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巻雲

索引 巻雲

巻雲(けんうん)は雲の一種。刷毛で白いペンキを伸ばしたように、または櫛で髪の毛をすいたように、あるいは繊維状の、細い雲が集まった形の雲である。細い雲片一つ一つがぼやけず輪郭がはっきりしていて、絹のような光沢をもち、陰影がないのが特徴。絹雲(けんうん、きぬぐも)と書かれることもある。俗称ですじ雲、はね雲、しらす雲とも呼ばれる。.

36 関係: 塗料塔状雲多毛雲対流圏対流圏界面尾流雲乱気流乳房雲二重雲刷毛インターネットアーカイブジェット気流もつれ雲凝結核前線 (気象)石垣島地方気象台積乱雲繊維熱帯低気圧頭髪飛行機雲観天望気肋骨雲鉤状雲雲形毛状雲氷晶核温暖前線濃密雲房状雲放射状雲

塗料

塗料(とりょう)とは、対象物を保護・美装、または、独自な機能を付与するために、その表面に塗り付ける材料のこと。 日本には古くから漆塗りに代表される塗料の歴史はあったが、洋式塗料の歴史は明治初頭に始まる。日本では家庭用品品質表示法の適用対象とされており雑貨工業品品質表示規程に定めがある。.

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塔状雲

塔状雲(とうじょううん、ラテン語学術名castellanus、略号cas)とは、巻雲、巻積雲、高積雲、層積雲に見られる雲種の1つ。それぞれ塔状巻雲、塔状巻積雲、塔状高積雲、塔状層積雲と呼ぶこともある。学術名はラテン語のcastella-nus(城のような)に由来する。.

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多毛雲

多毛雲(たもううん、Capillatus)とは、積乱雲に見られる雲種の1つ。多毛積乱雲ともいう。雲頂が崩れて、毛羽立ったような雲が付いているものを指す。かなとこ雲も多毛雲の一種である。 "Capillatus"はラテン語で「髪の毛がある」といった意味があり、これにちなんで名づけられた。 上昇気流によってできた積乱雲は、成長を続けて雲頂が上空の風が強い領域(対流圏界面)に達すると、気流を乱して巻雲・巻積雲・巻層雲などを発生させることがある。多毛雲にまで成長したということは、積乱雲になってもなお成長し続けて雨や雹などを作り続けたということを意味し、その下では激しい雨や突風がもたらされる。.

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対流圏

対流圏(たいりゅうけん、troposphere)は、地球の大気の層の一つ。大気の鉛直構造において一番下(高度0kmから約11km)、地表と成層圏の間に位置する。成層圏との境界は対流圏界面と呼ばれる。。'tropos' はギリシャ語で「混ざること、混合」といった意味をもつ。対流圏内では空気の上下攪拌が行われている。.

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対流圏界面

対流圏界面(たいりゅうけんかいめん、tropopause)は、地球の大気圏内にある対流圏と成層圏の境界領域である。 対流圏は地球の大気層の中で最も下にあり、気象現象の起こる層である。地表から始まり、高さの範囲は平均して両極では6km、赤道では17kmほどである。成層圏は赤道ではだいたい17kmの高度から始まり、50kmほどまでである。オゾン層の存在する場所でもある。赤道の上空で最も高く、南極や北極の上空で最も低い。(近年の観測では赤道近傍において南北に高度が増加するU字型の構造をとることが明らかとなっている。)このため、大気圏で最も冷たい層は、赤道上空の約17kmの場所である。対流圏界面には、赤道対流圏界面と極対流圏界面の2つのタイプがある。 対流圏界面の位置は、対流圏から成層圏までの気温減率を測定することで分かる。対流圏での気温減率は、平均すると1kmあたり6.5℃である。これは、1km上昇するごとに温度が6.5℃下がることを意味している。しかし成層圏では高度とともに温度が上昇する。気温減率がプラス(対流圏)からマイナス(成層圏)になる、つまり高度と共に温度が下がらず上昇し始める大気圏の領域が対流圏界面である。世界気象機関で使われている厳密な定義は、次の通りである。 定義変数として鉛直温度勾配の代わりに渦位(:en:potential vorticity)を使う動的な定義もある。普遍的に使われている訳ではないが最も一般的に使われている閾値は、2PVU または 1.5PVU の面を対流圏界面とするものである。PVU は渦位の単位(1PVU.

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尾流雲

尾流雲(びりゅううん、Virga)とは、多くの雲種にみられる雲の副変種の1つ。雲の高度にかかわらず、雲から大量の雲粒が落下すれば見られるので、巻積雲、高積雲、高層雲、層積雲、積乱雲、積雲、乱層雲の計7種に見られる。雲の下から筋状や柱状の白っぽい霧のようなものが垂れ下がったように見える。雲の先端が地上に達していないのが特徴。地上に達すれば、降水雲となる。 雨、雪、霰などの降水が雲から落下する途中で、地上に達しないうちに蒸発・昇華したときに発生する。降水現象の1つとして捉えられる場合もある。降水条(こうすいじょう, Fall streaks)とも言う。尾流雲の場合は、地上で降水が観測されなくても、上空を飛行する航空機などは降水を受ける可能性がある。 尾流雲は、降水雲と同様に、虹が見られることがある。 尾流雲が発生している場合、氷晶や水滴が蒸発する際に周囲の大気から熱を奪う。そのため、尾流雲の先端部分の上付近では空気が冷やされて下降気流が発生する。この下降気流はダウンバーストの1種であり、乾燥した大気の上に湿った大気があるときに発生するので「乾いたダウンバースト(ドライ・ダウンバースト)」と呼ばれている。地上のレーダーでは高い高度の尾流雲を観測できない場合があり、航空の安全を脅かすことがあるため注意しなければならないとされる。アメリカなどでは、尾流雲を伴った急激な下降気流によって空気が圧縮されて逆に温度が上がるヒートバースト(Heat burst)も観測されており、猛烈な突風を発生させることが知られている。 また、高積雲などの高度が高い雲では、尾流雲が発生すると、雲がある大気の層が下降気流によって引き下げられて雲が消散してしまうことがある。.

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乱気流

乱気流(らんきりゅう)とは、空気中に渦が生じて乱れ、不規則になった気流のことである。.

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乳房雲

乳房雲(ちぶさぐも、にゅうぼうぐも、にゅうぼううん 英:Mammatus、ラテン語学術名:Mamma)とは、雲底からこぶ状の雲がいくつも垂れ下がっている状態のこと。その形は乳房、泡などとも形容される。巻雲、巻積雲、高積雲、高層雲、層積雲、積乱雲に現れる。 学術名はラテン語の"Mamma"(「乳房、胸」を意味する)にちなんで名づけられた。 雲底で下降気流や渦流が発生しているとき発生する雲。積乱雲の場合、雲の中に大量の雨粒や雪・氷の粒が蓄えられているようなときに、乱流を伴った下降気流が生じることがある。雲の中の気流は多数の乱流(渦)を持った下降気流、雲の下の気流は上昇気流または雲の中よりも弱い下降気流であるため、雲の底面付近で気流の衝突が起こる。すると、雲の中の乱流がこぶ状の雲となって現れる。積乱雲やそれに付随する雲で見られることが多いが、それ以外の雲でも、乱流のあるときに現れることがある。 乳房雲の出現は強い下降気流の発生を示唆しており、下降気流に伴って降る大雨や雹、雷に注意が必要である。また、はっきりとしたこぶが現れた場合は激しい気流の渦が発生していることが考えられ、上空では乱気流、地上近くでは竜巻が発生する恐れがある。ただ、上空高い所の乳房雲(巻雲や巻積雲など)は乱流が原因といってもその影響が地上にまで及ぶことは考えにくく、地上の竜巻よりも上空の乱気流への警戒が必要である。 積乱雲など、特に上空の低い所に現れる乳房雲は、アメリカでは竜巻の前兆として広く知られている。 Image:Riesiger Cb mit mammatus.jpg|積乱雲の上部にできた乳房雲 Image:Mammatus cloud02.jpg|畝状の層積雲に現れた乳房雲 Image:Mammatus clouds and Sutro tower.jpg|一部が尾流雲に変わりつつある乳房雲 Image:Mammatus Clouds.png|夕日に照らされて浮かび上がる乳房雲.

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二重雲

二重雲(にじゅううん, duplicatus)とは、同じ類(基本形)の雲が、同時に2層以上に重なって現れる状態。雲形分類では、「雲塊の配列による分類」にあたる変種の1つ。巻雲、巻層雲、高積雲、高層雲、層積雲に現れる。 二重巻雲 学術名"duplicatus"は、ラテン語で「倍になった、二重になった」という意味があり、これに因んで名付けられた。 太陽が出ている日中や夜中の月が出ている時であれば、雲の影ができるので二重雲を探す目安になる。ただ、二重になっているのが同類の雲かを、さらに確かめる必要がある。 高度によって風向や風速が異なるときに出現する。天気が変わるときに出現しやすい雲である。.

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刷毛

さまざまな刷毛 刷毛(はけ)とは、木やプラスチックなどでできた柄の先端に多数の毛を取り付けた道具。漢字では「刷子」とも書かれる(ただし、「刷子」は「ブラシ」とも読まれる)。毛を二枚の木片で挟んだ形状のものが多いが、筆と類似した形状のものもある。材料の毛は、豚や山羊、人の毛、アクリル樹脂などが用いられている。なお、竹製の竹刷毛もある。.

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インターネットアーカイブ

旧インターネットアーカイブ本部(1996年 - 2009年11月) インターネットアーカイブ (The Internet Archive) は、WWW・マルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスとして有名なウェイバックマシン (Wayback Machine)を運営している団体である。本部はカリフォルニア州サンフランシスコのリッチモンド地区に置かれている。 アーカイブにはプログラムが自動で、または利用者が手動で収集したウェブページのコピー(ウェブアーカイブ)が混在しており、これは「WWWのスナップショット」と呼ばれる。ほか、ソフトウェア・映画・本・録音データ(音楽バンドなどの許可によるライブ公演の録音も含む)などがある。アーカイブは、それらの資料を無償で提供している。.

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ジェット気流

ェット気流(ジェットきりゅう、jet stream)とは、対流圏上層に位置する強い偏西風の流れ。 気流の流れを軸とすると、軸の中心に近いほど風速が速く、どこでも平均的な普通の風とは異なるのが特徴。成層圏などにも存在するが、単に「ジェット気流」という場合は対流圏偏西風のものを指す。 極を中心に特に上空8 - 13km付近で風速が最大となる。主要なものとして北緯40度付近の寒帯ジェット気流と北緯30度付近の亜熱帯ジェット気流がある。長さ数千km、厚さ数km、幅100km程度で、特に冬季には寒帯前線ジェット気流と亜熱帯ジェット気流が合流する日本付近とアメリカ大陸東部では風速は30m/sぐらいで中には100m/s近くに達することもあるが、夏期はその半分程度の風速に弱まる。 航空機が、西から東へ向かう場合はジェット気流に乗ることで燃料と所要時間を大幅に短縮することができ、逆の場合はこの気流を回避する必要があることから、最短距離である大圏コースから大きく外れたルートをとる場合もあり、季節によってジェット気流が吹く場所が変わる関係で時期によって所要時間が異なることが多い。.

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もつれ雲

もつれ雲(もつれぐも、intortus)とは、すじ状の巻雲がお互いにからみ合い、すじがもつれたような状態のものである。国際雲図帳(雲形分類)では、雲の配列による分類である変種の1つ。もつれ雲は巻層雲や巻積雲には現れず、巻雲だけがもつ変種である。.

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凝結核

凝結核(ぎょうけつかく)とは、気象学において大気から雲が生成されるとき、気体の水蒸気から液体の水に凝結するときに核(凝縮核)として働く微粒子のこと。雲核の一種。雲凝結核(くもぎょうけつかく, 英:Cloud condensation nuclei, CCN)ともいう。 そのほとんどが、大気中に浮遊するエアロゾル(エーロゾル)である。凝結核のほとんどは、半径0.08μm(マイクロメートル)~0.1μm以上で、吸湿性のあるエアロゾルである。 物理学においては、水以外の物質すべてに関して、凝結時の核をこう呼ぶことがある。ただ、「凝縮核」と呼ぶ場合が多い。.

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前線 (気象)

寒冷前線・温暖前線のモデル図 前線(ガストフロント)の雲 天気図で用いる前線の記号1. 寒冷前線 2. 温暖前線 3. 停滞前線 4. 閉塞前線 5. 気圧の谷 6. スコールライン・シアーライン 7. ドライライン 8. 熱帯波動線 気象でいう前線(ぜんせん、weather front)とは、2つの気団が接触したときに生ずる不連続面(前面、前線面)が地上と交わる線のことをいう。気温の分布を見ると、前線にあたるところでは気温や風向・風速が連続的ではなく急激に変化していることから、かつては「不連続線」とも表記された。「不連続線」は意味上誤りではないが、20世紀半ばから「前線」に取って代わられた。 前線は、寒冷前線・温暖前線・停滞前線・閉塞前線に分類される。温暖前線は暖気の流れる方向に、寒冷前線と閉塞前線は寒気の流れる方向に移動する。一般的には偏西風の影響を受けて西から東へ動くことが多いが、停滞前線はあまり移動しない。前線が通過する地点では、気温・風(風向・風速)・寒気側が相対的に高圧になることから等圧線が折れ曲がり気圧が急変する。 傾圧大気における鉛直循環は大気境界層において顕著であるが、自由大気では地衡風が卓越し高度が上がるにつれ認められなくなる。.

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石垣島地方気象台

石垣島地方気象台(いしがきじまちほうきしょうだい)は、沖縄県石垣市にある地方気象台。八重山地方(八重山諸島)を管轄する。.

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秋を代表する花、コスモス ツリー秋 秋を彩る紅葉した落ち葉 秋は稲の刈り入れの季節 秋(あき)は、四季の1つであり夏の後、冬の前に位置する。 北半球ではグレゴリオ暦の1年の後半、南半球では1年の前半に秋がある。夏時間実施国では夏時間が終了し、時計の針を1時間戻すこととなる。 中緯度の温帯地方では広葉樹が葉を落とし、草が枯れるなど冬へと向かう季節である。稲などの穀物や果物が実る時期であり、成熟などを意味する。.

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積乱雲

積乱雲(せきらんうん)とは、何らかの原因で発生した強い上昇気流によって積雲から成長して塔あるいは山のように立ち上り、雲頂が時には成層圏下部にも達することがあるような、巨大な雲のことである。積乱雲の鉛直方向の大きさは雲の種類の中でも最大であり、最高部から最低部までの高さは1万メートルを超えることもある。また、他に雷雲(らいうん)、入道雲(にゅうどうぐも)などの言い方がある。.

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繊維

炭素繊維 ガラス繊維 繊維(せんい、fibre、fiber)は、動物の毛・皮革や植物などから得られる自然に伸びた、または人工的に伸ばされた細くしなやかで凝集性のある紐状の素材のことである。現在では化学などの技術によって人工的に作られたものも数多い。.

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絹 蚕の繭 絹(きぬ、sericum、Seide、silk、soie)は、蚕の繭からとった動物繊維である。独特の光沢を持ち、古より珍重されてきた。蚕が体内で作り出すたんぱく質・フィブロインを主成分とするが、1個の繭から約800 - 1,200メートルとれるため、天然繊維の中では唯一の長繊維(フィラメント糸)である。絹織物などに用いる。 蚕の繭(まゆ)を製糸し、引き出した極細の繭糸を数本揃えて繰糸の状態にしたままの絹糸を生糸(きいと)というが、これに対して生糸をアルカリ性の薬品(石鹸・灰汁・曹達など)で精練してセリシンという膠質成分を取り除き、光沢や柔軟さを富ませた絹糸を練糸(ねりいと)と呼ぶ。ただし、100%セリシンを取り除いたものは数%セリシンを残したものに比べ、光沢は著しく劣る。生糸は化学染料、練糸はいわゆる草木染めに向くが、歴史的に前者の手法が用いられはじめたのは明治維新以降であり、昔の文献や製品にあたる際、現在の絹織物とは別物に近い外観と性質をもつ。また、養殖(養蚕)して作る家蚕絹と野性の繭を使う野蚕絹に分けられる。.

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熱帯低気圧

ハリケーン・サンディ 熱帯低気圧(ねったいていきあつ、tropical cyclone)は、熱帯から亜熱帯の海洋上で発生する低気圧のことである。強い風と雨を伴うため、しばしば甚大な気象災害をもたらす。その進路や勢力は季節によって変化し、温帯にまで移動し被害をもたらすこともある。台風、ハリケーン、サイクロンなどは、強い熱帯低気圧に対してその位置する海域別に与えられている名称である。.

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頭髪

頭髪(とうはつ)は、ヒトの頭部に生える毛である。毛髪(もうはつ)、髪の毛(かみのけ)、また単に髪(かみ)ともいう。.

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飛行機雲

飛行機雲を発生させるジェット機A380 飛行機雲(ひこうきぐも)は、飛行機の航跡に生成される細長い線状の雲。ジェット機などのエンジンから出る排気ガス中の水分、あるいは翼の近傍の低圧部が原因となって発生する、排煙ではなく雲である。別名航跡雲(こうせきうん)、英語ではcontrail(コントレイル)。.

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観天望気

観天望気(かんてんぼうき)は、自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測すること。 広義にはその天候変化の元となる条件と結論を述べたことわざのような伝承を含み、一般にはこの意味で使用される。古来より漁師、船員などが経験的に体得し使ってきた。英語の Weather lore は、気象伝承を意味する。また、天気占いとも呼ばれる。もちろん、公式な天気予報に代替できるものではないが、湿度や雲の構成などから、正確性が証明できるものも多い。海や山での天候の急激な変化や、局地的な気象現象をつかむための補完手段として知っておいたほうが良いものもある。 統計的に気象庁発表の天気予報の的中率は80%程度といわれる(数値予報用のスーパーコンピュータでもこの程度が限界である)。残る20%は観天望気から予知できる場合が多い。船舶免許の試験で「現代においては天気予報が発達しているため、出航にあたり観天望気の必要はない」ことの正否を問われる問題が出されることがあるが、正解は「誤り」である。観天望気は、海上においては現在でも重要視されている。.

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肋骨雲

肋骨雲(ろっこつうん、ろっこつぐも, vertebratus)とは、太い帯状の雲を中心に、その側方に毛のような雲が伸びているもの。肋骨や魚の骨、鳥の羽根などに形容されることが多い。あばら雲、羽根雲ともいう。雲形分類では、「雲塊の配列による分類」にあたる変種の1つ。巻雲のみに現れる。 学術名"vertebratus"は、ラテン語で「脊椎骨の形(をした)」という意味があり、これに因んで名付けられた。 巻雲が濃くなり空に浮かぶ雲の割合が増えてくるときに出ることが多く、雨や曇りの前兆とされる。.

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鉤状雲

鉤状雲(かぎじょううん、Uncinus)とは、巻雲に見られる雲種の1つ。鉤状巻雲と呼ぶこともある。学術名はラテン語の"Uncinus"(フック)に由来する。 よく見られる、鉤の形がはっきりとしない鉤状雲。 毛や繊維のように細いすじ状で、すじの先端が釣り針のように曲がっていることが特徴。すじの先端が曲がっていない場合は、毛状雲となる。また、すじの先端が丸まって塊のようになると、房状雲となる。 鉤状雲は、高い高度ででき、周囲の温度は-40℃~-50℃にもなる。この雲は上空高くの気流の流れによって雲が引き伸ばされてできると考えられており、温暖前線や閉塞前線が近づいている時に見られることが多い。鉤状雲は、高層のジェット気流が日本付近を通過するために高層の空気の速度が速い、春や秋によく現れる。 巻雲の中では最も出現頻度が高い雲種。.

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積雲 雲(くも)は、大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒(氷晶)のことを言う荒木 (2014)、p.22。地球に限らず、また高度に限らず、惑星表面の大気中に浮かぶ水滴や氷晶は雲と呼ばれる。雲を作る水滴や氷晶の1つ1つの粒を雲粒と言う。また地上が雲に覆われていると、霧となる。 気象学の中には雲学という分野も存在する。これは、気象観測の手段が乏しかった20世紀前半ごろまで、気象の解析や予測に雲の形や動きなどの観測情報を多用しており、雲の研究が重要視されたことを背景にしている。気象衛星などの登場によって重要性が薄くなり雲学は衰退してきている。 また、雨や雪などの降水現象の発生源となる現象であり、雲の生成から降水までの物理学的な現象を研究する雲物理学というものもある。.

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雲形

すじ雲 (巻雲) 雲形(うんけい)とは、雲をその形状により分類したものである。雲級(うんきゅう)ともいう。 世界気象機関発行の「国際雲図帳」では雲をその大まかな形から10の「類」に分類しており、これを十種雲形(十種雲級)と呼ぶ。それぞれの類は、形の特徴や雲塊の組成などからさらに「種」に分類される。また、雲塊の配列、雲の透明度による細分類は「変種」と呼ばれる。さらに、部分的な特徴や、付随する雲がある場合には「副変種」として記される。 また、地形などによって発生する雲は、十種雲形には含まれていない。.

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櫛(くし)は、髪をといたり、髪を飾ったりする道具。英語でコーム (comb) と呼ぶこともある。.

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毛状雲

毛状雲(もうじょううん、Fibratus)とは、巻雲や巻層雲にみられる雲種の1つ。巻雲の場合は毛状巻雲、巻層雲の場合は毛状巻層雲と呼ぶことがある。毛や繊維のように細いすじ状で、すじの先端が曲がっていないことが特徴。すじの先端が曲がっている場合は、鉤状雲となる。また、すじの先端が丸まって塊のようになると、房状雲となる。 "Fibratus"はラテン語で「繊維のような」を意味し、これにちなんで名づけられた。 多くの場合毛状雲は、対流圏の高いところに吹く強風に煽られるため、同じ場所にとどまることが無く、形が変わりやすい。.

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氷晶核

気象学における氷晶核(ひょうしょうかく、ice nuclei)は、大気から雲が生成されるとき、気体の水蒸気から固体の氷に昇華するとき、あるいは液体の水から固体の氷に凝固するときに核(昇華核・凝固核)として働く微粒子のこと。雲核の1種。 植物学や生物学において、凍結の際に核となる物質を指して言う場合もある。ここでは気象学における氷晶核について扱う。 そのほとんどが、大気中に浮遊するエアロゾル(エーロゾル)である。凝結核のほとんどは、半径0.08μm(マイクロメートル)~0.1μm以上のエアロゾルである。 自然の大気においては、凝結核に比べると氷晶核の数(密度)は極端に少ない。そのため、無数の雲粒の中で氷晶になるのはごくわずかである。他の雲粒は0℃以下であっても過冷却の水滴であり、氷晶はこの水滴を蒸発・昇華させて成長する(ライミング)。また、気温が低くなるほど氷晶になる雲粒の数が増え、-40度くらいではほぼすべてが氷晶になる。これは、過冷却の水滴が氷晶核なしでも凍結し始めるためである。 氷晶核は4種類に分けられる。後者3つをまとめて凍結核という場合もある。.

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温暖前線

温暖前線(おんだんぜんせん、warm front)は、暖かい気団が冷たい気団に向かって移動する際の接触面で発生する前線。主に暖かい気団の前進によって発生するのでこう呼ばれている。 温暖前線の雲と気団のようす。左側の赤い矢印が暖気、右側の青い矢印が寒気。 天気図における温暖前線の記号。のびる線に対して半円側(この図では上)が寒気、何もない側(同じく下)が暖気で、寒気に向かって暖気が押し寄せる様子を示す。北半球では南が暖気なので、図のような向きの温暖前線が天気図上でよく見かけられる。.

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濃密雲

濃密雲(のうみつうん、ラテン語学術名spissatus、略号spi、)とは、巻雲に見られる雲種の1つ。濃密巻雲と呼ぶこともある。学術名はラテン語のspissatus(厚くなった、濃密になった)に由来する。 毛状雲、鉤状雲、房状雲、塔状雲などの他の巻雲の雲種と異なり、雲が濃く広がったものである。雲の輪郭は薄いすじ状になるため、巻雲と分かる。また、他の巻雲に比べて濃く、白い雲の色がはっきりと見える。名前のような厚く濃密な雲になり、時には空全体を覆って太陽の光を弱めることもある。 夏の夕立の際などには、積乱雲が発達して雲の頂上が風の強い大気上層に達したとき、雲が水平に広がってきて濃密雲になることが多い。.

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房状雲

房状雲(ぼうじょううん、Floccus)とは、巻雲、巻積雲、高積雲に見られる雲種の1つ。房状巻雲、房状巻積雲、房状高積雲と呼ぶこともある。ごくまれに層雲にも見られることがある。巻積雲や高積雲の場合、雲の1つ1つの塊(雲片)が丸いこと、巻雲の場合は細いすじ状の雲の先端が丸くなっていることが特徴。見かけることはあまり多くない雲だとされている。 "Floccus"は、ラテン語で「羊毛の房、綿毛、ふわふわした」といった意味があり、これに由来して名づけられた。.

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桜 ボッティチェルリの絵画『春(プリマヴェーラ)』 春(はる)は、四季の1つ。冬の次、夏の前である。.

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放射状雲

放射状雲(ほうしゃじょううん、radiatus)とは、平行に並んでいる細長い帯状の雲が、地上から観測することで遠近法により放射状(放射線状)に並んで見えるもの。巻雲、高積雲、高層雲、層積雲、積雲に現れる。雲形分類では、「雲塊の配列による分類」にあたる変種の1つ。 学術名"radiatus"は、ラテン語で「放射している」という意味があり、これに因んで名付けられた。 上空から、例えば地表からの高度が数十~数万kmの人工衛星から見て、平行に並ぶ細長い雲列があるとする。これを地上から見ると、空の端の1点または2点から放射状に並ぶ細長い雲列に見える。これは、雲と観測者の位置関係の違いによって起こる。上空では観測者と雲の距離は雲列のどの地点を取ってみてもほとんど同じなので、同じくらいの大きさに見える。しかし、地上では観測者に近い雲との距離(数百m~数千m)と遠い雲(最大数十~数百km)との距離は大きな差があるので、近い雲は大きく、遠い雲は小さく見える遠近法の原理により放射状に見える。 ただし、もともと上空から見ても、並行ではない放射状の雲列を含めることもある。これは、地上の1地点から観測しただけでは、本当は平行か放射状か判断するのが難しいためであり、2地点または3地点から観測すると判断可能になる。 トランスバースラインやシーラスストリークなどのジェット巻雲ではかなりの高確率で出現する雲変種。高積雲や積雲など他の雲種で出現した場合も含め、悪天候が近いときに出現する雲である。 また、何十本ものすじ状の雲が放射状になった姿は不気味で、地震の前兆である地震雲ではないかと言われることも多い。ただ、気象性の雲として説明できる場合も多い。 波状雲と似た所が多いが、平行(波状)か放射状か、という見かけ上の並びで区別し、それ以外に大差は無い。.

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トランスバースラインシーラスストリークジェット巻雲絹雲

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