幾何学の分野のことをいう。 古典的な位相幾何学は、図形として取り扱い易い多面体を扱っていたが、1900年前後のポワンカレの一連の研究を契機として20世紀に発展した。 ポワンカレは 1895年に出版した "Analysis Situs" の中で、ホモトピーおよびホモロジーの概念を導入した。これらはいまや代数的位相幾何学の大きな柱であると考えられている。 多様体、基本群、ホモトピー、ホモロジー、コホモロジー、ファイバー束などの、位相空間の不変量として代数系を対応させ、位相的性質を代数的性質に移して研究する..

新しい!!: 数学記号の表と代数的位相幾何学 · 続きを見る »

代数的数

代数的数(だいすうてきすう、algebraic number)とは、 複素数であって、有理数係数(あるいは同じことだが、分母を払って、 整数係数)の 0 でない一変数多項式の根 (すなわち多項式の値が 0 になるような値)となるものをいう。 すべての整数や有理数は代数的数であり、またすべての整数の冪根も代数的数である。 実数や複素数には代数的数でないものも存在し、そのような数は超越数と呼ばれる。 例えば π や e は超越数である。 ほとんどすべての複素数は超越数である(#集合論的性質)。.

新しい!!: 数学記号の表と代数的数 · 続きを見る »

任意

任意(にんい、arbitrary)とは、思うままに任せること、という意味で、当人の自由意思に任せる、ということである広辞苑 第五版 p.2048【任意】。その抽象概念、名詞形は任意性(にんいせい、arbitrariness)である。.

新しい!!: 数学記号の表と任意 · 続きを見る »

弧(こ、arc).

新しい!!: 数学記号の表と弧 · 続きを見る »

位数 (群論)

数学の分野である群論において、m.

新しい!!: 数学記号の表と位数 (群論) · 続きを見る »

体 (数学)

数学において、体(たい)という用語は、四則演算が(零で割ることを除いて)自由に行える代数系に用いる。日本語の語法として、体の定義においてはその積が可換か非可換かについて必ずしも注視しないが、積が可換かそうでないかで目的意識や手法は大きく異なる。前者については可換体の項を(初学者にはこちらが取りつきやすいであろう)、後者については斜体(これは「必ずしも可換ではない」体の意味で用いられる)の項を参照されたい。 定義をきちんと述べれば、 あるいは などと書くことができる。 この代数的構造はリヒャルト・デーデキントとレオポルト・クロネッカーがそれぞれ独立に(そして極めて異なる方法で)導入したが、体という呼称は実数または複素数からなる四則演算に関して閉じている部分集合を表すものとしてドイツ語で体を意味する Körper を用いたのが由来である(それがゆえに、任意の体を表すのにしばしば をプレースホルダとして用いる)。 Category:数学に関する記事.

新しい!!: 数学記号の表と体 (数学) · 続きを見る »

微分

数学におけるの微分(びぶん)、微分係数、微分商または導函数(どうかんすう、derivative)は、別の量(独立変数)に依存して決まるある量(函数の値あるいは従属変数)の変化の感度を測るものである。微分は微分積分学の基本的な道具である。例えば、動く物体の位置の時間に関する導函数はその物体の速度であり、これは時間が進んだときその物体の位置がどれほど早く変わるかを測る。 一変数函数の適当に選んだ入力値における微分係数は、その点における函数のグラフの接線の傾きである。これは導函数がその入力値の近くでその函数の最適線型近似を記述するものであることを意味する。そのような理由で、微分係数はしばしば「瞬間の変化率」として記述される。瞬間の変化率は独立変数に依存する従属変数である。 微分はにも拡張できる。この一般化において、導函数はそのグラフが(適当な変換の後)もとの函数のグラフを最適線型近似する線型変換と解釈しなおされる。ヤコビ行列はこの線型変換を独立および従属変数を選ぶことで与えられる基底に関して表現する行列であり、独立変数に関する偏微分を用いて計算することができる。多変数実数値函数に対して、ヤコビ行列は勾配に簡約される。 導函数を求める過程を微分あるいは微分法、微分演算 (differentiation) と言い、その逆の過程(原始函数を求めること)をという。微分積分学の基本定理は反微分が積分と同じであることを主張する。一変数の微分積分学において微分と積分は基本的な操作の二本柱である。.

新しい!!: 数学記号の表と微分 · 続きを見る »

微分の記法

微分の記法 (びぶんのきほう、英語: notation for differentiation) とは、数学における微分を記号的に表記するための方法である。現在、数学関数や従属変数の微分を表す微分の記法として画一化・統一されたものはなく、複数の数学者によって異なる記法が提案されている。それぞれの記法の有用性はその使用される分野・文脈・状況によって変化し、与えられた文脈によって複数の記法を使い分けることもしばしば有効である。本項では比較的使用頻度が高い微分の記法を示す。.

新しい!!: 数学記号の表と微分の記法 · 続きを見る »

初等幾何学における図形の径(けい、diameter)は、その図形の差し渡しをいう。διάμετρος(「亙りの」+ 「大きさ」) に由来する。 円の直径は、その円の中心を通り、両端点がその円周上にある任意の線分であり、またその円の最長のでもある。球体の直径についても同様。 より現代的な用法では、任意の直径の(一意な)長さ自身も同じく「直径」と呼ばれる(一つの円に対して線分の意味での直径は無数にあるが、その何れも同じ長さを持つことに注意する。それゆえ(量化を伴わず)単に円の直径といった場合、ふつうは長さとしての意味である)。長さとして、直径は半径 (radius) の二倍に等しい。 平面上の凸図形に対して、その径は図形の両側から接する二本の平行線の間の最長距離として定義される(同様の最小距離は幅 (width) と呼ばれる)。径(および幅)はを用いて効果的に計算することができる。ルーローの三角形のような定幅図形では、任意の平行接線が同じ長さを持つから、径と幅は一致する。.

新しい!!: 数学記号の表と径 · 続きを見る »

は、幾何学において円における弧(こ)を示すことに使用される記号である。円周上の頂点Aから頂点Bに円弧がある場合に⌒の下にABを記述する。.

新しい!!: 数学記号の表と⌒ · 続きを見る »

ナブラ

ベクトル解析における演算子 ∇(ナブラ、nabla, del)は、ベクトル微分演算を表し、特に一次元の領域で定義された函数に施すとき、微分積分学で定義される通常の微分 D.

新しい!!: 数学記号の表とナブラ · 続きを見る »

ノルム

解析学において、ノルム (norm, Norm) は、平面あるいは空間における幾何学的ベクトルの "長さ" の概念の一般化であり、ベクトル空間に対して「距離」を与えるための数学の道具である。ノルムの定義されたベクトル空間を線型ノルム空間または単にノルム空間という。.

新しい!!: 数学記号の表とノルム · 続きを見る »

マックス

マックス、Max、Maxx。 マックス、Maxはヨーロッパの人名、または英語で「最大(限度)」(最大値)を意味するマキシマム(Maximum)の短縮形。.

新しい!!: 数学記号の表とマックス · 続きを見る »

チルダ

チルダ (tilde) は、波線符号(はせんふごう)、チルドともいい、記号「」のこと。スペイン語ではティルデ (tilde)、ポルトガル語ではティウ (til) と呼び、鼻音に関する音をあらわすダイアクリティカルマーク(発音区別符号)の一種として使われる。もともと、字母の上に N を小さく書いたことから生じた記号である。 また、単独で用いられるチルダ (freestanding tilde) は、例えば数学においては漸近的に等しいことや相似を表す記号として、UNIX系オペレーティングシステム上ではホームディレクトリを示す記号などとして用いられる。.

新しい!!: 数学記号の表とチルダ · 続きを見る »

ネイピア数

1.

新しい!!: 数学記号の表とネイピア数 · 続きを見る »

像 (数学)

'''f''' は始域 '''X''' から終域 '''Y''' への写像。'''Y''' の内側にある小さな楕円形が '''f''' の像である。 数学において、何らかの写像の像(ぞう、image)は、写像の始域(域、定義域)の部分集合上での写像の出力となるもの全てからなる、写像の終域(余域)の部分集合である。すなわち、始域の部分集合 X の各元において写像の値を評価することによって得られる集合を f による(または f に関する、f のもとでの、f を通じた)X の像という。また、写像の終域の何らかの部分集合 S の逆像(ぎゃくぞう、inverse image)あるいは原像(げんぞう、preimage)は、S の元に写ってくるような始域の元全体からなる集合である。 像および逆像は、写像のみならず一般の二項関係に対しても定義することができる。.

新しい!!: 数学記号の表と像 (数学) · 続きを見る »

バーティカルバー

バーティカルバー (英)は、約物のひとつで、「」と書き表される。Unicode名称はバーティカルライン。縦線とも呼ばれる。コンピュータ言語や数学などで主に使用される記号で、自然言語ではほとんど使用されない。.

新しい!!: 数学記号の表とバーティカルバー · 続きを見る »

モノイド

数学、とくに抽象代数学における単系(たんけい、monoid; モノイド)はひとつの二項演算と単位元をもつ代数的構造である。モノイドは単位元をもつ半群(単位的半群)であるので、半群論の研究対象の範疇に属する。 モノイドの概念は数学のさまざまな分野に現れる。たとえば、モノイドはそれ自身が「ただひとつの対象をもつ圏」と見ることができ、したがって「集合上の写像とその合成」といった概念を捉えたものと考えることもできる。モノイドの概念は計算機科学の分野でも、その基礎付けや実用プログラミングの両面で広く用いられる。 モノイドの歴史や、モノイドに一般的な性質を付加した議論などは半群の項に譲る。.

新しい!!: 数学記号の表とモノイド · 続きを見る »

ラプラス作用素

数学におけるラプラス作用素(ラプラスさようそ、Laplace operator)あるいはラプラシアン(Laplacian)は、ユークリッド空間上の函数の勾配の発散として与えられる微分作用素である。記号では,, あるいは で表されるのが普通である。函数 の点 におけるラプラシアン は(次元に依存する定数の違いを除いて)点 を中心とする球面を半径が増大するように動かすときの から得られる平均値になっている。直交座標系においては、ラプラシアンは各独立変数に関する函数の二階(非混合)偏導函数の和として与えられ、またほかに円筒座標系や球座標系などの座興系においても有用な表示を持つ。 ラプラス作用素の名称は、天体力学の研究に同作用素を最初に用いたフランス人数学者のピエール=シモン・ド・ラプラス (1749–1827) に因んでいる。同作用素は与えられた重力ポテンシャルに適用すると質量密度の定数倍を与える。現在ではラプラス方程式と呼ばれる方程式 の解は調和函数と呼ばれ、自由空間において可能な重力場を表現するものである。 微分方程式においてラプラス作用素は電気ポテンシャル、重力ポテンシャル、熱や流体の拡散方程式、波の伝搬、量子力学といった、多くの物理現象を記述するのに現れる。ラプラシアンは、函数の勾配フローの流束密度を表す。.

新しい!!: 数学記号の表とラプラス作用素 · 続きを見る »

プライム

プライム (英: prime、)は、約物のひとつで、対象となる文字の右肩に右上から打つ点である(例:x′)。2つ重ねたものをダブルプライム()、3つ重ねたものをトリプルプライム()と呼ぶ。類似の記号としてアポストロフィー、クォーテーションマーク、アキュート・アクセントなどがあるが、それぞれ別のものである。 なお,Oxford English Dictionary VIII (1970)に a’ を"usually read `a dash', etc."と記述されており,イギリスの影響を受けた国(アイルランド,オーストラリア,日本やインドなど)ではダッシュと呼ぶことも多い。.

新しい!!: 数学記号の表とプライム · 続きを見る »

プラスマイナス記号

プラスマイナス記号 (±) は近似値の精度を示すためや、符号のみが異なる2つの値を略記する簡便な記法として、広く使われる数学記号である。 数学ではこの記号は「プラスマイナス」(英: plus or minus)と読み、片方が正で片方が負のちょうど2つの答えが考えられることを示す。また後述の#マイナスプラス記号と合わせて複号とも呼ばれる。 しかしほとんどの実験科学では、この記号は「増減がある」(英: give or take)と読み、測定値が取りうる上限から下限までの範囲を示す。.

新しい!!: 数学記号の表とプラスマイナス記号 · 続きを見る »

プラス記号とマイナス記号

プラス記号 (+) とマイナス記号 (&minus) は、正負や加法および減法の表記に使われる数学記号である。これらの記号は多かれ少なかれ類似点のある他のいろいろな意味にも拡張されて使われてきた。プラス (plus) とマイナス (minus) は、それぞれ「より多い」と「より少ない」を意味するラテン語の表現である。日本語においては、プラス記号については、加算記号として用いる場合には足す(たす)と読み、マイナス記号については、減算記号として用いる場合には引く(ひく)と読む。プラスとマイナスを合わせて「プラスマイナス」「プラマイ」と呼ぶこともある。.

新しい!!: 数学記号の表とプラス記号とマイナス記号 · 続きを見る »

プログラミング言語

プログラミング言語(プログラミングげんご、programming language)とは、コンピュータプログラムを記述するための形式言語である。なお、コンピュータ以外にもプログラマブルなものがあることを考慮するならば、この記事で扱っている内容については、「コンピュータプログラミング言語」(computer programming language)に限定されている。.

新しい!!: 数学記号の表とプログラミング言語 · 続きを見る »

パーセント記号

パーセント記号 (%) は、パーセンテージ(百分率)を表すときに使用する記号で、数字の値の後ろに表記することで 100 分の 1 を表す。 同じような記号にパーミル記号 (‰) もあり、この記号は千分率を表し、1000 分の 1 を意味する。また、ほとんど見かけることはないが、10000 分の 1 を意味するパーミリアド記号()も存在する (en:Permyriad)。.

新しい!!: 数学記号の表とパーセント記号 · 続きを見る »

ビュレット (記号)

ビュレット (bullet) は、日本語における約物のひとつで、「•」あるいは「◦」と書き表される。語源は英語でも箇条書きの一項目を示す印である (原意は「弾丸」、ただし英語本来の発音は「ブレット」)である。.

新しい!!: 数学記号の表とビュレット (記号) · 続きを見る »

ホモトピー

数学におけるホモトピー (homotopy)とは、点や線や面などの幾何学的対象、あるいはそれらの間の連続写像が連続的に移りあうということを定式化した位相幾何学における概念のひとつである。位相幾何学では、2 つの対象 A と X との関係のうち、連続的な変形によって保たれるものを問題とすることが多い。これらの関係はふつう連続写像 A → X を通して定義され、ホモトピーの概念は連続的に変形する連続写像の族によって定式化される。ホモトピー的な種々の不変量は位相幾何学の研究における基本的な道具となる。 考察している幾何学的対象に「穴」が開いていれば、端を固定された曲線はそれを越えて連続的に変形することができない。したがって、ホモトピーによって「穴」の有無や、単純な構成要素に分解したときのそれらの組み合わせ的なつながり具合といった構造を調べることができる。ホモトピーが威力を発揮するのは、空間や写像といった幾何学的な対象に対し群や準同型などという代数的な対象を対応づけることであり、またそのような代数的な対象がしばしばもとの幾何学的な対象よりも単純化されているということにある。 このように、代数的な道具によって空間と写像の位相的性質を調べるという方法をとる幾何学は、代数的位相幾何学と呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表とホモトピー · 続きを見る »

ダランベール演算子

ダランベール演算子 (ダランベールえんざんし、d'Alembert operator) とは、物理学の特殊相対性理論、電磁気学、波動論で用いられる演算子(作用素)であり、ラプラス演算子をミンコフスキー空間に適用したものである。ダランベール作用素、ダランベルシアン (d'Alembertian) あるいは wave operator(波動演算子)と呼ばれることもあり、一般に四角い箱のような記号 で表される。この名称はフランスの数学者・物理学者ジャン・ル・ロン・ダランベール (Jean Le Rond d'Alembert) の名に由来する。.

新しい!!: 数学記号の表とダランベール演算子 · 続きを見る »

ダッシュ

ダッシュ(DASH、dash).

新しい!!: 数学記号の表とダッシュ · 続きを見る »

ベクトル場

ベクトル場(ベクトルば、vector field)とは、数学において、幾何学的な空間の広がりの中でベクトル的な量の分布を表すものである。単純化された設定のもとではベクトル場はユークリッド空間 Rn (またはその開集合)からベクトル空間 Rn への関数として与えられる。(局所的な)座標系のもとでベクトル場を表示するときは座標に対してベクトルを与えるような関数を考えることになるが、座標系を変更したときにこの関数は一定の規則に従って変換を受けることが要請される。 ベクトル場の概念は物理学や工学においても積極的にもちいられ、例えば動いている流体の速さと向きや、磁力や重力などの力の強さと向きなどが空間的に分布している状況を表すために用いられている。 現代数学では多様体論にもとづき、多様体上の接ベクトル束の断面として(接)ベクトル場が定義される。.

新しい!!: 数学記号の表とベクトル場 · 続きを見る »

ベクトル空間

数学、特に線型代数学におけるベクトル空間(ベクトルくうかん、vector space)、または、線型空間(せんけいくうかん、linear space)は、ベクトルと呼ばれる元からなる集まりの成す数学的構造である。ベクトルには和が定義され、またスカラーと呼ばれる数による積(「スケール変換」)を行える。スカラーは実数とすることも多いが、複素数や有理数あるいは一般の体の元によるスカラー乗法を持つベクトル空間もある。ベクトルの和とスカラー倍の演算は、「ベクトル空間の公理」と呼ばれる特定の条件(後述)を満足するものでなければならない。ベクトル空間の一つの例は、力のような物理量を表現するのに用いられる幾何ベクトルの全体である(同じ種類の任意の二つの力は、加え合わせて力の合成と呼ばれる第三の力のベクトルを与える。また、力のベクトルを実数倍したものはまた別の力のベクトルを表す)。同じ調子で、ただしより幾何学的な意味において、平面や空間での変位を表すベクトルの全体もやはりベクトル空間を成す。 ベクトル空間は線型代数学における主題であり、ベクトル空間はその次元(大雑把にいえばその空間の独立な方向の数を決めるもの)によって特徴づけられるから、その観点からはよく知られている。ベクトル空間は、さらにノルムや内積などの追加の構造を持つこともあり、そのようなベクトル空間は解析学において主に函数をベクトルとする無限次元の函数空間の形で自然に生じてくる。解析学的な問題では、ベクトルの列が与えられたベクトルに収束するか否かを決定することもできなければならないが、これはベクトル空間に追加の構造を考えることで実現される。そのような空間のほとんどは適当な位相を備えており、それによって近さや連続性といったことを考えることができる。こういた位相線型空間、特にバナッハ空間やヒルベルト空間については、豊かな理論が存在する。 歴史的な視点では、ベクトル空間の概念の萌芽は17世紀の解析幾何学、行列論、連立一次方程式の理論、幾何ベクトルの概念などにまで遡れる。現代的な、より抽象的な取扱いが初めて定式化されるのは、19世紀後半、ペアノによるもので、それはユークリッド空間よりも一般の対象が範疇に含まれるものであったが、理論の大半は(直線や平面あるいはそれらの高次元での対応物といったような)古典的な幾何学的概念を拡張することに割かれていた。 今日では、ベクトル空間は数学のみならず科学や工学においても広く応用される。ベクトル空間は線型方程式系を扱うための適当な線型代数学的概念であり、例えば画像圧縮ルーチンで使われるフーリエ展開のための枠組みを提示したり、あるいは偏微分方程式の解法に用いることのできる環境を提供する。さらには、テンソルのような幾何学的および物理学的な対象を、抽象的に座標に依らない で扱う方法を与えてくれるので、そこからさらに線型化の手法を用いて、多様体の局所的性質を説明することもできるようになる。 ベクトル空間の概念は様々な方法で一般化され、幾何学や抽象代数学のより進んだ概念が導かれる。.

新しい!!: 数学記号の表とベクトル空間 · 続きを見る »

∴は、数学などでは「ゆえに(故に)」または「したがって(従って)」() と読み、それまでの内容から誘導できる結論に使用される学術記号である。.

新しい!!: 数学記号の表と∴ · 続きを見る »

∵は、「なんとなれば」「なぜならば」と読み、数学などで結論がそれ以降の内容から誘導できる場合に使用される学術記号である。.

新しい!!: 数学記号の表と∵ · 続きを見る »

∂は数学記号である。 デル(del)、ディー、パーシャル・ディー(partial d)またはパーシャル、ラウンド・ディー(rounded d)などと読まれることが多い。.

新しい!!: 数学記号の表と∂ · 続きを見る »

分散 (確率論)

率論および統計学において、分散(ぶんさん、variance)は、確率変数の2次の中心化モーメントのこと。これは確率変数の分布が期待値からどれだけ散らばっているかを示す非負の値である。 記述統計学においては標本が標本平均からどれだけ散らばっているかを示す指標として標本分散(ひょうほんぶんさん、sample variance)を、推測統計学においては不偏分散(ふへんぶんさん、unbiased (sample) variance)を用いる。 に近いほど散らばりは小さい。 日本工業規格では、「確率変数 からその母平均を引いた変数の二乗の期待値。 である。」と定義している。 英語の variance(バリアンス)という語はロナルド・フィッシャーが1918年に導入した。.

新しい!!: 数学記号の表と分散 (確率論) · 続きを見る »

分数

分数(ぶんすう、fraction)とは 2 つの数の比を用いた数の表現方法のひとつである。.

新しい!!: 数学記号の表と分数 · 続きを見る »

×

×は、記号の一つ。読み方は「かける」「ばつ」「ぺけ」「ばってん」「ちょめ」「クロス」「バイ」など。読み物等を音読する上では「スラー」と読むこともある。 代用として、ラテン文字の「x」や「X」が使われることもある。例えば、寸法表記の「100cm x 100cm」など。 形が似た記号に「」(Ballot X, X mark, cross)があるが、日本語では「×」と「」を使い分けず共に「×」を使うことが多い。 文字実体参照は「×」。TeXでは「\times」。timesは「かける」を意味する英語である。.

新しい!!: 数学記号の表と× · 続きを見る »

命題

命題(めいだい、proposition)とは、論理学において判断を言語で表したもので、真または偽という性質をもつもの。また数学で、真偽の判断の対象となる文章または式。定理または問題のこと。西周による訳語の一つ。 厳密な意味での命題の存在は、「意味」の存在と同様に、疑問を投げかける哲学者もいる。また、「意味」の概念が許容される場合にあっても、その本質は何であるかということにはなお議論のあるところである。古い文献では、語の集まりあるいはその語の集まりの表す「意味」という意味で命題という術語を用いているかどうかということが、つねに十分に明らかにされているわけではなかった。 現在では、論争や存在論的な含みを持つことを避けるため、ある解釈の下で(真か偽のいずれであるかという)真理の担い手となる記号列自体について述べる時は、「命題」という代わりに「文 (sentence)」という術語を用いる。ストローソンは「言明 ("statement")」 という術語を用いることを提唱した。.

新しい!!: 数学記号の表と命題 · 続きを見る »

和集合

数学において、集合族の和集合(わしゅうごう)、あるいは合併集合(がっぺいしゅうごう)、合併(がっぺい、)、あるいは演算的に集合の和(わ、sum)、もしくは'''結び'''(むすび、)とは、集合の集まり(集合族)に対して、それらの集合のいずれか少なくとも一つに含まれているような要素を全て集めることにより得られる集合のことである。.

新しい!!: 数学記号の表と和集合 · 続きを見る »

アスタリスク

アスタリスク またはアステリスク(asterisk)は、約物のひとつで、右のような放射線である。原語の意味は「小さい星」(ラテン語経由の古代ギリシア語)で、日本語でも星号、星印、星、アスタとも呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表とアスタリスク · 続きを見る »

インプットメソッド

インプットメソッドの例 (ibus-anthy) インプットメソッド(Input method、IM)とは、コンピュータに文字を入力する為のソフトウェアである。オペレーティングシステム (OS) の一部として提供される場合もある。欧文のキーボードから直接入力することのできないCJKV文字などの入力に使用される。パソコンやワークステーションなどから、携帯情報端末、携帯電話などにおいても使用される。 パソコンでは、一般に欧文の入力はキーボードでタイプライター同様直接タイプすればよいが、日本語(仮名、漢字)や中国語(漢字)、朝鮮語(ハングル)など、使用文字数が数千を超える言語の文章を入力する際には全ての文字に一つのキーを当てはめることは非現実的である。従って、複数ストロークのキー操作で1文字を入力するなどの仕組みが必要となる。これがインプットメソッドである。携帯電話などでは英文入力にもキー数が不足するため、何らかの方法が必要となる。 日本語のインプットメソッド(日本語入力システム)は、日本語版MS-DOSでは多くの場合、フロントエンドプロセッサ (FEP、日本語入力フロントエンドプロセッサ) として、キー入力に割り込むかたちで実装されていた。Windowsにおいては、インプットメソッドをインプット メソッド エディタ (IME) と呼び、これが定着している。.

新しい!!: 数学記号の表とインプットメソッド · 続きを見る »

イデアル (環論)

抽象代数学の分野である環論におけるイデアル(ideal, Ideal)は環の特別な部分集合である。整数全体の成す環における、偶数全体の成す集合や の倍数全体の成す集合などの持つ性質を一般化したもので、その部分集合に属する任意の元の和と差に関して閉じていて、なおかつ環の任意の元を掛けることについても閉じているものをイデアルという。 整数の場合であれば、イデアルと非負整数とは一対一に対応する。即ち整数環 の任意のイデアルは、それぞれただ一つの整数の倍数すべてからなる主イデアルになる。しかしそれ以外の一般の環においてはイデアルと環の元とは全く異なるものを指しうるもので、整数のある種の性質を一般の環に対して一般化する際に、環の元を考えるよりもそのイデアルを考えるほうが自然であるということがある。例えば、環の素イデアルは素数の環における対応物であり、中国の剰余定理もイデアルに対するものに一般化することができる。素因数分解の一意性もデデキント環のイデアルに対応するものが存在し、数論において重要な役割を持つ。 イデアルは整数の算術から定義される合同算術の方法と同様の剰余環(商環)の構成にも用いられる、この点において群論で剰余群(商群)の構成に用いられる正規部分群と同様のものと理解することができる。 順序集合に対するの概念は環論におけるこのイデアルの概念に由来する。またイデアルの概念を一般化して分数イデアルの概念を考えることもでき、それとの区別のためここで扱う通常のイデアルは整イデアルと呼ばれることもある。.

新しい!!: 数学記号の表とイデアル (環論) · 続きを見る »

イデアルの根基

数学の一分野である可換環論において、イデアル I の根基(radical of an ideal)とは、イデアルであって、何乗かすれば I の元となるような元の集合である。根基イデアル(あるいは半素イデアル)とは、自分自身の根基と等しいようなイデアルのことである。(これは「根基化」と呼ばれるイデアルへの作用の固定点であるということもできる。)準素イデアルの根基は素イデアルである。 ここで定義された根基イデアルは半素環の記事において非可換環に一般化される。.

新しい!!: 数学記号の表とイデアルの根基 · 続きを見る »

エポニム (数学)

ポニム(eponym)は、既に存在する事物の名(とくに人名)にちなんで二次的に命名された言葉のことである。元となった人名などのことを名祖(なおや、eponymous)という。 この項では数学の分野でのエポニムを挙げる。.

新しい!!: 数学記号の表とエポニム (数学) · 続きを見る »

エスケープ文字

ンピューティングや通信において、エスケープ文字(エスケープもじ、escape character)とは、それに続く文字について別の解釈をすることを示す文字である。エスケープ文字は、の一種である。通常、何がエスケープ文字であるか、またはそうでないかは、前後関係に依存する。.

新しい!!: 数学記号の表とエスケープ文字 · 続きを見る »

オーバーライン

ーバーライン (overline) は、上線(じょうせん)とも呼ばれ、文字や文字列の上に強調のために引く線のことである。また、空白文字に対しそれを行った約物のことでもある。 数学などでいくつかの用法を持つ記号であり、文脈の中ではバー(bar)などと呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表とオーバーライン · 続きを見る »

クロネッカーのデルタ

ネッカーのデルタ()とは、集合 T(多くは自然数の部分集合)の元 i, j に対して によって定義される二変数関数 δij: T×T → のことをいう。つまり、T×T の対角成分の特性関数のことである。名称は、19世紀のドイツの数学者レオポルト・クロネッカーに因む。 アイバーソンの記法を用いると と書ける。 単純な記号だが、色々な場面で有用である。例えば、単位行列は (δij) と書けたり、n 次元直交座標の基底ベクトルの内積は、(ei, ej).

新しい!!: 数学記号の表とクロネッカーのデルタ · 続きを見る »

コホモロジー

数学、とくにホモロジー論と代数トポロジーにおいて、コホモロジー (cohomology) はコチェイン複体から定義されるアーベル群の列を意味する一般的な用語である。つまり、コホモロジーはコチェイン、コサイクル、そしてコバウンダリの抽象的な研究として定義される。コホモロジーは、を、ホモロジーがもっているよりも洗練された代数的構造をもつ位相空間に割り当てる手法と見ることができる。コホモロジーはホモロジーの構成の代数的な双対から生じる。より抽象的でない言葉で言えば、基本的な意味でのコチェインは'量'をホモロジー論のチェインに割り当てる。 位相幾何学におけるその起源から、このアイデアは20世紀後半の数学において主要な手法となった。チェインについての位相的不変関係としてのホモロジーの最初の考えから、ホモロジーとコホモロジーの理論の応用の範囲は幾何学と抽象代数学に渡って拡がった。用語によって、多くの応用においてコホモロジー、反変理論、がホモロジーよりも自然であるという事実が隠されがちである。基本的なレベルではこれは幾何学的な状況において関数とを扱う。空間 X と Y、そして Y 上のある種の関数 F が与えられたとすると、任意の写像 f: X → Y に対して、f との合成は X 上の関数 F o f を引き起こす。コホモロジー群はまたしばしば自然な積、カップ積をもっており、環の構造を与える。この特徴のために、コホモロジーはホモロジーよりも強い不変量である。ホモロジーでは区別できないある種の代数的対象を区別できるのである。.

新しい!!: 数学記号の表とコホモロジー · 続きを見る »

シークエント

ークエント(英: Sequent)あるいは推件式(すいけんしき)とは、演繹による証明過程を示すためによく使われる形式表現である。.

新しい!!: 数学記号の表とシークエント · 続きを見る »

スラッシュ (記号)

ラッシュ (slash)、スラント (slant)、ソリドゥス (solidus)、あるいは斜線(しゃせん)は、約物の一つで、「/」と書き表される。 ただし、斜線と言う場合はいわゆるバックスラッシュ()や、約物以外のさまざまな斜めの線が含まれるので、一般にはスラッシュと呼ばれることが多い。.

新しい!!: 数学記号の表とスラッシュ (記号) · 続きを見る »

スカラー場

ラー場(スカラーば、scalar field)とは、数学および物理学において、空間の各点に数学的な数やなんらかの物理量のスカラー値を対応させた場である。スカラー場には「空間(あるいは時空)の同一点におけるスカラー場の値が、観測者が同じ単位を用いる限りにおいて必ず一致する」という意味で座標に依存しない (coordinate-independent) ことが要求される。物理学で用いられるスカラー場の例としては、空間全体にわたる温度分布や、液体の圧力分布、ヒッグス場のようなスピンを持たない量子場などが挙げられる。これらの場はスカラー場の理論における主題である。.

新しい!!: 数学記号の表とスカラー場 · 続きを見る »

タプル

タプルまたはチュープル(tuple)とは、複数の構成要素からなる組を総称する一般概念。 数学や計算機科学などでは通常、順序付けられた対象の並びを表すために用いられる。個別的には、n 個でできた組を英語で「n-tuple」と書き、日本語に訳す場合は通常「n 組」としている。タプルの概念そのものも組と呼ばれる場合がある。なお、 n-tuple は数学のタプルを意味するほか、同様に double、triple などの拡張として倍数詞の表現にも利用される(詳細は「倍#西洋数学における n 倍を表す表現」を参照)。.

新しい!!: 数学記号の表とタプル · 続きを見る »

サブルーチン

ブルーチン(subroutine)は、コンピュータプログラミングにおいて、プログラム中で意味や内容がまとまっている作業をひとつの手続きとしたものである。繰り返し利用されるルーチン作業をモジュールとしてまとめたもので、呼び出す側の「主」となるもの(メインルーチン)と対比して「サブルーチン」と呼ばれる。サブプログラム (subprogram) と呼ばれることもある。また、「サブ」をつけずに「ルーチン」と呼ぶこともある。 プログラムのソース中で、繰り返し現れる作業をサブルーチン化することで、可読性や保守性を高く保つことができる。繰り返し現れる作業でなくても、意味的なまとまりを示すためにサブルーチン化することもある。また、キャッシュのような階層的メモリの設計を持つコンピュータ(現在のパソコンやワークステーションなどほぼすべて)では、よく使われるサブルーチンがキャッシュに格納されることで高速な動作を期待できる。.

新しい!!: 数学記号の表とサブルーチン · 続きを見る »

冪集合

冪集合(べきしゅうごう、power set)とは、数学において、与えられた集合から、その部分集合の全体として新たに作り出される集合のことである。べきは冪乗の冪(べき)と同じもので、冪集合と書くのが正確だが、一部分をとった略字として巾集合とも書かれる。 集合と呼ぶべき対象を公理的に構成的に与える公理的集合論では、集合から作った冪集合が集合と呼ばれるべきもののうちにあることを公理の一つ(冪集合公理)としてしばしば提示する。.

新しい!!: 数学記号の表と冪集合 · 続きを見る »

冪根

冪根「冪」の字の代わりに略字の「巾」を用いることがある。(べきこん)、または累乗根(るいじょうこん)は、冪乗(累乗)に相対する概念で、冪乗すると与えられた数になるような新たな数のことをいう。数 の冪根はしばしば と書き表される。冪根 は以下の関係を満たす。 つまり、冪根 の 乗は に等しく、この意味で を の 乗根 と呼ぶ。 は指数 と呼ばれ、記号 は根号 と呼ばれる。また、根号の中に書かれた数 は時に被開平数 と呼ばれる。 根号を用いて冪根を表す場合、それは非負の値を持つ一価関数として扱われる。このような冪根を主要根 と呼び、特に 乗根の主要根を主平方根 と呼ぶ。 数 の主要根 は指数関数と結び付けられ、 という関係が成り立つ は自然指数関数、 は自然対数。。.

新しい!!: 数学記号の表と冪根 · 続きを見る »

円周率

円周率(えんしゅうりつ)は、円の周長の直径に対する比率として定義される数学定数である。通常、ギリシア文字 (パイ、ピー、ラテン文字表記: )で表される。数学をはじめ、物理学、工学といった様々な科学分野に出現し、最も重要な数学定数とも言われる。 円周率は無理数であり、その小数展開は循環しない。円周率は、無理数であるのみならず、超越数でもある。 円周率の計算において功績のあったルドルフ・ファン・コーレンに因み、ルドルフ数とも呼ばれる。ルドルフは、小数点以下35桁までを計算した。小数点以下35桁までの値は次の通りである。.

新しい!!: 数学記号の表と円周率 · 続きを見る »

内積

線型代数学における内積(ないせき、inner product)は、(実または複素)ベクトル空間上で定義される非退化かつ正定値のエルミート半双線型形式(実係数の場合には対称双線型形式)のことである。二つのベクトルに対してある数(スカラー)を定める演算であるためスカラー積(スカラーせき、scalar product)ともいう。内積を備えるベクトル空間は内積空間と呼ばれ、内積の定める計量を持つ幾何学的な空間と見做される。エルミート半双線型形式の意味での内積はしばしば、エルミート内積またはユニタリ内積と呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表と内積 · 続きを見る »

内部

内部(ないぶ).

新しい!!: 数学記号の表と内部 · 続きを見る »

内部 (位相空間論)

数学において集合 S の内部(ないぶ、interior)あるいは開核(かいかく、open kernel)は、直観的には S の「縁にある点を除く」 S の点全てからなる。S の内部に属する点は S の内点(ないてん、interior point)であるという。 また、集合の外部(がいぶ、exterior)は、その集合の補集合の内部をいい、その集合にもその集合の境界にも含まれない点の全体からなる。 集合の内部という概念は位相的概念であって、任意の集合に対して定義されるものではないが、その集合がある位相空間の部分集合となっているならば定義される。内部はさまざまな意味で閉包の概念の双対概念であり、とくに圏論的な意味での双対になっている。.

新しい!!: 数学記号の表と内部 (位相空間論) · 続きを見る »

内部自己同型

抽象代数学において、内部自己同型写像 (inner automorphism) は、ある操作をして、次に別の操作をして、次に最初の操作の逆をするような写像である。記号では、f^ \circ g \circ f (X) のように書ける。最初の行動と後に続くその逆の行動は、全体として得る結果を変えることもあれば(「傘をさして、雨の中を歩いて、傘をとじる」というのは単に「雨の中を歩く」のとは異なる結果になる)、変えないこともある(「左手の手袋を外し、右手の手袋を外し、左手の手袋をつける」のは「右手の手袋のみを外す」のと同じ結果になる)。 より正確には、群 の内部自己同型写像 は、 の任意の元 に対し によって定義される写像である。ここで a は G の与えられた固定された元であり、群の元の作用は右に起こると考える(なのでこれを読むとすれば「a かける x かける a−1」ということになる)。 元 を一つ固定して考えるとき、元 を の による共軛 (conjugate) (あるいは は によって と共軛である)と言い、 から を得る操作 を の による共役変換 (conjugation) または相似変換 (similarity transformation) と呼ぶ(共役類も参照)。また適当な によって の形に書けるような元を総称して の共軛元 (conjugate element) と呼ぶ。 1 つの元による共役が別の 1 つの元を変えない場合(上の「手袋」の場合)と共役によって新しい元が得られる場合(「傘」の場合)を区別することはしばしば興味の対象となる。 事実、 と言うことと と言うことは同値である。したがって、恒等写像でない内部自己同型の存在と個数は、群における交換法則の成り立たなさを測るようなものである。.

新しい!!: 数学記号の表と内部自己同型 · 続きを見る »

写像

写像(しゃぞう、mapping, map)とは、二つの集合が与えられたときに、一方の集合の各元に対し、他方の集合のただひとつの元を指定して結びつける対応のことである。函数(関数)、変換、作用素、射などが写像の同義語として用いられることもある。 ブルバキに見られるように、写像は集合とともに現代数学の基礎となる道具の一つである。現代的な立場では、「写像」と(一価の)「函数」は論理的におなじ概念を表すものと理解されているが、歴史的には「函数」の語は解析学に出自を持つものであり、一部には必ずしも写像でないものも函数の名の下におなじ範疇に扱われる(多価函数参照)。文献によっては「数の集合(大抵の場合実数体 または複素数体 の部分集合)を終域に持つ写像」をして特に「函数」と呼び、「写像」はより一般の場合に用いる。函数、二項関係、対応の各項も参照のこと。.

新しい!!: 数学記号の表と写像 · 続きを見る »

写像の合成

数学において写像あるいは函数の合成(ごうせい、composition)とは、ある写像を施した結果に再び別の写像を施すことである。 たとえば、時刻 t における飛行機の高度を h(t) とし、高度 x における酸素濃度を c(x) で表せば、この二つの函数の合成函数 (c ∘ h)(t).

新しい!!: 数学記号の表と写像の合成 · 続きを見る »

商(しょう、あきな-う).

新しい!!: 数学記号の表と商 · 続きを見る »

全称記号

全称記号(ぜんしょうきごう、universal quantifier)とは、数理論理学において「全ての」(全称量化)を表す記号である。通常「∀」と表記され、全称量化子(ぜんしょうりょうかし)、全称限量子(ぜんしょうげんりょうし)、全称限定子(ぜんしょうげんていし)、普遍量化子(ふへんりょうかし)、普通限定子(ふつうげんていし)などとも呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表と全称記号 · 続きを見る »

八元数

数学における八元数(はちげんすう、octonions; オクトニオン)の全体は実数体上のノルム多元体で、ふつう大文字アルファベットの O を使って、太字の O(あるいは黒板太字の 𝕆)で表される。実数体上のノルム多元体はたった四種類であり、O のほかは、実数の全体 R, 複素数の全体 C, 四元数の全体 H しかない。O はこれらノルム多元体の中で最大のもので、実八次元、これは H の次元の二倍である(O は H を拡大して得られる)。八元数の全体 O における乗法は非可換かつ非結合的だが、弱い形の結合性である冪結合律は満足する。 より広く調べられ利用されている四元数や複素数に比べれば、八元数についてはそれほどよく知られているわけではない。にもかかわらず、八元数にはいくつも興味深い性質があり、それに関連して(例外型リー群が持つような)例外的な構造もいくつも備えている。加えて、八元数は弦理論などといった分野に応用を持っている。 八元数は、ハミルトンの四元数の発見に刺激を受けたジョン・グレイヴスによって1843年に発見され、グレイヴスはこれを octaves と呼んだ。それとは独立にケイリーも八元数を発見しており、八元数のことをケイリー数、その全体をケイリー代数と呼ぶことがある。.

新しい!!: 数学記号の表と八元数 · 続きを見る »

共分散

共分散(きょうぶんさん、covariance)は、2 組の対応するデータ間での、平均からの偏差の積の平均値である。2 組の確率変数 X, Y の共分散 Cov(X, Y) は、E で期待値を表すことにして、 で定義する。.

新しい!!: 数学記号の表と共分散 · 続きを見る »

共通部分 (数学)

数学において、集合族の共通部分(きょうつうぶぶん、intersection)とは、与えられた集合の集まり(族)全てに共通に含まれる元を全て含み、それ以外の元は含まない集合のことである。共通集合(きょうつうしゅうごう)、交叉(こうさ、交差)、交わり(まじわり、)、積集合(せきしゅうごう)、積(せき)、などとも呼ばれる。ただし、積集合は直積集合の意味で用いられることが多い。.

新しい!!: 数学記号の表と共通部分 (数学) · 続きを見る »

元 (数学)

数学において元(げん、element)とは、集合を構成する個々の数学的対象のことである。ジュゼッペ・ペアノの導入した記法に従えば、対象 が集合 の元であることを と書き表す。このとき対象 が集合 に属する(ぞくする、membership)、あるいは集合 は対象 を含むとも言う。 「属する」という二項関係は、数学的対象と集合(あるいは一般にクラス)との間に定まる非対称な関係(帰属関係)である。外延性の公理により、集合はそれに属する全ての数学的対象を指定することで特徴づけられる。 通常用いられる においては基礎の公理が述べるところによって帰属関係は整礎、すなわち任意の集合は自身を元として含むことはない(帰属関係は反対称関係である)。しかし、基礎の公理の代わりにを置くではそのような制約を受けないが存在し得る。 帰属関係は推移的でない。これは集合の包含関係がそうであることと対照的である。.

新しい!!: 数学記号の表と元 (数学) · 続きを見る »

勾配

勾配(こうばい)とは水平面に対する傾きの度合いをいう。地形や人工的な構造物、建造物の傾き(傾斜)について言うことが多い。.

新しい!!: 数学記号の表と勾配 · 続きを見る »

勾配 (ベクトル解析)

ベクトル解析におけるスカラー場の勾配(こうばい、gradient; グラディエント)は、各点においてそのスカラー場の変化率が最大となる方向への変化率の値を大きさにもつベクトルを対応させるベクトル場である。簡単に言えば、任意の量の空間における変位を、傾きとして表現(例えば図示)することができるが、そこで勾配はこの傾きの向きや傾きのきつさを表している。 ユークリッド空間上の関数の勾配を、別なユークリッド空間に値を持つ写像に対して一般化したものは、ヤコビ行列で与えられる。さらに一般化して、バナッハ空間から別のバナッハ空間への写像の勾配をフレシェ微分を通じて定義することができる。.

新しい!!: 数学記号の表と勾配 (ベクトル解析) · 続きを見る »

回転 (ベクトル解析)

ベクトル解析における回転(かいてん、rotation, curl)(または )は、三次元ベクトル場の無限小回転を記述するベクトル演算子である。ベクトル場の各点において、ベクトル場の回転はベクトルとして表され、このベクトルの寄与(大きさと向き)によってその点での回転が特徴付けられる。 回転ベクトルの向きは回転軸に沿って右手系となる方にとり、回転ベクトルの大きさは回転の大きさとなる。例えば、与えられたベクトル場が、動いている流体の流速を表すものであるとき、その回転とはその流体の循環密度のことになる。回転場が 0 となるベクトル場はであると言う。場の回転はベクトル場に対する導函数に相当し、これに対応して微分積分学の基本定理に相当するのは、ベクトル場の回転場の面積分をそのベクトル場の境界曲線上での線積分と関係づけるストークスの定理(ストークス=ケルビンの定理)であると考えられる。 回転演算に相当する用語は curl, rotation の他に rotor や rotational などがあり、記法 に相当する記法は や などがある。前者の rot 系の用語・記法を用いる流儀はヨーロッパ諸国の系統に多く、ナブラや交叉積を用いる記法はそれ以外の系統で使われる傾向にある。 勾配や発散とは異なり、回転の概念を単純に高次元化することはできない。ただし、三次元に限らないある種の一般化は可能で、それはベクトル場の回転がまたベクトル場となるように幾何学的に定義される。これは三次元交叉積がそうであるのと同様の現象であり、このことは回転を "∇×" で表す記法にも表れている。 回転 "curl" の名を最初に提示したものはジェームズ・クラーク・マクスウェルで1871年のことである。.

新しい!!: 数学記号の表と回転 (ベクトル解析) · 続きを見る »

四元数

数学における四元数(しげんすう、quaternion(クォターニオン))は複素数を拡張した数体系である。四元数についての最初の記述は、1843年にアイルランドの数学者ウィリアム・ローワン・ハミルトンによってなされ、三次元空間の力学に応用された。四元数の特徴は、二つの四元数の積が非可換となることである。ハミルトンは、四元数を三次元空間内の二つの有向直線の商として定義した。これは二つのベクトルの商と言っても同じである。四元数をスカラーと三次元のベクトルとの和として表すこともできる。 一般に、四元数は の形に表される。ここで、 a, b, c, d は実数であり、i, j, k は基本的な「四元数の単位」である。 四元数は純粋数学のみならず応用数学、特に3Dグラフィクスやコンピュータビジョンにおいてでも用いられる。これはオイラー角や回転行列あるいはそれらに代わる道具などとともに、必要に応じて利用される。 現代数学的な言い方をすれば、四元数の全体は実数体上四次元の結合的ノルム多元体を成し、またそれゆえに非可換整域となる。歴史的には四元数の体系は、最初に発見された非可換多元体である。四元数全体の成すこの代数は、ハミルトンに因んで H(あるいは黒板太文字でユニコードの Double-Struck Capital H, U+210D, )と書かれる。またこの代数を、クリフォード代数の分類に従って というクリフォード代数として定義することもできる。この代数 は解析学において特別な位置を占めている。というのも、フロベニウスの定理に従えば は実数の全体 を真の部分環として含む有限次元可除環の二種類しかないうちの一つ(もう一つは複素数の全体 )だからである。 従って、単位四元数は三次元球面 上の群構造を選んだものとして考えることができて、群 を与える。これは に同型、あるいはまた の普遍被覆に同型である。.

新しい!!: 数学記号の表と四元数 · 続きを見る »

BOX

BOX(ボックス).

新しい!!: 数学記号の表とBOX · 続きを見る »

C

Cは、ラテン文字(アルファベット)の3番目の文字。小文字は c 。.

新しい!!: 数学記号の表とC · 続きを見る »

C言語

C言語(シーげんご)は、1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーが主体となって開発したプログラミング言語である。英語圏では単に C と呼んでおり、日本でも文書や文脈によっては同様に C と呼ぶことがある。.

新しい!!: 数学記号の表とC言語 · 続きを見る »

矢印

印(やじるし)とは主に方向を指し示すのに使われる記号。 代表的なものに←、↑、→、↓があり、それぞれ左、上、右、下を表す。 信号機で使われている矢印 矢印という名前は読んで字のごとく、矢を表している。これは矢の、一度特定の方向に放たれたら地面に落ちるまで真っ直ぐに進む性質を想起させるため、世界中で一般的に使われている。.

新しい!!: 数学記号の表と矢印 · 続きを見る »

理由

哲学において理由(りゆう、ratiō、reason, ground、Grund、raison)は、正しく結論を導き出す根拠・論拠をいい、帰結に対するもの。 理由と帰結の関係は論理的見地より見られた制約と被制約者との関係(論理的理由)であるが、実在的関係より見れば結果に対する原因と同義(実在的理由)となる。 ゴットフリート・ライプニッツは充足理由律を矛盾律と共に掲げ、哲学の原理とした。.

新しい!!: 数学記号の表と理由 · 続きを見る »

確率

率(かくりつ、)とは、偶然性を持つある現象について、その現象が起こることが期待される度合い、あるいは現れることが期待される割合のことをいう。確率そのものは偶然性を含まないひとつに定まった数値であり、発生の度合いを示す指標として使われる。.

新しい!!: 数学記号の表と確率 · 続きを見る »

確率変数

率変数(かくりつへんすう、random variable, aleatory variable, stochastic variable)とは、確率論ならびに統計学において、ランダムな実験により得られ得る全ての結果を指す変数である。 数学で言う変数は関数により一義的に決まるのに対し、確率変数は確率に従って定義域内の様々な値を取ることができる。.

新しい!!: 数学記号の表と確率変数 · 続きを見る »

確率密度関数

率論において、確率密度関数(かくりつみつどかんすう、probability density function、PDF)とは連続確率変数がある値をとるという事象の相対尤度を記述する関数である。確率変数がある範囲の値をとる確率を、その範囲にわたって確率密度関数を積分することにより得ることができるよう定義される。例えば単変数の確率分布を平面上のグラフに表現して、x軸に“ある値”を、y軸に“相対尤度”を採った場合、求めたい範囲(x値)の下限値と上限値での垂直線と、変数グラフ曲線とy.

新しい!!: 数学記号の表と確率密度関数 · 続きを見る »

確率分布

率分布(かくりつぶんぷ, probability distribution)は、確率変数の各々の値に対して、その起こりやすさを記述するものである。日本工業規格では、「確率変数がある値となる確率,又はある集合に属する確率を与える関数」と定義している。.

新しい!!: 数学記号の表と確率分布 · 続きを見る »

確率質量関数

率質量関数の例。全ての値は非負であり、その和は1になる。 確率論および統計学において、確率質量関数(probability mass function、PMF)とは、離散確率変数が“ある値”となる確率を与える関数である(単に確率関数と表されることもある)。 確率質量関数は離散確率分布について、定義域が離散的であるスカラー変数やとして定義される。 確率質量関数は、連続確率変数を採る確率密度関数 (PDF) とは異なり離散確率変数を採るので、PDFで確率を計算する際に範囲を積分しなければならないのに対して、PMFの計算では積分の必要はない。.

新しい!!: 数学記号の表と確率質量関数 · 続きを見る »

積分記号

積分記号(せきぶんきごう、Integral symbol)は積分を表す演算子である。Sを縦方向に長くした記号が使用される。.

新しい!!: 数学記号の表と積分記号 · 続きを見る »

積分法

積分法(せきぶんほう、integral calculus)は、微分法と共に微分積分学で対を成す主要な分野である。 実数直線上の区間 [a, b] 上で定義される実変数 x の関数 f の定積分 (独: bestimmte Integral, 英: definite integral, 仏: intégrale définie) は、略式的に言えば f のグラフと x-軸、および x.

新しい!!: 数学記号の表と積分法 · 続きを見る »

空集合

集合(くうしゅうごう、empty set)は、要素を一切持たない集合の事である。公理的集合論において、空集合は公理として存在を仮定される場合と、他の公理から存在が導かれる場合がある。空集合を表す記号として、∅ または \emptyset、 がある。記号 ∅ はノルウェー語等で用いられるアルファベット Ø に由来しており、形の似ているギリシャ文字φ, Φ(ファイ)とは全く関係がない。.

新しい!!: 数学記号の表と空集合 · 続きを見る »

等号

等号(とうごう)は.

新しい!!: 数学記号の表と等号 · 続きを見る »

素数

素数(そすう、prime number)とは、 より大きい自然数で、正の約数が と自分自身のみであるもののことである。正の約数の個数が である自然数と言い換えることもできる。 より大きい自然数で素数でないものは合成数と呼ばれる。 一般には、素数は代数体の整数環の素元として定義される(そこでは反数などの同伴なものも素数に含まれる)。このため、有理整数環 \mathbb Z での素数は有理素数(ゆうりそすう、rational prime)と呼ばれることもある。 最小の素数は である。素数は無数に存在する。したがって、素数からなる無限数列が得られる。 素数が無数に存在することは、紀元前3世紀頃のユークリッドの著書『原論』で既に証明されていた。 自然数あるいは実数の中での素数の分布の様子は高度に非自明で、リーマン予想などの現代数学の重要な問題との興味深い結び付きが発見されている。 分散コンピューティング・プロジェクト GIMPS により、史上最大の素数の探求が行われている。2018年1月現在で知られている最大の素数は、2017年12月に発見された、それまでに分かっている中で50番目のメルセンヌ素数 であり、十進法で表記したときの桁数は2324万9425桁に及ぶ。.

新しい!!: 数学記号の表と素数 · 続きを見る »

約数

数学において、整数 の約数(やくすう、divisor)とは、 を割り切る整数またはそれらの集合のことである。割り切るかどうかということにおいて、符号は本質的な問題ではないため、 を正の整数(自然数)に、約数は正の数に限定して考えることも多い。自然数や整数の範囲でなく文字式や抽象代数学における整域などで「約数」と同様の意味を用いる場合は、「因数」(いんすう)、「因子」(いんし、factor)が使われることが多い。 整数 が整数 の約数であることを、記号 | を用いて と表す。 約数の定義を式で表すと、「整数 が の約数であるとは、ある整数 をとると が成立することである」であるが、条件「」を外すこともある(その場合、 のとき も約数になる)。 自然数(正の整数)で考えている文章では、ことわりがなくても「約数」を前提にしていることは多い。.

新しい!!: 数学記号の表と約数 · 続きを見る »

線型写像

数学の特に線型代数学における線型変換(せんけいへんかん、linear transformation、一次変換)あるいは線型写像(せんけいしゃぞう、linear mapping)は、ベクトルの加法とスカラー乗法を保つ特別の写像である。特に任意の(零写像でない)線型写像は「直線を直線に移す」。 抽象代数学の言葉を用いれば、線型写像とは(体上の加群としての)ベクトル空間の構造を保つ準同型のことであり、また一つの固定された体上のベクトル空間の全体は線型写像を射とする圏を成す。 「線型変換」は線型写像とまったく同義と扱われる場合もあるが、始域と終域を同じくする線型写像(自己準同型)の意味で用いていることも少なくない。また函数解析学の分野では、(特に無限次元空間上の)線型写像のことを「線型作用素」(せんけいさようそ、linear operator)と呼ぶことも多い。スカラー値の線型写像はしばしば「線型汎函数」もしくは「一次形式」(いちじけいしき、linear form, one-form; 線型形式; 1-形式)とも呼ばれる一次の微分形式(一次微分形式もしくは微分一次形式; differential one-form)を単に「一次形式」または「1-形式」(one-form) と呼ぶこともある。これとの対照のため、本項に云う意味での一次形式を「代数一次形式」(albegraic one-form) と呼ぶ場合がある。。 線形等の用字・表記の揺れについては線型性を参照。.

新しい!!: 数学記号の表と線型写像 · 続きを見る »

総乗

総乗(そうじょう)とは、積の定義される集合における多項演算の一つで、元の列の全ての積のことである。.

新しい!!: 数学記号の表と総乗 · 続きを見る »

総和

数学において、総和(そうわ、summation)とは与えられた数を総じて加えることである。.

新しい!!: 数学記号の表と総和 · 続きを見る »

群 (数学)

数学における群(ぐん、group)とは最も基本的と見なされる代数的構造の一つである。群はそれ自体興味深い考察対象であり、群論における主要な研究対象となっているが、数学や物理学全般にわたってさまざまな構成に対する基礎的な枠組みを与えている。.

新しい!!: 数学記号の表と群 (数学) · 続きを見る »

群の生成系

抽象代数学において、群の生成系、生成集合 (generating set of a group) は部分集合であって群のすべての元が(群演算のもとで)その部分集合の有限個の元とそれらの逆元の結合として表現できるものである。 言い換えると、S が群 G の部分集合であれば、、S で生成される部分群 (subgroup generated by S)、は S のすべての元を含む G の最小の部分群である、すなわち S のすべての元を含む部分群すべてに渡る共通部分である。同じことだが、<S> は S の元とそれらの逆元の有限積として書ける G のすべての元からなる部分群である。 G.

新しい!!: 数学記号の表と群の生成系 · 続きを見る »

絶対値

数の絶対値は零からの距離と考えられる 数学における実数 の絶対値(ぜったいち、absolute value)または母数(ぼすう、modulus) は、その符号を無視して得られる非負の値を言う。つまり正数 に対して および負数 に対して (このとき は正)であり、また である。例えば の絶対値は であり の絶対値も である。数の絶対値はその数の零からの距離と見なすことができる。 実数の絶対値を一般化する概念は、数学において広範で多様な設定のもとで生じてくる。例えば、絶対値は複素数、四元数、順序環、体などに対しても定義することができる。様々な数学的あるいは物理学的な文脈における (magnitude) や距離およびノルムなどの概念は、絶対値と緊密な関係にある.

新しい!!: 数学記号の表と絶対値 · 続きを見る »

組合せ (数学)

数学において、組合せ(くみあわせ、combination, choose)とは、相異なる(あるいは区別可能な)いくつかの要素の集まりからいくつかの要素を(重複無く)選び出す方法である。あるいは選び出した要素をその“並べる順番の違いを区別せずに”並べたもののことである。組合せは組合せ論と呼ばれる数学の分野で研究される。卑近な例でいえば、デッキ(山札)から決まった数のカード(手札)を引くことや、ロトくじなどがその例である。.

新しい!!: 数学記号の表と組合せ (数学) · 続きを見る »

環 (数学)

数学における環(かん、ring)は、台集合に「加法」(和)および「乗法」(積)と呼ばれる二種類の二項演算を備えた代数系になっており、最もよく知られた環の例は、整数全体の成す集合に自然な加法と乗法を考えたものである(これは乗法が可換だから可換環の例でもある)。ただし、それが環と呼ばれるためには、環の公理として、加法は可換で、加法と乗法はともに結合的であって、乗法は加法の上に分配的で、各元は加法逆元をもち、加法単位元が存在すること、が全て要求される。従って、台集合は加法のもと「加法群」と呼ばれるアーベル群を成し、乗法のもと「乗法半群」と呼ばれる半群であって、乗法は加法に対して分配的であり、またしばしば乗法単位元を持つ乗法に関しては半群となることのみを課す(乗法単位元の存在を要求しない)こともある。定義に関する注意節を参照。なお、よく用いられる環の定義としていくつか流儀の異なるものが存在するが、それについては後述する。 環について研究する数学の分野は環論として知られる。環論学者が研究するのは(整数環や多項式環などの)よく知られた数学的構造やもっと他の環論の公理を満足する多くの未だよく知られていない数学的構造のいずれにも共通する性質についてである。環という構造のもつ遍在性は、数学の様々な分野において同時多発的に行われた「代数化」の動きの中心原理として働くことになった。 また、環論は基本的な物理法則(の根底にある特殊相対性)や物質化学における対称現象の理解にも寄与する。 環の概念は、1880年代のデデキントに始まる、フェルマーの最終定理に対する証明の試みの中で形成されていった。他分野(主に数論)からの寄与もあって、環の概念は一般化されていき、1920年代のうちにエミー・ネーター、ヴォルフガング・クルルらによって確立される。活発に研究が行われている数学の分野としての現代的な環論では、独特の方法論で環を研究している。すなわち、環を調べるために様々な概念を導入して、環をより小さなよく分かっている断片に分解する(イデアルをつかって剰余環を作り、単純環に帰着するなど)。こういった抽象的な性質に加えて、環論では可換環と非可換環を様々な点で分けて考える(前者は代数的数論や代数幾何学の範疇に属する)。特に豊かな理論が展開された特別な種類の可換環として、可換体があり、独自に体論と呼ばれる分野が形成されている。これに対応する非可換環の理論として、非可換可除環(斜体)が盛んに研究されている。なお、1980年代にアラン・コンヌによって非可換環と幾何学の間の奇妙な関連性が指摘されて以来、非可換幾何学が環論の分野として活発になってきている。.

新しい!!: 数学記号の表と環 (数学) · 続きを見る »

生成 (数学)

数学における生成(せいせい、generate)とは、与えられた対象と条件に対して、その条件を満たしかつ与えられた対象を全て含むような最小の構成物を求めることである。このとき与えられた対象の集まりを生成系(生成集合)(generating set) といい、生成集合の各元を生成元 (generator) という。また、「最小の構成物」は生成系から生成されるという。生成系が1つの対象からなるような場合には、生成系と生成元は同一視できる。.

新しい!!: 数学記号の表と生成 (数学) · 続きを見る »

番号記号

号記号(ばんごうきごう)は、「井桁」(いげた)や「スクエア」とも呼ばれ、番号を示す数字の前に置かれる記号である。14世紀頃、古代ローマで重さの記号として使われていた lb に横棒を引いたものが、手書きのためだんだんと崩れて今の形になったと言われている。 日本ではこの記号の代わりにヌメロ (numero, '''No.''') を使って「ナンバー」と読むのが一般的である。 例:.

新しい!!: 数学記号の表と番号記号 · 続きを見る »

物理定数

物理定数(ぶつりていすう、ぶつりじょうすう、physical constant)とは、値が変化しない物理量のことである。プランク定数や万有引力定数、アボガドロ定数などは非常に有名なものである。例えば、光速はこの世で最も速いスカラー量としてのスピードで、ボーア半径は水素の電子の(第一)軌道半径である。また、大半の物理定数は固有の単位を持つが、光子と電子の相互作用を具体化する微細構造定数の様に単位を持たない無次元量も存在する。 以下に示す数値で特記のないものは科学技術データ委員会が推奨する値でありNIST、論文として複数の学術雑誌に投稿された後、2015年6月25日に""として発表されたものであるConstants bibliography。 以下の表の「値」の列における括弧内の数値は標準不確かさを示す。例えば は、 という意味である(不確かさを参照)。.

新しい!!: 数学記号の表と物理定数 · 続きを見る »

独立 (確率論)

立(どくりつ、independent)とは、確率論において、2つのが成立する確率がそれぞれの確率の積で表されることを言う。2つの確率変数が独立であるというのは、「ある確率変数の値が一定範囲に入る事象」と「別の確率変数の値が別の一定範囲に入る事象」が、考えられるどのような「一定範囲」(「考えられる」とは通常ボレル集合族を指す)を定めても事象として独立であることを言う。 確率論における独立は、他の分野における独立性の概念と区別する意味で、確率論的独立(かくりつろんてきどくりつ、stochastic independence)あるいは統計的独立(とうけいてきどくりつ、statistical independence)などとも呼ばれる。 2つの事象が独立といった場合は、片方の事象が起きたことが分かっても、もう片方の事象の起きる確率が変化しないことを意味する。2つの確率変数が独立といった場合は、片方の変数の値が分かっても、もう片方の変数の分布が変化しないことを意味する。.

新しい!!: 数学記号の表と独立 (確率論) · 続きを見る »

独立同分布

率論と統計において、確率変数の列やその他の系が独立同分布(どくりつどうぶんぷ)である(independent and identically distributed; IID)とは、それぞれの確率変数が他の確率変数と同じ確率分布を持ち、かつ、それぞれ互いに独立している場合をいう。独立同一分布ともいい、i.i.d., iidとも略記される。「独立同分布」という確率分布があるわけではない。 IIDという注記は統計において特に一般的であり、推計統計学の目的のために、しばしば標本中の観測値が効果的にIIDであると仮定される。観測値がIIDであるという前提(または要件)により、多くの統計的方法の基礎となる数学が単純化される傾向がある(およびを参照)。しかし、の実際の応用においては、この仮定が現実的である場合とそうでない場合がある。与えられたデータの集合上でこの仮定がどれほど現実的であるかをテストするために、を書いたりをすることで、自己相関を計算することができる。の一般化はしばしば十分であり、より容易に満たされる。 この仮定は、有限の分散を有するIIDな変数の和(または平均)の確率分布が正規分布に近づくという中心極限定理の古典的な形式において重要である。 IIDは確率変数の列を参照することに注意が必要である。独立同分布とは、列内の要素が、その要素の前の確率変数とは独立していることを意味する。このように、IIDの列はマルコフ過程とは異なる。マルコフ過程では、n 番目の確率変数の確率分布は、列内の前の確率変数の関数である(1次マルコフ過程の場合)。IIDの列は、標本空間またはイベント空間の全ての要素の確率が同じでなければならないということを意味しない。例えば、積み重ねられたサイコロを繰返し投げた場合、結果が偏っているにもかかわらず、IIDである列が生成される。.

新しい!!: 数学記号の表と独立同分布 · 続きを見る »

直和

数学における直和(ちょくわ、)は、既知の数学的対象を「貼り合わせ」て同じ種類の対象を新たに作り出す操作の一種で、歴史的経緯から対象によってやや異なる意味で用いられるが、大雑把には集合論的、代数学的、圏論的用法に大別できる。またいずれの用法においても、直和を取る対象が全て一つの大きな対象の部分となっている場合(内部直和、構造的直和)と、そのようなものを仮定しない場合(外部直和、構成的直和)を区別することができる(場合によってはそれらの記述は見かけ上大きく異なる)が、それらの間に自然な同型があるため理論上区別して扱わないこともある。そのような自然同型は、しばしば圏論的直和(あるいは双積)の普遍性によって捉えることができる。 直和を表すのに用いられる記号には \oplus, \coprod などがある。.

新しい!!: 数学記号の表と直和 · 続きを見る »

直積集合

数学において、集合のデカルト積(デカルト­せき、Cartesian product)または直積(ちょくせき、direct product)、直積集合、または単に積(せき、product)、積集合は、集合の集まり(集合族)に対して各集合から一つずつ元をとりだして組にしたもの(元の族)を元として持つ新たな集合である。 具体的に二つの集合 に対し、それらの直積とはそれらの任意の元 の順序対 全てからなる集合をいう。 では と書くことができる。有限個の集合の直積 も同様のn-組からなる集合として定義されるが、二つの集合の直積を入れ子 (nested) にして、 と帰納的に定めることもできる。.

新しい!!: 数学記号の表と直積集合 · 続きを見る »

直角

角(ちょっかく、right angle)は90度の角のことであり、一周の4分の1、一直線の2分の1の大きさである。 交点において互いに直角である2直線は垂直であるという。また、直角を持つ三角形のことを直角三角形という。正弦の値は1、正接の値は∞である。 直角は様々な単位で表現することができる。.

新しい!!: 数学記号の表と直角 · 続きを見る »

直角記号

角記号(ちょっかくきごう、right angle symbol)は「∟」の形をした幾何学で用いられる記号である。.

新しい!!: 数学記号の表と直角記号 · 続きを見る »

相同性

同性(そうどうせい)、ホモロジー (homology).

新しい!!: 数学記号の表と相同性 · 続きを見る »

相対位相

数学の位相空間論周辺分野における部分位相空間(ぶぶんいそうくうかん、subspace)は、位相空間の部分集合でもとの空間から由来する自然な位相を備えたものをいう。そのような位相は、部分空間位相 (subspace topology), 相対位相 (relative topology) あるいは誘導位相 (induced topology) やトレース位相 (trace topology) などと呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表と相対位相 · 続きを見る »

相似

似(そうじ)は、互いに似ていること。; 数学.

新しい!!: 数学記号の表と相似 · 続きを見る »

相似記号

似記号(そうじきごう)は「∽」のかたちをした数学記号である。相似記号の左右で表される図形が相似であることを示す。.

新しい!!: 数学記号の表と相似記号 · 続きを見る »

相関係数

(''x'', ''y'') の組とそれぞれの相関係数を示している。相関は非線形性および直線関係の向きを反映するが(上段)、その関係の傾きや(中段)、非直線関係の多くの面も反映しない(下段)。中央の図の傾きは0であるが、この場合は''Y''の分散が0であるため相関係数は定義されない。 相関係数(そうかんけいすう、correlation coefficient)は、2つの確率変数の間にある線形な関係の強弱を測る指標である。相関係数は無次元量で、−1以上1以下の実数に値をとる。相関係数が正のとき確率変数には正の相関が、負のとき確率変数には負の相関があるという。また相関係数が0のとき確率変数は無相関であるという 。 たとえば、先進諸国の失業率と実質経済成長率は強い負の相関関係にあり、相関係数を求めれば比較的−1に近い数字になる。 相関係数が±1に値をとるのは2つの確率変数が線形な関係にあるとき、かつそのときに限る。また2つの確率変数が互いに独立ならば相関係数は0となるが、逆は成り立たない。 普通、単に相関係数といえばピアソンの積率相関係数を指す。ピアソン積率相関係数の検定は偏差の正規分布を仮定する(パラメトリック)方法であるが、他にこのような仮定を置かないノンパラメトリックな方法として、スピアマンの順位相関係数、ケンドールの順位相関係数なども一般に用いられる。.

新しい!!: 数学記号の表と相関係数 · 続きを見る »

発散 (ベクトル解析)

ベクトル解析における発散(はっさん、divergence)は、各点においてベクトル場のの大きさを符号付きスカラーの形で測るベクトル作用素である。より技術的に言えば、発散が表すのは与えられた点の無限小近傍領域から出る流束の体積密度である。例えば、空気を熱したり冷ましたりするものとして考えると、各点において空気の移動速度を与えるベクトル場を例にとることができる。領域内で空気を熱すれば空気は全方向へ膨張していくから、速度場は領域の外側をさしていることになり、従って速度場の発散はこの領域で正の値をとり、この領域は流入(あるいは湧き出し、湧出、source)域であることが示される。空気を冷まして収縮させるなら、発散の値は負となり、この領域は流出(あるいは沈み込み、排出、sink)域と呼ばれる。.

新しい!!: 数学記号の表と発散 (ベクトル解析) · 続きを見る »

DIV

DIV, Div, div.

新しい!!: 数学記号の表とDIV · 続きを見る »

E

Eは、ラテン文字(アルファベット)の5番目の文字。小文字は e 。ギリシャ文字のΕ(エプシロン)に由来し、キリル文字のЕに相当する。.

新しい!!: 数学記号の表とE · 続きを見る »

階乗

数学において非負整数 の階乗(かいじょう、factorial) は、1 から までのすべての整数の積である。例えば、 である。空積の規約のもと と定義する。 階乗は数学の様々な場面に出現するが、特に組合せ論、代数学、解析学などが著しい。階乗の最も基本的な出自は 個の相異なる対象を一列に並べる方法(対象の置換)の総数が 通りであるという事実である。この事実は少なくとも12世紀にはインドの学者によって知られていた。は1677年にへの応用として階乗を記述した。再帰的な手法による記述の後、Stedman は(独自の言葉を用いて)階乗に関しての記述を与えている: 感嘆符(!)を用いた、この "" という表記は1808年にによって発明された。 階乗の定義は、最も重要な性質を残したまま、非整数を引数とする函数に拡張することができる。そうすれば解析学における著しい手法などの進んだ数学を利用できるようになる。.

新しい!!: 数学記号の表と階乗 · 続きを見る »

順序集合

数学において順序集合(じゅんじょしゅうごう、ordered set)とは「順序」の概念が定義された集合の事で、「順序」とは大小、高低、長短等の序列に関わる概念を抽象化したものである。ただし、順序集合内の2つの元, に順序関係が定まっている(「比較可能」である)必要はなく、両者が「比較不能」であってもよい。 比較不能のケースを許容していることを強調して順序集合の事を半順序集合(はんじゅんじょしゅうごう、partially ordered set, poset)ともいう。一方、半順序集合の中で比較不能のケースがないものを特に全順序集合 という。(「半順序」という言葉が「全順序」の対義語ではない事に注意。全順序集合も半順序集合の一種である。) 全順序集合の簡単な例は整数の集合や実数の集合で、通常の大小比較を順序とみなしたものがある。 一方、全順序ではない半順序集合の例としては、正の整数全体の集合に整除関係で順序を入れたものや、(2つ以上元を含む)集合の冪集合において、包含関係を順序とみなしたものがある。例えば2元集合 において と はいずれも他方を包含していないので S の冪集合は全順序ではない。 実生活に近い例では、「AさんはBさんの子孫である」という事を「A<B」という大小関係とみなす事で人間全体の集合を半順序集合とみなせる。AさんとBさんはどちらも他方の子孫でない事もありうる(兄弟同士、叔父と甥、赤の他人等)ので、この順序集合は全順序ではない。.

新しい!!: 数学記号の表と順序集合 · 続きを見る »

行列

数学の線型代数学周辺分野における行列(ぎょうれつ、matrix)は、数や記号や式などを行と列に沿って矩形状に配列したものである。行の数と列の数が同じ行列はが成分ごとの計算によって与えられる。行列の積の計算はもっと複雑で、2 つの行列がかけ合わせられるためには、積の左因子の列の数と右因子の行の数が一致していなければならない。 行列の応用として顕著なものは一次変換の表現である。一次変換は のような一次関数の一般化で、例えば三次元空間におけるベクトルの回転などは一次変換であり、 が回転行列で が空間の点の位置を表す列ベクトル(1 列しかない行列)のとき、積 は回転後の点の位置を表す列ベクトルになる。また 2 つの行列の積は、2 つの一次変換の合成を表現するものとなる。行列の別な応用としては、連立一次方程式の解法におけるものである。行列が正方行列であるならば、そのいくつかの性質は、行列式を計算することによって演繹することができる。例えば、正方行列が正則であるための必要十分条件は、その行列式の値が非零となることである。固有値や固有ベクトルは一次変換の幾何学に対する洞察を与える。行列の応用は科学的な分野の大半に及び、特に物理学において行列は、電気回路、光学、量子力学などの研究に利用される。コンピュータ・グラフィックスでは三次元画像の二次元スクリーンへの投影や realistic-seeming motion を作るのに行列が用いられる。は、古典的な解析学における微分や指数関数の概念を高次元へ一般化するものである。 主要な数値解析の分野は、行列計算の効果的なアルゴリズムの開発を扱っており、主題は何百年にもわたって今日では研究領域も広がっている。行列の分解は、理論的にも実用的にも計算を単純化するもので、アルゴリズムは正方行列や対角行列などといった行列の特定の構造に合わせて仕立てられており、有限要素法やそのほかの計が効率的に処理される。惑星運動論や原子論では無限次行列が現れる。関数のテイラー級数に対して作用する微分の表現行列は、無限次行列の簡単な例である。.

新しい!!: 数学記号の表と行列 · 続きを見る »

行列の階数

線型代数学における行列の階数(かいすう、rank; ランク)は、行列の最も基本的な特性数 (characteristic) の一つで、その行列が表す線型方程式系および線型変換がどのくらい「非退化」であるかを示すものである。行列の階数を定義する方法は同値なものがいくつもある。 例えば、行列 の階数 (あるいは または丸括弧を落として )は、 の列空間(列ベクトルの張るベクトル空間)の次元に等しく、また の行空間の次元とも等しい。行列の階数は、対応する線型写像の階数である。.

新しい!!: 数学記号の表と行列の階数 · 続きを見る »

行列式

数学における行列式(ぎょうれつしき、)とは、正方行列に対して定義される量で、歴史的には行列が表す一次方程式の可解性を判定する指標として導入された。幾何的には線型空間またはより一般の有限生成自由加群上の自己準同型に対して定義され、線型変換によって空間の体積要素が何倍に変わるかという概念を抽象化したものと見なすことができる。行列の可逆性を判定する指標として線型代数学における最も重要な指標の一つと見なされている。.

新しい!!: 数学記号の表と行列式 · 続きを見る »

複素数

数学における複素数(ふくそすう、complex number)は、実数の対 と と線型独立な(実数ではない)要素 の線型結合 の形に表される数(二元数: 実数体上の二次拡大環の元)で、基底元 はその平方が になるという特別な性質を持ち虚数単位と呼ばれる。 複素数全体の成す集合を太字の あるいは黒板太字で と表す。 は、実数全体の成す集合 と同様に、可換体の構造を持ち、とくに を含む代数閉体を成す。複素数体はケイリー–ディクソン代数(四元数、八元数、十六元数など)の基点となる体系であり、またさまざまな超複素数系の中で最もよく知られた例である。 複素数の概念は、一次元の実数直線を二次元の複素数平面に拡張する。複素数は自然に二次元平面上に存在すると考えることができるから、複素数全体の成す集合上に自然な大小関係(つまり全順序)をいれることはできない。すなわち は順序体でない。 ある数学的な主題や概念あるいは構成において、それが複素数体を基本の体構造として考えられているとき、そのことはしばしばそれら概念等の名称に(おおくは接頭辞「複素-」を付けることで)反映される。例えば、複素解析、複素行列、複素(係数)多項式、複素リー代数など。.

新しい!!: 数学記号の表と複素数 · 続きを見る »

角度

角度(かくど、measure of angle, angle)とは、角(かく、angle)の大きさを表す量・測度のことである。なお、一般の角の大きさは、単位の角の大きさの実数倍で表しうる。角およびその角度を表す記号としては ∠ がある。これは角記号(かくきごう、angle symbol)と呼ばれる。 単に角という場合、多くは平面上の図形に対して定義された平面角(へいめんかく、plane angle)を指し、さらに狭義にはある点から伸びる2つの半直線(はんちょくせん、ray)によりできる図形を指す。平面角の角度は、同じ端点を持つ2つの半直線の間の隔たりを表す量といえる。2つの半直線が共有する端点は角の頂点(かくのちょうてん、vertex of angle)と呼ばれ、頂点を挟む半直線は角の辺(かくのへん、side of angle)と呼ばれる。また、直線以外の曲線や面などの図形がなす角の角度も、何らかの2つの直線のなす角の角度として定義される。より広義には、角は線や面が2つ交わって、その交点や交線の周りにできる図形を指す。線や面が2つ交わって角を作ることを角をなすという。ここでいう面は通常の2次元の面に限らず、一般には超平面である。 角が現れる基本的な図形としては、たとえば三角形や四角形のような多角形(たかくけい、polygon)がある。特に三角形は平面図形における最も基本的な図形であり、すべての多角形は三角形の組み合わせによって表現することができる。また、他にも単純な性質を多く持っているため、様々な場面で応用される。有名なものは余弦定理(よげんていり、law of cosines)や、三角形の辺の比を通じて定義される三角関数(さんかくかんすう、trigonometric function)などがある。余弦定理と三角関数は、三角形の角と辺の間に成り立つ関係を示したもので、これらの関係を利用して、三角形の辺の長さからある角の大きさを求めたり、大きさが既知の角から辺の長さや長さの比を求めることができる。このことはしばしば三角形の合同条件(さんかっけいのごうどうじょうけん、congruence condition of triangles)としても言及される。 物理学など自然科学においては、量の次元が重要な役割を果たす。例えば、辺の長さや弧の長さは物理量として「長さ」の次元を持っているが、国際量体系において、角度は辺の長さの比などを通じて定義される無次元量であるとしている。角度が無次元であることは、直ちに角度が単位を持たないことを意味しない。例えば角度を表す単位としてはラジアン(らじあん、radian)や度(ど、degree)が有名である。ラジアンと度の換算は以下の式によって示される。 また、ラジアンで表された数値は単位なしの数として扱うことができる。 角度に関連する物理学の概念として、位相(いそう、phase)がある。位相は波のような周期的な運動を記述するパラメーターであり、その幾何学的な表現が角度に対応している。位相も角度と同様にラジアンが単位に用いられる。 立体的な角として立体角(りったいかく、solid angle)も定義されているが、これは上記の定義には当てはまらない。その大きさは単に立体角と呼ばれることが多く、角度と呼ばれることはほとんどない。 以下、本項目においては平面角を扱う。.

新しい!!: 数学記号の表と角度 · 続きを見る »

角記号

角記号(かくきごう)は「∠」の形をした幾何学で用いられる記号である。日本語では「かく」と読む。.

新しい!!: 数学記号の表と角記号 · 続きを見る »

記号

記号(きごう、Sign)とは、情報伝達や思考・感情・芸術などの精神行為の働きを助ける媒体のことである。狭義には、文字やマーク、絵など、意味を付された図形を指すが、広義には表現物、ファッションや様々な行為(およびその結果など)までをも含む。.

新しい!!: 数学記号の表と記号 · 続きを見る »

誤差

誤差(ごさ、error)は、測定や計算などで得られた値 M と、指定値あるいは理論的に正しい値あるいは真値 T の差 ε であり、 で表される。.

新しい!!: 数学記号の表と誤差 · 続きを見る »

論理式

論理式.

新しい!!: 数学記号の表と論理式 · 続きを見る »

論理包含

P \rightarrow Q のベン図による表現 論理包含(ろんりほうがん、含意(がんい)、内含、implication、IMP)は、第1命題が偽または第2命題が真のときに真となる論理演算である。条件文(じょうけんぶん、conditional)とほぼ同じものである。論理的帰結(logical consequence)や伴意(entailment)とは異なる物であり、論理的帰結の項目を参照。 2つの命題 P と Q に対する論理包含を P → Q などと書き、「P ならば Q」と読む。命題 P → Q に対し、P をその前件、Q をその後件などと呼ぶ。.

新しい!!: 数学記号の表と論理包含 · 続きを見る »

論理和

''P'' ∨ ''Q'' のベン図による表現 数理論理学において論理和(ろんりわ、Logical disjunction)とは、与えられた複数の命題のいずれか少なくとも一つが真であることを示す論理演算である。離接(りせつ)、選言(せんげん)とも呼び、ORとよく表す。 二つの命題 P, Q に対する論理和を P ∨ Q と書き、「P または Q」と読む。後述のように、日常会話における「または」とは意味が異なる。.

新しい!!: 数学記号の表と論理和 · 続きを見る »

論理的帰結

論理的帰結(ろんりてききけつ、伴意、logical consequence, entailment)は、論理学における最も基本的な概念であり、複数の文(または命題)の集合と1つの文(命題)の間が「~だから、当然~」という繋がり方をする関係を指す。例えば、「カーミットは緑色だ」という文は、「全てのカエルは緑色だ」と「カーミットはカエルだ」の論理的帰結である。 このような論理的帰結の確かさは、前提が真かどうか、および完全かどうかに依存する。この前提は全てのカエルが緑色でない場合は真ではないことになる。演繹による推論や論理的帰結は認識論の重要な面であり、因果に関する一般的仮説を伝達する意味を持つ。 形式的な論理的帰結関係はモデル理論的なものと証明論的なもの(あるいは両方)がある。 論理的帰結は、文の集合から文の集合への関数としても表現できる(タルスキ風の定式化)し、2つの文の集合の間の関係としても表現できる(multiple-conclusion logic)。.

新しい!!: 数学記号の表と論理的帰結 · 続きを見る »

論理積

数理論理学において論理積(ろんりせき、logical conjunction)とは、与えられた複数の命題のいずれもが例外なく真であることを示す論理演算である。合接(ごうせつ)、連言(れんげん、れんごん)とも呼び、ANDとよく表す。 二つの命題 P, Q に対する論理積を P ∧ Q と書き、「P かつ Q」や「P そして Q」などと読む。 ベン図による論理積P \wedge Q の表.

新しい!!: 数学記号の表と論理積 · 続きを見る »

超階乗

数学における自然数の組合せ論的函数(二項係数・階乗類似函数)として、超階乗(ちょうかいじょう、superfactorial) は階乗の拡張となるものである。ただし、幾つかの異なる定義が存在する。.

新しい!!: 数学記号の表と超階乗 · 続きを見る »

距離函数

距離函数(きょりかんすう、distance function)、距離計量(きょりけいりょう)あるいは単に距離(きょり、distance)、計量(けいりょう、metric)は、集合の二点間の距離を定義する函数である。距離が定義されている集合を距離空間(きょりくうかん、metric space)と呼ぶ。距離はその集合上の位相(距離位相)を誘導するが、必ずしもすべての位相空間が距離位相によって生成されるわけではない。ある位相空間の位相を距離によって記述することができるとき、その位相空間は距離化可能 (metrizable) であるという。.

新しい!!: 数学記号の表と距離函数 · 続きを見る »

跡 (線型代数学)

数学、特に線型代数学における行列の跡(せき、trace; トレース、Spur; シュプール)あるいは対角和(たいかくわ)は行列の主対角成分の総和である。それは基底変換に関して不変であり、また固有値の総和(固有値和)に等しい。即ち、行列の跡は行列の相似を除いて定まり、したがって一般に行列に対応する線型写像の跡として定義することができる。 行列の跡は、正方行列に対してのみ定義されることに注意せよ。この語は(この同じ数学的対象を意味する)ドイツ語のSpurからの翻訳借用である。.

新しい!!: 数学記号の表と跡 (線型代数学) · 続きを見る »

転置行列

転置行列(てんちぎょうれつ、transpose, transposed matrix)とは 行 列の行列 に対して の 要素と 要素を入れ替えた 行 列の行列、つまり対角線で成分を折り返した行列のことである。転置行列は などと示される。行列の転置行列を与える操作のことを転置(てんち、transpose)といい、「 を転置する」などと表現する。.

新しい!!: 数学記号の表と転置行列 · 続きを見る »

黒板太字

黒板太字(こくばんふとじ、Blackboard bold; 黒板ボールド、ブラックボードボールド)あるいは中抜き文字は、しばしば数学の書籍におけるある種の記号に対して用いられる、記号の一部の線(主に垂直線あるいはそれに近い線)を二重打ちにする書体のスタイルである。この記号は数の成す集合によく用いられる。黒板太字体の文字は、重ね打ち体 (double struck) として言及されることもある(実際にはタイプライターで重ね打ちをしてもこの字体になるわけではないけれども)。 は1993年の第14版では "lackboard bold should be confined to the classroom(黒板太字は教室内に限るべきである)" (13.14) と忠告しているが、2003年の第15版では、"pen-faced (blackboard) symbols are reserved for familiar systems of numbers(よく知られた数の体系のために黒板太字の記号が用意されている)" (14.12) と記述している。 書籍によってはこれらの文字を単なるボールド体で示しているものもある。もとを正せば黒板太字体は、黒板に太字を書く際に太くない文字との違いをはっきりさせるための方法として用いられたのだが、そこから離れて印刷でも普通の太字と異なる一つのスタイルとして用いられたのは、恐らく複素解析の教科書の が最初である。だから数学者の中には黒板太字と通常の太字を区別しない者もある。例えばセールは、黒板以外で「黒板太字」を用いることに対して公に強く非難していて、自身は黒板で太字を書くときに重ね打ち字体を用いるけれども、それと同じ記号に対して自身の出版物においては一貫して通常の太字を用いている。クヌースも出版物における黒板太字の使用について苦言を呈している。 黒板太字記法はブルバキが導入したものだという誤った主張がされることがあるが、それに反して秘密結社ブルバキの個々のメンバーは黒板において重ね打ち書体が普及してからも、彼らの著書において通常の太字体を用いている。 黒板太字で書かれる記号は、普通の文字で組版されたものが多くの異なる意味を以って用いられるのと異なり、それらの持つ意味の解釈はほぼ普遍的なものである。 数学書で標準的な組版システムであるTeXは黒板太字体を直接サポートしているわけではないが、アメリカ数学会 (AMS) によるアドオンの AMS フォントパッケージ (amsfonts) がそれを担っており、例えば黒板太字体の R は \mathbb と打てば出る。 ユニコードでは、比較的よく用いられるごく僅かの黒板太字体の文字 (C, H, N, P, Q, R, Z) が基本多言語面 (BMP) の文字様記号 (2100–214F) に、DOUBLE-STRUCK CAPITAL C などとして収録されている。しかし残りは BMP の外の U+1D538 から U+1D550 まで(BMP 収録分以外のアルファベット大文字)と、U+1D552 から U+1D56B まで(アルファベット小文字)および U+1D7D8 から U+1D7E1 まで(数字)に収録されている。BMP の外にあるということは、これらは比較的新しく、広くサポートされているわけではないということである。.

新しい!!: 数学記号の表と黒板太字 · 続きを見る »

部分集合

集合 A が集合 B の部分集合(ぶぶんしゅうごう、subset; 下位集合)であるとは、A が B の一部(あるいは全部)の要素だけからなることである。A が B の一部分であるという意味で部分集合という。二つの集合の一方が他方の部分集合であるとき、この二つの集合の間に包含関係があるという。.

新しい!!: 数学記号の表と部分集合 · 続きを見る »

閉包

閉包(へいほう)とは次の意味の用語..

新しい!!: 数学記号の表と閉包 · 続きを見る »

自己同型

数学において自己同型(automorphism)とは、数学的対象から自分自身への同型射のことを言う。ある解釈においては、構造を保ちながら対象をそれ自身へと写像する方法のことで、その対象の対称性を表わしていると言える。対象の全ての自己同型の集合は群を成し、自己同型群(automorphism group)と呼ばれる。大まかにいえば、自己同型は、対象の対称群である。.

新しい!!: 数学記号の表と自己同型 · 続きを見る »

自己準同型

数学における自己準同型(じこじゅんどうけい、)とは、ある数学的対象からそれ自身への射(あるいは準同型)のことを言う。例えば、あるベクトル空間 V の自己準同型は、線型写像 ƒ: V → V であり、ある群 G の自己準同型は、群準同型 ƒ: G → G である。一般に、任意の圏に対して自己準同型を議論することが可能である。集合の圏において、自己準同型はある集合 S からそれ自身への函数である。 任意の圏において、X の任意の二つの自己準同型写像の合成は再び X の自己準同型である。X のすべての自己準同型の集合はモノイドを構成し、それは End(X) と表記される(あるいは、圏 C を強調するために EndC(X) と表記される)。.

新しい!!: 数学記号の表と自己準同型 · 続きを見る »

自乗

自乗(じじょう)とは、ある数を自らと掛ける演算、あるいは演算によって得られる数を指す。二乗(にじょう、じじょう)、平方(へいほう、square)とも呼ばれる。自乗は指数 2 の冪算に等しいため、自乗は冪算の特殊な場合と見なされる。 自乗が平方と呼ばれるのはその幾何学的な意味に由来する。数を辺の長さによって表現すれば、その数の自乗は自乗される数に等しい辺の長さを持つ正方形の面積を与える。.

新しい!!: 数学記号の表と自乗 · 続きを見る »

自然数

自然数(しぜんすう、natural number)とは、個数、もしくは順番を表す一群の数のことである。集合論においては、自然数は物の個数を数える基数のうちで有限のものであると考えることもできるし、物の並べ方を示す順序数のうちで有限のものであると考えることもできる。 自然数を 1, 2, 3, … とする流儀と、0, 1, 2, 3, … とする流儀があり、前者は数論などでよく使われ、後者は集合論、論理学などでよく使われる(詳しくは自然数の歴史と零の地位の節を参照)。いずれにしても、0 を自然数に含めるかどうかが問題になるときは、その旨を明記する必要がある。自然数の代わりに非負整数または正整数と言い換えることによりこの問題を避けることもある。 数学の基礎付けにおいては、自然数の間の加法についての形式的な逆元を考えることによって整数を定義する。正の整数ないしは負でない整数を自然数と同一視し、自然数を整数の一部として取扱うことができる。自然数と同様に整数の全体も可算無限集合である。 なお、文脈によっては、その一群に属する個々の数(例えば 3 や 18)を指して自然数ということもある。.

新しい!!: 数学記号の表と自然数 · 続きを見る »

零元

数学において、零元(れいげん、ぜろげん)とは、.

新しい!!: 数学記号の表と零元 · 続きを見る »

零空間

数学、とくに関数解析学において、線型作用素 A: V → W の零空間(ぜろくうかん、れいくうかん、null space)あるいは核空間(かくくうかん、kernel space)とは、 のことである。Nul(A) は N(A) や Ker(A) などとも書かれる。とくに Ker は零空間が線型写像としての A の核 (kernel) にあたることを意味するのであるが、零空間という語を用いる文脈においては、核ということばを熱核 などの積分核に対して用いていることがほとんどであろうから注意されたい。 また、零空間という語をもちいる文脈においては、線型写像の像 は値域 と呼ばれ、線型作用素 A の値域は Ran(A) や R(A) と綴るのが通例のようである。 零空間は、ベクトル空間 V の部分空間である。さらに、 商空間 V/(Ker A) は、 A の像 Ran(A) に同型である; 特に次元について が成り立つ。 Nul A.

新しい!!: 数学記号の表と零空間 · 続きを見る »

集合

数学における集合 (しゅうごう、set, ensemble, Menge) とは、大雑把に言えばいくつかの「もの」からなる「集まり」である。集合を構成する個々の「もの」のことを元 (げん、; 要素) という。 集合は、集合論のみならず現代数学全体における最も基本的な概念の一つであり、現代数学のほとんどが集合と写像の言葉で書かれていると言ってよい。 慣例的に、ある種の集合が系 (けい、) や族 (ぞく、) などと呼ばれることもある。実際には、これらの呼び名に本質的な違いはないが細かなニュアンスの違いを含むと考えられている。たとえば、方程式系(「相互に連立する」方程式の集合)、集合族(「一定の規則に基づく」集合の集合)、加法族(「加法的な性質を持つ」集合族)など。.

新しい!!: 数学記号の表と集合 · 続きを見る »

集合間の関係を表す記号

集合間の関係を表す記号には、集合と集合の関係を表す記号や集合と要素の関係を表す記号がある。 集合間の関係は数論における等差関係とは異なり、数論における不等号(&lt)とは異なる記号が用いられる。.

新しい!!: 数学記号の表と集合間の関係を表す記号 · 続きを見る »

集合族

数学の集合論関連分野における集合族(しゅうごうぞく、family of sets)は集合の「あつまり」である。ここで「集合の集合」といわず「集合のあつまり」としているのは、文脈によっては集合族が同じ集合をいくつも重複して持つ場合(しばしば添字付けられた族 (indexed family of sets) として扱われる)があったり、別の文脈では集合でない真の類 (proper class) となる場合があるなどの理由による。 特に与えられた集合 の部分集合のみを考えるとき、 の部分集合からなる集合は の部分集合族、 上の集合族あるいはなどと呼ぶ。グラフ理論の文脈では集合系はハイパーグラフとも呼ばれる。 また、自然数で添字付けられた(あるいは可算な)集合族は特にと呼ぶ(族 (数学)および列 (数学)の項も参照)。.

新しい!!: 数学記号の表と集合族 · 続きを見る »

連続体仮説

連続体仮説(れんぞくたいかせつ、Continuum Hypothesis, CH)とは、可算濃度と連続体濃度の間には他の濃度が存在しないとする仮説。19世紀にゲオルク・カントールによって提唱された。現在の数学で用いられる標準的な枠組みのもとでは「連続体仮説は証明も反証もできない命題である」ということが明確に証明されている。.

新しい!!: 数学記号の表と連続体仮説 · 続きを見る »

連続体濃度

集合論における連続体濃度(れんぞくたいのうど、cardinality of the continuum)とは、実数全体の成す集合 R の濃度(あるいは基数、集合の「大きさ」の尺度)のことである。連続体濃度を持った集合を連続体 (continuum) と呼ぶこともある。これは無限濃度のひとつであり、|R|, 2ℵ0(ℵはヘブライ文字のアレフ), または \mathfrak c(ドイツ文字小文字の c)などの記号で表される。.

新しい!!: 数学記号の表と連続体濃度 · 続きを見る »

逆元

逆元 (ぎゃくげん、)とは、数学、とくに抽象代数学において、数の加法に対する反数や乗法に関する逆数の概念の一般化で、直観的には与えられた元に結合してその効果を「打ち消す」効果を持つ元のことである。逆元のきちんとした定義は、考える代数的構造によって少し異なるものがいくつか存在するが、群を考える上ではそれらの定義する概念は同じものになる。.

新しい!!: 数学記号の表と逆元 · 続きを見る »

虚数単位

虚数単位(きょすうたんい、imaginary unit)とは、−1 の平方根(2乗して −1 になる数)である2つの数のうちの1つの数のことである(どちらかを特定することはできない)。そのような数を記号で i または \sqrt で表す。 任意の実数の2乗は0以上なので、虚数単位は実数でない。数の概念を複素数に拡張すると登場する数である。 虚数単位の記号 i は imaginary の頭文字から採られている。ただし、i を別の意味(電流など)の記号として使う場合は、虚数単位を j などで表すことがある(どの文字を用いるかは自由である。その場合にはどの文字を用いるかを初めに必ず宣言する)。 積の交換法則が成り立たないことを許容すると、異なる3個以上の虚数単位からなる数の体系(非可換体)を考えることができる。3個の虚数単位の場合は i,j,k、7つ以上の虚数単位の組には i_1,i_2,\cdots といったように一つずつ添字を付けて表すことが多い。.

新しい!!: 数学記号の表と虚数単位 · 続きを見る »

除算記号

算記号(じょさんきごう)は、除算を表す演算子記号である。一般には「わる」と読む。 英語圏(および日本語圏)で主に使われる「÷」がUnicodeでは division sign(除算記号)となっているが、分野や国によっては他の記号が除算記号として使われることもある。.

新しい!!: 数学記号の表と除算記号 · 続きを見る »

除法

法(じょほう、division)とは、乗法の逆演算であり四則演算のひとつに数えられる二項演算の一種である。除算、割り算とも呼ばれる。 除法は ÷ や /, % といった記号を用いて表される。除算する 2 つの数のうち一方の項を被除数 (dividend) と呼び、他方を除数 (divisor) と呼ぶ。有理数の除法について、その演算結果は被除数と除数の比を与え、分数を用いて表すことができる。このとき被除数は分子 (numerator)、除数は分母 (denominator) に対応する。被除数と除数は、被除数の右側に除数を置いて以下のように表現される。 除算は商 (quotient) と剰余 (remainder) の 2 つの数を与え、商と除数の積に剰余を足したものは元の被除数に等しい。 剰余は余りとも呼ばれ、除算によって「割り切れない」部分を表す。剰余が 0 である場合、「被除数は除数を割り切れる」と表現され、このとき商と除数の積は被除数に等しい。剰余を具体的に決定する方法にはいくつかあるが、自然数の除法については、剰余は除数より小さくなるように取られる。たとえば、 を で割った余りは 、商は となる。これらの商および剰余を求める最も原始的な方法は、引けるだけ引き算を行うことである。つまり、 を で割る例では、 から を 1 回ずつ引いていき()、引かれる数が より小さくなるまで引き算を行ったら、その結果を剰余、引き算した回数を商とする。これは自然数の乗法を足し算によって行うことと逆の関係にある。 剰余を与える演算に % などの記号を用いる場合がある。 除数が である場合、除数と商の積は必ず になるため商を一意に定めることができない。従ってそのような数 を除数とする除法の商は未定義となる(ゼロ除算を参照)。 有理数やそれを拡張した実数、複素数における除法では、整数や自然数の除法と異なり剰余は用いられず、 という関係が除数が 0 の場合を除いて常に成り立つ。この関係は次のようにも表すことができる。 実数などにおける定義から離れると、除法は乗法を持つ代数的構造について「乗法の逆元を掛けること」として一般化することができる。一般の乗法は交換法則が必ずしも成り立たないため、除法も左右 2 通り考えられる。.

新しい!!: 数学記号の表と除法 · 続きを見る »

FORTRAN

FORTRAN(フォートラン)は、1954年にIBMのジョン・バッカスによって考案された、コンピューターにおいて広く使われた世界最初の高級言語である。.

新しい!!: 数学記号の表とFORTRAN · 続きを見る »

H

H は、ラテン文字(アルファベット)の8番目の文字。小文字は h。.

新しい!!: 数学記号の表とH · 続きを見る »

I

Iは、ラテン文字(アルファベット)の9番目の文字。小文字は i であるが、トルコ語では点のない '''ı''' がある。.

新しい!!: 数学記号の表とI · 続きを見る »

INF

INF(アイ・エヌ・エフ)、Inf(インフ) INF.

新しい!!: 数学記号の表とINF · 続きを見る »

ISO 31-11

ISO 31-11は、数学記号について定めた国際標準化機構(ISO)の国際規格で、ISO 31の一部である。 2009年に発行されたISO 80000-2によって置き換えられ、ISO 31-11は廃止された。 日本工業規格(JIS)では、JIS Z 8201が相当するが、数理論理学や集合の記号が記載されてないなど、内容は一部異なる。ISO 31の他の部は JIS Z 8202 が相当するが、ISO 31-11に相当する部分はJIS Z 8201を参照することとなっており、 JIS Z 8202 は第11部が欠番になっている。ISO 80000-2 が発行されても、2016年現在、 JIS Z 8201 は改訂されていない。.

新しい!!: 数学記号の表とISO 31-11 · 続きを見る »

ISO 80000-2

ISO 80000-2:2009 は、数学記号について定義している国際規格である。国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が共同で発行している ISO/IEC 80000 の一部として、ISO によって2009年に発行された。 ISO 80000-2 は、それまでの数学記号についての規格であった ISO 31-11 を置き替えるものである。 日本工業規格 (JIS) では、 JIS Z 8201 が相当するが、数理論理学や集合の記号が記載されてないなど、内容は一部異なる。ISO/IEC 80000 の他の部は JIS Z 8000 が相当するが、ISO 80000-2 に相当する部分は JIS Z 8201 を参照することとなっているため、JIS Z 8000 は第2部が欠番になっている。JIS Z 8201 は1953年に制定され、 ISO 31-11:1978 を元に1981年に改定されたものであるが、ISO 80000-2 が発行されても、2016年現在、JIS Z 8201 は改訂されていない。.

新しい!!: 数学記号の表とISO 80000-2 · 続きを見る »

Π

(パイ、ピ、ピー、希: /, 英: )はギリシア文字の一つで、伝統的な配列では、その第16番目に置かれる。古典ギリシア語ではピー、現代ギリシア語ではピと発音されるが、日本やアメリカなどでは英語式発音に倣ってパイと呼び習わされている。 ラテン文字の P 、キリル文字の П はこの文字に由来する。.

新しい!!: 数学記号の表とΠ · 続きを見る »

Σ

Σ, σ, ς (シグマ、σίγμα / σῖγμα, sigma)は、ギリシア文字の一つ。伝統的な配列では 18 番目の文字。数価は200。現代ギリシア語では、語末形の "ς" を 6を表す "ϛ" (スティグマ)の代用として用いる。ラテンアルファベットの "S"、キリル文字の "С" は、この文字に由来する。.

新しい!!: 数学記号の表とΣ · 続きを見る »

Ω

(オー、オメガ、希: /, 英: )は、ギリシア文字の一つ。伝統的配列では 24 番目で、最後の文字。 発音は、古代ギリシア語では「オー」という円唇後舌半広母音となっていたが、現代ギリシア語では「オ」という円唇後舌半狭母音となっている。「オ・メガ」という名称は、既存の「オ」と発音が同じになってしまったため区別用に生まれたもので「大きい O」を意味する。なお、もとからあった「オ」のほうはΟ(オミクロン、小さい Ο)と呼ばれるようになった。文法書によってはこの文字の発音を「オーメガ」とするものもあるが、歴史的経緯を考えれば適切とはいえない。 ラテン文字ではOに転写される。.

新しい!!: 数学記号の表とΩ · 続きを見る »

Θ

(古: テータ、現: シータ、希: θήτα、theta)は、ギリシア文字の第 8 字母。数価は 9、音価は現代語では 。 音声記号として、小文字は「無声歯摩擦音」をあらわす。ラテン文字は th に転写される。.

新しい!!: 数学記号の表とΘ · 続きを見る »

Δ

(デルタ、希: 、delta)は、ギリシア文字の第4字母。ラテンアルファベットのD、キリル文字のДはこの文字を起源とする。音価は古典では/d/、現代語では/ð/。.

新しい!!: 数学記号の表とΔ · 続きを見る »

J

Jは、ラテン文字(アルファベット)の10番目の文字。小文字はj。.

新しい!!: 数学記号の表とJ · 続きを見る »

K

Kは、ラテン文字の11番目の文字。小文字は k。フランス語やイタリア語などでは使用せず、主に外来語で使われる。 ギリシア文字の Κ(カッパ)に由来し、キリル文字の К に相当する。.

新しい!!: 数学記号の表とK · 続きを見る »

LIM

LIM.

新しい!!: 数学記号の表とLIM · 続きを見る »

MIN

MIN, min.

新しい!!: 数学記号の表とMIN · 続きを見る »

N

Nは、ラテン文字(アルファベット)の14番目の文字。小文字は n。ギリシャ文字の (ニュー) に由来し、キリル文字の と同系の文字である。.

新しい!!: 数学記号の表とN · 続きを見る »

O

Oは、ラテン文字(アルファベット)の15番目の文字。小文字は o 。ギリシャ文字の Ο(オミクロン)に由来し、キリル文字の О と同系の文字である。.

新しい!!: 数学記号の表とO · 続きを見る »

P

Pは、ラテン文字(アルファベット)の 16 番目の文字。小文字は p 。ギリシャ文字の(パイ)に由来し、キリル文字のに相当する。ギリシャ文字の、キリル文字のは別字であり、どちらもラテン文字のRに相当する文字である。また、アイスランド語における文字 "Þ"(小文字"þ")も別字であり、これは英語に於ける"th"(但し、無声子音の方)に相当する。.

新しい!!: 数学記号の表とP · 続きを見る »

Q

Qは、ラテン文字(アルファベット)の 17 番目の文字。小文字は q 。古いギリシャ文字のコッパ(、小文字 )に由来する。 Qと名の付く様々な事柄については、#Qの使用例を参照されたい。.

新しい!!: 数学記号の表とQ · 続きを見る »

R

Rは、ラテン文字(アルファベット)の18番目の文字。小文字は r 。ギリシア文字のΡ(ロー)に由来し、キリル文字のР(エル)と同系の文字である。.

新しい!!: 数学記号の表とR · 続きを見る »

R言語

R言語(あーるげんご)はオープンソース・フリーソフトウェアの統計解析向けのプログラミング言語及びその開発実行環境である。 R言語はニュージーランドのオークランド大学のRoss IhakaとRobert Clifford Gentlemanにより作られた。現在ではR Development Core Team によりメンテナンスと拡張がなされている。 R言語のソースコードは主にC言語、FORTRAN、そしてRによって開発された。 なお、R言語の仕様を実装した処理系の呼称名はプロジェクトを支援するフリーソフトウェア財団によれば『GNU R』である が、他の実装形態が存在しないために日本語での慣用的呼称に倣って、当記事では、仕様・実装を纏めて適宜にR言語や単にR等と呼ぶ。.

新しい!!: 数学記号の表とR言語 · 続きを見る »

S

Sは、ラテン文字(アルファベット)の19番目の文字。小文字は s 。ギリシャ文字のΣ(シグマ)、キリル文字のСと同系の文字である。.

新しい!!: 数学記号の表とS · 続きを見る »

SUP

SUP, sup.

新しい!!: 数学記号の表とSUP · 続きを見る »

Z

Zは、ラテン文字(ラテンアルファベット)の26番目で最後の文字。小文字は z 。 ギリシア文字の Ζ(ゼータ)に由来し、キリル文字の З(ゼー)と同系の文字である。はじめラテン語には不要なためラテンアルファベットに採用されず、新たに作られた G が Ζ の位置に代わりに置かれたが、後代ギリシア語の Ζ(ゼータ)を音写する必要が生じてアルファベットの最後に加えられた。.

新しい!!: 数学記号の表とZ · 続きを見る »

推論

推論(すいろん、inference)とは、既知の事柄を元にして未知の事柄について予想し、論じる事である。.

新しい!!: 数学記号の表と推論 · 続きを見る »

恒等写像

数学における恒等写像(こうとうしゃぞう、identity mapping, identity function)、恒等作用素(こうとうさようそ、identity operator)、恒等変換(こうとうへんかん、identity transformation)は、その引数として用いたのと同じ値を常にそのまま返すような写像である。集合論の言葉で言えば、恒等写像は恒等関係(こうとうかんけい、identity relationである。.

新しい!!: 数学記号の表と恒等写像 · 続きを見る »

核 (代数学)

数学において、準同型の核(かく、kernel)とは、その準同型の単射からのずれの度合いを測る道具である。代数系における準同型の核が "自明" (trivial) であることとその準同型が単射であることとが同値となる。.

新しい!!: 数学記号の表と核 (代数学) · 続きを見る »

根号

根号(こんごう, radical symbol) "√" は平方根を表す記号。 "√" の用例がみられる印刷物は、ドイツの数学者による1525年の著作 "Coss"(『代数』)が最初のようである。ラテン語の radix(根、根源の意; 英語の に相当)の頭文字の r を変形したものであるといわれるが諸説あるようである。上に横棒を引くのは1637年ルネ・デカルトによる。 イタリア系ではヴィエトやボムベッリなどは R やそれに近い形の記号を根号として用いた。イギリス系では latus(一辺の意; 英語の side に相当)に由来する l, L が使われた。.

新しい!!: 数学記号の表と根号 · 続きを見る »

根拠

記載なし。

新しい!!: 数学記号の表と根拠 · 続きを見る »

極限

数学においては、数列など、ある種の数学的対象をひとまとまりに並べて考えたものについての極限(きょくげん、limit)がしばしば考察される。数の列がある値に限りなく近づくとき、その値のことを数列の極限あるいは極限値といい、この数列は収束するという。収束しない場合は、発散するという。 極限を表す記号として、次のような lim (英語:limit, リミット、ラテン語:limes)という記号が一般的に用いられる。.

新しい!!: 数学記号の表と極限 · 続きを見る »

次元

次元(じげん)は、空間の広がりをあらわす一つの指標である。座標が導入された空間ではその自由度を変数の組の大きさとして表現することができることから、要素の数・自由度として捉えることができ、数学や計算機において要素の配列の長さを指して次元ということもある。自然科学においては、物理量の自由度として考えられる要素の度合いを言い、物理的単位の種類を記述するのに用いられる。 直感的に言えば、ある空間内で特定の場所や物を唯一指ししめすのに、どれだけの変数があれば十分か、ということである。たとえば、地球は3次元的な物体であるが、表面だけを考えれば、緯度・経度で位置が指定できるので2次元空間であるとも言える。しかし、人との待ち合わせのときには建物の階数や時間を指定する必要があるため、この観点からは我々は4次元空間に生きているとも言える。 超立方体正八胞体は四次元図形の例である。数学と無縁な人は「正八胞体は四つの次元を持つ」というような「次元」という言葉の使い方をしてしまうこともあるが、専門用語としての通常の使い方は「正八胞体は次元(として) 4 を持つ」とか「正八胞体の次元は 4 である」といった表現になる(図形の次元はひとつの数値であって、いくつもあるようなものではない)。 また、転じて次元は世界の構造を意味することがある。.

新しい!!: 数学記号の表と次元 · 続きを見る »

正規分布

率論や統計学で用いられる正規分布(せいきぶんぷ、normal distribution)またはガウス分布(Gaussian distribution)は、平均値の付近に集積するようなデータの分布を表した連続的な変数に関する確率分布である。中心極限定理により、独立な多数の因子の和として表される確率変数は正規分布に従う。このことにより正規分布は統計学や自然科学、社会科学の様々な場面で複雑な現象を簡単に表すモデルとして用いられている。たとえば実験における測定の誤差は正規分布に従って分布すると仮定され、不確かさの評価が計算されている。 また、正規分布の確率密度関数のフーリエ変換は再び正規分布の密度関数になることから、フーリエ解析および派生した様々な数学・物理の理論の体系において、正規分布は基本的な役割を果たしている。 確率変数 が1次元正規分布に従う場合、X \sim N(\mu, \sigma^) 、確率変数 が 次元正規分布に従う場合、X \sim N_n(\mu, \mathit) などと表記される。.

新しい!!: 数学記号の表と正規分布 · 続きを見る »

減法

減法(げんぽう、subtraction)は、一方から一部として他方を取り去ることにより両者の間の差分を求める二項演算で、算術における四則演算の 1 つ。計算することの側面を強調して引き算(ひきざん)、減算(げんさん、げんざん)などとも言う。また、引き算を行うことを「( から) を引く」 と表現する。引く数を減数(げんすう、subtrahend)と呼び引かれる数を被減数(ひげんすう、minuend)と呼ぶ。また、減算の結果は差(さ、difference)と呼ばれる。 抽象代数学において減法は多くの場合、加法の逆演算として定式化されて加法に統合される。たとえば自然数の間の減法は、整数への数の拡張により、数を引くことと負の数を加えることとが同一視されて、減法は加法の一部となる。またこのとき、常に大きいものから小さいものを減算することしかできない自然数の体系に対して、整数という体系では減算が自由に行えるようになる(整数の全体は、逆演算として減法を内包した加法に関してアーベル群になる)。.

新しい!!: 数学記号の表と減法 · 続きを見る »

準同型

準同型(じゅんどうけい、homomorphic)とは、複数の対象(おもに代数系)に対して、それらの特定の数学的構造に関する類似性を表す概念で、構造を保つ写像である準同型写像(じゅんどうけいしゃぞう、homomorphism) を持つことを意味する。構造がまったく同じであることを表すときは、準同型・準同型写像の代わりに同型(どうけい、isomorphic)および同型写像(どうけいしゃぞう、isomorphism)という術語を用いる。しばしば、準同型写像・同型写像のことを指して単に準同型・同型と呼ぶ。いずれも、「型」の代わりに「形」が用いられることが稀にある。.

新しい!!: 数学記号の表と準同型 · 続きを見る »

滑らかな関数

数学において、関数の滑らかさ(なめらかさ、smoothness)は、その関数に対して微分可能性を考えることで測られる。より高い階数の導関数を持つ関数ほど滑らかさの度合いが強いと考えられる。.

新しい!!: 数学記号の表と滑らかな関数 · 続きを見る »

漸近展開

漸近展開(ぜんきんてんかい、Asymptotic expansion)とは、与えられた関数を、より簡単な形をした関数列の級数として近似することをいう。テイラー展開は漸近展開の特別な場合であるが、漸近展開で得られた級数の値は、必ずしも元の関数の値に収束するとは言えない。しかし、関数の性質を調べる際、元の関数の形では扱いが難しい場合、漸近展開によって元の関数を級数の形で近似することにより、関数の性質が得られることがある。漸近展開は解析学では重要な手法の一つであり、確率論の基礎として用いることがある。.

新しい!!: 数学記号の表と漸近展開 · 続きを見る »

期待値

率論において、期待値(きたいち、expected value)または平均は、確率変数の実現値を, 確率の重みで平均した値である。 例えば、ギャンブルでは、掛け金に対して戻ってくる「見込み」の金額をあらわしたものである。ただし、期待値ぴったりに掛け金が戻ることを意味するのではなく、各試行で期待値に等しい掛け金が戻るわけでもない。.

新しい!!: 数学記号の表と期待値 · 続きを見る »

有理数

有理数(ゆうりすう、rational number) とは、二つの整数 a, b (ただし b は 0 でない)をもちいて a/b という分数で表せる数のことをいう。b.

新しい!!: 数学記号の表と有理数 · 続きを見る »

有限体

有限体(ゆうげんたい、英語:finite field)とは、代数学において、有限個の元からなる体、すなわち四則演算が定義され閉じている有限集合のことである。主に計算機関連の分野においては、発見者であるエヴァリスト・ガロアにちなんでガロア体あるいはガロア域(ガロアいき、Galois field)などとも呼ぶ。 有限体においては、体の定義における乗法の可換性についての条件の有無は問題にはならない。実際、ウェダーバーンの小定理と呼ばれる以下の定理 が成り立つことが知られている。別な言い方をすれば、有限体において乗法の可換性は、体の有限性から導かれるということである。.

新しい!!: 数学記号の表と有限体 · 続きを見る »

最大と最小

数学の様々な分野で順序が定まった対象に対し、最大のものや最小のものが考察されている。最大のものを表す標準的な記号として max、最小のものを表すものとして min が用いられる。この記事では最大・最小に関係した様々な話題を紹介する。.

新しい!!: 数学記号の表と最大と最小 · 続きを見る »

最大公約数

40と15に関する次の要素が埋め込まれた図: 積(600)、 商と剰余(40÷15.

新しい!!: 数学記号の表と最大公約数 · 続きを見る »

日本工業規格

鉱工業品用) 日本工業規格(にほんこうぎょうきかく、Japanese Industrial Standards)は、工業標準化法に基づき、日本工業標準調査会の答申を受けて、主務大臣が制定する工業標準であり、日本の国家標準の一つである。JIS(ジス)またはJIS規格(ジスきかく)と通称されている。JISのSは英語 Standards の頭文字であって規格を意味するので、「JIS規格」という表現は冗長であり、これを誤りとする人もある。ただし、この表現は、日本工業標準調査会、日本規格協会およびNHKのサイトでも一部用いられている。.

新しい!!: 数学記号の表と日本工業規格 · 続きを見る »

感嘆符

日本の「その他の危険」の標識 感嘆符(かんたんふ)とは、約物の一つで「!」と書き表される。視覚的な表現として注意喚起のため危険であることを表現するために用いられることもある。.

新しい!!: 数学記号の表と感嘆符 · 続きを見る »

数学

数学(すうがく、μαθηματικά, mathematica, math)は、量(数)、構造、空間、変化について研究する学問である。数学の範囲と定義については、数学者や哲学者の間で様々な見解がある。.

新しい!!: 数学記号の表と数学 · 続きを見る »

数式

数式(すうしき、)は、数・演算記号・不定元などの数学的な文字・記号(および約物)が一定の規則にのっとって結合された、文字列である。 一般に数式には、その値 が定められており、数式はその値を表現すると考えられている。数式の値の評価 は、その数式に用いられる記号の定義あるいは値によって決まる。すなわち、数式はそれが現れる文脈に完全に依存した形で決まる。.

新しい!!: 数学記号の表と数式 · 続きを見る »

整数

数学における整数(せいすう、integer, whole number, Ganze Zahl, nombre entier, número entero)は、0 とそれに 1 ずつ加えていって得られる自然数 (1, 2, 3, 4, …) および 1 ずつ引いていって得られる数 (−1, −2, −3, −4, …) の総称である。 整数は数直線上の格子点として視覚化される 整数の全体からなる集合は普通、太字の Z または黒板太字の \mathbb Z で表す。これはドイツ語 Zahlen(「数」の意・複数形)に由来する。 抽象代数学、特に代数的整数論では、しばしば「代数体の整数環」の元という意味で代数的整数あるいは「整数」という言葉を用いる。有理数全体の成す体はそれ自身が代数体の最も簡単な例であり、有理数体の代数体としての整数環すなわち、「有理数の中で整なもの」の全体の成す環は、本項でいう意味での整数全体の成す環である。一般の「整数」との区別のためにここでいう意味の整数を有理整数 (rational integer) と呼ぶことがある接頭辞「有理(的)」(rational) はそもそも「整数比」であるという意味なので、この呼称は自己循環的にもみえる。しかし、有理整数と呼ぶ場合の「有理」は「有理数の中で」という程度の意味の単なる符牒であって、「整数比」という本来の意味合いに拘るのは徒労である。。.

新しい!!: 数学記号の表と整数 · 続きを見る »

整数の合同

ウスの『Disquisitiones Arithmeticae(整数論)』のタイトルページ。 整数の合同(ごうどう、congruence)は、数学において二つの整数の間に定められる関係である。初めてこれを構造として研究したのはドイツの数学者ガウスで、1801年に発表された著書『Disquisitiones Arithmeticae』でも扱われている。今日では整数の合同は、数論や一般代数学あるいは暗号理論などに広く用いられる。 整数の合同に基づく数学の分野は合同算術 (modular arithmetic) と呼ばれる。これは整数そのものを直接的に扱うのではなく、何らかの整数(法と呼ばれる、以下本項では で表す)で割った剰余を代表元として扱う算術である。合同算術の歴史や道具立てあるいはその応用については合同算術の項を参照。また、より包括的で堅苦しくない説明は剰余類環 の項へ譲る。.

新しい!!: 数学記号の表と整数の合同 · 続きを見る »

括弧

括弧(かっこ)は、約物の一つ。言語の記述の中で、その一部を一対の括弧で囲むことにより、その中と外とを区切る役割を果たす。または目立たせる。 括弧は対で使用され、先に記述される括弧を括弧開き(かっこひらき)または始め括弧(はじめかっこ)、後に記述される括弧を括弧閉じ(かっことじ)または終わり括弧(おわりかっこ)と呼ぶ。横書き表記の記述においては、相対的に左括弧(ひだりかっこ)・右括弧(みぎかっこ)とも呼ぶ。また、対となる括弧がそれぞれ縦並びの括弧を縦括弧(たてかっこ)、横並びの括弧を横括弧(よこかっこ)と呼ぶ。仮名とは異なり、縦書きか横書きかで形が変わる。この項目では横書き表記ですべて取り扱われているが、縦書きの場合は右90度回転されたものになる。 なお、数学においても括弧は頻繁に用いられ、特殊な意味を持つ。.

新しい!!: 数学記号の表と括弧 · 続きを見る »

時空

時空(じくう、spacetime)は、時間と空間を合わせて表現する物理学の用語、または、時間と空間を同時に、場合によっては相互に関連したものとして扱う概念である。時空間()とも。.

新しい!!: 数学記号の表と時空 · 続きを見る »

時間

人類にとって、もともとは太陽や月の動きが時間そのものであった。 アイ・ハヌム(紀元前4世紀~紀元前1世紀の古代都市)で使われていた日時計。人々は日時計の時間で生きていた。 砂時計で砂の流れを利用して時間を計ることも行われるようになった。また砂時計は、現在というものが未来と過去の間にあることを象徴している。くびれた部分(現在)を見つめる。すると時間というのは上(未来)から流れてきて下(過去)へと流れてゆく流れ、と感じられることになる。 時間(じかん)は、出来事や変化を認識するための基礎的な概念である。芸術、哲学、自然科学、心理学などの重要なテーマとなっている。それぞれの分野で異なった定義がなされる。.

新しい!!: 数学記号の表と時間 · 続きを見る »

א

ℵ.

新しい!!: 数学記号の表とא · 続きを見る »

0

0 |- | Divisors || all numbers |- | Roman numeral || N/A |- | Arabic || style.

新しい!!: 数学記号の表と0 · 続きを見る »

1

一」の筆順 1(一、いち、ひと、ひとつ)は、最小の正の整数である。0 を自然数に含めない流儀では、最小の自然数とも言える。整数の通常の順序において、0 の次で 2 の前の整数である。1 はまた、実数を位取り記数法で記述するための数字の一つでもある。 「無」を意味する 0 に対して、1 は有・存在を示す最原初的な記号なので、物事を測る基準単位、つまり数や順序を数える際の初めである。英語の序数詞では、1st、first となる。ラテン語では unus(ウーヌス)で、接頭辞 uni- はこれに由来する。.

新しい!!: 数学記号の表と1 · 続きを見る »

2

二」の筆順 2(二、に、じ、ふた、ふたつ)は、自然数、また整数において、1 の次で 3 の前の数である。英語の序数詞では、2nd、second となる。ラテン語では duo(ドゥオ)。.

新しい!!: 数学記号の表と2 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

JIS Z 8201数学の記号数学記号数学記号の一覧記号論理の記号

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »