7 関係: 変ニ長調、嬰ハ、嬰ハ短調、主音、西洋音楽、調、調号。
変ニ長調
変ニ長調(へんニちょうちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、変ニ (D♭) 音を主音とする長調である。調号はフラット5箇所 (B, E, A, D, G) である。.
嬰ハ
嬰ハ(えいハ)は、西洋音楽の音名のひとつ。ハの楽譜上の位置を変えずに半音上げた音であり、楽譜ではハにsharpを付けて表す。.
嬰ハ短調
嬰ハ短調(えいハたんちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、嬰ハ (C♯) 音を主音とする短調である。調号はシャープ4箇所 (F, C, G, D) である。.
主音
主音(しゅおん)は、音階の最初の音(第1音)。移動ドにおいて長調ではドの音。短調ではラの音。調性のある音楽では、この音に帰着しようとする力が働く。 一般に曲の最後には主音が置かれる。しかし主音で終わらない曲も数多い。日本の民謡などは属音で終わることも多い。.
西洋音楽
西洋音楽(せいようおんがく、英語:western music)とは、ヨーロッパ起源の音楽のことである。.
調
調(ちょう、key)は音楽用語の一つ。 メロディーや和音が、中心音(tonal centre)と関連付けられつつ構成されているとき、その音楽は調性(tonality)があるという。伝統的な西洋音楽において、調性のある音組織を調と呼ぶ。 狭義には、伝統的な西洋音楽において、全音階(diatonic scale)の音から構成される長調(major key)と短調(minor key)の2つの調が知られ、それぞれ全音階のドの音とラの音が中心音である(長調と短調の場合には、中心音を主音(tonic)と呼ぶ)。すなわち、長音階を用いる調が長調であり、短音階を用いる調が短調である。 バロック以降の西洋音楽にあっては、調性を確立する(聞き手に調性を確実に把握させる)ために和声(harmony)が重要な働きをする。 西洋音楽においては、必ずしも調は一定ではなく、転調(modulation)と呼ばれる手法によって、一時的に他の調に移行することがあるが、古いものにあっては調性を保持するため、必ず曲頭の調と曲尾の調が同じであるか、同じ主音を持つ長調と短調の関係にある調(同主調(parallel key、same tonic key)となる。この調性が崩れるのは20世紀の最初頃である。.
調号
調号(ちょうごう、key signature)は、西洋音楽の楽譜記譜にあたって用いられる、変化記号のセットである。主として、五線の最初に置かれる。調によって、どのように置くかが決まるため、調号(もしくは調子記号)と呼ばれる。 伝統的な西洋音楽においては、調号は♯または♭のどちらかをもっぱら使うか全く使わないかであり、♯と♭を混用することはない。 調号としての♯または♭の個数は、一般に7個までである。♯の調号はヘハトニイホロの順に、♭の調号はロホイニトハヘの順に書くが、これはそれぞれの使用頻度の順である。(また、音部記号によって、それぞれの記号を五線のどこに書くかが決まっており、ト音記号(ヴァイオリン記号)の最初の♯は、第1間には置かず、第5線に置く。ただし、古い時代の譜面では、下第1間から上第1間に収まる範囲で、該当する全ての音に調号を付ける記譜法も見られる。例えば、ト音記号でのニ長調なら第1間、第3間と第5線の3箇所に♯を付けるというものである) これにより、調号は、全音階を規定する。一方、調によって使用する全音階は決まっているから、調によって調号は決まる。たとえば、ニ長調の調号(調子記号)はヘとハについて♯(Sharp)である、などである。 調号の種類については、調を参照のこと。 調号において、シャープやフラットの効力は、オクターブにかかわらず、その五線の同じ音名のすべての音に及ぶ。 ちようこう ちようこう.