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情報集合

索引 情報集合

ーム理論において情報集合 (じょうほうしゅうごう、information set) とは,ある特定のプレーヤーについて,そのプレーヤーがそれまでに観察してきたことを所与として,ゲームでそれまでに起こりえたすべての可能な手番を並べたものである.ゲームが完全情報であるならば,任意の情報集合はただ 1 点からなる,すなわち,その 1 点とはゲームの当該時点で実際に到達している点である.完全情報でない場合,ゲームでそれまでに何が起こったか確信をもっておらずしたがって自分のいまいる手番がどこなのかわかっていないようなプレーヤーがいる. もっと具体的に言えば,展開型ゲームにおいて,情報集合とは次の条件をみたす決定節の集合である:.

11 関係: 同時手番ゲーム完全情報ゲーム展開型ゲームナッシュ均衡ポーカーベイジアンゲームケン・ビンモアゲーム理論ジョン・フォン・ノイマン部分ゲーム完全均衡自己確証均衡

同時手番ゲーム

同時手番ゲーム(どうじてばんゲーム)はゲーム理論における用語の一つ。同時手番ゲームでは複数のプレイヤーが相手がどの選択をするのかわからない状態で同時に行動を選択する。.

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完全情報ゲーム

完全情報ゲーム(かんぜんじょうほうゲーム、game with perfect information)とは、すべての意思決定点において、これまでにとられた行動や実現した状態に関する情報がすべて与えられているような展開型ゲームのことをいう。言いかえれば、情報集合がすべて 1 点からなっており、どのノードにおいてもそこで手番をもつプレーヤーがそれまでの歴史を完全に把握できるようなゲームである。.

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展開型ゲーム

展開型ゲーム(てんかいがたげーむ、game for extensive form)とは、ゲームの表現形式のひとつであり、ゲームの木と呼ばれるグラフの形式で表現されたものである。ゲームの表現形式には展開型と標準型(または戦略型)と特性関数型(または提携型)の3種がある。ある非協力ゲームは展開型でも標準型でも表現できるが、展開型の方が情報量が多い。特性関数型は特に協力ゲームの表現に使われる日本数学会「岩波数学辞典-第3版」岩波書店(1985/12)岡田章「ゲーム理論」有斐閣(1997/01)佐々木宏夫「入門ゲーム理論―戦略的思考の科学」日本評論社(2003/03)武藤滋夫「ゲーム理論入門」日本経済新聞社(2001/01)。 展開型ゲームは、ゲームの木、プレイヤー分割、偶然手番の確率分布族、情報分割、利得関数の5つの要素で記述できる。.

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ナッシュ均衡

ナッシュ均衡(ナッシュきんこう、Nash equilibrium)は、ゲーム理論における非協力ゲームの解の一種であり、いくつかの解の概念の中で最も基本的な概念である。数学者のジョン・フォーブス・ナッシュにちなんで名付けられた。 ナッシュ均衡は、他のプレーヤーの戦略を所与とした場合、どのプレーヤーも自分の戦略を変更することによってより高い利得を得ることができない戦略の組み合わせである。ナッシュ均衡の下では、どのプレーヤーも戦略を変更する誘因を持たない。 ナッシュ均衡は必ずしもパレート効率的ではない。その代表例が囚人のジレンマである。.

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ポーカー

ポーカー(poker)は、トランプを使って行うゲームのジャンルである。コントラクトブリッジ、ジン・ラミーと並ぶ世界三大カードゲームの一つで、心理戦を特徴とする。主にアメリカ合衆国でプレイされているゲームである。プレイヤー達は5枚の札でハンド(役、手役)を作って役の強さを競う。 ギャンブルとしてプレイする場合は現金をチップに交換し、勝って獲得したチップが収入になる。自らプレイを行いチップを獲得する。バカラのように他のプレイヤーの勝者を予想するギャンブルでは無い。 競技(トーナメント)として行われる場合は、参加費用を払い、参加者全員に同じ量のチップが配られ、最終的に残ったチップの数で順位が決まる。賞金はスポーツ競技と同様に順位によって支払われる。.

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ベイジアンゲーム

ベイジアンゲーム (bayesian game) とは,他のプレーヤーの特性 (利得など) に関する情報が不完備であるゲームである.ジョン・ハーサニの枠組みに従うと,ベイジアンゲームは,ゲームに自然 (Nature) というプレーヤーを導入することでモデル化できる.自然は各プレーヤーに,そのプレーヤーのタイプの値をとる確率変数を割りあて,それらのタイプの上に確率ないし確率密度関数を関連づける (ゲーム理論の教科書では,自然は各プレーヤーのタイプ空間の上の確率分布に従ってタイプを無作為に選ぶとする).このようにベイジアンゲームをモデル化するハーサニの手法では,不完備情報のゲームは不完全情報のゲーム (すべてのプレーヤーにとってゲームの歴史がわからないもの) に変えられている.プレーヤーのタイプはそのプレーヤーの利得関数を決定する.そのタイプに関連づけられる確率は,そのタイプが特定化されるプレーヤーがそのタイプである確率である.ベイジアンゲームで情報の不完備性というのは,少なくとも 1 人のプレーヤーが他のプレーヤーのタイプ (利得関数) について確信がないということを意味している. このようなゲームは,ゲームに備わっている確率的分析のためにベイジアンと呼ばれている.プレーヤーたちは各プレーヤーのタイプについて事前の信念をもっており (ここで信念とは,プレーヤーのとりうるタイプの上の確率分布),ゲームにおいて行動がとられるにつれてベイズルールに従って信念を更新しうる,すなわち,他のプレーヤーのタイプについてプレーヤーがもつ信念は,プレーヤーたちがとった行動にもとづいて変化していく.プレーヤーたちがもっている情報の不足と,信念のモデリングとは,このようなゲームが不完備情報のシナリオを分析するためにも使えることを意味している..

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ケン・ビンモア

ン・ビンモア(Kenneth George "Ken" Binmore、1940年9月27日 - )は、イギリスの数学者、経済学者。ロンドン大学経済学名誉教授、ブリストル大学経済学客員名誉教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス哲学・論理学・科学方法論学部客員教授。.

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ゲーム理論

2007a。 ゲーム理論(ゲームりろん、)とは、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である。数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンの共著書『ゲームの理論と経済行動』(1944年) によって誕生した 。元来は主流派経済学(新古典派経済学)への批判を目的として生まれた理論であったが、1980年代の「ゲーム理論による経済学の静かな革命」を経て、現代では経済学の中心的役割を担うようになった。 ゲーム理論の対象はあらゆる戦略的状況 (strategic situations)である。「戦略的状況」とは自分の利得が自分の行動の他、他者の行動にも依存する状況を意味し、経済学で扱う状況の中でも完全競争市場や独占市場を除くほとんどすべてはこれに該当する。さらにこの戦略的状況は経済学だけでなく経営学、政治学、法学、社会学、人類学、心理学、生物学、工学、コンピュータ科学などのさまざまな学問分野にも見られるため、ゲーム理論はこれらにも応用されている。 ゲーム理論の研究者やエンジニアはゲーム理論家(game theorist)と呼ばれる。.

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ジョン・フォン・ノイマン

ョン・フォン・ノイマン(ハンガリー名:Neumann János(ナイマン・ヤーノシュ、)、ドイツ名:ヨハネス・ルートヴィヒ・フォン・ノイマン、John von Neumann, Margittai Neumann János Lajos, Johannes Ludwig von Neumann, 1903年12月28日 - 1957年2月8日)はハンガリー出身のアメリカ合衆国の数学者。20世紀科学史における最重要人物の一人。数学・物理学・工学・計算機科学・経済学・気象学・心理学・政治学に影響を与えた。第二次世界大戦中の原子爆弾開発や、その後の核政策への関与でも知られる。.

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部分ゲーム完全均衡

部分ゲーム完全均衡(ぶぶんゲームかんぜんきんこう、subgame perfect equilibrium) または部分ゲーム完全ナッシュ均衡 (subgame perfect Nash equilibrium) とは、 ナッシュ均衡の考え方を元にした、多期間にわたるゲームの均衡概念である。 ある戦略ベクトルが部分ゲーム完全均衡であるとは、戦略が元のゲームのすべての部分ゲームでもナッシュ均衡点である場合である。 くだけた言い方では、.

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自己確証均衡

ーム理論において自己確証均衡 (じこかくしょうきんこう,self-confirming equilibrium) とは,展開型ゲームにおけるナッシュ均衡概念のひとつの一般化であって,そこではプレーヤーは相手が実際にとる行動を正しく予測するが,均衡で決して到達しない情報集合において相手が何をしたであろうかということについては思い違いをしているかもしれないようなものである.平たく言うと,自己確証均衡は,「もしゲームが繰りかえしプレーされるときにプレーヤーたちが相手のプレーについての信念を改訂していくとしたら,それは,自分の信念が誤ったものだと気づいたからにほかならない」というアイデアに動機づけられている. 整合的自己確証均衡 (consistent self-confirming equilibrium) は,自己確証均衡の精緻化であって,そこでは各プレーヤーは,自分じしんを除く相手プレーヤーが均衡戦略から逸脱したときに到達しうるすべての情報集合について,プレーを正しく予測している,という追加的制約を要請するものである.整合的自己確証均衡は,プレーヤーたちがときおり「気が狂った」対戦相手にあたるという学習モデルに動機づけられており,この均衡では,自分たちの均衡戦略に固執したとしても最終的には,対戦相手の逸脱によって到達しうるすべての情報集合におけるプレーの確率分布を学習するようになっている..

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